全16件 (16件中 1-16件目)
1
これは、ソロスさんが振り子は時にビルを破壊する鉄球になると言われている事でわかる。要するにいつも私は循環循環と言っているが、この振り子は穏便ではないのだ。私の収益モデルは下側にオーバーシュートした株を買い、上側に吹き上げた時に売る、この繰り返しだから、この行き過ぎは私にとっては日常だが、ほとんどの人間には非日常だ。だからほとんどの人間は穏便な将来を予測する。しかし、ガイヤの仕組みをちょっと考えればわかるが、最適値なんてものが実現されるのは収束点であって過程ではない。餌の鼠が増えれば捕食者も増え、次に食われて鼠が減れば捕食者も餓死して減る。昨日も供給過剰と言ったように経済も全く同じだ。円安を最適な110円で止める?これは自分は神だと言っているのと同じ事だ。人間は、ソクラテスのように自分は無知・無力だと知る事の方が実は神に近いのだ。ついでに言っておくならガイヤは個体の存続には興味は無い、集団プールでの存続だ。だから、選択圧に曝された個体は消える。だから!選択圧に曝されてはいけない、潜在的なリスクは潰さなければいけない。これは、企業だろうが国だろうが同じ事だ、間違えればいずれ消える。これは必然だ。さて、円安という選択圧が増して来たが、まだまだだ。おそらく来年も退屈な凪の1年になるだろう。そして、凪の後振り子はオーバーシュートし怠け者に都合の良い夢を打ち砕く。神様とは冬にキリギリスは殺す、そういう存在なのだ。
Oct 31, 2014
コメント(0)
これが、コモディティサイクルの終焉を顕著に示す現実だ。合生元の例は何度も出すが、原油どころか粉ミルク価格さえ暴落している。これから、工業製品と名のつく物のほとんどが同じような状態になり、何度か言って来たように優勝劣敗が進む。だから、絶対にN社の様な負債が多く競争劣位の負け組の株を持っていてはいけない。気を付けなければいけないのは、旅客機の機首~後輪で示したように景気の良し悪しは同時ではない。工作機械と自動車では時期は大きく開く。米国の格差の一因は、リーマンショックの時売ったか買ったかと言う人が要るが、こんなのは後知恵だ。本当の格差は構造だ。バブルの時、20年前に世田谷の建売を買ったか買わなかったかなんて言っても後の祭りだったのと同じ事だ。そんな例は掃いて捨てるほど有る。重要なのは未来だ、これから何が値上がるかだ、バフェットさんがテスコでしくじったらしいが、それはこのように誰にも確証は無いという事実だ。蛇足だがセクター.comで小売り全滅なんて言った記憶が有るが、ヨーカ堂も北京から撤退らしいが、こうやって弱い所から退場だ。Decade前半に期待された事は、その終わりに過去30年実現した事は無い。今回もおそらくそうなるだろう。既に怪しくなっているが、アベノミクスなんてのは霧散するのだろう。オニールさんが言われていたように漫然としたコンセンサスは現実化しない。ナポレオンヒルさんの願望が実現するのは神眼を持つ人間の場合だ。Rに続きBがホープレスになれば資金は、必然的にICに向かうだろう。私は後半は中国が化けると予想している。まあ、先日も言ったように今中国株に興味が有る日本人は希有の存在だろう。私は動体視力で上げた日本株に追従する様な性格とは正反対だ。まあ、暴落してもこれから10年日本は絶対に買わないが。私は、最初はメインランドの方が水位は高いと思っている。だから、ハンセン指数上昇のトリガーになるはずだ。2020年ハンセン指数が50,000を超えていても全く不思議ではない。これは日経平均が20,000を超えると言う連中と同じような気合で言っているのではない。まあ、相澤証券の講演会には、ここは終ったと思ったが。とにかく、いよいよDecade後半だ、リーマンからSP500が3倍になったなんて世間話をしても始まらない。値上がる物を仕込んで始めるしかない。重要な事は、前述のように誰にも確証はないのだ。何が正しくて、何が間違っていたか答えはいずれ時間が明らかにしてくれる。個々の勝敗よりポートフォリオ全体で勝つ事が重要だ。
Oct 30, 2014
コメント(0)
複雑系がなぜ複雑なのかと言えば、ファクターが多いからではない。問題は異質のファクターが存在し、相関関係を生むからだ。ほとんどの人間が異質のファクターを同時に扱えない事は経験則で知っている。それどころか単能と揶揄されるように同質の複数のファクターさえ扱えない、だから簡単に騙される。チャートの動きが良い例だが、ファンダメンタルズ・テクニカル・その他諸々の出来事で動いている。何度か例に挙げた合生元、1月から1/3以下になったが、企業価値ファンダメンタルズでこれを説明する事はできない。これはモーメンタム投資というテクニカルな仕掛けによるものだ。だからいつも言っているように良い企業なんて知っていて当たり前、課題はいつ乗るかなのだ。どんなに優秀な企業だってジェットコースターの上で乗ったら下げの恐怖を味わうだけだ。ユナイテッドラボ・金鷹などいつも言っているが、大小の例を上げれば優良企業に限ってもここ数年でさえ100位は有るだろう。もちろん私は全てを把握している、RRで実際に買ったのだから。実はファンダメンタルズは多くの人が思っているより厄介だ。なぜなら太陽電池やLEDのようにこれは将来有望なんて言うと多くが参入し共倒れになるからだ。逆にスマホやタブレットのようにタッチ液晶がいきなり花形になり、ただの液晶は衰退する。アップルが市場を創造しなければタッチ液晶なんて銀行のATM位しか需要がなかったのに。日本経済を蝕んでいるのも同じような複雑なファクターだ、もちろん人口動態だけではない。ほとんどの人間にはそのファクターも相乗効果もわからないだろう。私はわかり易いように人口動態を使っているだけだ。俗に言われるように良い時にはネガティブなファクターは機能しないが、悪くなると機能し始める。だから、泣きっ面に蜂現象が必然的に起こって来る、これは偶然ではない。とにかく、ネガティブなファクターは徹底的に断ち切らないと禍根を残す。住友商事が鉱山権益を投げられたが、ローバー1ポンドと同じような話だが、私が日本株式会社のオーナーなら喜んで100円で売却する。支出の半分しか賄えない収入、収入の20倍の借金、そして、予想される支出の増加、これは典型的なボロ株だ。集団としては不健全の極みだ。
Oct 26, 2014
コメント(0)
かつて吉本隆明さんが、シュミレーションとシュミラークルと言われた豊かな戦後社会を形成して来た団塊の世代が69歳になる。そういよいよこの世代の物語はエピローグに入った、人間の多くは70代に死ぬ。先進国経済がニューノーマルなのは、この人口動態に起因している。活力の有った40代を懐かしんだ所で何も起こりはしない、ましてや金融政策で若返りなどおとぎ話に過ぎない。先日も言ったが、こんな老いた国に長期投資?へそが茶を沸かす。もちろん、一部の例外企業は有るが、ほんの一部だろう。ただ過去の例を見る限り、全体がショックを受けた時、優良企業も高い相関で一時的に連れ安する。私は国債は暴落するとは思っていない、以前から言って来たようになんだかんだ言い訳付きで日銀が引き受けるはずだ。そして、その時円安が加速するはずだ。例えるなら、プラザ合意後のUSDのようなものだろう。ここでメタシステムへの移行、パラダイムシフトが起こるはずだ。これは現在のシステムの論理では語れない。ストックコネクトが発表にならないので暇だ、本当ならガンガンデューデリをやらなければいけないのだろうが。香港市場にはまだ50銘柄位追いかけているのが有るが、割高なこっちより割安なA株を探す方が優先だろう。ロシアがデフォルトした時、2割の国民は乞食になったそうだ。円安デメリット企業には勤めないとか、補助金でもっているような所も避けるとか、強烈な選択圧を避けるよう準備しておく事だ。そして、その時が来たら後は運だ。人口動態はこのようにこの先どんどん悪くなる、消費税に限らずもはや先は良くなりはしない、先送りなんて愚かな事だ。何度も言って来たように、選択肢はどんどん狭くなって行く、とにかく昨日言ったように自分だけは心中しないようなポジションにしておく事だ。
Oct 25, 2014
コメント(0)
そんな事が起こるだの起こらないだの、そんな論議に意味は無い。ポジション構築で重要なのは、全て起こり得る、だから起こった時に自分はどうなるか?だけだ。とはいえ、私はJGBの売りファンドなど買いはしない。あまりに短絡的でリスクヘッジポジション構築の知的美学に欠ける。ポジションというのは、世界全体を設計するものだ。木を見て森を見ずではバランスに欠ける。もちろん、木だけでガンガン利益が抜ける持続性を持つ人は別格だ。どこにも例外的な能力者は存在する。私は将来のGDPで資源配分をしている。エクセルで複利計算ができるからこんな作業は簡単だ。しかし、私には長期投資と言いながら現在のGDPで配分している連中がわからない。収穫の頃を見るべきではないのだろうか?2050年日本は5%以下になると思っているから、日本など長期では持ってはいけない。パイは有る時点で爆縮する。ミネルバのフクロウに限らず、人間は起こった事を分析するのが好きだ。本当に低能コンサルタントの後講釈には辟易する。なぜ現在のカオスの欠片で未来を予測しないのだろうか?一口に未来と言っても、循環によるミーンリバージョンはほとんどの場合起こる。そう未来にも循環・非連続な変化・ブラックスワン等何種類か有る。しかし、例えば非連続な変化も凪と嵐のように循環の中に有る。グリーンスパンさんの信用が失墜した事をイエレンさんは繰り返すだろうと言って来たが、こういう風に未来は仮定できる。まあ、こうやって築いたタイムトンネルに罠を掛けて狸を狩るのだ。釣りに行く前にポイントと仕掛けを前もって考えるのとあまり違わない。今年は体調不良で秋の釣り期を逃してしまったが、こんな風に意外とつまらない事で投資も好機を逃す。精神を先鋭化させ維持する事は重要だ。
Oct 24, 2014
コメント(0)
日本の衰退の根源の一つはシルバー民主主義だろう。香港の総裁が、民主主義にすると貧困層主体の政治になると言われていたが、これは正に低迷するブラジルだ。要するに日本人は民主主義がベストなんて刷り込まれているが、政治のベストはマルクスアウレリウスの哲人政治だ。共産党独裁だって主席が哲人であろうとするなら衆愚政治に堕落した民主主義よりよほどましだ。ほとんどの人間は形式ばかり拘って、内容を吟味しない、なぜならば内容を吟味する能力が欠けているからだ。消費税を上げるの上げないの本当にくだらない。それよりも、お利巧は日本経済はそんなぎりぎりまで追い込まれていると気付くべきだ。中国のバブルがどうのこうの言った所で人民銀行が国債を引き受けなければいけないほど財政が悪いか?絶対値は月とすっぽん位の差が有る。家にはすっぽんのぽんちゃんというのが居て駄目な例に使われるのはかわいそうに思うが。国民健康保険をねに持っているが、65万円払って3割負担でほとんど払わない老人が1割負担、噂では年収300万円の若者で50万円位払っている人も居るらしいが、なぜこんな低収入で老人の医療費を担がなければいけないか?だから老人民主主義なのだ、日本は腐りきっている。次の世代に1000兆円の借金を残す片棒を担いだような連中は、日本経済が崩壊したら経済戦犯で裁いてやれば良い。ちなみに私は、10年後の日本は経済崩壊後別世界になっていると思っている。雑談はさておき、ストックコネクトは時期が決まっていないという記事がちらほら出ている。10月は香港のパーフォーマンスが良いという記事が有ったが、印象的には玉石混交で安値拾いされているような印象も有るが、ストックコネクトの影響だろう。元々はA株を上げたいというのが意図だと思うが、本四架橋と同じで逆に流れるのではないかと考えている。以前も言ったように今世界の大衆にA株を買う動機はほとんどない。それよりのメインランドの小銭持ちが外に資産を持ちたいと思う方が大きいだろう。ただ、いずれ中国経済が上向いてくれば話は別だ。結局、10月はストックコネクトに向けて割安まで行っていないのも買うと決めて5銘柄買った。いつも言うように下げているのを買うと2~3割は下がるが、何個かは鎌首を持ち上げて報われる。私は気短で待つのが苦手だ、ここを改善するとパーフォーマンスがちょっと良くなるのだが。結局安東は難平したが、難平は難平で地獄も有るし、相場というのはそんな微妙な塩梅と言うのも有るし、あまり根を詰めると精神を蝕まれる。選択は精緻、買った後しばらくは愚鈍、こんな感じだろうか。香港人口はわずか700万人で、2012年末で時価総額280兆円、東京市場は370兆円、メインランドの上の1億人のインパクトは小さくないはずだ。まあ、東京も6~7割外人だから、単に定性的な傾向のお話だが。
Oct 23, 2014
コメント(0)
順調な上昇後にいきなり来る大きな調整、相場の定番だ。正直な所、中長期的に発生する妖怪の癖のほとんどは把握しているから、レバレッジを掛けて振り回すような事はやらない。8月に調整が入るだろうと言ったが、結局10月になった、要するに問題は、私には何が起こるかはわかっていても時期が正確に予測できないのだ。先日も言ったように、NYは選手交代でまた上げる。そうお利巧な連中は、ミーンより上で買う様な事はしない。10年前と同じだ、次の新興国ブームが静かに進む。BRは死に体でBは来週大統領の決定で多少振れるかもしれないが、IC+?さてどこだろうか、既に言ったので今回は言わない。そう言えばオニールさんの本がアマゾンの中古で1円なんて出ていたが、ブームが去ればそんなものだが、実はブームは去っていない。21世紀の経済主体は、ADICs+もろもろの新興国だ。日本はファーイーストの老体だ。カジノで国起こし?馬鹿じゃないの?冷静に考えればわかる。溺れる者は藁をも掴むか。ストックコネクトまで残された時間は来週のみになった。とにかく、まずは香港を仕上げなければいけない。しかし、私にとって香港市場はもう趣味の銘柄収集に近い。蛇足だが私はAH格差などという切り口には興味も無い、優れた企業の定義は何度も言ったが、それだけだ。長期投資というのは、優れた企業の切り身を買う、それだけだ。N社の様な腐った切り身を持っている人の気が知れないが、売れなくなるとOBにDMが来る。脳にネガティブだから開けないで捨てているが、困った時のOB頼み、こうやって台数を稼ぐ何とも情けない状態だ。まあメインシナリオと一言で言っても、短期的な紆余曲折は有って当然だが、必ず必然に回帰する。前Decadeでは日本を信じてしくじったが、いつも言うように間違った物を信じたらやられる。昨日も言ったが、今大きな借金で変な物に投資したら、間違いなく精神をやられて廃人だろう。私は残っていた2000万円の借金でさえ繰り上げ返済したのだ。15年前不動産競売の資料を何百件も読んだのだ、想像で言っているのではない、事実だ。愚かな人間は、無知故に同じ失敗を繰り返す。しかし、そういう連中が後を絶たないからバーゲンハントというハイエナの餌に事欠かないのだ。まあそういう食物連鎖も相場の一面なのだから、自分がカモにならない事だ。
Oct 17, 2014
コメント(0)
15年前競売で買った不動産さえほとんど処分したが、車でちょっと走っているだけのに建築中のビルやアパートが目に付く。この辺りのワンルームは10戸位処分したが、神奈川県央では不動産関連投資は失敗する確率が高い。神奈川県は南と県央の経済は別物だ。以前も言ったが、へたに土地なんか持っているからつまらない物を建ててやられる。まあ、無知とはそんなものだが。株屋殺すにゃ刃物は要らぬというが、一息ついた株屋もやられる。来年NISAで追加購入する人間がどれだけ居るだろうか?素人は、含み損に沈んだらまず次は買えない。NYは先日も言ったように実物経済は悪くないから調整後上げるだろうが、日本は流動性で作られた相場で実態は???だ、わずか3%の消費税さえ上げられない。ちなみに英国のVATは20%を超えている。私はあまり乗り気ではないが、割安まで行かない優良銘柄を買っている。ストックコネクトで上昇して逃がすより含み損に沈んだ方が精神的に楽だからだ。まだ30銘柄位ポートフォリオに欲しい銘柄は有るのだが、見るからにモーメンタムでフォロアーが群がっているのはさすがに買えない。まあ、香港上場全社の財務を洗った人間はあまり居ないだろう。何度か言ったが、優良企業は軽く300社は有る、重要な事はジェットコースターの谷で乗る事だ。動いた後で推奨するお馬鹿コンサルタントの言葉に乗るのは愚かな事だ。しかし、ストックコネクトは証券会社が承認を得たという記事以外見当たらない。しかし、日本の証券会社は提携先が承認を得ないと買えないのだろうが、どこか当たれば良いのだが。
Oct 16, 2014
コメント(0)
今年倍なら、7.5%で成長すれば2020年には3倍になる。オニールさん的な表現をするなら日本同等のGDPが生まれる。まあ、確かにグロースマーケットだ。複利というのは同じだけ増える時間は、どんどん短縮されて行く、対数グラフの目盛を見ればわかる。ハンセン指数のトレンドラインの対数チャートの傾きは確か1.09位だったと思うが、まあ実際に偶然以外でこんな理論パーフォーマンスが現れる事は無いが、超長期だとこれに収束するのだろう。実際のパーフォーマンスはジェットコースターのどこで乗ったかが起点になってしまうが、理論的な傾き位は知っておいた方が良い。もちろん、トレンドラインなんて下に割れればそれで傾きは減るのだから、テクニカル分析の信頼性はまあその程度のものだ。ただ、2011年以降のチャートで興味深いのは以前も言ったが、ジグザグだがトレンドラインと平行に上昇している事だ、これでいずれ25,000を上抜けと言った。ついでに言っておくなら、中央から下へのバイアスは、現在の色々な不安分だろう。不安が解消されれば、必然的に中央に回帰する。私はハンセン指数のETFは好きではない。1994年英国で香港ファンドが3倍になったと沸いた訳だが、要するに1990年代前半に返還の悲観~楽観の結果としてトレンドラインからチャネルラインまで振れてしまったからだ。これで起点が上がってしまった。ただ、現在は下側にバイアスしている分は、2018年頃解消されるので期待できると思っている。まあ獲らぬ狸だが、これは楽観シナリオだ。日経平均20000の万年強気の馬鹿コンサルタントよりは理論的だろうが、理論の基盤は相場の常で、砂上の楼閣だ。相変わらず低PERとセクター.comは洗っているが、ここの所何度も言ったが下げが緩い。ただ、30日下落はそこそこ下げているから銘柄入れ替えは進んでいるようだ。まあ、勝てば官軍、負ければ退場、勝てるようにリバランスするしかない。
Oct 14, 2014
コメント(0)
人間の評価は辞める時の状態で決まる、グリーンスパンさんの例が良い例だろう。中国経済は、リーマンショック時の財政政策の大盤振る舞いで、実際には2011年にバブルがクラッシュした。過剰な債務・設備はこの時から始まっている、今始まった訳ではない。ただ、2011年が起点を言い切れるほど鮮明でないのも確かでここが反発時期の予想をもやもやさせている。経済が大きな構造不況・不良債権の処理から反発するには一声5年要す。2011年を起点とすれば反発は2016年頃だ。そして、重要な事は現政権は前政権の失敗を繰り返さないように急いでいない事だ。ここが、日本がやって来た事とは大きく異なる。今を急いで政権末期を不確実にするか?政権末期の経済を盤石にし、米経済と並ぶGDPを達成するか?どっちを目標にされているか良く見ればわかるはずだ。彼らの真の目標はここに有るはずだ。私が、2016年にハンセン指数が30,000を超えるだろうと言ったのは、この時間軸でのサイクルに基いている。私の予想は全て循環の合成だ。今はエクセルで加算、グラフ化できるので合成は容易だ。ただ、時間軸の精度は過去の実績で有って、将来の時期を正確に予想する訳ではない、あくまでも目安だ。高度成長後の新常態にソフトランディングさせ、中所得の罠を回避させた歴史に残る政権、これが彼らの目標だ。もう後2年上手くやれば実現できる。そして、成功すれば後半は新たな経済黄金時代を迎える。さあ、借金漬けで上げ底のゾンビ船に賭けるか?後半の黄金時代を狙って着々と準備する国に賭けるか?いつも言っているように人間は信じたもので結果は左右される。蛇足だが、中国は戦争なんか始める必要は無い。超経済大国に成れば戦争よりお手軽に最強の通貨人民元で何でも買える。バブルの時、日本全土の不動産の価値は米国全土の4倍なんて事が一瞬有ったが、こんな状態が定着するだろう。彼らとインド人は、世界中どこにでも中華街、インド人街を作ってしまう、地球人なのだ。まあ、優秀な日本人もいずれ必然的にそうなるだろう。
Oct 13, 2014
コメント(0)
なぜ米国経済が、非伝統的なQEを採用してもバーナンキさんの予想を裏切る様な回復しかできなかったか?ニューノーマルと呼ばれるように、先進国経済は老いている。老いの原因は人口動態、ITによる省力化等色々有るのだろうが、社会学者ではないからそんな解析はどうでも良い、個々の木というよりも全体で老いているという事実だ。何度も言ったように、全体が老いに取りつかれても元気な木は有るし、自分もそうならなければいけない。言うまでも無く、日本の老いは先進国で一番酷い。年寄りの冷や水の結果がどうなるか?既にリフレ派のシナリオはかなり外れている、普通この位外れればポジションはスクエアだが、彼らにはこの選択肢は無い。ダウ平均が今年の上げを消したという記事が有ったが、ミーンより上に私は興味は無いが、調整後おそらくまた上げるだろう。先日も言ったように長期的に株価はトレンドラインとチャネルラインの間を蛇行しながら上げて行く。これも妖怪の癖の一つだ。蛇足だが、大衆は私とは異なりミーンからチャネルラインの間が好きのようだ。最近何度も言っているように、これから数年の香港市場に私はかなり強気だ。センチメントが、ポジティブに振れれば再来年には30,000に達するというのが最も楽観的なシナリオだが、日経平均の20,000よりよほど現実的だろう。火曜日ルールに従い1619天合を買ったが、昨日上げたようだったが、こういうのは珍しい。一般にこういうのはだらだら下げ続ける方が多い。私はいつも言っているように落ちているナイフを掴む。3337安東などざっくり切れてしまったが、まあこんなのが常に2桁は有る、こういうのは年末に損出しの持ち換えだ。しかしまあ、何個かは数年で倍から3倍になるから、淡々とRRで利益が乗ったのを利食って、割安を拾って行く。景気後退末期、商品価格が低下し次の景気回復の一因になる。ただ、安東のように商品価格と相関が高い銘柄は下げる。景気拡大~後退における株価の変動はセクターで全く異なる。正常な状態を知らないと歪もわからない、目利きにならなければいけない。
Oct 11, 2014
コメント(0)
昨日必然と霊感は異質なものだ、と言った端からこんな事を言う事になってしまった。今朝起きて、なぜかコムデギャルソンの事を思い付いた。もう何十年も縁が無い、90年頃渋谷の丸井のバーゲンに行ったきり買っていない。あの後イタリアに出張した事も有り、ジョルジョ アルマーニに嵌ってしまった。そしたら、ブルームバーグに記事が出ていて驚いた、これこそシンクロニシティのなせる奇跡だ。私は自分には霊感が有るなんて事を言うと信用が落ちると思っているし、そういう事を言う人間の事は信じない。しかし、ナポレオン ヒルさんが言われる、願望は実現するは信じている。無為自然はあくまでも自分から変化に沿い、変化を追い風に変える事で成されると言っているが、実はそこに何がしかのインビジュアル フォースが有る様な気がしているのも確かだ。川久保令さんにオーラが有ると記事に有ったように、何か精神的な未知の伝達物質がフィールドを形成しているのではないだろうか。芸術鑑賞や服・車等において琴線に触れるような感動は時々有るが、実は銘柄選定でも同じような感覚を感じる事がある。この感覚をより鋭くするにはコーヒーと黒石ひとみさんのBGMだ。だから、先日もESPリリーサーと言ったのだが。このブログを書いている時は、精神が中以下に落ちている時だ。9月に夏風邪を引いてから精神レベルは低迷している。先鋭化している時はリバランスで、文章を書く様な事をしない。これは意識的ではなく、現象だ。今年の目標まで後8%位だが、ストックコネクトのおかげでその位行くような予感が有る。なぜ誰もストックコネクトを話題にしないのだろうか?まあ、私は現在下げを追いかけている数銘柄は27日までに買うつもりだ。
Oct 9, 2014
コメント(0)
八雲なんて例を上げると霊能で未来を予測するなんて誤解する人が居るが、サイキック デテクティブというような事件物はよく有るテーマだがそんな事を言っているのではない。ゴシックのビクトリカがいつも言うカオスのかけらの方が近い。ビクトリカは事件を解決するのだが、我々は現在存在する事実、カオスのかけらからタイムトンネルのジグゾーパズルを埋めて行くのだ。私が毎日毎日記事を読むのは、未来に向けて積み上がって行くカオスのかけらをインプットしているのだ。そして、世界には基幹となる普遍的な法則が存在する。トレンドもその一つだが、例えば日本の衰退トレンドはアベノミクスなんてまやかしでは変える事はできない。トレンドを変えるには構造的な外科治療が必要だ。例えば20代の移民を男女半分ずつ1000万人迎えるとか、あらゆる補助金を全廃とかだ。まあこんな事はできやしないからトレンドは変わらない。傾いた企業を立て直した人がやった事を見ればこの位大胆な事はやっている。結局、国というのは、権力の執行機関であり弱者を執行の為に利用するから、正直者は馬鹿を見るような所に収束して行く。とにかく、常に競争優位で有ろうとするならばミーンリバージョンとか道天地将法は考えておかないと意思決定が恣意的になり道を誤る。まあ、ほとんどの人間にはベンチマークのアンカーが無いから相場でも政治でも消費でも浮動する扇動で操作される。頭が悪いというのはこういう状態だ。そういえばエイト証券から四季報が来たが、売れ残りを亜州IRから貰い受けたのだろうか?今時、香港株を四季報で研究する様な日本人が居るのだろうか?まあ、私には無用の長物でしかない。私には、中国の不動産バブルの崩壊を日本の公的債務より恐れる人の気持ちが全くわからない。TNT火薬と水爆位破壊力は異なるではないか?もう3~4年QQEを続ければ日銀は公的債務の約半分、GDP相当の国債を保有する事になる、冗談だろう。まあ何を信じるのも信仰の自由だ。馬鹿な大将敵より怖いなんて言っていた人が居たが、全く同感だ。
Oct 8, 2014
コメント(0)
中二病や八雲のように眼の色が異なる神眼はアニメの世界では定番だが、私が言う妖怪の癖を見るにはこれが要る。だいたい、凡庸なコンサルタントはこれを持たないから、後講釈ばかりしている。相場の世界で終った物語の後講釈など屁の突っ張りにもならない、必要なのは未来だ。もう何度も言ったように、タイムトンネルのジグゾーパズルを埋めて行くように高い知能は複雑系の必然が見える、これこそ神眼だ。問題はジグゾーパズルがどこまで埋まるかだ、ここに例え神眼が有っても能力の差が出る。重要な事は見える所で利益を抜く事だ、良く見えない所で勝負するとオッズが1になる。オッズが1では統計的に勝てない、はでな空中戦をやっていてもいずれ手数料による非対称性で負けに至る。どんなしょぼい神眼だって持っていない人間よりは有利なのだ。孫子の兵法に在るように、自分より強い相手とは絶対に戦わない事が百戦危うからずの解答だ。IQが150位有れば妖怪の癖など片手位は簡単に気付く、どれを使うかはリスクリワードや自分の性格で選ぶのだろう。もちろん、統計が機能する様な持続性を持たせるのは当然で、その前に吹き飛んではゲームオーバーになる。妖怪の癖だってオッズが1より大きいだけで100%ではない。ここが、リンゴが必ず下に落ちる物理学とは異なる、だから逆に高いIQに勝機が有るのだ。世の中にはオッズも統計も知らなくても、宝くじに当たるように相場で勝っている人間は居る。しかし、それは科学ではない、強運だ。そんな物は分析の対象にはならない。私だって何十倍になった銘柄を持っているから、こんなのをまとめて持っていた人間は、冗談な位儲かっただろうなあと思う。例えば6年前エセックスバイオの事は書いてしまったが、買った人は強運だ。偉そうな事を言っているが、私だって就職してからN社が駄目だと気付くまで10年もかかった。そして、不動産を馬鹿高値で掴んだ。若い頃とはそんなものだ、そうやって神眼を鍛えて行くしかないのだろう。残念ながら、私は本当にタイミングの悪い世代だ。私はかろうじて宙に浮いているが、いよいよ後2年で定年を迎える日本丸に乗っているこの世代は次のDecadeで壊滅だろう。まあ若者は同じ轍を踏まない事だ。
Oct 7, 2014
コメント(0)
私が恐れているのはこの法則だ。もはや手の打ちようが無い、お手上げ状態に陥ってしまう事だ。だから、私は数年前からさっさと負債を繰り上げ返済した。競売不動産も企業倒産もほとんどが負債にやられるからだ。これから、どんな伏兵に射られてしまうか、全てのリスクを見出す事は不可能だ。だから、考え付くリスクは潰しておくしかない。国内不動産の処分、資産の外貨建て化、キャッシュポジションのUSD化等、全てリスクコントロールの結果だ。危機管理なんて念仏のように唱えていても仕方がない。正直、円安が向かい風のまま政府に泣きつくような連中に未来は無い、変化は自らの手で追い風に変えるのだ。私は30戸近いマンションを売ったが、どんなに痛みを伴おうと凍傷になった手足は切らないと敗血症で死ぬ。これからの状況で有効な武器になるのは、おそらく外貨建て資産とキャッシュポジションだ。もちろん、この武器を有効に使いこなす頭が要るのは言うまでも無い。しかし、頭が有っても武器が無ければ戦えない。だから、消費税増税だからと言って家や車を買った連中が信じられない。まあ頭が無い連中が、最後の快楽にふけるのはそれはそれで良いのかもしれないが。先日も特異点で言ったように、ある時点でシステムは非連続にいきなり破綻する。船はじわじわ浸水しても当分浮いているが最後大きく傾いてから沈む。日本丸は確実に浸水している、いつ沈むかであって沈むか沈まないかではない。まあ沈まないと思っている連中は、享楽にふければ良い。次のDecadeを海外で過ごす為に資産を増やさなければいけない。2020年代、団塊の世代が、おそろしい金額の医療費を使うだろう、これだけでもぞっとする。2020年代の日本は、正に暗黒の時代だろう、それこそいつ底打ちするか?想像できない、淵は限りなく深い。相場が割安な時は、安全率も期待収益率も高いが、値上がりと共にそれらは下がる。それは外貨にもあてはまる。このようにこんな単純な事だって、意思決定はどんどん難しくなって行く。
Oct 5, 2014
コメント(0)
私は、ゲテモノ食いでDPAKだのAFKだの持っているから個別のA株にも興味は有るが、まあほとんどの人は興味は無いだろう。我々にとってのA株は、所詮ワンオブゼム、数多い選択肢の一つに過ぎない。しかし、メインランドの人間の立場は異なる。彼らにとっては数少ない海外投資の道が開かれる。既に上の1億人は日本人より金持ちだ、このバックグランドで門が開かれる。最初はちょろちょろでもいずれ大きな流れになるのが必然的な現象だろう。もし、この事でハンセン指数が動意付いたらこれ自体が大きなモーメンタム投資の材料になる可能性が少なくないだろう。デモで空売りが入っているが、狡猾な悪魔達のやり方は動かす前に必ず反対に振って損切りさせる。勘ぐればこの下げも彼らの戦略の前哨戦なのかもしれない。まあ、こんな事をいつも考えている訳だが、私はこういうポジションは持たない。個人的なアクションとして影響が有るのは、現在下げ待ちの銘柄をストックコネクト開始前までに買ってしまうかどうかだ。相場に異なった論理が追加されるとモーメンタムの崩壊が終了してしまう可能性が有るからだ。新参者はいつも相場をかき回して割安が無くなる、何度経験した事か。各セクターの株価動向を見る限り、中国経済は最悪期を過ぎた状態を示している。今主に下げているのは、カジノとモーメンタムで吹き上げた銘柄だ。さて、11月・12月と2009年末のようにどんどん上げるだろうか?私はいつか噴き上げると思って確り仕込んであるので逃す事は無いが。一方、8月に短期調整が入らなかった、世界全体はバブルの初期の可能性が高い。米国景気がピークを付ける前に相場は崩れ始める、これは常に考えておかないと危ない。何度か言った1112合生元が、ピークの1/3まで下げているが、モーメンタムに安易に食い付くとこうやってはめられる。絶対に渋滞から流れている方にレーンチェンジをしてはいけない。ほとんどの人間はこうやって塩漬けを増やして行く。
Oct 4, 2014
コメント(0)
全16件 (16件中 1-16件目)
1