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2005年05月の記事
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いま、この時期こそ江ノ島
江ノ島は、真夏にはなぜか一度も行ったことがない。海の家が建った片瀬海岸は、テレビでみたことがあるだけだ。そんな、繁忙期を前にした、この時期の江ノ島。なぜか好きなんだなあ。風向によってはJR藤沢駅でも感じるが、小田急江ノ島駅のホームにおりたつと磯の香りがプーンと漂ってくる。時に江ノ島駅わきにあるマックで、コーヒーを飲みながら、釣り舟が停留している境川の風景をみてすごしたり、また時に、マックのとなりのコンビニで軽いおにぎりと飲み物などを調達して、片瀬海岸わきの石段で、海のさざなみの音を聞きつつ、食事をする。浜辺は、散歩の家族連れがみられるが、あふれかえることはない。もちろん、トビにきをつけないと、急襲されるから気をつけないといけない。空には羽をゆったりと広げて、おおらかそうに飛ぶトビが、つねに獲物はないかと目をひからせているからだ。食べ終わったら、江ノ島にわたり、片瀬海岸の対岸に広がる公園のベンチで過ごす。ハーバーに打ち寄せる波の音。海のある町でそだったせいか、心が洗われる。あと、片瀬海岸を辻堂方面につづく遊歩道も好きだな。
2005.05.31
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交流戦もなあ..........
交流戦。まだ半月ばかり続くらしい。そしてそれを支持する声も大きいとか。でも、なあ。新鮮なカードもやりつづけると新鮮でなくなる。また、セリーグ、パリーグにもどって、急に昔の名前ででていますになっても、どれだけ、人気を維持できるか。ましてや、来年は.....。まえにも書いたけど、台湾、中国、韓国、日本でアジアリーグ、もしくはアジア選手権やるくらいの抜本的改革必要だな。おそらく、7月とか、各球場、閑古鳥がないてそうなイヤな予感がする。それとさあ、長嶋さん、もう、静かに休ませてあげなよ。長嶋で、またプロ野球再興なんてのは、巨人の星世代の話だぜ。
2005.05.31
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勝負師、貴ノ花
北の湖は、憎たらしいくらい強い横綱だったけど、貴ノ花は、強いんだけど弱々しい大関だった。大丈夫かな、と思わせるんだけど、しっかり勝つ。ある人に言わせれば、そんなのは勝負師じゃないって。つまり、見てる側に、同情をさそうようなのは、勝負師とはいえない、と。しかし、それでも勝った。名大関だったと思うね。合掌
2005.05.31
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通勤風景 直行
「いってきます。」きょうは直行なんだなあ。ちょっこう！なんていい響きなんだろうなあ。でも、本当はズル。だって、きのうなんか飲みで２時だよ。帰ってきたの。そうなると思っていたからD社直行ってしといたわけ。あそこだと、電話とかもないはずだし、きのう飲んだのがD社の奴だからな。でもさ、いつもと違う時間、こうして駅まで歩くってのも新鮮だしさ、朝の連続ドラマだって、生でみれるわけだよ。いいねえ。おお、この時間は小学生が多いなあ。ま、たしかに、東京に９時だ、10時だでは、もう、このあたり、サラリーマンいるわけないもんな。あっ、この本屋は、この時間はもうやってるんだ。まだ、荷物をさばいてるって感じだな。このベストセラー本、会社の近くの本屋で立ち読みしてるんだなあ。でも、どうしようかなあ、財布は、と。３０００円か。よし、買おう。まだ3分の２残ってるからな。この本屋のレジ、夜は女子大生だけど、朝は、おばさんなんだ。たしか、店主の奥さんだよ。いつも、ギンブチの眼鏡で、入ってくる客をじろって見る。感じ悪いんだなあ。日曜はよくみるが、平日にみるのもそれはそれでまたよし、だな。あれ、ちがうカバーだ。出版社から販促でもらったのかなあ。ちょっといい感じだよ。あ、しおりを挟んでくれた。ここの本屋のしおりは、センスがあって好きなんだ。キオスクのおばさんも、なんかひと段落ってかんじだな。電車は、買物にむかうおばさんたちが多いなあ。でも、座れたよ。ラッキー。でもなあ、この調子でいくと10時半には着いちゃうなあ１２時出社なんだから、ゆっくりできる。ま、いいか。せっかく買った本を読むとするかな。おっ、となりの若いやつ、大学の受験生か。英語を必死になって覚えてるよ。なになに駿台基本英文７００選？まだ、あったんだなあ。おれもやったよなあ。あれ、なんでだよ。隠さなくても。あっ、携帯の電話だ。「はい、ｃです。そうです。はい。はい。」「.....。」「わかりました。はい。これから社に向かいます。」なんでD社のあいつから、電話くるわけ？あれだけ念をおしといたのに。今日は着いたら、部長のお小言か。
2005.05.30
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がんばれボーダフォン
ボーダフォンが、大変な状況らしいね。３G携帯が売れず、作戦見直しらしい。さっそく7月から、家族間、一定料金を払うとかけ放題とか、実質的な料金値下げで、急場をしのぐ考えで、その間、日本市場にあった携帯を開発するとか。たしかに写メールという画期てきな商品を作り出した実績あるし、デザインは評価が高い。そういえば、近く、携帯番号かえることなくキャリアを変更できるようになる。たしか、3000円だかを払うんだったと思うけどね。そのとき、ほんとの携帯会社の実力がわかる。ボーダフォンは、世界規模で資本力は、ドコモ、AUをしのぐ巨大資本だ。それまでに、日本市場で沈没しないでほしいな。
2005.05.30
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通勤風景 解雇者C
「いってくる。」解雇。きのう、ボスのやつ、突然、いいやがって。ま、日本撤退だからね、仕方ないんだけどね。でも、同じように朝はくるんだなあ。今日は、月曜だからジャパンタイムズかわないと。はい、150えんね。なぜ？月曜日、外資の求人のるんだよね。なんで？いまさら、サービス残業、評価も曖昧な日本の会社にゃもどれないな。おっと、紹介会社からメールが入ってるよ。あー、この前の面接のとこか。やっぱり、だめだったか。手応えいまひとつだったんだよなあ。きょうは、まだ定期あるし、会社に行ってから、職さがしかな。やっぱ、最終まで行って落とされると、おもいわ。あの会社、三回呼び出されて、二回は順調だったんだよなあ。ところが、最終で本社のジョンとかいう男でてきてさ、なぜかオーストラリア訛りのくせのある英語しゃべりやがって、ぜんぜん、わかんなかった。そりゃ、TOEIC６００そこそこですよ。瞬間風速で７００を突破したことあるくらいだからね。でもさ、実務はきっちりこなせるし、テレビ会議や電話会議、出張だってこなせたんだよ。そこんとこ評価してくれないんだからなあ。ま、いいさ。つぎつぎ。電話だ。｢はい、はい。今日はいく予定ですが。はい。面接で。はい。お願いします。｣なんだよう。管理部長のGじゃないか。なんか思わず、休みにしちゃったよ。ま、会社が、求職で動いていいっていってんだからいいんだけどさ。となると、カネもかかるんだよね。ま、会社に行動費は請求していいっていうから、ま、いいんだけどね。おっ、座れた。ということは終点まで行くか。そこで考えるとするか。パソコンも持ったし、履歴書の見直しでもするか。でもなあ、あと半月で無職になるってのは、やっぱつらいなあ。うちの奥さんは、心配するな、あせるな、っていうんだけど、やっぱ、落ち着かないよ。決めないとなあ。いつもの駅か。なんかさ、いろいろあっても、会社という目的あってこの駅に降りてってことはもうないんだなあ。ちょっと寂しいよなあ。電話か、｢はい、大丈夫ですが、電車の中なので、はい、はい、今日の11時ですか。わかりました。うかがわせて頂きます。｣面接だよ。二次だから、これクリアすれば、って感じかな。でも、おいおい待ってくれよ。おれの会社、私服だったから、きょうはGパンだぜ。なんで、きょう面接なんて………。なんで、はい行きますって言ったんだ。てっきり、脈なしと思ってたんだぜ。仕方ない、下り電車でもう一度、家に帰るか。ちょっと間に合わないかもしれないけどね………。トホホ。
2005.05.30
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郵政民営化、民主党も発想の転換必要じゃないか？
民主党も発想の転換必要じゃないか？いまの自民党案を廃案にしたいのなら、自民の反民営化の一派と組んで、かれらの賛同が得られる案をだして、小泉案にぶつけてみたらどうだろう。いまのままだと、事態はなかなか進まず、結局、牛歩で終わりになりかねない気がするんだなあ。
2005.05.29
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秩父宮は、すごいことになってたな
秩父宮ラグビー場にはいかなかったが、すごい人だったみたいだね。いま、きょうあった試合を、Jスポーツで見ている。もちろん、結果、負けたことは残念なんだが、企業の動員だけでなく、これだけの人が秩父宮に来たという事実は、驚きだね。こんなに、人を集めることができる。その背景には、昨年は日本が優勝したということもあるだろうが、五郎丸歩という逸材が、いろんなメデイアで取り扱われたりしたのもあるだろうと思う。きょうの朝日も、後援ということはあったろうが、写真入りで記事にしていた。まけたのは悔しいけど、これからは上をみて上りつめてほしいね。
2005.05.29
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夢のそのさき ６
「松林です。よろしくお願いします」 しかし、松林は柴に気付いていないように柴は感じた。きのうは、サングラスをかけていたりしたからか。「あっ、あのう」「なんだね」 ふち無しの眼鏡に手をあてた平田が、柴をにらんだ。「な、なんでもないです」 柴は、経営企画部だから、あながち縁のない部署ではない。あとで、話をしようと思えばできる。しかし、環境はあまりよろしくない。彼女の配属された経理課は、女ばかり3人のセクションで、課長は野辺山順子といい、社歴は社長よりも長いお局である。 だから、だれも彼女に頭があがらない。社長でさえも、彼女には逆らえない。その一の子分が、久地川優里。もうひとりが、欠員になったため、松林が採用されたのだが、３か月ごとに人が入れ代わるため、野辺山と久地川のいじめで、定着しないんだろう、というのが男性社員の間でのもっぱらの評判だった。 柴も、この二人には弱い。経営企画だから、様々なデータは、経理課からもらわなくてはならないのだが、いつまでに欲しいと言えば、期日を守ってだしてはくれるが、機嫌のわるい時だと、すぐに出るはずのデータも、何度も言ってはじめて出してくる。さすがに、部長、社長からの依頼は、即座に処理する。 そんな野辺山の下につくわけだから、いくら隣接部署とはいえ、松林と話をしていたりすれば、なにが起きるかわからない。松林の前任は、リフレッシュコーナーにあるコーヒーを、お昼みではないときに飲みながら、他部署の男性社員と話をしていたのを「遊んでいた」となじられ、たえられなくなって、やめた。別に遊んでいたわけではなく、経費精算の処理について説明していただけなのだが、野辺山には、そうは見えなかったらしい。要は、部下が男社員と話すのが、たまらなく嫌らしい。 ただ、思い掛けなく話す機会が、夕方おとずれた。柴が会社の入っているビルを出ようとすると、松林が入り口で立って待っていた。「柴さん、一緒に帰りませんか？」「いいけど…。」 なにから話せばいいんだろうか？昨日の宝くじのことか？「わたし、柴さん初めて会ったような気がしないんですよ。」「そりゃそうでしょ。きのう宝くじ売場で会ったわけだし。」柴の何気ない一言も、すでに計算ずくであったかのように松林は続けた。「そうじゃなくて、その前に夢のなかで柴さんにそっくりな人に会ったんですよ。」なんだ。きのうの俺であることは見抜いていたのか。「どういうこと？」「なんだか変なんですけど、きのうあそこで宝くじ買いなさいって」そのとき、柴は、近くのコンビニで夜食を買ってビルに入ってくる野辺山とすれちがったことに気づかなかった。
2005.05.29
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そうは言ってもねえ、森岡政務官さん
どうなんだろうね。サンフランシスコ講和条約を受諾の際、日本は、東京裁判を受け入れている。そう、政府としてね。それを、戦勝国の勝者による裁きは「A級戦犯のレッテルは外国がはった」とか「一方的な裁判」なんて言う政治家も与党には、いたりする。でも、でもですよ。国連は、東京裁判を仕切った勝戦国が常任理事国。そして、そこに入ろうと苦心している。ひょっとして、あの戦争は、まぼろしだったんだろうか？というか、それが、与党の歴史観か？
2005.05.28
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かんたん、すぐできる、なんてタイトルの本は買わないことだ
株式、外国語、起業、資格取得のタイトルでよく見るのが、簡単にわかる３日でわかるすぐわかる超入門簡単にはじめられるでもねえ、何かを得ようとすれば、お金にしても、時間にしても、ある程度犠牲にしないといけない。その犠牲の程度が高いかどうかで、その得られたものの価値も決まってくるんじゃないかと思うんだね。たとえば、英語。簡単に英語がマスターできるっていったって、まず英単語は覚えなくてはならない。それは、そう簡単じゃない。３日で、ペラペラ喋れて、英字新聞もスイスイよむことができる、なんてことはないよ。起業。これにしたって、時間とお金の投資を、限られた範囲でやったとすれば、リターンも少ない。本業でも、なかなか儲からない時代なんだからね。資格取得。3ヵ月でとれる資格。なんて企画、雑誌なんかでみる。でもね、司法試験がなんで難しいかって言えば、何年もやってはじめて合格できるかどうか、なんだから。そういう資格だからこそ意味がある。結局、楽をすれば、リターンも少ない。そして、世の中で、高い評価を得られているものを、得ようとすれば、やっぱり「楽」はできない。それは、考えておくべき点だと思うね。それでも、そういうタイトルの本があとをたたないのは、わらをもつかみたい人が多いってことだね。
2005.05.28
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夢のそのさき 5
買った。スクラッチは確かに１００万円あたった。この調子だと１億円もあたるかもしれない。しかし、あと二つのことがひかっかる。地球が終わる、という点と、あとは、あの女だ。あの女を、探さないといけない。しかし、わずか１０分といえども、この広い新宿。彼女が、新宿のどこに向かおうとしていたか、時間がたてばたつほど選択の幅は広がりをもってくる。柴ひとりでは、到底、探し出すのは難しい。彼女が買った20枚に当たりが含まれている事も考えられる。夢のお告げが本物だったとしたら、20枚の中に当選のくじが含まれていることだってあるはずだ。逆をいえば、柴が持つ９８０枚のくじで、１億を手にできる１００％の保証はない。それに最初に会話をかわした女でもある。やはり、探しだしたい。しかし、どうやって探せばいいというのか。途方に暮れた。柴は、朝をまだ食べていないことに気付き、京王線のコンコース近くにあるスタンド式のカレー屋に入った。探すににしても、まず、胃になにかを入れないと、いい考えも湧いてこない。３７０円の朝食セットをレジでオーダーし、ほどなくして案内された場所で、外をゆく人をながめながら、スプーンに盛ったカレーを口に運んだそのときだった。 あっ、あの女だ。「柴じゃないか？おまえこんなところで何をしてるんだ？」 気が付くと、営業の栗田が、店員に案内されて横のスペースにいるではないか。なんとも、まが悪いとはこのこと。しかし、いまは、そんなことかまってられない。「ちょっとな、きょう先をいそぐから悪いな」まだ、スプーンひとさじほど食べただけで、ほとんど胃袋には、残骸物さえも残っていない状況で、柴は出ていかざるをえなかった。あの女、このタイミングを逸すれば、会えるかどううかわかったものではない。半分あきらめていた分、ラッキーだった。栗田が後ろのほうでなにやら話しているのはわかったが、柴は無視した。外にでてN証券の前のエスカレーターを使い、地上にその女は出ようとしていた。走って、駅のコンコースを横切ろうとしたが、高尾山あたりでもいくのか、幼稚園児の団体が、行く手をさえぎった。エスカレータに乗った彼女の存在が、視界からきえかかろうとする。柴は、園児の間をくぐりぬけて、エスカレータにたどりついたが、彼女はすでに一階に辿り着いたらしく下から覗き込んでも見えない。走ってかけのぼったが、どこにも姿はみえなかった。翌日、柴は会社にでた。休む理由が浮かばないからだ。それに、現実的な問題として、宝くじの件が、冷静になって考えると、どこまで信用していいのか、わからないからだ。確かに１００万円は、スクラッチで当たった。しかし、それはたまたま偶然かもしれない。夢でお告げがあったといっても、１００％鵜呑みにしていいのか、疑問にも思えたからだ。ましてや、地球が終わる話など。会社はきのう彼が休んでも、普通にまわっている。１００万円はあたったが、１８万円は２億円の宝くじを買ったものの、８２万円が手元にある。ま、これでうち止めにしてもいいかもな。そう柴自身、思いかけていた時だった。「だいじょうぶか？」だれも自分のことは気にかけてくれないんだ、とパソコンを立ち上げメールを見ようとしているとき、声をかけてきたのは総務部長の平田だった。あいかわらずの見事なまでに禿げあがった頭をなでている。「なにか？」「きょうから経理課に配属になる松林美佳さんだ」 柴は、息をのんだ。あの女だ。
2005.05.28
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旧日本兵が発見されるなんて、まだ｢戦後｣だったんだね
また政務次官が、なにやら言ったらしいけど、それよりなにより、旧日本兵がまだ、フィリピンにいたというのは、いまさらながら、驚きだね。それもかなりの人数。もちろん、横井さんとか、小野田さんとは違い、現地の人と結婚して、孫までいたっていうんだから、ひょっとして、東南アジアなんかにもいるんじゃないかな。彼らにとっては、戦争は終わっていない。軍法会議を恐れてたっていう報道もあるからね。そういえば、朝鮮半島からサハリンにつれてって、そのまま戦争が終わって日本人だけ引き上げて、のこされた朝鮮人、韓国人の問題もあったが、どうなったんだろう。残留孤児の方も、歳をとられてきている。中国、東北地方には、旧日本軍が残していった化学兵器の残我がのこっていて、たしか、何年かまえ、ようやく重い腰をあげた。靖国の件で、アジアの目は、厳しいが、こうしてみると、ほったらかしのことが多すぎるね。｢戦後は終わった｣なんていわれたけど、まだまだ終わったとは言いがたいな。
2005.05.27
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ポジティブでなくたっていい
よくポジティブになれ、といわれるけど、アメリカ人が、そのために抑鬱剤の助けを借りている人が多い、という事実を知ると、そこまでして、という気がするね。人間だもの、落ち込むこと、へこむこともあるさ。そう、自然体がいいんじゃないか。人生万事が万事、前向き指向でなくていい。そうおもうね。もちろん、考えすぎで、毎日、へこむのもよくないけどね。
2005.05.27
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通勤風景 有給休暇B男
きょうは会社を休むことにした。いきたくない。あのハゲ松の顔、見たくない。僕はもう、疲れた。きのうの会議のハゲ松の態度はなんだよ。ハラたってしかたない。ここいらで、ぬかないと、やってられないよ。いま、８時半か、会社に電話してみるか。電話しないで休むわけには、いかないしな。また、ハゲ松に何をいわれるか分からないからな。総務のS子あたりが来てるんじゃないか。彼女に、ハゲ松に伝えてもらえばいいかな。「もしもし、経理のKですが。はい。そうです。ちょっと頭痛くて、熱っぽいんで、今日、休ませてください。」「はい。よろしくお願いします。」「はい。ありがとうございます。」あっ、びっくりした。社長がなんで電話にでんの？そういえば、アメリカの親会社とのテレビ電話会議が、今日あるんだったなあ。心臓とまるかと思った。社長はいい人なんだよなあ。でも、あのハゲ松だよ。なんで、あいつがおれの上司なんだろうな。不運としか言いようがないな。で、あとは今日、なにをするかだ。映画でも見るか。お、ここのコンビニで、ぴあを買って。でも、どこで見るか注意しないとなあ。うちの会社の営業連中が、出没するとこは避けないとな。おお、まだ、これやってたのか。見たかったんだよな。時間は11時半か。なんだ。3時間もあるよ。とりあえず、会社と逆方向の電車に乗るか。うわっ、けっこう込んでるなあ。でも、なんだなんだ、高校生が多いなあ。ま、反対側、そんなに会社なんてないもんな。そうだ、T町のシネコンでみるかな。わざわざ、会社ちかくに地雷を踏みにいくことこない。たしか、クレジットカード、みせると安くなんだよなあ。時間は、やっぱ午後一番の上映か。でもさ、反対側のホーム、隣の駅も込んでるな。そして、そろいもそろって、みんなしけた顔してるよなあ。なんだ、なんだ。しけた奴が乗ってると思ったら、ハゲ松だよ。なんでこいつが？あっ、そうだよ。きょうT市にある子会社にいくっていってたんだ。思い出した。まじ、まずい。隠れるように乗ってるしかないか。おっ視線を感じる。ハゲ松が、こっちを見てるよ。どうしようかなあ。無視するしかないな。他人のそら似はあるもんな。「B男じゃないか？」「ちがいます。」「だって、このバック、B男だろ。」「ちがいます。」もう、これで冬の賞与はないな。トホホ。
2005.05.27
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日本の外資系企業の常識・非常識 2
外資系だから、みんな英語がしゃべれると思ったら大間違い。｢××さん、海外からお電話です｣電話なんか、これで逃げ切る人も多い。むろん、××くらいは聞き取れる。むろん、いつまでもそれが許されるかというと、そうではない。自己研鑽で、英語力をたかめていかねばならない。メールも、ネイテイブの人がいれば、eメールを見てもらう。電話も積極的にとりながら、｢××さん、海外からお電話です｣から卒業していく。しないと、給料もあがらない。そう、おれはこれだけやった、っていうアピールが必要だからね。でも、英語より実務。これは忘れちゃならないよ。
2005.05.26
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メデイアの嘘、どうやってみわけりゃいいんだ？！
プロジェクトXで、過剰な演出があったり、TBSの部長が、WEB上のコラム執筆で盗作したり、いい加減にしてくれといいたくなるよ。大きなメデイアでこういうこと続くと、メデイアのなにを信用したらいいか、わからなくなる。テレビは、そこに映し出されたものが、すべてだと見たものは思う。TBSの部長は、盗作だったわけだけど、その精神は、どこか通ずる、あるいみで、受け手側をなめてかかっているところがあるように思うね。でも、この点について、メデイアに携わる人間の自覚を待つしかないのかなあ。そう、見たり、読んだりする側は、検証の手段ないんだからね。テレビの場合、たとえ、それが演出であったとしても、過剰なのは止めてほしいね。
2005.05.26
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通勤風景 再就職初日B氏
「あっ、おはようございます。」大家さんだよ。仕事ない間、家賃たまってたんだよなあ。それをさ、待ってもらっちゃたりしてさ。申し訳ない。もう、足向けて眠られないよな。「ええ、どうもすみません。ご迷惑を、おかけして。がんばっていきます。」おっと、あぶねえなあ。なんだ、なんだ。この大家さんとこの犬こうは、どうもおれんこと好いてくれてねえみたいだなあ。家賃、こんどもってくとき、なでてやるかな。そうすると違うかもな。やっぱなあ、スーツで、バシッときめると気持ちいいわな。そうそう、この駅にむかう人の流れですよ。これまではさ、駅まで行っても、売店で日経買って、ときにハロークがローテーションに入るくらいだもんなあ。それに、いい歳して、ジーパンにサンダルばきじゃあ、肩身狭かったんだよなあ。駅ついてUターンだものな。でもさ、こうして仕事決まると、なんかさ、世界が違って見えるものなあ。なんだか、サラリーマンってのを、演じてる感じかなあ。その舞台にあがれた感動というかな。ちょっと、大げさか？そうそう、ここのラーメン屋だよ。仕事探してるときは、朝さ、仕込みでただよってくるスープの香りが、たまらんかったなあ。仕事きまったら、ここでとんこつラーメンを食べるってきめてたんだよなあ。きょう初出勤だしさ、帰りによって食べるかな。きょうは定期ないから、お金だして買わないとな。そういえば、定期代しらべないと、きょう、教えてくれっていわれてたんだよ。ふん、ふん。便利になったなあ。この機械に行き先を入力すれば分かるのか。ま、半年ぶりの社会復帰だものな。まえの会社、なかばいじめで自己都合退社だもん。あんとき、もっとご我慢してりゃよかったかもしんないけど、あの会社、おれとは会わなかったんだよ。５年。よく辛抱したよ。よしっと。電車込んでんな。そうか、みんな始発待ってるのか。でも、いいや、乗っちゃえ。あっつ、新聞買うの忘れたよ。30分の間に読もうと思ってたのによう。いいや、隣のひとの新聞読ませてもらおう。ふむふむ......佐藤商事？一面にでてるじゃん。おれの会社、なんだなんだ。田中物産に吸収合併！？おいおい、田中物産は、おれの前の会社じゃんか。あそこが嫌でとびだしたんじゃん。で、なに社長に、田中の山本！？あいつが、諸悪の根源だったんだぜ。なんだか、一気にへこんじゃったよ。トホホ。
2005.05.26
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ラグビーにも、絶対に負けられない戦いがそこにあるんですよ。
きょう、国立競技場で、しかもナイターで、スーパーカップという公式戦がある。アメリカ、ルーマニア、カナダ、日本の間で覇をあらそう戦い。不祥事が続き、これでこの国際試合で敗退するようなら、終わりだね。終わりは言い過ぎかもしれないが、終わったも同然だね。昨年は、この国際試合、日本が優勝してるんだからね。ここで、がっちり勝って、運をよびこんでもらいたいんだけどね。でも、勝っても、あつかい小さいんだろうな。悲しいけど。悪いことおきると、大きく報じられるのにね。
2005.05.25
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東海道線がとまった！
東海道線が朝から止まっている。JRの駅にいくと、とっくに通過してるはずの寝台特急が上り線にいる。普通、こうした長距離の列車は、ダイヤの乱れがあるときは、貨物線を通るだけに、かなり深刻な信号故障のようだ。東海道線は、通勤時間は、三分間隔で動く。それも15両に満員の乗客をのせて。その東海道線が通勤時間にとまるのは、相当な損害だろうな。満員だと２００名。それが１５両だと３０００名。それが３分間隔だからな。いま、代替の私鉄で都心に向かっている。きょうは、どんな一日になるのか！？
2005.05.25
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通勤風景 不倫旅行？A氏
「じゃあ、行ってくる」きょうからA美と旅行だ。それも海外だよ。家内は、出張って言ったけど、ばれないよな。会社には、法事って言ってあるからな。そうそう、おれの田舎は、電波届きにくいんだよな。ラッキー、だよ。だってよう、はじめてだぜ。こんなドキドキ感。ハワイ。でもよ、ゆめゆめ日焼けしないようにしないとな。だって、ニューヨークに出張に行ってなんで日焼けするかってことになるもんな。会社だってそうだよ。法事に行って、日焼けするわけないもんな。「あっ、おはようございます。」となりの奥さんだ。なんか疑いの目で見ていると感じるのは気のせいか？でもさ、このスーツ。アリバイ工作とはいえ、荷物になるよ。どっか預けていけないかなあ。うおっ、けっこう込んでんな。おっと、日経買わないと。ちょっとごめんなさいよ。よいっしょっと。さすがに通勤の時間に、トランクはきついな。でも、ちょっとの間だからな。ちきゅうのあるきかた。。。。そうそう、ここもいかないとなあ。A美は、海外はじめてだって言ってたよなあ。大丈夫かな。くるよな。おっと、みんな、このトランク、邪魔臭い目で見るなあ。いいんだよ。見たけりゃ見なさいってんだ。ま、１５分だけ辛抱してくださいな。おう、渡辺淳一！おれ、これからワタナベジュンイチするんだから、こんな日経の小説なんか！やっぱ、現実社会だよ。おっ。電話。「おう、準備ばんたん？」「えっ、そう。」「それなら仕方ないな。大事にね。」なんで、A美のやつ、突然、インフルエンザ なんだよ。こんな春先によお。で、おれは、いったいどこへ行くの？
2005.05.25
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わるいひと
憲法がわるい。中国がわるい。教育基本法がわるい。自民党がわるい。民主党がわるい。小泉がわるい。アメリカがわるい。北朝鮮がわるい。グローバリズムがわるい。政治がわるい。朝日新聞がわるい。ＮＨＫがわるい。郵政民営化がわるい。銀行がわるい。堤がわるい。JR西日本がわるい。巨人がわるい。マスコミがわるい。おーい、悪くない人、いますかあ！いいひとの話をしましょうよ。わるい、わるいばっかじゃ、前進しませんよ！
2005.05.24
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ピアノマンがいた！
なんだか、世の中、わくわくさせてくれること少ないね。考えられない事故や、事件ばかり。というかメンタルケアの必要なことの連続でしょ。高校生が学校行事に参加してたら酔っ払いの無謀運転で、死亡事故。奥の部屋に寝ていたのに、トラックがその奥まで突っ込んできて死亡。そういえば、老夫婦の運転する車が、衝突して７０を超えた旦那さんが死亡、おくさんが大怪我。政治も混沌。経済は、それこそ中国の状況次第で、失速もアリ。明るいニュースが、たったレッサーパンダってのも、いまの日本を象徴してるのかもね。あっ、ピアノマンがいたか。これで、噂がたえない大地震が、東京に起きたら、どうなるんだろ。
2005.05.24
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通勤風景 金策起業家A氏
「いってくるよー」いよいよ今日がきちまった。金曜日、銀行からの借入れはできなかった。あの、支店長の深沢だよ、口ばっかりで、けっきょく、最後にゃあ「申し訳けございません。」だからなあ。きょうは、手形をおとさないと、うち、ヤバいんだ。どうしよう。3時までに、１０００万用意しないと、いっちゃうよ。先月は、手形のジャンプでなんとかいったけど、もう、その手は使えねえしなあ。それに今週は給料日だよ。どっから、その金を持ってくりゃいいんだ。おっ、携帯だ。「はい、Tです。」経理部長のYか。「おっ、Y君、おはよう。」「うん、うん。わかってる。」「だいじょうぶに決まってるだろ。」「そう、そうだね。そうしてくれ。」「じゃあな。」金曜日の給与引き落としが３００万で、きょう落ちる手形が１０００万。いまの預金残高が４００万。おれの家も担保価値、目一杯借りてるしなあ、どうすりゃいいんだろうなんか、みんな、いきいきと朝むかえてるって感じだよなあ。そういえば、５年前、おれもサラリーマンで、そこそこの給料をもらってさ、ああやって普通に通勤してた。でもさあ、こんな時、くるとは想像もしてなかった。ホント。部長の鬼沢とかさ、いまも元気に、オニザワしてるのかなあ。あいつには悩まされたけど、今の悩みに比べりゃ、軽いもんだよ。きょう、あなたの口座にお振込み？５００万まで、即日ご融資？事業資金OK?だめだ、だめ。銀行が貸さないっていってるのに、なんで、こんな電柱に広告を貼付けただけの宣伝しかできない会社が、おれに５００万貸すんだ。これは裏がある。手をだしちゃ駄目だ。もうこうなると、いくしかないのか？あれっ、いたっ。なんで、自動改札がしまるの？なんか後ろのOLににらまれちゃったよ。おっ、定期券、きのうで切れたのか。小銭、小銭、なんだよ、財布も忘れたか。ポケットに小銭はあるけど....足りないよ。１００円。しかたない、財布とりにかえるか。でも、どうすりゃいいんだろうな。
2005.05.24
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日本の外資系の常識、非常識 1
外資というと、日本企業とちがい実力主義で学歴は関係ないと思われがちだが、ところがどっこい、紹介会社のコンサルタントによると、日本以上に学歴を見るところ多いらしい。だから、候補者が実力あるかどうかよりも、名の知れた大学を出ていると、書類選考は通りやすいとか。でも、それは日本の大学および学生を過大評価しすぎていることだね。日本企業はとっくにお見通し。私も、どこの学校でたか、よりも次の点を聞いて、採否は判断する。1.会社にとって経理は、何だと思いますか？2.｢繰延税金資産｣とは何ですか？3.10年後のあなたは、どうありたいと思っていますか？この３つで、私としては、だいたいのことはわかる。学歴は、関係ない。
2005.05.23
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小泉の靖国参拝の中止要請.....
中国は、なにも靖国の存在を否定しているのではなく、国民が靖国に行って参拝したり、国会議員が行くことを止めよ、と言っているわけでもない。小泉首相に、A級戦犯をまつる靖国にいかないでくれと言っているのだ。首相を辞めれば、8/15に行こうが、なんも抗議はされないよ。よく、ではA級戦犯を分祀しようという議論がでてくるが、それでは、逆な意味で、政治が宗教に手をつけたことになる。でも、いくんだろうな。
2005.05.23
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通勤風景 番外編
日曜夜。DVDとかで、いちばん見てはいけない映画。ダンサーインザダーク。人生に絶望しかねない。死刑台にむかう主人公に"ITS OK?"は ないだろうよ。そりゃあ、きらいじゃないけど、日曜夜に再放送の二時間ドラマは見たくねえな。BSジャパン、神楽坂署 生活安全課？まだいいのか。でも、BSデジタル、民放はじめたけど、ソフトないんだなあ。BSiの名探偵キャサリンなんてのもそうだ。地上波の再放送なら、意味ないよな。放浪記、いいけどさ、１時近くまで放送されたら、朝、眠いよな。ま、あるある見たら、風呂はいってねるか。
2005.05.22
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自衛隊、自殺者が多いっていうが
自衛隊と言うと、相部屋でプライバシーがないというイメージあるが、最近は、基地外に部屋を借りることも認めてるという話を聞いたことがある。期間勤めれば、除隊して、自衛隊の斡旋で民間企業に就職する。しかし、事態はかわった。サマワは、復興支援で自衛隊はどんな活動してるんだろうか？メデイアには、ぜんぜん報道されない。国民には、なんも情報が伝わってこない。自衛隊の隊員に自殺が多いらしいが、昨今の自衛隊をめぐる環境が、激変。自国の防衛とは関係ない国にいかされることにもなるとなると、将来に不安を覚えるのも無理からぬ感じはするね。それが自殺の原因かどうかはわからないけどね。そういえば、論議されている憲法改正のポイントは、やはり憲法９条、自衛隊になる。その判断の材料の一つとして考えても、我々はいま、そういう意味でも、サマワでの「いま」を知りたいところだね。そして、ここで、明確に自衛隊の方向性をきめるべきときじゃないかな。そのほうが隊員も、方向性みえてすっきりする。でも、これから積極的に海外で活動します、で、入る人が減るから、徴兵制と短絡的にいかれるのもなあ、だよ。
2005.05.22
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夢のそのさき 4
振り返ると営業の山本が、立っている。「あっ山本」「おまえ、どうしたの？行き先表示板には休みってなってたけど」「ちょっとな。」「わかった！なにも言うな。時には、はずしたいときもあるわな。」「と、いうか…」「黙っててやるから、こんどおごれよ。じゃあな」山本が京王線へおりていく階段にきえかかろうとすると同時に、あの招き猫の売場のおばちゃんが、咳をしながら、階段をゆっくりのぼってきた。おばちゃんは、ゆっくりと売場づくりをはじめた。道をゆくサラリーマンやOLにとっては、ごく普通の光景かもしれないが、柴にとっては、当然、普通ではありえない。わずか５分が、一時間にも感じられた。鞄から、赤と白の招き猫を取り出し、両脇に起き、宝くじをひとたば、ひとたば確かめるように、売場のカウンターにならべた。「おばちゃん、当たりくじちょうだい」 気が付くと、２０代の女性が買おうとしているではないか？「なににするんだい。こするのと一億円があるけど」「一億円？当たるんなら買うんだけどなあ」「スクラッチにするよ。」女の手が、まさに一番外側においてあったスクラッチくじに手をだしかけた。「あっ！」柴が素っ頓狂な声をあげると、女はびっくりして手をとめた。「あなた、なによ。おかしいんじゃないの？」 柴が、驚いたのは、単にくじをとらせまいとしただけではなかった。夢のなかで、お告げをしゃべった女そのものに見えたからだ。起きた直後は、朦朧としていて思い付かなかったが、確かに、あの女に似ている。直感的にそう思った。どういうことだ？「ちょと、どうしてここにいるんだ？」「どうしても、こうしてもないでしょ。なんで、理由なんて必要なの？用をたす前に、宝くじでもかおうかなあって思っただけじゃない。それが、いけないって言うの？」「うん、ちょっと知り合いの女性に似てたんでね。それで声をかけたんだ。」 「そういえば、私もあなた、どこかで会ったような気がする。」 そうしゃべりながら、柴は女性がとろうとしていたスクラッチ宝くじに手をのばした。ビニールに包まれた宝くじ10枚入りの袋を手にすると、おばちゃんに二千円札をなにげに渡し、ポケットにそのくじをねじこんだ。「ちょっと、私が買おうとしてたくじじゃないの？なんてことすんの？」「おれね、これが欲しかったんだよ。夢のお告げがあってね。」「なになんなの？夢のお告げって？ばかみたい。」店の前で喧嘩をはじめられたらたまったものではない。「喧嘩なら、よそでやっとくれ。商売の邪魔なんだよ」「とにかく、これは俺がカネだして買ったんだからね。おれ、ちょっといそぐから。」女がなにか言っているのはわかったが、まず１００万円の当たりを確認することだ。みつほ銀行にはいり、記帳台の上で、ポケットから１００円玉をとりだし、一枚ずつ擦りだした。三つ同じ絵が揃うと、その横に記載された賞金がもらえる。一枚目はダメ、2枚目は２００円。そして三枚目、最初に１００万円の入った絵。二つ目もそう、そして三つ目。たしかに、前のふたつと同じ絵柄。そして１００万円、とある。すぐに、みつほ銀行の窓口へ行き、当たり券を見せ、現金１００万円を手にした。あとは、１億円。ゆっくりもしていられない。まだ、帯封もついたままの１万円の束を、デーバックに押し込むと、さっきの売場にむかった。「おばちゃん、きょうここにあるくじぜんぶちょうだい。」「なんだい、へんなこというね。なんかあったのかい？」「いいからさあ、いくらになる？」「えーと」 おばちゃんは、電卓を引き出しからとりだすと、計算してみせた。「きょはね、１０００枚あるのよね。一枚２００円だから、２０万円だわね」「わかった、いま払うよ」「ごめん、さっきのおねえさん２０枚買ってったからのこりは980枚だわね」「いつだよ」「あんたが消えてすぐだったわよ」「ひょっとして、あの女？」「そうだよ、さっきのコだわよ」そのとき、夢のもう一つのお告げを思いだした。最初に会話を交わした女性。まさにあの女性ではないか。柴は９８０枚分の代金196,000円を払う。しかし、おばちゃんはいろいろと口をだしてくる。「スクラッチも買ってくれないかなあ」「スクラッチはいいよ。いらない。そのさっきの女どっち行った？」「さあね、そこの地下道おりていったような気がするけどね。さっきの喧嘩つづきをするきかい？やめときよ。」「いや、そんなんじゃないんだ。わかった。じゃあ９８０枚いただいていくよ。」「当たるといいわね。毎度あり！」赤色の招き猫の手が、かすかに動いたことをおばちゃんはもちろん、柴も気付くわけがなかった。柴は、女を追った。つぎは、来週土曜日に。
2005.05.22
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高額納税者に、サラリーマン、いいんじゃないか
なんかニュースをみてると、言外に、サラリーマンがそんなにもらっていいのか、というニアンスあるね。その根拠に、タワー投資顧問会社の収益１５０億のほとんどを、このサラリーマンがもらっているという、ニュースコメントを紹介していた（推定年収１００億）。でも、それはちょっとおかしいね。なぜって、この会社の収益１５０億円は、売り上げから、彼に対する給与を支払ったあとの数字。なにも、会社のもうけをひとりじめしたわけじゃない。それに、あきらかに会社の収益に貢献したんだから、別にとやかくいう問題じゃないと思うね。
2005.05.21
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夢のそのさき ３
週末小説。3回まではカテゴリーで戻ってください。夢をみることは、ないではない。見るときは、眠りが浅く、頭は冴えきらないものだが、きょうは、すっきりとした目覚めというより、ほどよい二日酔い状態のような不思議な心持ちのようでもあった。 起きると、すぐにパソコンをたちあげた。パソコンを立ち上げるのには時間がかかるので、またふとんに潜り込んだ。 いつもの習慣で、たちあげてふとんのなかに、再度もぐりなおしてみて、ふと夢のことを思い出した。安っぽいありふれたSF小説じゃないんだし、あるわけないよな。と思いつつも、リアリテイーあふれる夢に、もしや、という気持ちも少なからず持った。ポロポローンパソコンがたちあがると自動的にメーラーも立ち上がり、メールをサーバーからとってくるように設定していて、この音はメールが読み込まれたことを意味していた。パソコンの画面に目を落とす。未読７件。メルマガ定期購読が５件。あと２件はDM。なあんだ、やはり夢じゃないか、と思っていると、ポロポロポーンそのメールを見て身体が硬直するのに、そんなに時間はかからなかった。発信者は、なんと自分のメールアドレス。件名は「さきほどの件」とある。メールをあけてみると、自分とその女との夢の中での会話が、まるでチャットをやったかのように書き込んである。ただ、最後に「がんばってね」 きつねに摘まれてるのか！なんともいえぬ気持ちにおそわれた。だれかが、仕組んだトリックか？しかし、このメールは何を意味しているのか？返信でメールをだすが、当然、自分のメールアドレスに対して出すわけだから、誰に届くわけでもない。すぐ、かえってくる。 ただ、このメールを誰がだしたか、よりも、今はその信憑性の検証のほうが、優先順位は高い。なにより、夢のなかで女が言ったメールがこうして届いているわけだから。あと４つの確認。見てみるに越したことはない。パソコンのそばに置いてあるケイタイを手にとり、まず会社を休むべく電話をいれる。時間は７時半で早いが、営業部長の岩城はこの時間すでにきているはずだ。遠距離通勤で、ラッシュをさけている。直属の上司ではないが、うまがあうというか、目をかけてもらってる。しかし、口実はどうしよう。自分としては、まず宝くじ売場で夢の現実性をまず確かめたいのだ。でも、そんなことを言って信じてもらえるわけがない。地球滅亡？！しかし、冷戦が終わってもうかなりたつし、地球上のどこかで紛争は起きているが、地球規模の戦争になるような戦争は、新聞を見てもないし、アメリカもイラク戦争で疲弊し、とても軍事でさらに世界に打ってでるような状況ではない。まず、信じてもらえるわけがない。しかし、こうしてパソコンに夢のお告げ通りにメールがはいっていたというこは、地球滅亡はともかく、宝くじはまず試してみる価値はある。５回コールしたところで、岩城がでた。「山田商事です。」「あのう、柴ですが、きょう体調がいまひとつなので、休みますと、部長に伝えていただけますか？」「どうしたんだ？柴が体調くずすなんて。」「風邪気味なんですよ。朝起きたら、ねつぽくて。」「わかった。境部長に言っとくよ。お大事に。」日頃、信頼をしてもらっているのを感じているがゆえ、裏切るような気がして少々後ろめたい気持ちがした。これで休める。ただ、問題があった。宝くじ売場が、会社のすぐ近くにあるということ。休んだのに自宅から３０分もかけて宝くじを買いに新宿にでるのは、かなりのリスクがある。風邪で休んで、おまえなんだ？といわれれば、なんと言おう？それに体躯が、人並み以上にがっちりしているため、へたに変装しようものなら、逆にめだってしまう。でも、サイは投げられた。宝くじが当たれば、会社なんてい続けなくてもいいし、この地球がなくなるのだ。まず、スクラッチクジをかい、真偽を見極めることで、次のステップを考える。もう行くしかない。宝くじ売場があくまでに新宿にいく。それには、もう時間がない。従業員１００人の会社だが、９時というと、まさに出勤時間。会社の人間に会わない可能性よりも、会う可能性のほうが高い。だめもとで変装していく。GパンとTシャツ。慣れない野球帽。最近、気まぐれで買った、NYマーク。ニューヨークヤンキースの帽子だ。それにサングラスというのは、通勤時間には不釣り合いな格好だ。それに、フード付きのウインドブレーカー。宝くじの購入軍資金は、帝都銀行にある預金を使う。預金は１５０万。一枚、３００円として５０００枚か。いや、５０００枚あるとは思えないから、なんとかなるか。などと頭のなかで算段しながら、O駅から、通勤ラッシュのただ中の中央線に乗り込んだ。いつもは地下鉄だが、あえて会社の人間が多く乗るため、乗るのをさけた。駅で、朝日新聞を買うが、一面は失われた20年の決算と称する特集が今日の紙面からはじまっていた。国際面をみてみるが、さして大きな事件はかかれていない。隣の４０代とおぼしきサラリーマンの読む週刊近代に目をおとすと、年金問題再改悪をめぐる問題点などという記事が目にとまる。そのサラリーマンは、視線に気付くとわざと雑誌の角度をかえ、みえぬようにしてしまった。車内は押し黙ってつり革を持つもの、必死にケイタイメールを打ち込むもの。いつもとかわらぬ風景である。新宿につくと、あたりの目を気にしつつ、ウインドブレーカーのフードをすっぽりとかぶせ、あの夢にみた宝くじ売場にむかった。ほんとうに、この地球が1週間たつとなくなるのか？それの真偽も、この宝くじで見えてくると思った。みつほ銀行はすでにATMコーナーは開いているが、まだ、窓口はしまっていた。宝くじのコーナーは、二軒ほどちょうど店開きをしていたが、それは銀行に比較的近い売場で、行こうとしていた売場は、まだ、ガードレール脇にたたみこまれたままであった。ただ、これで朝一番にくじが買う事ができる。念のために各売場をのぞいてみたが、招き猫はなく、まだ、店開きをしていないあのボックスにほかならない。「柴じゃないか？」誰かが呼ぶ声が聞こえると同時に、心臓がパコンパコンと激しく脈打ちだしたのがよくわかった。
2005.05.21
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つぎの選挙も自民は勝つね。
山崎拓が当選した衆議院補選。全有権者の２２％の票をとるだけで選挙に勝った。正確にいうなら、有権者は４２万人いたのだが、そのうち９万６０００票を得て当選したにすぎないんだね。ちなみに、他候補者への得票数をすべてあわせると山拓の得票数に並ぶ。小選挙区は、金がかからないとか言われたが、中選挙区以上にドブ板に徹する必要があり、それが悪い点と指摘もされた。中選挙区以上に金がかる。でも、全有権者の２０％強の票をとれば、当選できる仕組み、つまり８０％の意見は国政に反映されない仕組み、これもちょっと、ちょっとおかしいね。死票が多い。投票率あがらなければ、民意が見えなくなる。そして、巷間いわれているように、宗教票が数万票あれば、簡単に当選できてしまう。なるほど、某組織票は強いということになるわけだ。小泉さんは、郵政での解散もアリとふんでいるようだが、こういった仕組みであらば、どんな状況下でも、自民党は勝てそうな気がするね。それに抗するには、有権者はとにかく投票にいくことだね。そして、今回の選挙だと投票に行かなかった20万人の票。これを投票にむかわせる何かが、いま政治に必要なんだろうな。そんな選挙に勝ったくらいで、国民の支持を得たといわれてもなあ、って気がするね。
2005.05.20
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通勤風景 就活女子大生Aの場合
「気をつけてね。」「わかってるわよ。」とは言ったものの、不安だなあ。第一志望だもん。まさか、大学の成績もぱっとしない私がなんで、と思った、ホント。そしたら、きょう、最終の役員面接だもんね。この時間、歩くって不思議。みんな会社に向かってんだものね。来年は、この人の流れのなかを歩いてんのかなあ。でも、いろんな人いるわね。あっ、同じマンションのおばさんだ。後ろ姿でわかるんだ。あのおばさんも会社行ってるんだ。どんな会社なんだろう。でも、いつも髪ふりみだしてるところしか、しらないから、ちょっとびっくりだな。けっこう、きまってるじゃん。しっかりOLしてる。「おはようございます。」「あら、きょうはどうしたの？」「就職活動で、面接なんです。」「そう。頑張ってね。」一気におばさんをおいぬいちゃった。そういえば、K男はどうしたかなあ。と思ったらメールだよ。バックがブルブル震えてる。あぶないっ。なによ。最近の高校生は避け方もしらないんだから。第一志望のIT企業、一次でおちたって。そんなことで、なによ、泣き顔を顔文字でいれちゃったりして。もっと、しゃんとしてもらいたいなあ。時々、大丈夫かなあって思うことあるもん。メール打ってやるか。「あぶないぞ、携帯やりながら歩くんじゃないよ。」ぶつかりそうになっちゃった。でも、いまの男、だれ？けっこう、いい男じゃん。ああいう叱ってくれる人好き。うわーっ、駅って込んでるなあ。チカンなんているんだろうな。電車きた。あれっ、この人たちは？乗らないのかなあ。そうか始発に乗る人ね。そうだそうだ、日経買わないと。うむ、人民元切り上げか？切り上げって、このまえ、上海に旅行したとき１元１５円だったから、それが、どうなんだ？あがるんだから、20円くらいになんのかなあ。あれっ、どうだっけ。どっか、解説のってないかなあ。あっ、電車だ。どうしよう、これ聞かれたら。けっこう、わたしって、あるんだよね。徹夜で勉強したのに、ぽっかりやってないとこがでたりね。不運というかさあ。そうだK男知ってるかなあ。メールしてみるか。おっ、すぐ返事きた。ン？銀行志望で経済学部のおまえが、なんで文学部のおれにそんなこと聞くか？知らないって？そんなこと知らないから、K男、第一志望、落ちんじゃんよ。あああ、どうしよう。
2005.05.20
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大手町からロマンスカーか
新鮮だし、一度のってみたいな。地下鉄駅をロマンスカー。鉄道会社もいろいろなサービスを考えるものだが、くれぐれも安全は第一にたのみたいね。もっとも、小田急は、速度遅いし、遅れるのが常態化してるから、福知山線のようなことはおきないかな。
2005.05.19
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ラグビーワールドカップは10年早いよ！！
きょうの朝日社説は、ラグビー日本代表の相次ぐ不祥事逮捕に、苦言を呈していた。社説って、そんな読まれないかもしれないけど、これ読んで、ラグビーにもワールドカップがあって、日本でやろうとしてんだ、と知った人も多いんじゃないか。こんな不祥事が続くようじゃ、国民の間に、ラグビーの人気を高めること、つまり、2011年にワールドカップ、日本でやらせたいね、と思わせる方向に持っていけないじゃない？それより、足元かためて、本当に国民的支持が得られるようになって、はじめて、税金つかって招致運動すればいいんだよ。それにさ、日本ラグビーの聖地ともいうべき、秩父宮、花園が、ワールドカップの会場としてリストアップされてないのも情けない話だよ。芝も荒れて、ナイター設備もないんだから、仕方ないのかもしれないけどね。だったら、そこにお金をかけて、改修して、きれいにする。そこで、ばんばんいい試合をやる。そうして、ラグビーをやろうっていう子供たちの裾野をひろげていけば、変な事件起こすやつらが代表になるってことなくなるんじゃないか？
2005.05.19
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通勤風景 オヤジAの場合
「いってらっしゃーい。」おれはもう５０という大台をきのう越えた。もう、典型的なおやじそのものだ。今年大学受験の娘には、嫌われないようにしようと思っているんだが....。ま、きのうは、家内とケーキつくってくれたりしてさ。でも、あいつ、男とかいないのかなあ、心配だ。でも、うれしさのあまり、娘とふたりでワインあけちゃったもんなあ。おえっなんだよ、ゲップが酒臭いじゃねえか。二日酔いのつもりはないんだけどな。エレベーターは、と。ちょうどおりてきた。上の階の女だな。なんか、すました感じで、どうも好きになれんな。おなじ年齢くらいなら、そうだな、総務課のH子のほうが買いだな。もうひとりは一番うえのフロアに住んでる男か。しかし、なんでブスッとしてんだろう。朝から不愉快きわまりない。おえっまた、酒臭いゲップだよ。おんなが嫌そうな顔でこっちみてるよ。おっ開いた。なんか小走りに行ってくれた。でも、きのうは嬉しかったんだから、いいだろう。ちょっとコンビニで、あめでも買っていくか。おっと、嘘人軍、彫内監督辞任だって？買わないと。えっと、財布、さいふと、ちぇっ、きょうは２０００円しかないよ。新聞とあめかったら、あと１７５０円かよ。あいつ、お金補填しといてくれるって言ってたのになあ。でも、朝はいいよ。気持がいい。あめをなめて酒臭さをなくそうかなっと、な、な、なんだ。このあめ、まずいぞ。薬草エキス入り？なんで、こんなの、買ってしまったんだろうね。ま、いいさ。ついてない。これで厄落としだ。きょうの電車は、と。おっ、やっぱ、ちょっと遅いと座れねえか。ダッシュ。とれたぞ。やっぱり、あのあめで厄落としだったか。でも、息はぜーぜーだよ。やっぱ歳かなあ。さてと新聞しんぶん。なになに、女が燃えるときなんだよ、となりのOL、いやそうな目でみやがって。てめえは日経か。なにを読んだっていいだろう。これが、あさの楽しみなんだからよう。ぶるぶる、な、な、なんだ。おう、隣のOLにもたれかかって寝てたのか。まずい、娘がプレゼントしてくれたネクタイに、あの薬草入りのあめのエキスがはいったよだれのあとがついてるよ。しみになっちゃうよ。テイッシュ、テイッシュ。あーあ、とれねえや。ふん、しょせんおれの１日はこんなもんさ。
2005.05.19
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悩ましい、ところだなあ
おれは中小企業外資サラリーマンを、終えて、それまで１日、６０００字（アップ時、表示の字数）できていたが、それがいま半分の字数。ここにきて、なんか、物足りなさを感じてきた。不定期で書いてる小説とか、未完の小説がパソコンに眠っているんで、そいつらに化粧を施して、送り出してやるのもいいかなあと思い出したね。ただ、その削ったぶん、本は読める。そこんとこが、ちょっと悩ましいところなんだな。でも、読むより、書く欲求のほうが大きいかな。それと、これは発見なんだけど、文章を書きつづけてくると、読むときも、本を深く味わえるようになった。今週は、通勤風景をつづけて、あと一本時事ネタモードでいきます。
2005.05.18
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時刻表
田舎というか、ローカル線だと、一本電車見過ごすと、１５分とか20分待つことになる。時刻表をみて駅に急がないと、無駄な時間を過ごすことになる。でも、だ。東京とか都会で、時刻表は不要。だって、3分ごとに電車がくるんだから。おくれても、定間隔で電車がくれば、その電車に乗ればいいって思う（ただ、昼ひなかは、ちょっと間隔あくけどね）。JR西日本の事故の運転手。１分30秒だかの遅れを気にしてたっていうけど、１時間に何本の電車をはしらせて収益なんぼという視点からだったらしいね。そして、利用者も、その利便を享受し、福知山線は乗客数を増やしていた。最近、山手線とか中央線、東京メトロの時刻表とかでてる。携帯とかPCでも、時刻がわかるようになっている。利用者として、１分、２分のこと、気にしないくらいの余裕が、利用者にも必要なのかもね。
2005.05.18
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出勤風景 A子の場合
「いってきまーす」だれもいない部屋にむかって言うのも空しいなあ。最近、つくづく思う。でも、いいってことよ。きょうは月曜日。８チャンネルのめざましのうらない、なんとおひつじ座、一番だ。ラッキーってかんじよ。週のはじめから。おっと、となりのBさんだ。「おはようございます。」ちゃんと会釈でかえしてくれる。いい感じの人だわ。「あったかくなりましたね。」「そうですね。」共通の話題がないときは、やっぱ、天気だね。Bさん、ゴミ出しか。でも、エレベーターという密室で男と女が二人。ほんの１分ばかりの時間共有か。と思ったら、変なおやじが乗ってきた。なんか、酒臭い。二日酔いぬけてないんじゃないの？なんかジロッてにらんだだけ。感じ悪い。「失礼します。」ゴミ置き場に行ってから駅にむかうと、どうだろう、Bさん間に合うのかなあ。始発電車。ま、そんなことどうでもいいや。う、そうだ。いやなこと思い出した。この時間だとC子にあっちゃうじゃない。あの女、誰か始末してくれないかなあ。わたし、いやなのよ、生理的に。たかが、１０ん年まえ、一緒にマックでバイトしただけなのに、いまだに馴れ馴れしくくるのよね。学校もちがったのにさ。と思ったら、C子じゃん。「A子おっはよー」なにがおっはよーよ、女子大生じゃあるまいし、馴れ馴れしいのよ。「C子おっはよー」なんだか、馬鹿みたいな私。なんで、C子とハイタッチなんてしないといけないの。「A子、きょうのブラウスに合うわね。」あたりまえよ、わたしはあなたと違って着こなし上手でセンスもいいの。「それほどでもないわ。でも、あなたのネックレスもクロスがモチーフで可愛いわね。」というか、安っぽいのよね。それくらいが、あんたにはお似合いよ。なんだか、ストレスたまるのよね。そして、社交辞令で、自然に口から、心にもない、そういう言葉がでる自分が恐ろしい。おっ、いつも１両めで並んで待っている、イケメン、おっ、いるいる。ん？ちょっと、C子がなんで、わたしのそばにいるわけ？C子の会社は、反対側じゃなかった？「C子、きょうはこっちなの？」「そう、きょうは本社にいくのよ、研修で。」占いって、あてんなんないわ。
2005.05.18
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どうしても行くか、靖国
中曽根さんは、タカ派でしられた政治家だったけど、そしてたしかに、戦後、靖国にはじめて公式参拝をした。でも、いろいろとゴタゴタあって、結局、小泉さんが否定する紳士協定によるためなのか、中曽根さん、在任中は参拝をすることはなかった。参考;胡耀邦中国共産党総書記宛て靖国神社公式参拝の取り止めに関する中曽根康弘書簡(紳士協定とは関係なし）自らの政治信念は、それはそれで良しとしよう。しかし、首相という地位にあるのだから、意地をはるまえに、考えるべきことがあるんじゃないかな。むろん、自らの靖国参拝で外交が停滞しているという自覚ない以上、また、いくんだろうな。
2005.05.17
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出勤風景 サラリーマンA氏の場合
「いってきます」あああ、きょうは朝から会議なんだよな。ちぇっ、エレベーター行ったばかりじゃんよ。おっと、隣のだんなさんだ。「おはようございます。」なんか、この人は愛想よくないんだよな。きのう、うちで遅くまで映画見てたけど、音大きかったかなあ。それで、文句あるから、無愛想なのかなあ。でも、声かけたんだから、答えてよってんだ。「おはようございます。」名前知らないけど、この中学生、眠そうな顔してるなあ。受験勉強のしすぎじゃないか？でも、挨拶するだけ感心感心。おっと、おはようって言いそびれちゃったよ。印象悪くなったかなあ。へんな大人って思われたかな。きょうはゴミ置き場に、いつもの監視のおばちゃんいないな。どうしたのかな。雨は、大丈夫かな。空は、降りそうだぞ。たしか、さっきNHKは、雨降らないっていてったけどな。ま、いいか、置き傘あるしな。おっ、いつものOLだ。いつもすれ違うけどどこに勤めてるんだろう。きょうは、同僚と一緒か。コンビニは、中学生とか多いなあ。みんな家でたべないのかな。それにしても、きょうの会議。おれにプレゼンしろっていうから、金曜日最終で帰ったんだよなあ。ちょっと、緊張するなあ。おっ、いいにおいだ。ここのラーメン屋は朝早くから、準備してんだよな。「日経ね」きょうの売店のおばちゃんは、新しいひとだな。おっと、割り込んできた男。マンガ雑誌をとっていったぞ。会社いくのにマンガ片手かよ。ま、いいんだけどね。そうだ、「これもね。」会議で眠くならないように、クールガムだ。電車はまだか。会社は違うけど、同じ駅の間を通勤する女性二人組だ。でも、平日のこの時間は会うけど、ふだんは会わないんだよな。不思議だ。電車きたぞ。おいおい押すなよ、おっさん。いたっ、足を踏んでもしらっとしてる。ハラたつなあ。でも、いい。渡辺淳一の小説でも読むか。おお、となりのおやじも読んでるぞ。あっ、つり革とった。目の前はっと、小学生じゃんか。次で座れるぞ。よし、ラッキー。となりは、けっこう堅物そうな初老の男性だな。でも、もう片方は、フリーター風の女性か。なんだ、この小学生どこまで行くんだ。おいおい首から下げてる定期、おれの下車駅じゃんか。きょうもついてねえ。
2005.05.17
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いよいよ給与所得控除に手をつけるか...........
いよいよ、政府は給与所得控除に手をつけるらしい。その額、68000億円。この際、政治、行政の無駄遣いはともかくとして、控除がなくなるということは、逆にサラリーマンも確定申告をしなくてはならなくなるということに他ならない。たしかに、過大とみられていた層には、厳しいかもしれないが、ならば、家計の支出を増やして税金を少なくしていけばいいだけの話。でも、政府行政が支出を見直してこそ、国民の同意が得られるとおもんだけどね。
2005.05.16
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なぜ街なかに住まないのか？だよ
政府は、街なかに建つマンションに出資することを決めたそうだ。それで、シャッター通りという地方都市の状況を改善しようというのが目的らしい。でもな、マンションが安くなったら、中心部に住むようになるか。これだけ、自動車が普及し、郊外に大きなショッピングセンターができれば、いまさら、街なかに安いマンションを建てたところで、どうなるってんだろう。実際、街なかに住んでる人も、車で郊外に買物に行ってるのが実情じゃないか。そんなお金をつぎ込んでも、都心に空家を増産するだけじゃないか。そのマンションに資産価値あって、｢買い｣と思えば買うと思うよ。もっと、地に足のついた政策を考えてもらいたいね。
2005.05.16
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英語力強化作戦by海外ブログ
究極の英語力強化法。海外のブログサイトにまず、登録してみようかと思っている。それにより、１。英語力そのものの強化２。文章構成力の強化３。そして、世界中からのアクセスが期待できること。ただいま、どこに立ち上げるか物色中。経過はまた、ここにて報告します。
2005.05.15
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中国は、台湾、北朝鮮どころじゃなくなるかもしれない
ウズベクキスタンの事件は、どうも中央アジアの政治の不安定さをみせてくれた感じがする。その中央アジアの中国、新彊ウイグル自治区なんかは、つねに民族紛争の火種がくすぶり続けている。一説には、テロとかあるが、中国当局がかくしていたという話もあった。最近、台湾の野党指導者との結びつきを強めているが、おそらく、新彊に独立の気運をもたせないために、頑張っているんじゃないかという気がしないでもないね。なぜって、台湾が独立の方向をみせると、新彊も「じゃあ、おれたちも」になるだろうからね。でも、ウズベキスタンの件がふくらんでくると、ただ事じゃなくなるかもしれないな。
2005.05.15
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夢のそのさき ２
女は言う。「あなた、宝くじ買ったことある？」「ジャンボとか買いますよ。でも、そんなには買わないなあ。」「あなたの会社は、新宿だったわね」「そうですよ。なんで知ってるんですか？」「あなたの会社の近くにみつば銀行あるわね。そこから１００メートルほど離れたところに、ボックス型の売場がいくつかあるけど、そのうちね、一番、銀行から離れたところにある売場、わかる？」「あったような気もするが、記憶にないですよ。」「眼鏡をかけたおばさんが売っていて、その売場に赤と白の招き猫がかざってあるわ」「そこで、あしたから発売される宝くじから１億円の当たりくじがでるわ」サラミを口に入れた手がとまった。「ついでに言うと、そこの売場で朝一番、一番うえに置かれたスクラッチくじ、１００万円があたってるわよ」「そして、あと二週間後、地球は滅びる」「ちょっと待ってくれ、それがなんで俺の為になるんだ。地球が終わるなんて。お金があっても意味ないじゃないか」「でもね、あなた、滅びるのを知ってるのは、あなただけなのよ。意味、わかるわね。そして手元におかねもある。」「そうだ、あと、最後の一つね」「最後って、あと二つじゃないですか？」どうにでもなれっていう開き直りも多少 あった。女は、そんな感情を無視するかのように続けた。「あす、あなたが最初に会話をかわす女性を大切にしなさい。いま、言ったなかで、一番、大事かもしれないわね」「どういうことですか？あした朝、一番に話をする女性なんて。駅で新聞買うとき、ここ置くよっていったら、キオスクのおばちゃんが大事ってことになるんですか？」「つべこべ言わないの。じゃ、そろそろ朝よ」その声を聞いたのと同時くらいか、目覚まし時計が鳴った。
2005.05.15
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まだ「巨人がつよくないと盛り上がらない」って言うか！？
交流戦。思いのほか盛り上がってるみたいだけど、読売系のテレビ見てたら、「やっぱり巨人が強くないともりあがらない」って評論家が言ってた。親会社がオーナーだから、仕方ないのかもしれないけど、交流戦の盛り上がりは、結局、魅力あるパリーグのおかげじゃないか？巨人の神通力なんて、とっくに賞味期限切れじゃないかな。負けながらも、赤いユニホームが注目の楽天。新庄の（？）日ハム。応援がすごい連勝街道のロッテ。話題満載だもの。どうかと思っていたけど、日本、台湾、韓国、中国でアジアリーグなんてのもいいなじゃないかと思ってきたね。１リーグになっても、あと３つの国のプロリーグとアジアの覇を争うなんておもしろそうだよ。日本シリーズ以上のおもしろさじゃないかな。これが本当の改革じゃないかと思うね。
2005.05.14
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米国産ビーフ「日本人大好き」だと？！
小泉首相は、米国のシーファー大使との夕食で、「日本人には米国のビーフが好きな人が多い」といい、大使も「その通りだ」と答えたとか。たしかに、吉野家の牛丼復活を望む声は大きい。しかし、「好きだ」と「安全」は別の尺度で考えるべきじゃないかな。朝日の調査によると、４８％の人が復活を求めているが、７０％の人が不安を訴えているのも事実なのだ。そんな、大使に、夕食の場をなごませようとしたかどうかはわからないけど、日本人に食に対する不安があることも、きっちり言うべきじゃないかな。友達との会食じゃないんだし、大使とは元首、アメリカでいえば大統領の代理人みたいなもんなんだからね。そういえば、郵便貯金の民営化は、アメリカの会社が簡易保険の世界に入りやすくするためだ、という話をきいたことがある。こんな、大使にすりよるような発言をしているようだと、「本当かもしれない」と思ってしまうよ。
2005.05.14
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夢のそのさき １
高そうなバーで一人で飲んでいた。かなり飲んでいたのか意識は朦朧としていた。「そんなに深酒しちゃだめよ」 ふと気が付くと、隣に女性がいる。会社の同僚の弥生に似ているふうでもあり、大学のゼミで一緒だった麗子に似ているふうもある。セミロングの髪が、栗毛色にそまっていて、二重のまぶたにが、魅力的な女性だ。「なんかね、いろいろあるのかもしれないけど、くさっちゃだめよ」「だってね、最近、ろくな事ないんですよ。会社は業績悪く、給料はダウン。リストラはじめるって噂もあるし、やってられないっすよ。」「でも、それはあなたが原因ではないんでしょ？」「そりゃあ、そうですよ。それに、今の仕事というか、会社と相性よくないのかもしれない。部長に嫌われているみたいだし。なにをやろうとしても反対されるんですよ。」「そう、世の中にはよくあることかと思うけど」「でもね、なんかついてなさ過ぎるんですよ」「じゃあ、あなたにチャンスをあげましょう。これを生かすも殺すもあなた次第。生かせなかったとしても部長のせいじゃないからね」「な、なんですか？薮から棒に、ところで、あなた、誰ですか？」「そんなこと、どうでもいいじゃない？どうせ、ここは夢の中なんだから、半分ね」そうか、夢なんだ。そう思うと気が少し軽くなる。「半分って？」その女は無視してつづけた。「でもあなた、まるで全世界の不幸をすべて背負っているような顔してるわね」「そんなこと、どうだっていいでしょう」 ちょっと不愉快な気持ちになった。夢とわかったから、さっそくおかわりをした。ジャックダニエルをダブルで頼んだ。「あなたにね、５つだけ為になること教えてあげるわ。あなたには、もっと自信もったほうがいいわよ」「なんですか？５つなんてけちらないで、もっと教えてくださいよ」「いいの。５つだけでも教えてもらえるの、あなたはラッキーよ」「そんなこといったって、夢のなかでしょう。夢だったら、なんだってアリじゃないですか？」「まず、あなた、私のこと信用してないみたいだから、まずあさ起きたらパソコンを立ち上げてみることね。いまから話すこと４つが書かれたメールがはいっているから」「えっ、４つ？５つじゃないんですか？」「いま、ひとつ言ったでしょ。あさ、パソコンをみることで、あとの４つが正しいとことが、これで証明されるんだから」「それはないですよ」そういいながらダブルでおかわりしたジャックダニエルを一気に飲んだ。夢のせいか、まだまだ飲めそうだ。むしろ、意識が覚醒されてきているかのようだ。「なにからいこうかなあ。」「じらさないでくださいよ」おもわせぶりな女だ。
2005.05.14
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次が勝負だな
おれは中小企業外資サラリーマン。これは、経験をベースにフィクションで味付けしたけど、次は、完全フィクションでいこうと思う。仕事で、電卓たたいたり、エクセルの表作成とかを20年以上やってきたが、こういう創作活動も楽しいもんだなあと思うね。どう、ストーリーを展開するか。数字があわなくて、苦労するよりも、脳が活性化されるような気がするな。あすは土曜日。今度は100枚くらいをめどに、週末アップで小説、あすからはじめます。よろしくお願いします。
2005.05.13
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