Flatのガンプラ製作日記

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flat2775

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2005.08.10
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カテゴリ: ガンダム小説







「仕方ないだろ!
 あそこで武器忘れたので取りに戻ってきましたなんて
 恥ずかしくて言えるかってんだ」

深紫小隊は巡回中である。
コースは自陣勢力範囲内ではあるが当然敵との遭遇も
予期しなければならない。
にもかかわらずフラットはグフの主武装であるバズーカを


「まあ、こんな時間だし、敵も昼寝しているんじゃないかなあ」
イーポンの読みはかなり希望的だ。

「だと良いがな。
 今日は良い天気だ。
 敵サンこっちまでピクニックに来ているかもしれんぞ」
クマは皮肉まじりに冗談で返す。

「ピクニックかぁ。良いなあ」
あくまでもイーポンは呑気だ。

二人のやり取りを聞いていてフラットはますます不機嫌になった。

そんな気分を油を注ぐかのように警報音が鳴り響いた。
不明機、数3。距離10。


警戒センサーはなぜ鳴らない?

フラットは苛立ちを隠せなかった。

ピー!
基地より入電だ。

「ミイコいったいどういうことだ?」


いつもクールに仕事をキメるミイコの声にわずかに慌てた雰囲気がある。

「小佐のいるB地区に敵影発見。うち一機はガンダムタイプ」

よりによってオレンジレンジかよ、フラットは嘆息した。

「有益な情報ありがとう。
 もう敵に挨拶できそうな距離だよ」

苛立ちのためか毒のある言い方をしてしまっていた。

続く





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Last updated  2005.08.10 11:23:24
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