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札幌市へ越して数年になるが、北海道に住んでいるからって毎日ホタテや鮭を食べてる訳じゃない。本州にいた時分と同じように、時にはカップ麺で済ませることもあるし、北海道産の牛乳より安いインスタント飲料でごまかすこともある。ここで、北海道のB級グルメをちょっとご紹介・・・スープがついてる分、得した?~マルちゃん:焼きそば弁当 スーパーで何気なく買ったインスタント焼きそばが、北海道限定と気づくまでにそう時間はかからなかった。パッケージが既に 「北海道限定」 となっており、何が違うのかと調べたら、飲むための中華スープがセットになっていた。これが北海道限定「やきそば弁当」 作り方を見て、妙に納得する。熱湯を麺に注いで待つこと3分、湯をすてる時にそのまま捨ててはいけない。カップにあらかじめ中華スープを入れておき、そこにお湯を注いで中華スープを作るのだ。麺を茹でた時に出る油脂がスープにコクを出すというところがミソなのである。 この 「焼きそば弁当」~北海道では圧倒的なシェアを誇っているという。それは東洋水産の営業網が元々緻密だったことと関係しているらしい。うむ、東洋水産の工場を白い恋人パークの近くで見たな。近くのスーパーへ行くと、必ずこの 「焼きそば弁当」 が山と積まれていて、ペヤングとかは未だに見たことがない。必勝祈願に 「カツゲン」 を飲んでみる?北海道だけ流通している飲み物で 「カツゲン」 というものがある。カルピスを中途半端にしたような味の乳酸菌飲料で、札幌市内のスーパーでは牛乳の横にズラリと並べてある。ちなみに牛乳より値段は安い。これが例の「カツゲン」 どうしてもカルピスと比較してしまう。そして 「んーカルピスに軍配だな」 と思ったのは、個人的な趣向の性かもしれない。ある居酒屋で、はじめカツゲンが何であるか皆目分からないまま、カツゲンのソーダ割りを注文してしまい、一口飲んで吐き出しそうになったっけ(笑)。 このカツゲンという名前が、勝負ごとに際して縁起がいい、ということで道内のスポーツ選手や受験生が愛飲するという。この飲料の歴史は戦前に遡る。旧日本軍の兵隊さん用に 「活素」 という名で製造されていたらしい。それがいつの間にか北海道内で民生用として普及して今日に至っているという。 製造元の雪印メグミルクでは、札幌工場内に「勝源神社」を設置している。見学が可能な工場なので、札幌観光のついでに参拝するのもいいかもしれない。 もっともっとB級な乳酸菌飲料に 「サツラク農協:ハミン」という、ヤクルトのような飲料がある。スーパーで時々、一本9円で売られている。お客さんはみんな 「つかみ取りしてビニール袋へ詰めて」 いる。1本9円でヤクルト飲んだ気分に・・・まさにB級グルメの世界である。
2013.02.24
鉄道ジャーナル2月号の表紙を飾っていたのは、マルーンの塗装が美しい阪急電車。「関西私鉄2013~積極策で攻めに転じる」 という題を見て、迷わず買った。 拙者は現在札幌市在住。阪急電車に揺られて学校へ通っていたのは随分過去の話だが、映画 「阪急電車」 のヒット、阪急百貨店うめだ本店のリニュアルオープンと、阪急にまつわるニュースは遠く北海道の地でも聞こえてくる。耳を澄ましているのは拙者だけかもしれないが・・・。大阪百貨店戦争は阪急うめだ本店の一人勝ち? 左が建て替え前、右が新しい建物鉄道ジャーナル2月号では、昨年11にリニュアルオープンを果たした阪急うめだ本店にまつわるエピソードに、かなりの誌面を割いていた。小林一三氏が日本で初めて電車駅ターミナルに百貨店を建設した話に始まり、増築に次ぐ増築、そして全面建て替えに至った経緯・・・懐かしい写真も楽しめたが、阪急うめだ本店の強みとは何か~鉄道雑誌を超えて流通界にも踏み込んだ内容に息を呑んだ。えらい気合が入った誌面である。 拙者はまだ阪急うめだ本店に行ったことがないが、聴こえてくるニュースを整理すると、とにかく阪急うめだ本店が圧倒的な勢いであり、JR三越伊勢丹は惨敗を喫したということだ。拙者なりの私見はというと、確かに大阪の百貨店戦争は熾烈だが、おかげで大阪への一極集中が加速しているのではないか、ということ。 その見本が阪急百貨店である。神戸阪急を閉店しただけでなく、長らく京都側ターミナルであった河原町阪急まで閉店してしまった。経営資源をうめだへ集中させているのがみえみえである。百貨店を閉めるということは、もはや阪急にとってターミナルとしての役割を終えたことを意味する。阪急京都線のダイヤに関する記事を読んで、河原町駅が、「梅田行電車の出発駅」 だけの存在になってしまったことをより強く感じた。「梅田への道」~えらく的を得たコトバかつて、阪急京都線といえば、2扉クロスシートの特急がノンストップで京阪間を快走していた。ところが、新生JR西日本が時速130キロの新快速をデビューさせたことで、都市間連絡列車としての競争から脱落、かつての京都線のクィーン的存在だった6300系電車は、嵐山線で寂しく余生を送っている。嵐山線で余生を送るかつての京都線特急車~車体はピカピカだ阪急に残された選択肢は、沿線住民を確実に拾って行くことしか無かった。練りに練ったであろうダイヤ改定の積み重ねの結果が、「沿線住民を確実に梅田へ運ぶ」という、「梅田への道」 の完成である。それは、阪急百貨店うめだ本店への集中と表裏を成すところが味わい深い。誌面上の 「梅田への道」 という指摘は、まさにドンピシャと言えよう。関西の鉄道があまりにも便利で快適であるが故に、大阪への一極集中を助ける結果になったのではないだろうか。 厳しさを増す関西経済、JR西日本との競合~阪急電車を取り巻く環境は相変わらず厳しい。しかしながら、誌面から強く読み取れたのは、私鉄のトップブランドとして君臨してきた色艶は、未だに色あせていないことだ。ここでしか見られない、独特の上品さ、格好良さ、というものは、これからもしっかりと継承して行って欲しいと思う。相模太郎ポータルサイト~阪急を愉しむ~こちらもぜひご覧下さい。・阪急のモダニズム ・宝塚大劇場のある風景 ・震災そして復興へ ・懐かしの車両達・映画「阪急電車」の世界 ・阪急電車のレイアウトをつくる
2013.02.11
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