音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2009年09月20日
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カテゴリ: ジャズ


紫波ビューガーデン というところで行われた、アマチュア・バンドのコンサート。

今年で3回目だそうですが、先日レビューした岩手ジャズにチラシが入っていたので、見に行きました。

山の斜面にモーグルのジャンプ台みたいなステージがあり、その後ろで見るという趣向です。

晴れていて、手前の紫波の田園風景や、はるか向こうの山々が見えて、眺めは最高です。

観客と出演者、スタッフ合わせて200人から300人の小じんまりした規模です。

 12団体の出演で、おもに、盛岡、紫波など地元が主ですが、中には遠くは東京、大阪から参加しているメンバーもいて、いかに好きだとはいえ、頭が下がります。

当然ノーギャラでしょう。

そのせいか、東京から来た方たちは小岩井の近くのキャンプ場に宿泊しているようです。

彼らの楽しみは、他のグループとの交流にあるわけですから、ギャラの有無は頭にないと思います。


 このコンサートは 開運橋ジョニー の照井顕さんが始めたもので、ジョニーに出演したことのあるグループからピックアップされたということです。

水口地区の方々がボランティアとして働いていたので、一種の町おこしだろうと思います。

ただ、入場料が3000円はいかにも高いです。

各地のジャズフェスはプロが出演していて、4000円~5000円が相場ですから、この設定はどうかと思います。

前売りでは、弁当とお茶、当日はお茶がつくという付加価値をつけてはいるのですが、これも無理やり感があります。

来年のお知らせを希望する方はハガキを買ってくれというアナウンスがされていましたが、さすがに、これには絶句しました。

これなどは、台所事情がかなり厳しいことを物語っています。

最初のほうで町長が挨拶していましたが、町からの援助を厚くしてほしいと思います。


 肝心の演奏ですが、玉石混交を地で行くようなもので、何人かはアマチュアとしてはなかなかの腕の持ち主もいましたが、総体的には水準が低いと思います。

アマチュアの場合、技術が伴わないのに、何となく雰囲気を出せればいいというばかりに演奏されている方が多くいます。

しかし、聞くほうになってみれば、自己満足には付き合いきれないものです。

少なくともお金をとるなら、それなりの演奏をすべきです。

音程が悪いなど、明らかに技術的に劣る方がいるのも問題です。

それに、MCが全くなく、演奏するだけというグループが2くらいあり、問題だったと思います。

 最初から、不満ばかり並べ立てましたが、なかなかいいと思った方を並べてみたいと思います。

米澤&片岡・J・W・S(盛岡)のアルトの米澤氏は気のきいたフレーズが出てなかなかご機嫌だったと思います。

また、同じ団体のギターの大森彰氏はバッキングは全く聞こえないのですが、ソロがなかなかいいという不思議な?人でした。

それから、佐藤司美子2&3のドラムスの柿崎幸史氏の切れのいいドラムスのなかなか印象的でした。

 ところで、以前所属していた吹奏楽団体で一緒に演奏していた、A関氏がこのグループに出演していました。

眼鏡をはずして、おまけに顔がむくんでいて、昔の面影はすっかりなくなりましたが、ファンクベースは相変わらずで嬉しかったです。

 夕方になり、かなり寒くなってきたので、3団体を残して、家路につきました。

個人的には、晴れていても、夕方はかなり冷え込むので、開始時間を早めたほうがいいような気がします。

または、開催時期を早めるとかの工夫が必要な気がします。

 ということで、いろいろ問題がありそうですが、演奏の質を気に掛けないならば、休日をまったりとした気分で気ままに過ごすには絶好の場であることは確かです。





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Last updated  2009年09月20日 19時56分03秒
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