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しまなみドライブ二日目。 朝5時半起床。短パンとTシャツに着替え、民宿を抜け出して、明るくなりかけの街へ走り出す。まずは、朝焼けの海沿いを走り、Uターン。 空気はひんやりとして澄み、もう秋の朝だ。30分ほどの軽いジョギングの後、民宿に帰ってシャワーを浴びる。 妻も起きたようだ。7時過ぎに朝食。 ご主人と初の対面。昨日、おいしいさかなを食べさせていただいたお礼を述べ、私もシーカヤックをやっていることを話す。 共通の知人である、村上水軍商会の村上さんと、先日、日本海の浜で会ったことも話した。ご主人によると、最近は忙しくてなかなか海に出られないとのこと。 伯方島での出艇場所や、キャンプ可能な浜などの情報を教えていただき、今度はどこかの海で会えれば良いですね、ということで、精算していただいた。部屋に帰り、休憩した後、ご主人に挨拶して出発。近くにある、ふるさと公園に向かった。 高台にある公園からは、朝日できらきらと輝く美しい瀬戸内海が一望できる。ベンチで缶コーヒーを飲みながら、のんびりと資料館の開館を待つ。9時になると、資料館が開館。 古墳に関する資料と、地元の民具や文化に関する資料が無料で見学できる。ここで、貴重な記述を見つけた! かつてこの付近で盛んだった塩田跡地に、『アツケシ草』が自生しているのだそうだ。 このアツケシ草は北海道の東部で見つかったものだが、当時、この地で生産された塩が北海道まで運ばれ、帰りの船に付着した砂や土に、この草の種が混じって運ばれて来たのではないかということであった。ここにも、『北前船』の足跡を発見。 産物だけでなく、文化や植生まで影響を与えた北前船!その後は大三島に渡り、毎回訪れる海水温泉、マーレグラッシアでゆっくりと旅の疲れを癒した後、盛から忠海への海路で地方(じかた)に戻った。秋晴れの瀬戸内路をオープンカーで走った二日間。 美味い魚と息を飲む眺望に出会った、最高の休日だった。
September 25, 2005
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今週末は、久し振りにロードスターで、しまなみドライブ。 今回は、伯方島にある塩ラーメンで有名な民宿 ”さんわ” に泊まって、ゆっくりたっぷりとしまなみを堪能することにした。土曜日の朝。 まずはジョギングで汗を流した後、子供達に留守番を頼み、中年夫婦を乗せたロードスターは、忠海のフェリー乗り場に向かって快調に走って行く。 もちろん幌は全開、気分は爽快。忠海から大三島の盛港までの短い船旅の後は、今回の目的の一つである船折瀬戸の潮流体験のため、大島の宮窪漁港に向かう。今日は残念ながら中潮だが、ちょうど引き潮最強流の時間に、潮流体験の船に乗ることができた。小型の船に、お客さんは計7人、一回20分ほどの体験航海だ。ガイドのおじさんの話しを聞きながら、能島、鵜島に向かう。能島と鵜島の間の狭い瀬戸では、本当に川の様に流れていた。 小さいながらも、渦があちらこちらで巻いている。 シーカヤックで突っ込んで行くことを想像しただけで恐ろしい。エンジンを停め、流れを体感させてくれた。 潮の流れる音、揺れる船。宮窪漁港の前では、複雑な海底地形の影響で潮が湧いていた。 満ち潮の時には、もっと迫力満点の海坊主のような湧き潮が見られるのだそうだ。この潮流体験は、船折瀬戸の下見としても、なかなか良かった。 次は、大潮の満ち潮最強流の時に来てみよう。次は、来島海峡が望める『亀老山展望台』へ。 クネクネとした狭い山道を車を走らせると、立派な展望台がある。 登ってみると、そこからの景色は 絶景!360°のパノラマ。 特に、来島海峡側の景色は本当に美しい。 風も心地良く、夕日の頃には最高だろう。再び北にロドスタを走らせ、カレイ山展望公園へ。 ここは、船折瀬戸の眺めが良い。大島の展望台巡りで景色を堪能した後は、橋を渡って、民宿『さんわ』のある伯方島へと向かう。さんわには、以前日帰りで塩ラーメン(これが本当に美味い!)を食べに来たことが有り、その時泊まれることも知って、いつか来たいと思っていたのだ。 また、面識は無いのだが、ここのご主人はシーカヤッカーであり、民宿でシーカヤックのレンタルをしているとも聞いている。荷物を置き、風呂に入って少し散歩すると、夕食の時間。今回は奮発して、豪華コースにした。テーブルの上には、次から次へと魚料理が運ばれてくる。 アワビとサザエも入った刺身盛り、カレイ/カワハギの煮付け、鯛の兜焼き、鯛の揚げ物などなど。 すべておいしそうだが、こんなに食べられるだろうか、と不安になるほど。でも、楽しかった一日を思い出ながらビールを飲むと、箸が進むススム。 生ビール、瓶ビール、そして日本酒になった頃には、ほとんど食べ尽くしていたから驚きだった。最後の〆は、塩ラーメン。 絶品。涙。この豪華コースでなんと一人7500円。 宿泊費込み。 さんわさん、おいしい魚をたっぷりと食べさせていただきました。 本当にありがとう!
September 24, 2005
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二日間の楽しいツーリングを終え、テントの中で三日目の朝を迎えた。雨が降るかもしれないとの予報だったので、庇の下にテントを張らせてもらっていたが、なんとか保ったようだ。まだ5時前。 薄暗い。一人静かに静かにテントを抜け出し、静かにカヌー道具を片付ける。夜が明け、Nさんも起きて来た所で朝食を摂る。 残っていたレトルトの卵雑炊とみそ汁、こんがりと焼けたウインナー。食後は、浜の反対側でお客さん達とキャンプしていた村上さん達に挨拶に行き、もどってみると、エクストリームNさんとおばあさんが話しをしている所だった。私も軽く会釈して、話しの輪に入る。 最初は、聞いているだけだ。そのおばあさんは、88歳の米寿で、大正/昭和/平成と、この小波で三つの時代を生き抜いて来た人だった。 今では毎朝この浜を散歩して、海を眺めながらタバコを一服するのが楽しみなのだそうな。 適度な運動の後、このきれいな景色を眺め、好きな煙草を楽しむひととき。そのとき何を思うのか知る由もないが、至福の一時なのだろう!昔は、この近辺も人が多く、今では薮や竹林になっている山の上まで畑として耕していたそうだ。すべては自給自足。 昔は魚も多く捕れ、集落の人たち総出で地引き網を引き、捕れた魚を分けたのだとか。 また当時は、味噌も醤油も漬け物も自家製だった。 養蚕もやった。松江までは半日歩いて出掛けたそうだが、それも、盆や正月の砂糖を仕入れるくらいだったそうな。今は、何でも店にある。 良い時代だ。 という、88歳のおばあさんの言葉の重みを受け止める。88歳と一口に言うが、私の2倍以上の人生を生きておられるのだ!昔は人も多かったが、春から夏は畑仕事や漁などで忙しく、冬は冬で強い季節風で吹き飛ばされる浜砂の片付けで忙しい。今は便利にはなったが、若い人たちは仕事のために街に出て行ってしまい、お年寄りばかりになっていく。 街に住む私たちから見たら、すごく良い所に見えるが、ずっと住むとなると、また見え方が違うのだろうな。いろいろな話しを聞き、今日は地元の敬老会があるということで、そろそろ帰ろうか、というおばあさんの言葉に、Nさんも私も、貴重な話しを聞かせてもらったお礼を言って分かれた。山陰、日本海。 きれいな海を目の前に、ゆっくりと人間らしい時間が過ぎて行く。 この時間感覚こそ、私たちが普段忘れている大切なものかもしれない。これも、日本海北上ツーリングの大切な要素の一つだ。
September 19, 2005
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二日目の朝は、5時前に起床。 風と波のチェックも兼ねて、北側の断崖まで散歩する事にした。昨日の夜はエクストリームNさんと、宮本常一や北前船、瀬戸内から対馬などまで遠征していた昔の漁師たち、そしてミクロネシアの海人などなど、尽きぬ話題で盛り上がった。ビールもたっぷりと飲んだが、早く寝て早く起きたので睡眠時間もたっぷり。 爽快な朝だ。まだ薄暗い道を歩いて峠を登っていく。 風は南風。 オフショアだが、かなり強い。片道20分くらいで、北側の断崖沿いの道路に到着。 風向きが南なのであまり波は高くはないが、それでも海面のさざ波がすごい勢いで沖に吹き流されていく様子が良く分かった。今日は、岸ベタで漕ごう。 そして途中まで行って無理そうなら、引き返そう。 と、こころに決めた。また20分掛けて浜までもどると、村上水軍商会の村上さんが居た。 挨拶を交わし、お互いの予定を交換。 今日はお客さんも多く、私も昔からお世話になっている地元のカヤッカー、Oさんもツーリングサポートのため参加されるのだとか。 この小波海水浴場に、いろいろな所から顔見知りが集まるなんて、なんという奇遇。ゆっくりと朝食を食べ、天気予報を確認し、装備を準備して8時過ぎに出艇した。ミゲ崎を回り込み、まずは南下。 白滝鼻を目指す。 風裏でまったく問題ない。しばらく漕ぐと、今日のハイライトの一つである、『加賀潜戸(かがのくけど)』が見えて来た。 ここは、遊覧船もあるくらい有名な洞窟で、ポッカリと大きな口を開いていた。↑ 加賀潜戸に入る直前タイミング良く遊覧船もいないので、洞窟内に入ってみた。 奥行きがたっぷりと有る。 奥には鳥居も有り、昨日入った多古の七つ穴とは、異なる雰囲気を持った洞窟だった。潜戸を出たあとは、馬島と粟島との間を抜けて、マリンゲート島根の西にある浜を目指した。 朝ご飯が早かったので、お腹が減って来た事も有り、ここで一休み。フネを揚げ、桟橋に立ってみると、なかなか良い景色だった。ここから、近くにあるマリンショップに歩いて行き、買い出しをすることにした。 4本百円のバナナを二人とも購入。 Nさんは、今日は月見だからと、おはぎも買っていた。私は歩きながらバナナに齧り付く。 美味い。 体がエネルギーを欲していた、ということが、喉で、胃でダイレクトに感じられた。海岸沿いに二人で腰掛け、おはぎをパクつく。 おはぎはウマかったが、他の人から見たら、変な服装の男二人が並んでおはぎを食べている姿は、異様だったかも!再びフネを出し、沖島、御津を越え、小島の対岸で昼食と水中観察。ここからは、島根原発沖を越え、片句、手結(たえ)を経て古浦海水浴場までは、一息だ。原発前は作業船が多く、周囲をワッチしながら漕いでいると、沖にあるブイの外側を漕ぐようにと注意を受けた。素直に、はるか沖にあるブイを大回りし、次第に強くなっていく向かい風の中を、作業船に監視されながら漕ぎ進む。ようやく最後のブイを越え、作業船も離れた事には、向かい風でかなり波が高くなって来た。ここから、ナズナ鼻、犬堀鼻までは、お互いに声をかけながら、うねりと向かい風に向かって、一漕ぎ一漕ぎ、ゆっくりと進んで行く。 かなりシビレル状況だった。割石島と犬堀鼻の間を左折すると、割石島で風が遮られており、しばし緊張感を緩めることができた。 西風なので、ここからは横波、追い波になることは分かっていたので、すぐ左手に小さい漁港があるので予定を変更してそこで上がりませんかと聞くと、Nさんは、ついでだから古浦までいきませんか、とのことだった。そこからは南下ルートなので、しばらくの間、いやらしい横波に一瞬たりとも気が抜けない状況が続く。 昨年の第2次瀬戸内横断隊の初日、祝島までの荒れた海を思い出した。漁港のテトラを回り込むと、今度は追い波のサーフィンだ。 波に乗らないよう、体重をスターン寄りにして漕ぎ進む。 最後の崩れ波は、スターンラダーで乗り切った。 あー疲れた。浜に上がり、車を回収するために荷物を整理していると、向こうから歩いてきた、粋な帽子を冠り、いかにも遊びが好きそうなオジサンに話しかけられる。 話しをすると、その人も昔カヤックをやっていたそうだ。 レットマンのカヤックを使っていたそうだから、相当年期が入っている。今は、パラグライダーで遊んでいるそうだ! うーん、類は友を呼ぶのか?どうするのかと聞かれ、タクシーで小波まで車を取りに行くと言うと、地元のタクシー会社の電話番号を教えておいてやろう、ということになった。 ありがたく、電話番号をケータイにメモし、お礼を言って分かれた。 いい人だった、一緒に酒を飲みたかったなー。その後はタクシーで車取りに戻り、カヤックと荷物を回収して、近くの温泉で潮抜き。露天風呂もあって気持ちよい。 座敷で休憩し、明日の天気予報を確認して、浜にもどった。きれいな夕日を眺めながら、ビールをプシュ! 荒波を越えた後のビールはまた格別だ。 潮抜きもしたことだし、ビールがどんどん喉を通って行く。最高に楽しい3連休だった。 今年は日本海もこれでおしまいだ。 また来年、ゆっくりと楽しもう!
September 18, 2005
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3連休は、島根半島の 小波海水浴場 をベースに、日本海の旅を楽しむ事とした。このあたりは、約10年位前には何度かシーカヤックで訪れているのだが、最近はご無沙汰している場所。 美しい海やきれいな浜は、あのころと変わっていないのだろうか?今回は、下関から日本海北上編を2度ほど一緒に漕ぎ、宮本常一の魅力を教えてもらった、山口のエクストリームNさんとの2人旅。 久し振りに会うので、これも楽しみだ。初日は昼頃集合して、まずは多古の七つ穴あたりをのんびりと漕ぎましょう! ということにしていた。***土曜日の朝は4時過ぎに起床し、島根に向かう。まずは、2日目のゴール予定地である鹿島町の古浦海水浴場の下見。 海水浴場付近は道路や駐車場が整備され、雰囲気は変わっていたが、テントの張れそうな浜はたっぷりと残っており、トイレも水も利用可能である事を確認。松江市内で二人分の食材を仕入れ、目的地である小波海水浴場へと向かった。懐かしい風景。 キャンプ場として整備されてはいるものの、きれいな海と浜は残っていた!シーズンオフなので人気も無く、静かで良い場所だ。Nさんも、まもなく到着。 13時頃集合予定だったのだが、二人の性格なのか、楽しみなツーリングを待ちきれない気持ちの現れか、予定より2時間以上も前に集まってしまった!簡単な昼食を食べながら、近況や情報を交換し合う。 天気も良く、風も穏やかで波も無い、絶好のツーリング日和。昼過ぎには、エクストリームとソルスティスSS、2艇のカレントデザイン艇が、静かに浜を離れた。多古島、多古鼻を越え、沖泊へと向かう。 小型のエチゼンクラゲがそこかしこに漂っていた。 そういえば昔は、こんなクラゲは見た事が無かったよなー。 やはり海は知らず知らずのうちに変化しているのだろう。多古の北側にある断崖の上には、新しいコテージがたくさん建っている。 日本海の眺めは良さそうだ。 あんな所に泊まってツーリングするのも良いだろうな。赤島、種子島あたりは独特の地質。 このあたりから既にいくつもの洞窟が、ポッカリと口を開いている。種子島の所を右に曲がると、もう正面には、多古の七つ穴が見えた。 ここは、天然記念物に指定されており、実際には9つくらい穴が有るのだが、正面から見ると七つ見えるので、多古の七つ穴と呼ばれているのだとか。今日は波も穏やかなので、洞窟の中に入るのは問題無さそう。 いずれの洞窟も、観光船には小さすぎるであろうが、シーカヤックにはちょうど良いサイズ。 たっぷりと時間が有るので、端から、一つ一つ穴を探検していく。最初に潜った穴は、奥行きは余り無いのだが、多層構造で珍しい。2つ目の洞窟は奥が深く、いくつもの洞窟が複雑につながった、さながら地底の宮殿のような様相。 多古の七つ穴の迫力のある洞窟内の景観に、日本海北上ツーリングで数えきれないほどの穴を潜って来た二人も息を飲む。 感嘆する。洞窟を抜け、近くにある小さな浜で休憩することとした。 フネを揚げ、今度は2人とも水中メガネで海中探索。 魚介類が少ないのは残念だが、水は澄んでいて気持ちよい。のんびりと過ごした後は、帰路に付く。 釣り人が多く渡っている松島を回り、沖泊、多古鼻、そして小波へと戻った。景色も良く、海もきれい。 こんな近場でスケールの大きな洞窟探検ができるなんて、すばらしいロケーションだ。 多古の七つ穴には定期的な観光船が無いので、シーカヤックで安心して探検できるのも良い。 二人とも大満足だった、初日のツーリング。晩ご飯は、簡単な豆乳鍋(いつも同じようなメニューで恥ずかしいが)、地元の天ぷら(さつまあげ)、あご野焼き(トビウオが材料のちくわ)。 ツーリングで満足したので、何を食べてもウマい。 ビールも最高。二人で飯を食べていると、通りかかった人が話しかけて来た。 話をすると、なんとその人は村上水軍商会のツアーに参加するお客さんだということがわかった。 明日からこの浜をベースに、1泊2日のツーリングがあるのだそうだ。 なんという偶然、奇遇。日が暮れ、明日が中秋の名月だというきれいな月を眺めながら、静かな浜の夜は更けていった。***明日、日曜日は、いよいよ小波から加賀潜戸(かがのくけど)、片句を通って古浦までのツーリングだ!
September 17, 2005
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日曜日は生野島でのキャンプツーリングから帰ると日記を書き、夕方からは市民文化会館であった『松竹大歌舞伎』を家族で見に行った。横浜単身赴任の時に、寄席は何度も、歌舞伎は歌舞伎座で2度ほど見に行ったことがある。売店で売っている弁当や、そばもおいしかった記憶が有る。寄席は、その日の気分で気軽に行け、チケットを買って楽しめるのが良い所。 それに対して歌舞伎座は、少し気合いを入れて早めに出向き、軽い緊張感を持って幕開けを待つのが独特の雰囲気だった。襲名披露の地方公演では、歌舞伎座のような広さもなく回り舞台もないため、幕間の休憩時間も長めだし、『ヨッ、成田屋』、『...屋』のような掛け声もないのだが、やはり役者の生の魅力は伝わってくる。また観客も、それなりの正装で来る人、子供の教育を兼ねて連れて来る人などなど、幅広い。今回のプログラムは、実盛物語、襲名披露の口上、お祭り、の3つ出会ったが、海老蔵の華のあるキャラクターで多いに満足した。でも、できることなら家族で東京に行き、朝は築地で寿司を食べ、寄席で笑った後に歌舞伎座で歌舞伎を楽しみ、その夜は月島のもんじゃで一杯という旅をしたいと話し合った。歌舞伎座以外は、以前の単身赴任で家族のお気に入りの場所になった所。広島ではなかなか味わえない、江戸文化に触れるディープな東京巡りを再びしたいものだ!
September 12, 2005
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漕猿たちの宴(うたげ)の舞台となった、ニアミクロネシアのような熱い原始の浜は、朝を迎え、普段の静かな生野島へと戻っていた。漁船の積む焼き玉エンジンの大きな音で目が覚めた。 夜中には結構降った雨は上がり、澄んだ空気のさわやかな朝を迎えた。私自身は気がつかなかったが、雷も結構鳴っていたそうだ。三々五々、東屋の下に集まる。 Hさんの入れた香りの良いコーヒーを啜りながら、まだ眠い眼で徐々に明るくなって行く朝の海を眺める。昨夜降った雨のおかげで空気が澄み、遠くの島影がクッキリと見えている。朝食は、Hさんの厚意に甘えて、炊き込みご飯でつくったおにぎりをいただく。 適度な塩加減で、そのうえ梅干しまで握り込まれたおにぎりがおいしい。 また、みそ汁が、酒で疲れた胃にやさしく沁み渡って行く。 宴の後にぴったりの朝食だ。食事を終えると、みんなでのんびりゆっくりと時間を過ごす。 今日は的場海水浴場に戻るだけなので、余裕のスケジュール。小さな島のきれいな浜ですごす、まったりとした休日の朝。 宴の後のかすかなけだるさが、また格別なのだ。海を眺め、コーヒーを飲み、ときどき話の続きをする。 気の置けない漕猿仲間。 本当にリラックスできる楽しいひととき。ゆっくりした後は、道具を片付けながら、お互いのキャンプ用品やその片付け方などについてノウハウを交換し合う。一足早く片付け終わった私は、一人水を浴びてサッパリとした。フネを波打ち際まで運び、荷物をパッキング。 さあ、行きましょうの一声で、朝の海に漕ぎ出した。 今日も雨の予報にも関わらず、生野島の天気は晴れ。 波も静かで霞も無く、最高の見晴らしだ。 みんな、普段の行いが良すぎてイヤになるねー。実際、ここから的場までのルートは、距離こそ短いものの航路が交錯しているので注意が必要だが、お互いに周囲を確認し、声をかけて確認し合いながら的場海水浴場に向かって漕ぎ進む。一端、竹原と四国を結ぶフェリーをかわし、阿波島の西側を北上していく。 空の雲は秋の気配。ジェットスキーのイベントが始まろうとしている、普段とは違ってすこし騒がしい海水浴場の端っこに、静かにフネを揚げた。今回は、Hさんの好意で合流させてもらい、久し振りに楽しいひとときを過ごす事ができた。Hさん、Kさん、本当にありがとうございました。 ぜひまた、しまなみに遊びに来て下さい。 今回のお礼に、あたらしい穴場を開拓しておいて案内しますよ!
September 11, 2005
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土日は、竹原沖にある生野島の『なんちゃってプライベートビーチ』へのキャンプツーリング。週の頭に山口のHさんから連絡が有り、お客さんを連れて、しまなみアイランドホッピングの旅に行くので、よければどこかで合流しませんか? との連絡をもらっていた。その日から毎日連絡を取って予定を確認し、最終的には、土曜日の昼頃に生野島で合流する事に決定。土曜日。朝起きるとパラパラと雨が屋根を叩く音。 天気予報では雷注意報だそうだ。朝食を食べていると、今から岡村島を出て生野島に向かうとのメールがケータイに入って来た。空も、だんだん明るくなっている。よっしゃ、行くぞ。 というわけで、軽くジョギングをして汗を流し、シャワーを浴びたら出発の準備。 車で、竹原の海水浴場に向かった。的場海水浴場では、何人かの人がイベント用のテントを立てていた。 出艇準備をしていると、どこまで行くのかと聞かれたので、生野島で友人と待ち合わせているのでそこでキャンプです、と応える。逆に、何の準備ですか? と聞くと、明日、この浜でジェットスキーのラリーがあるとの事。 帰りは注意が必要そうだ。 念のため、イベント開始予定時間も教えてもらった。一人静かに浜を離れる。 幸運にも雨の心配は無さそうで、雷も鳴っていない。生野島にまっすぐ行くと時間が早すぎるので、契島側を回って目的地の浜に向かう事とした。おだやかな竹原の海。 2週間ぶりのツーリングだが、パドルも軽い。 ちょうど上げ潮なので、岡村島から生野島に向かうHさんたちは、追い潮に乗って順調に進んでいるはずだ。だが私には、生野島と契島との間は逆潮なので、岸寄りのルートでしっかりと水を掴み、漕ぎ登って行く。岬を回り込み、生野島の船着き場にちょっと寄り道をした。 Hさん達がたどって来た宿泊地では風呂に入れていないはずなので、もし良ければ、テントを張った後に大崎上島に船で渡り、バスかタクシーできのえ温泉に行ってもいいかな、と思って船の時間をチェックしに行ったのだ。浜にカヤックを揚げ、船着き場に向かっていると、遠くにカヤックらしき影が2艇見えた。ケータイで連絡を取り、現在地を確認すると、もうすぐ生野島に付くとの事だったので、あの影はHさんたちに間違いない!先に行っておいて下さいと言って電話を切り、船の時間を確認したが、ちょうど良い時間の船はないようだ。 残念。 浜に戻り、再び待ち合わせをしている浜に向けて漕ぎ出した。防波堤を回り込むと、2艇のカヤックが見えた。 上陸して荷物を運び始めたばかりのようだ。 ホイッスルを吹いて合図する。久し振りに合うHさんと、初対面のお客さん。挨拶を交わし、荷物とカヤックを揚げ、まずはひと泳ぎ。 水温も低くなく、クラゲもおらず、最高に気持ち良い!!水を浴びると、昼食だ。Hさんたちはパスタとビール。 私は、途中で買い込んで来た巻き寿司とビール。『プシュッ』、『グビッ』、『ゴクゴク』。 ウマい。久し振りなので、最近の状況を聞き、情報も交換。 今回の旅の話も聞かせてもらう。お客さんは、この時期に長期の休みが取れるという事で、ガイドを付けて平日にアイランドホッピング。 台風の影響で広島までの移動は大変だったようだが、その後は天候にも恵まれ、良い旅ができたようだ。 シングル艇で、潮流も複雑なこの海域を結構な距離を漕いでいるのはスゴイ。その後も、泳いだり、東屋の下にマットを敷いて昼寝をしたりして夕方までのんびりと過ごす。5時前には少し早いが夕食の準備。 Hさんたちはカレー。 ニンニクや野菜がたっぷりと入った美味そうなカレーだ。 対する私もカレーだが、こちらはレトルトの激辛グリーンカレーとオイルサーディン。 ビールを飲み、カレーを食べ、オイルサーディンをつまむ。食事が済むと、ビール、缶チューハイ、ワイン、最後は焼酎へ。人の居ない静かな浜。 気さくなメンバーなので、気兼ねの無い楽しい雰囲気で話も弾む。 熱くなった体を、夜光虫の光る海で冷やす。雨が降り始めたので、テントにもぐり込んだ。 楽しい一日だった。それにしても、シーカヤックで島で待ち合わせ、飲んでテントに泊まるなんて、瀬戸内らしくて良い旅じゃないか!!
September 10, 2005
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今週は、月曜日の朝から金曜日の夜まで首都圏に出張だった。今朝(土曜日)の朝に起きると、さすがに2週続けてキャンプツーリングに行く気力は無く、まずは試合に行くと言う高校生の長男を駅まで送迎。家に帰って朝食を摂っていると、バレーの試合に行く妻と、クラブの練習に行く中学生の次男が次々と家を出て行った。私はと言うと、まずは出張中に伸びた髪をバリカンでカットしてシャワーを浴び、その後は妻が準備しておいてくれた小さなおむすびをタッパーに詰め、お茶をボトルに入れて準備完了。今日は、自転車で蒲刈島までのショートツーリングの予定。霞がかかってはいるが、晴れの良い天気。 漕いでいると暑いくらい。途中で、スピードメータの電池を購入して交換。 順調に蒲刈島への入り口である安芸灘大橋に向かう。えっちらおっちらと橋の頂点に向かって漕いでいく。 今はちょうど潮止まりなのか、あまり流れが無い。 でもこの女猫の瀬戸は、潮流が速い事で知られている。 尺取り虫での瀬戸内横断の時も、漕いでも漕いでも景色が変わらなかった思い出が有る。橋を越えると、今回は反時計回りに島を一周することにした。少し向かい風のある海沿いの道を、トップギアで漕ぐ。 数年前に比べると、巡航スピードが数キロ落ちているようだ。 最近あまり足で漕いでいないからなー。車がほとんど通らない、快適な海沿いの舗装路を淡々とペダリング。 霞がなければ最高の景色なのだが。家を出てから2時間ほどで、梶が浜に到着。 昼前なので休憩することとした。公園にある東屋の下に入り、購入したばかりの冷えたスポーツドリンクを飲む。 冷たい! 喉に、体に沁み渡る! ちょうど良いベンチが有ったので横になる。 心地良い風と、海を行くフネの音、波の音を聞いていると、いつの間にか意識を失いそうになる。 気持ちよい。やはり、一週間の出張で疲れているのかな? 意識が半分無い状態と選挙カーの物音で目が覚める状態を繰り返す。 この半覚醒状態がなんともいえず快適なのだ。なんだか今日は、蒲刈の浜で昼寝をするために自転車を漕いで来たような気になって来た!結局30分ほどウトウトとしたあと、持参した小さなおむすび3個とお茶で軽い昼食。その後、再び自転車にまたがり、美術館やお土産物屋のある通りに向かった。店を覗いてみると、ジャコ天があった。 先週末に岡村島で食べた、今治のおいしいジャコ天を思い出し、1枚100円のジャコ天を購入してその場で食べてみた。今治のものとはチョット味わいが違うが、これはまた別の旨さが有る。 せっかくなので、夜のつまみと家族へのお土産を兼ねて、5枚ほど購入した。石畳の町中を漕ぎ抜け、再び安芸灘大橋へと向かう。登り坂を漕ぐと汗が流れる。 気温は28度と表示されているが、体感的には真夏の感じ。 本当に暑い。橋の上から海を見ると、今は下げ潮で女猫の瀬戸は川の様に流れていた。 今日は結局50km弱のペダリング。 やはりシーカヤックとはスピードが違うなー。 たった半日でこの距離だ。家に帰ってからは、試合に行っている妻の代わりに夕食の準備をする。 野菜を切っていると、包丁の切れがスキッとしない。 なんだか気持ち悪い。さっそく、砥石を水に浸し、研ぎの準備。久し振りに包丁を研ぐ。 砥石の上を滑る刃の感触、時々裏返してバリを取る。 うーん、気持ちよい。中砥、仕上げ砥と研ぎ上げた後、丸めたティッシュペーパーを試しに切ってみる。 爪に当ててみる。 まあまあかな。 久し振りの豆乳鍋も、息子たちにも好評で良かった。明日は、出張の疲れを取るために、久し振りにのんびりしようかな。
September 3, 2005
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