BONDS~絆~

BONDS~絆~

2006年04月09日
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カテゴリ: 福祉

夜回り先生 こと、 水谷修 先生の活動が、今日の夜中(AM2時頃)に再放送されているのを見ました。
本当・・・ 良いこと言う先生だなぁ と思いました。
皆さんもご存知の通り毎日夜中、先生の家には多数のメールや電話が届きます。
テレビで放送されていた電話の会話の一部で、私がいいこと言うなぁと思ったところを書きます。電話の相手である少女の母親は酒が入ると、娘を酷く叱るようです・・・。

電話の相手:「先生・・・あのね。あたし・・・」

先生:「うん」

相手:「施設に入れられるって・・・」

先生:「・・・またお酒入ってるのか?」

相手:「うん・・・(すすり泣き)」

先生:「お母さんそこにいるのか?」

相手:「いる・・・」

先生:「じゃあ代わって」

相手:「出ないって・・・」

先生:「先生が出なさいっていってるよってお母さんに言って?」

相手:「(電話の向こう側で『先生が出なさいって・・・』)無視する・・・」

先生:「もう一度、先生が電話に出てくださいってお願いしているよって言って?」

相手:「(電話の向こう側で『先生が電話に出てくださいってお願いしてる・・・』)無視するよ・・・」

先生:「そうか・・・。」

相手:「明日、施設に入れる手続きするって・・・」

先生:「先生がそんなことさせないから。先生は○○(相手の名前)の味方だから。今日はとりあえず寝なさい?それで、明日もし、施設に電話するようなことがあったら、先生にすぐ携帯から電話しな?」

相手:「あたしが遅れて帰ってきたから・・・・(涙声」

先生:「そんな日だってあるさぁ(めっちゃ優しい声)」

相手:「・・・っ」

先生:「とりあえず今日は何も心配しないで寝なさい?先生何があっても○○を守るから。もし施設に入れられるようなことがあったら、先生が先に電話して手続きするから。ね?」

相手:「うん・・・有難う」

先生との会話の後に相手は必ず「ありがとう」と言います。
『ありがとう』 私を救ってくれた っていうことにちょびっとはリンクしたのではないかと思います。
別の子の対応でも電話の最期の言葉は皆一緒でした。

ある学校で先生が数年間相談を受けていた少女(アイ)の話をしていました。
彼女は中3で夜の世界に溺れ、HIVに感染しました。彼女の話は、先生が講演で話しているのをテレビの画面なり、何なりで直接先生の口から聴いたほうがより、リアルに想像できるので、ここで多くは語りませんが、彼女はエイズが発症し、安楽死のモルヒネを投与される直前、家族と先生に電話と同じ言葉を言いました。
「お父さんありがとう」
「お母さんありがとう」
「お姉ちゃんありがとう」
「水谷先生ありがとう」

しかし、彼女はモルヒネで死ねなかった。モルヒネが切れると、筋肉のない彼女がもがくと関節が壊れる。家族や先生が唯一出来ることは、痛みにのたうちまわる彼女を抑えることのみ。
そして、モルヒネを投与した翌年の2月、彼女はこの世から去りました。
そのとき、彼女の父親が放った言葉が先生は酷だったといいます。

「アイ、良かったね。ようやく楽になれたね・・・」

愛しい娘が自分より先に死んだ父親が言った言葉の中に「良かったね」とは、どんなに酷な言葉であるか、涙なしに想像できません。話を聞いているだけなのに、その状況を見ていた先生が講演でそれを言うのは、直接見てきたことだからとても辛いだろうに・・・。
講演でアイの話をするのはアイと先生との約束でした。
だから、先生は毎回講演でこの話をするそうです。
アイの最期の目は、くっきりはっきり見開いた、ビックリしたような目をしていたそうです。
その目は「先生、助けて!どうして?どうして私死ななきゃいけないの?生きたいよ!」と言っていたそうです。

でも彼女は生きられない。

そうして彼女は亡くなった。

先生自身も病を抱えていることは皆さんもご存知でしょう。
たまに「死にたい」と言っている子に対し、俺は生きたいのに死ぬんだ。お前らには明日があるんだから・・・と思うことがあるそうです。
あたしはこの言葉を聞いて安心しました。
偽善で仕事をしていないという再確認とともに、我慢をしていないということ、素でいることがわかったからです。
もちろん、素の自分をさらけださないと相談相手も自分をさらけだしてはくれません。
だから、余計に自分の悩みとか口に出来ないだろうと思っていたのですが、テレビの前でそんな風に言う先生がいて、本当に安心しちゃったんです。
反面、その放送を見て、先生に電話できなくなっちゃう子がいるんじゃないかって思うこともあったけど、そこは先生も人間なんだ、自分らと同じ人間なんだってことを理解して頂くイイ言葉でもあると私は思いました。

人それぞれ意見はあると思いますが、私は上記に述べたように思います。
最後に先生が言った言葉の中で、相談してきた子に言った言葉だけど、あたしが1番救われた?言葉を書いて終りたいと思います。

『お前は偽善者なんだ。頑張らなくていい。頑張るな。暴れろ!』






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Last updated  2006年04月09日 04時57分22秒
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