森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.04.09
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カテゴリ: 行動のポイント
2014年4月号「生活の発見誌」の体験談より転載です。

治るということは、要するに世間一般の人がしている、普通の生活をすることである。
毎日の平凡な生活をつまらないものと考え、こんなことに自分の人生を費やすのは間違っているとか、自分はもっとレベルの高い仕事をなすべきであるなどとは考えず、ひたすら日常生活を一つ一つていねいに、工夫しながらこなしていくのです。
たとえ、人から称賛されるような仕事であっても、実は平凡な日常生活の努力の積み重ねであることが少なくありません。
そういう心構えでいますと、毎日が忙しくなってきます。
注意が活発になって、あれにもこれにも気がつくようになります。
やらなければならないことがたくさん出てきます。
時間を有効に使うため、計画性が生まれ、ぼやっとしている暇がなくなります。

そして気が付くと、いつの間にか劣等感や視線恐怖などに悩んでいたことを忘れている自分を発見することになります。


私も同感です。この文章を読んでいると実にすがすがしくなります。
治るということはこれが土台となります。
これを別の言葉でいうと「凡事徹底」ということです。
私の座右の銘です。

この土台部分は、プロ野球の打者の打率と同じようなものです。
油断するとすぐに打率は下降してきます。
その時に慌てて立て直そうとしてもうまくゆきません。
我々は弱い地盤の上に家を建てているようなものですから、いつも土台部分に問題がないか注意を払う必要があります。
土台を安定させることに取り組むことは極めて大切なことです。

土台が安定すれば本格的に森田理論学習を始めても大丈夫です。
認識の誤り、「かくあるべし」思考の間違い、他人本位の生き方の間違いなどを学習して、修正してゆくのが次の段階となります。






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Last updated  2014.04.09 06:30:45
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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