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祈る思いで朝のニュースを見たが、やはりまだ解放はされていない。後藤さんの妻が、初めて声明を出した。後藤さんがイスラム国から発信する言葉も、彼の妻の今回の声明も、首筋にピストルを突きつけられたような状況での言葉であることは明白。それなのに、ツイッターでは後藤さんの母親や妻のみならず、後藤さんに対しても非難めいた言葉がたくさん見受けられる。私は、かつてイラクで日本人三人がイラクで人質になった時を思い出す。あの時は「自己責任」という言葉が飛び交い、「助けてください!」という家族の言葉がバッシングされ、政府関係者からも「国にこんなに大変な思いをさせて」という言葉も出て、救出にかかった費用を本人や家族に負担させるような話すら出た。あの時私は、「国とはなんだろう、同胞とはなんなのだろう」と本当に情けなくなったことを思い出す。今回の国の対応や政府関係者の言動については、やむを得ないだろうと感じる範疇なのだが生きた心地のしない中で発信される家族の言動を非難する言葉に対しては、本当に憤りを感じる。それぞれの立場でなすべきことが違うのが当たり前だ。社会の雰囲気や別の人の立場に立ちすぎて、自分が一番大切にしなくてはならないことを見失ってはいけない。家族が一番しなくてはならないことは、家族の危機にあたっては人になんと思われようが、必死になりふり構わずできることをすることだと思っている。もちろん、自分の言動が家族の危機を煽るようなことは避けなくてはならないが、家族が気も狂わんばかりに必死になっていることを、上から目線で断じてはならない。たとえ、自分とは考えが違うと思っていても、それは事件が解決した時に言えば良い。もしも私が彼の親や妻ならば、後藤さんの家族と同じようにすることだろう。
2015年01月30日
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期限24時間、「最後のメッセージ」=後藤さんか、死刑囚との交換要求―人質事件時事通信 1月28日(水)0時27分配信 ヨルダンにお願いするしか、日本ができることはないのか。水面下でどのような交渉がされているのかわからないが、事態に好転のきざしがないことは想像できる。私にできることは祈るだけ。この事件がどのような決着になるのかわからないが、今回のことで「テロと戦う」と言う言葉が日本にとっていかに虚しい言葉かを痛感している。虚しいどころか、「飛んで火にいる夏の虫」に近いのではないか。火中の栗を一緒に拾おうとするよりも、火がこれ以上燃え上がらないように沈静化する知恵が必要な時代になっているのではないか。少なくても日本は、戦後七十年間他国に対して攻撃をしたことはなく、官民あげて途上国や紛争地域の罪のない人たちへの理解と、支援や協力を続けてきた。まさに、後藤さんはそのための仕事をしていたのだ。そのような行動によって日本への信頼や親近感と、国民同士の繋がりを紡いできたのだ。日本が世界で生き残るためには、その独自性を大切にして死守すべきなのではないか。そんなことを思いつつ、後藤さんの無事をひたすら祈っている。
2015年01月28日
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殺害脅迫1週間 後藤さん救出「あきらめない」 思いは一つ、広がる祈り産経新聞 1月27日(火)7時55分配信 ■過去の実績浸透「大きな励みに」 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の人質となっているフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)ら日本人2人を殺害すると脅迫した事件は27日で、殺害予告動画の公表から1週間を迎えた。ともに拘束された湯川遥菜(はるな)さん(42)が殺害されたとする画像が24日に確認され、後藤さんの安全が懸念される中、知人らは「あきらめない」と救出への思いを強くしている。 ◇ 「湯川遥菜さんが殺害されたことが事実であれば、ご冥福を祈ると同時に、彼の犠牲が最後となることを祈ります」 湯川さんが殺害されたとする画像が確認された翌日の25日、フォトジャーナリストやビデオジャーナリストでつくる「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」は声明を出した。日本語のほか英語、アラビア語で作成。イスラム国と日本政府に対し、対話による後藤さんの解放を訴えている。 協会は20日にも後藤さんと湯川さんの解放を訴える声明を発表。協会に所属し、自身のフェイスブックで声明を拡散するよう呼びかけているフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)によると、アラビア語圏からも反応があり、手応えを感じているという。 豊田さんは「僕らはあきらめないし、(後藤さんと)『東京で会おうね』という思いを持ちながら、活動を続ける」と救出への決意を語る。 《「I AM KENJI(私は健二)」と書いたカードを持って写真を撮り自分のページから発信してください》。フェイスブックには、こんなメッセージが記された専用ページが開設され、賛同者が後藤さんの解放を訴えている。 賛同者の一人、ジャーナリストの神田敏晶さん(53)は、フセイン政権崩壊後の平成16年2月にイラクで撮影した写真に「I AM KENJI」の文字を入れて掲載。後藤さんとは面識はないというが、神田さんは「何が何でも生きて帰ってきてほしい」と思いを話す。 こうした動きの広がりについて、後藤さんと親交があり、イラクでの拘束経験もあるフリージャーナリストの安田純平さん(40)は「リスクを負いながらも、しっかりとした戦場取材を行ってきた後藤さんの過去の実績などが、徐々に多くの方々に浸透し、理解を得られてきているのではないか」と指摘。「こうした声がイスラム国に届くかどうかは微妙だが、もし後藤さんの耳に入ることがあれば、大きな励みになることだろう」と話す。 「いつもにこやかで自信にあふれていた後藤さんだが、先日公開された画像では、そうした顔はなく、憔悴(しょうすい)していた。状況の厳しさがうかがえる」と気遣う安田さん。「何とか無事に帰ってきて、今回の体験をリポートしてもらいたい」と語った。後藤さんのことを今回の事件で詳しく知ったのだけれど、知れば知るほど彼が無事解放されることを祈らずにはいられない。良いニュースが届くことを願うばかりである。
2015年01月27日
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私は札幌近郊のこの町に生まれ育ち、ここからほとんど離れることなく暮らし続けているから、もともと狭い世間の中で生きているということは自覚している。それでも時々、「エーッ」と人の繋がりの不思議さに驚くことがある。昨日は、私が所属しているボランティア団体の新年会だった。そこで向い合わせになったのが、もう何年も一緒に活動しているSさん。色々みんなで話しているうちに、「吹雪」の話題となった。(このところ、吹雪模様の天気が続いていたので…)隣席の人は私の実家を知っているので、「あの場所から中学校にどうやって通ったの?」と私に聞いた。私の通った中学校までは四キロほどあったが、当然徒歩である。現代の感覚からしたら遠いかもしれないが、私自身は一時間雪道を歩いての通学も、さほど大変だとも思っていなかった。なにせ、私などはまだまだ近距離で、一番遠い地域の友人は10キロもあったのだから。だが、そこは吹雪の時は運休だったかもしれないがバス通であったような気がする。そんな話をしているうちに、向かいのSさんが、「みらいさんの生まれ年は?」と聞くので、「寅年」と答えると、「じゃあ、弟と一緒の学年かしら」という。そこで彼女の旧姓を聞いてびっくり仰天。小中学校からの幼馴染で、現在も彼が帰郷した時には友人たちと一緒に会う間柄だったのだ。「えーっ、じゃあみらいさんは、弟がよく話していた『みらいちゃん』なの!!」私も「エエーッ!」である。だいたい私は、彼とは小学校時代は同級生ではあるがほとんどつきあいはなく、中学時代に生徒会で一緒になってから、なんとなく彼らの仲間入りしたと思っていたので、私が彼の家族の中で話題になっているなんて想像もしていなかった。その生徒会仲間も、高校は別々になって、しかし青春期であるから色々なこともあって、私が短大時代にうつ状態から中退し、その後福祉の仕事に入る過程で、彼らに色々と心配をかけたりしたし、それもあって今でも細々と付き合いは続いているのだが、まさか彼のお姉さんの記憶に残っている存在だったとは…。彼女も私も結婚して姓が変わっているし、お互いの実家の話なんてしないから、まったく知らぬままに付き合ってきた。時々、「人は縁のある人とはつながるけれど、縁がなければ隣にいてもつながらないもんだな」と思うが、今回もまた、「縁」というものを感じずにはいられなかった。ひょっとすると、私の身近にいる人はみんな、「他生の縁」も含めて縁つながりなのかもしれない。
2015年01月22日
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「イスラム国」日本人殺害警告=湯川さんら2人か―72時間以内、2億ドル要求時事通信 1月20日(火)15時27分配信 【エルサレム時事】過激組織「イスラム国」と称するグループが日本人2人を人質に取り、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオメッセージを出した。外務省当局者が20日明らかにした。外務省は信ぴょう性を確認している。 イスラム国がインターネットに投稿したとされる画像には、湯川遥菜さん(42)、フリージャーナリストの後藤健二さんらしき人物が写っている。 声明は日本人殺害警告の理由として、安倍晋三首相が先にカイロで行った演説でイスラム国対策として約2億ドルの支援を表明したことを挙げた。 湯川さんとみられる男性は2014年7月28日にトルコから陸路でシリアに入国し、イスラム国と交戦している反体制武装組織の部隊に同行した。8月12日から14日にかけ、イスラム国がアレッポ近郊で激しい攻撃を仕掛けた際に部隊からはぐれ、拘束されたとみられている。 一方、後藤さんは14年10月、自身のツイッターでシリアで取材中と伝えている。12月23日を最後にツイッターの更新が途絶えている。 言葉がない。ただただ、これからの日本を取り巻く状況や、今後の政府の方向性が不安である。
2015年01月20日
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<安倍首相>エジプトへ430億円、供与を表明…首脳会談毎日新聞 1月17日(土)22時21分配信 「同国の電力網整備や国際空港拡張に総額3億6000万ドル(約430億円)の円借款供与を表明した。両首脳は過激派組織「イスラム国」対策で協力することを確認し、首相は、武器の流入防止などエジプトの国境管理強化に50万ドルの支援を約束した。」日本はお金持ちなんだなと思いつつ、それにしてもなぜこれほど? と記事を読む。安倍首相は「政府として日本企業の進出を後押しする」のを重視しているのだということはわかったが、さて、どんな企業がどんな仕事で…ということは、全部はわからない。まさか、原発売り込みじゃないよね。確かに中東の安定は日本にとっても重要だし、そのための支援も理解はするけれど、テロ対策支援の中には「武器輸出がらみ」なんてものはないでしょうね。いやいやテロ対策のために自衛隊派遣とか、ひいては「集団的自衛権」なんて言葉が続かなければいいけど。最近は安倍首相の言葉や態度が信じられなくなっている私である。
2015年01月18日
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今日は、阪神淡路大震災から20年。あの年に生まれた赤ちゃんが、もう成人式を迎えた。しかし…今日の記事の一部阪神大震災20年 復興住宅入居者は65歳以上が半数超え産経新聞 1月17日(土)7時55分配信 復興住宅「孤独死」千人超す 阪神大震災きょう20年北海道新聞 01/16 19:45、01/17 02:39 そうだろうと思う。当時働き盛りの40代も、今では60代だ。子ども達を一人前にするまでは、この地域を復興させなくちゃと歯をくいしばってきた人たちは、今は高齢者となりつつあるし、自宅の再建や子ども達の教育資金などで借金をした人達も多いだろう。決して、大震災は過去のものとはならずに、当事者の人達を心の面でも経済面でも苦しませ続けているはずだ。その後、阪神大震災を上回る東日本大震災が起こり、日本人の意識から阪神淡路大震災のことは過去のものになりつつあるのではないか。きっとそのことは、いまだに辛い思いをしている人たちの孤独感を募らせているのではないだろうか。一人暮らしの高齢者が多く住む地域は、どこでも「孤独死」とは無縁ではない。私自身、多分一人暮らしの高齢者になっての期間が長くなると思うので、ひょっとすると「孤独死」になるかもしれないと思う。「孤独死」と聞くとあまりにも哀れに感じるけれど、一人暮らしでいたら突然の体の不調を知らせることができぬまま、その場で命を落として数日後に発見されるということであり、私自身は一人暮らしを選んだときからそれは日常の延長線にあると思っている。だから、「孤独死」を絶対に起きてはならないことと考えてはいない。あまりにも悲惨な状況で発見されることになることを避けるため、地域社会や親族とはできるだけ連絡を取り合うことをしておいた方がいいとは思う。しかし、身内の多くが震災で命を落とした人たちに対しては、自分自身の努力では限界があるし、そのことへの思いやりを社会が持った方がいいとは思う。さて、10年前のブログに、当時の私の気持などを書いていた。「 あの日(阪神淡路大震災)のこと」2005年01月17日 私は、あの日長男の命が失われているのではないかという恐怖を味わった。その日から、一番ありがたいのは生きているということであり、息子がどのようなことをしたいと言っても、誰と結婚しようと言っても、何も文句は言わないでおこうと思うようになった。そして、私自身も与えられた命を大切にしなくてはならないと。私は将来息子たちと一緒に住もうとは思っていなくて、孤独死も避けようとは思わないが、残された人達が必要以上の悔いを残さないようにしなくちゃとは思う。そのためにどのような布石を打つべきかが、これからの私の宿題かもしれない。
2015年01月17日
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野良猫、赤ん坊救う=氷点下で数時間温める―ロシア時事通信 1月16日(金)5時39分配信 【モスクワAFP=時事】ロシア南西部カルーガ州オブニンスクで、アパートの廊下に置き去りにされた赤ん坊を野良猫が温め、凍死の危機から救う出来事があった。地元テレビが15日報じた。 アパートの住人が10日、「苦しんでいるような猫の鳴き声」を聞いてドアを開けたところ、赤ん坊が置き去りにされ、そばに寄り添った猫がなめたり、温めたりしているのを見つけた。 その日の気温は氷点下。赤ん坊は数時間にわたり放置されていたらしく、住人らは、猫が世話をしなければ助からなかっただろうと話している。駆け付けた救急隊員が赤ん坊を搬送する際、猫は心配そうな様子でついていったという。 赤ん坊は生後2~3カ月とみられ、健康に問題はなかった。警察が親の行方を捜している。猫は「マーシャ」と名付けられ、玄関ホールの段ボール箱に住むことが認められた。 猫って、こんなこともするんですね。ノラ猫だったようだけど、ひょっとしたら可愛がられて育った猫かもしれない。実は、我が家にも二年前から野良猫が産んだ子猫がやってきた。実家の納屋でノラ猫が6匹の子猫を産み、手をつくして飼い主を探した結果、母猫ともう一匹だけが実家に残った。しかし、一人暮らしのお爺さんに貰われた黒猫が、その人の入院により出戻ってきたので、「じゃあ、私が引き取るね」と飼い始めた猫である。実家の妹によると、生まれた時から一番おとなしくて、母猫のおっぱいも餌も、一番最後に必死にもぐりこんでやっとありつく自己主張の弱い子だったとか。だから、出戻った時は生後半年くらいだったと思うが、すでにそこに住みついている母猫と兄弟猫など三匹に怯えているのか、私が行った時もソファーの後ろに隠れて出ようとせず、ブルブルと震えていたのだ。その様子が可哀そうで、私が連れ帰ってきた次第。夫はその時点ではさほど気乗りせず、「動物を飼ったら家を空けれないしなあ」なんて言っていたのだが、最初におじいさんに可愛がられて育ったせいであろう、最初から夫の方にすり寄っていく。それで夫は一コロである。真っ黒い猫だったので、最初から「クロちゃん」と呼びかけてしまって、そのまま名前は「クロ」である。今ではクロのいない生活は、少なくても夫には考えられないであろう。これから年々年をとる生活のことを考えると、クロが来てくれたのは本当にありがたいことだったと思う。猫に救われた赤ちゃんは、親が見つかるのだろうか。でもきっと、一生猫に支えられ癒されながら生きることができるのじゃないかな。「マーシャ」と名付けられた猫が、これから地域の守り猫となって愛されることを願う。
2015年01月16日
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介護報酬引き下げ 現場で広がる不安 日本テレビ系(NNN) 1月12日(月)17時41分配信介護報酬2・27%減決定 サービス維持、見通せず 事業者は大幅減収、経営悪化も01/12 05:00 11日決定した2015年度の 介護報酬改定 は2・27%の引き下げになり、「過去最大の下げ幅」は回避された。だが、事業者にとって減収になるマイナス改定に変わりはなく、関係者からは「経営が成り立たなくなる事業者も出て来るのではないか」など、サービス低下を懸念する声が出ている。 「事業者もちゃんと経営できて、国民も納得できる負担のあり方で、よりよいサービスを提供できるよう、ぎりぎりの交渉で今回の結果になった」。閣僚折衝後の会見で、塩崎恭久厚生労働相はこう述べ、 介護報酬 の9年ぶりのマイナス改定に理解を求めた。 財務省が引き下げを求める根拠としていたのが、事業者の利益率の高さだ。同省の試算によると平均8%程度で、中小企業の約2%を上回る。利益率8・7%の 特別養護老人ホーム (特養)には、1施設当たり平均約3億円の 内部留保 があるとも指摘された。 だが、特養の関係者らでつくる全国老人福祉施設協議会は「特養は現状でも3割近くが赤字」と主張。自民党内からも「サービス内容や規模でも違い、実態をより反映したデータを出すべきだ」との反発が強まり、引き下げ幅の圧縮に結びついた。 一方、15年度の改定では、介護職員の賃金を1人当たり平均で月額1万2千円アップさせる。賃金の低さから、介護現場は現在も深刻な人手不足に陥っているうえ、国は団塊世代が75歳以上となる25年に向けて、介護職員の80万人程度の増員を目指しているからだ。ただ、介護報酬全体が引き下げられれば、特養や通所介護(デイサービス)などの経営が悪化し、介護以外の職員の賃金を引き下げたり、雇用そのものを減らしたりする事業者が出る恐れもある。 年10兆円に上る介護費用は保険料や税金など国民の負担で賄っており、急増を続ける費用の抑制は避けられない課題だ。ただ、北海道デイサービスセンター協議会の瀬戸雅嗣会長は「赤字が続けば民間事業者は撤退せざるを得ず、要介護者が増える中、介護難民を大量に生み出しかねないのではないか」と心配している。(東京報道 片岡麻衣子)かつて福祉分野で仕事をしてきた私は、福祉事業では絶対に儲からないと考えている。特別養護老人ホームは、入所している人達が年々高齢化していて、その分介護も大変になってきている。国の基準ぎりぎりの人員配置では、従事する介護職員の負担が増すばかり。賃金が多少上がったとしても、体を壊しては何にもならない。だいたい、介護職員の報酬が低すぎるから、どの施設でも職員の確保に大変な状況なのだ。過重な負担をなくして他の施設と同等、あるいはほんの少しでも良い処遇をするために、各施設は血の出るような努力をしていると思う。さらに、施設だって毎年補修も必要だし、国の施設基準だってコロコロと変わるから、それに対応するために 「内部留保」のお金をどうしても貯えておかなければ、継続的で利用者が安心できる経営なんてできっこない。ほとんどの特養は社会福祉法人だと思うが、それは地元の有力者たちが理事や評議員となって運営している。設立の時には、理事となった人達が多額の資金を提供しているのがほとんどであり、その後も「寄付」という形で支援している。そんな現実を本当に国はわかっているのだろうか。何度も言うけれど、悪徳業者が運営していない限り、福祉事業は儲かる仕組みにはなっていない。悪徳運営でもうけすぎのところは、関連行政がきちんと監督してほしいものだが、必死に身を削って努力している施設をこれ以上苦しめないでほしい。
2015年01月14日
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<仏連続テロ>治安維持に兵士1万人動員 重要拠点へ配置毎日新聞 1月12日(月)23時46分配信 米、首脳不参加を後悔 パリでの大規模デモ北海道新聞 01/13 09:52 【ワシントン共同】アーネスト 米大統領 報道官は12日の記者会見で、フランスの連続テロ事件に抗議して11日に実施されたパリ市内の大規模なデモ行進にオバマ大統領ら米首脳が参加しなかった判断は誤りだったとして、後悔をにじませた。 デモには、フランスのオランド大統領のほかドイツのメルケル首相や英国のキャメロン首相ら40カ国以上の首脳級が参加したとされるが、米国はハートリー駐フランス大使の代理参加にとどまり、米メディアなどが批判していた。 アーネスト氏は「地位の高い誰かを派遣すべきだった」と率直に判断ミスを認めた。安倍首相も後悔してるかな?40ヶ国もの首脳が連帯していたのだから、あの映像を見たらちょっとは仲間に入りたかったかも。でも、「言論の自由」をスローガンに掲げるデモに参加したら、この日本でも風刺漫画が礫となって安倍首相に降り注ぐかもしれないものね。首相 パリ銃撃事件で「卑劣なテロを断固非難」1月8日 1時04分これが精一杯だったでしょう。
2015年01月13日
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今日は成人の日。昨日・今日と、テレビでは各地の成人式の様子がニュースで流れている。今朝、ネットで下記の記事をみつけたので、記録として載せておく。今年の新成人、「日本の未来は明るい」が34%、「自分の未来は明るい」が68%@DIME 1月12日(月)10時10分配信 株式会社マクロミルは、今年、成人式を迎える全国の新成人を対象に、「2015年新成人に関する調査」を実施した。この調査は、2008年から毎年行っており、今回で8回目となる。調査の結果、“日本の未来”は「明るい」と思う新成人は34%で、昨年よりも10ポイントダウンした。また“自分の未来”は「明るい」と思う新成人は68%、昨年よりも5ポイントアップした。そのほか、これからの日本の政治に「期待できない」と考えている新成人は81%となり、7割が、自分たちの世代が“日本を変えてゆきたい”と考えていることがわかった。 ■ “日本の未来”は「明るい」と思う34%、昨年よりも10ポイントダウン 「日本の未来」についてどう考えているか尋ねたところ、「明るいと思う(明るいと思う+どちらかといえば、明るいと思う)」と回答した人は34%だった。2014年の調査と比較すると、10ポイントダウンしている。“日本の未来は明るい”と思う理由を尋ねると、「東京オリンピックが開催されるから」「景気が良くなっているから」「日本には技術力があるから」などのコメントが多く見受けられ、一方“日本の未来は暗い”と思う理由では、「少子高齢化が進んでいるから」「政治が良くないから」「国の借金が膨らんでいるから」などが主な理由としてあげられた。 ■ “自分の未来”は「明るい」と思う68%、昨年よりも5ポイントアップ 「自分の未来」についてどう考えているか尋ねたところ、「明るいと思う(明るいと思う+どちらかといえば、明るいと思う)」と回答した人は68%だった。2014年の調査と比較すると、5ポイント上昇している。“自分の未来は明るい”と思う理由を尋ねると、「目標に向かってがんばっているから」「資格を取得するから」などのコメントが多く見受けられ、一方“自分の未来は暗い”と思う理由では、「就職できるか心配だから」「景気が良くないから」「先が見えないから」などが主な理由としてあげられた。 ■これからの日本の政治に「期待できない」81% これからの日本の政治にどの程度期待できるか尋ねたところ、「期待できる(期待できる+どちらかといえば、期待できる)」と回答した人は19%にとどまった。一方、「期待できない(期待できない+どちらかといえば、期待できない)」と回答した人は81%という結果に。また、期待できる理由には、「安倍政権が期待できる」「安倍政権に期待したい」といった意見が、また、期待できない理由には、「政治家は自分自身のことしか考えていない」「世襲議員が多い」「国民の意見が反映されていない」「首相が変わりすぎる」といった意見が目立った。 ■7割が、自分たちの世代が“日本を変えてゆきたい” 自分たちの世代が日本を変えてゆきたいと思うか尋ねたところ、「そう思う(そう思う+ややそう思う)」と回答した人は 68%となった。日本をどのように変えてゆきたいかを具体的に尋ねると、「少子高齢化社会をなんとかしたい」という意見が非常に多く、また「暮らしやすい国にしたい」「活気のある国にしたい」といった意見も寄せられた。 ■「国民年金は、将来、自分がもらえるか不安」91% 国民年金制度について尋ねたた。「あてはまる(あてはまる+ややあてはまる)」と回答した人が特に多かった項目は、「将来、自分がもらえるか不安」91%、「国民年金は、必要な制度だと思う」82%となっている。一方、「国民年金は、持続可能な制度だと思う」は 37%に留まっている。国民年金制度は必要な制度だとは思うものの、持続可能な制度ではないと考えており、将来自分がもらえるか不安を抱えているようだ。 ■パソコンの所有率、昨年の新成人よりも大幅減 スマホはiPhoneが43%で9ポイントの大幅増 自身で所有して利用しているデジタル機器について、昨年の新成人の所有率と比較したところ、「ノートパソコン」は72%で5ポイント減少、「デスクトップパソコンは18%で6ポイント減少した。一方で、「スマートフォン」は、“ Android”が48%で3ポイント増、“iPhone”は43%で9ポイントの大幅増となった。「携帯電話・PHS」に関しては 9ポイントも減少している。 ■2015年新成人のSNS利用率96%、昨年に比べ5ポイント増に。「LINE」は93%、「Twitter」は74%が利用 現在利用している SNS は、「LINE」が93%で最も高く、次いで「Twitter」74%、「Facebook」44%となっており、SNS 全体の利用率は 96%となっている。2014年の調査と比較すると「LINE」は11ポイント、「Twitter」は7ポイントの上昇、SNS全体の利用率も5ポイントの上昇となった。 ■今後の活躍に期待する新成人ランキングは1位が「羽生結弦」、2位が「大谷翔平」、3位が「佳子さま」と、1~2位をアスリートが独占 2015年1月に成人式を迎える新成人に、今後の活躍を期待・応援している新成人について尋ねたところ、「羽生結弦(フィギュアスケート選手)」が42%でダントツ、次いで「大谷翔平(プロ野球選手)」が27%、「佳子さま(佳子内親王)」が25%だった。トップ10以内にはその他にも、「村上佳菜子(フィギュアスケート選手)」、「藤浪晋太郎(プロ野球選手)」、「萩野公介(水泳選手)」などのアスリートが多数ランクインしている。 <調査概要> 調査方法 : インターネットリサーチ 調査対象 : 全国、2015年成人式の参加対象となる平成6~7年生まれの男女(マクロミルモニタ会員) 割付方法 : 男性250サンプル、女性250サンプル(合計500サンプル) 調査日時 : 2014年12月9日~12月10日 調査機関 : 株式会社マクロミル.@DIME編集部まあそうだろうなという気がするのだが、それにしてもこれほど日本の未来や政治に若者たちが期待が持てないのは、この時代を作ってきた私達としては、申し訳ない気がする。いつ頃から、成人式の女の子の振袖が制服化したんだろう。成人式があるから日本の和服文化もささやかに生き残っているのかな。でも、中には振袖ではないドレスで注目を集めるような女の子がいてほしいなと、必死でテレビ画面を見つめてしまうのだが、今日はまだ発見できずにいる。この時代、高価な振袖を準備できない子もいるだろうが、そんな子は成人式に出ていないのだろうか。まあ、自治体が開催する成人式はセレモニーというかイベントだから、無理に出席する必要もないとは思うが、参加率はどのくらいなのだろう。ちなみに、私は参加しませんでしたけど。
2015年01月12日
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前日は、「子どもかるた大会」の応援だったが、この日は「北海道小学生バレーボール選抜優勝大会」に出場する6年生の孫の応援。小学校の部活動(課外活動)なのだが、毎日毎日練習ばっかりで、特にこの大会の出場が決まってからは、冬休みに入ってもたった二日間しか休みがないこの学校のチームは伝統的にバレーボールが強いらしくて、私のような部外者から見たら、「そこまでやらなくても…」という気がしているのだが、それだけ練習するだけあって、小柄で華奢な体格のメンバーなのに、この大会まで出場するようになった。それはそれでアッパレというしかない。前日も試合がありグループで2位だったとかで、決勝トーナメントに出ることができた。というわけで、この日は江別の総合体育館へ応援に行く。最初の試合は、白熱した試合を制して勝つことができた。全道大会に出場するチームは、それぞれの地域選抜を勝ち上がってきた強豪である。そして、小学生バレーボールで強いチームは、どのチームにもはっきりとしたエースがいるし、何よりも体格が良い子達が何人もいる。それに比べてわが孫のチームの小柄で華奢なこと。どの子も「女の子らしく、小学生らしい」のである。2試合目が始まる前の練習を見ていても、体格が中学生と小学生みたいだし、アタックやブロックの威力も比較にならないように見えて、「えー、こんなチームとなんて勝てっこないよなあ」と、最初から気弱になるおばあちゃんであった。しかし、結果的には負けたけれど、孫たちのチームはとにかく粘る。諦めずにボールを追い、必死に粘る姿は、十分に感動ものだった。負けた後も、何人かの子ども達はくやし泣きをしている。うーん、この子たち、すごいなあ。私なんて「負けるが勝ち」の気質なものだから、圧倒的な体格やパワーの差を目にしたら、「負けて当然だよ。よく頑張ったよ」としか思えないのだが、子ども達はそうは思っていないようだった。あーあ、私は60歳を超えているのに、諦めない強さはあの子たちに劣っているようだ。四年生から部活に入り、土日も夏休みも冬休みも練習させる指導者を、私はかなり批判的に見ていた。しかし一人も脱落させることなく、強い気持ちを育ててきたということは認めるし、ありがたいと思う。5年生までは、「バレーボールは小学校だけでいい」と言っていた孫も、今では中学生になっても続けるという。もっとも、小さい学校なので部活の種類も少なく、選択の余地もあまりないということもあるが、負けず嫌いの孫には、厳しい部活も合っていたのかもしれない。部活を続けるには、親も大変である。何と言っても田舎に住んでいるので、毎日の送迎だけでも大変なのだ。中学校の部活はどんな感じなのかわからないが、伝統的に強いチームというのは親も子も大変なことである。ともあれ、関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。何より子ども達、本当によく頑張りました。(^^)// ハクシュー
2015年01月11日
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中学生の孫がI市で開催される、「子どもかるた大会」に出場するというので、応援に行ってきた。孫たちの住む地域は農村地帯で、当然子どもの数も少ないのだが、伝統的に北海道独特の「下の句かるた」が盛んなようで、地域の集会所で一年を通して練習を重ねている。孫たちも小学校三年生からこのグループに参加して練習を積んできた。今年は、小学生の孫は部活でやっている「バレーボール」の全道大会と重なり、中学三年生の孫のみが出場。最後の大会ということだし、父親である息子は消防団員なので出初式へ、母親は下の孫の引率で江別で開催されるバレーボール大会へということなので、私達が吹雪模様の天候の中を一時間かけて出かけた次第。I市内の大会なので、上位2チーム(3位までだったかな?)は1月末に開催される空知地区の大会に出場するという。久しぶりに見た中学生の戦いは、やはりすごかった。下の句カルタは、下の句を読んで木札をとるというスタイルなので、和歌の知識などは全く関係がなく、覚えるのも下の句のみ。本州で普通のカルタを経験していたお嫁さんは、初めてこのかるたを見た時ビックリしたらしい。息子の大学時代の関西の友達も、我が家にきてこのカルタを知った時には「俺がやってきたことは何だったんだ?」と言ったものだ。それでも、下の句カルタにもそれなりのルールがあり、詠み方も厳格に決まっているようで、最初の発声、あるいは前句の余韻で次の句を判断するようで、私達素人から見ていると、どうしてそんなに素早く取れるのかと驚くばかり。木札をはじくような取り方はダメなようで、指のさきでチョンとつつくような取り方なので、私のような動体視力が弱い者には、取ったのかどうかもわからない「目にもとまらぬ速さ」なのだ。孫は中堅として結構活躍し、最後はいつも練習している仲間での「Aチーム」「Bチーム」の決勝戦。結果的には惜しくも敗れて準優勝だったが、仲間全員で空知大会に出場できるということで、本人たちはもとより指導する人も親たちも大喜びのようだった。久しぶりに孫の活躍を見ることができて、私たちも大満足の1日であった。見ていて思ったのだが、地域の子ども達が毎週集まり、大人たちも含めて一喜一憂して楽しむ体験は、本当に貴重なものだと思う。私達の住む町での「子供会活動」は本当に一部の地域や子ども達で細々と続いている感じで、この傾向は都会に行くにしたがって強くなっているだろう。2年ほど前に、下の孫が全道子どもかるた大会に出場したので応援に行ったのだが、北海道の各ブロックからの選抜チームが集まるのだが、強いのは空知や道東、道北チームだったような気がする。
2015年01月10日
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民主党代表選 「野党再編」めぐり、細野氏と岡田氏が泥仕合 フジテレビ系(FNN) 1月8日(木)21時20分配信 7日に告示された、民主党代表選挙に立候補した長妻元厚生労働相、細野元幹事長、岡田代表代行の3人は8日、そろって日本記者クラブの公開討論会に臨んだ。 この中で、野党再編論を封印している細野氏が、先の衆議院選挙の直前に、維新の党との合流を促していたことを岡田氏が暴露し、2人が泥仕合を演じる場面があった。 民主・細野元幹事長は「維新(の党)の皆さんの中でも、政策で一致できるところもあると思います。しかし党としてですね、合併をするというのは、現実的には難しいと思います」と述べた。 民主・岡田代表代行は「私はよく覚えておりますが、選挙解散の目前、2日前ですね。(細野さんは)衆議院だけでも、みんなと民主と維新と合併すべきだという、かなり強い提案をされたんですね。あの話は一体何だったのかと。政治家は自分の言葉に責任持つべきじゃないか」と述べた。 民主・細野元幹事長は「やや残念です。というのは政治家同士ですね。きちっとクローズドの場所で話したことを、こういう場所で公開で質問されるということ自体、わたしはちょっと、岡田さんらしからぬことをされたなと思います」と述べた。 維新の党をめぐっては、橋下大阪市長が、大阪都構想問題で民主党との対立を続けているが、討論会で細野氏は、「維新の党側から『関西を切り離すことを考える』という話がきた。選挙区調整という中途半端なすみ分けをするよりは、いろいろな可能性を模索すべきではないかと申し上げた」と釈明した。 この後、細野氏は記者団に対し、「今はもう状況は変わっているから、そういう話はない」と強調した。 岡田氏は討論会に先立つ地方議員との集会でも、「ある候補者の方が、民主党は完全に否定されたと。非常な違和感を感じた。今まで民主党がやってきたことすばらしいこともたくさんある」と述べ、細野氏との対決姿勢を前面に出している。 民主・山井衆院議員は「戦国武将は、戦いの前にお抹茶を飲んで、心を清め、心を高めたうえでお願いにまわりに行く」と述べた。 民主・長妻元厚労相は「おいしい」と述べた。 長妻氏は8日午前、党所属の全ての国会議員の事務所をまわり。支持を呼びかけた。 一方、細野氏も自らの事務所で、地方議員らに支持を訴える電話をかけていたが、長妻氏と遭遇して、お互いにエールを交わした。 細野氏は「みんな仲間だから」、「ネクタイの趣味が悪いと言われて変えた」などと述べた。 長妻氏が「また全国一緒にまわるので...」と述べると、細野は「頑張りましょう」と述べた。 3候補の陣営は、支持拡大に向け活動を本格化させている。.最終更新:1月9日(金)2時3分党内の身内だけの討論会ならまだしも、記者クラブの討論会でこんなことやってるようじゃ…。どんな意図があってこの討論会を開いたのか、よくわからない。まあ、本音を隠してきれいごとで支持を得ようとするよりはましかな。
2015年01月09日
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認知症、10年後700万人 厚労省推計、高齢者5人に1人01/07 13:47、01/08 01:31 更新(北海道新聞) 厚生労働省は7日、2025年に 認知症 の人が約700万人に達するとの新たな推計を明らかにした。65歳以上の高齢者の5人に1人に当たる。 厚労省は同日、この推計を盛り込んだ認知症対策拡充のための国家戦略案を、自民党の厚労部会などの合同会議に提示。政府は近く国家戦略を正式決定する。 国家戦略では「本人や家族の視点の重視」など七つの柱を掲げたほか、現行計画で取り組んでいる支援策の数値目標を引き上げた。 厚労省研究班の推計では、65歳以上の認知症の人は12年時点で約462万人。新たな推計では団塊の世代が75歳以上になる25年には675万~730万人になるとした。さもありなんと思う。団塊の世代は何と言っても人数が多いし、医療が進んだせいもあって寿命も延びている。さらに、昨年末に読んだ本「60歳でボケる人80歳でボケない人」で認知症になりやすい職業は、「大過なく勤め上げた公務員」や「マンネリ講義をしていてプライドの高い大学教授」「お山の大将の教師」なんて書いてあったような気がする。同じ先生でも、美術や音楽、社会科など、常に変化のある科目を教えている人はなりにくいとか。また、公務員でも仕事の内容やその人の性格で、常に新しいことに取り組むタイプはなりにくいそうだが、やはり公務員の大半は、「決められた仕事を上司の言う通りに大過なく…」で勤める人が多いと思う。サラリーマンも、団塊の世代はほとんど一度就職した会社で年功序列で昇進したような人が多いだろうし、「モーレツ社員」といっても、会社の方針通りに頑張ってきた人が多いだろう。つまり、会社や職業に自分の目的や意欲を合致させ適応してきた人が多いだろう。そんな中でも、仕事以外に自分の趣味や生きがいを持って、他の世界の人とつながっていたような人は認知症にはなりにくいという。家庭の主婦も、専業主婦として夫の言う通りに家庭を守ってきた「良妻賢母タイプ」が、結構認知症になりやすいようだ。また、性格は「頑固、生真面目、孤独が好き、依存傾向」などがあったと思う。認知症になるのは様々な要因が重なってのことだから、なりやすい性格や職業だとしても、周囲との関係性の中で悪化することを食い止めることができるらしい。誰でもボケたくはない。だから、お互いにボケの初期症状について理解し、適切な対応をしあっていかなくちゃと思う。夫の父親は、生真面目な職人だった。70代に入り仕事をやめて、夫婦で子ども達の近くに引越し(子ども達の勧めがあったから)、その数年後に認知症となり、義母の手には負えなくなって入院して病院で亡くなった。今、義父のことを思い出すと、子ども達は親孝行のつもりで義父にとっては認知症になるようなことばかりしていたと思う。私の祖母が90歳を超えて混乱してきたのもそうだった。初期の対応が適切ならば、祖母は「ボケた」というレッテルを貼られずにすんだと思う。様々なストレスが祖母を認知の混乱に追いやったと思う。しかし、その後施設から病院に入ってのストレスが軽減してからの祖母は、記憶の乱れはあったとしても、感情の乱れも激しいボケ症状もなくなった。最後まで、私達のことがちゃんとわかり、耳が遠かったけれど会話もでき、私達のことを案じてくれる優しい祖母のまま、101歳まで生きてくれた。これから、母も私たち夫婦もどんどん老いていく。可能なら、周囲にひどい迷惑をかけるようなボケ方はしたくない。そのためには、自分で注意することも必要だけれど、子ども達にもボケの初期の対応について知っておいてもらわなくちゃ。
2015年01月08日
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一昨日の雨で雪が溶け、それが夜間の冷え込みで凍結し、昨日の午後からは雪が降って夜には吹雪。まったく、何と言う天気だ!午後から買い物に行ったのだが、帰る頃から雪が降り始め、帰宅した玄関先は凍った路面にうっすらと雪がつもっていた。気をつけながら恐る恐る歩いていたのにもかかわらず少し傾斜のあるツルツル路面に足をとられてスッテンコロリン!転ぶことは予想の範囲だったのだが、反射神経の鈍い私はやはり転び方が下手。左肘を路面に打ち付ける感じになってしまった。一瞬、左手に電気が走ったような感じの後はギーッと痛みが広がった。肘の一点に体重がかかったのか、他の部分にはまったく痛みはなかったのだが…。骨に異常がなければいいがと思いつつ、痛む肘を湿布してできるだけ動かさないようにしていたら、徐々に痛みは引いてきた。今朝は打ち身の痛さだけが残っている感じで、ホッとしている。道内の各地は、交通網の混乱や事故などで大変な状態。道内の交通寸断、事故も多発 地吹雪で視界ゼロ/空港や駅は人の波北海道新聞 01/08 05:00夫は朝から雪かきに汗を流している。私は肘の痛みを理由に、ぬくぬくとブログを書いている。
2015年01月08日
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日本の血脈/石井妙子 著を年末に読んだのだが、とても面白かったので書いておこう。この本は、文芸春秋に連載したものをまとめたというから、私も一部は読んだことがあるような気がする。でも、ほとんど忘れているので、とても面白く読んだ。著者の石井妙子さんが、自著を語る「人の思いが人を作る」を書いているのを見つけたので、合わせて記録しておこう。(全文コピペしておく)人の思いが人を作る。 『日本の血脈』 (石井妙子 著)『文藝春秋』に約2年間連載した「現代の家系」を『日本の血脈』とタイトルを改め、先ごろ出版した。雑誌掲載中、目をとめて下さった方もいるだろうか。この企画は話題の人を家系図つきで紹介し、ファミリーヒストリーの中で見つめようという試みだった。 第1回目で取り上げたのは政治家の小泉進次郎。政治家になって当時はまだ1年目、だが、早くも注目の的であった。曽祖父・又次郎から代々続く政治家一家の4代目である。世襲批判を叫ぶ一方で、そんな彼に人々は熱狂している。こうした日本の現状も踏まえて、この家の歴史を遡ってみたいと考えた。 「小泉組の親分」といわれた鳶頭の又次郎が馴染の芸妓の支援を受けて政界へと飛び出していく。見えてきたのは男たちを代々、「政治家」に仕立てていく、この家の女たちの屈折した強さだった。政治家になりたくてもなれない、そんな女たちの執念が4代の政治家を生み出した原動力と感じられた。また、幕末の動乱によって未開地から軍港となった横須賀の歴史が凝縮した家でもあり、「血」と並んで「地」についても考えさせられることとなった。「地」ということでは小沢一郎も岩手を抜きにしては語れぬ人だった。現在、彼が暮らすのは東京世田谷の大豪邸だが、一方、岩手県水沢には彼の育った板肌の黒ずんだ木造の家が今もある。そのあまりの差異。 一郎の父、佐重喜(さえき)は貧しい農家に生まれたが、小さな頃から「大臣になる」と周囲に語った。丁稚に出そうとする父に反抗して家出し、苦学の果てに夢を叶えるのだが、それにしても、なぜ子ども心に大臣に憧れたのか。ここにも、やはり「地」が関係している。小さな水沢の町からは斎藤実、後藤新平と2人も大臣が出ており、その誉れが少年の心に刻まれたのだった。 これまで度々、取沙汰されてきた小沢一郎と大手ゼネコンとの関係も岩手の歴史と無関係ではない。賊軍とされた南部藩家老の血を引く原敬は、同じく南部藩士の末裔である鹿島組の3代目社長、鹿島精一と手を結ぶことによって薩長閥に対抗し、故郷岩手の公共事業と開発を推進した。この構図が小沢親子に引き継がれたのである。 賊軍、といえばNHK大河ドラマ「八重の桜」では先ごろ二本松城の戦闘シーンが放映された。ジョン・レノン未亡人であり前衛芸術家でもあるオノ・ヨーコの物語は、まさにそこから始まる。官軍が二本松城内に踏み込んだ時、そこは一面血の海であった。自害して果てた女たち、だが、その中にまだ息のある少女がいた。岡山藩士の税所信篤は殺すに忍びず連れ帰って自分の妻とする。やがて2人の間に娘が生まれた。これがオノ・ヨーコの祖母である。その息子、俊一は白系ロシア人バイオリニストの小野アンナと結婚。アンナは、諏訪根自子、前橋汀子ら世界に通用する日本人バイオリニストを育てた。賊軍と官軍、ロシアと日本、ヨーコとイギリス人であるジョンに至るまで、この家では戦争をした国の男女が結婚という形で結びついていく。 世界的に活躍する指揮者、小澤征爾の師匠は斎藤秀雄。その斎藤と征爾が血縁関係にあることは、今回初めて知った。秀雄の父は英文法学者の斎藤秀三郎。秀雄はこの父が開発した英文法理論を指揮法に応用し、縁戚の子である征爾に夢を託して壮絶にしごいたのだった。 “現代の歌姫”中島みゆきは家系図を引いてみたところ三笠宮家と繋がり、驚かされた。また、谷垣禎一の祖父は汪兆銘工作にかかわり、「陸軍の謀略機関長」と言われた影佐禎昭中将である。美智子皇后の曽祖父は佐賀藩士として会津城攻めに加わりアームストロング砲を打ち放ち、その城内では紀子妃の曽祖父が応戦していた……。 と、エピソードのほんの一端をここに紹介したが、誰を取り上げるべきかは、常に頭を悩ませるところだった。読者の方々が興味を抱く人物であり、なおかつ、豊潤な物語を含んだ家系の持ち主となると限られてしまうのではないか、と。だが、それは杞憂であった。実際には予想を上回る物語の広がりに、いつも圧倒された。人はこれだけの歴史と物語の集合体として存在するのか。そして、それは何も有名人に限らない。私たち、ひとりひとりにも当てはまるのではないだろうか。 ご本人には毎回取材依頼をしたが断られることが常だった。だが、別の手法で対象に迫れたことを今では幸いであったと考えている。当事者インタビュー、あるいはブログやツイッターでの本人発信の言動が主流となりつつある昨今、他者が他者に迫るという評論、ノンフィクションの手法も意味のあることと思いたい。収めたのは全部で10篇。今回、大幅に加筆した。お手に取って頂けたら嬉しい。この他にも、香川照之、堤康次郎、秋篠宮妃紀子さまが取り上げられているが、どれもとても興味深かった。私は、テレビ番組のファミリーヒストリーも好きで時々気がついたら見ているのだが、人というのはその家族の歴史と遺伝子を引き継いで生まれてくるのだなと思う。私自身も、私の知らない祖先からの思いをつないだ結果としてここにいる。普段テレビで見ている人たちも、それぞれの祖先の思いというか宿命を背負っているのだなと思わされた。特に面白かったのは、小泉進次郎、中島みゆき、オノヨーコなどで、ちょっと意外なルーツがあることが面白かった。小澤征爾と斉藤秀雄が縁戚関係にあったというのも新しい発見で、実は斉藤秀雄の弟さんは戦前北海道の恵庭町で酪農を志していたのだが、召集されて戦死し、その追悼演奏会がこの田舎町で開催されたのだという。つまり、弟の戦死を悲しんだ斉藤秀雄氏が、音楽仲間を引き連れてやってきて、小学校の体育館で演奏会を開いたのだそうだ。そのことについてはこの本では触れてはいないが、北海道に縁のある人が中島みゆきだけではなく、オノ・ヨーコや小澤征爾もいたということが、郷土愛の強い私としてはちょっぴり嬉しかったりして…。
2015年01月07日
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昨日は、夫と一緒に「バンクーバーの朝日」を見てきた。年末に、この映画のことを知り、「実話もの」が好きな私は気になっていたのだ。戦前に日本国内の「口減らし」というような感じで、ハワイやブラジルなど南米への移民政策がとられていたことは知っていたが、カナダにも沢山移民していたことをあらためて知った。ハッキリ言って、移民政策は「口減らし、棄民政策」だったであろうから、政府は十分な調査もせずに志願者を募りどんどん送り出して、移住した人たちが大変な苦労を強いられたことを知ったのは、私にとっては大河ドラマの「山河燃ゆ」あたりからだったと思う。今調べたら、これが放送されたのは1984年だから、もう30年も前のことだった。いやはや、月日のたつのは早いものだ。それはさておき、それ以来、各国に移民した人たちの「その後」のドラマには関心を持つようになったので、戦時中の状況も何となく想像はできるのだが、バンクーバーでこのような野球チームがあったことは、この映画で初めて知った。この映画の登場人物それぞれに史実に基づくモデルがいるのどうかまだ調べていないが、彼らのその後がさらに気になりだした。ということで、早速図書館に関連図書をリクエスト予約してみた。映画はそれなりに面白かったけれど、試合がいつも同じ球場というのがちょっと違和感。それとも、ホームでの試合では勝つというパターンだったのかな。野球のことはよくわからないのだが、バント&盗塁作戦というのはこのチームが確立したんでしょうか?ともあれ、あの時代に懸命に生きた人たちがいて、苦しい中でも希望や夢を握りしめていたわけで、その日系人たちにとって「バンクーバー朝日」は、文字通り「朝日」という希望の象徴だったのでしょうね。
2015年01月05日
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息子や孫たちがそれぞれ帰宅し、ホッと一息です。今年は二人の孫が、それぞれ高校生、中学生となる年。本当に月日の経つのは早いものです。このブログも、2003年に始めてからもう11年が過ぎてしまいました。今年も、ボケ防止とその時々の備忘録代わりに、できるだけ書いていきたいと思います。さて、年賀状の中に慶應通信で出会った人からビックリのお知らせがありました。私の卒業試験(口頭試問)の時に、サブの教授だった三井宏隆先生が亡くなられていたとのこと。卒論を書くことに悩んでいた頃、三井先生の「社会心理学」をスクーリングで受講しました。その時に先生がおっしゃった言葉が、私の卒業論文への敷居を低くしてくださいました。「卒論をあまり難しく考えなくてもいいんですよ。新しいことをやろうと気負わなくていい。 他の人の論文の追試でもいいし、違う角度からの論述でもいい。 とにかく、自分なりにテーマを持って調べるなりして、卒論を書いて早く卒業した方がいい」その言葉で、私の気持ちはとても軽くなりました。そうだよね、卒業論文は論文の書き方を学ぶためにあるんだもんね…と。その後、平野教授に卒論指導をしていただき、最後の仕上げの口頭試問の時に、その三井先生がサブ試験官をして下さいました。上記の思い出があったので、三井先生の顔を見たとたん、私の緊張感は一気にリラックスに向かいました。その時のことは、フリーページの「口頭試問(卒業試験)」にも書いてあります。その時の笑顔を思い出し、どのようなことで亡くなられたのかわかりませんが、本当に残念な思いでいっぱいです。私にそのことを知らせてくれた人は、三井先生に卒論指導をしていただいたのですが、彼女も詳しいことはわからないとのこと。人の寿命がいつ尽きるか、本当にわからないものです。先生ならば、人生の第二ステージでも現在の社会にとって大切なお仕事をされたと思うのですが、寿命だけはどうしようもありません。私だって、来年このブログを続けているのかどうかもわからない。一日一日、大切に生きなくちゃとあらためて思います。
2015年01月03日
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