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1年のパーフォーマンスなんて書くとそれが重要なのかと思う人が居るかもしれないが、ファンドではないのだからそんなものは気持ちだけだ。相場は上げもすれば下げもする、どこかの時間で切る事に意味は無い、一寸先は闇で永遠に続く。例えキャッシュにしても外貨か円か?で実際には続いている。円しか知らない人が貯金は絶対、国債は安全なんて間違った事を信じているだけだ。現実は、すべて相対なのだ。原油価格に見られるように投資家にとって商品の逆襲が始まってしまった。正直、景気後退末期商品は下がると言って来たが、シェールがその援軍になってしまった。パラは自動車に比例しているからかろうじて健在だが、銀は太陽電池・液晶の使用量が減ってしまった。新しい製品というのは、こういう技術の進歩が起こってしまう。しかしまあ、金銀は紙が紙屑になった時機能するから持たない訳にはいかない、保険みたいなものだ。日銀が出口をどうするか楽しみではないか?彼らにはポジションをスクエアにできないという非対称性が有る、だから絶対に袋小路に入ってはいけないのにそれをやってしまった。政策に売り無しなんてのは領域内での事だ、領域外ではカウンターパーティだ。この話は日本人の不幸を歓迎するように聞こえるのだが、歓迎するのではない、シーソーはお馬鹿の反対に乗るというだけだ。古い話だが、ソニーの出井さんがオンとオフなんて本を出した時に、ソニーは終ったと言ったが、ソニーのトップがオフなんて終っている。狂信的な物作りの辞書にオフなんて言葉は無い。実はホンダの前社長の言動も好きではなかった。N社もオフが英気を養うなんて言っていたが、こんなのは凡夫の発想だ、能力者の精神構造は凡夫とは根っこから異質だ。まあこんな常識的な事を言っている企業は必ず傾く。組織衰退原則は必ず機能する、その軌道に乗ったらほとんど終わりだ。ただ大きい組織は、どこかに人材が居るからすぐには行かないが。要するに長期保有には、こういうなにげない発言にも実はイエローカードが出ているという例だ。しかし、ゴーンなんて株価が何に反応するか知って因果を操作するから達が悪い、最終的には騙される奴がお馬鹿なのだが。前のDecadeの新興国ブームは資源がブーストしていたが、このDecadeの新興国ブームは製造業が鍵に成るはずだ。電機は中国がイミタティブクリエーションの段階に入ったと言ったが、このDecade後半では日本の電機部品もやられてしまっているだろう。自動車は中国市場が関ヶ原になる、トヨタは今年100万台を超えるらしいが、ギリギリ間に合ったようだ。N社なんて2世代前のVWに劣るようなルノーベース車を叩き売った所で持続性は無い。という風に各セクターで色々なシナリオを考えながら何を持つべきか考えて買って行く。重要な事は良くわからない時は買っておく事だ、大化けを逃すより0になった方が良いからだ。昨日も香港の低PERを洗ったが、二桁営利が一桁PERでまだまだごろごろしている。私は不動産以外ほとんど買ったが、そんな感じだ。
Nov 30, 2014
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11月を締めたが、外貨建てで10%、円建てで20%という感じだ。ベンチマークのsp500に負けるのだからどうしようもない、ある種考えない方が良い訳だからヘッジファンドの多くが負けるのも仕方が無い事だ。あまり騒がれないが、センセックスは40%近く上げているし、ジャカルタも20%だ。対してメキシコは5%に届いていないのだから、そう上手くは行かない。来年は、OPECのシェール会社潰しという新たな問題が発生したが、原油価格の下落とどう相殺されるのかなんて私にはわからない。A株のETFへの流入資金が規制値を超えたようだが、A株がモーメンタムモード気味だ。こういう押し目待ちの押し目無しというのは最もやり難いパターンだ。金利の引き下げがトリガーになったようだが、政策的には上出来という感じだろう。まあ、こんな事をだらだら書いているのもまだA株のデューデリができていないからだ。とにかく、株価も渋滞のレーンと同じだ。動かないレーンから動いたレーンに変わったら元居たレーンが動き始める。神様というのはこうやって人間をからかう。しかし、実質今年は終わりだ。私もモーメンタムが下げてしまってどうしようもない。香港はパンパンに仕込んであるが、来年もまだ底上げは期待できそうにないし、戦略的に手詰まり感が有る。ヘルスケアは高値でも全て買ってしまおうかなんて思ったりもするのだが、掘削だって去年までは花形だったのだから、高値がイリュージョンではないと言い切れない。まあ、こうやって1年365日えんえんと考え続けていれば、ある日突然インスパイヤードされる、そういうものだ。夏は、気分転換にふらっと釣りに行けるのだが冬はそういうものがない。スキーに行くと半月ボロボロになるし。そう言いながらも今年は76銘柄買ったのだから十分デューデリはやった。3月になれば逆に決算を見ながら構造的に収益モデルが劣化した数十銘柄は切らなければいけないが。まあ我々は切れば終わりだが、円安デメリットの日本企業などこれから真綿で首を絞めるようにやられるのだろうが、これが資本主義だ。
Nov 29, 2014
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孫子の兵法の核心部分だ。これを実践していれば絶対に負けないという事はないが、負けの確率は低い。しかし、この方策が相場ほど適用できる場所はないだろう。スポーツのトーナメント戦なんて戦わないという訳には行かない。私は、合理的にオッズが1より大きいと確信できるポジションしか持たない。要するに運を天に任せるような投機はしない。そもそも相場というのは、カウンターパーティが価格や時間軸で対称ではない。私に売った相手が、もう上がらないと思っているのか、利食っているのかわからない。私は、ミーンリバージョンでいつか上がるという可能性に賭けているだけだ。それはすぐかもしれないし5年後かもしれない。割安な銘柄を見つけた時、利食えるものがその都度有ればそれで良い、それだけだ。蛇足だが、テクニカルなんて占星術は合理的とは言わない。合理的とは適正価格より割安という事だけだ。なぜ私が運を天に任せるというゲームが嫌いか?なぜならばハイIQが機能しないからだ。なぜ自分の持つ武器が使えないゲームをわざわざする必要が有るか?それは、競争優位なIQを持たない連中がやる事だ。ESPジャマー環境でノーマルと戦うか?逃げるが勝ちだ。組織においては、業務執行能力なんて曖昧だ。低い能力を胡麻を摺って補うような事は日常的な事だ。しかし、相場は神様に胡麻を摺る事はできない、能力が確実に結果に反映する。この土俵では人間性だの公徳心だの全く機能しない。適正価格を見る眼それだけだ。まあ繰り返しになるが、世間で株式投資と言われているものの大半は、ノーマルのIQの人間がオッズもわからず投機という快楽に耽る競輪・競馬・パチンコと同類なのだ。長期的に勝とうと思えば高いIQを使って割安な物を見つけ買って行く、それだけの事だ。
Nov 28, 2014
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相場という妖怪に科学の姿を見る事ができる人間は少ない。ほとんどの人間は、パチンコと同じで一度儲けた時の脳内快感物質の経験が忘れられず投機が中毒になる。そもそも私には皆が毎日の為替と株価のニュースを流す行為が信じられない、これに一体何の意味が有るのだろうか?証券会社は、売買手数料が収益だから、宣伝広告として上がる上がると言ってカモを相場に引き込むのはやむを得ない。パチンコ店やカジノ、公営ギャンブルと同じようなものだ。それにお馬鹿コンサルタント、俳優がこの車は良い車だと言うのと同じ、本当に買う価値が有るのかどうかなんて知った事ではないだろう。それが彼らの商売だ。よく詐欺の返答で使われるジョーク、そんな上手い話、なぜあなたは自分で出資しないのか?と同じだ。なぜ自分で買わないのか?だ。コンサルタントなんてギャン氏が投機に失敗して講演で食っていたのと違わない。要するに巷に溢れている情報のほとんどは屑だという事だ。過去ブミだのガフィーサだのロイズだの推奨された銘柄の記事など星の数ほど有るが、オッズは1より低いのではないだろうか?私は損をさせられたからよく覚えている。相場の世界で持続的に儲けるには、投資を無味乾燥な科学にする。そういう意味で過去数日書いたのだ。もちろん100%科学にはできない、しかし、長期オッズを1より大きくはできる。1000万円以上振り回さなければ人生が変わらないと言ったのは40歳位から上の人間だ。20歳代であれば以前言った毎年100万円ずつ積んで行くといった手法が機能するはずだ。これも実験ポジションを数個作ったから実際にどうなるかはいずれ実証される。後でこの大化け株を持っていればなんて歴史のもし話の類は説得力が無い。私はその時割安な銘柄をランダムに積んでいる。相場の世界でかならず機能する事象を見抜き、そこから利益を生む仕組みを作る、こういう視点だ。よく公営ギャンブルでマジック片手に印を付けている人が居るが、世間の株談義も同類と思って無視すれば良い。
Nov 25, 2014
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3337安東が少し反発しているが、これは2012年6月の底から1年後反発で9番、営業利益が2桁の企業では1番で458.9%だった。現在ほとんど往って来いになった訳だが、要するに作為的に仕掛けられたモーメンタムと群がったフォロアーというのはこんなものだという事だ。高値でこれは素晴らしい企業と思って買った人も居るのだろうが、1/4だ。満ち潮のクラゲな素晴らしく見えて、引き潮で砂浜に打ち上げられたクラゲは屑のように感じられるのかもしれないが、いつも言うように実態はあまり違っていない。長期投資家になろうと思うなら、砂浜のクラゲを拾って歩くのだ。正直、私も2010年の反発では騙しに嵌った。50兆円の財政政策バブルだが、根拠なき熱狂というのは一見地盤が有るように見えるが時が来れば脆く崩れる。アベノミクスなども根拠なき熱狂の類だ、実態は潮の干満以上のものではない。わかり易く書いているが、所詮私のIQは150以上だから全てを理解できているかどうかわからないが、投資といのは難しいし、含み損に耐えられる精神が要る。私は2011年株と商品で2500万以上凹んだし、リーマンショックの時は不動産の時価総額は5000万円以上下げ、震災で更に下げた。これは売ったから損は顕在化した。要するに投資の損というのは日常生活の金額とはけた違いに食らう、これは耐性が無いときつい。昨日の仕組みは凡庸な子供達がポートフォリオを引き継ぐ為に考えたものだ。ある種のESPというのはIQが120程度では発生しない。150辺りから何か質の変化が起こる。私は幼少時から異質性を感じて来たが、無いものはどうしようもない。まあ、本来日本人と言うのは子孫に美田を残す民族だった。国が敗れた現在、私の子供ではなくても理解できる人は、このノウハウで日本丸と心中しないで生き残って欲しいと思っている、それだけだ。まあ、含み損に耐えられない人が多い事も知っている、そういう人は相場なんか絶対にしてはいけない。
Nov 24, 2014
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私は現在世界に400銘柄以上持っているが、デューデリをやって買えるのはだいたい10社に1社位だろうか。要するに上場企業4000社の財務は見たという事実が有る。これから見える世界は、世間一般の企業に対する常識とは大きく異なる。Q先生がよく儲からない仕事は始めるなと言われていたが、実は私も最初は何の事かわからなかった。しかし、デューデリをやっていると儲からない業種というのがけっこう有る事がわかる。バフェットさんは、買い手を気にせずに値上げできる会社は良い会社なんてジョークを言われているが、そういう事だ。デューデリで重要なのは、営業利益率が2桁以上の潜在力で継続性が有り、かつ成長している事だ。投資と同じで一発屋とか高ボラの企業は株価も振れるし、成長しないとPERが下がって行かない。ここまでは数値だけで機械的に選別できるが、この先が鬼門だ。太陽光のようにその後大勢が参入するとセクター全体で崩落が起こる。正直これを見抜くのはかなり難しい。それどころか、逆に皆が有望と言うから飛んで火に入る夏の虫のように誘引される。実際に好ましいのはこの騒乱の後生き残った企業を拾うのが良い、ただこれは順風光電のように噴き上げてしまっていると買えない。だから、高値で掴んだ人間が、儲けた人間の利食いの下げて怖くなって投げるのをじっくり待つしかない。要するにジェットコースターが下がるのを待つ訳だ。まあ、順風は現在赤字だが、だいたい株価は営業利益の悪化で下げるから潜在力と言ったのだ。だから、何かを買おうという所から入るといけない。何が下げていて買えるかというふうに潜在力が有りながら、原油安で掘削が下げているようにそういう切り口で入って行かないといけない。人間、下げるのを2年も辛抱強く待てはしない、だから下がりきらない内に掴んでしまう。いつも言うように、もう1/3だから下がりきっただろうと買っても2割は下げる。私はヘルスケアを除き、基本的に2桁のPERは買わない。株価なんてイリュージョンだ、お馬鹿コンサルタントが揃って進めるようなこれは絶対に良い企業なんて現実には無い。だから1/5なんて悲惨な目に遭うのだ。この基準は、何を意味しているか?わからない人は投資は辞めた方が良いかもしれない。そうこれで選別し、統計が機能するだけの数を持つ事でポートフォリオのオッズを1より大きくできる。統計が機能するとその市場と相関が出てしまうから、現在NYのパーフォーマンスが良いが、基本的にどの市場が良いかは、上値余地に左右される。sp500はトレンドラインとチャネルラインの中間にあると言ったが、まだ上値余地は有る。これが少なくなると玉突きで次の土俵が探される。私は次は香港だと思っているが、まあこれも実際に起こって見ないとわからない。蛇足だが、日本のように流動性で遊ばれている市場は投機の市場だから私は近付かない。耳にタコだろうが日銀はモンドリに入ったうなぎだ。出口なんて言っただけで市場は震感する。車を買うなと言うのは、投資なんて種銭100万円なんてお話にならないからだ。1000万円有れば20%4年で倍を続ければ8年後は4000万円、次の4年後は8000万円という風に全て順調には行かないまでも、人生が変わる感じがいずれ出て来るからだ。まあ、日本の不動産は円建てだから資産にはならないし、車は昨日も言ったように二束三文になる。このDecade後半は、本当に楽しみだ。
Nov 23, 2014
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Q先生が本土で株をやっている連中は投機家だと言われていた事が有ったが、今回のストックコネクトに対する指数の反応を見れば良くわかる。発表後、香港は上げていないが、上海Aは20%も上げている。私がA株を急いでいないのは、この分が剥落する可能性が高いからだ。とはいえ、まだ個別株のデューデリができていないので色々勘違いも有るだろうが。それと、私は基本的に上海180とかいうような分類は好きではない。3倍以上が狙えるような中小型の枝葉株が良い。サイクリックRRはこういうのでないと回転が遅くなる。ポートフォリオは、2011年末から円建てでほとんど倍だが、実はsp500は2.6倍近い。要するに3年で倍では、ベンチマークを下回っている。まあ、言い尽されているが米国が一番だったからだ。しかし、3年で倍にしても人生の損失には遠く及ばない、いかにこの世代の投資家の傷が深いかだ、だから同類の多くは消え私は希少種なのだ。私の下の世代の人は、色々言って来たように十分気を付けて上手くやる事だ。しかしまあ、過去20年投資家の方が何もしなかった人達に負けたのだが、これからの円安と輸入インフレでその天秤も反対に振れる。頭を使ってヘッジしない限り必ずやられる、昨日も言ったように実際は既にかなりやられているのだが、実感と危機感が薄いだけだ。工場春にして草木深しと空洞化を揶揄したのは5年位前だし、電機の敗退なんてそれ以上前だ。今頃アベノミクスの失敗を分析した所で懐は暖かくはならない。後講釈で印税で稼ぐのは学者だ、投資家はビヨンド ビヨンドどんどん先を想定してポジションを置いて行くだけだ。投資家の能力を決めるのは、ポジションから生まれる継続的な成果だけだ。1991年1200万円のBMWの8シリーズの3年物が300万位だったように記憶している。ロールスロイスを北米に輸出して儲けた人の話も有った。要するに他の市場に運んでも十分利益の出る物は輸出されるが、中途半端な高級車は二束三文で投げられる。アベノミクスで売れた中途半端な高級車もおそらく二束三文になるだろう。まあ、乗って遊ぶ1台位面白い物が拾えるだろう。私はベルトまで金無垢の腕時計を10本以上買ってはしゃいでいたが、半分以上株になった。ロレックスもブライトリングもオメガもタグもコルムも全部で200本以上買ったが、そういう面白い時が来る。もちろんこれらもほとんど株に化けたが、リーマンショックの時はそれほどチャンスだった。現在私は、熊猫のようなモードにいるが、何を待っているかわかるだろう、その時ビーストモードになる為の熊猫モードなのだ。日本経済のコラプスは、私にとっておそらく人生最後の狩り場だ。
Nov 22, 2014
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昔々読んだ本にこんな話が有った。船が嵐に遭遇した時、船員は懸命に難破を避ける為に働くが、駄目だと確信した途端に逃げると。要するに定常システムがメタシステムに遷移する。まあ、私など早起き鼠だからそんな船からは怪しい内にさっさと逃げる。なぜ優秀な人間から逃げ始めるか?優秀と一言で言っても実はその能力は千差万別だ。私のように未来を見てすぐ行動というのも居れば、人生一旗揚げる為の場を選ぶ人間も居る。まあ、残念だが後者の方が大物だ。しかしまあ、資産の8割を外貨建てにしたのは数年前だが、いつも言うように結果論として報われた。円はピークから5割も安くなってしまった。蛇足だがあの頃日本の不動産を買う外国人はお馬鹿と言ったが、案の定キャピタルロスと家賃の下落共に3割だ。円高の過程で米国の不動産を買った日本人と同じ過ちだ。まあ私自身マルコー海外不動産で3000万円すったのだから偉そうな事を言うつもりはないが。115円から先は日本経済の弱体化に繋がると言って来たが、まだまだ船が難破という認識には遠い。次の心理的な節目は2007年の124円だろうが、125円を抜けたら10年前とちょっと違うなあと空気が変わって来るだろう。バズーカ2のおかげで双六が早回しされ退屈な時間が短縮された。年末の薄商いを利用してこれにチャレンジする人間が出て来るかもしれない。西洋は後1カ月でクリスマス休暇に入るから大きな勝負に出るのは今年損をしている人間だ。まあ、来年末130円と言う人が増えて来たから来年中には抜けるのだろう、時期などどうでも良い、重要なのは方向性だ。香港市場は、異常な位低位株の噴き上げばかりだ。ストックコネクト後に薄く削るような利食いが出ていたから続くのかと期待していたら続かなかった。とにかく、リスト上で一桁PERはモーメンタムが怪しいの意外な買ったのでしばらくは買えない。と言う事で内藤証券に口座開設を申し込んだ。まあ来年の仕事ができた、香港の深追いは高値掴みの元だ。しかし、内藤証券のホームページをよく見たのは初めてだが、かなり確りしていた。こういう我が道を行くという姿勢は、個人的には好きだ。ちなみに東洋証券も限られた銘柄は扱い始めたようだ。Aは損益がよくわからない残念証券になってしまった。先日も言ったように来年も株には期待していない。日本丸の浸水の方が興味深い、Decade後半5年、まだまだ沈みはしない。おそらく150円が円高ピークの倍だから、ヘッジしないで円資産を買った外国人がビビる、トリガーはそんな所だろう。物語のオーディエンスとして言っているのであってそれ以上のものではない。
Nov 21, 2014
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何十年も色々な変化を観察していると、人間にしても企業にしてもある量的な蓄積が特異点を境に質的な変化をもたらす事に気付く。これが、私が継続による蓄積こそが力という背景だ。ここで重要なのは単なる継続ではなく、城の石垣のように意識的に積み上げて行く蓄積が鍵だからだ。新興国がなかなか立ち上がれないのもこの為だ。インドネシアが燃料費の補助をやめるそうだが、こういう消耗的なネガティブな事をやっていたから一皮剥けなかったのだ、教育でもインフラでも積み上げる事が重要だ。インドネシアは良い方向に向かっている。問題は、その特異点がいつ現れるかわからない事だ。要するにこれはポジでもネガでもブラックスワンなのだ。ちなみに私が淡々と蓄積をはかっているのも、この遷移を期待しているからだ。マンション投資はこの遷移により、後半は毎年数戸買えるような複利の鶏算が機能していた。現在は株と商品をバラツキの小さな複利軌道に乗せる事だ。そして、それは転業苦節6年でようやく完成されつつある。ここで重要な事は、ほとんど何もしなくても機能する仕組みである事だ。日々のトレードで利益を生み出すのではなく、お金がほとんど自動的に働く事だ。だから、私には逆も見える。日本の消耗はいずれシステミックリスクを起こし、メタシステムへ遷移する、これは必然だ。石垣の石を取り崩して使っていれば石垣は消える、同じ事だ。まあ、日本の石垣は借金のかたで現実には既に無いが。非常に重要な事は、いくらシステムができたからと言って終わりではない事だ。築城3年落城3日、死神は常に後ろで首を狩る機会を狙っている。諸々の作られた事象は消え行くものだ、仏陀が言われたように、妖怪の癖も突然機能しなくなる。こういう転機こそ真の能力が求められる。そういう意味で日本には能力者にとって面白い時が来る。その時、金は武器だ、浪費しないで大事にしておく事だ、いくら有能でも丸腰では戦えない。
Nov 18, 2014
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お馬鹿国のマクロ売りのとばっちりでハンセン指数も下げてしまった。先週日経平均を持ち上げた奴は、こうなる事を知っていたのだろうか?しかし、消費税の再増税どころではなくなった、景気後退の確認だ。円はフェアバリューから10円近く円安だからスタグフレーションは深化して行くはずだ。まあ、明らかに劣勢の方向に駒は一つ進んだ、シナリオ通りだからどうでも良いが。A株をスタートさせたのは内藤証券だけらしい、老舗の3羽カラスとして初心貫徹この意気込みは買える。マオタイとか上海汽車とかA株方向が10倍いう記事が有ったが、西側は資金がまとまり易いから最初は大きいがいつまで続くかだろう。もちろん私は景気回復が確認されるまで続かないと思っている。私自身が早起き鳥だが、こういうコントラリアンは極少数派だ。ほとんどの人間は動体視力で夏の虫のようにモーメンタムで燃え上がる火に飛び込んで行く。私はまだ人生で使った投資資金は総資産より多い。見方を変えればスタートラインより後ろに居る。それでもこうやって生きているのは、主に不動産のレバレッジだったから即効で首チョッパにならなかっただけだ。色々な人間と話をした後で、あれは駄目だねなんて帰って妻に言うとあっさり言うわねと言われるのだが、地獄を見ていない人間は見通しが甘い。起業で生き残るのは5%だ、そして大きく成長するのは統計的な数字に出ないほど少ない。統計は全体では正直だ、要するにそういう事なのだ。
Nov 17, 2014
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円建てだと今年のパーフォーマンスは残す所2%となった、10か月の停滞が為替でリカバリーされた。HKDがほとんど15円になったが、この前まで10円で計算し易かったのに隔世の勘がある。2011年末香港株を買っておけば為替だけで+5割だった。まあ結果論であの時はこんなに早く反発するとは考えていなかった。ドル115円から先はそう簡単に何割も行かないだろう、逆に行く時は日本経済はメタシステムに移行した時だ。そういう事で為替には期待できないから、来年は株価本来の上昇に期待しなければいけない。しかし、先日も言ったように中国経済の回復にはまだ早いし、やはり来年は今年以上にかったるいかもしれない。ストックコネクトは、新たなモーメンタム銘柄を誕生させると考えているが、全体の底上げまでには行かないだろう。私は新たなモーメンタムが生む誤ったレーンチェンジで売られる側に期待している。新たな参入者は均衡の中に歪を発生させる、いずれ全体に吸収されてしまうが。まあ既にこれを見込んだ歪は発生している。しかし、為替がここまで来た中で全体の底上げが起こったら、バーゲンハンターの楽しみは無くなる。個人的には上げを楽しむより拾い物を見つける方が楽しいのだが、拾い場はいよいよ来年で終るのかもしれない。習主席の経済改革の評価はCなんて言っているお馬鹿がいるが、色々な改革がされなければバブルは拡大し、バーゲンは終っていたのだろう。投資家にとって上昇の期待は完全に外されたが、私には結果として良かった。去年も今年も70銘柄位買う事ができた。もちろん収益モデル劣化の疑いで何十銘柄も切っているので純増ではないし、来年の決算でまた売る。結局2010年のバブルで騙しにかかったのは事実だ。中国経済があのまま突き進んでいたらと思うとちょっと背筋が寒くなる。まあ、来週以降リストの銘柄の何個かが下がればラッキーなのだが。A株についてはどこの証券会社も何のアナウンスもないし。
Nov 16, 2014
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しかし、本当に日本ではストックコネクトについて関心が薄い。私など消費税より100倍1000倍興味が有るのだが。当然だ、こっちの方が先にポジションに影響する。しかしだよ、これは経済史に残るイベントではないのか?汚職で捕まえた小役人が68戸の家と37Kgの金塊だとかいう記事が有ったが、要するに一般人は資金を海外に出せなかった。その水門が開く、これは凄い事だと皆さん思わないのだろうか?不幸にしてこれに関するメインランドの住民の記事は皆無だから私だって想像で言っているのだが。正直、私は年末までに30000まで行っても驚かない、チャート上はそれでも割安だ。しかし、ばかり言っているが、所詮これはシナリオ当てゲームだ。含み益がどれだけ乗った所で売る訳じゃあないし、実際には何も変わらない。とにかく、重要な事はリアルな因果だ。日銀のQQEは邪道だが、こっちは世界第2位の経済大国の金融の自由化への一歩だ。ほとんどの人間にはこういうイベントの絶対的な軽重がわからない、モーメンタムに汚染された精神、愚かな事だ。トヨタがリコールで叩かれている時買うように言ったが、良い物は良い、いずれ適正価格に戻るこれは真理だ。逆にどうでも良い物が遊ばれている、これはいずれ捨てられる、これもまた真理だ。バリューを見る目、目利きにならないと誤る。消費税を上げようが延期しようが五十歩百歩、QQEが始まった時自爆ボタンは押されたと言った認識は変わらない。わずか2%の消費税で騒ぐ馬鹿馬鹿しい限りではないか?確か英国でさえリーマンの時この位上げたのではなかったか。まあ、愚かな外国人もだんだん奇跡の復興を成し遂げた日本人がすっかり堕落してしまっているのに気付くだろう。相場なんてわかりはしないが、今回の上げは売る為に上げた線香花火の最後の輝きかもしれない。良識有る人が自然体で不審に思うというのは、そういうバブルの可能性が高い。まあ、いつも言っているように最後の馬鹿が買うまで行くが。以前も言ったが、このDecade後半の主役は香港市場なんて思っているのは私位かもしれないが、インドがsp500に追いつきつつある現在、やはり次は香港だろう。
Nov 15, 2014
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昨日候補の最後を買い終わったせいか、急に損出しがしたくなって朝から銀の持ち換えと株を6銘柄売った。まあ、売りだけで100回と一番多く売買をして一番含みが多いエイト証券の譲渡益が0になるのだから、NISAなんて面倒なだけだ。というか、株で継続的に儲けるなんていつも言うがそう安易な事ではない。そうそう、統計的に動くようにするのは利益の為ではなかった、これは値動きの平準化の為だ。これでトータルの動きが統計的になる。大きく上がった下がったで精神的に振られる事がなくなる。投資において高揚と動揺は間違いの元だ。NISAで初めて株を買った連中のいくらかは、含み損の後の戻りでポジションを始末した事だろう。含み損は精神を破壊する、不動産の空き・滞納と同じような破壊力が有る。私は小心者の割に居直りが早いから生きている。これをいつまでも引きずると精神をやられ、最悪廃人か自殺だ。銀の損失は円安に救われている。1オンス15ドルチョイだから100円なら50円を割っている。海外ではETFが買われているらしいが50円なら安いという気持ちになるだろう。58円では安いという感じではないが、まあ乗った船は上げ潮を待つしかない。レバレッジ2でこの損失だから、この前まで行け行けどんどんだったが、商品はかなりやられたのではないだろうか?何度も言ったように損益は対称だ、大きく儲かるポジションは大きく損をする。ストックコネクトの直前で相場は静かだ、AH格差のA側は埋まったという記事が有ったが、仕込みは終ったというと事だろう。来週から新規買いと利食いが交錯するだろうが、どの辺りに落ち着くかだ。先日も言ったように私は香港はじりじり上げると思っている。まあ、どうでも良いのだがそういうシナリオで買ったのだ。まあ、株価なんて1/3~1/5なんて高値で掴めば茶飯事だ。今日往って来いを一つ損出しして本当に気落ちした、ピークの1/5以下だ、これは虎の子と思っていたあの金額はどこへ行っただ。これが株なのだ。
Nov 13, 2014
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だから、それ以外はほとんど投機になる。毎日株価を見ていればすぐにわかるが、短期的な株価変動は投機だ、企業や経済の未来を映す鏡なんて戯言だ。それにグレアムさんがMr.マーケットと呼ばれたように適正価格なんてものはなく、きまぐれそれだけだ。最も重要な事はどうやってオッズを1より大きくするか?だ。これは、適正価格を自分で算出してそれより安く買うしかない。PERの盲信は危ない、収益がまぐれで倍になればPERは半分になる。実際こんな銘柄はごろごろしている。要するに適正価格を見る頭が要るのだ。アナリストの見通しなど猫も跨ぐ位の価値しかない。まあ上がるか下がるしかないのだから半分は当たるが。そして、統計だ。10や20では統計が機能しない。100銘柄なんて簡単な事だ。私は世界に400銘柄以上持っている。もはや、銘柄のポジショントークなど意味を成さない。10倍になっても統計の中に吸い込まれてしまう。だから、ギャンブル性は皆無だ。何が上がったのだの下がったのだの全体の中での意味は無い。これが個々の生存には興味が無い、遺伝子プールだ。ただ銘柄は、決められた基準をクリア―した先鋭のみで玉石混交ではない。そもそもボロ株など価値が見いだせないから適正価格も何もあったものではない。もちろん、今先鋭で有っても明日は駄馬も当然ある。人間のやる事に完全などという事は無い。円建てだと今年の目標まで5%弱になった。ドルが120円になれば達成だ。日経平均も円も遊ばれているから120円位行くかもしれない。色々見ていて気付いたが、中原集団が言われたように夏に資金繰りの投げらしい銘柄も有った。あの時そういう視点で見ていなかった。まあ、不良債権の処理も淡々と進んでいるのだろう。ストックコネクトも来週から始まるし、中国の金融改革は着々と進んでいる。とにかく、Decade10年で考える事だ、円なんて危なくて持ってられない。
Nov 12, 2014
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お金持ちがBMWに乗っているという結果を真似ても、お金持ちにはなれないし、頭の良い人間が試験の点数が良いからと塾で詰め込んで試験の点数を上げても本質的な頭が良くなる訳でもない。こんな事を言うと虚しいではないかとほとんどの人は思うのだろうが、これが現実だ。要するに知恵が付いて、因果の結果を異なる原因で操作しても必然を変える事はできない、リフレ派の愚行はこれらと大差ない。何をやろうと老いた人間が若返らないよう日本経済ももう先日言った様な大きな外科手術をしない限り若返りはしない。サイクリックRRでどうして基準値をホールドするのか?素朴な疑問だ。実は6月に作った口座の実験的なポジションの円建てパーフォーマンスは35%になっている。要するに上昇サイドのみのモーメンタムは現在の様な停滞の時期でもこの位有る。正直、これが私が最近銘柄を言わない理由だ。こんな上手い話をホイホイするほど甘くないし、銘柄を言ってしまったら思考が停止し能力の向上が無くなる。そう、それなのにホールドしているのは、中に5倍10倍と上げ続ける銘柄が有るからだ、これを逃すのは惜しいからで、統計的なパーフォーマンスの優位性は測定できていない。とにかく、色々実験して、基準に従うだけで統計的にベターなパーフォーマンスを出せる方法を見出すつもりだ。これが凡庸な子供に残せる家業だ。残念だが私にはわかり易い実業が無いのだから。来年度は一つ年上が定年だ。まあ色々な先輩と話はして来たが、主となる収入を失ったら万歳でお手上げだ。私にはそんな生き方はできない。実際にまだ買いはしないが買おうと思えばR8だって即金で買える、この余裕に価値が有る。現在の金融バブルがバースとして、皆が貧乏になったらガルブレイスさんが言われたこれ見よがしの消費をすれば良い。しかしまあ本当の贅沢は、ふらっと思い付いた時に釣りにでも行ける事だ。香港やシンガポールのマンションではこういう訳には行かない。税金を惜しんで老後を窮屈に過ごすなんて本末転倒だ。相続税だって土地の譲渡益だって払えば良い、実家の近所で廃人になったオーナーの事は書いた事が有るが、アパートなんてつまらない節税が地獄への入門証になる。私でさえ空き室が続くと胃が痛くなった。そもそも数年前外貨に変えていれば円建てなら税金なんか軽く取り戻せている。これ以上の円安はメタシステムへの移行だからいつになるか難しいが。さて、10時半を過ぎた、先週片手位収益改善組を見つけたから今週は買い収めだ。
Nov 10, 2014
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日銀の追加緩和に対しネガティブな意見が急増したようだ、ルビコン川と言っている人も居る。ローマ帝国ではク―の可能性が有るから軍隊はこの川を渡ってはいけなかった。株も外人の買いに対し本邦勢が売りに回っているらしい。まあ、私には五十歩百歩だ。昨日一番ショックを受けたのは海外移住者の含み益に来年度から課税するという記事だ。創業一族の子孫は鳩山さんみたいに何十億円も株を持っているのだろうが、そういう人間が既に逃げ始めていたという事実だ。事態が思っていたより早く進んでいたのに驚いた。まあ、こんな大金は持った事が無いから気持ちはわからないが、英国3年の経験から言って移住というのはけっこうきつい。私は一時避難はしても完全移住はできない、まあそういう所が私は軟弱だ。デューデリはかなり潜航している。収益モデルが劣化して奈落に落ちて行くのも有れば、逆に復活して来るのも有る。実はこれを安い内に見つけるのが最も難しい。ただRRで2個1で買って行くにはどんどん潜って行かなければいけない。そうサイクリックRRの基本は、1.5倍になったら0.5を2個売って1つ新規買いだ。数年のシナリオも紙に書いて貼っていてそれをアップデートしているのだが、数年後の米国景気の後退がちょっと気になる。まあ、当面できる事は限られているが。ジム ロジャーズさんの講演の広告が画面に発生するが、来週なのにまだ埋まっていないのだろうか?私は彼を商品の人と思っているから株に関しての意見は参考にしていない。ストックコネクトは、保証金を払い込んだという記事が有ったから今月末には開通するかもしれない。そう言えば中欧貨物鉄道12000Kmが開通したとい記事も有った。さすが、ゲルマン人、着々と中国の成長を取りこんでいる。脱欧入中が彼らの目論見だろう。しかしまあ、さすがに来週で香港株は一旦買い収めだろう、疲れた。
Nov 8, 2014
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金鉱会社の2割位が採掘コストを割ったのではないかと噂されている。5年前のわが世の春とは天国と地獄の様変わりだ。キヨサキさんや松藤さんはあの時金鉱・銀鉱にウエイトを映すような事を言われていたが、私自身も今年は炭鉱・鉱山株はほとんど損出しに使ったと思うが、まあ酷い状態だった。しかし、あれだけ損出しして現在の外貨建てパーフォーマンスが10%とは上出来かもしれない。これが、F.フィッシャーさんが損益分岐点が固定費で押し上げられているから、避けるように言われていた装置産業の宿命だ。何が言いたいか?先日も言ったようにもうすぐ中国市場の自動車が同じような事になる。いつも言っているが収益モデルの劣化は、あっと言う間に起こる。そして、弱い所が退場するまでだらだら終らない、だから債務は命取りになる。JDパワーが4年後品質で追いつくような事を発表していたが、私自身色々な記事から中国の製造業はイミタティブクリエーションの段階に入ったように感じている。だから私は製造業のウエイトを上げ始めているが。10月から8銘柄買った、基準をちょっと満足していないが、ストックコネクトで逃がすのを避けた。逃がすより下げて難平の方がましだ。どうせ化ける株は3年以内に化けるし、何個かは大化けする。とにかく、もう割高で買える銘柄が無い、だからこんなブログを書いている。日本人が漫然と考えている未来は絶対に実現しない、生き残るには異なる夢を見なければいけない。バズーカ2なんてはしゃいでいるが、さっき115円を上抜けしたようだが、バズーカは天唾だ、弾はいずれ自分の所に落ちて来る。バブルの時、不動産は今が一番安いなんてしゃれた言い方をされたものだが、円もいずれ今が一番高かった事になるのだろう。
Nov 6, 2014
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上っ面の短期投資を私はやらないが、やる人間を否定する訳ではない。私が否定するのは上っ面の情報で長期投資をする愚行だ。例えばN社が北米で好調という記事がロイターやブルームバーグに有ったが、これを見てどう思うかだ。私は自動車ローンのサブプライムが頭をよぎった。日本でトヨタが相手にしないブラックに売るのはN社なんていうのは業界の常識だが、おそらく同じ事をノルマを果たす為に北米でもやっている。前回の破綻の一因は、リース車の買い取り価格を高めに設定し売り込んだ為だったようだが、似たような話だ。まあこれに限らずインセンティブを見ない販売台数なんて過ちの元だ。投資は少数派が勝つとケインズさんが言われたように、多くの人間はこういう上っ面の情報で長期投資を仕込むからしくじる。上っ面の情報は反射神経が勝負、それだけだ。エリスさんが言われていたように、真の能力を見抜くには能力が要る。能力の無い人間は、上っ面の情報に振り回されて定点を見失う。投資コンサルタントなんて自分でポジションを持たないで言いたい事を言っていれば良いのだから、そんな意見を聞いていたら最終的には破滅するだけだ。セクター.comを見ればわかるように、中国経済が悪い悪いと言われる内容と株価は異なる。旅客機の前輪は明らかに離陸している。おそらく、小売りはまだ良くないから、輸出が順調に先行しているのだろう。まあ経済の状況を短期的に予測するにはこれが一番だ。もちろん金融バブルの日本では全く機能しない。日本経済はインジケータが狂っているから実態が見えない、いずれ山に激突するだろう。2013年の花形銘柄の半分位は失速したが、サーチナの時系列1年が壊れて2014年の花形がわからない。SBIに買収されてサーチナはソフト担当が辞めてしまったのだろう。もちろん、他の切り口で何個かは見つけたが、収益改善で上昇は前もって見つけるのは困難だし、収益の乱高下が大きい皇朝家具みたいなのも有るし、とにかく私は銘柄選定の限界効用が低下してしまっている。とはいえ利食いしないとRRが進まないし、やはりA株が待ち遠しい。
Nov 5, 2014
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親が生活の為に子供を売る人身売買は非難されるが、公的債務は非難されない。これは殺人は罪だが、戦争は罪でないのと同じような原理が働いている。しかし、冷静に考えて見ればわかるが、親の世代が自分達の生活の為に借金をし、そのツケを次世代に廻す。鎖が見えないだけで、借金のかたにされてしまったという事実に変わりはない。私は子供達にいずれ収入の半分は、税金・年金・健康保険でもって行かれるから海外に逃げれるように英語位確りやれと言っている。しかし、当事者の子供達に借金のかたにされたという自覚が無いのだから困ったものだ。いつもの事だが、凡庸な人間は、その時にならないとわからない。先日も言ったように、団塊の世代はこれから10年でどんどん鬼籍に入るから、逃げ切れるのかもしれないが、それより下の世代は逃げ切れない。私自身ロシア危機の時の惨状を考えると不安になる。とにかく公的な資金をあてにしないで生活できるようにするのは必須条件だろう。日本は500万円の年収で1000万円の生活をし、1億円の借金がたまったというのは良く使われる比喩だが、私自身30代中から1億円の借金を抱えていたから1億円の借金を返すには手取りで1000万円以上無ければ無理だというのは身に沁みている。ちなみに収入500万円で1億円の借金というのはサブプライムの連中だ、ほとんどは競売にかかったのだろう。まあ、そういう結果しか残されていないのだ。金利さえ払い続ける事ができれば借金は大丈夫なんて破綻前のN車の理屈だ。問題は金利さえではない、なぜそこまで負債が溜まってしまったなのかなのだ。収益モデルが劣化してしまった事が真の問題なのだ。日本の収益モデルは絶対に回復できない。これはその要因を見ればわかるように絶対が付くのだ。リフレでポンなんてミルモでポンのレベルだ。まあ、自分の身は自分で守るしかない。愚民の上に愚昧な政治家、自業自得だ。
Nov 3, 2014
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ポジティブサプライズなんて、私のように日本売りのポジションを持っている人には確かにポジティブな結果なのだが、これは、全体から言うなら日本にはネガティブな行為だろう。消費増税後の落ち込みが大きいから、ここで追加緩和を行わなければいつ行うのかという局所で見れば正しいのだろうが、全体で見ればまた一歩国債の引き受けに近付いた。昨日も言ったが、思い切り振り子を振り回せば良い、振れ過ぎて全てを破壊する。原点を思い起こせばいかに想定がずれて来ているか?数か月前まで自信満々を演じていたのだ。ポジティブどころか状況的には極めてネガティブな成り行きがトリガーなのだ。10月を締めたが、ポートフォリオは9月の下げを取り戻しただけで1%しか動いていない。リーマンショック以降こんな年は今年が初めてだが、まあ値ごろ感で利食い売りと仕込みが均衡しているのだろう。何度も言ったが、これから優勝劣敗が進むから競争優位な国・企業は上げるはずだ。もちろん、3年後上げているのは結果論で現在100%予想するのは不可能だ、私もBは惨憺たる結果だが、前Decadeの日本と同じでここまで愚かなんて予測不可能なのだ。しかしまあ、力への意思を持たない衆愚政治というのはどこも似たようなものだ。弱者を持続性を持ってケアできるのは、集団に力が有っての事だ、集団が力を失った時どうしようもない惨状が顕現してしまう。私はこんなものは見たくないから逃げる。モーメンタム投資は、先日も言ったが、竹に花が咲いて実がなって鼠が増えたで、猛禽類の株価が暴騰する。しかし、いずれ餌が無くなり猛禽類も死ぬ。そこで株価は1/3~1/5に暴落する。だから、長期投資家はこの猛禽類の繁栄は永遠だなんて思って絶対に高値掴みしてはいけない。3年前の花形の多くは地べたを這っているが、しつこく言うが、長期的な企業価値はそんなに変ってはいない。収益だって循環は有る、当然だ。サーチナにキスイやジーリーが馬鹿げた増産を計画しているという記事が有ったが、これで良いのだ。供給過剰で弱い所が退場し初めて市場は正常化する。私は自動車関連はアフターの方が多い、巨大装置産業は私の好みではないからだ。そうだフィットがリコールで叩かれているが、新しいHVを採用したのだから当然だ。N社や現代は作る事さえできない。まあ、なんとかトヨタに付いて行っている。こんな所でもいかに人間の評価にバイアスがかかるかよくわかる。ちなみに私がホンダの肩を持つのはここの成功が、日本で助かる人の増加に貢献すると思うからだ。ホンダが失速したら日本はちょっときつい。話が拡散してしまったが、とにかく、優良企業というジェットコースターに谷で乗るのだ。そして、時間差で起こる循環を利用し山で一部を売り、次の谷を買って行く。これがサイクリックRRだ。正直、今年のパーフォーマンスのほとんどがこれを行っているエイト証券から生み出されている。これは、全体の底上げがほとんど起こっていないという事でもある。何度か言ったが、2016年頃から中国市場は全体の底上げが始まるはずだ。まあ、私は割安なA株が次の獲物なのだが、いつになったら買えるようになるのだろうか。
Nov 1, 2014
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