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ゴムの発明家チャールズ・グッドイヤーは、極貧に苦しみました。ゴムの発明に挑戦したグッドイヤーは、失敗を繰り返しました。彼が作ったゴムは夏の暑さに溶け、多量の商品が返品されました。失敗に次ぐ失敗。彼は債権者刑務所に、何度も収監されました。それでもあきらめずに挑戦し、そしてまた失敗。たった5ドルが支払えず、収監されたこともありました。体は弱り、食費もなく、6人の子供は幼少で亡くなりました。それでも、その葬式代はありませんでした。極貧生活の果てに、彼は耐熱性があるゴムを発明しました。しかし、彼を待っていたのは、特許裁判の嵐でした。一部の彼の発明は盗まれ、彼は20万ドルの借金を残して死去しました。とはいえ、彼のゴムの特許は、残された家族にやっと安定した生活をもたらしました。驚きなのは、彼の死後に設立された、グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー。皆さんもご存知のタイヤメーカー、グッドイヤーです。この会社は、チャールズ・グッドイヤーと資本関係はありません。もちろん、家族とも関係ありません。ゴムの発明家として有名な、彼の名前を借りた会社です。発明家グッドイヤーとは関係ない会社グッドイヤー。なんともややこしく、不思議に思う話です。
2015.07.29
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窓に使われるガラスは、通常は透明です。では、透明とは何色でしょうか。透明に見えるのは、私たちに見える光がすべて透過するから。逆にすべての光が反射すれば、白色になります。ただし、ガラスが透明なのは、私たちに見える光「可視光」について。私たちに見えない赤外線や紫外線については、ガラスも必ずしも透明ではありません。この性質をさらに利用する方法もあります。赤外線(IR)に不透明なガラス窓なら、夏の屋内温度を下げることができます。紫外線(UV)に不透明でも、家具などの日焼けを防ぐことができます。ガラスが赤外線・紫外線カットでなければ、ガラスにフィルムを貼る方法もあります。ただし火災に遭っても有毒ガスが出ないよう、耐火フィルムを選定しましょう。赤外線、紫外線をカットして、夏も涼しく。クーラー代節約のためにも、IR・UVカットはいかがでしょうか?
2015.07.27
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フランスの科学者ルイ・パスツールは、ついに挑戦状を叩きつけられた。それは成功を誇示する、彼の性格に原因があった。ワクチンを使った病気の予防に、彼は成功していた。しかし当時、類似した研究をする科学者は少なくはなかった。炭疽菌の免疫成功を告げる彼の発表は、ライバルたちを刺激した。ライバルは50頭の羊を用意し、彼に公開実験を強要した。実はパスツールは、まだ免疫のしくみが良くわかってはいなかった。彼はワクチンに「生きた細菌」を使っていたが、成功率が低かった。悩んだ彼は、ライバルの手法をこっそりと盗用することにした。理由は分からないが、ライバルが成功していた「死んだ細胞」を使ったワクチンを公開実験に使用した。結果は大成功。ワクチンを接種した羊は全て生き残り、接種しなかった羊は死んだ。彼は公開実験という勝負に勝利した。しかし、その手法は自身のオリジナルではなく、原理も理解はできていなかった。成果を誇示する彼の性格は、彼自身を追い込んだ。しかしその結果、彼の知名度は高まり、後世までも名を残すこととなった。公開実験で「死んだ細胞」を使ったことは、彼の死後数十年も秘密とされた。名を残した科学者の業績にも、闇の部分が見え隠れする。真実に誠実であるということは、それだけ難しいことでもある。
2015.07.25
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川の中には、たくさんの昆虫がいます。彼らは何を食べているのでしょう?水中の昆虫は、川の水草を食べている。しかし、それは大きな誤解です。水中の昆虫の、餌の大半は落ち葉でした。川の外の陸上から、水中の昆虫の餌は流れてきます。川にはよく、葉脈だけになった葉が沈んでいます。これは、ガガンボの幼虫などに食べられた跡。川に落ちた葉は、とても栄養価が高くなっています。葉の表面には、無数の細菌が繁殖しています。葉から溶け出した成分で、細菌が繁殖しています。水中の昆虫は、栄養価が高い細菌が繁殖した落ち葉を食べます。ある人は、木の葉を「バターを塗ったトースト」と呼びました。山で育った木の葉は、川に落ちて、水中の昆虫を育てます。山と川、陸上と水中は、とても深く結びついています。豊かな山は、豊かな川をはぐくみます。自然には、予想外のつながりがあります。山も、川も、空も、海も、汚してよい、価値のない自然はありません。
2015.07.22
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湖に住むプランクトン、ミジンコは、住む水深を時間で変える。夜に浅瀬にいるミジンコは、昼には湖深く潜ってしまう。その理由は、自らの身を守るため。光が届く浅瀬では、ミジンコは魚に見つかりやすい。魚に食べられないよう、昼のミジンコは湖深くに隠れている。しかし、湖深くは寒く、餌も少ない。だから、魚に見つかりにくい夜、ミジンコは浅瀬に移る。夜の浅瀬には、昼に繁殖した植物プランクトンがあふれている。昼に隠れたご褒美が、ミジンコを待っている。ただ、子供のミジンコは、深度を変えず、水面に住み続ける。その小さな体では、昼でも魚に見つかりにくいと知っているから。ミジンコは、自分のいるべき場所を知っている。自分に適した、安全な場所がどこかを知っている。ヒトはあざける、ミジンコには知恵がないと。しかし、本当にそうだろうか?ミジンコは安全な場所を知り、危険な場所にいようとしない。だが、ヒトは自ら好んで、弾丸が飛び交う、危険な戦場に立とうとする。ヒトには、ミジンコほどの、知恵はない。
2015.07.20
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安保法案の議論があまりに酷いので、政治の話はしたくないが特別に書く。安保法案は、有識者が憲法違反と認めている。その点をしっかりと議論したい。今の国家では、下記の状況が起きている。議長:「憲法違反しても良いと思う人、手を上げて~。」議員:「は~~い!」議長:「多数決で、憲法違反をしても良いと決まりました!」こんな議論はありえない。しかし、現実に起きている。法案の良し悪しが問題ではない。憲法違反はしてはならない。その当然なことが無視されている。野党が対案を出すというのも、実に不思議。「ちょっとだけ違憲」や「うまくごまかせる違憲の法案」はありえない。なぜ違憲立法審査権が行使されないか、わからない。政府が違憲とされる法案を立法するのであれば、司法が違憲審議すべき。立法後でなければ、司法は動かないのだろうか。なぜ違憲立法審査権が行使されないのか、ご存知の方は教えて欲しい。いずれにしても、違憲である法案は、たとえ有益なものであっても立法はできない。それを強行採決で押し通すなら、野党は違憲訴訟を前提に動くべき。憲法違反は国家の犯罪。違憲行為を容認すれば、国家は犯罪であっても平気でできてしまう。そのことを忘れないでいて欲しい。
2015.07.18
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良くご存知の、長寿の祝い。あらためて、確認してみましょうか。数え年61歳の「還暦(かんれき)」は、すでに通過された方もみえるでしょう。忘れがちな66歳の「緑寿(ろくじゅ)」は、「緑緑」が「ろくろく」と読めるから。70歳「古希(こき)」まで生きるのが、「古来稀(こらいまれ)」だったのは過去の話。77歳「喜寿(きじゅ)」、「喜」の草書体は七を3つ。80歳「傘寿(さんじゅ)」では、「傘」の略字が「八十」に。翌年81歳「半寿(はんじゅ)」は、あまり祝われない。「半」が「八十一」にはなるけれど。88歳「米寿(べいじゅ)」は、「米」を「八十八」に分解して。90歳「卒寿(そつじゅ)」も、「卒」の略字を「九十」と見て。99歳「白寿(はくじゅ)」、「白」は「百ひく一」と計算しましょ。ついに迎えた100歳「百寿(ももじゅ)」は、盛大に祝いたい。108歳「茶寿(ちゃじゅ)」では、「茶」を「十十八十八」にまたも分解。111「皇寿(こうじゅ)」は、ちょっと複雑に。「皇」を「白一十一」に、まずは分解。「白」は「百ひく一」で、「皇」=99+1+10+1=111。119歳の「頑寿(がんじゅ)」は、「頑」を分解して「二八百一八」。それらを足して、2+8+100+1+8=119歳。120歳になれば、還暦2回目の「大還暦(だいかんれき)」。250歳「天寿(てんじゅ)」で、やっと天寿、寿命と認めてもらえます。漢字を分解、引いて、足して、計算して。計算嫌いのkopanda06は、きっと天寿までは生きられない。
2015.07.16
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ペンギンは海中を飛ぶことを選んだから、空を飛ぶことはあきらめた。3700万年前のペンギンは、体長2mもの巨大な体だった。大きすぎる体は、多くの食物を必要とした。南極の空に食物はなく、でも海中には魚がいた。だからペンギンは、食物を求めて海中にダイブした。鳥の骨は、軽くてもろい。しかし、飛ぶことをあきらめたペンギンの骨は、丈夫で強い。ペンギンは、完全に空を飛べない体になった。そして、海中を飛び続け、ペンギンの時は流れていった。長い時が流れ、ペンギンは小柄になった。今ではリトルペンギンは、体長40センチしかない。ペンギンは南極ばかりではなく、温暖な地域にも住むようになった。ペンギンは昔ほど多くの食物を必要とせず、また空の食物も豊かになった。さらに、海流は変化し、むしろ海の魚が減ってしまった。フンボルトペンギンでさえ、野生では絶滅が懸念されている。小柄になり、温暖な地域にも住むペンギンにとって、海はもはや楽園ではない。海をあきらめたペンギンが、いつか空を飛ぶ日が来るだろうか。そういえば最近、ペンギンが、よく空を見つめている気がする。
2015.07.14
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大きな数として「無量大数」がよく知られています。しかし、無量大数は10の68乗。10の68乗は、ゼロが1の後ろに68個並ぶ数。全宇宙の粒子数の総和は10の80乗。全宇宙を表現するには、無量大数でも足りません。でも、ご安心を。3世紀の「大方広仏華厳経」には、さらに大きな数まで定められています。宇宙の粒子数を数えるには、「矜羯羅(こんがら)」があれば大丈夫。矜羯羅は、10の112乗です。そして、「華厳経」の最大の数は「不可説不可説転」。その値は、10の37218383881977644441306597687849648128乗。1の後ろに、無数のゼロが並びます。これであれば、数えられない数はありません。安心ですね。ただ問題なのは、不可説不可説転を数えるには、宇宙の寿命でも足りないということだけ。【過去の日記】 「広めるべきは - Google -」
2015.07.12
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陸上競技のトラックでは、使う円周率は、3.1416。小数点以下4桁で計算します。惑星探索機「はやぶさ」の起動計算に使う円周率は、3.141592653589793。小数点以下15桁も必要です。意外と桁数が必要な円周率。もう、円周率が3なんて言う人はいませんね?【国際陸連】 「トラックの規定」【過去の日記】 「なぜ、それほどに - 円周率 -」
2015.07.11
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本日7月7日から、ひまわり8号がお仕事を始めました。カラー映像、解像度2倍、撮影間隔2分半の映像は、皆さんもニュースでご覧になったことでしょう。動画でも、桜島の噴火の様子がよく捕らえられています。早速、接近中の三つ子台風に注目でしょう。台風9号、10号、11号、「藤原の効果」で複雑な動きをするとも予想されています。上陸しなくても怖いのが梅雨時期の台風。台風に刺激された梅雨前線による、ゲリラ雨にはご注意ください。
2015.07.07
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写真の物は何でしょうか?これは通称、阿弥陀橋石棺仏。奈良県香芝市にあります。阿弥陀如来に見立てられたこの石仏は、古墳の石棺材を利用したもの。加工も少なく、石棺材がそのまま使われています。中央の立石は、石棺の蓋石を1/4に割ったもの。縄をかける突起部を、そのまま阿弥陀如来の頭に見立てています。向かって左に横たわるのは、やはり石棺の蓋石。かつては阿弥陀橋として使われていたとのこと。向かって右は、竪穴式石室の天井石の一部。石材は、いずれも竜山石です。竜山石は王家の石とも呼ばれ、特に強い権力者の古墳に使われた石材。大型古墳からの石材でしょう。それにしても、手抜きな石仏。古墳から持ち出して、ほぼそのままのリサイクルです。置かれた場所も、車が頻繁に往来する路傍。貴重さを感じさせる雰囲気もありません。身近にさりげなく文化財がある。それが奈良県の驚きです。【香芝市の文化財】 「阿弥陀橋石棺」 ※阿弥陀橋石棺仏の詳しい解説があります。【過去の日記1】 「墓石に仏を刻む - 石棺仏 -」【過去の日記2】 「いつの時代もリサイクル - 青石 -」 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2015.07.05
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海辺に育った私は、子供の頃、巻貝のウミニナをたくさん食べていました。ウミニナは、多量に海辺に落ちていました。砂の上に隠れもせずいるウミニナは、まさに落ちているという様子でした。熊手でかき集めても良いほど多量でしたが、それではヤドカリが混ざります。ヤドカリは嫌なので、面倒ですが拾い集めます。短時間でバケツ一杯取ることも容易でしたが、それでは3食ウミニナになってしまいます。それでなくても、「おやつはウミニナ」でした。塩茹でして、マチバリでほじって食べるのが丁寧な食べ方。貝の尖った方を五円玉の穴に入れて先を折ってから、逆から吸い出すのが高速な食べ方。美味しいというより、楽しく食べる貝でした。ウミニナは、種類が多い巻貝です。私が食べたウミニナも、色々混ざっていたようです。驚いたのは、ウミニナの食用は、全国的には一般的ではないということ。ウミニナを食べるのは、主に西日本の習慣とのことでした。みなさんは、ウミニナを食べた経験はあるでしょうか?あれほど多量に落ちていたウミニナも、今では姿を消しつつあるという。理由は、埋め立てや海砂の多量採取などの海洋破壊。ウミニナが減ったのは、私が食べ過ぎたからではありません。けっして、いえ、おそらくは。「ウミニナ(ウィキペディア フリーライセンス)」【日本国際湿地保全連合】 「ウミニナ類の見分け方」 ※ウミニナ類を詳しく見ますと、私が食べていたのは色々な種類が混ざっていたようです。
2015.07.03
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奈良県の宿泊客数が、ついに全国最下位になりました。それには、大きな理由があります。奈良に宿泊施設がありません。奈良県の宿泊客室数は、9055室と全国最下位(2013年)。1位の東京14万2065室に比べれば、奈良はまるで誤差の様。それなのに、その客室の稼働率も低迷しています。奈良県の観光客が少ないわけではありません。2014年、奈良県の観光客数は、のべ3547万人もいます。のべではなく、実人数でも奈良は1985万人。しかし、宿泊客数は218万人と、観光客の6%にすぎません。多くの観光客は、泊まらず帰ってしまいます。宿がないから、泊まらない。泊まらないから、宿が減る。奈良の宿泊施設は、負のスパイラルに陥っています。さらに、奈良では観光客は消費しません。一人当たりの観光消費額は、2万6577円。これは全国平均の観光消費額、2万7689円を下回ります。全国平均は、消費額の少ない山や海の自然観光も含めたもの。街を主体の奈良の観光地が、その全国平均を下回るのは残念なこと。それには、別の理由があります。奈良県の飲食店数は、全国39位。居酒屋数も、全国43位。飲食店数は、県民一人当たりの数に換算すると、最下位の時もありました。奈良には、食べるところ、飲むところがなく、消費する場所がありません。数年前から、奈良県の宿、飲食店の不足は問題視されていました。県政もその改善を提案していましたが、ついに宿泊客数で最下位に。大きな企業が少なく、観光収入も重要な奈良県。これからの逆転が期待されます。
2015.07.01
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