楽しく ひまつぶし Labo

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2023.08.08
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テーマ: Netflix(20)
カテゴリ: 映画
Netflixのお勧めに「エルヴィス」が出てきたのでさっそく観てみました。

2022年に公開された比較的新しい作品です。
監督は「ムーラン・ルージュ」や「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン監督、映像美が期待されます。


私にとってエルヴィス・プレスリーは世代ではないので、大ファンというわけではないのですが偉大なアーティストとしての認識はあり、彼の作品や生涯に少なからず関心はありました。

私が小学生の頃プレスリーの全盛期であったと思いますが、彼の曲はよくラジオに流れていましたし、3本立ての格安映画館で「ビバ・ラスベガス」や「ブルー・ハワイ」などのプレスリー主演の青春映画を何本か観ていました。又、高校時代には、プレスリーが不調時代から復活した時の映画「エルヴィス・オン・ステージ」も観ていました。

それ程のファンでなくともプレスリーの楽曲や映画に結構触れてきたのは、やはり彼の存在がいかに大きかったかがうかがえます。

しかし、今まであまり考えたこともなかったのですが、彼の生い立ちや有名になるきっかけ、その後の生活など、ほとんど知らなかったことに今さらながら気づきました。この映画を観て少し彼の生涯について勉強しておこうと思い観始めました。

映画が始まると、期待にたがわずバズ・ラーマン監督の絢爛豪華で煌めくような映像が目をとらえます。
派手なショー・ビジネスの世界とラーマン監督の映像・音響はピッタリとマッチして気持ち良ささえ感じます。


エルヴィスの幼少時代のエピソードからパーカー大佐との出会い、大佐とコンビを組んで売り出していく状況がテンポよく描かれていきます。

当時のアメリカは保守的であり人種差別もすさまじい中、若者文化の主張や黒人と白人の人種を超えた文化融合など、権力に睨まれながらも立ち向かっていく姿は真の「ロックンローラー」を感じさせます。
エルヴィスにこういった面があったとは、恥ずかしながら初めて知りました。

白人の音楽と黒人の音楽を結び付け「ロックンロール」をメジャーにしたのは、黒人居住区で黒人と一緒に育ったプレスリーにしかできなかったことだと納得しました。

悲しいかな、マネージャーのパーカー大佐のために人生を曲げられてしまった感もありますが、彼がいなければ「キング・オブ・ロック : エルヴィス・プレスリー」もなかったのだろうな、などと感じてしまう悲しい作品でもありました。

プレスリー役のオースティン・バトラーのプレスリーそっくりの歌やダンス、パーカー大佐役のトム・ハンクスの特殊メイクと熱演、リトル・リチャード役のアルトン・メイソンの熱唱、など見どころシーンもあって楽しめました。

1時間39分の上映時間はあっという間でした。
エルヴィスが好きな人、ロックの歴史を知りたい人、音楽映画が好きな人は是非鑑賞してみてください。






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最終更新日  2023.08.08 11:41:16
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