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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。秋山巌の生誕100年、3/21の誕生日まであと1ヶ月となりました。ギャラリーMami主催の【生誕100年 秋山巌 展】のご案内です。日本で最も歴史ある民間美術団体「太平洋美術会」のギャラリーにて開催致します。【生誕100年 秋山巌 展】~作品と写真で辿る軌跡~会期:2021年3月20日(土)~3月26日(金) 10時~17時(最終日は16時閉場) 会場:ギャラリー太平洋(東京都荒川区)主催:秋山巌の小さな美術館 町田珠実(長女)協力:太平洋美術会版画部画像は、できたてほやほやのポスターデザインです。詳細は追ってお知らせ致します。どうぞお楽しみに!!
2021.02.21
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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です恋のふくらうの冴えかへるかな 山頭火秋山巌「恋のふくろう」1997年昭和9年2月14日 其中日記より 二月十四日 今日は旧のお正月です、お寺の鐘が鳴ります、餅を貰ひに行きましよか、さうらうとして鉢の子をさゝげて。 どうも憂欝だ、無理に一杯ひつかけたら、より憂欝になつた、年はとりたくないものだとつく/″\思ふ。 畑仕事を少々やつてみたが、ます/\憂欝になる、読書すればいよ/\憂欝だ。 春風よ、吹きだしてくれ、私は鉢の子一つに身心を托して出かけやう、へう/\として歩かなければ、ほんたうの山頭火ではないのだ! 旧暦のお正月だといふのに、百姓は田を耕やしたり、畑を打つたり、洗濯をしたり、大根を刻んだりしてゐる、こゝにも農村窮乏の色が見えるといへるだらう。 思ひがけなく、東京の修君からたよりがあつた、彼も私とおなじく落伍者、劣敗者の一人だ、そして妻君にこづかれてゐる良人だ、幸にして彼にはまだ多少の資産が残つてをり、孝行な息子があり、世才がないこともないので、東京で親子水入らずの、そして時々はうるさいこともある生活をつゞけてゐるらしい、修君よ、山の神にさわるなかれ、さわらぬ神にたたりなしといふではありませんか! 夕、樹明君に招かれて宿直室へ出かける、うまい酒うまい飯だつた、そのまゝ泊る、あたゝかい寝床だつた。 ・寒ン空のからりと晴れて柿の木 ・ふくらうがふくらうに月は冴えかへる ・よつぴて啼いてふくらうの月 ・冴えかへる月のふくらうとわたくし ・恋のふくらうの冴えかへるかな #秋山巌 #akiyamaiwao #山頭火 #santoka #owl
2021.02.17
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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。冴えかへる月のふくろうとわたくし 山頭火秋山巌「ふくろうとわたくし」1997年昭和9年2月14日 其中日記より二月十四日今日は旧のお正月です、お寺の鐘が鳴ります、餅を貰ひに行きましよか、さうらうとして鉢の子をさゝげて。どうも憂欝だ、無理に一杯ひつかけたら、より憂欝になつた、年はとりたくないものだとつく/″\思ふ。畑仕事を少々やつてみたが、ます/\憂欝になる、読書すればいよ/\憂欝だ。春風よ、吹きだしてくれ、私は鉢の子一つに身心を托して出かけやう、へう/\として歩かなければ、ほんたうの山頭火ではないのだ!旧暦のお正月だといふのに、百姓は田を耕やしたり、畑を打つたり、洗濯をしたり、大根を刻んだりしてゐる、こゝにも農村窮乏の色が見えるといへるだらう。思ひがけなく、東京の修君からたよりがあつた、彼も私とおなじく落伍者、劣敗者の一人だ、そして妻君にこづかれてゐる良人だ、幸にして彼にはまだ多少の資産が残つてをり、孝行な息子があり、世才がないこともないので、東京で親子水入らずの、そして時々はうるさいこともある生活をつゞけてゐるらしい、修君よ、山の神にさわるなかれ、さわらぬ神にたたりなしといふではありませんか!夕、樹明君に招かれて宿直室へ出かける、うまい酒うまい飯だつた、そのまゝ泊る、あたゝかい寝床だつた。・寒ン空のからりと晴れて柿の木・ふくらうがふくらうに月は冴えかへる・よつぴて啼いてふくらうの月・冴えかへる月のふくらうとわたくし・恋のふくらうの冴えかへるかな#秋山巌 #akiyamaiwao#山頭火 #santoka#owl
2021.02.14
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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。生死の中の雪ふりしきる 山頭火秋山巌「雪ふりしきる」1992年大正15年の句草木塔 鉢の子 より 大正十四年二月、いよいよ出家得度して、肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが、それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな、さびしいと思へばさびしい生活であつた。松はみな枝垂れて南無観世音松風に明け暮れの鐘撞いてひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる 大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。分け入つても分け入つても青い山しとどに濡れてこれは道しるべの石炎天をいただいて乞ひ歩く 放哉居士の作に和して鴉啼いてわたしも一人 生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり(修証義)生死の中の雪ふりしきる木の葉散る歩きつめる
2021.02.02
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秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。一杯やりたい夕焼け空 山頭火秋山巌「夕焼け空」1988年昭和6年2月1日の句行乞記 三八九日記より二月一日 降つたり霽れたり、夜はおぼろ月がうつくしかつた。三八九第一集を発送して、重荷を下ろしたやうに、ほつとしたことである、心も軽く身も軽くだ。今日もまた苦味生さんの真情に触れた。・笛を吹いても踊らない子供らだ・あるだけの米を炊いて置く 競るほどに売るほどに暮れた・逢ふまへのたんぽゝ咲いてゐる 一杯やりたい夕焼空俳句は一生の道草とはおもしろい言葉かな。※「霽」「雨(あめかんむり)」の下に「齊」※禅の言葉「三八九」 【三八九を明らめずんば、境に対して所思多し】 この三八九を、三八九は二十で、二十は念に通ずると説くものがあるが、ただこれ三八九(さんぱっく)で、少しでも念慮をいれてはいけない。・・・白田劫石老師
2021.02.01
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