人は習慣によってつくられる。
優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣から生まれる。
人間の行動の95%はあなた自身の習慣によって決まっているといっても過言ではありません。
心理学でも、人の行動の95%は無意識によるものであるといわれており、無意識のほとんどは習慣によってできているのです。
このときに脳は、一定期間毎日繰り返された行動が習慣になると、無意識のうちにその習慣を繰り返すように変化してくるのです。
ですから、よい習慣でも、悪い習慣でも一旦プログラムされてしまうと、意識していないのに勝手に体がすっと反応してしまうという現象が起きるのです。
行動が習慣化していないときは、次に何をすべきかを前頭前野で試行錯誤することになります。
こんなことを繰り返していると脳は疲れ果ててしまいます。
無意識のうちに作られた健全な生活習慣は、悩む前にすっと身体が動くようになりますので、不安にとらわれる回数が少なくなってきます。
問題は習慣にはよい習慣と悪い習慣があるということです。
健全な生活習慣を作り上げて、淡々と日常生活をこなしていくことは森田が目指している方向です。
(
「続ける」習慣 古川武士 日本実業出版社 参照 )
健全な習慣はまず早寝早起きがあります。
特に朝起きる時間を一定にすることです。そして夜寝る時間も一定にする。
昼間は仕事や家事、育児や介護が中心になります。
これらが生活の柱になります。
その間隙をつなぐための生活習慣を確立することが大切です。
食事の準備と後片付け、掃除、洗濯、整理整頓、運動、ペットや観葉植物の世話、身支度などです。
毎日同じ時間に同じことをしているというルーティンを作ることを目指します。
3か月もすれば、身体が自然に動いてくるようになるでしょう。
考えることと行動は同時にできませんから、不安に振り回されることはかなり少なくなってくるでしょう。
規則正しい生活習慣作りは神経症を乗り越えるために是非身につけたいことです。
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