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今日は、母の誕生日でした。写真の裏には、「栄光への道を辿った頃の二人」と、父のメモが書かれています。父が亡くなった年齢、93歳となった母。ずいぶん会っていない気がします。
2021.08.19
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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。なんと朝酒はうまい糸瓜の花 山頭火昭和9年8月2日 山頭火 其中日記に記載の句です。他に「炎天」の句がいっぱいです。今日も暑かったですね。玄関を開けると、むわぁ~~~っと熱気に襲われます。私が子供の頃は、海に行かないとこんな暑さは感じなかったような気がするのですが、まぁ、半世紀で変わりますね。以下、山頭火の其中日記より、昭和9年8月2日 八月二日朝ぐもり、今日も暑いことだらう。とう/\徹夜だつた、あたまは冴えてゐるけれどからだが労れきつてゐる、この情態がつゞけば自滅の外はない。カルモチンを飲んでも眠れないとはみじめだ、やつぱり。カルモチンよりアルコールちよいと一杯やりましよか一杯やりたいな、やりたいなだ!△或る時は死にたい人生、或る時は死ねない人生。或る時は仏にちかく、或る時は鬼にひとしい。自分のうちに動物を見出すことはかなしい。やつと夜が明けた、朝日がよかつた。油虫め、食べるものがないから、本をなめマツチをかぢる、そして花までたべる、気の毒と思はないではないけれど、食べ物を与へる気にはなれない、油虫よりも蝿や蚊の方がよい、蛇よりも嫌な油虫だ。今日も身辺整理、いつ死んでもよい用意をして置かなければならない、遺書も書きかへなければならない。……・風がすゞしく吹きぬけるので蜂もてふてふも・死ねる薬をまへにしてつく/\ぼうし・草の青さをしみじみ生き伸びてゐる・住みなれて草だらけ・のぼる陽をまつ糸瓜の花とわたくしと・さらりと明けてゐるへちまのはな・朝月はすずしいいろの桔梗がひらく 炎天のヱンジンのまはるとゞろき・なんとかかんとか蝿もつれてきて・こゝろむなしくて糸瓜咲く 炎天、はてもなくさまよふ・炎天、否定したり肯定したり・右は海へ左は山へ木槿咲いてゐる ひとりしんみりとゐてかびだらけ・なんと朝酒はうまい糸瓜の花・炎天ぶらりと糸瓜がならんで・ゆく手とほく雲の峰とほく・暑さ、この児はとても助かるまい(或る家にて)・もう秋風のすゝき穂をそろへ 虫なくや投げだした私なれども・しんみりあほぐ空のゆふ月があつた・山のしたしさは水音をちこち 雑草ふかく見えかくれゆく馬のたてがみ・炎天の鴉一羽で啼く・こゝろあらためてつく/\ぼうし・あきないひまなへちまなどぶらさがり(山口にて)・ふときてあるくふるさとは草の花さかり・炎天のレールまつすぐに・炎天のかげはとびかふとんぼではまた。
2021.08.02
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