hongming漫筆

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2001.11.15
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カテゴリ: 近代文学




 小説ではなく随筆。
 兄嫁が亡くなってからしばらくの日記。
 著者の家庭環境が分からないのでよく理解できないのだが、半分廃人のような兄と兄嫁と著者の三人で暮らしていたらしい。
 兄嫁は四十年もの間、家を守るために苦労し続けており、著者だけが身近な理解者であり、著者にとっても、兄嫁が唯一の理解者であったらしい。
 全編、追慕の情で満たされている。
 「余生」は、「蜜蜂」への感想の手紙と、亡き兄嫁を読者に見立てた、手紙へのコメント。
 兄は釣りが好きだったようだが、漱石の「私の個人主義」に登場する兄弟というのは、中兄弟のことなのかもしれない。
 表現の面では、独特の表記法を用いている。
 「そのうち我にかえって ああもう姉はいないのだな 二度とふたたび帰っては来ないのだが と思うと声もあげ得ず深みへ沈んでゆくような気もちになる。」(p83)というように、空白を用いているところが多い。普通に読点を用いているところもある。





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Last updated  2005.04.01 21:42:48
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