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萩~益田~荒磯/土田海岸までのツーリング2日目。朝、4時半起床。快晴ではないが、風もなく穏やかな二日目の朝だ。いつものごとくマットとシュラフをたたみ、テントを片付け、簡単な朝食をとる。キャンプツーリングのルーチンワーク。5時半、明るくなりかけの海に漕ぎ出した。キャンプした田万川は、山口県と島根県の境に位置する町だ。今日は、ようやく山口県を越えて島根県に入ることになる。なんだか嬉しい。宇生ヵ崎を越えると、すでに朝日は昇っていた。薄曇り気味なので、夕日のような朝日に向かって漕ぎ進む。人形鼻、小浜海岸、三里が浜と順調に進み、ようやく石見空港。2日目の疲れか、少しパドルが重い。座り続けで、かかとも痛くなって来た。それでもだましだまし漕ぎ進むと、右手に街が見えて来た。益田市だ!高津川、益田川の河口を横切り、魚待ノ鼻に向かう。小浜海岸からは、ずっと似たような単調な海岸線が続いている。そのせいか、岬越えの適度な緊張感や美しい風景が懐かしく思えるから、勝手なものだ。西浜、木部、魚待ノ鼻、そして荒磯/土田海岸へ。前に下見に来たので、懐かしい景色。土田海岸には、11時前に到着した。昨日のスタートから約70km漕ぎ進んだことになる。今日は早朝出発だったので、5時間ちょっとの漕行だが、余りの暑さに嫌気がさした。今回はここまで!! と自分で決めた。上陸し、まずは海で体を冷やす。 落ち着いた所で、最寄りの駅のJRの時間をチェックし(山陰本線は便数が驚くほど少ないのだ!)、車を回収するための準備に取りかかった。片付けていると、地元の人と思われる人に話しかけられた。 萩から漕いで来たと言うと、驚いた様子。その人に、バス停の場所や駅の場所を教えてもらい、まずはバス停に行ってみる事にした。急な坂道を汗をかきかき9号線沿いの歩道を昇って行くと、荒磯のバス停があった。時刻表を見ると、数分後にバスが来るようなので、益田駅まではバスで移動する事にした。益田駅では、待ち時間が1時間近くあったので、昼食を摂る事にし、駅前を散策する。 良さそうな雰囲気のジャズ喫茶で、ランチを注文。 料理はおいしく、料金はリーズナブル、そしてもちろんBGMにはジャズが流れている。 ちょっと見た感じだが、ジャズ好きのマスターが趣味で始めたような、良い意味で肩の力が抜けながら、しかもおいしい食べ物を出すという気概が感じられる良い店だった。駅に戻り、1両のディーゼルカーで、漕いで来たルートを回想しながら車の回収。 やはり山陰は海岸線が魅力的だ。 でもバスで30分、JRで1時間ちょっとと、70kmの道程は結構長かった。途中、益田市で晩ご飯の刺身と寿司を購入し、土田海岸に戻る。まだ5時前なので、海でひと泳ぎ。気持ちヨイ!海から上がって、水道水を頭からかぶる。気持ちイー!!すっきりした所で、東屋の下で晩飯。 一本目のビールは奮発して恵比寿ビールだ!キンキンに冷やしていたのでウマい、喉がヨロコブ。 漕いで来て良かった!!そうしていると、昼間に話しかけられた人が、通りかかる。私: 『車を回収してきました』 『ビールを飲みたいので、今日はここで泊まります』おじさん: 『川で遊んでいるのはTVで見たことがあるが、海でやっているのをみるのは初めてだ』私: 『楽しいですよー、人生変わりますからねー』 『こんな良い所に住んでいるのなら、絶対良いですよ、どうですか?』おじさん: 『俺は漁師だから』私: 『そうですか。プロでしたか。じゃあカヤックはいりませんよね』などと話していると、今日はここで泊まるのなら、後で酒を持って遊びにくるから、と言って帰って行った。で、刺身を食べていると、今度はおじいさんが話しかけて来た。おじいさん: 『あの赤いのはあんたのか? あれはなんじゃ?』私: 『あれはシーカヤックというもので、手漕ぎのフネです』 『昨日、萩を出て、今日の昼前にここに着きました』 『あまりにきれいなので、ここで泊まらせてもらうつもりです』という会話に始まり、前回来た時に北浦に立っている案内板で、日露戦争の時の話を読んだということを話すと、おじいさんの話に熱がこもって来た。日露戦争のその時には、その人のお父さんが、益田の警察まで知らせる手筈を整えたり、流れ着いたロシア人と、なんとか身振り手振りでコミュニケーションを図ったりしたのだそうだ。そして、世話をしたお礼にロシア人からカッター用の櫓をもらったが、太平洋戦争が終わった時に、ロシア人からの報復を恐れて、神社に保管してあったカッターボートが処分されたので、櫓を持っていてあらぬ疑いをかけられてはいけないと、処分してしまったのだそうな。 見たかった。残念。さらに話は続き、江戸時代に沖を行き来していた北前船が、見島付近で西の強風にあい、帆柱が折れた船が流れ着いたので、村人達が救援に駆けつけたこと。 その時のお礼に、やはり櫓をもらい、それが今でも家の残っていることや、近くの神社の補修に、そのフネの材が一部使われているという話も聞かせていただいた。そして最後は、土田海岸の約12km沖に浮かぶ高島(かつて人が住んでいたが、あれこれ経緯があり、今は無人島)にまつわる、『おイセの物語』まで。宮本常一になった気分だった。 こんな貴重で面白い話は、やはり記録に残しておきたいな。暗くなり、貴重な話を聞かせていただいたお礼を述べ、そのおじいさんが家に戻って行くと、こんどは知り合いになった漁師さんが焼酎を抱えて登場。シーカヤックでの瀬戸内横断とそれに続く日本海北上の事、日本海の事、漁師になった経緯、漁師としての生活など、よもやま話をしながら、ヘッドランプの明かりで酒を酌み交わす。波の音を聞きながら飲むビールと焼酎。じゃあ寝ます、といって東屋の下でシュラフに包まる。 夜中に目が覚めると、額を蚊にさされまくっていた。朝5時過ぎに起き、シュラフを片付けていると、一緒に飲んだ漁師さんが港の方から歩いてくる。『早いなー、何時に帰る?』 『もう帰りますよ、お世話になりました、また飲みに来ますから』 『イカをもらって来た、これ土産にもって帰れ』 『ありがとうございます』という訳で、釣り立ての新鮮なイカを3ハイもらい、家路についた。晩ご飯の準備で妻がイカをさばいている。『吸盤がまだ吸い付くのよ! すごい新鮮!!』 『一口食べたけど、甘い、おいしい』イカ刺し、美味い!!! ゲソとミミを軽く加熱してパクッと、旨い!!!!!最高だ。 家族もよろこんで食べた。おじさん、こんな旨いイカをアリガトウ。 感謝。『港湊に恩義あり』といった人が居たが、まさに今回の日本海尺取り虫ツーリングはそんな旅だ。決めた!これからは、急がず、あせらず、のんびりと漕ぎ進んで行こう。そう、宮本常一で行こう!様々な出会いのある、こんな楽しい旅ができて本当にうれしい。 シーカヤックをやっていて、本当に良かったと思う。
June 25, 2005
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下関から北上中の日本海尺取り虫ツーリング。有給休暇を取り、前回強風で泣く泣くフネを揚げた『嫁泣港』に戻って来た。朝8時。笠山の東側にある、嫁泣港に到着した。少しガスがかかっているが、今日は天気も良く、海も穏やかだ。今回は、再び一人旅に戻る。9時。準備完了。今日の目的地である田万川を目指し、手に馴染んだアークティックウインドでパドリングを開始した。今日のルートには、モドロ岬と高山岬という比較的大きな岬越えが待っている。岬は潮流や風の影響で荒れ易いので気を使う場所だ。特に今回はソロ。そのため積み荷を調整し、船足よりも安定性を重視した日本海ソロツーリング仕様にした。左舷に大島を見ながら、北浦街道沿いに北へ北へと順調に漕ぎ進む。鵜山岬を越えると、奈古を経由して今日の第一関門であるモドロ岬。少し西寄りの風が入り、うねってはいるが大した事は無い。積み荷を調整した甲斐もあり、安定感は抜群だ。なぜモドロ岬と呼ばれるようになったのかは分からないが、岬の岩は、変わった模様。↓もしかしたら、 まだら岬 が訛って モドロ岬 なんて想像しながら無事通過し、宇田の漁港に向かう。今日は給料日。といことは、一番お金が無い日という事だ。とりあえずの資金は捻出したが、朝一番で妻が給料を引き出し、小遣いを振り込んでくれているはず。ということで、郵便局を探すため、宇田の港に上がることにした。海沿いに神社のある、こじんまりとした美しい漁港だ。水も澄んでいる。網の手入れをしている人に断りを入れ、スロープの片隅に揚げさせてもらった。郵便局の場所を聞くと、ありがたい事に、近くに居たおじいさんが、近くまで付いて行ってやろうと言う。道すがら、しばしの会話。シーカヤックの事を聞かれ、また、漁師さんが減って高齢化が進んでいること、この辺では禁漁期を長くとり、保護に努めている事などの話を聞かせてもらう。無事お金をおろし、港に戻る。きれいに手入れされた神社にお参りし、港に居た人々にお礼を言って再び出艇。金井崎を越え、美しい雄島/天神島の所で休憩。おにぎり2個の昼食をフネの上で食べた。須佐湾を横切ると、今日の最終関門である高山岬。少し西風が出て来て、海もざわついている。ホルンフェルス断層の前を越えると、岬の突端。潮流の影響が少ない日本海とは言え、大潮のせいか潮目ができていた。また、追い風、追い波で若干サーフィン状態。今日の天気でこれだ。荒れている時には絶対に漕ぎたくない場所。名島を越えると、驚くほど透明度の高い美しい海! こんな所で一日シュノーケリングすると楽しいだろうな。3時前。田万川にある、瀬越の海水浴場に上陸。少し早いが、今日のキャンプ地だ。あまりの暑さに海に飛び込む。テントを張り、近くを散策すると、田万川園地という施設を発見。聞いてみると、温泉にも入れるそうだ。急いでテントに戻り、着替えとタオルを持って再び田万川園地に。温泉で汗と潮を流してサッパリ。休憩所のたたみに寝転がり、ビールをグイッ! グビッ!あー、やっぱ、たたみはええなー!しばし休憩し、浜に戻って夕食。夜は、テントのメッシュの入り口から、イカ釣りフネの明かりが見えた。日本海の夏。さあ、明日はようやく山口県を越えて島根県入りだ!
June 24, 2005
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先々週、一緒に尾道にドライブに行った、中国系アメリカ人のエンジニアを家に招待する事にした。昼過ぎに彼をウイークリーマンションでピックアップ。1時間弱のドライブで家に着き、彼を妻と次男に紹介。妻も、勉強を再開した英語で、なんとか挨拶をしている。甘党だということを知っていたので、彼のために朝買って来たオススメの和菓子、仁方にある壷屋の『いちご大福』とかしわ餅を出すと、よろこんで食べてくれた。このいちご大福は、家族の好物でもある。次男と妻が、彼のために生けた花も気に入ってくれたようだ。また、かれは持参のPDAで米国の家や家族を紹介してくれ、私はマックで、シーカヤックライフやロードスターでのドライブを紹介。夕方には、試合に行っていた長男も帰って来たので、予約している市内の居酒屋に向かう。バスで移動したのだが、ローカルなバス停の風景も珍しいのか、ビデオと写真を撮っていた。バスの中では、簡単な英語で長男に話しかけてくれ、即席の英会話教室。居酒屋では、近くに住む同じグループの新入社員のT君も合流。本当は、家でごちそうしたかったのだが、彼に確認すると、あぐらや正座は厳しいとのこと。そこで、掘りごたつ式の個室がある居酒屋を捜したのだった。ビールや梅酒を飲みながら、いろいろな話に華を咲かせ、盛り上がった。彼も、夢は遠い夢として見るためのものではなく、実現させる事が重要である、という私と同じ考えの持ち主である事も分かったし、タフな環境で勉強を続けて来て、子供の頃からラジオやテレビを組み立てる能力を持っていた、本当に頭の良い人だという事も知る事ができた。すごい! 感心するばかりだ。普段、外国の人に親しく接することの少ない高校生と中学生の息子と妻には良い経験になったと思うし、気さくな彼との会話を楽しんでいたので、私にとってもうれしい交流の一日だった。
June 19, 2005
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今日は、会社の同僚2人を連れての、シーカヤック体験ツーリングだった。一人はかなりディープにハマっているスキューバダイバーで、休憩時間に時々海の話をしていて、一度一緒に行きましょうということになっていた。その話を聞いて、私もぜひ、ということで同行する事になったのは、ウインドサーファー。音戸大橋手前の駐車場で待ち合わせ、大浦崎公園へ移動。少しガスはかかっているが、風もなくなかなか良い天気のなか、まずはパドリングの基礎を手ほどき。空中で漕いでも感じがつかめない事は分かっているので、まあまずは乗ってみましょう! ということで、シングル艇に順番に乗ってもらうことに。見ていると、二人とも体の動きがギコチなく、まだまだ緊張している感じが伝わってくる。今回は島に囲まれた穏やかな海域でもあり、片道1時間ほどのショートツーリングなので、漕げるようなら、順番にシングル艇に乗ってもらおうと考えていたが、この状況を見て、タンデム艇に乗ってもらう事に決定。食材と調理用具を積み込んで出発! 本当にパドリング日和だ!まずは小情島へ向かい、鈴鹿島を経由して、目的地の浜へ向かう。 ここら辺まで来ると、かなり透明度が高い。さすがに瀬戸内ではコバルトブルーとはいかないが、澄んだ海と、パドリングの音しかしない静かさ、瀬戸内らしい景色で、二人とも楽しそうだ。 良かった!浜に付くと、早速昼食の準備に取りかかる。 今日は、サンドイッチ。サンドイッチ用に特別にスライスしてもらった我が家お気に入りの”エピ”の食パンに、バターと粒マスタードを塗る。その上に、スライスチーズを起き、焼きたてのベーコンとピクルスを挟んで食べる。ウマい!また、オイルサーディンを火にかけ、醤油をタラリ。 これまた美味い。みんなで、ビールが欲しくなるねーと頷きあう。 日帰りツーリングの今日は、コーヒーで我慢我慢。食後は、さすがにみんな海で遊び慣れているだけあって、泳ぎ始めた。 暑い体を、適度な海水で冷やすと快適だ。岩場を観察する人、PFDを付けてプカプカと浮かびながらのんびりする人、泳ぐ人。 ウンウン、本当にみんな海が好きな良いメンバーだ。帰りは、小情島の東側を抜けて、大浦崎公園に戻った。こんどは、ウインドサーフィンの体験会。基本的な乗り方を教えてもらい、ダイバーと交代でチャレンジした。比較的幅の広いボードだったので、初心者でも立ち上がる事は簡単だったが、風も弱く、なかなか進む事ができない。3回目のトライで偶然にも風をつかむ事ができ、100メートル位進む、Uターンして、浜まで戻る事ができた! シーカヤックとは違い、立った姿勢での高い視点。 でも、風をつかんで滑って行く感触はなかなか楽しかった。 初めてにしてはまあまあだったかな?今度は、ぜひビールがたっぷり飲めるキャンプツーリングに行きましょう、ということで、夕方に解散した。海が好きな人たちと一緒に遊ぶのは楽しいね。
June 18, 2005
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今日は、中学1年生の次男が習っている華の研究会があった。これまでは付き添って行っていた妻は、今日は別の用事があり、海に出る予定が無かった私が、お迎えがてら、見学に行ってみる事にした。研究会の会場までは、家からJRと徒歩で1時間半ほど。会場に着いたのは、彼が生け終えて出てくる10分ほど前だった。お世話になっている先生に挨拶し、一緒に待っていると、彼が出て来た。どうか? と聞くと、うーん、まあまあかなー、とのいつものよくわからない応え。???生け終えた人たちが、どんどんと会場から出てくる。時間になり、審査をされる先生が会場に入られた。 ここからの待ち時間が長く感じられる。『お待たせしました』との声で、全員が会場に入り、席に着く。と、次男の花の横には、ピンク色の札が立っているではないか! 先生によると、『優秀花』に選ばれたのだそうだ。 100点が優秀花で、95点が準優秀花。今回は、初等科と本科で優秀花が多く出たが、こんなことはほとんど無いのだとか。その後は、講評。これがなかなか興味深かった。 花の事はなにも分からないが、やはり後ろから見ていると、準優秀花の札が立っている花と、そうでない花では見た感じが異なっている。知識の無い私では、なぜそう感じるのか、ということは説明できないが、先生の講評を聞いていると、ああそう言うことなのか! と理解できることも多かった。また、同じ花材でも季節によって立て方を変える必要がある事、与えられた花材によっては、使うものよりも使わないものを多くすることも必要である事(使わない勇気が必要)、開く形では対称性や立体的な空間バランスが重要など、ためになる事が多くあった。普段いくら練習していても、与えられた花は千差万別。 茎の太さや花の開き加減、曲がり具合などによって、その場で、自分で全て判断し、工夫しなければ良い花を生ける事はできない。いくらテクニックを知っていても、地形や、毎回異なる風や海流、体調、大型船の影響などを考慮して、Go/NoーGoや、どのルートを取るかをその場で決めなければならないシーカヤックと基本は同じではないか?やはり、茶道、華道など、道と名の付く伝統的なものは奥が深い。となれば、シーカヤックは漕道か? いやいや、潮にまみれて、ビールも一杯飲んで、浜で野営。 のんびりゆったり、風の吹くまま気の向くまま。 やはり、そんなかっこいいものではないな!!でも、久し振りに趣の異なる、なかなか良い一日であった。
June 12, 2005
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今日は天気が今ひとつだったので、久し振りに蒸し風呂でリフレッシュする事とした。目的地は、ときどきカヤックの帰りに寄る、忠海の『岩の屋』。曇り空の元、今日は一人でロードスターをオープンにし、竹原経由で忠海まで一っ走り。ちょうど11時半前に到着し、海沿いの細い道を通っていつもの休憩所に行く。横目で眺めると、まだおじさんが準備中だ。11時半過ぎに、おじさんの『お待たせしましたー』の声で、待っていた人たちが岩風呂に向かう。ここは、薄暗く丁度良い加減のあやしい良い感じのする蒸し風呂。下には海藻が敷いてあり、裸電球一つ。天井は花崗岩むき出し。好きな人には堪らないが、嫌な人には耐えられないかもしれない。一種の通過儀礼か?静かに座っていると、これでもかと体中から汗が噴き出してくる!!幕開けの11時半から3時まで、汗を出し、休憩所で横になり、今日持って来た『岸和田少年愚連隊』を読み、お茶を口に含み、海沿いで潮風にあたって体を冷やすことを繰り返す。汗を出し、横になり、本を読み、お茶。またまた汗を出し、泳ぎ、横になり、お茶。またまた。。。今日は、昼食にカップラーメンを買って来た。火鉢でお湯が沸いているので、常連ぽく、そのお湯を使ってカップラーメンと、鶏飯の昼食。その後も、汗を出し、横になり、『岸和田少年愚連隊』、お茶、の繰り返し。休憩所の片隅では、常連さん達の楽しげな会話も聞こえてくる。場所柄、年配の夫婦も多いようだ。岩風呂に入り、まだ出るか!と思うほど汗を流し、仕上げに潮湯に浸かった後は着替えてすっきりした。一週間分のアルコールが抜けた感じで体も軽い。また明日から頑張るぞー!!
June 11, 2005
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今日は日帰りツーリング。とはいえせっかく海に出るので、近場でありながらこれまで漕いだことが無かった海域をロケハンリサーチすることとした。出発地点は、七浦海水浴場。天気予報では晴れなのに、なんだか雲が多く涼しい中、準備を整え、一人でしずかに出艇した。バウを東に向け、穏やかな瀬戸内らしい海を漕ぎ進む。目指すは、安浦町の沖に浮かぶ、柏島。 無人島なのだが、島には立派な神社があり、本土側の道路を走るたびに気になっていた場所だ。南側に見える蒲刈側は、ときどき漕ぐのだが、本土側は初めて。 夏が近い所為もあるのだろうが、やはり本土側に近いということで水の透明度は今一つ。ただ、ゴミが多いわけではなく、緑色が濃いだけなので、それほど不快ではない。道路も通じていない岩場に、何人もの釣り人が張り付いている。 日本海の恐ろしいような岩場でも、瀬戸内の道なき浜でも、どこでも出没する釣り人は、すごいパワー。 いつもの事だけど、本当に感心する。グリーンピア安浦の沖を通って横島を越え、小熊島と柏島との間を漕ぎ抜け、1時間とちょっとで柏島の西側に到達。時計回りに漕ぎ上がると、北東端側に柏島神社が見えてきた。なかなか良い雰囲気のある、立派な神社。 周りでは、数人の人たちが草刈りや掃除をしている。海に面した鳥居の前が階段になっており、そこにフネを付けさせてもらって参拝することにした。掃除をしていたおばさんに挨拶し、『祭りでもあるんですか?』と聞くと、来週が祭りなので準備しているとのことだった。石碑を読むと、この神社は、元々は近くの馬島にあったのだそうだ。 当時は交通の要所であり、沿岸を通る船は仮泊して海上安全、家内安全、漁業繁栄を祈願していった。 霊験もあらたかであったため、狭い神域に神殿が増えて行ったため、1313年に柏島に移された歴史がある。静かで厳かな感じのする良い神社であり、良い島であった。そこでUターンし、昼食を摂るため、途中で見つけた静かな浜に向かう。ラーメンとムスビの昼食を食べていると、空もだんだん明るくなってきた。 夏も暑さも戻ってきた。たまらず、Tシャツを脱ぎ、海に浸かる。ここは流れがあるので、まだ少し冷たいかな、といった感じであったが、浸かっていると丁度良い感じ。 その後は、岸べたでのんびりと戻る事にした。途中の干潟で再び上陸し、磯を散策。 石をひっくり返していると、小さなタコを発見した!!手のひらサイズの本当にかわいいタコだが、つかまえようとすると体色を変えて威嚇してくる。さすが。浅瀬を移動するのを少し観察した後、元の石の所に返しておいた。大きくなったら捕まえにくるぞー。それまで待ってろー。ゴールはもうすぐ。こんな近場にも、まだまだ知らない穴場があったのを発見して嬉しかった。瀬戸内は奥が深い。 まだまだたっぷりと楽しめそうだ!
June 5, 2005
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同じオフィスに、アメリカから中国系アメリカ人のエンジニアが、短期のテクニカルエクスチェンジで来ている。休憩時間に話してみると、ウイークリーマンションで過ごしており、あまり出かける機会も無いとのことだったので、ドライブに誘ってみたところ、OKとの回答。今日の朝、彼の住んでいるウイークリーマンション(英語ではアパートメントだそうだが)に迎えに行き、高速を経由して尾道に。海沿いの駐車場に停めて、ロープウエイで千光寺に向かう。乗り合わせた人に写真を撮ってもらったり、千光寺公園の展望台でのんびり風に吹かれて休憩。彼は、尾道の山の上からの景色が気に入ったようだ。尾道水道を挟んだ向島側には、映画”大和”のセットも見え、大砲か、機関銃らしき音も聞こえて来る。山頂の公園でゆっくりと過ごした跡は、歩いて市街地まで降りる。その途中にあった、古い家を活かしたカフェでは、眼下に広がる景色を楽しみながら、アイスコーヒーを飲んでのんびり、まったり。このカフェは初めてだが、眺めも良く静かで、カップルや女性二人組が多かった。なかなか良い雰囲気の場所だった。坂を下り、尾道の町を散策すると、もう午後2時近く。昼食は、尾道ラーメンとすることで彼と合意し、お気に入りの朱華園へ。まずは、ラーメンと餃子を食べ、まだ物足りないとの彼のコメントに応じて、私がオススメの焼きそばを追加注文。この焼きそば一人前を分けて食べた。やはり旨い!! 車なのでビールが飲めないのが残念。この店では、アルバイトと思われる小柄でキュートな若い女性に、彼が話しかけられた。 彼女が英語で話した内容では、アメリカに友達が居て、遊びに行きたいのだそうだ。また、彼女の友達が住んでいる町と、彼の住んでいる町は、そんなに離れていないことも分かった。いつアメリカに遊びに行く予定かと聞くと、お金がないので分からないとのこと。この仕事で、そのお金を貯めているんだよねとフォローすると、yesとの回答だった。その後は、私自身も初めて行く福山県立博物館へ。そこでは、二人ともが外国人と間違われ、受付の女性が、わざわざ英語のパンフレットを2部持ってきてくれた。でも、俺はどう見ても日本人だろー!! と突っ込みたくなる。博物館を堪能し、高速で広島へ戻った。仕事の話、家族の話、休日の過ごし方やライフスタイル、職業感、中国の話などなど、一日中英語で話したので、脳が少し疲れ気味。でも、すごく楽しかった(彼の家には、バスルームが6つもあるらしい。また、totoのウオッシュレットに感動して、土産に買って帰ることを画策中だそうだ。 日本の多機能な炊飯器もお気に入りで土産にするとのこと。面白いね!!)。明日は、天気が良ければ、近場の海に出てのんびりとしよう。
June 4, 2005
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