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今日は小屋入り。ということは明日はいよいよ初日なのです☆シアターV赤坂に、ちょっとビックリするくらい素敵なセットが組まれ、ワクワクしております。仕込が終わってみんなが出た後の劇場にちょこっとだけ残り、年明けから稽古を行ってきた今回の芝居に想いを馳せる。誰もいない劇場は海の底のようで、ボクは世界中でここが一番好きだ。たとえ何を失っても、ボクの周りに誰もいなくなっても、こうやってただ劇場に佇み、芝居に思いをめぐらす時間だけは失いたくない。嘘。歪んだ世界。死の匂い。白い部屋。桜色。何も怖くない。いつもと同じだ。ここには全部がある。『白い部屋の嘘つきチェリー』明日から公演です。都合よければ是非お越しください。最後の紹介はもちろんこの人。絶対王様から来てくれた最強役者・有川マコトさん。ボクが小劇場で最も敬愛する役者さん。この人が出てくれることが決まったときは嬉しさで本当に飛び跳ねた。この人の表現の全てがボクのツボ。この人の演技を見ていると、自分が足を踏み入れているこの演劇界が、宝石のように輝く世界なのだと心から思える。酔っ払った有川さんは、ちょっと人とは思えないくらいすごい行動とったりするけど、そんなの吹っ飛ぶくらいこの人の芝居は魅力的。酔っ払った有川さんは、吠えて暴れて、次の日何も覚えてなかったりするけど、そんなの関係ないくらいこの人の演技は魅惑的。酔っ払った有川さんは、一定時間経過するとディズニーランドに住んでる黄色熊のような寝顔で深い眠りについたりするけど(さすがにそれはどうかと思うけど)…それでも。それでも、そんなことどうだっていい。だってこの人は本当にすごい。きっと、この人は時間だって止められる。有川マコトさんは、そう思わせてくれる数少ない役者さんなんです。
2006.01.25
さていよいよ秒読み段階。本日は天然工房より参加の中谷千絵、通称「ジャリ」をご紹介。ジャリは眼に力のある女優さん。細目族のボクとしては嫉妬の目線を向けずにはいられない。といってもその目線も細いので、その時点で勝ち目はないのだが。ジャリには今回とても大変な役をお願いしている。一言で言うと「感情をあえて押し殺している看護婦」つまり一見感情がないように見えるのだが、それは感情によるものだということ。えー。例えば「今から核爆弾をひとつずつ爆発させていきます」と言いながら躊躇なくスイッチを押していくんだけど、内心すさまじい罪の意識に苛まされて動物のような悲鳴をあげている。それでも少しずつ地球が滅んでいく様子をジッと見ている…そんな感じでしょうか。うーん。書いといてなんだがいい例えじゃないな。つまり複雑ってことです。文で書いてもこの有様なんだから、実際演じるのがどれだけ大変か分かるでしょ。天然工房はシチュエーションコメディを得意とする劇団だし、こういう役は初めてとのこと。休憩中に「暴れたいわ」と呟いたり、アップのバレーで発散するかのごとくアタックを決めまくっているジャリを見ると「すんませんねえ」みたいな気持ちになる。いろいろ溜まってるのかなあ。そして稽古後に飲みにいくと必ず焼酎をロックでカッパカッパ飲んでます。やっぱり溜まってるのかなあ。でもジャリ、あなたの役、ボクは大好きです。そしてそれを必死に汲み取りながら演じてくれるあなたはとても素敵な女優さんです。今回ジャリと一緒に芝居ができてとてもうれしいです。マジで。劇場で彼女の繊細な表情を見てみてください。ボクの嫉妬する気持ちとうれしくなる気持ちが分かるはずです。
2006.01.22
このままではいつものごとく全員紹介する前に本番になってしまう!というわけで日記もがんばります。本日も通し稽古。まだ馴染んでない変更点に戸惑ったのか歯車がかみ合わない感じ。時間は縮まってるんだけどなあ。といっても優先度は時間ではないのです。面白くなくて短いものより面白くて長いものの方が当然いいわけだから。さて本日は日栄さんと同じくバーズからの使者、「さっちん」こと中村早千水さん。姉さん的な雰囲気を醸し出し、感情起伏の激しい芝居を見せてくれる素敵な女優さんです。表情がとにかく良いのです。有川さんを睨みつけるシーンがあるのだけど、そのときの表情が絶品。芯を突き出したシャーペンを目玉に突き立てそうな危うさを秘めている。アップのバレーで弾丸サーブを叩き込む瞬間の表情も素敵。ボールに時限爆弾を仕掛け、数分後にはどちらかのコートのチーム全員が死ぬと分かっているのに、そのぎりぎりの駆け引きをひそかに楽しんでいる…そんな表情。そういうときのさっちんはとても恐ろしく、儚げで、そして美しい。中学のころ図書室で「夢魔」という絵本を読んだことがあるが、その挿絵に描かれた蟲惑的な悪魔に良く似ている。かと思いきや、大胆な演技で稽古場を爆笑で包み、家出してきた少女のように微笑んだりする。とらえきれない「何か」を持ってる人です。あと、稽古場に到着するとたいていコンビニで買ったフランクフルトかアメリカンドッグを食べています。庶民的なところもまた素敵。ただ、このあいだ稽古してる時、口の端っこにマスタードがついていて、それはちょっとどうかなと思いました。中村早千水。「劇場」と「夜」と「コンビニ」が似合う女優です。
2006.01.20
稽古の後、あんまし家に帰らない日々が続いていたので日記更新とまっておりました。今日は舞台監督の小野八着さんも来られての通し2回目。体感時間は縮まってきているものの実質時間はあんまし変わってない。減らした分、レビュー増やしたりしてるからなぁ。(「レビュー」と言うのはボクが勝手に使ってる言葉で、ダンスやパフォーマンス、イメージシーンや振り付けのあるシーンなどを指します)そろそろ本腰入れてカット作業を行わねばね。残りの課題は、テンポのアップとシーンの濃度調節。あと美しい絵をもう少し増やしたいかな。さてさて今日はPOOL-5から参戦してくれてる篠崎たかしさんの紹介。たかしさんは犬族の眼をもつ素敵な大人。猫族のボクとしてはなかなかツボな役者さんなのです。稽古を重ねるごとに確実に役をつかんでいくのが見てとれる。稽古の中でこんなに明確に成長していく役者さんも珍しいと思う。放置プレイ好きの演出サイドとしては大変面白い。また、見るからに「いいひと」なんだけど実際「いいひと」なのでたまにすっごい汚したくなる。いつかとてつもなく嫌な奴とか演じてもらいたい。冷凍シューマイみたいな涼しい顔して核兵器爆破させるような。だからたまに、アップのバレーボールで大人気なく女性陣にアタックをかましているたかしさんを見ると思わずニンマリしてしまう。よしよし。汚れろ。もっと汚れろたかしさん。稽古の内容考えながらそんな天邪鬼なこと思ってたりします。ごめんなさいね、たかしさん。素敵な人を見ると弱点探したくなるんです。それが見えると、ボクの中での素敵度がはねあがるので。要はあなたが素敵だってことです。
2006.01.17
本日は初の通し稽古。2時間をちょっと越えたけど、なんとか抑えられそうな範囲。けど実際の時間と体感時間は違うもの。「あっという間の2時間」と思わせるにはまだまだいろいろなモノが足りない。足りないと分かっただけでもこの時期に通しができてよかった。明日からひとつずつ足りないものを補って、素敵な物語をつくるのだ。さて、今日はbird's-eye viewから参加の日栄洋祐さんについて。日栄さんを見ていると「兄さん」と呼びたくなる。呼んでないけど。ものすごく空気のよめる人。この人がいるだけで稽古場の空気が醗酵したイースト菌みたいにやわらかくなる。ひそかに「ミスター空気清浄機」とキャッチフレーズをつけている。「遅れてきたルーキー」とかも似合いそうだけど。今回、一人っきりでがんばってもらうシーンが多い。そのシーンを見ると必ず『力技』という言葉が頭に浮かび、「どおりゃああ」と叫びながら一本背負いをしている日栄さんの幻が見える。時には投げそこなうときもあるのだが、そういう時、日栄さんはすかさず「大内刈り」(「大外刈り」かもしれない)に切り替え「うばっしゃああああ」と一本を取りにいく。脳内の実況中継にも熱が入る。「おおっと!無理な体勢から強引にもっていきましたねぇ」「いや、一見強引に見えますが、咄嗟に切り替える技術と判断能力がなければできることではありません」「なるほど力だけの選手ではないということですね」日栄さんを見ているボクは、演出というより観客の顔をしているはずだ。「次は何をやってくれるんですか、ヒエイさん」と細い目をキラキラさせている。その期待の瞳にサラリとこたえてくれる彼は素敵な役者さん。空気がよめて面白くて芝居までうまい。きっと見る目のある女性はこの人のことを好きになるはずだ。間違いない。
2006.01.14
劇場を改めて見て来た。ら、稽古に遅れてしまいみんなに謝りたおす。今日ラストシーンをざっと流した。これで一通りすべてのシーンをあたったことになるのだけど、完成度はまだまだだし、変更されるところもたくさんあるのでこれからが頑張りどころ。でも週末には何とか通し稽古ができるかな。さて、本日は今回はサードステージ所属の小宮山実花ちゃんについて。ミカちゃんは今回参加の役者で最年少。遠慮なく「ミカちゃん」と呼んでおります。すばらしい感性の人です。ボクの舌足らずな演出を汲み取ろうと、恐れずにいろいろ試してくれる。若者らしい冒険心と若者らしからぬ高い基礎能力を兼ねそろえた素敵な女優さんです。稽古場の隅でコリコリと茎わかめを食べてる姿などは妙にババくさかったりもするが、それもまた素敵。この子の笑顔がまた素敵だ。稽古場の小宮山実花はどんなときでもニコニコしている。アップをしながらニコニコニコニコ。休憩中もニコニコニコニコ。台本読みつつニコニコニコ。さすがに恐怖を感じることがある。今回はアップでバレーボール(ビーチボールで)をやるのだが、渡辺さんのくり出すアタックを顔面でブロックしている姿を良く見かける。もちろんそのときも小宮山実花はニコニコしている。…実はこの子は妖怪ではないだろうか。妖怪・ニコニコ娘。害はなさそうだがニコニコしたまま生きたウサギとか食べそうでちょっと怖い。
2006.01.10
ラスト近くのシーンを稽古。ああ、なるほどこういう芝居だったのね、とようやく全貌が見えてきた感じ。さて今日はこの人を紹介。劇団MCRから参戦してくれてるナベさんこと渡辺裕樹さん。驚くほど引き出しの多い役者さん。すごく面白いんだけど、笑いだけじゃなくて芝居全体のことも考えて役作りをしてくれる視野の広い人。実はこの人も呼び名に困っている。稽古初日に飲みに行った時、渡辺さん自身は「ナベさんと呼んでください」と言ってたのだが、どうも「ナベさん」と言う響きはボクの中で「渋みのある魚屋さん」というイメージを持っている。渡辺さんは魚屋さんにしてはえらくスタイリッシュだ。どうにも呼びづらいのである。しかし「呼んでください」と言われて呼ばないのはどうかと思う。それはつまり「あなたの言うことなど聞けませんよ」と言う事ではないか。渡辺さんは普段は笑顔の可愛いらしい人なのだけど、睨むと目が剃刀のように鋭くなる。その鋭さたるや小さな鳥くらいなら射殺できそうなレベルである。このまま「渡辺さん」と呼び続けたら睨み殺される可能性も充分にある。ここで死ぬわけにはいかない。まだ芝居は完成していないのだ。だからダメ出しのとき、3回に1回は「ナベさん」と呼ぶことにしている。が。どうしてもその時、ゴム長靴と前掛けを装備し、片手で巨大ダコの動きを封じている渡辺さんを想像してしまうのであった。ナベさん、残りの稽古もヨロシクです。*このままでは呼び名の話だけで役者全員紹介してしまいそうなので、次回はなんか別なのにします。
2006.01.09
今回の参加メンバーについて書こうと思います。第一回目はヒロイン(?)である後藤飛鳥ちゃん。「可愛い」という字が服着て歩いてるような女優さんです。いつもならここで演技について書くのですが、実は現在彼女について大変困っていることがあるため、そのことを書くことにします。それは「呼び名」です。知り合う前から飛鳥ちゃんは「飛鳥ちゃん」というイメージだったので、初対面の時つい「飛鳥ちゃん」と呼んでしまったのですが、さすがに失礼かと思い「飛鳥さん」と呼ぶことにしました。が。やっぱり飛鳥ちゃんはどう見ても「飛鳥ちゃん」なのです。「さん」付けする方が、かえって馬鹿にしてるような気になり、気が引けるのです。しかし考えてみると女優さんを「ちゃん」付けで呼ぶというのは業界の匂いがプンプンして、やはりこれはこれで気がひける。「飛鳥君」というのは偉そうだし。「飛鳥様」というのも媚びてるみたいだし。「飛鳥殿」では時代背景が変わってくる。いっそのこと「飛鳥」と呼び捨てにするべきか?敢えて演出家風を吹かせて彼女の度肝を抜くのである。しかし、割と付き合いの長い役者の佐藤良幸でさえ「良幸君」と呼んでいる僕には土台無理な話だ。思い切って「あすかんちょー」などと勝手なあだ名をつけるのはどうだろう?却下だ。確かに彼女は笑顔が素敵な女優さんだ。店の前でニコニコしてればケーキ屋じゃなくてもきっと繁盛するだろう。だが、そんな彼女でも怒る時はあるはずだ。ボクが稽古中に飲んでいる紅茶に毒物を混入するような行動力のある女性かもしれない。口から血と吐瀉物を撒き散らし絶命したボクの頭を撫でながら飛鳥ちゃんが微笑む。「あたしを「あすかんちょー」呼ばわりしたあなたが悪いのよ」怖え!はい「あすかんちょー」も消えたー。結局いい呼び方が見つからず、最近は今回の彼女の役名である「サクラ」で通している。だが、いまだに彼女を呼ぶときは一瞬のためらいがある。「サクラちゃん、そこはもう少しテンション上げて…そう。飛鳥さんそういう感じです。じゃあ、この後は飛鳥ちゃんの登場シーンから稽古返します」などと混合することもしばしば。ごめんなさいね。飛鳥さん。そのうちきっと統一しますから。
2006.01.08
帰宅時間が遅いのでなかなか日記が毎日書けない。稽古は、まあ、進んでおります。なかなか全員集まれないので、シーン稽古、ペア稽古が多いのだけど。なんとなく役者さんのタイプが分かってきた。毛色の違う役者さんが一つの舞台の上で見れるのはプロデュース公演の醍醐味。それはお客さんだけじゃなく演出家にとっても同じなのです。新鮮です。てかったサンマのようです。(季節はずれか?)ところで今回のメンバーは喫煙率が非常に高い。ボクと、ミカちゃんこと小宮山実花さん、中村早千水さんの3人以外は全員スモーカー。休憩時間などは、全員喫煙室に移動してしまい、ボクだけが居残りを命じられた生徒のようにポツンとしていることも珍しくない。タバコはなあ、よっぽど自分を追い込みたい時にしか吸わないんだよなあ。喉が弱いのですぐガラガラになるし。ブルース歌うのには好都合なんだけどブルース歌わないからなあ。当分は禁煙席の主でいきまする。『穴という穴からケムリを吐き出して 冷製地球温暖計画』
2006.01.07
あけましておめでとうございます。2006年かぁ。中途半端で思い入れがない数字だなぁ。まあ思い入れがあるかどうかは気持ち次第ってことで。戌年…「戌」でも「犬」でも点があるのは何故なんでしょう。昔の人はイヌのどこら辺を見て「点」を漢字に加えようと思ったのでしょう。年末は稽古と台本執筆の合間を縫ってイベント尽くし。忘年会を巡り、パーティに顔を出し、体内の水分をほぼアルコールに変えていく日々。火つけられたらきっとよく燃えたことでしょう。大晦日は友達の家で紅白見たりお笑い番組見たりと平和に過ごし、いつの間にか年越し。思い返せばいろいろあったけど、年明け早々こうやって台本打ってることは変わらない。まあ、その事実が一番幸せだったりするんだけど。今年も、って言うか今年はがんばらないとなー。何年か前に占い師の先生に「24で死ぬ」って言われたことあるんだけど、ボク3月生まれで現在24歳なので、あと3ヶ月くらいで24歳終了なんですよね寿命みじか!あと3ヶ月か…「死ぬまでにしたい10のこと」とか書いとこうかね。1・素敵な台本を書く。2・素敵な芝居をつくる。3・素敵な恋人をつくる。4・素敵なデートをする。5・ヨーロッパに旅行にいく。6・友達全員とHUGする。7・殴り合いのケンカをする。8・いろいろと本当のことを言う。9・ものすごく高いものを現金で買う。10・内緒。って、ところかな。他にも「腕相撲で5人抜き」とか「愛のあるセックスをする」とか候補はたくさんあるんだけど…まあ、考えます。まあ、なんだかんだで死なないと思うけど。(そのときに「お前死ぬって言ったじゃないかよ」みたいに追い詰めるのはやめね)ノストラダムスでさえ外れるこの世界じゃ確かなものなんて一つもないんですから。書いといてなんだけど、やりたいことはたくさんあるんで。がんばっても10じゃおさまらない気がする。除夜の鐘ごときじゃ消せないくらい煩悩に満ちた人間なんで。きっとそれがかなうまでは死なない、てか死ねないでしょう。でも、とりあえず1と2くらいは今月中に叶えられるようがんばりますよ。1月末の空想組曲公演、是非見に来てくださいな。皆様、今年もよろしくおねがいします。
2006.01.03
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