ハマスなどの戦闘員が10月7日にイスラエルへ攻め込んだ後、イスラエル軍はガザの北部を攻撃、建物を破壊し、住民を虐殺し始めた。住民は南部へ移動、100万人以上がラファへ避難したと言われている。そのラファをイスラエルは攻撃する準備を進めているという。
こうした中、 エジプト政府はガザから西へ約3.5キロメートル離れた場所に壁を建設、土地を整地しているとAPが伝えた 。その中に10万人以上を収容できるという。イスラエルはガザを破壊、住民を虐殺、残った人びとをシナイ半島の砂漠へ強制的に追放しようとしているが、その「受け皿」である強制収容所をエジプトは建設している可能性がある。
イスラエルはEU経由でエジプトに対し、パレスチナ人を受け入れるように圧力をかけてきたと言われているので、その圧力に屈した可能性もあるが、受け入れた場合、イスラム世界ではエジプトがイスラエルによるパレスチナ人虐殺に加担したと見なされると指摘されている。
こうした反発を抑え込むため、欧米の金融機関は融資免除などで買収にかかっていると言われているが、そうした買収に応じた場合、イスラム世界を揺るがす事態が生じるかもしれない。
こうした中、ガザで住民を虐殺しているイスラエルに立ち向かっている人びともいる。例えば、
また、レバノンのヒズボラはイスラエル入植地をミサイルで攻撃、イスラエルはレバノン南部へ軍事侵攻する姿勢を見せている。イスラエルやアメリカにはイスラエルが無敵の「神の軍隊」だと錯覚している人もいるようだが、ヒズボラには訓練された軍隊があり、イスラエルの都市を攻撃できるミサイルを保有している。しかも強力な防衛線があるとも言われている。
イスラエル軍の地上部隊が2006年7月から9月にかけてレバノンへ軍事侵攻したが、その際にイスラエルが誇る「メルカバ4」戦車が破壊され、ヒズボラに敗北した。その時よりヒズボラは強い。イスラエル人の多くはレバノンに対する大規模な軍事作戦に賛成しているというが、簡単に勝てると思っているのだろうか?
イラクのカタイブ・ヒズボラ、アサイブ・アル・アルハク、バドルなどのシーア派の戦闘集団もイスラエルやアメリカを攻撃した。イラク政府の圧力はあったが、その姿勢は変化していない。
こうした戦闘集団は自分たちの判断で行動し始め、それと同時に情報交換を行っているという。昨年 10 月の攻撃より数カ月前には 会議を開いていたと言われている。