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本日は8月最後の日。明日から9月です。夏の終わりも目前ですね。現在、中東はラマダン終了後のイード休暇に入っております。ベイルートではクリスチャンの地区に住んでいる私。ラマダンの影響をほとんど感じることなく8月が終わりました。 今日からヨルダン入りして、ヨルダンのラマダン後イード休暇の雰囲気を存分に楽しんでおります。さすがイードとあって、街は閑散としています。そして今回、初めて飛行機でベイルートからアンマン入りしたのですが、このロイヤル・ジョーダニアンもガッラガラ。ほとんどの席が空席でした。こんなんで採算が合うのかと思いますが、イードということも関係しているかと思います。イードは家族でそろって過ごすのが中東流。イード前、イード後には交通機関もそれはそれは混み合うのです。イード中の移動はけっこう穴場かも。ベイルートからアンマンへのフライトは約1時間。飛んだかと思ったら着いてしまいました。陸路では6-7時間がかりなのに…飛行機はやはり楽ですね。 ロイヤル・ジョーダニアンのいい点は、持ち込む荷物の重量制限がかなり甘いこと。機内持ち込みは7キロですが、預ける荷物は30キロまでOKです。陸路での移動の際は、けっこうコンパクトに荷物をまとめているのですが、30キロまでOKといわれると欲張ってギリギリの重さまで持ち込みたくなる。というわけで、なぜかすごい量の荷物を持ってのヨルダン入りとなりました。懐かしいですね、ヨルダン。レバノンよりずっとホッとしますし、やっぱりヨルダンって情熱を感じる国!! レバノンにいると、この「パッション」を全く感じないのが不思議です。いろいろと理由はあるのですが…ひとことで言うとレバノン人のプライドがさらに私をシラけさせるのかもしれません。ヨルダン方言も、やはり2年半聞きなれただけあって懐かしい。ヨルダンは私の心の故郷 (ふるさと) ですね。9月は観光のハイシーズン。中東のごたごたの影響を受けて観光客の数は結構減っているかと思いますが、それでも通常期よりたくさんの方が見えます。ヨルダンに関心を持ってくださってありがとう!! さて私のヨルダン滞在、けっこうバタバタと過ぎてしまいそうですが、また順次レポートしてまいりますね。 秋休みはヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.31
テレビ中毒 ―という言葉がぴったりな中東でございます。ほとんどの家で、テレビは一日中つけっぱなし。朝といわず昼といわず夜といわず…。お客さんが来ても消したりなんかしませんよ。一緒にテレビ観賞をさせられます。 そんな中東全体でホットなのがトルコの soap opera。いわゆるメロドラマっちゅうやつですね。サウジなどでは、このトルコのメロドラマの影響を受けて、トルコへ旅行するアラブが激増しているのだとか。今レバノンで放映されているのは、私がヨルダンに渡った最初の年 (つまり3年半前) に放映されていたのと全く同じトルコのメロドラマです。アンコールに応えてなのか分かりませんが、このように何度も何度も同じドラマが放映されるようです。しかも1日に2回も同じ回が放映されていますよ。見逃す人がいないようにという配慮なのか? ↑ こちらは「ヌール」というタイトルのトルコ・ドラマ。主役の男性がムハンナドというとてもキレイ系の男性で、このムハンナドが大好き!! というアラブ女性も多い…。私からすると、唇がピンクすぎるっ、顔が整い過ぎるっ、絶対化粧してるっ、…というように生理的に好かんタイプです。男性は汗臭いくらいのほうがいいと思うんですが、古いですかね?↓ 下の写真は「Sanawat Al Dayaa」(英語のタイトルは ”Lost Years”) というトルコ・ドラマ。こちらに出ている Tuba というトルコの女優さんはとてもきれいだと思います。 さて、こうしたトルコの連ドラが何度となく放映されます。トルコの連ドラに加えて、シリアやレバノンの連ドラも放映されますが、やはり人気があるのはトルコ発のドラマらしい。私の家にはテレビがないのですが、せせこましい住環境のベイルートではあちこちの家からこれらトルコの連ドラの音楽が聞こえてきます。あ、今「ヌール」やっているな、などと分かるわけです。ヨルダン時代の初期に、テレビは語学の学習に役立つかなと思った時期もあったのですが、こうしたトルコ発のドラマはアラビア語に吹き替えての放映です。俳優の口の動きが話している言葉と微妙に合わないので、私にとってはアラビア語の学習になりません。それから、ドラマは危険ですよ!! アラブを見ていたらわかるように、彼らの生活はテレビに完全に支配されています。次から次へと1日中ドラマが放映されますから、テレビの前から離れられません。いやぁ、危険ですな。私はこうしたドラマは見ないことにしています。hooked (中毒) になりたくありませんから、初めから見ない。←いずれにしてもテレビが家にない。でもベイルートではどの家でも、ムハンナドやヌールに出会ってしまいますね。ま、連続して観ていないので、話の筋も分からないんですけれど…。親切にドラマの筋を説明してくれる友達もいますが、分からんっちゅうに~。テレビ見るんなら帰るね、と言いたくなる時もあります。そんな感じで、トルコの連ドラブームは北はシリアから南はサウジ、西はエジプトまで、(東はイラクかな? イラクでも放映されているんでしょうか…)中近東全体を巻き込んでまだまだ続きそうですよ。 秋のヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.19
中東ではハイビスカス・ティーが好んで飲まれます。特にエジプト人はハイビスカス・ティーが好きなような気がします。日本でも最近ではかなり一般的になってきたかもしれません。 ハイビスカスといえば、言わずと知れたあの南国の大輪の花。でも乾燥させられたハイビスカス・ティーの葉はローズティーの葉のような色をしています。沖縄に行った時も、このハイビスカス・ティーが沢山売られていました。が、高かった。ここ中東では、本当に安価で手に入ります。ハイビスカス・ティーの魅力はまずその色でしょうかね。とても美しいルビー色をしています。その色に負けず、効能も優れているようです。美肌には欠かせないドリンクのようですよ。というのも、このハイビスカス・ティーにはビタミンC とクエン酸が両方とも豊富に含まれているからだそうです。 クエン酸と聞くと…酸っぱい! というイメージがありますね。本当にこのハイビスカス・ティーはかなりの酸味です。初めは、ちょっと酸味がきついなと感じられる方もいるかもしれません。私はこのハイビスカス・ティーに蜂蜜を溶かして飲むのがお好み。よくあったかいハイビスカス・ティーを飲んでいたのですが、この夏は夜に作って冷蔵庫で冷やし、翌日に飲むようにしてみました。暑い夏にはこの冷たい酸味が何ともいえず美味しいです。数日前にプロパンガスが切れまして、ガスボトルの交換を怠っているので、ここ最近でこそ飲めていませんが…。ハイビスカス・ティーはまた、カリウムを豊富に含み利尿作用があるため、むくみや二日酔いなどにもとても効くのだそうです。見た目も効果も抜群の優秀なティーの代表格ですね。日本でも手に入りますが、やはり割高になりますので、中東にこられましたら是非購入してお持ち帰りくださいね。今年 世界遺産に指定されたワディラムへぜひお越しください。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.17
8月も後半に入りました。時はどんどんと過ぎて行きますね。暑い夏ももうひと頑張りです! レバノンでは夏の時期、果物がとっても美味しいです。今、マーケットによく並ぶフルーツは、赤いプラム、黄色いプラム、マスカット、桃、バナナ、メロンにスイカ…どれも甘くて美味しいです。 それから、フルーツはもちろん日本と比べると格段に安い。例えば右の写真のマスカットですが、1キロ買って1ドルという安さ! フ ルーツをふんだんに食べれるのは嬉しいですね。今日は友達からプラムを袋いっぱい頂きました。 この友達はベイルートに住んでいますが、出身はアンジャル。アンジャルについては以前にアンジャル遺跡のご紹介をいたしました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201010230000/)。世界遺産に一応指定されているのですが、観光客は本当に少ないひっそりとした遺跡。このアンジャルに友達の家があり、毎週金曜日になるとベイルートからアンジャルへ車を走らせて、週末をこの静かな田舎で過ごすのです。この友達はアンジャルに果樹園を持っており、毎週たくさんのフルーツを収穫してベイルートに戻ってきます。私はそのお相伴(しょうばん)にあずかる役目。こんなにどっさりもらったプラム、どうしましょう~と嬉しい悲鳴を上げています。が、心配ご無用。毎朝の野菜ジュースにどっさり放り込みますよ。この野菜ジュースはニンジンがメインですが、フルーツを入れるととっても甘くてさらに美味しくなります。さらにさらに、完熟のプラムの果汁はお肌にとってもいいのだとか。キュウと果汁を押し出し、洗顔後のお肌に直接パックすると美しいお肌に変身できるそうです。ほんまかなぁ…と疑心暗鬼の私ですが、お肌にいいといわれるものは試してみたい。ここ数日、プラムの果汁のパックを顔に施しております。はたして結果は…??? あの~、なんか、小さなにきびがぽつぽつ出始めたんですけれど 果たしてこれがプラムパックのせいなのか、はたまた女性特有のホルモンの影響なのか、分かりかねます。もう少し様子を見てみたいと思います。プラムパックの効果については、後日またご報告させていただきますね~。秋のヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.17
アラブのフォークダンス「ダブキ」については、少し前にご紹介いたしました。詳しくは、こちらをどうぞ。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201108060000/ 皆が一斉に足で同じステップを踏むいわゆるラインダンス (line dance) で、人数が多ければ多いほど楽しい。これも、″個″の文化でなく″群れる″文化であるアラブを大いに象徴するものだと思います。さて、先日の木曜日にダブキ大会が無事に開催されました! パチパチ ダンス能力ゼロの私のために、ダブキ ゼロからの基本編。 とはいえこのダブキ、ヨルダンでも何度となく踊る機会がありましたので、いくらダンス音痴の私でも、3年半も経てばそろそろ習得可能なはず! 写真で見ると本当に何をやっているのか分かりませんが、一応踊っているんですよ(笑)。今回、ダブキの2つのバリエーションを教えてもらいました。この2つはまずまず完璧ですよ。フフフ。とはいえ、先導してくれる人がいないと滅茶苦茶になりますがね まぁダブキは一人で踊っても面白くない。みんなと一緒だから楽しいわけで、同じタイミングで床をダンダンと踏みならすことができれば多少下手でも全然問題ありません。ダブキ一色になるはずだったこの日ですが、アラブ女性が集まれば、やはりダブキだけでは物足りないよう。アラブの色っぽい踊りを始めちゃいました。さぁこうなれば私はお手上げです。自分に酔いしれながら踊るアラブ女性たち。うーーーん。完全に自分の世界ですな…。でも踊る時の女性たちは本当にう~っとり、夢見るような目つきで、幸せそう。私は一人でソファに腰掛け、ポテトチップスをバリバリとほおばりながら、ダンス鑑賞を楽しませていただきました。次のダブキ大会はいつかな。ワクワク。初秋にヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.15
中東生活3年半で身長がどうもまた伸びたらしい、という話を以前にいたしました。自分では意識しないのですが…それにしても30代で背が伸びるということはあるのでしょうか? 最近の身長は測っておりませんが、日本にいた時は172-3cm くらいだったのではないかと思います。日本の女性の平均身長は以前より高くなっているとはいえ、まだまだ日本の社会では背の高い女性が居心地の悪い思いをする場面って結構あると思います(←経験者)。だって…まず日本男性の背が低い。若い男性でも背の低い人って多い。小さくて華奢 (きゃしゃ) な男性の横に立つと、自分がドでかく思えてしまう。しかも日本のおじちゃんとかって、けっこうズケズケと人の背についてコメントするんですよね。 「スラリとしているね」とか「背が高いね」ならまだいいですよ。でもヒトコト「でっかいなぁ」とか挙句の果てには「ごついなぁ」とかいわれると、自分が巨大な生き物に思えてしまう。「でかい」とか「ごつい」とか関西方言なんでしょうけど、かなり失礼だと思います(笑)。私も一言「おっちゃん、おっちゃん、アンタが低いんやで」と言い返したい!まぁそんなわけで、背が高いといわれると「スミマセン…」と小さくなってしまいそうになることもあるのが日本社会。ハイヒールを履くのも場合によっては少しためらってしまう。中東では背の高さはプラスになるかマイナスになるか? アラブという人種ですが、男性女性ともに身長に関してはかなり幅があり、背が低い人から高い人まで様々です。アラブ男性は日本人男性と比べると、もちろん背も高く、体格も良く、(そして格段に毛深く)、大きいというイメージもありますが、それでも皆が一律に背が高いわけではありません。アラブ女性は、日本人女性よりかなりふくよかですが、平均の身長はそれほど変わらないかもしれませんね。そんなわけで、アラブと一緒にいても私の背は高いほうです。日本人なのになんで背が高いのか? 本当に日本人か? お父さんもお母さんも日本人か? とよく聞かれますが、「100%日本人です」というしかありません。そんな中東では、「背が高いことは良いこと」と思われています。背が高いね、といわれるときにネガティブなイメージは一切ありません。背が高い=「マーシアッラー」。「マーシアッラー」とはアラビア語でよく使われる表現で、神様からもらった贈り物というニュアンスが含まれます。つまり、背が高くっていいねということです。そんな中東ですから、ハイヒールも思い切り履けますし、姿勢もピンと張って歩けます。まぁ中東に限らず、ヨーロッパやアメリカ、それにロシアでもそうでした。中東で少し伸びたらしい身長とハイヒールを合わせますと…外での私の身長は 180cm 近くになるのかもしれません。アジア圏になると、とたんに周りの人々が小さいことに気づきます。背が低い、背が高い、というのは個性の一部ですから、背に関していちいちコメントをされない世界というのはとても気持ちがいい。そんなわけで、アラブ世界では私はかなり快適に過ごせています。自分と違うものを受け入れるのが難しいのは日本社会の特徴です。そんな日本社会では何かと小さくならざるを得ない状況が多いかもしれません。日本で「ごついな!」「でかいな!」と言われても、クールに「あ、そうですか? 普通ですよ」とサラッと流してしまえるようになるのが私の目標です 。だって本当に背の高さ・低さなんて遺伝ですし、ほとんどの場合どうにもならない。高かろうが低かろうが別に大したことない、ごく「普通」のことですよね。 ヨルダン散歩。中東散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.13
英国での大規模な暴動が報道されています。若者たちによる略奪、放火、暴力…。方向性のない負の感情だけでつながった若者たち。破壊行為のエスカレートは必然と言えるかもしれません。 英国の経済の悪化についてはずいぶん前から報道されていますが、今回の暴動は若者たちの鬱積する不満が一気に爆発した形になっているようですね。生きることを楽しむことができず、投げやりな若者たち。先進国といわれる国にこそ多いのだと思います。一連の中東のゴタゴタでは「アラブ=暴力」という方程式が作り上げられていたかもしれませんが、いわゆる″先進国″の若者たちの行動を見てください。モラルも何もあったものではありません。アラブには、「暴力に訴える非情な国民」のようなイメージが時に付きまとうかもしれませんが、暴力はアラブ世界に限られたものではありません。むしろ世界中に浸み渡っており、世界が壊れて行っているのです。英国では相当数 (数百人規模) の若者たちが逮捕されたそうです。が、刑務所では毎日食事が出ますし、眠る場所も確保されています。クタクタになって働いている善良な市民の税金が、犯罪者に食事や住居をあてがうために使われているというのも皮肉なことですね。そんな不公平な世界ですから、若者たちが希望を持てないのも頷けます。希望がない→無気力→怒り→暴力…この連鎖が断ち切れる時が早く来てほしいものです。 ヨルダン散歩については… http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.10
暑いです!! ベイルートの暑さは、ベトベト、モワッ、ジメジメという感じ。日本の暑さに似ていますかね。カラカラ、ジリジリとしたヨルダンの暑さとは全く違います。 私のアパートは最上階 (6階) に位置しているため、屋上が焦がされて私の部屋も暑い暑い! アパートの構造ですが、ドアを開けて家の中に入ると廊下があり、右手と前方に部屋2室 (1室はバルコニー付き)、左手にトイレ・シャワー室と前方にキッチンという具合です。ベイルートではこの廊下まで部屋にしてしまう家が多いです。廊下にソファを置いたり、戸棚を置いたり…どのアパートも狭いので、ちょっとでも空いているスペースをフルに活用するしかありません。私は一人暮らしですから、廊下まで部屋にしてしまう必要はありませんが、実は廊下が一番涼しいということに最近気づきました。そして私がマイルームにしていた部屋は実は一番蒸し暑い部屋だということにも…。この部屋でフウフウいいながら勉強し、汗をダラダラかきながら眠っておりました。ほんまにベイルートはあっついなぁ! と文句をぶうたれながら…。ところが、普段全く使っていないリビングルームのほうは、風がよく入り、特に夜はスースーと何とも気持ちがよいのです! 同じ家でも部屋によってこんなに温度が違うんか~!! 知らんかった・・・ 朝起きたら汗くさくて髪の毛も汗でクシャッとしおれている、という生活でしたが、こんな苦しい思いをせんでも、部屋を換えるだけでかなりラクに過ごせるのです。そこで早速、寝室を換えることに。ベッドまで移動すると大ごとですし面倒くさいので、石造りの床に断熱シート+シーツを敷き、ごろんと寝転がることに。これが気持ち良い!! ベッドで眠るよりずっとよく眠れますし、腰にもすごくいい。実は日本でもずっと、ベッド派ではなく布団派だった私。ただ中東では、土足生活なので何となく床で寝るのを敬遠していました。でも今のアパートでは玄関先で靴を脱ぎますし、特に問題ありません。石造りの床は、夏のごろ寝にぴったりです。といいますか、夏でも石の上に直接寝ころぶとかなり冷えますので、断熱シートは欠かせません。それ以降、本当に気持ちの良い睡眠を楽しんでおります! で、これは前からなのですが、眠っているときに大きな大きな伸びをギュイーーーンとしている自分に夢うつつのうちに気づくことがあります。ギュイーーーーンと手足いっぱい伸ばしてみたり、ゴロンゴロンと寝返りを打ったり、けっこう眠っているときの運動が激しいんです。猫みたいやなぁ と我ながら思うことがよくあります。日本への一時帰国の際に、例外なく聞かれたのが「背、伸びたよね?」。会う人会う人に背が伸びたといわれ、母曰く「2年ぶりに会うというだけではなく、本当に伸びたのよ!」。この睡眠時の伸びって、背の伸びに関係あるんでしょうか??? ここ中東では自分の背の高さを特に意識することはありませんが、日本に帰ると確かに自分って大きいなと実感してしまいます。さてそんな中東では、背の高いことはプラスになるかマイナスになるか? この話題については、次回にお伝えしたいと思います! 夏はヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.09
レバノンに来てびっくりしたことの一つが「朝食一緒に食べない?」とよく誘われること。ランチやディナーなら分かりますが…、朝食ですか? アラブは何かにつけて人と寄り集まるのが好きですが、レバノン人はそのアラブの中でもダントツ飛びぬけて人と群れるのが好きかも知れません。 やれ朝食、やれ昼食、やれディナー、と何かにつけて家々を行き来しております。私としては、朝食は朝起きてしっかり食べて、それから出かけるもの、つまり非常にプライベートなものという感覚がありましたので、わざわざ友達の家に行って一緒に食べるという発想は新しいオドロキでもありました。寄り集まって食べる朝食のことを指すアラビア語もあります。多分これはレバノンでだけ使われている方言なのかもしれません。ヨルダンでは聞いたことがありませんでした。まぁ、私のアラビア語もヨルダンではかなり限られていましたが...。 寄り集まって食べる朝食ですが、いつもほぼ同じメニュー。以前にレバノン人の定番の朝食についてご紹介しました。マンウーシェと呼ばれるボリュームたっぷりのパンです (http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201012210000/)。朝食を一緒に食べましょう=このマンウーシェとほぼ決まっています。あるいは一緒にコーヒーを飲むだけの場合もあります。ところがこの寄り集まりの朝食は朝10時からだったりしまして…遅い!! 1日の活動を10時から始めるわけにはいきません。朝8時に友達の家に呼ばれる場合もありますが、それはそれで朝は戦闘のように身支度を整えているわけですから、友達の家に行く余裕などありません。というわけで、私はこの朝の寄り集まりをほぼ断っております。レバノン人は近所の人ともこうした付き合いを繰り返していまして、アラビア語には「家を選ぶ時はまず隣人を見よ」ということわざがあるくらい、近所の人との付き合いは大切なものです。レバノン人にとっての「良い隣人」とは、朝食を一緒に食べれる人、しょっちゅう行き来してもうっとおしがらない人、1日に1回は一緒にコーヒーが飲める人、まるで自分の家であるかのようにいつでも行き来できる人…です。私にとっては、こんな隣人は「悪い隣人」です! しょっちゅう来られたら困るし、自分も行きたくありません! こっちにはこっちの予定っちゅうものがありますがな。というわけで、近所の人との付き合いはかなり制限している私。友達とのお付き合いには結構応じるようにしていますが、近所の人までは身がもちません。そんな私は「悪い隣人」でしょう。でも仕方ありませんよね~。 夏休みのヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.08
先日友達の家に遊びに行きましたら、ペルシャ猫が飼われていました。生まれてから2ヶ月半ほどだということです。実際にはもう少し大きいかもしれません。US$100 で買ったんだ、という説明。正真正銘のペルシャ猫だそうです。ペルシャにしては三毛猫っぽい模様ですがね…実際のところはよく分かりません。 が、フワフワして可愛い~~。猫大好きの私としては、構わずにはおれません!! 実家では幼少のころから猫を飼っていまして、15,6 年ほど一緒に暮らしたでしょうか。やがて猫アレルギーを発症し、抱っこするとかゆくなるようになってしまってからは猫から遠ざかった生活をしています。が、本来は猫大好きです。自分では飼えない分、とある猫のブログを毎日覗くのが楽しみ。この友達の猫は「ヨッピー」という名前。気高いペルシャ猫にヨッピーという名前はなんだか似つかわしくない気もするが…。この友達の家にはライアナというとってもヤンチャな5歳の女の子がいるのですが、このライアナがヨッピーを無理やり引っ張ったり、ガシッと鷲づかみにしたり、本当に乱暴な扱いをするんです。ヨッピーは悲しげに「ミャヤァァァ」と泣き…度が過ぎるとお母さんがライアナからヨッピーを取り上げるのですが、そのお母さんも相当乱暴。ヨッピーをむんずと娘から取り上げ、叩きつけるように膝に無理やり寝かせています。あ、あ、あ…~~、と私はハラハラ。ヨッピーが死ぬんじゃないかと本気で心配です。本当にアラブには「優しくて繊細な気遣い」とか「そっと持ち上げる」とかそういう感覚が非常に欠けている…というか存在すらしないような気がする 子供に生き物に対する繊細な優しさや気遣いを教えるのは親の役目だと思うんですけれど、親がこう乱暴ではどうしようもありませんね。この友達がアラブの中でもかなり乱暴なほうなんでしょうけれど。もちろん子供に対してもかなり乱暴。突き飛ばされたり、急にグイッと引っ張られたり、物を突然取り上げられたり…などは子供にとって日常茶飯事です。愛情表現もかなり強引で、キスを浴びせられたり、息ができないほど抱き締められたり…何につけても、強引で力任せ という感じがしますね。やはり文化が違う。静かに静かに、丁寧に丁寧に、優しく優しく、繊細に繊細に、自然と共存してきた日本の文化とは根本が違うのでした。 さてそんな友達の家から眺めた夕焼け。地中海に沈んでいく太陽です。あまりきれいに撮れていませんが、実際にみる夕焼けは非常に美しかった! この夕焼けを見ながら、ヨッピーの行く末をひそかに案じる私なのでありました。 夏休みはヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.07
中東に少し住んだことのある方なら、すぐに気づかれるでしょう。アラブは踊るのが大好き!! アラブ世界とダンスとは切っても切り離せない関係です。そんなアラブ世界に飛び込んだ私…リズム感・音感ともにゼロ。3年半の間、色々なオケージョンでアラブから直々に特訓を受けましたが、未だに進歩あまりなし… 「なんで踊れないの?」と聞かれますので、日本の文化にはダンスというものは存在しないんだと説明しております。「着物、見たでしょ? あんなのでは踊れない。踊りは日本の文化に存在しなかったの」ということにしています。だけど実際のところ、日本人でもダンスが上手な人はたくさんいますし、アラブ発のベリーダンスなどをこなしてしまう方もいらっしゃるので…単に私にその能力が甚だしく欠けているのだと思います。とはいえ、小さなころから普通にダンスに接しているアラブと比べると、日本人はやはりかなり不利な立場ですよ!! さて、そんな私がぜひ習得したいと意欲を燃やしているのが、「ダブキ」。これは中東全域で見られるフォーク・ダンス。レバノンでもヨルダンでもシリアでもパレスチナでも、ダブキには色々なバージョンがありますが、基本は同じ。ダブキは、太鼓のビートに合わせて足でステップをとるダンス。男性も女性も踊ります。結婚式などでは必ず今でもこのダブキが踊られます。1列または輪になって手をつなぎ、リズムに合わせて皆が同じステップを踏みながらグルグルグルグル。400人が一斉にダブキを踊ったりもします。素晴らしい調和とリズム感! 人数が多いほどダブキは圧巻です。雰囲気をつかんでいただきたく、写真を探しました。あるようでないのがダブキの写真。撮りにくいんですよね。数名だけを撮っても、何をやっているのか分かりませんし…。何だか古い写真ですが、ちょいと拝借。このように1列になり、全く同じステップで踊ります。いや、本当にダブキは格好いい。先頭にはいわゆる「head」またはリーダーがおり(写真では一番左の人ですね)、このリーダーが掛け声やハンカチまたは数珠(みたいなもの)を振るなどしてダブキを先導します。基本のダブキのステップは比較的簡単ですが、これに様々なバリエーションがあり、皆がそろって同じステップを踏む姿はまさに芸術!! ヤミツキになります。私はグループのリズムを乱しながらも、ダブキが大好きです。が、上半身が固いといわれますね。棒のようになってステップを踏んでいる姿にアラブは大笑いします。ちっ。さてそんな私の強い願いを組んで、来週の木曜日にとうとうダブキ大会が開催されることに!! ヤッター。大会といっても、友達の家ですが(笑)。ここでトレーニングを積み、私が少しうまくなったら、レストランなどに出掛けてダブキを踊り明かしましょう、というのが友達の計画。ただ…私にはいつもビデオ録画に夢中になるという癖が。だってこの素晴らしきみんなのダブキ、ぜったい映像に収めておきたいって思ってしまうのです。木曜日のダブキ大会の様子、皆様にもまたご報告しますね。今から楽しみ~。 夏休みのヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.06
昨日あたりから、ようやく普通に「疲れ」を感じるようになりました。そして…ネムイ! でもこれはいい兆候です。2週間ほど超ハードな生活を送っていたことは、先日のブログでも少し触れました。朝から夜までぶっ続けのスケジュール。すべてアラビア語。家に帰ったら翌日の資料の準備をガリガリガリガリ…アラブでもぶっ倒れそうなスケジュール (実際、29人のアラブのうち2人はぶっ倒れてしまいました) に、3カ国語で付いていかねばなりません。ヨルダン大学の語学コースより数倍キツイ! こうなると、交感神経が緊張してきます。私の体質は「交感神経緊張型」と呼ばれるもので、疲れがピークを越えるともはや疲れを感じなくなります。現代人には、この「交感神経緊張型」の人がかなり多いといわれていますね。疲れを感じないどころか、ムンムンとエネルギーが湧いてきます。一種のトランス(恍惚とした)状態ですね。エネルギーが湧いてくるので、どんどん加速して無理をします。「あれ? 私って元気~」と思っているのは要注意。体は悲鳴を上げています。こうした「交感神経緊張」の状態が長く続くと、やがてガンを発症したり、色々な生活習慣病を患ったりするようになるといわれています。皆さまもよくご存じかと思いますが、体は「自律神経」によってバランスを保っています。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、交感神経は緊張したときに働くもの、副交感神経はリラックスした時に働くもの、といわれています。どちらのバランスが崩れても体調に異変をきたしますので、この2つの神経のバランスを取るのがとても大切なようです。でも、人間、バランスが一番難しいもの。どうしてもどちらかに偏ってしまうのです。そこで、最近は「自律神経免疫療法」などといって、この自律神経のバランスを元に戻す治療(鍼など)が知る人の間ではけっこう流行っていますね。話を元に戻しますと、私もこの「交感神経緊張型」の傾向があって、どうしても交感神経のほうが優位に働く傾向にあります。つまり、無理をするということです。無理をしているうちに、疲れを感じなくなります。だから無理をもっとする。悪循環に陥ります。若いころから何度となく無理をして、ある時突然に、ドンと体を壊すことがありました。疲れを感じないからいいのではなくて、疲れを感じない体なのが問題なのだと教えられました。今回の一時帰国の時に、京都の自律神経免疫療法の鍼灸院に通ったのですが、初診の際に脈を見てお医者さんが「弦脈」だと。脈にもいろいろな種類があり、脈でその人の体の状態が分かるようです。「弦脈」とは、弦をはじくように激しく脈打っている状態。かなりの緊張状態だということです。2回目の治療からは、弦脈ではなくなりました。自律神経がバランスを取り始めているようです。日本滞在は比較的短かったので、1か月しか通えませんでしたが、それでも自律神経が元に戻った状態で中東に帰ってこれたのは、すごくよかったと思っています。この2週間、自律神経のバランスは崩れまくりだったことでしょう。でも昨日からやっとゆっくり眠れるようになり、今度はとにかく体が重く、しんどい! この疲れのサインは体が正常に戻っている証拠。心身ともにゆーっくりと過ごしたいと思っています。現代人の皆さまもきっとお仕事などで無理をされていることでしょう。緊張やストレスを感じること自体が悪いのではなく、緊張した状態とリラックスした状態のバランスをとることが大事だといわれています。ほーーーーっ と息抜きできる時間と空間、皆さまも是非おとりになってくださいね 夏休みのヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2011.08.02
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