今が生死

今が生死

2026.05.29
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カテゴリ: 教育
ヒメオウギ

今日の回診で87歳の女性患者さんから看護師に対する不満を聞かされた。その患者さんが隣の人との境目のカーテンが変に吊り上がっていて気になると進言しても真面目に取り上げてくれないで、気にしないで下さいとか、横を向いて寝なさいとか怒ったように言われたとのことだった。
私は一人一人の患者さんに、いつも優しく、要望にたいしては出来得る限り叶えてやってもらいたいと願っており、実際皆さん親切に対応してくれていると思っていたが、今日はかなり激しい口調で不満を言われた。このような場合、該当すると思われる看護師に厳しく注意する方法があるが、私は生来気が弱くて該当の人に注意できないで来た。「患者さんにはこのように接するのですよ」と身を持って示して、直接注意したり怒鳴ったりはできない性質だった。しかし委員会などではこのような例があったと発言して是正を求めるが直接該当者に注意はできなかった。
今回のケースでは患者さんの言い分と看護師の言い分両方を聞いてみないと分からない面もあり、いきなり注意はできない。しかし私は57年間何があっても患者さんのため、患者さんが少しでも良くなることを願って仕事をしてきた。そして今その業務にも終止符を打とうとしている時、医療者としての理想を掲げてきた人間として、自分だけ患者さんに優しくしていればいいのでなく、周りの人も心を合わせて一緒にそれを努力していかなければ意味がないと実感した。
長年培った自らの仕事に終止符をうつ期限も迫っている。自分の性格がどうのこうのと言っている場合ではない。自分が、うとまれても、嫌われても、反発を受けようとも、言うべきことはキチンと言って、共に楽しく有意義に仕事できるように努力していこうと思った。





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Last updated  2026.05.30 13:07:52 コメント(6) | コメントを書く


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