森田理論学習のすすめ

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2022.04.11
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カテゴリ: 最新の脳科学
セロトニンの果たしている役割をまとめてみました。

1、すっきりと爽快な意識を作り出す。大脳をすっきりと目覚めさせる。
セロトニンが一定の濃度に保たれると、人間の脳にとって理想的な覚醒状態をもたらし、すっきり爽快になるのです。
朝起きて太陽の光を浴びるようにするとさらに効果があります。

2、平常心を維持する。
私たちはつらいことや悲しいことがあると気分が落ち込みます。
神経質者の場合は不安にとらわれて、精神交互作用により神経症になります。
また、楽しいことやうれしいことがあると時間を無視してのめりこむこともあります。それが、依存症にまで発展することがあります。
セロトニンは、そういう 感情の振れ幅が極端にならないようにコントロールしている

3、自律神経のバランスをとって、よい状態にしています。
私たちの体は、交感神経と副交感神経という「自律神経」の働きで支えられています。自律神経とは、生命活動である心臓の機能、呼吸、発汗、体温調整、消化などを維持する活動を支えている神経です。
この自律神経には、「切り替える₌スイッチング」のポイントあります。
セロトニン神経の規則的な刺激が、その2つの神経のスイッチングを促しています。スムーズにスイッチングが行われないと自律神経失調症になってしまうことがあります。

4、セロトニンは脳の中で「痛みを軽減」しています。
通常、人間は痛みを体ではなくて脳で感じています。
セロトニン神経が活性化されると、痛みの伝わり方が抑制されて、それほどつらく感じなくなるのです。痛みの伝導が抑えられるために、痛みが軽減できて、ストレスに強い体質になるのです。

5、アンチエイジングの役割を果しています。
セロトニン神経は、抗重力筋につながる運動神経に直接刺激を与えています。
抗重力筋とは、姿勢を維持するために重要な役割を果しています。
首の筋肉、背骨周りを鍛える筋肉、まぶたや顔の筋肉、下肢の筋肉などです。

まぶたが落ちてきて、口に締まりがなくなります。
これは地球の重力に筋肉が引っ張られているから起きているのです。

参考文献を上げておきます。
ストレスに強い脳、弱い脳 青春出版 43ページ
脳からストレス消す技術 サンマーク出版 95ページ

著者はいづれも有田秀穂先生です。





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Last updated  2022.04.11 06:29:58
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