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物事には 表があれば裏もある。それは当然のことだ。だから、ダイエット食品とか健康器具にしても小さく 個人差があります と書いてあったりする 一応。ひと昔まえだかにあった変額保険にしても 契約書に できれば読んでほしくないなあ、といわんばかりの小さな字でリスクが書いてあったはずだしかし、郵政民営化は ばら色論ばかりではないか?間々に、反対論の差し出す論点に反駁するが、それでも政府の発表やら広報、竹中発言は、ばら色論的色彩は強まるばかりだ。むしろ、こういうデメリットもありますが こういうメリットの方が大きくなりますよ、というアピールの方が信用できるのになあ。本当にデメリットないなら いいけどね どう考えても今の郵政改革とやらは これまでもかいてきたけど 矛盾大いもの( いちばん わかりやすいところは キャッシュカード手数料が無料だったりする時間多いけど コストはどこかで負担されている それは どこなんだ?とか、ヤマトの件だって ヤマトの主張に対して もごもご言ってるだけでしょ)。それとも どこかに 小さくデメリット書いてあるんだろうか?夜 虫眼鏡で 新聞読んでみるかあしたというかウイークデーは小説いきます
2005.01.31
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イラクの選挙のルポをやっていたが 国外のイラク人は 総じて うれしいといい、国内のイラク人は 選挙そのものについて 否定的な声が あがっていた テロは いけない それは確かだと思うよ しかし アルカイダとフセインの関係はない、生物化学兵器をクルド人に、使った経緯あるといわれてきたが どうもそれもちがうフセインはやってないみたい、大量破壊兵器もない、核兵器開発疑惑も嘘だったとなれば、自分の家に、なんだかんだと言い草つけて居座る奴がいれば そしてそいつが自分たちを縛ろうとすれば、追い出したくなる。それのもわかるよ 結局 いまの選挙ってそういうことだものね そして国外にいるイラク人は フセインが嫌で でていった人たちだから、歓迎するに決まってる 今日の新聞に アメリカが武装グループとの停戦拒否ってあったけど このまま戦争続けるとアメリカは 物質的にも、精神的にも疲弊するだけのように思えてならないんだけどね。そしてアメリカがやめたっ!ていえば、どこかの国の首相も、やめたっ!ていうんだろうなあ。
2005.01.30
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きょう初めてのかた、そう、今 読んでいるあなたは フリーページからどうぞ! いつもの月曜日と同じであった。朝9時半、社員はそれぞれの持ち場でいつもと同じ朝をはじめた。会社は、江頭の好みで、社内いたるところにラジカセがあり、FMが流れ続けていた。経理のキャビネットの上にもラジオがある。松田はもともと ながらで仕事をするタイプではないが、音楽が流れていると、けっこう気分をソフトな気持ちにしてくれる。 しかし、松田は、そしておそらく全社員も同様に、午後1時半からの深田との団交がどういう展開になるのか、そのことを表立って口にはしないが、深田の考えで作られたリフレッシュスペースで、社員が二人集まると、団交の話でになった。社員の気持ちとしては、深田には江頭との関係を絶って、仕事に真向取り組んでほしいというところであった。なぜなら、社員の気持ちとして、経営手腕は買っていたからである。 その団交の時間。まず、安藤、赤城、安川が会議室にはいっていき、ドアがしめられた。会議室にはいる間際、赤城がドアの中心にあるプレートを会議中にかえた。おくれて、深田がはいった。 なかなか出てこない団交の結果が、どうなるか気が気でなかった。途中、赤城がでてきたが、デスクにある電卓を手にとるとすぐにまた会議室に戻っていった。「どんな感じですか?」と声をかけたが、答えることなく、無表情のまま会議室に消えていった。 結局、団交が終わったのは4時半。3時間におよんだことになる。出てくると深田は社長室のドアをしめ、しばらくすると、いつものような大きな声でなく、電話でどこかへ電話をしているのが、松田の机の上のビジネスホンのランプでわかった。また、安藤、赤城、安川の三人は会社から出ていった。外出掲示板にはなにも書いていかなかったが、どうも外で打ち合わせをするらしかった。しかし、どうして外なんだ?松田はそのとき素朴な疑問をもった。 5時になってようやく2人が帰ってきた。安藤の姿はなかった。「松田さん、このまえのところ今日空いてるかどうか確認してください」赤城が手元の書類を整理しながら言った。「団交の結果報告ですね」「そう」「どうなったんですか?」「あとでね」赤城の表情からは その結果はわからないし、読み取れなかった。しかし、安藤は6時近くになっても帰ってこなかった。どうしたのか?
2005.01.29
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きょうもよろしく!いちにち何度となく見直していきますから よろしく きょう初めてのかたは フリーページからどうぞ きょうの(13)もいれちゃいました。それでは!経理にはルールがある。それは、会計基準であり、日本の場合は税法、商法が、会計原則にからみあう。ルールは赤、青といった信号機のように明確なところもあるが、企業サイドの選択で動かせる部分も多く、恣意的な要素も経理判断にははいりこむ場合が、ないではない。 しかし、売り上げの水増しは、それ以前の話。会計基準がどうこうというレベルの話ではない。これが、公開会社であれば、投資家を裏切ったことにほかならない。投資家が、かりに100万円でその会社の株を買ったとする。この100万円は会社にとって借金ではないから、返す必要はない。しかし、投曽家は100万円が増えると思うからお金を出している。その会社が100万円をふやすべく利益をあげてくれる、と思えばこそ投資する。もうからないとなれば、そのお金を引き上げるだけだ。そうなると公開会社だと、資本、つまりかえさなくていいお金は減り、結果、 公開会社だと株価は下がる。そこで、売上げの水増しをすれば、投資家に対する裏切りになる。 アンテラジャパンは公開会社ではない。しかし、予算が達成したと親会社に報告したい。そのための売上げの水増し。これによって、深田は日本というか自分の存在を大きく誇示したかった。プライドもあったかもしれない。それが、逆にアンテラの体力を奪っている事にこのとき深田は気付いていなかった(外資トップは、けっこう日本のマーケットの特異さに理解のない親会社とのバトルで明け暮れる場合が多い)。 その日、安藤、赤城、松田そしてITの愛川の四人で決算終了の打ち上げをした。蒲田駅近くの居酒屋で、畳敷きのスペースをあらかじめ赤城がおさえていた。蒲田には昭和40年代といっていい雰囲気をもった歓楽街があり、その店は、駅まで続くその通りのちょうどまん中あたりにあった。 松田には打ち上げと言っても、決算の実感などもうとうなかった。入社したのは、表の決算が終わったあとで、ひたすら裏決算のニセ証憑作りをし続けた以外、なにもやっていないからだ。安藤と赤城は、いつになく饒舌であったが、不思議な事に決算のはなしであるとか、深田の話はひとこともでなかった。「団体交渉は、うまくいきますかね」唯一、松田が安藤に聞いたときも、だまってセブンスターをくゆらせて、さっきまでの饒舌がうそのように、天井にむかって紫煙をふきかけるだけであった。そして、「天のみぞ知る、さ、松田さん、飲みましょうよ」と 安藤にかわって赤城が答える。でも、どうして赤城は松田の質問をはぐらかすのだろうか? そこへエリンギバター焼きが、テーブルに運ばれてきた。エリンギにバターをすりつけると、バターのいい香りが食欲をそそった。箸で小さくわけると、口にはこんだ。「おいしそうに食べるね。すきなのか?」安藤が聞いた。「けっこう好物ですね。居酒屋ではかならず頼みますよ」 金曜日の夜。週末あけたら団交。団交の行方は この時松田は知る由もない。また 安藤の描くシナリオもまた知る由もない。
2005.01.28
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きょうもおつきあいください バックナンバーは日記のバックナンバー、それより前はフリーページで もちろん今日はじめての方はフリーページからどうぞ 監査は、深田が不在ではあったが、3日の日程で、会計士が2人、会計士補が1人、税理士1人の4人体制でおこなわれた。松田にとっては はじめての監査の現場体験であった。基本的には、バランスシート、貸借対照表の数字を、サンプリングしながら、正しいかどうか見ていく作業であり、手提げ金庫にある現金の実査からはじまり、ひとつひとつ作業を彼らはこなしていった。質問などには安藤が対応にあたり、赤城と松田は通常業務にあたった。 正直いって、松田には二つの気持ちが交錯していた。ばれずにいくものなのか?これは、今回の件にコミットしたがゆえにでてくる気持ちにほかならない。もうひとつは、会計担当として、こんなことやっていていいのか?よかったのか?という気持ちであった。どちらが強いかといわれれば、後者のほうが強いものがあった。 「あのう」 最初の顔あわせで名刺交換をした会計士の安保だった。「銀行に残高確認状ださなければならないので、これに記入してください」ひょろっと背丈のある男で、会計士といってもたかぶったところのない、松田と同年の男であった。「残高証明はだしましたし、お渡ししてあるはずですよ」残高証明はすでに赤城が銀行に手配済みで、取得した証明書はすでに渡しすみであった。「ちがうんですよ。うちから出す徳山会計事務所の名前でだす証明書ですよ」 確かに銀行は残高証明書をだす。しかし、隱し口座を会社がつくっていれば、会社が請求した証明書だけではわからない。そこで会計事務所からも、口座番号が書かれていない証明書を出し、銀行にその会社の残高情報などを記入確認をしてもらうわけだ。しかし、そんなことを当時の松田は知らない。「なんで、そんな二度手間、三度出間なことをするんですか?」 昨日の寝不足と、いますすめられている監査に対する複雑な気持ちが交錯し。思わず安保にあたってしまた。「監査でしなければならないんですよ」「どうして、そんな無駄なことするんですか?そのたびに手数料とられるわけでしょ?会計事務所が払ってくれるんですか?」「それは決められた手続きなんですよ」松田にしてみれば、初めての監査がこのような不本意な形で進まざるをえないことに忸怩たる思いがあった。そして、ふと我にかえる松田。「わかりました。ここにゴム印、銀行印押せばいいんですねっ?」その間、安藤は3日間貸し切り状態の会議室に、なかば缶詰め状態で、質問ぜめにあっているようであった。ときどきでてきては、赤城となにやら打ち合わせを ボソボソとしてはまた中にはいっていった。 松田は不満だった。自分はまだ入社して間もない。わからないことも多いだろう。それは認める。しかし、3人しかいない部署で、なんで自分は話の中にくわえられないのか?蚊帳の外なんだ?赤城もなぜか、松田を無視しているように感じられた。 三日間の監査は、つつがなく終わった、と思うように松田は考えるようにした。三日目の午後、徳山会計の会計士徳山が会社にきた。背丈は170くらいの白髪頭の好々爺といった感じであった。徳山会計の所長で、会計士協会の役員をつとめているとそのあと聞いた。「深田社長はいないの?」「イギリスに出張中です」「なに、イギリス?いつ帰国?」「月曜出社です」しょうがないな、といった顔をしつつ、3人に監査の結果をはなした。その内容は、多少のケアリスミスの仕訳はあったものの、特に問題はない、ということであった。「でも、よく売れてますね、こんなのもはやるんですね」徳山会計士が手にしたのは、監査前に注文数を水増しした、どう見ても売れないゲームソフトのサンプルパッケージであった。 安藤は、何ごともなかったかのように、「そうですね」と笑っていたが、松田はとてもわらえなかった。そして思った。 こんなこと、もうしたくない。
2005.01.27
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まだまだいくぞっ 感想も掲示板などに書いてもらえれば幸いです経理には もうひとつの課題があった。それは、二度目の決算である。それも、ことのほかこの年は 成績が芳しくなかった。アメリカでヒットした作品を毎月のようにリリースしたが、すべて予想を下回る売り上げしかでなかった。当然である。いくらアメリカでヒットしたところで、それが日本でヒットするとは、決してかぎらない。それに対する自覚が アメリカにはない。アメリカの基準、この場合はヒットの基準だが、それが世界で通用すると思い込んでいる。そして、深田も本音のところではその点をわかっていても、日本の会社を守るためにアメリカにものをいうこともない。いま、いちばん大事なのは、江頭との関係だからだ。 それどころか、アメリカがいってきた数字にあわせるように、経理とITに指示が飛んだ。つまり、粗利を増やすために、各社の発注を水増しするわけだ。ファックスの発注書がくれば そこに7本とあれば 17本と増やすようにである。 もちろん、ただ単に増やせばいいのではなく、それを証憑(エビデンス)として整理して、監査に備えなければならないのだ。だから、販売管理ソフトももう一つ決算用の領域を用意し、発注書、請求書をアウトプットしておかねばならない。そう、決して出す事のない請求書である。 次の日からは、その準備におわれた。日本の商法にもとづいた法定監査ではないが、それなりの準備は求められる。松田は、問屋からおくられてきたファックスをコピーにとっては、本数を安藤がまとめたとおりに受注数を改ざんしていき、それをコピーして証憑ファイルにとじていった。松田には、このとき謎が頭をよぎった。あれだけ、深田を糾弾する労働組合の委員長をやりながら、こういう作業には加担してしまう。「食うためじゃないか。仕方ないだろう」そう安藤は言うが、松田は釈然としないものを感じていた。しょせん、売り上げを水増ししたところで、回収自体があり得ない話だから、結局、損の繰延べでしかありえないのだ。数字をアメリカ本社の求める、言い方をかえるならば予算(バジェット)にあわせたところで、自己の体力を消耗するだけなのではないか?むしろ、会社の経営がおかしくなれば、それこそ「食う」ことができなくなるのではないか?証憑の整理、および会計ソフトへの入力、元帳出力などがあったため、時間がかかり、終わったのは明け方になっていたが、松田の気持ちは晴れずじまいだった。ただ、その気持ちがはれるのにはさほどの時間もかからなかった。やはり人間、表と裏はあるものだ。
2005.01.26
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きょうはじめての方は フリーページからどうぞいよいよ 激動の第二幕ですよ! 深田は、ある意味でアンテラにおいては、不可侵な存在で、アメリカにとっても、日本の従業員にとっても、どこか目の上のコブのようなところがあり、取り除きたいところなのだが、深田の人脈、ビジネスセンスには一目おかざるをえないところがあった。 たしかに、アメリカのナスダック上場まで会社をもっていけたのは、深田によるところが多いのは議論のないところだった。アメリカ本社と任月堂幹部との顔つなぎをしたのは深田で、深田が京都本社に行くと、他の業者と違い、別室にとおされるなど特別待遇であった。それはバンミー時代からのコネクションであったのだろう。それはおそらく、任月堂のアメリカ市場戦略と方向性が合致していた。つまり、利害の一致があったということだ。つまり、任月堂も深田の商才を買っていた、言い方をかえれば利用していたわけだ。 しかし、社員も自分の給与なり待遇が、うまくまわらないとなると話は別だ。いくらビジネスセンスに優れていても、それが自分の食い扶持に直結しないと、ちょっと待て、となる。人間は、まず自分の生活を守らなければならない。深田に声をかけられて入社したにもかかわらず、条件としてあげられた給与に届かないばかりか、まったく業務と関係ないところに、お金を注ぎ込む。そして、今回のような名ばかりの「海外研修」である。 松田は、紹介会社経由だから、給与年俸については十分に合意があって入社したが、直接、深田から声がかかって入社の場合、書面をかわさなかったこともあったらしい。たしかに契約の文言について。一字一句ものを言うような風体には見えないが、けっこう、そこが狙いであったのではないか、そんな議論が、今日の会議であった。それを聞いて、数字にシビアなアメリカ流ビジネスと純日本的な風体のあいだのギャップを深田は、江頭をとおして楽しんでいたのかもしれない、と松田は思った。「じゃあ、深田がロンドンから帰る来週金曜日に団交を申し入れます。それで色好い返事がなかった場合は、アメリカ本社に告発をします。みなさん、いいですか?」 いまでこそ、ホイッスルブロウワーなど、会社内の不正の告発について、制度的な側面で整備が進んできているが、当時としてはなんらそんなものはなく、一途に会社を思えばこその告発であった。「書記の赤城に今日の議事をまとめてもらいます。おっ、赤城したの事務所でコピー13部とってきてくれ、」「それから、松田さん、会計をやってもらえますか?赤城ひとりでは書記と大変なんでね」 内心、入社してすぐに泥をかけるような所業はしたくないという思いがあるのも事実だったが、社員のおかれた状況の難しさも理解出来た。会計と言う裏をささえる仕事でもあり、そこは快諾した。 会社の事務所内では、病的にみえる安藤が、いきいきとみえたのが不思議であった。
2005.01.25
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昨日からマイクロソフトカップが はじまった。といっても ?な人が多いのが日本ラグビー界の課題でもあるその会場のひとつ 秩父宮は たしかに多くの観客が つめかけていたが どうしても企業対抗の域はでない。カタカナの名前はあっても 東芝対サントリーであり 神戸製鋼対NECなんだなあ これが サッカーJリーグみたく 地域密着のフランチャイズになれば 違うんじゃないかなあ 大学ラグビーは それなりのファンを 持ってるんだからね やり方ひとつでしょ。 あの選手がはいったあのチームを応援しようとか、そのレベル。それが そのチームに勝ってほしいってところまで昇華しない。むろん ヨーロッパのチーム相手に 代表チームが 大敗を繰り返すようでは ファン増やすのは難しいだろうけどねあしたから また小説いくかな?帰りの電車で書いて朝 アップ予定.........できますれば 感想ききたいです
2005.01.24
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小説つづけたけど 週末はちょっと一服ブッシュさん。やたら自由 自由を言うが、世界中が自由 自由を言い出したらどうなるかわかってんのかなあ 人間 だれかが自由に動けば誰かの自由が制限される。それとも 世界をアメリカの自由にしようとでも考えているのかな?それをうまくしきっていくのが民主主義の基本。んん?自由民主党とは よく考えたもんだ。それから 朝の番組で いまだに憲法のできた経緯を 老政治家が論じていたが、人間だって半世紀生きれば どんな出生のいきさつあったとしても その人の生きざまがとわれるわけでしょ。憲法も内容を前面にだした議論ほしいなあ押し付け論は もういいよ
2005.01.23
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三日目に突入だ!今日で一つの章の終わりだっ!まだまだつづくから よろしくたのみます。感想もききたいなあ!きょう初めてのひとは 右下フリーページから おととい きのうと読んでください ではまた その日は、土曜出勤の日だった。朝、会議室に召集がかけられた。深田は、皆が集まったとみると口を開いた。「みんないるか?」「そろっています」江頭は、そう答えた。しかし、本当は 開発の神野は、電車の遅れでまだ会社についていなかった。それに気付かないまま深田はつづけた。「今度。江頭君に研修としてロンドンに行ってもらうことになった。こんどグループで社員を相互に研修と称して各社が派遣しあうことになってな、彼女がその第一段というわけだ」みんな、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていたが、信じるものなぞだれもいないことくらい、入社してものない松田にもよくわかった。おまけに、最初の一週間、一緒にUK(イギリス)の関係会社ユーケイアンテラに出張するという。ここでアンテラいついて書いておく。本社はニューヨークにあり、関係会社がイギリス、ドイツ、フランス、スペイン、オーストラリアにある。従業員はグループで1000人。そのうち日本は、ゲームメーカーが日本にあることもあって、おもに世界のグループ会社から発注をうけて、資金を銀行から借りて製造し、それを輸出する。松田がはいるまではそれが、業務のほとんでといってよかった。この年から、円高もあって、輸出はなくなり、国内のマーケットを相手にしていかざるをえなくなった。しかし、アメリカではハッスルマニアとかソンプソンズとか、そして今でこそ日本人大リーガーが人気のメジャーだが、当時はそれもなく、マニアックなゲームばかりをラインナップしていた。そのため、国内の売れ行きは、芳しくなかった。なんらかの対処が、親会社から会社に求められていた。しかし、創設者のひとり 深田の首に縄をつけることができる本社の人間は ひとりもいなかった。 江頭はそんななか、ロンドンへいくことになったということだった。 本社の情報は深田をとおしてしかはいってこない。だから、江頭の話も、日常が日常だから、うさん臭いものを、社員はかぎとっていたのである。席にもどるとしばらくして赤城が松田に耳打ちした。「きょう夜6時、あとで知らせる場所にきてくれますか?」「なにかあるんですか?」「松田さんにも、知っておいてもらいたいことがあるので」といいながら、鞄のなかから、多少しわのよった地図をとりだした。そこは大田区の施設で、蒲田と大森の中間くらいの場所にあるらしかった。その地図を赤城は松田に渡した。 夕方になり、定時になると会社をすぐにでた。ちょうど土曜日ということもあって、駅近くのスーパーは、夫婦とか家族連れの姿をみかけた。なんだか、意識の落差を感じざるをえない瞬間でもあった。けっきょく、土曜に会社にでてもなんの意味もないように松田には思えた。駅の公衆電話で妻には夕食はいらないと伝えた。そして、蒲田の駅そばの三菱銀行わきを線路ぞいにあるいていく。すると10分ほどでメリーチョコの本社工場があり、その斜め前にめざす場所があった。ステップをあがり、重い硝子戸を押して中にはいると会場案内版があった。201 アンテラジャパン労働組合その案内版を見ていると、あとから会社をでた赤城が「そういうことですよ、さ、二階へ行きましょう」と肩をたたいた。階段を踏むかかとの音がコツコツと反響する一方で、どこだかの部屋から尺八の音が聞こえてきた。案内版に、二階で、たしか「尺八サークル」とあったのを思い出した。すりガラスの窓がついたドアをあけて中にはいると 、すでに全社員が集まっていた。演壇には 安藤がいた。「松田さん、早く座って」「そろそろ、いいんじゃねえか?」安川がノートにペンを走らせながら言った。「これから、第二回アンテラジャパン労働組合の臨時会をはじめます。今日はとりあえず、松田さんにも来てもらいました。というのも、松田さんも、この会社の嫌な面もたくさんみたとおもいますが」と 安藤は松田に視線をやると、みんなも松田に目をやった。「さっそくですが、今日の議題は」「委員長、それより今日の江頭の件、どう思うよ?やってられねえよなあ」安川が、議事の流れを仕切っているようだった。「この件もいれますか?」何のことだろうと思った。入れる?ただ、話をきいていくうちに、ファックスを親会社に送って告発してやろうということらしかった。どうも、先月、つまり松田がはいる前の月に、その告発の話がでていたが、決算で立ち消えになっていて、それが今日の「研修」話で一気に爆発したらしい。「当然だろう」意義なし!の声があがった。労働組合といっても、労働委員会に届けだしたものではなく、任意の団体。もちろん、上部組織とかもない。労働組合と名乗っているが、義憤にかられた社員の決起集会といった雰囲気だった。いよいよ、アンテラの激動が始まろうとしていた。
2005.01.22
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連続でいきます 昨日より前は 右下フリーページで!あすは 一休みするかもしれません でも しばらくは続けてみるつもりです結局、冷たい空気をひきづりながら酒宴は終わり、江頭のかん高い笑い声が10畳ほどの部屋にひびきわたるばかりで、安川などは、不満を顔一杯にあらわしているようにみえた。家では妻が松田を心配そうに迎えた。「どうだったの?」「ん、まあね」「まあね、じゃわからないわ」妻の気持ちもいたいほどわかる。転職初日。どんな会社なのか?ある意味で松田家の食い扶持の根幹をなす松田自身の勤め先がどんな感じなのか、妻の心配する理由もよくわかった。「ひとことで言えば、いろいろある会社ってかんじだなあ」「いろいろって?」「まだ、よくわからないけどね」と自分でいいながら、個性的な社員の多い会社であることは確かだな、と松田は思った。多士済々と言おうか。そういう意味では面白い会社とも思うが、少なくとも外資にはいったという実感は まったくわかなかった。次の日。朝から、きのうのCFOが安藤をつかまえてはいろいろ話をしていた。松田は引き続き、支払い処理のまとめをおこなった。そのとき江頭が、今月の小口現金の精算をするべく、手提げ金庫と領収書、出納帳をもってきた。これを 経理は会計ソフトに入力するとともに、つかった金額分を補てんして20万円になった手提げ金庫を渡す。これが月末のルーチンのひとつになっていた。「松田さん、じゃあ、この処理やってもらえますか?」松田は クリアファイルにごっそりと綴じ込まれた領収書の束をみながら、すこしため息がでた。金銭出納は深田が書いたらしく、よく読めないし、見てみると、飲食もそうだが、サンプルという、おそらく深田の書いたメモのはいったものが やたらと多い。「赤城さん、サンプルって試験研究費ですか?」「よくわからなければ、直接聞いてみちゃってくださいよ」「江頭さんにですか?」「えーっと、どこの領収書ですか?」「高島屋ですがノ.」「じゃあ、高島屋に」変な話だ。使った本人がいるのになぜ、お店にいくのか、その時はまだ、理由はわからなかった。赤城はすこし、にやっと笑ったようにみえた。松田は領収書に記載された電話番号に電話してみた。「高島屋でございます」「お店でいただきました領収書のことで伺いたいのですが」「領収書の上の方に記号というか番号はついてないですか?それで売場がわかりますが」 サンプルだから玩具売場だろう。松田はきわめて浅く考えていた「化粧品売場でございますが、おつなぎしますか?」松田はきつねにつままれたように、返す言葉をなくしていた。なんでサンプルが化粧品売場にあるのか?聞いてわかったのは、聞いた事のある高級化粧品の名前だった。「赤城さん、化粧品でしたよ。これどういう意味なんですか?」「そんなの、江頭に聞いてくださいよ。そうだ、松田さん、すみませんが、そういうのあったら、すべて領収書コピーとって私にください。頼みますね」「どうするんですか?」「経理やってると会社の金の流れも分かるし、金に対するみんなの姿勢もわかる。それはそれでおもしろいんだけど、会社の金で女に化粧品はないでしょ。松田さん、ね、そう思いません?」赤城は いつもはもの静かな雰囲気を漂わせているが、なにかあれば、激するタイプであった。社長はもちろん、江頭も社内にいる。ちょっと声おおきかうないかと心配した。赤城が手渡してくれた領収書のコピーの綴りをみると、わきに注記があり、その内容に驚かされた。まず ある日曜日。どうも日本橋の高島屋が好きなようで、高級バックを買って、そのあと日本橋の有名なフレンチのお店でランチをとり(お店の領収書。メモはセガ某氏とのうちあわせ)、そのあと給油して横浜にドライブし(高速券)、夜は横浜で夕食(これも取引先と打ち合わせ)。 松田はまるで 安っぽい三文小説を読んでいるような気分になった。つまるところ、会社の金で女と遊んでいるだけ。そんなこんなの領収書がバインダー一杯に綴られていた。それが3冊ほどになっていた。男と女のいる世界のこと。不倫とかになることだって世の中にはある。たまたま好きになった相手が既婚者だったということだってあるからだ。それに昔から「英雄色を好む」ともいわれる。たしかに深田は、バイタリテイー溢れるところがある。アメリカから帰った翌日もあさ早くから会社にきて仕事しているし、奥さん以外に女性がいても、それ自体は本人の問題だ。ただ、会社のつかって、なおかつポストまで与えているとなると話は別だ。その女のために有能な社員が会社をさっているとしたら、なおさらだ。 そんなアンテの社員のストレスと怒りが臨界点に達するのに それからさほどの時間はかからなかった。
2005.01.21
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ちょっと長いかな でも今後は一定量 一定間隔でアップしていきます きょう初めて来ていただいた方、右下のフリーページで これまでのストーリーを どうぞ!それと くれぐれも フィクションですから 実際の会社 個人とは 一切関係ないこと付け加えておきます。 安川が、松田をこっちへすわこいと手招きをしたこともあり 安川そして菊山というデザイナーの間に座った。「これから、たいへんだね」菊川が挨拶もそこそこに切り出した。「えっ?どういうことですか?」そこへ安川が口をはさむ「菊川はね、今週いっぱいでやめるんだよ」 当然、会社は入社する人がいれば、やめる人だっている。人が会社を辞めるというのは相当なエネルギーをつかう。それはそうだ。一日の多くの時間、それも家族よりも長い時間を過ごす場が、変わると言うのは、大変に精神を疲労させる。だから、やめる、というのは大きなきっかけがないとやめられない。また、日本の社会は転職に対して昔ほどではないにしても、寛容さはいまひとつときている。 ここに誤解をといておくと、アメリカでも職を点々とするのはあまりこのまれない。ジョブホッパーなどと揶揄される。そう、いい仕事もとめてぴょんぴょん移る、という意味。そして、大きな会社となれば、やはり生え抜きがトップにつくことが多い。なぜ、やめるんだろうと松田が思った、そのとき、「王女さまに刺されたんだよ」安川は、松田の質問を見透かしたように、菊川にかわって答えをくれた。また王女様だ。松田は思った。菊川は見たかんじ文字どおりクリエイター然とした雰囲気をもっている男で、歳は29歳だった。当時としては珍しい ふち無しの眼鏡をかけていたが、その奥底の眼底は、人の本質をえぐり出すような厳しさをもっているようだった。そんな彼がなんだって、王女様にさされる?「安川さん、古巣に戻るだけですよ。松田さんがびっくりするじゃないですか」「古巣って?」「バンミーだよ」なぜかまた安川が答えた。安川はまだ乾杯前にもかかわらず、すでに中瓶を1本たのんで、グラスに注いではぐいぐいやっていて、すでに顔は赤ら顔になっていた。「じゃあ、深田社長と同じ」聞くところによると、アンテラは、バンミー含めて社長が集めてきた人材と、人材紹介会社で採用した人材のに分かれた。菊川はその前者らしい。当然、深田社長が菊川を引き抜いた。「どうしてやめるんですか?」「ま、いろいろ考えるところあって、ということかなあ。いい」深田は、5メートルほど離れたカウンターで、汗を流しながら、焼き鳥を焼き続けている。その姿が50センチほどあいた障子の隙間からみることができた。気が付くと、10人ほどのカウンターは人で一杯になっていた。松田も、安川にコップになみなみとつがれ、コップに口をつけたときだった。菊川が、ぼそっとつぶやいた。「松田さん、江頭さんには気をつけてくださいよ」「どういう意味なんですか?」「だから、気をつけろってことですよ。でも、菊川のような人材、アンテラにはもったいないよ」安川は、そういうと口をつけていたグラスをテーブルに置き、その上においていたハイライトから一本取り出し、火をつけた。昼から、思わせぶりな話のふり方をする。松田の好奇心はそそられる一方だった。 テーブルの対面には 安藤と赤城がなにやらぼそぼそと話をしている。今日の昼、安藤と昼を食べたが、感情を露出するタイプではなく、もくもくとお昼のハンバーグステーキライスのライスを、フォークの背にのせて、ゆっくりと口のなかに運ぶ姿をみて、安藤の記帳面さの一面をかいま見たような気がした。 酒宴は 全員参加とはいかなかった。菊川は、筆さばきがうまく、酒はあまりすすまない方であったが、鞄からスケッチブックを取り出し、各人の似顔絵を書いてくれた。それを見て、皆が強嘆の声を都度あげた。深田は和の中で、というよりは、いるだけで存在感をかんじさせた。机の上には、深田が焼いた焼き鳥はすでに尽き、すでに二皿目が 塩とタレといった具合にしわけてならべてあった。ビールも二回転め。安川は 日本酒をはじめていた。松田はあいかわらずビールを楽しんでいた。 はじまって1時間ほどして、トイレにたったとき、菊川と一緒になった。「松田さん、江頭に嫌われたら、この会社ではやっていけませんよ。自分はそれなりにやりがい感じてたけど、なぜかある日突然、無視されるようになってね。社内の行事の案内とかもこなくなったんですよ。なんか、いやになっちゃって」「なんかあったんですか?でも古巣にかえるんでしょ?」「そうだけどさ、ま、話せば長いし、松田さんは、がんばってくださいよ」 あとから聞いた話だと、江頭に嫌われた社員は、ことごとく会社を去っていったらしい。それが、単純に江頭の気分の問題なのか、それとも、深田の意思がそこに働いているのかは分からない。しかし、小さな会社だと、そりのあわない、もしくは人間関係がうまく円滑に動かないと仕事はまわらなくなる。大企業でも 人間関係は悩み多い問題だ。しかし、組織が大きいおかげで、何年か我慢すれば 異動だって可能である。願い出て異動となるケースもある。それによって、いくぶんか人間関係の毒気も薄められるが、少人数、小組織だとそうはいかない。会社を去るのも、勢い選択肢のひとつにはいってくる。席に二人してもどると、さきほどとはちがって、冷たい空気が漂っているのに松田は気が付いた。それは菊川も同様のようであった。そして、深田のとなりに座っていた女性、江頭みさえの存在がその原因であったことも、すぐにわかった。「松田さん、乾杯しましょう」国際部長様の乾杯だ。丁重にと思いながらも顔はこわばってしかたがなかった。
2005.01.20
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きのうライス国務長官の就任に先立つ公聴会をやっていたけど いよいよ二期めだね ただね 俺は比較的楽観してる。というのもね、レーガンとかニクソンとかいずれも共和党のタカ派といわれた大統領だったけど いずれも二期目には 冷戦の終止符をうち ゴルバチョフと握手したり、ニクソンは中国との国交回復をはたしたでしょむろん わかるよ 危惧される点。それはね かれにビジョンがみえないことネオコンだかなんだかしらないけど そいつらにひっぱられているとこなんか考えるとどうだろうなあと思うね また、田中宇さんの論文で読んだけど、レーガンは軍事で、クリントンは経済でアメリカを強くした、というよりもちょう落を食い止めたという考え方があるらしい。たしかに かつてのスペイン そして大英帝国の例もあるしね。いずれにしても この4年は 日本にしてもアメリカにしても いろんな意味で正念場だと思うね。お二人とも功をえんがために変なことしないでほしいなあそうだ あすは 小説アップします 意見とか聞けたらうれしいです
2005.01.19
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雪で東海道が とまると 私の場合は かならず 江ノ電鎌倉経由をつかう。小田急藤沢の二階 江ノ電の駅は 沿線の通学高校生ばかりで 通勤客は まばら おそらく振替では、みんな小田急線をつかうためだろう。雪の朝は寒く のりこむと 窓硝子は 外との寒暖差もあって 真っ白にくもっているガラスを手で触れるとひんやりした 冷たさを感じる その触った窓のくもりの消えた向こうには、 雪をかぶった藤沢の町並み藤沢をたち 鵠沼とか江ノ島を過ぎれば 海 白波のたった海の遠くに江ノ島をいただく雪景色が すでに曇り始めた窓硝子から ぼんやりとみてとれる電車が鎌倉高校前 七里ケ浜 極楽寺までくると 仕事へのモチベーションは 急降下 そして非情にも鎌倉駅につき、気がつくとJRのホームで 津田沼行きの横須賀線をまってたりするわけだ 意識は小町どうりにむかってるはずだったのに カラダは意識の制御を無視するかのように 会社へと向かわせるてな感じの冬 は こないのかなあ なんか もう三寒四温モードだものな きょうはちと寒いか
2005.01.18
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今日で神戸の震災から 10年 テレビでも色んな局で特集が 組まれていたけど そんなかで 何人かの人が いま地震きたら あきらめますっ て 言っていた神戸のとき 東京のひとは 明日は我が身と思ったはず 私も思ったね 10年たっていろんな新しいビルが建ち、バブルのとき以上の変化をしてきているけど やはり その住民に あきらめてますっていわせる 政治は はたして何をしてきたのか?住民に あきらめています って言わせない もしくは その不安を少しでも除去する政治をおこなってきたか?いま 景気がよくなってきていると言う 好きじゃない言葉だけど 勝ち組企業の牽引によるとこは 大きいし 別な角度から言えば 東京首都圏が 経済をひっぱってると言っていいと思う。政府は構造改革がすすんだからだと言うが、実際は民間の血のにじむ努力あってこそその大舞台の東京が、地震で動かなくなったら、どうなる?政治家には 住民が「あきらめます」と言うのは 政治に対する絶望の言葉、というくらいの認識を持ってもらいたいものだな。
2005.01.17
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久々です 今年は定期的に書いていきますので よろしくバックナンバーは自由ページでみてください!なお 朝アップ分 一部手直ししました本社からきたCFOと称する人間は 歳の頃は松田とそんなに変わらない歳格好で、昼過ぎの飛行機で成田についた。蒲田の事務所に着いたのは5時近くになっていた。おおきなキャンバス地のボストンをひとつ持った中肉中背の男で、深田と大きな声で挨拶をすると、社長室のドアはしめられ、10分、20分と時間は過ぎていった。赤城と安藤はなにごともないかのように、パソコンに向かって打ち込んでいる。松田は、安藤から指示のあった月末支払いの「物品購入依頼書」を整理していた。時計は6時近くになっていた。「安藤、ちょっと」 社長室があき、安藤は中にはいっていった。安藤の手にはさきほどまで作成してチェックを重ねていた、ロータス123で作成した資料があった。そのB4の資料といっしょにカシオの12桁どりの電卓、それもかなり年季のはいったものを手に社長室に入っていった。 しばらくすると、そのCFOはドアから出てきて、安藤、深田と握手すると事務所を出ていった。江頭も、行き先表示板に手早く「NRと書いて、一緒に出ていった。安藤は宿題と称するファイルを手に席に戻ってきた。そのファイルは さきほど安藤が持ってはいったファイルで、そこに色取りあざやかな付箋が何か所かついていて、ぴらぴらしていた。「これの証憑を用意しろだと、明日までに」「明日ですか?」松田が、びっくりした声をあげた。「日本の時間じゃなくて本社の明日だよ。監査する会計事務所のアメリカの本部がデータほしいらしい」ニューヨークと東京は時差が半日ある。あすということは 明日中に仕上げればニューヨークの明日と言う締切に間に合う。これには、松田も多いにこのあと助けられる。だから本社の始業前までに仕上げて、会社を後にすれば、クレーム対応は あすの仕事になるわけだった。「じゃあ、そろそろ行こうか」深田が、経理のところへ、すでに上着を着て、鞄をもった風体で顔をだしてきた。「安藤、あしたまでだからな。とのむよー」深田はそういうと、ポケットからマイルドセブンをとりだし、火をつけた。まだ、この時、オフィス内は禁煙にはなってなかった。自分の机の隣はあいているのだが、そこにはファイルが3冊重ねておいてあった。あけてみると、証憑類、つまり領収書とかのコピーが綴じ込まれていた。「これ、なんですか?監査の資料ですか」一瞬 赤城の顔色がかわったことに松田は 気付かなかった。「あした説明するよ。赤城、キャビネットにいれとかないとまずじゃないか」「監査とか決算の資料ですか?」そのとき深田の携帯がなった。「どちらでもないんですよ。王女様のうたげの後ですよ」赤城が小さな声で松田に教えたその「うたげ」の意味。翌日、赤城は知る事になる。歓迎会は近くの焼き鳥屋であった。6時すぎに安藤、赤城と焼き鳥屋の縄のれんをくぐった。なぜか、深田がはちまきをしめてカウンターにはいっている。「松田君、おれの焼き方は天下一品だぞ。それだけでもアンテラはいってよかった、と思えるからな」別に焼き鳥を食べるために会社にはいったわけではない。とまどいともなんともいえない微妙な表情を松田は見せた。それとも深田は 焼き鳥やもやっているのか?外資の経理をやりたくて はいったのだが.....。
2005.01.16
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東京駅は 実家が広島だから よく使ったし、通勤でもいまは 毎日お世話になっている。そういえば 大学生のころは 有楽町の日劇が見えると新幹線の席をたった.....国鉄がJRになり JR東海とJR東日本のふたりの東京駅の駅長ができ、変化は激しいね。改札内に飲食街できたりね。そうだ東北上越長野新幹線もきたか。そのせいか いつもどこかしかで工事をしている。中央線は三階にいってしまったなあ。こうなってくると、松本清張の点と線のトリックもいまではつくりえないな。だって丸の内の方から今の新幹線ホームまでが見渡せたからこそのトリックだったからね。そして 京葉線が東京駅とは名ばかりで なかば有楽町といっていいくらいの場所にできたりね。そういえば、東京駅で 運がよければ みることができるもの それは 馬車なんだなあ 丸ノ内の赤れんが駅舎中央の正面玄関から いわゆる馬車がしたてられるんだなにかと言うと 新任の駐日大使が 皇居に信任状を持っていくとき どうも つかわれるらしい。わたしも 一度だけ巡り逢えた。国鉄本社あとにOAZOができたり 丸ビル 新丸ビルが立替になったり さらに変化をとげる気配あるけど 赤レンガの駅舎もかつては、高層化のはなしあったけど、保存され、なおかつ屋根をかつてのようにドーム型にすることが決まったようだ。大学とか23区では 新宿 杉並で新宿駅もなじみぶかいものあるけど 東京駅はあらゆる面で好きな駅だなあでも いつまでもあの駅舎には あのままでありつづけてほしいね。
2005.01.15
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最近 ハリウッドの映画つまらないね パタンがかぎられるんだもの まず地球救います型 SFファンタジー型 ヒット作の続編型スパイダーマンもそうだね そして敵となるのは アニメキャラだったりするから 人種問題にもならないってわけだ原因は 政治的に正しい題材しか 作れないからだとおもうねたとえば 今の技術あれば 風と共に去りぬ なんて リメークなんて そんな難しくない あのバトラーが スカーレットらを馬車に乗せて 燃える弾薬庫の側を かけぬけるシーンなんか コンピュータをつかえば 実際 火薬を撮影につかうこともないでは なぜ リメイクが なされないか?私は 黒人問題に、ちがったアフリカ系アメリカ人を ストレートに扱っている点が 作りにくい環境を つくりだしているんじゃないかと 思うな もちろん 大作だし クラークゲーブルとかビビアンリーというふたりの存在を 克服できる俳優 女優が いないというのも あるかもしれない でも 今のハリウッド映画 ほんと ネタ枯渇状態でしょ?そのせいか、日本とかアジアに注目してきているが、基本は、冒頭の三つだなでもなあ、世の中そんなきれいごとで すべてが かたられるもんでなし こんなことしてると映画人そだたなくなるんじゃないか?たしかに宇宙人たたいたりしても、クレームをつける人はいないわな 惑星衝突に備えるのに異論はでないよまた ブリジット これは正確には ハリウッドじゃないけど 2でうちどめにしたほうが いいんじゃないか?そんなこんなのところ、映画会社で、社会人を歩み出した自分としては なんか気になるところだなあ最近 お気に入りは なにか?これから公開だけど オーシャンズ12かな おっと ヒット続編型だったか
2005.01.14
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ときどき 日本は民主国家なのかと 疑問をかんじることがある たとえば ソ連がまだ国家として存在した頃 共産党幹部の車が 通るときは 信号が青にかわる、とした記事だかなんだかを 読んだことある 日本だって 同じような事 やってる 都心の交差点で 四つ角に警官が 立っているときに 出くわしたら 間違いなく 皇族の車だ 警備の問題かもしれない でもね たしか皇太子か いまの天皇だったか、赤信号で とまっても いいんじゃないかと問題提起し 実際 赤信号で止まったことがニュースになったこともあったそういえば皇室に対する国民、マスコミというべきか意識も かわったね 美智子皇后のときは ミッチーなんて、愛称で言っていたのが今や 生まれてまもないときから 愛子さまだからね でも こういう様の使い方 めずらしいよなあ 様は 手紙とかものを書くときには 使うけど 会話では 使わないもの あえていえば さまが ひらがななのが ちがいかな皇室報道 なんか 基準あるんだろうね閑話休題そして 自民党の幹部が 意に沿わない番組にクレームをつける これが検閲でなくて なんなんだ 気に入らないのは その国営放送局 国民の辞めろコールには 動じないトップを いただいているが 番組は ころっとかえてしまう余談だけど このまえの大学ラグビー決勝 NHK後援で 中継もしていたが 海老沢が NHK杯だかの 贈呈にあらわれたんだが ブーイングの嵐!かえって録画しといたテレビをみたら 見事にカットされていたねあ~あ
2005.01.13
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電車で 弁当をたべる これは東海道線みたく 中距離ならありかと思う けどなあ 山手線とかでは ちと勇気いるし じぶんにはできないなあ 原因のひとつは シートだね 近郊型の湘南電車だと 115型なんてのは 適度に向かい合わせのボックスもあって おんなじ方向の同僚同士 缶ビールとかを 窓際におき、チビチビやってたりするのは 東海道線では みなれた風景なんだけど終焉の時をむかえつつあるんだなあ。 というのも湘南新宿ラインで 使われている231系にかわるのは 時間の問題 むろん ボックスせきもあるにはあるが 15両の一部なんだなあ そりゃ つめこむのは こっちがいいよ でも一時間乗る立場からすれば 着席率のたかまる旧来のかたちのほうが いいなあそれとも ゆっくり通勤したいなら ライナーをつかえか?だったら もすこし 安くしてほしいね でも それらの件ぬきにして 電車としては115系がすきだなあ 人間味あって 『鉄道』ってかんじするんだなあ いくぶんか色あせてはきてるけど湘南カラーもいい。特に115系のぜんぜんリクライニングしないグリーン車とか逆に 風情を感じたりすんだよね
2005.01.12
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大学をでて 社会人になってから 中国語を学校でまなんだけど、不思議なことに、英語の力も、特にヒアリングが伸びた記憶があるおそらく 日本語をつかさどる脳の場所と それ以外の言語つかさどる場所 ちがうんじゃないかな。英語については、聞いた事あるが中国語も同じところを使ってるのかも。案外、中国語やるとTOEICも 伸びるかもしれぬこの項 不定期に続きます
2005.01.11
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昨日は、国立競技場でラグビーの応援。今年は菅平の合宿まで足をはこび、練習を見て来たから、感激もひとしおだ。しかし、ここ何年も大学が名実ともに日本一になっていない。昨年は、社会人に勝つことは勝ったが、トップリーグクラスには勝っていない。もし、今年、結果を残せるようならば、それは、巨漢を揃えれば勝てる、というラグビー協会の信念に、風穴をあけることになるかもしれないな追伸 (PM 04:37)試合後の表彰式でNHKの海老沢会長が、でてきたが大ブーイングだったな。辞めろコールが渦巻いた。後援団体だから仕方ないのかもしれないが、そのブーイング場面は中継が終わったあとだったらしい。いやはや。
2005.01.10
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津波被災について話しあうサミットで、小泉さん、アナンさんに会うなり、安保理常任理事国の件、よろしく、っていったらしいね。あーあ、なんという外交というか政治センスなんだろう。むろん、外交センスの悪さはこの人の専売特許じゃない河野洋平が外務大臣のときASEANだかの首脳会議で東南アジアに出向いたさい、帰りの飛行機が、台風だかの影響で台北に緊急着陸したらしんだなみんな降りて空港内で、待ってたらしいんだが、河野洋平は、エアコンの切れた機内で、何時かんか、汗を流しながら待ったらしい中国に気兼ねしたんだろうけど、外交はドロドロした駆け引きの場でしょ。狡猾な外交センスあれば、ここぞとばかりに台湾首脳にコンタクトしたりするんじゃないかなあ。台風で緊急着陸となれば、中国も言えないでしょ。こんな感じだから、北朝鮮外交も、うまくいかないわけだよ<
2005.01.09
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最近 街を歩いていても どうも息が詰まることが多いと思った原因 わかったんだなあなにか?どうも 街全体が マイクロソフト王国の支配下にはいったようなんだものちっちゃな商店も 工夫をこらしたポスターとかあったり 病院にも 注意事項が書いてあったりするけどなんか どっかで見たことあるような フォント! イラスト!ハそう すべてマイクロソフトオフィスの成せるところなんだなあ 最近 ビルゲイツの露出度は かつてほどではなくなったけど しっかり日本列島を侵食している ハかくいう私?いまやマイクロソフトに首根っこおさえつけられている マックユーザー!むろん 昨今はiPodでゲイツの目の色は白黒してるかもしれないけど あのウインドウズは 仕事でたくさんだねオンとオフをマックとウインドウズで切り替える それも大事に思うねハでも しっかりmacOfficeはいれてるけどね
2005.01.08
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最近 靖国をめぐる論点が かわってきているね これまでは A級戦犯合祀が問題だったのに 日本では死んだら犯罪人も平等に扱われる、と だから それは宗教観のちがいだから それは 他国にとやかく言われる筋合いはない、というものだけど 見事なまでの 論理のすり替えだなだってそうでしょ 中国が 靖国のことを いいだしたのはA級戦犯合祀がされたとき以来じゃないかな。それまでは なーんも 言わなかったんだよ それまでも論争はあったけど 公人か私人か国内問題だった そう、政教分離というのが 論点だった 中国は なんもいわなかったと思う 私はね 神様なんてのは 合祀したのを 分けます また くっつけます といかないことは 想像つく かたちがないんだもの。だから 靖国も それは出来ぬ事といい 苦し紛れに 今回の論理が 導かれたとしか 思えない 結局 最初に参拝ありきの帰結なんだよ でもさあ まえから思うのは 国営墓地とか言ってるけど なぜ 千鳥ケ淵じゃいけないんだろ、ということなんだ あの雰囲気は 極めて 霊験あらたかなんだね それに れっきとした国の施設だからね小泉さんも うわっつらの言い訳ばかり考えてないで 自分の考えを正直に吐露、国会という場で論戦すれば いいんだよ それを私は望むねちなみに 標題の件だけど A級戦犯合祀が 参拝とりやめのきっかけになったらしい(徳川義寛 岩井克巳『侍従長の遺言-昭和天皇との50年』より)ね。もちろん 諸外国に対しての配慮らしい。小泉さんは このこと知ってるのかなあ。
2005.01.07
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日本ではスチュワーデス改めアテンダントは 華の職業ともてはやされているが、少なくとも アメリカはそうじゃないんじゃないかな。なぜか?それはアメリカの航空会社のアテンダントは マイナリティとか ジジババが おおいんだもの よくよく 考えれば この仕事 全然華の職業じゃないよ。だって 空の上で飲み物だしたり 食事だしたりね、あとはわがままな乗客対応したり 昔 エアーホステスっていわれたらしいけど そう、ホステスなんだよ。ある意味で、肉体労働だよ。国際線だと時差ぼけなんか絶対、カラダのバイオリズムに影響なしとは、言えないとおもうな でも、日本では人気あって予備校まである。おそらく、仕事で海外にいけることが魅力なのかもしれないけど、アメリカなんかだと もっと魅力ある仕事があるということなのかなあ HPのCEOが 女性だったりするわけでしょ ヒラリーが 次期民主党の大統領候補になるかもしれない いろんな魅力あるチャンスが女性にもあるのに わざわざ 空の上で給仕することもない 日本でも 元アテンダントが 起業する話は聞くけど その採用試験受かるだけに 優秀な人が多く、実務につくと なんでこんなことするために 頑張ってきたんだろうって 馬鹿らしくなって辞めて事業起こすって聞いたことがある 結局 女性が いかなるちいを社会で占めているか 輝ける職場がどれだけあるか?それも影響してるのかもね。 そんなこんな考えると 日系の飛行機のアテンダントの笑顔が マニュアルどうりの作り笑顔で どうもなあ、って感じに思え、武骨sさに、むしろ親身さを感じるアメリカの方が 逆に好感を 覚えたりするんだなあ。 変?
2005.01.06
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IBMのパソコン部門を手に入れた中国の連想。世界本社をニューヨークにおくらしいね 見方としてIBMの影響が強く残る、という意味合いもあるかもしれないが、なんだかんだ言っても世界経済の中心であるニューヨークというのが キーかもね ソニーがコロンビア映画を買収した以上のインパクト感じるね。あるいみでビジネスの場としては、世界一の舞台だからね いまに 資金を潤沢にもつ中国企業に 会社が買収されるケース 日本でもふえるかもしれないな そうなると 経理 英語 中国語が三大必須スキルになるかもしれないね
2005.01.05
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この正月は、寝正月ならぬラグビー正月だったなあ大学選手権、花園では高校ラグビー、とねところで、このラグビーのワールドカップを日本に招致しようという動きが、今年から本格招致しようという動きがある。それで有力国のあるイギリスとかに昨年末、代表チームを送り出したんだが、百点とられて零封とか、散々な結果に終わったんだなあ。こんな弱い国で開催?と思われても仕方ないよどうして弱いか?代表選抜のプロセスとか問題もあるけど、根本的な発想に問題あるような気がするなあ。強国の選手はみな体格がよい。でもね、だからといって日本のチームを、体格いいの集めりゃいいか、というとそうじゃないんじゃないかと思うんだなあ。ラグビー界でその名を知られた大西鐵之助さんの本読むと、相撲を例えにあげて、小錦が小さい力士に倒される例をあげ、体格ばかりにこだわったら強くならない、とね。強くなってもニュージーランドの二軍に勝つのがせいぜいだとね、言っているつまり、その点にこだわり続ける限り強くならない、とね。たしかにJリーグに模してスタートしたトップリーグ、大学、高校みんな巨大化の方向なんだなあ。でもね昨年になったけど早稲田がオックスフォードに勝った理由、巨大化では説明つかない。体格は大きく劣っていたもの。これで思ったのは、事を征するには、真っ向勝負だけではダメな場合もある、ということ。世の中で、常識と考えられていることも、見方かえると攻略できる、ということかもしれないなあ 正月休み本を読んでて ふと思ったね
2005.01.04
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年末の討論番組で たしかナチスドイツの戦争責任に対比して東条英機に戦争遂行の意思はほんとうはなかった、という発言があった。 たしかにそう。日本は組織における個人の権限が強く固まっていないため、責任の所在がみえにくい。丸山真男氏も 軍国主義者の精神形態のなかでこの点を論じているが ヒトラードイツのように上意下達での政策遂行はなかったから 自分の責任がみえてこない。 かといって 責任はない?それはないよね トップは組織の責任を持つのは当然のことでしょ。異論承知でいうと 東京裁判の取り調べで 戦犯はみんな自分にめる権限はなかったっていった じゃあ 誰が責任をとるか?だからといって一億総懺悔はないと思うね やはり上が責任とらなくてどうするの? 紅白の視聴率最低だったらしいけど いい口実もできたし あのかたも やめられたらどうだろうね
2005.01.03
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ひとり子政策が いろいろといわれはじめたころ 絶対に破綻するとおもったね なぜって 一人っ子ということは 結婚すれば ひとつの夫婦が4人の親の面倒をみるわけでしょ。そんなの 日本の少子化なんてモんじゃないでしょ。 じゃあ それを支えるだけの資力があるか?たしかに経済は成長しGDPの伸びは有数だよ でもね 年末にテレビで子供の小学校の学費1000円が払えずに 進学させることができない家族もいる それでGDPの伸びがすごい、といっても よっぽど上海 北京などの富裕層の所得が大きいということになるけど それでいいのか?ということだよね 革命がまたおきるとは いわないけど 不満のはけ口が 反日にむけられてるところもあるのも事実だとおもうね でも 真の発展に 人口構成の問題、富の配分の問題はさけてとおれない 私も この一年 この問題 考えていきたいと思うね
2005.01.02
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今年は このカテゴリ「世界をみる世界を知る」を意識して書いていこうと思う。なんも 日本の常識が世界の非常識なんていうつもりはない ないけど あまりにも思い込みにすぎるときは 他者の視点、観点も大事じゃないかと思うんだな。 ことしも よろしくお願いします。
2005.01.01
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