8月4日(火)
歌集「瀧のこゑ」(46)
発行所:ながらみ書房
著書:村松秀代
発行:平成十一年一月十七日
作者とは、長いこと静岡県歌人協会の常任委員をともにいたしました。隣町(河津町)の出身といいますか、もともとわたしも河津で生まれましたので…。一つ違いの姉さんということでお世話になりました。県や東部の歌会の行きや帰りの電車でよくお互いに歌評をし合ったこともなつかしい思い出です。
Ⅱ宗旦木槿(13)
空は透明(2)
わが魂の吸はれゆくかと思ふまで師の七七忌の空は透明
遣らふなき哀しみの束みるごとくひとりしづかの花の一むれ
心さみしきままに今年の春深みアベリアの花散りいそぐなり
何処の誰が放ちし使者か電柱に嘴太鴉はわれを見てゐる
(つづく)
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