酔眼教師の乱雑日記

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Jan 24, 2002
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 昨日、「試験における不正行為」のことを書いたら、たくさんの方々から書き込みをいただいた、プライドが許さないので絶対しない方、臆病でばれた時のことを考えてしなかった方、必死で覚えて答案に忘れないうちにメモが書きする方、カンニングの方法は変わらないねという方、丸暗記の試験には有効だとおっしゃる方などなど、皆さん、試験にはいろいろと思い出をお持ちのようで、共通の経験の話題も楽しいものだと思った次第です。昨日の7時限目にも、酔眼の教室ではなかったのですが、不正行為があったようです。遅い時間であったので、結末は見ずに帰宅しました。学科長が裁定委員として処理をします。


「1月24日の全く私的な思い出」
 高校1年の6月1日夕暮れ。いつもの様に先輩にしごかれて陸上の練習を終えて学校を出ると、親父の運転手が待っていた。言葉数の少ない人だったので一言「生まれたよ」。酔眼「どっち」、彼「女の子」。親父の友人の古びた病院、暗い電灯の一室で、ご対面した、16も歳の違う妹。若干未熟児であり、顔はソフトボールぐらい、こんなのが大きくなるのかと思った。
 毎日親父と見舞いに行き、夕食をして帰宅していたが、ある日、ほろ酔いの親父が言った「あいつの嫁入りは見ることが出来ないだろうからよろしく頼むな」、当時42歳。酔眼、何を馬鹿なことを言っているのかと気にも止めなかったが、時として、この言葉が思い出された。

 月日は流れ、昭和62年秋、親父入院。3年前に患った直腸がんが肺に移転していた、医者に3ヶ月と言われた。何とか来年の春までもたして欲しいとお願いした。妹は婚約中であった。
 親父の心配事は、自分の死で、破談になるのではないかということだった。年の瀬が迫るにつれて、意識が朦朧とすることが多くなった。押し迫った30日、酔眼は仲を取り持ってくれた方にご一緒していただき、相手の御両親に「父の容態」についてお話し、何があっても予定通り進めるご了解を得る。
 新年に入ると、薬の関係もあり、意識が遠のく時間が多くなる。
 1月8日、親父の意識は珍しくはっきりとしていた、嫁入り道具を届ける日であった。酔眼が無事持参したことを報告すると、安心して意識がなくなった。その直後、医者に呼ばれた「このままでは、たんが喉に詰まって窒息します、人工呼吸器をつけると尿毒症を併発します、この方がご本人は苦しまないと思いますが、どうしましょう」。人工呼吸器をつけていただく。

葬儀は改めて行うこととし、親しき人だけをお呼びして、自宅で野辺の送りをした。その最中に、お祝いをお持ちいただいた父の友人もおられ、申し訳ないことであった。
 そして、14年前の今日1月24日、仲人さんをはじめ周りの人々の暖かい気遣いをいただき、妹は無事結婚式をあげた。
現在は2男1女の母として元気に幸せな日々を送っている。

 妹が生まれた時から、親父「花嫁姿に涙する姿」を見られたくないと心を定めていたのだろうと思うことにしている。

 今夜はお稽古日である。親父も20歳台は稽古をしたそうだ、母に言わせると「綺麗なお手前」だったそうだ。酔眼も負けいないように、京都まで出かけよう。
 親父に聞いたことがある、「なぜ、茶の稽古などしたの?」
 親父 「昔は、若い女性と話す機会が少なかったから、出会いのいい場だったんだ」 、なかなか 粋な親父 でもあった。





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最終更新日  Jan 24, 2002 02:29:08 PM
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