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「収穫逓減の法則と収穫逓増の法則の活用(2)」前回では「収穫逓減の法則」についてのべましたが、今回は「収穫逓増の法則」について述べます。収穫逓増の法則:もっとも情報化の時代に入った最近では経済学的に「収穫逓増の法則」という逆の現象もあるということがいわれるようになってきました。製造業中心の工業化の時代には前記の「収穫逓減の法則」が一般的な常識でした。しかしITの時代になるとデジタル産業や知識主導型の新しい経済分野ではこの法則が支配しているということがいわれるようになってきました。この法測は、私なりの解釈でいきますと「少ない労力で、それ以上の何倍もの効果が得られる」というようなことです。例えば、マイクロソフト社も、1回ウインドウズのソフトを作るだけで、またたくまに全世界のパソコンの共通OSとして世界市場を制覇し、売り上げは爆発的に伸びました。経済学的に言うと、難しくなりますが、簡単に言うと、いわゆる「てこの原理」に近いことかもしれません。てこの原理については、何十年も昔に、確か小学校の理科の授業か何かで習った記憶があります。この原理を利用すれば、人間の小さな力で何百キロもある重たい物を持ち上げたり、動かしたりすることができます。つまり少ない労力で大きな効果を得ることができるということです。確かに社会生活のなかで、この収穫逓増の法則が当てはまることがいろいろとあるようです。これを意識的に活用すれば、時間を創造できます。例えば、自分の考えを人に話す場合、同じ話すにしても、1人に話すよりは、集団を対象としたセミナー、講演会等で話した方が得られる効果は大きいでしょう。あるいは自分の考えを手紙にして、特定の人に宛てて送るよりは、小冊子や書籍にして、あるいは今はやりの電子書籍、メールマガジン等にして発行した方がより大きい効果が得られます。日記も紙の日記帳に書くだけでなく、いわゆるブログ(日記風のホームページ)を作成して公開すれば、効果や影響力は大きいでしょう。ホームページの場合、極端に言えば、全世界に公開したことになります。これを悪用するのは言語道断ですが。また電子メールなども一度に複数の人に同じ内容のメールを送信できるようになっています。ファックスなどはずっと以前から一度に複数の人や企業などに送信できるようになっています。ネット社会になった現代では、この収穫逓増の法則を活用する機会がいろいろとあるようです。家に1台パソコンがあれば、画面上に店舗を持った24時間営業のネットショップが開業できます。店舗のスペースの確保が必要ありません。このように、この法測は時間ばかりでなく、空間についても有効活用ができます。家のパソコンから居ながらにして世界中の情報が入手できます。以前だったら調べ物をする場合、図書館とかにわざわざ出向くしかなかったのが、今ではほとんど自宅のパソコンで事足りる場合が多くなってきています。時間と空間が節約できるようになっています。大手検索エンジンのグーグルなどは世界中の図書館の本をネットでむすんで閲覧できるように計画しているとのことです。ネット社会となった現代は、いろいろと創意工夫しだいでは、新しいビジネスを生みだすチャンスともなっています。
2007/10/28
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「収穫逓減の法則と収穫逓増の法則の活用(1)」社会事象を「収穫逓減の法則」と「収穫逓増の法則」の2面から捉える見方があります。この法則をうまく使って、時間の創造をしてみます。2回シリーズで今回の第1回目はこの収穫逓減の法則について述べます。第2回目は収穫逓増の法則です。収穫逓減の法則:経済学に「収穫逓減の法則」というのがあります。簡単に言えば「最初はめざましい効果があるが、だんだんとその効果が落ちてくる」ことです。当初は農業の分野についていわれていたもので、ある一定面積の土地から得られる収穫量は,投下した農業者の数に比例して増加せず,農業者の数がある限度を越えると農業者1人あたりの収穫量が逓減するという土地収穫逓減の法則として述べられました。後に鉱工業についても,同様な現象がみられるために法則として一般化されました。つまり、生産要素(土地,資本,労働)のうちの1生産要素のみを増加するとき、その単位あたりの生産が漸減していくという法則です。例えば、ある工場の設備投資で新しい機械を導入すると工場の生産性は高まりますが、機械の導入がある一定の規模まで達すると、生産性が落ちてきます。このような現象を「収穫逓減の法則」といいます。この「収穫逓減の法則」はなにも農業や経済だけにみられる現象ではなくて、一般社会生活でもよく見られる現象です。例えば、のどの渇いた時に飲むビールは、最初の一杯目は非常においしく感じられるが、二杯目、三倍目、となってくるにしたがって、段々とおいしくなくなってきます。ビールだけにかぎらず、お菓子やケーキにしてもそうです。こうした経験は誰でもしたことがおありでしょう。また別の例では、ヒット商品を売り始めると最初はお客がドッと押し寄せるが、ある時期を過ぎると、いくら宣伝・広告をしてもお客は減っていくという現象がよくみられます。また、「同じことを長時間続けていると能率が落ちる」という事象にもこの法則が適用できます。これも経験的に納得できることです。同じ勉強を長時間続けると能率が落ちてきます。例えば1日10時間の勉強時間のうち10時間国語の勉強ばかりやったら、能率が落ちます。それよりも、国語、数学、英語、社会、理科をそれぞれ2時間づつやった方が時間当たりに得られる情報量が多くなり、能率が上がります。これは同じことを長時間やれば飽きがきて、疲れやすくなることからもうなずけます。また、同じ場所で長時間勉強するよりは、場所を変えて勉強した方が、気分転換になって、これも能率が上がります。同じ家の中なら、部屋を変えてやるとか、あるいは家や学校、図書館、喫茶店、天気がよければ公園でやるとか、いろいろあると思います。自分の環境に合わせてやればよいでしょう。また文化系統の国語の勉強のつぎには理科系統の数学とか、理科の勉強をした方が能率が上がります。またぶっ続けでやるよりは、途中休憩時間を何回かとった方が、能率が上がります。10時間も集中力が持続するはずがありません。仕事も同じようなことがいえます。学生時代の勉強よりは制約事項が多いでしょうが、創意工夫により、その気になれば、可能でしょう。いろんな職種の人がいて一概にはいえませんが、例えば事務系統の人の場合、書類仕事の途中には、外回り、会議、接客、休憩等を意識的に可能な限り織り交ぜてした方が、能率が上がります。要は、職業が何であれ、同じことを長時間やれば、能率が落ちて、得られる効果も少なくなるということです。これは場所についても同じことがいえそうです。同じ場所だけで商売をやるのではなく、場所を変えてやってみるということも考えてみたらよいかもしれません。会社などでも同じ部署に何年も在籍すると最初はその部署の仕事からどんどん吸収していたものが時を経るにつれてだんだんと得られるものが少なくなってきます。また、人の付き合いについても同じことがいえます。仲良しクラブの同じ人ばかりと付き合うよりは、いろんな人と付き合ったほうが、得ることが多いでしょう。世の中いろんな考え方をする人がいますから、自分と意見の違う人の話は傾聴に値します。自分も偏った考え方をしている場合が結構多いものです。多角的にものごとは見た方が、物事の本質がよく見えるようになるからです。次回は収穫逓増の法則について述べます。
2007/10/27
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