森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.07.05
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
無気力で何もする気にならないという人がいます。
動くことが辛い、働くことがしんどい。
しんどいことはしたくない、面倒なこともしたくない。
頭が痛くなるようなことも敬遠したい。
苦労することが目に見えているようなことは決して手を出さない。
エネルギーを消費することは何もしたくない。
会社ではさぼってばかりで自分に与えられた仕事の責任を果そうとしない。
他人から指示されてイヤイヤするようなことはしたくない。
覇気がない。消極的、惰性で生きている。

自分の得になることばかり考えている。
とにかく楽をしたい、休みたい。できれば不労所得で生きていたい。
その時その場が刺激的で楽しければ十分だ。
絶えず瞬間的、短期的、刺激的、享楽的、本能的快楽を求めている。

こういう人は軽蔑されて、仲間内からはじき出されてしまいます。
本人は暇を持て余し、何もやることがなくて、心の中にモヤモヤがある。
やる気を出せと言われるが、そんなことができるならばとっくにやる気を出していると開き直ってしまう。

どうすれば積極的、生産的、建設的、創造的な生き方ができるのだろうか。
森田理論に「目の前に起きている事実を見つめよ」というのがあります。
見つめていると気づきや発見があります。
問題点や課題が見つかることがあります。

行動したくてムズムズしてきます。
これを生活の中に取り入れていくことが大事になります。
人間は解決すべき問題や課題が持てたときは、俄然やる気に満ちて生き生きと活動できるということだと思います。
仕事は生活費を稼ぐためにイヤイヤすることが多いのですが、物そのものになりきることによって問題点や課題が見つかれば、感情が動き出して仕事は面白くなってきます。

次に最新の脳科学を学習することをお勧めいたします。


脳には報酬系神経回路と防衛系神経回路が作動しています。
扁桃体で「不快」「嫌い」と判定された感情は青斑核に送られて、防衛系神経回路が作動します。
過去の失敗やイヤな思いをしたことなどは、次回から敬遠するようになります。
その結果、消極的、抑制的、回避的な生き方をするようになります。
自分を鼓舞して奮い立たせようとしても、脳全体が逃げ腰になっているので、やる気は出てこないのです。無理やり行動すれば、心身の疾患を招きます。
長生きすればミスや失敗、イヤな思いが蓄積されてきますので、手を打たなければ主として防衛系神経回路が作動することになります。

これに対して報酬系神経回路が作動している人は、積極的、生産的、建設的、創造的な生き方になっています。
やる気を出して悔いのない人生を謳歌したい人は、脳の仕組みを学んで、報酬系神経回路が作動するように切り替えることが必要になります。
これについては2021年11月26日~28日に投稿しています。
それ以外にも「最新の脳科学」のカテゴリーの中で詳しく説明しています。
やる気を出せと言われても自分には無理だと思われている方は是非ご参照ください。





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Last updated  2023.07.05 06:35:54
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