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What are you so worried about?うそでしょう,からかっているんでしょう.にかわ[ボンド『ホールド』Flash(してしまう 「シマウマ」The dogs are on the track of a fox.Flash(してしまうWe live under the shadow of death.We live under the shadow of death. 「シマウマ」ぽっかりと口をあけている洞窟では、くよくよしてしまう。だからコウモリになる。木の上のコアラになる。□□□Rainy days always get me down□□□□□□Rainy days always get me down□□□AVE写真詩N907 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月30日
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be visibly angry雨が降ると彼は身心ともに疲れ果てている。それもいい。断崖は海に洗われ、風は土地を洗う。AVE写真詩N906 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月29日
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The stars are twinkling in the sky絶滅に瀕している部族。枯れ葉は枯れ葉。観覧車がゆっくりと回っている間実体なき実体が自由な宗教と知恵の継承AVE写真詩N905 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月28日
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We live in stirring times彼女は海辺で貝を売っている。革命で騒然としている国。この前、やられちまったよ。それ以来、目の前にある、そのいすは座る所が壊れてる。大気汚染が目立って増加している。石油は今不足している。銃器類もね。国民はそして飢えてる。生け垣が二つの庭を隔てているように、二つの国がある。そいつらが争いを仕掛けてきた。三つひと組になっている筆記用具、消しゴム、定規、鉛筆だった。傾いている木を支柱で支えるように、昔はみんなよい奴らだった。私はもう死ぬと思うよ。もう、こんな昔話は沢山だ。(その体毛に、白髪がまじっている。何百年も生きた鹿。いつからここに住んでいるのですか、と聞くと、その道が、森の周囲をめぐる前から。その川にある、古い木の橋がかかる前から)ページはひどくよごれている。ページはひどくよごれている――小鳥たちは今を盛りと歌っている・・歌っている――(何十年かして、その小さな国へ行くと、鹿はまだいた。でも、その鹿は、言葉を話そうとはしなかった。)AVE写真詩N904 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月27日
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花が咲くからあたしは自分が好きになれる、あなたが好きだからわたしは粉になる。(わたしたちは普通、自分の気持ちを隠すことができる生き物なの。)(そうでしょ?・・そして気がつくと、手紙や、キャラや、誰かの口を借りて、そういうのを伝えようとする――でも気付いたの・・)(素晴らしい答えではないかも知れないけど・・自分の気持ちを押し隠すことがない、花みたいに・・)(一番素直になれる人の傍にいたい――)(それがどういう自分かはわからないけど、嫌われると一番痛い自分が、本当に一番近い自分のはず・・・だか――ら・・)受粉する?・・あたしは、粉。さらさらで、風が吹くと飛んで行くの。ビュンって・・ねえ、ハナから血が出てるよ。コウフンした? かわいい。ねえ、なめてあげようか・・好きなくせに。オトコのヒトってどうしてそんなに血がダメなの。オトコノコってバカよね、好きなオンナノコに、ブスとか、バカとかいうの。あとで教えてもらったことがあるの。――どうして素直に・・スキっていわないの?ぶっほおおおっ!――バカね・・のんでる時は、口をかくさなくちゃ駄目よ。舌を見せたら相手をうけいれてるって・・なに神妙なカオをしてるの、バカね。でもかわいい。こっちに来なさい、ほら早く!目を閉じて少年。また後輩がいいか、少年!どっちも嫌か・・わかるわよ、可愛い。ムキになっちゃって。ほら腕まわす。あたしは・・花です。抱きしめて・・いい匂いがするでしょ、――褒めるの!ぐっと腰を入れるの・・なんでふらついてるのよ。バカね、でも可愛い。遊びがいがある、でも、伝えるのが苦手デス、じゃダメよ・・だめだめ、目はちゃんと閉じていて・・つぼみの時間――びみょーに気持ち悪い? バカね、どきどきする、って言うのよ、そういう時は・・ねえ、少年、力ずくで、女を犯してみたい?・・あ、恥ずかしいんだ、いいのよ、そういうところがいいの。みんな自分が話すだけで、人の気持ちを理解しない・・みんなそうよ、そう思うの。わかってくれる人が必要だった、ねえ、君、好きになった女性に、ずっとそういなさい。不器用で、奥手で、君が傍にいないと死んでしまう、どうしようもなく傍にいてほしいって言いなさい。聞いてくれる人がいる・・おい、そこ、うなずかない。恥ずかしい・・ねえ、胸さわってもいいよ――やわらかいでしょ、でも、女性だって、オトコのヒトの胸にさわりたいのよ。ハアハア・・はしない! でも、好きな人の胸にこうやって、頭を預けて、やさしく、なでてもらっていたら、しあわせなものよ・・まもられるってそう想うものよ。AVE写真詩N892 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月26日
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(携帯広告見本)パンダカラー携帯!「もれなくこの子もついてくる!」「いや、俺のカノジョだよ。」 わたし へんですか? わたし でもこれ すきです。 わたし しずかですよ。 めいわく かけませんよ。 ぷるぷる ・・・ ヴぃいいん ・・・ なあ・・・ なあ・・・ ああ・・・(どうしてこいつ携帯と同調しているんだろ?) AVE写真詩N891 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月25日
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You are a very good friendKAMOME WORKSHOP PRESENTSSEPTEMBER 2013ときどきだけど、頭がいいとか、優しいとか、カッコいいとかいうことを、すごく真剣にかんがえることがあるんだ。そんな時は、ピーマンとか、セロリとか、ナスとか、嫌いなもののことをかんがえる。女の子にいたずらして、ちょっとふざけただけなのに、嫌いと泣かれて、すごく胸が痛い。ボクは自分のことしか考えてないのかな。少し、バカなのかな。ごめんね。明日もう一度謝るから、許してね。ごめんね。Sorry, but I don't have any.AVE写真詩N890 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月24日
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あなたの心はきれいThat gem is shiningKAMOME WORKSHOP PRESENTSSEPTEMBER 2013 ときおり、小さな肩を思い出します。 上半身がずきずき痛んで、膝の関節が痛い。 公園。樹の匂い。お伽噺。夢の中。 わたしが隠れるのは池の脇のベンチで、 よく、幼馴染の少年にそんな話をしていました。 彼は小説家志望で、わたしはイラストレーター。 光と影が、油のように入り混じる。 ねえ・・もう時効? 全部、嘘でした。「太陽はいつも君の頭の上で輝いているよ」「違うわ・・」濡れた木の葉をひとつかみ集めて・・空へ滑るように離れてゆく、赤。それは燃える手のように見えた。「わたしは月だわ・・」「・・・・・・」久し振りに会った彼女は、あの頃と何にも変わっていなかった。茶目っけがあって、可愛くて・・ハンバーガーショップに入り、アイスクリームショップに入って、ダブルを注文。玉突きをし、それから、海までバイクでツーリング。僕等は、一度だけキスして、別れた。AVE写真詩N889 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月23日
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さまざまな事物の上を停滞するその無気味なくらい背の高い廃墟。ビルのようなものだろうか。そこを這う、何んだか間の抜けた蛇のような砂漠。化石化したような凸型の超人工物のある古代都市・・一そう完全に保つように先程まで謎めいた霧が満ち、その風のない、うるおいのない風景の上に、樹上突起が見えたが、一瞬間生じていた枯れた故の異様な美しさで哀愁を与えるのみだ。『知的生命体が存在しない惑星』・・そんな考えをとつおいつしながら、(・・・G線上のアリアが聴こえてくるようだ・・)《限りなく零に近い》という半ば、異教徒的な、いや――背徳的な私だけが知る何百年後の世界、という優越感のせいだったろうか。畏怖と言えば、その通りだ。理解に苦しむと言えば、小さな渦を巻いている砂紋が、アンモナイトのように思える。(「いや、口を慎まなければ・・」)挑発的な言動は、惑星観察の規則を著しく犯すことになる。だがこの終末観は、長い旅の疲れや淋しさとあいまって、私をナーバスにさせるのに十分な攻撃力をそなえていた。・・・と、連絡が入ってくる。ランプが光り、数秒ごとの機械音。宇宙安全保障理事会は、惑星の管理を正式に決定した、という内容の無線だった。そうか、と私は義務的に肯いた。だがそれと同時に私のモチベーションは下がった。実際、それでトレーにハンバーガーをそっくりそのまま戻してしまったくらいだ。(「しかし不思議な光景だ・・核ミサイル発射秒読みの光景を、想像してしまう・・」)惑星に着陸する宇宙船のメインディスプレイには、土色の光景が映っていた。・・・あまりにも静かだ、と私は思った。時間の流れが感じられないほどに、静かだ。と、高所監視部隊が「もうじき到着する。暫時待機。」と無線を入れてくる。と、すでに目的地の二時の方向に、飛行車両が見えている。私は改めて景色を見た。そうだ、これは走馬灯に煙幕をかけた光景なのだ、と。マスクのイメージディスプレイに情報が入ってくる。過程の選考基準は不明であるものの、月に酷似していること、おそらくずっと昔そこには海あるいは湖のようなものが、あったのだろうというようなことが判明した。スピーカーからは幼さが残る女性隊員の声が聞こえた。それはごく小さな姿になりながらも、しかし明瞭に認められた。かすかにだが、キーボードを叩くような音も聞きとれた。「建物群Aに生命体反応を確認しました。」飛行車両はその情報を聞くや――「了解。」と、ぐるりと急旋回させ、急峻な斜面の手前に不時着した。キーボードの音はまだ聞こえている。「偵察型ロボットを建物群Aに送ってください・・万が一の時は、発砲あるいは、電気、火炎、水の放射を許可します。一時的措置ですが、これは、規則37条の生命の危険における防衛についてに適応します。」もちろん、その発言にマニュアルは一切ない。司令官は、ただいま宇宙安全保障理事会と会談中だからだ。といっても、政治ごとである。お偉さん方には、隊員の危険は二の次で、少しでも時間削減が鉄則なのだ。私はいらいらしていた。「いま、司令システムの指示を仰いでいます。待機してください。」(今度は規則67条の司令官不在の場合の項からの発言・・)AVE写真詩N888 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月22日
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HIYOKO×STORYWhere is this?Where on earth was I?It makes me not know where I am here again.Tell me where I'm what's going on, oh please.I am very tired today, so I would like to go home early today.HungryAfternoon turned into evening.kamome studioオイ ツカレタゾマヂデナウゴカナイゾメンドウクサイシナオカアタントハグレチャッタゾドウシヨウカナワカラナイナナア オマエココ ドコカナ ヘビ イルカナコワイナ アブナイナAVE写真詩N887 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月22日
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かすかに残っている箱の名前――僕は 何も見ていない警告文・・(oh...oh...不具合が生じるたびに)INNOCENT・・かすかに残っている箱の名前――狂い出しそうな・・・昨夜の夢がさまざまな苦しさを連れてきたそれでもただ熱くなれそうなfloorに 爆発僕は・・ 冷たい(oh...oh...細い輪郭の影絵僕は・・ 『非我』プリミティヴなシークエンスの俘虜・・浄らなる地獄へ堕ちる「何物をも克服し、何物を支配する」神なる自然の支配に引き裂かれながら(それでいいんだ・・それでいい・・)ナントカ / ウマク――やらなくちゃ・・a story without substance like a dreama story without substance like a dreama story without substance like a dream――やらなくちゃ・・ 開けなくちゃ・・・(Pandora)AVE写真詩N886 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月20日
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the state of being endlessly wide 人の発見は 誰と一緒にいるかだ ・・・・・・・糸にからめとめられた 君よ――ああ時の打ち寄せるまま・・ ああ夜が温和で善良であるならば 君がそもそもいることに対する 戸惑いがこう僕に訴えかけるはずだ 起こらなくてよかった 傍にいなくてもよかったと ――取り返しのつかない種類の 疑問を繰り返しながら・・・ 僕は多分紙一重のことにすごく感謝する だって絹のようになめらかで 皺ひとつもないような ――完璧さが求められる時代に ねえ 無人衛星がめぐる 情報社会 この監視社会で ・・・・・・本当の権利なんて ――何処にある? きれいな説明や ありふれた嘘に僕は疲れてる ――偶然ほど長持ちする 設計図はない・・・ 僕は愛の夢を見たいんだよ 二度と醒めないような愛の夢の中で ――ねえ、そんなことわかりっこないって、 もう一度、言ってくれ――AVE写真詩N885 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月18日
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悟りを啓いたカルガモ「その地区の人口に対するその地区の犯罪比率っていうのかな」と一匹のカルガモ。「刑罰による犯罪抑止を唱える刑法理論というのかな」とさらに一匹のカルガモ。「お腹減ったなあ」と最後のカルガモ。カルガモ三匹はぷかぷか泳ぎながら、犯罪について話しあっていた。大体のカルガモはこのように犯罪についていちじるしく詳しい生き物なのです。「犯罪を目撃する事自体がミステリーの嘘だ。偶発的な原因によって生じる犯罪、過失により人に障害を与えた犯罪、あんなの嘘だ。自白も嘘だ。あんなの嘘だ。そもそも、自白しなければ、どんなに証拠残ってようが、濡れ衣きせられたということになる。認めなければすべての犯罪は成立しないのだ。」それで檻の中に入っても、無罪だといえば安いものではないか、とカルガモたちは思っていた。水利の妨害となる行為。自らの意思により途中で中止――と一匹目のカルガモは思う。自分たちは水の中で泳いでいるので、そんなことにあまり頓着しないのだ。また、取り調べる捜査官についても、鬼ではないのだ。鬼なら、自白するまで折檻する。しかしカルガモにとって人間の言葉はわからないから、大体無罪になるだろうと考えられていた。「昨日、池端のカルガモがすげえトラベルミステリーを考えたんだ。列車にとかげのように貼り付いて、列車同士が行き交うトンネルで飛び移るんだ。あれには随分してやられた。犯人が苦労して、貼り付いていたのを考えてたら、無期懲役かわいそうだと思った。」彼等はカルガモなので、無期懲役ではなく、やっぱり十年か二十年くらいか、いっそ、首バッサと、斬りおとすのがよいのではないかと考えていた。彼等は電気イスとか毒ガスとかいろいろ知っていたけれど、やっぱり断頭台こそが犯罪者の死に方らしいとカルガモは考えていた。「お腹減ったなあ。」と最後のカルガモは、それしか言っていない。「おまえも、ちゃんと考えろよ。カルガモのくせに恥ずかしい。」「恥ずかしい。」「そうかな、カルガモは犯罪なんかに興味を持たず、泳いでいるのが一番だよ。」とそういった。すると、カルガモ二匹は、ずいぶんとひさしぶりに目を丸くした。「おまえ、まさか、悟りを開いたのか、こいつ本当のカルガモだ、ブッダだ」と言った。「ブッダだ、キリストだ。こいつすごいぞ、前から凄いとおもってた」「お腹減ったなあ。」それにしても、と最後のカルガモは泳ぎながら、ずいぶんとこうしているけれど、一度だって本当の事件が目の前で起きたことはないなあ、と思った。カルガモ達は平和ぼけしないように、そんな血なまぐさい話をしてピリピリしているけれど、本当のところ、そんなに人間は犯罪を犯したりはしないのだ。スーパーで万引きしたり、スピード違反したり、あるいは酔っ払って路上で眠っているだけだ。でも、とカルガモ思った。お腹減ったなあ―――。 By Hiroyuki By Hiroyuki By Hiroyuki By Hiroyuki By HiroyukiAVE写真詩N884 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月17日
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criminal circumstances 僕はどんな法律を破ったわけではないし、ましてや、あなたの知ったことではない、と、彼は言った。そうして黙り込んだまま、相手を睨みつけていた。キッチンには、ひらかれた深渕にのみこまれた黙示録がある。薔薇の花。 「そうですね、あなたは法律を破っていないのかも知れない」 ――だがその冷静な言葉は、自分でも不思議なほどこわい武器となる。変形が早い武器。 「そのはずだ。」 「ですが、それはあなたの行動が罪のないものだったと立証された時です。夢想から醒めてくれることを願います・・あなたはアリバイがあるといった。確かにその時刻、あなたはそこにいたことを証明してくれた人がいます。」 緩い衝撃・・身体への衝撃ではない。おおよそ、彫像や図像のように、彼には、ある啓示が見えたはずだ。 「そのはずだ。」 無数の星をちりばめた空の下で、彼だけが自白する断崖。その内なる世界―― 「ですが、共犯という可能性もあります・・もしそうであるなら、あなたのアリバイは成立しません。というより、その気になれば、あなたのアリバイを証言した女性をオトすこともできます。いいですか、どんなに完璧なプログラムを作っても、人間だけは絶対に壊せるんです。コンピューターとチェスして負けようが、あなたは難しい、と言ってしまえば、そいつの電源を引き抜けばいいんです。何も難しいことはない。いえ、もちろん彼等はそんなことはしませんが、あなたはするだろう。我々もします。だから彼女をオトす。そしてどうします、もうあなたのアリバイが成立しなくなっているとしたら? 私はここへ何をしに来たと?」 家の裏ぐちにはもうパトカーが来ていた。その言葉に反応して回転灯がまわる手筈になっている。 彼は、目の前に接近した異物にやおら顔を青くする。蛇を見たような反応だ。 キッチンの小窓から、それは威圧的に見えたはずだ。 大きく肩が震えたように見えたのは、気のせいだろうか? 「いつから?」 「いいえ、最初からです。あなたは、彼のことを一度も、好きだとも嫌いだとも感じさせなかった。まるで物のように扱っていた。それに私の視神経がえぐられたように感じられました。確かに最初はシミュレーションでしたが・・」 「僕は何もしていない。」 「いいですよ、あなたは何もしていない。それでもいい。ですが、自主でない場合、罪は重くなります。」 パトカーの後ろに、すでに共犯の女性がすわっていた。 手は、下げられていて、こころなしか表情が暗かった。 「わかった、自首しよう」 もちろん・・アリバイはまったく解き明かされていない。それどころか、犯人が誰かであるかしか、わかっていない。だが、たったこれだけで人は自白する。発明の設計図を作るような人間が多くいる。頭がいいと呼ばれる人間は、たったこれだけで、自分の置かれている立場を理解するのだ。以前にはまったく見えなかった観測が可能になる。つまり体験した出来事を承認することが、自白である。予感を推進する言動こそが、時期の記録を与える。・ 「あなたの事情はよくわかっていますが、取調室で、くわしく聞かせてやってください。」 もちろん、何の事情も分かっていない。正確にいえば、わかりたくもない。でもそれが、現代の捜査というものなのだ。 しかし万が一彼が気付いた時の為にも、部屋には隠しマイクを入れてある。自分の声で、犯行を自白するとなれば、それが法廷で証拠となるかどうかは別として、大きな波紋をうながすだろう。断片的に耳に入ってくる情報ほど、人を暗示にかけるものはない。それは充填剤や接着剤である。そしてそれさえあれば、どんな予想外の結末をも引き寄せることができる。弁証法的転回という視座の転換。 「あなた以外に犯人はいないと思っていました。」 ――事件は最初から最後まで、言葉の遊戯の中で終わる。 最初は読み取りの性能が悪かったスキャナーがあるが、途中から、それを補佐する色んな道具が出てくる。捜査の情報、犯罪の内容。プロファイリングによる絞り込み。聞き込みによる被害者の人間関係。そんな映像と音声のメッセージを繰り返している内に、システムのエラーが出てくる。警告文が出てくる。こいつは怪しい、もしかしたらこれは違う犯罪ではないか。いろいろなことがある。だが、全体的なバランスを考えればいい。足を残すことで撹乱する犯罪はあるが、足が残らない犯罪は絶対にない。辿れないと思われる犯罪もある。だが、それなら現実の意識の流れを否定してしまえばいい。超能力。霊能力。世の中には、色んな解き明かし方がある。真の始まりとは仮説の失敗であり、歴史的必然性の出現なのだから。AVE写真詩N883 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月16日
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the agile movements of the dancemovements of the dancethe Terpsichorean art 面白い舞踏会だった。おそろしく真っ暗闇のなか、かちんと百円玉でも床に落ちるような音が響いた。始まりだった。レオタードとタイツ姿の男と女が、逆説的に地上に取り残された者であることは、文学的な一つの光景として理解できた。僕の脳裏には、カフカのアフォリズムが残っていて、いや、それは聖書の言葉だったろうか、「我々が沈黙するなら、石が叫ぶ」・・リール付きの釣りざおみたいに、彼等はコンドルによってなす術もなく持ち上げられた蛇のように、天井につり上げられ、彼等は、まず世界と切り離されたことを理解している表情をしていた。と、あらためてつり上げられた彼等をみると、距離間隔がばらばらである。だが、それが一個の球体を念頭に置いていることはすぐに理解できた。何故なら彼等はゆっくりとそれぞれの時差に合わせてぐるぐると回り始めたからだ。ワイヤーアクション。自分にあてられた光の中で、彼等は一歩一歩概念を把握し、証明するように、思い思いの魂の表現を始めていた。貝は歩き始めた。ヤドカリという意味ではなく、貝それ自体が透け透けの蜘蛛の網であるように、なにがしかの対価をともなって、目もくらむような高みに貝は本質のすべての本性を驚嘆すべき独創的な仕事に変えた。動きの連続性は、優雅さと繊細さと、時にロートレアモンやジュネ、サドを想像させた。不協和な抽象。モザイク。ポジションとは視覚的記銘のことであり、永遠に変わりようのない時間に玉虫色の輝きを持った一つの完璧な型なのだ。リズムは舞踏の技法を生み、曲げる、伸ばす、伸びあがる、滑らす、跳躍する、突進する、回転する。「教養形成とは説教的な誤謬のことである。」・・ネオ・プラトニズムの伝統的宇宙観のダイナミズムの中で、ダンステクニックは静止という沈着性こそが調和でありバランスであることを明らかにしていたが、しかし、もはや音楽はシンバルを鳴らし、太鼓を叩き、エレキギターを掻きならし、それはひとつのエレクトリカルパレードの様相を伝えていた。蛍も、ディズニーパレードもそうだ、と僕は思った。投げたナイフが床に突き刺さるように、突然、空虚な言葉が落ちてきた。ここはパナマ湾展示水槽の模擬海底ではないか、と、あるいは、宇宙空間ではないかと、無重力に浸った。消滅せられた概念には、ルートを入力した高速移動がある。synapse。加速意識モードの連携攻撃。不毛な熱狂。野蛮な信仰にあらがう者の内側にひそむ神の国の本質的な所有。中心点における灼熱の苦痛。純粋な無における、何者かに喰らいつくされるような自己内過程としての消滅の契機。反論の多弁。無能なアンチテーゼ。矛盾する生。それぞれの経験が穴を埋める作業のように、洗練され、それは飛躍した高揚を生む。芥川龍之介の奇抜な俳句を想像したのは、はたして僕の中におけるプラトンやアリストテレスのようなものだったのだろうか。ありえないものの中に爽やかな踊り手たちがいる!・・黄金は黄色く、尿も黄色く、レモンも黄色い。それはパフォーマンスの限界を超えた時、聖と俗の裂け目を越えられる。彫刻的な彩色。人が作り出す第三インターナショナル記念塔。しかしいまは狂気。いまは厳密な阻害。いまは空中。いまはたとえられるところにもない宙空――ああ、僕の眼には、日本人も黄色い、肉体も黄色い、脳も黄色い、とさえ信じられた。幻想が必然的な分離をもたらすところの背離的興奮であるように、成熟と愉悦を想起させる舞踏会。僕は、無媒介の果てに、突如じゃんがら念仏のような踊りが始まり始まるのを見た。そして、彼等は地上へと降り立った。分裂が終息したのだ。共振するファッションとアート。と、部隊がライトアップされ、横手から獅子舞が登場し、ほんの少しの間を置いて、バレリーナも参加した。舞台のあかりは混沌をもたらした。赤、青、黄色。さまざまな色が泉のようにあふれ、そこに踊り手たちがいた。それでも一切の音楽が流れない中、好き勝手な舞踏を始めていた。バベルの塔はもう見えない。現代社会の風刺だろうか、陰湿な領域で、なまなましく直射するライトが、あらあらしい原石に磨きを与えている。ダダイスト人形。いやいや、リアリティもアクチュアリティも希薄すぎる。伝統身分秩序の解体。無差別的なテロ戦争への批判。いやいや、対象的世界の思惟の上での普遍性が有機的な構成を持っているにすぎない。やがて、キャラクターダンスが始まったのだろうか。そこには個人が自由に踊るために見られるさまざまな技巧が消えていた。それは東アフリカ牧畜地方で見られる、成人式の跳躍舞踏に似ている気がしたがどうなのだろう? 神話のような厳かな雰囲気を感じ始めた僕は、視線や指先に注目していた。足のかかとや、髪の毛一本一本にいたるまで注目しようとつとめた。主観的な意思と罪悪感。象徴的な負債。だがそういった、陳腐な推論のように、僕は精霊の訪れを感じた。そして天の豁けたる有様・・ライトはいつしか、淡くなり、消え、そこにはプラネタリウムだけが取り残されている。その時、観客のひとりひとりは道化なのだ。いや、僕は道化のオイレンシュピーゲルなのだ。失敗それ自体が勝利のように、脳内で繰り返される踊り手たちの無差別な運動体系。暗闇の中で、クラシックの曲が流れはじめてくる。それは何だったのだろう。僕にはうまく思い出せない。だがそれが洪水となって、なにがしかの引っかかりとなって、やがて、我を忘れて踊る、踊り手たちの顔を思い出すことになった。しかし、彼等の顔は一様に、仮面なのだ。しかし仮面だからこそ表情が見えるのだ。僕は冬から、やがて春が来ることに思い至った。自分の心と、そしてありのままの身体にひそんだ非日常的な憧れが、想像的な伝達を生み、それが表現行為の崇拝なのだ。アンテナの感度を最高調にする。AVE写真詩N882 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月15日
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セクシーなチャイナドレス蒸し暑い夏の夜。実際には近所のバーで決して顔を合わせたくないような人間に、大金を支払わねばならない。知らない場所だが、知っている。地図をディスプレイ画面に表示する作業を何百回も繰り返しているからだ。トイチ、違法・・それでも借りる人間がいる。そういう男の顔は、爬虫類で、気持ち悪い。しかし隣には上から下までビシッとキメているヤクザらしい男、不思議だ・・虫の喰った標柱のそばにある看板を、じっと見つめるように、俺は見てる。「ああ、よくあることだよ」洗浄工程。解答調理・・ON/OFFを繰返すプログラムだ・・彼は言った。あててみせようか? あてなくてもいい、とは言えない。洗面用具と一日分の服装しか入っていないバッグだろ、それ・・俺は驚愕する。ピッキングツールをドアの鍵穴に差し込み、器用にそれを動かして、二十秒ほどで開けてしまうのだ。実際には体験していないはずなのに、たしかに前にこれを見たと思う。予知夢と似てるな、心理学にも出て来る・・既視感というんだ。やっていないのにやったという感じがする。ラック・ロゼと呼ばれる湖・・バラ色の湖というその名の通り、いま――僕の目の前は、血の海・・同じだ。前と同じだ。そう想いつつ、自分は黙っていた。ひょっとすると、これは錯覚なんかじゃなく、自分はずっと、その体験を繰返しているんじゃないか。ある時点まで来ると、それまでのことはすっと全部消えて、またはじめから同じことを繰り返しているのではないか。違う――そう想いながら、拳銃を手に握る。撃つ。殺意・・原因は言葉。ほかでもない、自分たちの利益のために作り上げた、排他的な専門用語。ある者はこぼれるように卑しく笑い、ある者は別れたあと、興奮のあまり狂ったようにシャンパンを頭からかぶる。そしてある者は、雲もない空にただぼんやりと目をあげる・・蒸し暑い夏の夜、また眼を醒ます――部屋に発光及び非発光を繰返す・・車のライト。(表裏両面には周方向に繰返す凹所群が形成される・・)身体には虚脱感がある・・まただ・・俺は小便を漏らしている――知っている。この後、俺は洗面所で・・洗う、そして鏡にチラリと映った、死に神のようなものを見る。骸骨。そして見た。まただ。あいつが、何か喋っている。聞き取れない。気持ち悪い、でもすぐ消える。身長百七十五センチ、体重五十二キロ。これから俺は借金を返しに行かなくちゃいけない。また痩せた。そしてもうすぐ、どたん、地震が来る。来た、数えて十二秒で停まる。俺は部屋を片付けなくちゃいけない。ついつい、いつもより綺麗に掃除しなくちゃいけない――AVE写真詩N881 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月14日
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When in love, your heart now leaps and now wavers.I never knew till now what it is to be in love.ホテルに着いたのは日本時間で夜の十時頃。フロントで予約をしておいた者ですが、と喋り、カウンターの中の男がファイルをめくって、わたしの名前を言った。そしてホテルの名前と数字を刻んだ、キイを差し出した。アタッシュケースを持つと、案内のボーイが近付いてきたが、わたしは首を振って、「ありがとう・・」と言った。エレベーターのドアをくぐって、階数表示板を見て、目的のフロアのボタンを押す。ボーイはわたしを見ている。にっこりとわたしは笑った。――なんのために、こんなことをしているんだろう?――自由になりたくて、・・・一、二、三、四・・八、九、十・・・彼に置手紙をして、家を出た。目を閉じると、心配な顔をした、彼が目に浮かぶ。彼が旅行の約束を破った。仕事・・言い訳には事欠かない。わかっているつもり・・でも百歩すすむと、心変わり、――心の中は、ろくに石も敷かれていない小道になってた。わかるわ・・だけど、もっと大切にしてほしい。窓から並木のある広い歩道は、煉瓦で、黄色いアヒルのようなわたしを喜ばせた。乾し草のうえに、寝転がっているみたい。遠くを見やると、大波のようにつづいている丘。――古いこわれかかったひらき戸をあけると、小鳥の巣がある。丸石の窪みにも、てのひらにも似た巣――信用調査のブラックリストに載っていない人なら、来るかしら。やっぱり・・来ないかしら。電話をかけてくるかしら・・・サイコロの目みたい――あたしは小魚や、水生の昆虫にしかなれないのだろうか・・(すごく無垢で・・とても傷つきやすかった十代のころみたいに・・わたしは鳥になりたかった。飛翔可能時間、その形態、経路、・・注意をうながす墜落のサインを認めながらも、わたしは風見鶏というオブジェクトじゃない・・余分な機能を削ぎ落とした、鳥の置物じゃない・・)大人になると、臆面もなく、やわらかい頬をすてる。あの好きな人に対する・・正直な気持ちを隠す・・・(鳥は、ドアの向こうのノックを待ってる・・電話でもいい・・やさしく受け止めてくれたら、すごく嬉しい・・)AVE写真詩N880 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月13日
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The road bends in a wide curve.the curved state of a bow when the bowstring is not tautメトロポール・パラソル/てんとう虫/チョウ/ミツバチ/蜘蛛の巣/マンボウ/貝殻/セイウチ/ヒトデ/トライアングル/レコード/ピッコロ/ホィッスル/カエル/タツノオトシゴ/コニファー/ツタ/レモングラス/スパティフィラム/ポニテール/ネオンテトラ/おたまじゃくし/ローズマリー/モンステラ/カモミール/クラゲ/あざらし/観覧車/ジャングルジム/ヴィーデ/セーニョ/カブトガニ/オペラハウス/駅舎/スクランブル交差点/タカアシガニ/マンタ/恐竜/ビル/屋台/ホットドッグ/エビフライ/蝉の抜け殻/古墳/廃墟/タランチュラ/セアカゴケグモ/銃/ナイフ/弁護士/砂時計/ハイビスカス/ヴァースデケーキ/噴水/ワイン/カクテル/譜面台/アコーディオン/サンショウウオ/ウツボ/イヌホオズキ/ウッドブロック/ダブルシャープ/ダブルフラット/蛾の幼虫/イソギンチャク/ウナギ/握手/ロールケーキ/拳/レンコン/シンバル/腕時計/ベルト/トロピカルジュース/コーヒーカップ/テレビニュース/ブルーギル/クリオネ/ナスカの地上絵/教会/バグパイプ/グッピー/イルカサメ/農家の屋根/ブロッコリー/畑/サヤエンドウ/アコースティックギター/落花生/ラフランス/オカリナ/ウーパールーパー/メリーゴーランド/滑り台/フェルマータ/カワウソ/蛙の卵/トド/イタリアンパセリ/エレキギター/十六分音符/アメフラシ/ムツゴロウ/ビーバー/マングローブ/リコーダー/マラカス/らっこ/めだか/うし/コロッセオ/フンコロガシ/蓄音器/ひつじ/雲/水蒸気/パルテノン神殿/タージ・マハル/宇宙/星座/共同椅子/複合遊具/カスタネット/ブランコ/メトロノーム/タンバリン/くじら/山/バジル/ドクダミ/セージ/シュリンプ/ハリセンボン/カンガルー/クローバー/オオイヌノフグリ/ウーパールーパー/チョウチンアンコウ/ピサの斜塔/太陽の塔/ピアノ/トビウオ/エビ/うさぎ/ホルン/はと/クラリネット/フルート/シャルトリュー/ゴオォルデンレトイィバ/ブラキオサウルス/太陽/ダックスフンド/ラフレシア/マフラー/三十二分休符/水槽/檻/ペンギン/きりん/グレートキャニオン/サバンナ/ナチュラル/チンパンジー/ゴリラ/ワシントン記念塔/ベルベレーデ宮殿/アメリカンボブテイル/詩人/アンコールワット/ピザ/オムライス/スプーン/フォーク/オオハクチョウ/あひる/パンダ/化石標本/カラス/ハイエナ/シダ/ゼンマイ/音符/チューバ/サクソフォーン/博物館/サンプリングアート/タイム/オリーブ/ミント/ポトス/トカゲ/コアラ/スカンク/蛇/マヤ遺跡/ストーンヘンジ/エレクトーン/フクロウ/むくどり/シャンボール城/ホルン/鉄琴/エジプシャン・マウ/マジックショー/ノンシュバンシュタイン城/アルプホルン/カピバラ/アンモナイト/シルクハット/大玉ころがし/てるてる坊主/アラビアンナイト/水滴/雨/ドラム/トランペット/イタリアン・グレーハウンド/イースターバニー/イースターエッグ/雪の結晶/洞窟/鍾乳洞/幽霊/獅子舞/マツタケ/リース/トナカイ/バイオリン/トロンボーン/ドーベルマン/スフィンクス/プルーン/ドーナツ/パフェ/チェロ/360度分度器座禅草/サボテン/アロエ/デザインワーク/スキャナ/書体見本帳/プレッツェル/ワッフル/足跡/デニッシュ/カーネーション/花の莟AVE写真詩N879 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月12日
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色んな人が色んな話をするそれでちょっと混乱裏通り表通り求めているものをうまくうまくね手に入れるコツ歩き方ここを通らないここを通るそれだけAVE写真詩N878 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月11日
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朝ごはんを食べたか?ゆっくりの朝ごはん・・いいよね・・卵焼きにキャベツが添えられて、ベーコン、ご飯と、それと味噌汁。テレビは点けなくてもいいかな、気忙しい毎日に、呑み込まれそうだから。ご飯を食べ終わったら・・コーヒーをいれてくれる?それから・・ぼうっと少し座って・・甘くてね・・少し切ない人生を思い出す・・幸せって・・ほら孤独でさみしいだろ・・愛ってそういうものだろ・・キスが素敵じゃないんだ・・彼女の明るさが・・素敵なんだ・・美しいとか可愛いとかそういうことじゃないんだ。嫌なことを吹きこむ人が多くて困る。人生を暗く考える人や、無理に明るく捉える人。どちらも正しいんだけど、僕は、もっと普通の愛を求める・・人は弱くて・・なかなか誰かを信じられない生き物だよ・・でもだから愛するということを・・とても大切にできる生き物だよ・・AVE写真詩N877 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月10日
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少し気の狂った夏の天気「ああ・・いい天気だな・・」と僕が家の前で、空を見上げて、大きく伸びをしていると、和傘を差し、着物を着た女性が通る。(着物だ・・浴衣ではない・・)(それに、成人式もない・・琴とかお花を・・・)(やってるのかな・・すっげえ、美人・・・)病的な感じを想像させる細い顔。硝子ビイドロの雰囲気。表情はどこか暗く、内向的で、草食動物を、想像させる。顔色はどことなく蒼く、夏の陽射しが苦手なのかも知れない。しかしそれゆえに、凄艶たる魅力を発散している。「どうも・・」声をかけられた。「あ・・ども・・」しかし頭の中で、英語教師に・・うまく解読できたようね、と、褒められたような変な気分だ。僕はあたふたしながら、幻想の彼岸にいた、絶滅種、箱入り日本女性を想像した。(やさしくて、きれいな声だな・・それに、罪つくりなくらい・・)(きれいな手だ・・)(驚くくらい白い・・)(漫画だったら、きっと・・彼女は・・・幼馴染なんだろうな・・)と、彼女はぴたっと、僕の家に停まった。ちなみに僕の心臓は三回確実に止まった。何か御用ですかと聞く前に、一度目の漫画から和服美女。二度目は幼馴染ですか的な妄想。三度目はこの人、下着着てるのかな、という、身も蓋もないエロで。目ざす所へ、脱けていった殻の僕だ。「何か御用ですか?」御用!な・・僕である。と、ダジャレを考えている場合じゃないな、と、真面目な顔を作る。と、それでも、気まずくて、足下を見ると、草履だ。初めて見た。雨上りのぬかるみを、どうやって歩くつもりなんだろう、それとも何かと僕はやっぱり妄想を爆発し続けた、お姫様だっこで?もちろんそうだろう、和服美女、深窓の令嬢・・と勝手に思いながら、想像をたくましくしている時、彼女が言った。「昔、あなたのお父様に、お世話になった者です。」来たよ、来たよ、来ちゃったよ、と僕は思った。傑作だよ――次の瞬間、「お手伝いさんですか?」だって・・AVE写真詩N876 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月09日
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I thought I was going to die the moment I run into that.SOS, please help! SOS, please help!その昔、とある漫画家が、あたしに聞いたことがある。「どうしてお前はそんなに、賢い眼をしているんだ・・」「まるでブッタじゃないか・・」「孔雀よ、どうして人は欲望・・でしか・・・」「いや・・犯罪でしか・・・」「かなしみがあふれる」彼は、小さな虫だった。孤独で、どうしようもない虫。自分を知ることに屈折し、昆虫と医学という映像を、さらに屈折させ、未来都市に憧れた。あたしは、死に間際に、そっと、囁いてやった。「全部、おまえの夢だよ」と。 By Hiroyuki By Hiroyuki By Hiroyuki By HiroyukiAVE写真詩N875 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月08日
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The bath is brokenわたしはソクラテスです。となりにいるのがキュリー夫人です。哲学と科学が凡庸を生み出すのですわたしは弟子にたくさんの嘘をつきました彼女はたくさんの現実を満たしましたAVE写真詩N874 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月07日
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impressively difficultせんちめんたるな街おそらく千年後も日常生活の断片を写しとる試みが続けられるAVE写真詩N873 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月06日
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智慧を完全にめぐらしている、大蛇のような圧巻の光景。長い長い女の髪の毛。汚い蒲団、暗いわびしい室、名もない小さな石仏、わたくしは旅をしている。握飯、焼酎、海苔巻、あとは手土産の、じゃこを肴に、名高い禅師と、こまやかな話をしていた。光のない真昼の蝋燭の火。電気も水道もない、自給自足の生活。内なる神と、ひたすらに向かい合う、禁欲的な生活。浮世の塵をはなれた末に気付く、うつくしい気配、水音のみどりのふかさ。遠い昔、欷り歔く声のした、坂道に駕籠は通ったのだろう。ここにいて笛を聞く。つめたくなった手を、透明な光のなかにさらしながら、わたくしは、したたるばかりに蒼く輝いている、都市に巣食う怨霊の凄絶さを見る。、少しの倦怠も感じない、千里の道をも退屈しない世に、杉の梢に見えたる木の間の影の哀れ。AVE写真詩N872 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月05日
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駆け抜けろRun past themKamomesutajioヴァーチャル・リアリティの中で、メビウスバンドのような、可動的サウンド・データを司る・・フラクタル幾何学からの形態生成、変革のマグマ――来るべき言葉のために、イメージの生成プロセスが、絵画と異なったメディアへとアクセスし、リアルタイムなCGを送る。非物質の興奮。見えるものの残骸。身体から採取される筋電、心電、脳波――インターフェイスから、バーコードのホテルへとゆく。あらゆるものは記号化され、グラフィックスを、イメージの言葉によって、洪水のように喚起する、この、コンピューター・アートの世界。AVE写真詩N871 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月04日
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to put on a veil softlyひつじ達は ぼんやりと 考えるこの世界は 明るくて まぶしい 楽園なのかと だれもが 平和を望む 毎日もくもく 草を食べながら 雲を見たり 風の音を聞いたりするある日 そこにオオカミが やってくるでも争いは 起きなかったひつじ達が オオカミに 言葉をおしえ一緒に暮らすことの意味を愛を持って 教えたからだオオカミが暮らす ひつじ達の町そしてその町で ポエムがつくられ日ごと 大きな都市へと出荷されてゆく羊たちのポエムには ひとつだけおおきな特徴がある いかなるたとえをも引っくり返すという柔軟さがあって 読む人を 不思議な世界へ連れていくのだAVE写真詩N870 (原画像サイズはこちら )写真素材: イラストAC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月03日
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休息しようRead a magazineRead a newspaperread music人生を楽しく働きがいのあるものにする、ちょっと贅沢。一部の人ばかりがますます金銭を湯水のようにつかう有様、ワイルドと不良と放蕩。どれにしたって、枕はふくらませるためにあると考える人には、胸だって、ヒップだって、不時着してみなくちゃ仕方ない。そして冷蔵庫のように真っ白なレオーネのフルタイム4WDクーペは、冷えるどころか、顔面蒼白。古典劇のモノローグをくれ。空を十字に交差する高圧電線よ――刺身よかれ、牛肉よかれと、一度おぼえたら、ターボがすぐ利いてくる。夏は日焼けどころか金箔、一度おぼえはじめた飛ばすアイアンがわすれられない。リアライズされない種類の味。疲れた顔に、無邪気な羨望。潜在願望。華奢なる天然の趣味? インテリアの趣味に、いちいち文句をつけることが? 違う、日曜日に寝転がる旦那を、ピザ用オーブンの裏に連れ込みたいこと。「おい、豚」・・どうする? 君がもし、結婚を素晴らしいと考えてるなら、夢から醒ましてやろう。あるのは、京都の女は琴を鳴らす、富士山で天婦羅を揚げるということくらいだ。警告する任務が精勤の婦人に与えられ、無気力な私たちに飴ではなく鞭を与えてくれる。聖心派の尼寺? no...no... さようなら oh...oh... ガールフレンド!漬かり方の速度で非常な差異がでるぬか漬けよろしく、夫は、マットプレイに夢中。風俗の女が、マトリックスしてというなら、イナバウアーする勢い。・・気が優しいから、黙っているって? 違う、俺がラウンジチェアに座り込んでいるのは、頭にくると、喋りたくなくなってくるからさ。そして、コーヒーはブルマンでといいたいだけだ。スタイリスト養成の専門学校に通っていそうな彼女は、流行の服。十九世紀のボディじゃ、麻酔もきかない、というか、なかったしね――適度に自分を甘やかすことを心得ていないと、本当に自分が何をしたいのかが見えてこない。けれど、たまには渋滞の中をのろのろ走るのも、いいものさ。AVE写真詩N869 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月02日
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小さな発見蛇の顔が蛙に似ているという発見は、海にそそぐ河川が凍るように、僕に深い理解を促した。海の水を蒸発させると、塩だけが残る。もちろん、塩だけが残っているわけではないが、汗その他の分泌物のように、そこには様々な何かへと発展させる契機なのであるが、そこには塩が残った。あるいは、こう言う方がより正しいかも知れない。純粋物というダイヤモンドが残った、と。そしてそこから、様々な形の紙片が空中から散乱した。鳥類や、魚は、たとえば蟻は、蛙のように似てはいないか、と。僕は繰り返し、さまざまなものを注意深く眺めながら、収縮しがちなアコーディオンのように、まったく別の音楽を鳴らしていた。しかしそれを知れば知るほど、何かへと近づき、密度が濃くなるのがわかるのだ。そしてそれが最初の飛翔である。僕はつぶさに人を観察し始めた。容貌・色・人相へと移り、骨格と血管と皮膚へと、その興味を移した。そして運動と表情。瞳や鼻の位置、耳、口、という風に理解していった。どうして共通する部分があるのだろう。どうして判断と印象は繋がっているのだろう。やがて、僕はくすしき必然性をもって、たとえば磁石が鉄を引き付ける現象をもって、これは進化の光耀なのだと思った。暗い場所を見つめている時に瞳孔が大きくなるように、いちどきに生まれたものの証左であるかも知れない、と直感的に思った。水流が強烈に木材を運んでゆくように、もしかしたら、水にも、火にも、このような共通項があるのかも知れない、と、偶感した。だが、解剖すればするほど細分化してゆく僕の推理や、ある種の結論は、より大きなものから離れてゆくことを意識させた。僕は最初から答えを知っていたのではないか、と、ある日思う。時と共に万物は変化してゆくが、心臓は血液の弁膜を閉鎖する。死だ。そのようにして、小さな発見は、忘れられてゆく。でも僕は時々、子供の時分の頃を思い出す。衝突する速度が速ければ速いほど、空気は凝縮されるのだ、ということに。そして、その理解はすなわち、母の抱く愛情という意志。あるいは、うかがい知れぬものへの極端な恐怖。そうだ、いま、僕の額からたらりと汗がこぼれおちる。そして、たった一滴に動揺する水溜まりを、惰性が、見知らぬふりをする。AVE写真詩N868 (原画像サイズはこちら )写真素材: 写真AC 写真詩: 塚元寛一さん
2013年09月01日
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