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今日、巡回校の2年生の先生から、質問を受けました。「1人1台端末でできる九九のドリル学習アプリ、知りませんか?」タブレットで九九の問題をさせたいとのこと。そこで、以下の2つを紹介させていただきました。(1)かけ算ファイター さが (TOSSランド) 非常に有名な、Web上で動く九九ゲーム。単なるドリル学習ではなく、ゲームとしておもしろく作られているのが素晴らしい!以前のFlash版が今の環境では動かなくなっていたのですが、なんと、移植版が現在作成中です。まだ完全移植はされていませんが、半分程度はプレイできます。大手ゲームメーカーのスマホゲームもこれでできているというUnityというプログラミング言語に移植されています。すごい!Unityの読み込みに少し時間がかかります。(2)にんじゃかけまるのぼうけん九九じょうのまき (日本基礎学習ゲーム研究会別館)こちらは手元の記録用紙に書き込みながらやっていくアドベンチャータイプの九九ゲームです。Google Formsを使ってこんなゲームができるとは、すごいアイデアです。「ぼうけんきろくようし」を使うというのが、完全デジタルではなくアナログ併用という感じで、僕はこういうの、大好きです。僕が子供のころに「ゲームブック」というのがわりと流行っていまして、手元の記録用紙を使うというのが、この「ゲームブック」の方式なのです。僕はこのシステムが大好きで、自分でもゲームブックを作ろうとしていたほどです。手元の記録用紙を使うのは、今の子どもからしたら、すごく新鮮なのでは。「にんじゃかげまる」の記録用紙も、見ているだけで、ワクワクしてきます。単純な九九ドリルではなく、文章問題も含まれており、選択肢から立式を答えます。これは、他のあまたある九九ドリルアプリとは一線を画すところです。ストーリーになっているので、最初から順番にやっていきましょう。1人1台端末でできる九九のドリル学習アプリについては、ほかのものも、次回、紹介する予定です。それはまた次回!ちゃお!
2021.11.04
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パソコンのデータがいっぱいになりました。音楽制作ソフトのサウンドライブラリをインストールしていると、途中で「もう入らないよ」という警告が出ました。そのため、USBフラッシュメモリと外付けハードディスクを買いました。128GB USBメモリ USB3.2 Gen1 KIOXIA キオクシア TransMemory(リンク先現在価格1699円)Amazonで3000円だったのですが、楽天だと1699円!しかも、税込、送料無料。モノは同じだと思いますが、まさかの価格差。Amazonはモノによっては他よりも高いことがありますね・・・。それにしても128GBが約2000円とは、ビックリ。安すぎとちゃいまっか?最近はUSBも進化していますね。USB3.2というのが、一応今の最新規格なのかな。数字が大きい方が、転送速度が速いようです。HDD外付け ハードディスク USB3.1ポータブルハードディスク Type C 超薄 耐衝撃 簡単接続 PC/Mac/Windows/XBox適用(2TB, 金 )(リンク先現在価格は約1万円。税込。送料無料)2TBという大容量が、なんと、スマホよりちっちゃい!時代は進んだものです。1TB(テラバイト)=1000GBです。家庭用としては十分な容量ではないか、と思います。一応、C端子でPCとつなぐと、高速らしいです。実感としてはよく分からないのですが。ちっちゃくていっぱい入るUSBメモリが安くてとてもうれしいのですが、一応、注意点もあります。大量のデータを一度に転送していると、途中で止まってしまうときがあるのです。今回の金色の外付けハードディスクも、27GBのデータをネットからダウンロードしている作業中に、フリーズして、その後使えなくなりました。「高額の買い物が無駄になった?」と思い、一瞬あせりました。でも、フォーマットをすれば、復活しました。普通のフォーマットができなかったので困りましたが、「クイックフォーマット」で復活しました。なぜ?その後は、ちゃんと使えています。音楽制作や映像制作をする場合は、データ容量が大きくなる傾向にあります。そういうのをしない人は、おそらくデータ容量はあまり気にしなくて大丈夫です。音楽制作や映像制作をする場合は、作品の素材やできた作品をパソコン内ではなく、こういった外付けのメモリに保存した方がいいです。じゃないと、自分のパソコンがパンクします。特に、WindowsのCドライブの容量には余裕を持たせましょう。ソフトのインストールはCドライブでないとダメなので、後で読み込む素材はせめて別ドライブにする、というが鉄則です!!
2021.10.31
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ありがたいことに、昨年作った「九九チャンツ」を勤務校の2年生で使ってくださっています。こうった動画コンテンツは、1人1台端末の導入でより一層子どもたちに身近になりましたね。答えなしバージョンもあるのですが、なんとリンクの間違いに今頃気がつきました。答えありバージョンの概要欄から答えなしバージョンにリンクで飛べるはずが、答えありバージョンに飛んでいました。まさかの、無限ループ。1年以上、気付かずにこのままでした。なんてこったい!今頃になって、ようやく修正しました。リンク修正した概要欄から飛んでいただくのが一番いいのですが、一応、ここにも示しておきます。答えなしバージョンは、音声部分の九九の答えが、なくなっています。ほかの「九九の歌」との最大の違いは、この答えなしバージョンにあります! 九九を覚えていれば、すぐに声を出せますが、覚えていなければ「あれ?なんだったっけ?」となります。九九を覚えているかどうかを本人が自覚するために有用な教材、と思っています。 本当に有用かどうかは、検証が必要です・・・ぜひ感想等、聞かせてください!なお、「九九チャンツ」については、以下の本に取組を収録していただいています。こちらも、ぜひお読みください。『オンラインとオフラインで考える特別支援教育』(編著:郡司竜平・野口 晃菜、監修:青山新吾、明治図書、2021/7、2376円)▼【動画】「パプリカ」のリズムにのって九九をおぼえよう!(九九チャンツ【こたえつき】)▼【動画】「パプリカ」のリズムにのって九九を言おう!(九九チャンツ【答えの声なし】) ▼iOS『はんぷく計算ドリル 九九』は4択なので答えやすい!▼コロナ禍での学びと気づきを共有する ~新刊『オンラインとオフラインで考える特別支援教育』
2021.10.28
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学校でのプログラミングで最も使われているのは、何でしょう?おそらく、「スクラッチ」ではないかと思います。▼スクラッチ公式サイト1人1台端末が配られたので、小学校高学年の子どもたちは、スクラッチを自主的にさわっています。スクラッチの中にはユーザーが作って公開してあるゲームがたくさんあり、そのゲームで遊んでいる子もいっぱいいます。中には「マインクラフト」や「にゃんこ大戦争」そっくりのゲームを作っているユーザーもいるようで、「スクラッチならゲームができる」と、一部の子どもたちの間では学校端末でゲームをする抜け道だと認識されているようです。(^^;)僕としてはゲーム開発はすごく頭を使うし、学校の勉強とも結びつくものだと思っています。ゲームを入り口として、単なる消費者から、作る側にまわる、そういう子どもたちが増えるのは、いいことだと思っています。ゲームを作るのは、頭を使いますよ~。学校でプログラミング教育がスタートしたのは数年前。今も進んでいるとは言いがたいのですが、子どもたちのICT環境は確実に変わってきています。今こそ、プログラミング教育に本腰を入れて取り組んでみても、いいですね。学校での導入については、NHK for schoolの「ワイワイプログラミング」が、分かりやすいと思います。▼スクラッチをはじめよう | ワイワイプログラミング | NHK for School (公式サイト)「Scratchに参加しよう」は飛ばして、いきなり「作る」をしてもプログラミングを開始できます。さて、僕も久しぶりにスクラッチをさわってみることにしました。久しぶりにスクラッチで、何を作ろうかな・・・。■「スクラッチ」を、さわってみよう! (とりあえずやってみる人向けのガイド)(1)まずは見た目をガラリと変えてみよう 最初の一歩で変化が大きいと、その後のやる気につながりますよね! 画面の右下隅に、ステージ背景やキャラクタースプライトを選ぶボタンがあります。 「+」を押すと選べます。 ステージを選んだ後、その中に描きこむこともできます。 単純に、お絵かきソフトとしても、楽しいかも? スプライトの場合、重ねて表示することができます。 ためしに、クルマを選んで、ネコが乗っているような位置に置いてみました。(2)プログラミングをしてみよう プログラミングの最初の一歩は、何をしましょう? 僕の場合は、最初に「旗」を置きます。 これを、プログラムのスタート地点にするわけです。 他のユーザーに遊んでもらう時、旗を押すと、何かが起こるように、プログラミングします。 左の枠内は、左端がタブのようになっていて、左端のジャンルを押すと、中身が選べます。 まずは、オレンジ色の「イベント」を選んでみましょう。 「旗が押されたとき」というのを、真ん中のあいているところに、ドラッグします。 ここからは、アイデアが求められます。 今回は、ネコがクルマに乗って出発しようとしたところ、 クルマだけが出発して、ネコがおいていかれるプログラムをしてみます。 プログラムはスプライトのそれぞれに割り当てられるので、 とりあえずクルマのスプライトを選んで、以下のように並べてみました。 右上にある「旗」を押すと、プログラムが実行されます。 おっと、これだと、ネコではなくクルマがしゃべってしまいますね。 そこで、コピーペーストを使って、ネコのスプライトに一部を移行させます。 ↓クルマのプログラム ↓ネコのプログラム 一応、なんとなく、意図した感じになってきました。 ここから、さらに「○秒待つ」の数字を変化させたりして、よりよいプログラムに改善していきます。 できあがったプログラムは、こちら!↑クリックすると、このプログラムの公開サイトに飛びます。(3)一度作ったプログラムを、アレンジしてみよう 今回のネタの場合、クルマが右に行く代わりに、下にもぐっていくバージョンも作ってみます。 クルマのスプライトの設定で、「向き」というのがあります。 ここをさわれば、どの向きに移動していくのかを変更できます。 ただ、向きを普通に変えると、クルマの最初の形も、回転してしまいます。 (これは、実際にやって確認してみましょう。) 「回転しない」というマークがあるので、これを選んでおくと、 最初の見た目はそのままで、移動方向だけを変えられます。 できあがったプログラムは、こちら!↑クリックすると、このプログラムの公開サイトに飛びます。カンタンに作れてすぐに公開できるのが、スクラッチのすごいところです。(公開する場合は、Scratchへの入会手続きが必要です。)なお、低学年の場合、iPadやAndroidタブレットなら、「スクラッチジュニア」が使いやすいです。▼「スクラッチジュニア」でかんたんプログラミング! (2020/11/02の日記)スクラッチの情報はネット上にかなり多く出回っていますが、しっかりと取り組むなら、本を買うのもいいですね。検索すると、本も、いっぱい発売されています。ゲーム会社が子ども向けに作った「スクラッチ」の本が面白そうなので、買ってみようと思います。「城とドラゴン」の制作会社です。うちの息子が「城とドラゴン」に夢中なので、この本も、読むかな?『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル プロのゲームクリエイターが伝授! 考えて遊んで面白くするゲーム作りの思考法』(アソビズム、 誠文堂新光社 、2020、2970円)イチから作るのではなく、途中から作ってゲームを完成させる、というコンセプトは、かなりよさそうです。イチから作るのは、やっぱり大変ですからね。(^。^)※Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。
2021.10.24
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動画編集といえば、iPadアプリのほうが有名でしょうか。うちの子は動画編集の習い事をしていますが、それはiPadの「LumaFusion」(ルマフュージョン)というアプリを使っています。ただし、有料です。しかも、わりと高いです。優良な有料アプリです。(笑)「LumaFusion」iOSアプリ(AppStore、現在価格 ¥3,680)(参考サイト)▼動画編集アプリLumaFusionの使い方iPhone/iPad iOS対応 (カンタン動画入門、2021/05/12記事)有料でも優良アプリならいいと思うかもしれません。でも、子どもが自分で「動画編集をやりたい」と思ったとき、無料で最初からついているアプリでないと、親に買ってもらわなければなりません。子どもからすると、無料で最初からついているアプリが一番いいのです。そういうわけで、Windowsに無料で最初からついているアプリの紹介です。Windowsに無料で最初からついている動画編集ソフトといえば、少し前までは「ムービーメーカー」でした。過去形なのは、今はついていないからです。実は「ムービーメーカー」はとても使いやすいのです。シンプルな操作性なので、新しいアプリについていけない僕は、いまだにこれです。現在のWindows10には、代わりに「ビデオエディター」が入っています。アプリ一覧で探してもいいですし、「フォト」アプリからでも移動できます。これは、最初に挙げた有料優良アプリの「LumaFusion」にちょっと似ていて、今風の動画編集ができます。(※バージョンによって、多少の操作方法の変更があります。)できることは、ざっくり言って・カット編集・複数の動画をつなげる・複数の動画に分割する・テキストの挿入(いろんな見映えが選べる)・効果をつける(セピア色にしたり、疑似的にカメラを少しパンしたり・・・)・タイトルカードの追加(タイトルはシンプルなもの)・動画の速度を変える・音楽をつけるおお。これだけできれば、十分っぽいですね。テキスト効果や画面効果、音楽については、候補が多く用意されています。「これにしたら、どうなるかな」と試していくのが、楽しいです。詳しい使い方は、今回は割愛します。下の動画を見ていただければ、だいたいの使い方は分かるはずです。(参考動画)完全無料! WIndowsの標準アプリででビデオ編集できちゃうんです。動画を快適に加工しましょう上の動画の最後のほうでも解説されていますが、「3D効果」をつけられるのは「ムービーメーカー」にはなかった今風の機能です。例えば、何もなかった空間に炎を燃やすことができます。いたずら心を刺激される機能です。(笑)前のブログでも「ペイント3D」について紹介していました。3Dが使いこなせると、現代っ子っていう感じです。学校の1人1台タブレット端末でも、OSがWindowsなら、使えるはずです。今の子は動画編集に興味がある子が多いので、使ってみると、いいかも。ただし、動画をYouTubeなどで公開する場合は、他者の権利や自分の個人情報に注意しないといけないので、大人のチェックは必須だと思います。動画編集ソフトは、動画を撮影するソフトではないので、撮影は「カメラ」アプリになりますかね…。画面録画で画面を撮るというのも、ありですが。「カメラ」アプリの設定で、意外に気付きにくいのが、「ちらつき低減」という設定です。室内の蛍光灯のちらつきが撮影後の動画で気になる場合、これをチェックしてみてください。ここの設定は、西日本と東日本で、選ぶ選択肢が変わってくるのです。東日本なら50Hz、西日本なら60Hzです。東日本と西日本で、電気の周波数が違うからですね。設定には、歯車マークを押せば、行けます。おそらくパソコン出荷時は標準で東日本向けの50Hzになっているはず。僕みたいに西日本に住んでいる人は、50Hzから60Hzに変えておかないといけません。ついでに「写真の画質」や「ビデオの画質」も最適なものを選んでおきましょう。写真や画像は、ハードディスクの容量を圧迫してしまいます。特に、子どもが試しに使う場合は、いっぱい撮ってもいいように、画質を下げておきましょう。学校の1人1台端末の場合は、クラウド保存を前提にしているため、ハードディスクの容量はかなり少ないようです。このあたりの画質の設定は、最初から小さくした状態で子どもに渡していたほうがいいのかも、と思う項目です。
2021.10.23
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GIGAスクール構想による1人1台タブレット端末。「小学校低学年では、使いにくい。」そういう声を、ちらほら聞きます。その理由のひとつは、ローマ字入力ができないこと。ローマ字は3年生の途中で習うので、それ以前に教えてもいいのですが、担任の先生の中には「ローマ字入力を早めに教える」ということに、イマイチ気乗りしない人も多いようです。(1年生でも「A」「I」「U」「E」「O」を教えたら一所懸命探して入力していますよ、という声も聞いています。)だからといって「かな入力」というのも、キーボード上で探しにくいので、「かな入力派」も少数派のようです。(かな入力の方が速い、という人がたくさんいることは、もちろん存じています。)文字を全く知らなくても入力できる第3の方法は「音声入力」です。これは、僕はけっこう周りに勧めたりしているのですが、これも広がりません。誤認識があることや、他の人がいるところで声を出すのが恥ずかしい、ということが、主な要因でしょうか。ちなみに、僕が先ほど音声入力を使ってみたら、こんな感じになりました。■にかとまの 音声入力レポート 2021/10/21(1)Google検索のサイトに行くと、マイクのボタンがあります。(2)マイクを押すと、マイクの許可をきかれるので、OKを押して、しゃべりかけます。(3)「きめつのやいば」としゃべったつもりですが・・・(4)なんと、「気持ちの相場。」と変換されました。 しかも、その検索結果の内容がいきなり読み上げされて、びっくり! 「1日5,000円が相場です。 (お通夜と葬儀で2日お願いした場合は1万円)・・・」音声入力の精度は驚くほど上がっているので、かなり実用的なはずですが、低学年だと滑舌がはっきりしないことも多いので、ちょっと実用的ではないのかもしれません。(僕の上の例は、別に低学年っぽくしゃべったつもりはないのに、相場の話をされてしまいました。 滑舌の練習をしときます・・・。)前置きが長くなりましたが、そういうわけで、小学校低学年にネット検索をさせる時の、ベストな選択肢は、コチラになります!Yahooきっずの「ソフトキーボード」!検索窓のすぐ横の目立つところに、使用するためのボタンがあります。これなら、子どもたちになじみ深い「50音表」から押して入力できます。ヤフーきっずのサイト内なら、漢字によみがなもつけられるので、そういう意味でも、低学年にとって、とても使いやすいです。ただし、リンク先に移動してしまうとよみがながつかなくなるので、ご注意を!このつづきは、2年前に書いた以下の記事をお読みください。ヤフーキッズのよみがなの弱点をカバーする「どんなサイトでも、すべての漢字にふりがなをつけるサイト」を紹介しています。 ↓↓↓▼一瞬で、漢字にふりがなをつけるやり方(2019/1/18の日記)上の記事では、「手書き入力」という第4の入力方法も紹介しています。(ただ、学校によってはなぜか手書き入力が制限されていて使えなくなっているようです。使えるなら、これも使いたい機能です。) ▼Windows標準アプリの「ペイント」を使おう(子ども向けマニュアル) ▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」 ▼鍵盤ハーモニカ奏の「指の動きの見本動画」を作りました♪
2021.10.21
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来週のパソコンクラブに向けて、準備をしています。 前々回の記事で「ペイント3D」の使い方を掲載しましたが、 その後、熟考の末、 「ペイント3D」の前に、まずは「ペイント」をすることにしました。 3D画像はかなり精巧なのですが、「3Dライブラリ」から読み込むのにかなり読み込み時間がかかることが分かったので、通信に負荷がかかるタイミングをずらすためです。 僕自身、よく使うのは「ペイント」のほうです。 すでにある画像を加工するのに便利です。 子どもたちにも、画像の加工や、画面写真の取り込み→加工を体験してもらおうと思います。 一応、今の段階での子ども向けのガイドは、次のようになりました。 「ペイント3D」のとき同様、転載します。 Windowsパソコンに必ずついている「ペイント」ソフトで、 オリジナル画像をつくろう アプリ一覧から起動しよう ・タブレットは、画面をタッチしてもいいのですが、 キーボードから起動するやり方もおぼえましょう。 (1)キーボードの「まど」マーク(Windowsキー)を押そう。 (2)キーボードの「↓」矢印キーで、 パソコンに入っているアプリの名前を 順番に見ていこう。 (3)平面画像をつくるときは、「Windowsアクセサリ」→「リターン↲」キー →「ペイント」 →「リターン↲」キー。 立体画像をつくるときは、 「ペイント3D」→「リターン↲」キー。 「ペイント」を使ってみよう ・画面上に指で絵を描いたり、加工したりすることができます。 ・すでにある画像を加工する場合に、使いやすいです。 ・画像の読み込みは、「ファイル」→「開く」で開きましょう。 (1)読み込んだ画像が大きすぎる場合は、 「サイズ変更」 (2)対象範囲を指定する「選択」ツールは、よく使います。 いる部分だけを切り取ることができます。 範囲指定して、「トリミング」を押そう! (3)手書きで描く時の線の太さや、色を選べます。 (4)画面の右下にあるバーを動かして、表示の拡大・縮小ができます。 細かい範囲を加工する時は、拡大すると作業しやすいです。 画面写真を加工しよう ・今の画面の写真をとるのは、「PrtScn」(プリントスクリーン)キーです。 ・その直後に「ペイント」で「貼り付け」をすると、先ほどの画面写真が貼り付きます。 ・いる部分だけを切り取ったり、上から何かを重ねたりしましょう。 保存しよう ・「ファイル」→「名前を付けて保存」 (すでに名前がある画像は、「上書き保存」でもOK。) ※保存のしかたはいろんなソフトで共通です。 保存しないと次に同じ画像を開けなくなるので、 保存する習慣をつけましょう。 以上のマニュアルを、PDF形式にもしてみました。 ブログとは別の場所の、僕のホームページに保存しています。 ▼「ペイントやペイント3D」を使ってみよう(「にかとま情報局」内) ※PDFへの直リンクはできないので、いったん僕のホームページが表示されます。 該当のリンクはすぐ見つかると思いますので、クリックしてください。 4日前に作った「ペイント3Dを使ってみよう」だけが表示される場合は、 キーボードの「F5」キーを押して画面の更新をしてください。 1人1台端末なので、教師がつくったPDFファイルをTeamsなどで共有しておけば、みんなが自分のタブレットから見れるのがいいですね。 ▼Windowsタブレットで、「ペイント3D」を使ってみよう! ▼Windows標準の「ペイント」で図形をキャラクター化 ▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」 ▼いまさら知った「ウインドウの最大化→元に戻す」のお手軽実現方法 ▼Windows標準搭載のボイスレコーダーで音読や楽器演奏を録音しよう ▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。
2021.10.20
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このあいだから、子ども向けのパソコンの使い方の本を読んでいます。『6さいからつかえるパソコン』(たにぐちまこと、技術評論社、2021/8、1628円)この本は、かなり分かりやすくて、おすすめです!「6さいから」と銘打たれていますが、ちょっと難しめの言葉は使わざるをえないため、実際には小学校中学年以上に最適かと思います。1人1台端末を使いこなすために、学級文庫として教室においてみてもいいのではないでしょうか。僕はこの本をもとに、「ペイント3D」の使い方のサンプルを作ってみました。パソコンクラブの子どもたち向けです。実は僕は「ペイント」はよく使いますが、2D人間なので、「ペイント3D」は全然使いこなせていなかったのです。この本を読んで、やっと使い方がわかりました。せっかく作ったのでこちらでも公開しますね。★「ペイント3D」を使ってみよう!・「3Dライブラリ」をもとにすると、立体的なキャラクター絵が簡単にできます。・作った絵は、ワード文書や、パワーポイント、「スクラッチ」などのプログラミングの中で使用できます。(1)まどのマークのアプリのリストから、 あいうえお順で「ペイント3D」を見つけて起動しましょう。 ↓(2)上部メニューバーから「3D図形」→「3Dライブラリを開く」 →好きな3D画像を選びましょう。 (いろいろあります。) ※ネット接続が必要です。 ↓コレ!★「3Dライブラリ」動物や乗り物など、いろいろな3D画像が入っています。③上下方向や左右方向に 自由に回転して、 好きな向きにして表示しよう!④上部メニューバーから「ステッカー」 →3D画像の表面に合うように貼りつきます。(↑口のところに持っていくと、口のステッカーが貼りついたところ)(5)「Mixed Reality」を押すと・・・ →3D画像が現実のカメラ画像と合成されます。 人が動くと、3D画像も動きます!いろいろ、やってみよう!★おわりかた(6)アプリ左上の「メニュー」から、保存します。 ・「画像」なら、他のアプリでも使えます。 ・3Dプロジェクトとして保存すると、「ペイント3D」でもう一度読み込んで、編集しなおせます。以上のマニュアルを、PDF形式にもしてみました。ブログとは別の場所の、僕のホームページに保存しています。▼「ペイント3D」を使ってみよう(「にかとま情報局」内) ※PDFへの直リンクはできないので、いったん僕のホームページが表示されます。 該当のリンクはすぐ見つかると思いますので、クリックしてください。パワーポイントで作ってPDFにすると、Web上でかなり見やすくて、いい感じです!1人1台端末なので、教師がつくったPDFファイルをTeamsなどで共有しておけば、みんなが自分のタブレットから見れるのがいいですね。▼いまさら知った「ウインドウの最大化→元に戻す」のお手軽実現方法▼Windows標準搭載のボイスレコーダーで音読や楽器演奏を録音しよう ▼デイジー教科書をWindowsタブレットでインストールせずに使う方法 ▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」 ▼Windows標準の「ペイント」で図形をキャラクター化 ▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。
2021.10.16
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1年間かけて世界の教育機関をまわられた小学校の先生の本が電子書籍化されました。『小学校教師を辞めて、世界の学校を回ってみた』【電子版】 Kindle版(細貝駿、セルバ出版、2021、1870円)スマホで少し見てみましたが、かなり読みやすいと感じました。電子書籍のいいところは、読み手が読みやすいフォントや文字サイズを選べることです。こちらの本は、もしかしたら電子書籍版のほうが見やすくなっているかもしれません。紙の本の場合、当然ですが、挿絵や写真がないページは、文字だらけです。普通の本の場合、1ページ当たりの文字の量はわりと多いかもしれませんね。読書に慣れていない人にとっては、文字が多いと読む気がしない、という人もおられるでしょう。電子書籍の場合、リフロー型電子書籍というタイプなら、1ページ当たりの文字数が、紙の場合よりも少なくなり、一番読みやすい文字量で読んでいけます。(文字主体の書籍は、だいたいリフロー型です。)1ページに表示できる文字サイズと文字の量が最適化されるので、文字が大量に目に入るのがいやな人には、特におすすめです。今回の本は紙の本のほうを一度読んでいたのですが、紙の本か電子書籍かで、読む印象がわりと変わるなーと思いました。◇以下、参考情報です。 リフロー型で制作された電子書籍は、文字の拡大縮小や行間の変更により、最も読みやすい状態で表示することが可能で、読者にとってカスタマイズの自由度が高い方式である。たとえば、スマートフォンなど比較的小さな画面のデバイスであっても、文字を拡大することで読みやすくなる。 (日本電子出版協会、2015.08.21記事「リフロー型電子書籍」より)上に書いてあることに加えて、電子書籍の場合、アレクサなどのAIが読み上げてくれる、というのも、大きな特徴です。僕はたまに、アレクサにkindle本を読み上げさせています。(アレクサは、買わなくても、無料のアプリになっています。)大量の文字を読むのが苦手な人には、拡大少量表示や、読み上げ機能などが使える電子書籍版をおすすめします!今回の本に限らず、今は様々な本が電子書籍に対応していますよ。『小学校教師を辞めて、世界の学校を回ってみた』【電子版】 Kindle版(細貝駿、セルバ出版、2021、1870円)なお、この本の紙版を読んだときの感想は、8月16日の日記の後半で書いています。興味を持たれた方は、ぜひ、ご一読を。↓▼細貝駿『小学校教師を辞めて、世界の学校を回ってみた』 (2021/08/16の日記)多様な子供たちに接する小学校の先生は、多様な教育について知っておくことが大事だと思います。全国の小学校の先生に、読んでいただきたい1冊です。▼55人の世界一周体験を集めた自主製作本『ROUTE55』 (2021/08/17の日記) ▼Kindleの電子書籍読み上げのクオリティをアップ↑ (2021/01/28の日記) ▼音声読み上げソフトがすごい!(「VOICEROID」(ボイスロイド)) (2020/11/21の日記) ▼【Excelプログラミング講座】kindle電子書籍化しました。 (2019/02/03の日記)
2021.10.15
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今日は、Windowsパソコンの、ちょっとしたストレス解消テクニックです。子ども向けのパソコンの使い方の本を読んでいると、けっこう知らなかったことが書いてあったりして、勉強になります。今日は、「ウインドウの最大化→元に戻す」のお手軽実現方法を知りました。僕が今までにやっていたのは、ウインドウの右上隅にある □ を押す方法です。_ を押すと、最小化です。 下のタスクバーに、隠れます。□ を押すと、最大化です。 画面全体に表示します。これは、知ってますよね?実は、なんと!タイトルバーをダブルクリックするだけで、最大化とウインドウ化が、交互に実現できるのです!知っている人には、「何を今さら・・・」という情報だと思いますが、僕は知りませんでした。いやあ~勉強になったなあ。右上隅にある _ や □ を押すのは、標的がちっちゃいので、ストレスだったのです。これからは標的がでかくなったので、確実にストレスが減りそうです。よかった、よかった。▼Windows標準搭載のボイスレコーダーで音読や楽器演奏を録音しよう▼デイジー教科書をWindowsタブレットでインストールせずに使う方法▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」 ▼Windows標準の「ペイント」で図形をキャラクター化 ▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。 ▼Windowsの画面上の操作を録画する無料ソフト3選!
2021.10.13
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少し前のブログで、以下の記事を書きました。▼運動会YouTubeライブ配信を実現するまで ~著作権への対応について~今日は、準備物や配信ソフトの設定など、技術的なことを書き残しておきます。やってみると、思ったよりも簡単でした。1. 有線LANでの中継運動場からネットで配信する場合、ネットにどうやってつなぐかが、まず問題です。実は、半年前の卒業式のときは、アクセスポイントが設置されていない体育館から、モバイルWi-Fiルーターを使って配信しました。ただ、無線よりも有線のほうが安定します。また、モバイルWi-Fiルーターは別途SIMカードを購入したり、追加容量を購入したりしないといけないので、その分、お金がかかります。したがって、今回は線を運動場まで引っ張って、有線LANでの中継をしました。職員室のハブに新しくLANケーブルをつなぎました。長さが全然足りないので、ジョイントでつないで、長くしていきました。3カ所をジョイントでつないだら、ジョイントの予備がなくなりました。仕方ないので、最後はハブを間に使って、本部テントまでひきました。(ハブの場合は、電源が必要です。)↓ジョイントは、こんなやつです。数百円で買えます。LANケーブル延長コネクタケーブルを人がひっかけないように、注意喚起を促しました。コーンで線があることを目立たせ、「さわりません」などと掲示しました。↓こんなのです。2. その他の準備物 □ビデオカメラ:HDMI端子付きのもの。 レンズを拭いておく。 (運動場の砂ぼこりで曇るので、注意。) □HDMIをUSBに変換するアダプタ: 映像をPCに取り込むために必要。 ※注意※ HDMI端子同士をつないでも、PCのHDMIは送信用だから、受信はできません!USBに変換することが必要です。 こういうの!↓ HDMIキャプチャカード HD 1080P USB 録画 配信用 □三脚:逆行対策のためにひさしの下がいい。 □ノートPC:配信ソフト「OBS」を事前にインストールしておく。 □コードリール:電源コードを延長して引っ張ってくる。 □長机:PCの置き場所として使用。広い方がいい。 □個人のスマートフォン:ライブ配信ができているか確認するために使用3. 準備(事前設定および機器の配置)(1) 撮影場所に机を置き、機材を設置。 PCをON。ビデオカメラもON。(2) ビデオカメラのHDMI端子からケーブル+アダプタでPCのUSB端子に接続。(3) Chrome(なければEdge)でYouTubeにログインする。(4) 「ライブ配信を開始」を押す。(5) OBSの設定:・起動時のメッセージでは、バージョンアップはせずにスキップする。<OBSの画面> ・「ソース」の「+」を押す。 →「映像キャプチャデバイス」と「音声入力キャプチャ」を追加。 音声メーターが周囲の音に反応して動いていることを確認。・「デスクトップ音声」はミュートにする。・基本的に、設定なしで実施できる。・OBSで「配信開始」をした後、1分ぐらい待つと、YouTubeのほうに映像が行く。(6) YouTubeの設定:・左の一覧から「管理」を選ぶ → 「ライブ配信をスケジュール設定」・ 「子ども向けではない」 →コメント不許可(チャットのチェックを外す) →「限定公開」 に設定。・スケジュール設定で予定日・予定時刻を入れる。 (4) 「共有」からリンクを取得し、Teamsにリンクを貼る。 (5) Teamsのリンクをコピーし、メール配信。4. 本番について・YouTubeログイン→ライブ配信開始 と OBSからの配信設定を済ませる。・YouTubeの「管理」から、周知したURLと同じかどうか確認し、「ライブ配信を開始」 ・中継中に近くでしゃべると大きな音で入るので注意!!<終わり方> ・YouTube>配信終了 ・OBS>「配信終了」保護者個人のスマホやパソコンなら、問題なく視聴できました。唯一引っかかったハードルは、学校の1人1台端末では配信動画がフィルタリングに引っかかって見られないという件でした。学校の端末は、見れる動画と見られない動画があって、大変です・・・。調べてみると、Edgeなら見られないけれどChromeなら見られるということが分かりました。そこで、ChromeにURLを貼り付けたり、Teamsのビデオ会議で画面共有から配信動画を共有したりして、各教室でも視聴しました。大変でしたが、何とか配信自体は成功して、ほっとしています。
2021.10.10
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今週末の土曜日に運動会を予定しています。コロナ禍のため、保護者の来校を1家庭につき1名に限定して行います。そのため、直接見ていただけない保護者の方に雰囲気だけでも感じていただこうと、YouTubeでライブ配信をおこなう予定にしています。今日は、運動会のライブ配信を実現するまでについて、書きます。運動会のライブ配信には、ちょっとしたハードルがありました。基本的に市販曲をBGMとして使うからです。特に、ダンスを踊る場合は、最新の流行りの曲を採用することが多いので、ライブ中継をするときにそういった曲を一緒に流してもいいかどうか、確認しておかなければなりません。なぜかと言うと、基本的に、「売っている曲を、他人が勝手に大多数に一斉配信したら、著作権侵害」なのです。(売っている曲でなくても、他人の著作物であれば、著作権侵害の恐れがあります。)ただ、学校は非営利であることや「授業」に必要があることから、いちいち許可を得なくても著作物を一定のルールのもとに使用できる特例があります。文部科学大臣は運動会でのライブ配信を積極的に奨励されていました。▼「運動会BGM、ライブ配信可能」著作権巡り萩生田文科相 (日本教育新聞、2021/6/21)では、ライブ配信における一般の楽曲の使用許可を得るには、どうしたらいいのでしょう?いろいろ勉強しましたが、以下のサイトが一番分かりやすかったです。▼学校のクラウド利用やネット配信、オンライン授業と著作権 許諾の有無や有償/無償をチャートで判断 (日経BP「教育とICT Online」、芳賀 高洋、2021/8/13)勉強して分かったのは、基本的に、SARTRUS(サートラス)というところに申請すればOKということです。上のリンク先には大変分かりやすいフローチャートがあって重宝しますが、「授業」がさす範囲がわりと広く、部活動や学校行事(運動会や音楽会、卒業式など)も「授業」としてみなされることに、びっくりしました。フローチャートの後に記載されている説明はかなり重要なので、すべて目を通しておくことをおすすめします。なお、余談ですが、コロナ関係でクラスの子数人が自宅待機になっていて、「教室の授業」を中継する場合には、SARTRUSへの申請すら必要ありません。運動会ライブ配信に関して、要点だけを言うと、運動会では市販のCD音源をダンスのBGMで使用しますが、遠隔授業での包括的使用を許可するSARTRUSに教育委員会が申請することにより、個別の使用申請をしなくても大丈夫なようになっています。SARTRUSというのは、授業目的公衆送信補償金等管理協会のことです。各自治体の教育委員会などの学校設置者が、利用する児童・生徒数に対して1人あたり1ヶ月10円の計算で補償金を納付し、遠隔授業等での著作物の使用ができるようにするものです。年度末までの合計額を納めるため、年度途中になって残り月数が少なくなるほど、納付額は少なくなります。最後に、僕が校長先生にお渡しした保護者へのお手紙の案を掲載します。実際にはこれを参考に校長先生が作られて、お手紙を出すことになりました。学校行事のYouTubeライブ配信を考えておられる方に、少しでも参考になる点があれば、幸いです。==================== 10月9日(土)開催の運動会YouTubeライブ配信について(ご案内) いつも本校の教育活動に対しまして、ご理解、ご支援いただいておりますこと心からお礼を申しあげます。 さて、すでにご案内しておりました通り、10月9日(土)の運動会では、新型コロナウイルス感染症対策のため、来校できる保護者の方を1名に限定しています。 学校としては、入場できない方にも雰囲気だけでも感じていただければとの思いから、YouTubeでのライブ配信を下記のとおり行う予定です。 中継にあたりましては、途中で配信が途絶えたり、急遽中止したりする可能性があること、カメラ1台で中継するため、テレビ番組のような映像にはならないことについてご了承ください。撮影は本部席近くからビデオカメラで行うことを予定しています。視聴にあたりましては、録画をしない、二次配信をしないという点を守り、そのときだけの視聴にとどめていただきますよう、お願いします。個人が特定されることについてご心配な方はご相談ください。 なお、前日に、接続テストを実施します。ご家庭から一度接続のテスト(練習)をされておくと運動会当日スムーズにいくと思われます。運動会当日、教職員は演技・競技等の児童対応に専念するため、配信・視聴に関する問合せには応じることができません。ぜひ事前に接続テスト(練習)をされておくことをお勧めします。 記 〇学校から後日配信するお知らせメールから、URLをクリックしてアクセスしてください。・ 配信開始は、10月9日(土)8:50~です。・ テスト配信は10月8日(金)8:40~10:30に行います。・ 閲覧できるのは、保護者の皆様のみとさせていただきます。 保護者以外にURL等を紹介されることはお控えください。 (祖父母にあたる方の閲覧は可能です。)(重要)ライブ配信映像は個人情報を含むため、閲覧のみにとどめ、 SNS への掲載や二次的な配信等はされませんようお願いします。====================
2021.10.06
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昨日は日曜日でした。公園にお出かけした後、息子がパソコンで「ゲーム実況を録画したい」と言い出しました。やってみると、なんとかうまく(?)できました。備忘録として、こちらにやり方を書いておきます。息子は最近はiPadでばかりゲームをしているのですが、ごくたまに、パソコンでもゲームをします。パソコンでやっているのは「二ノ国 II」です。スタジオジブリの映像と、久石譲の音楽がとても素晴らしいので、僕が勧めました。(笑)↓公式YouTube映像たまにしかやらないので、すでにストーリーを忘れかけています。なぜか急にやる気になって、しかも単にゲームを再開するだけでなく、「ゲーム実況」もする気になったようです。まあ、なんでも、やってみるのはいいことです。何事も、経験なり。ゲーム実況なので、実況を録音する必要があります。とりあえず、今回使用したのは「ゲーミングヘッドセット」です。ゲームをしながらボイスチャットとかでしゃべれるようになっています。AZLink ゲーミングヘッドセット マイク付き 有線USBでつなぐマイクも試したのですが、「ゲーミングヘッドセット」が一番手軽に使えそうでした。「ゲーミングヘッドセット」にはUSB端子も付いていますが、設定がよく分からなかったので、マイク端子とヘッドホン端子にアナログで入出力しました。↑この端子を・・・↓PCのヘッドホン端子とマイク端子に刺しました。 (緑がヘッドホンで、赤がマイク)マイク端子からのマイクの音声は、「サウンド」のところで「マイク」を選べば、OK!ちゃんと、「マイクのテスト」も、反応していました。ちなみに、ヘッドセット側のスイッチでマイクのマークの方にスイッチを入れると、マイクがONになりました。(テストするまではどっち側がONなのか、分かりにくかった。)肝心の「ゲーム画面を録画する方法」ですが、これも一番カンタンな方法をとりました。Windows標準の画面録画機能です。「Windows」キーを押しながら「G」を押すと、起動します。●ボタンを押すと、録画開始です。録画中は、画面の隅っこに、録画経過時間と■マークが出ます。■を押すと、録画停止です。実際のゲーム実況は、息子の許可がないのでお見せしませんが、なかなか楽しんでました。ゲーム実況が終わってから、「キャプチャ」フォルダを見ると、ちゃんと録画ファイルが入っていました。ただ、ゲームの音とマイクの音が一緒になっているので、それぞれの音量バランスを後から調整することはできません。たぶん、ちゃんとしたゲーム実況をするなら、ゲームBGMと実況者のマイク入力は分けて録音するほうがいいでしょう。今回は、子どもがまず最初に実験的にやってみただけなので、とりあえず成功して、満足です。さてさて、息子くんは、この動画、編集してYouTubeに投稿するつもりなのかな?※ゲーム実況のYouTubeへの投稿は著作権違反になる恐れが高いので、 「投稿したい」と言ったら、その話もする予定です。 個人で楽しむ分には、なんら問題ないのですけどね・・・。 ただ、最近は宣伝効果が高いことから、公式に許可しているメーカーも出てきているようです。 (参考リンク) ▼中高生憧れの職業「ゲーム実況者」 著作権法違反も解禁相次ぐ (Yahooニュース、2021/9/26記事) ▼YouTubeのゲーム実況は著作権侵害になる?気を付けたいポイント (DIGITAL DIY、2020.04.14記事)▼Windowsの画面上の操作を録画する無料ソフト3選! (2021/02/28の日記)▼ジブリと久石譲によるゲーム『二ノ国』の音楽! (2020/09/26の日記)
2021.10.04
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勤務市の各学校をつないだオンラインのビデオ会議がここ数日開催されています。僕もそのうちの1回に参加させていただきました。大多数の教職員にとって、ビデオ会議はまだまだなじみが薄い存在です。ビデオ会議の経験のない教職員も、まだわりといらっしゃるのではないかと思います。ビデオ会議でありがちなことが、意見を求めても沈黙が続くことです。雑音をシャットアウトして話者の話をしっかり聞くために、他の人は基本的にマイクミュートにしているからです。マイクのミュートを外して、マイクに向かって発言するというのが、ハードルなのです。面と向かって会議をしていたら、挙手して発言をしたり、だしぬけに発言したりすることもあるかと思います。しかし、ビデオ会議だと、ビデオ会議自体に慣れないこともあり、発言のしにくさがさらに増してしまいます。では、どうしたらいいのでしょう?オンライン授業でもそうなのですが、対面式と全く同じようにしようという意識を、まず捨てなければいけません。オンラインにはオンラインに合ったやり方というのがあるのです。対面式でやっていることをオンラインでも同じようにやろうとしても、無理があります。「やっぱり、オンラインより、対面式のほうがいいね」となるのも、当然です。同じことをやるなら、顔を合わせて集まる、従来の対面式のほうがいいのです。オンラインならではのやり方を取り入れないと、いけません。オンライン会議の場合は、「平行チャット」だと思います。マイクミュートを切って発言するのは、ハードルが高いです。最初に、全員でチャットの練習をしておくのです。「よろしくお願いします。」だけでもいいので、とりあえず入れておき、会議と並行してチャットが使えることを確認しておくのです。藤原和博さんとかだと、会議のつかみで、「僕はある歌手に似ています。誰でしょう?」というクイズ(?)で反応を促しておられます。あんな感じで、アイスブレイクもかねて遊びがてら投稿できると一番いいです。↑藤原和博さんのつかみの例です。冒頭の3分だけでも、見てみてください。ビデオ会議と並行してチャットが使えると、何がいいのか?気が付いたときに、すぐに投稿できることです。気づきをすぐに、文字でシェアできるのです。これは、ビデオ会議でないとできません。文字ではなく音声で発言すると、今の話の流れを、切ってしまいます。チャットなら、そのときの話の流れを邪魔してしまうことが、ありません。チャットを見るのは、後でいいのです。その内容を会議で取り上げるにしろ、後回しでいいのです。そのうえで、会議が止まったときに、「チャットで〇〇さんが、~~~と書いていましたが、これについて・・・」と、新しい話題にすぐに持っていけるのです。講演会なら、講師への質問はチャットに書いてもらえれば、質問コーナーで無言の沈黙を過ごす前に、「チャットに来ていた質問について、これから講師の先生に答えてもらいますね」と、質疑応答に秒速でチェンジできます。ビデオ会議で並行してチャットをするのは、全く難しくありません。Teamsの場合だけ、やり方のリンクをはっておきます。▼会議でチャットTeamsする (Microsoft Teamsの公式サイト内)他のビデオ会議ツールもおおむね同じようなやり方だと思います。チャットは基本的に、残りますので、会議の後で見返すことも容易です。「会議が終わると同時に議事録もできている」というのは、オンライン会議をしっかりされているところでは当たり前にされていることです。そこまでいくとオンライン会議のメリットがはっきりします。対面式の会議でも、誰かがパソコンをカチャカチャ操作して議事録を同時並行で打っている場合がありますよね?しかし、オンライン会議の議事録なら、チャットのコピペも使えるし、自動字幕も使えるし、スクリーンショットも挿入できるし、会議の録画を後から見返すこともできます。議事録作成は、格段に簡単になるのです。オンライン会議は、自動記録を残す仕組みに結び付きやすく、議事録作成の仕事を軽減したり、なくしたりしてくれるのです。そういうわけで、慣れてくると、オンライン会議もなかなかいいもの・・・のはずです。なかなか、現状では、通常の会議ばかりで、オンライン会議自体の回数が少ないのですが、慣れていった上で、必要に応じて、「これは対面式がよい」「これはオンラインがよい」と選んでいけたら一番よいと思います。そんなわけで、オンライン会議では、とりあえずチャットも使いましょう! ▼オンライン研修会をするなら、ZOOM? Google Meet? Teams?▼オンライン部活で音楽演奏を遠隔で合わせる!
2021.09.30
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勤務校は1人1台タブレットとして、Windowsタブレットが配られています。Windowsの場合、標準アプリとして「ボイスレコーダー」がついています。今日は、Windowsタブレットで録音するやり方をお知らせします。(1)まず、パソコンを起動した後の左下、Windowsマーク(窓のマーク)から、アプリの一覧に行きましょう。下にスクロールしていくと、あいうえお順で「ほ」の場所に、「ボイスレコーダー」があるはずです。(2)ボイスレコーダーを起動すると、下のような画面になります。 録音したり、録音したものを再生したりできます。(3)Teamsなどで他の人と共有したり、 誰かに録音したファイルを送りたいときは、 ファイルの保存場所にアクセスします。 「…」マークを押すと、「ファイルの場所を開く」というのが、現れます。録音機というのは、子どもにとってはかなり面白い遊び道具です。ただ、遊び道具であると同時に、自分の声を自分で聞くということを通して、「メタ認知」が鍛えられます。他者から聞こえているはずの声を、他者の耳で聞く体験ができるのです。自分ではそんなつもりがなかった、ということも、たくさん発見できると思います。自分の声を聞くのは恥ずかしいですが、とても有意義な勉強になると思います。 教師が学習活動として仕組む場合には、以下のような活用が考えられます。・音読を練習し、録音を自分でも聞く活動。 (気に入らなかったら録りなおし、最もよくできた録音を提出する)・複数の子どもの録音をつなげて、音読劇を完成させる活動。 (「ラジオドラマをつくろう」的な・・・)・リコーダーや鍵盤ハーモニカを学校で吹けないので家で練習して録音する。・身近な音を集めて、クイズを作る。 (扇風機やインタホンの音などを録音し、「これは何の音?」という問題を作る。)上のような課題は、全員一律に課題として出すのではなく、「やれる人は挑戦してみよう」といった形で子どもたちに投げかけるといいのでは、と思います。そうすると、なかには最初に挑戦してみる子も、現れるでしょう。1人がやってみると、何人か続く、ということが、起きるかもしれません。教師が強制的にさせるよりは、紹介だけしてチャレンジャーが現れるのを待つ、というほうが、主体的な学びになりそうです。▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」▼Windows標準の「ペイント」で図形をキャラクター化▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。▼Windowsの画面上の操作を録画する無料ソフト3選!
2021.09.27
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昨日の続きです。今回は、子どもの世界だけでなく、大人の世界も含めて、ネット上の悪意ある攻撃に気づき、身を守ることの大切さについて、書きます。 ↓昨日の日記▼タブレット機器でできることを知り、悪事に「気づける」大人になろう!子どもたちの変化について、気づきのアンテナを高めることは、非常に大事なことです。ただ、ネット上の悪意による攻撃については、大人の世界にも、あります。子どもだけでなく、大人が自分を守るためにも、「学んで防衛する」という姿勢は重要です。問題は、コンピュータ関係は、専門性を突き詰めると、際限がないというところです。ネット犯罪の手口について調べようとしても、それこそ多種多様にあります。また、どんどん高度化していっています。専門知識がないと、正直よく分からない・・・ということも、多いと思います。たとえば現在は小学生でもプログラミングを学ぶようになりましたが、プログラミングを突き詰めていって悪用を考えれば、コンピュータウイルスを作って個人情報を抜き取ったり、遠くからパソコンを遠隔操作したりすることもできます。僕にはどうやってそんなことをするのか詳しくは分かりませんが、技術的にはそういったことが可能で、現にそれを行う犯罪者が、世の中にはいるのです。コンピュータを悪用する事例については、大人の世界の事例を入れると、一般人が想像も付かないような手口があります。魔法のようなことができてしまう手があるのが、今のコンピュータです。子どもたちだけでなく、自分の身を守るためにも、ネット上の「悪の手口」については、知っておいた方がいいと思います。そのうち子どもに関係するものについては、子どもたちにも知らせていった方がいいでしょう。ただ、1個1個の手口について受験勉強のように覚えておかないといけないわけではありません。「なんか、怪しい」という感覚を磨くだけでも、十分だと思います。大切なのは、気づくことです。ハッと気づいて、立ち止まることです。おそらく、警察のサイバーパトロールなどは、そういったネット上の悪の手口について情報収集し、対策を講じることができるプロです。詳しいことは分からないにせよ、「怪しい」と気づくことさえできれば、そういった専門家に相談することができます。警察以外にも、相談機関は、あります。身近な人で、コンピュータに詳しい人に相談するのも、いいでしょう。悪いことをする方も、頭を使ってきます。見かけ上「安全」だと見せかけるぐらいの知恵は使ってきます。見破るには、こちらも頭を使います。「もしかしたら」という疑いを持ち、思考を巡らせることです。コンピュータの世界の偽装にだまされては、いけません。ミステリー小説が好きな人なら、サイバー犯罪を扱った本などを読んでみるのもいいかもしれません。ジャンルとしては「サイバーミステリー」というものになるようです。僕が少し前に読んだ「ハッカー探偵」のシリーズ2作目などは、非常に具体的にサンバー犯罪の手口が描かれていて、小説として面白いだけでなく、自分自身の勉強にもなりました。著者は私が以前大変お世話になった方なのですが、プログラマーでありながら小説も書かれるというすごい方で、尊敬しています。大人向けの小説なので子どもには勧められませんが、よければ読んでみてください。↓「窓の杜」に詳しい推薦記事があるので、リンクを貼っておきます。▼サイバーミステリーの著者が考えるリアルな“ハッカー探偵”像とは? (窓の杜Book Watch/著者は語る 2017年8月25日記事)『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』【電子書籍】[ 柳井政和 ]『顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』 [ 柳井 政和 ]大切なのは、気づきのアンテナを高めることです。ネット上の悪意に気づけるアンテナを伸ばそう!
2021.09.16
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昨日の続きです。昨日の日記を未読の方は、まず先にそちらをご覧ください。▼タブレットがいじめに使われていたという報道記事について (2021/09/14の日記)いじめ報道の元記事を細かく見ると、子どもたちは「Alt」+「Tab」で誰かが来たらさっと画面を切り替えてしまうというようなことも書いてあり、大人がこういうことを知っているか知っていないかで大違いだと思いました。子どもたちはいろいろな使い方をするものです。大人がそれを想定できているかが、非常に重要だと思います。もちろん、すべてを想定することは無理だと思います。でも、たとえば保護者が小学生にスマホを渡すとしたら、「長時間使いつづけるかもしれない」「隠れて知らない人とやりとりをするかもしれない」「ネットいじめに巻き込まれるかもしれない」など、いろいろ想像して、リスクを想定したうえでの事前の話し合いや約束決めを経て、ようやく使わせると思うのです。だから、「スマホでできる、悪いこと」についても、大人は知っておかないといけないのです。タブレット機器についても同じです。家庭で使わせる場合でも、学校で使わせる場合でも、「使いようによっては、こんな悪いことができる」という情報は、大人が事前に知っておくべきだと思います。子どもたちは、いいことも、悪いこともします。それは、当たり前です。でも、子どもたちはいいことも悪いことも繰り返しながら、学んでいくんです。大事なのは、大人が気づいて、悪いことをしたときに子どもと向き合い、正していくことです。子どもが悪いことをし続けるのは、もしかしたら、気づける大人が周りにいないからかもしれません。この件に限らず、特にネットにつながる機器に関しては、大人よりも子どもたちのほうが詳しい、ということが往々にしてあります。子どもたちは、ウラ技を見つける天才ですし・・・。ただ、だからこそ大人たちもせめて「こんなことができるらしい」と学ばないといけないと思うのです。そうでないと、ネットにつながる機器で何か悪いことをしていたり、トラブルに巻き込まれたりしていても、大人がまったく気づかないということが起こってしまいます。「Alt」+「Tab」というのを、手元のパソコンのキーボードで、ぜひ押してみてください。キーボードのはしっこの方にあると思います。「Alt」を先に押しながら、「Tab」もポン!と押し、両方一度に、指を離します。すると、瞬時に、今さっき見ていた画面が、違う画面に切り替わったと思います。(設定によっては、ならないときもあります。)これを知った時、皆さんはどう思いましたか?「職場で、仕事に関係ないホームページを見ていても、これを使えば、さっと切り替えられて、上司にバレずに済むぞ」と思いませんでした?そんなのは、僕だけでしょうか・・・技術を知った時、悪用することも思い浮かんでしまうのが、人間です。そして、大人も子どもも、そういう点は、変わりません。「ズルや悪さをするやり方」を知っても、ズルや悪さをせずにいられる心の強さを子どもたちに求めるのは、現実的ではありません。(それについて考えさせるのは、必要です。)大人も、「ズルや悪さをするやり方」を知ったら、ズルや悪さをしてしまう人が、けっこういるのです。特に、「バレそうにない」と思ってしまったら、心の誘惑に勝つのは至難の業です。こんなときに道をただせるのは、「気づいてあげられる人」です。「気づいてあげられる人」になりましょう。
2021.09.15
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タブレットがいじめに使われていた件がニュース報道されており、非常にショックを覚えています。(ネット上の報道記事へのリンクは後掲)現在はまだ調査中だと思いますが、これについては情報をしっかり全国の学校・教職員が共有し、同じことが二度と起こらないようにしないといけない、と思っています。もしかしたら同じような状況が、ほかの地域・ほかの学校でもあるかもしれません。気づいたらすぐに修正して事態の改善を図るべきで、至急共有すべき情報であると思います。今出されている情報の中でも、タブレットの運用に関する管理設定で疑問に思える箇所がありました。△一人一人に割り当てられたIDは出席番号であり、パスワードは全員同じだった。 →他人になりすますことが簡単にできてしまう!僕がこれまでに読んだ本では、「パスワードは家のカギと同じ。容易に人に教えないで。人に推測されるものをつけないで」と書いてありました。このブログの過去記事でも、2度、パスワードについて本に書かれていた内容を取り上げています。▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。▼IDやパスワードはなぜ大切? ~『 サイバーセキュリティのひみつ』たしかに、学校の悪しき文化として、パスワードを秘密にせずに、うまくいかなかった時に教師がすぐに助けられるようにしたり、全員がスムーズに一斉授業の中でログインできるようにしたりすることが、これまでにはあったかもしれません。しかし、1人1台端末の導入に伴い、他人に覚えられにくいパスワードをそれぞれに割り当て、パスワードの意味も合わせて教えるのは、必須事項だったと思います。今すでに他人から容易に推測されてしまうパスワードで運用してしまっている学校は、すぐに変えた方がいいと思います。△児童生徒どうしのヒミツのチャット(プライベートチャット)ができ、大人がチェックできなかった。 →チャットでの悪口・いじめにつながった!これは管理設定で禁止できる項目だと思います。Teamsの場合だと、監視付きチャットというものも、あるようです。学校の端末はあくまでも学校のものであり、子どもたちの自主性に委ねる部分はあるにせよ、自主的に行っているその全ては学校側に筒抜けになっているという状態が必要だと思っています。教師が見ている中で不適切な使用が認められたら、指導したり、使い方を考えさせたりすることができます。個人的には禁止にせずに使える自由を与えるのは、主体性を尊重する素晴らしい方針だと思いますが、学校側が把握できない状態にすると、「不適切な使い方」に学校が気づかないまま、エスカレートしてしまうことがあります。こういうことがあったからと言って、反動でなんでも禁止になってしまったり、タブレットを使わせないということになってしまうのは反対ですが、やはり「気をつけるべきこと」をしっかり把握した上で使わせないと、大変なことになってしまうと思いました。最後に、僕の情報入手源について、書いておきます。僕はGoogleアラートで「GIGAスクール」というのを入れています。そうすると、ネット上の記事でこのキーワードに関係する記事の一覧が、毎日メールで送られてくるのです。そこで気になったニュースはチェックするようにしています。今回のいじめ自殺報道については、最初に知ったのはYahooニュースでしたが、プレジデント・オンラインが大元だったようですので、そちらの元記事を主として参照しました。Yahooニュースについては転載されたものですが、世間の人のコメントも合わせて見ることができます。元記事のプレジデント・オンラインは、今後も続報を出していくとのことです。▼小6女子をいじめ自殺に追い込んだ「一人一台端末」の恐怖 (Yahooニュース 2021/9/13 17:16)▼小6女子をいじめ自殺に追い込んだ「一人一台端末」の恐怖 (PRESIDENT Online 2021/09/13 17:00)▼「小6女子いじめ自殺」チャットに書かれた誹謗中傷はなぜ消されていたのか (PRESIDENT Online 2021/09/14 13:00)こういったネット上の報道記事にはあおり報道と思えるものもあるので読む側にも注意が必要ですが、ネットリテラシーを踏まえた上で最新の情報を収集し、各自で今後の改善につなげることが大事かと思います。
2021.09.14
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ある日、ネット上に次のような投稿があり、驚愕しました。▼Excelで一番感動したキーボードショートカット「フラッシュフィル」が便利すぎる(togetter記事)エクセル職人の「かりゆし」さんが、「個人的に一番感動したショートカットキーです。 」として、「Crl」+「E」を紹介されていました。エクセルはずいぶん使ってきましたが、初めて知りました!どうやらだいぶ前のバージョンのエクセルから実装されていたようです。これがすごいのが、マクロどころか、数式も入れなくていいところ。なんと、「Crl」キー +「E」を押すだけで、エクセルが自動判別してくれるのです。エクセル「この人、たぶんこれがやりたいんじゃないかなー」と考えて、エクセル「エイッ!」と魔法のステッキを一振りするがごとく、一瞬でバーンと結果を出してくれます。これは、名簿管理でよくありがちな、「空白の前を名字、空白の後を名前として、別々のセルに分ける」といった作業でかなり効力を発揮します。今までは「文字列を分ける関数があったよなー。なんだったかなー。」とそのたびにやりたいことを実現する関数を調べて、それを入力していたのですが、なんと、それがいらないのです。もう、びっくり。玉手箱。さて、これが実際どんなものなのか、実際にやってみました。「空白の前を名字、空白の後を名前として、別々のセルに分ける」というのはあっさり実現してしまいそうで面白くありません。そこで、空白の前後という分かりやすいルールが存在しない、都道府県名でやってみたいと思います。こんな風に入力してみました。↓さて、エクセル君は僕がやりたいことを忖度して、空白セルをうまく埋めてくれるでしょうか?「Crl」キーを押しながら「E」を押すだけで、一気に、こうなりました! ↓おおーーーーっ!!ただし、この場合の自動判別ルール、実は「前の2文字をとってくる」という判断をエクセル君がしています。なので、「和歌山県」を入れると、「和歌」「山県」と分かれてしまいます。そういう場合は、自動判別するための判断材料を2つにしてやればいいのです。以下のようにあらかじめ入力しておくと、エクセル君は上の2つからルールを判断するので、僕がやりたいことをちゃんとくみ取ってくれます。 「Crl」キー +「E」↓どうですか?覚えておくとかなり便利なこの機能。ぜひぜひ、使ってみてください!今回の「フラッシュフィル機能」がエクセルで実際に動作するところは動画にも撮ってみたので、よろしければご覧ください。↓ ▼Word文書でルビ付き漢字の読み上げをさせる方法 (2021/09/02の日記)▼大規模校で役立つ!エクセルファイルの複数人同時編集(エクセルファイルの共有) (2020/04/04の日記)▼【速報!】エクセル野球シミュレーション「脳内野球」2.0が公開 (2021/03/12の日記)▼大規模校で役立つ!別のエクセルデータから「探してくる」操作の自動化 (2020/04/05の日記)▼エクセルの技 自動更新される年齢表示 (2007/07/08の日記)
2021.09.04
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Wordの読み上げ機能「イマーシブリーダー」は、ルビ付き漢字を飛ばしてしまいます。ルビ付き漢字を読み上げさせるにはどうしたらいいか、という相談を受けました。Wordのままだと、確かにルビ付き漢字は飛ばして読み上げますね・・・。それなら、Wordではなく、PDF形式にして、Edgeで読み上げさせてみましょう。やり方は、いったんWordで開いた後、「名前をつけて保存」でPDF形式で保存。おそらくそれをダブルクリックで開くと、Edgeで開くと思います。Edgeの「音声読み上げ」なら、すべての文字を読み上げます。ただし、漢字もルビも読むので、ルビがあると2回読み上げます。どうしてもWordで読み上げさせたいなら、「和太鼓」などのアプリを使う必要があると思います。(※「和太鼓」は現在は有料化して「Word Talker」になっています。有料ですが30日間なら試用できます。これなら、完璧に読み上げます。)(参考サイト)▼Word で音声読み上げ (バリアフリーパソコンサポート「まほろば」様、2017.11.30記事)▼【まとめ】漢字のルビ振りに関する情報 (kintaのブログANNEX様、2021.03.24記事)今回の件は実際の読み上げがどうなのかを聞いてもらわないと分かりにくいので、動画にもしてみました。 ▼Wordの音声入力が進化していた! (2021/05/23の日記) ▼音声読み上げソフトがすごい!(「VOICEROID」(ボイスロイド) (2020/11/21の日記) ▼すごいぞ!「UDブラウザ」(iPhone、iPad用) (2019/08/25の日記)▼国語科教材「ごんぎつね」の朗読をYouTubeで公開 (2019/12/01の日記)▼漢字が読めない子のための教科書(PC、タブレットでの支援) (2017/07/13の日記)
2021.09.02
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昨日は、「音楽会の曲を覚えるために、 1人1台タブレット端末で各自が自由にお手本の演奏を再生させるといいよ♪」という記事を書きました。今日はその続きです。というか、補足です。運動会のダンスお手本動画や、音楽会のお手本演奏の場合、YouTubeのスロー再生が有効です。僕は音楽会の曲を指導する時は、最初はかなりゆっくりから始めます。ゆっくり演奏して、みんながゆっくりテンポで合わせられるようになったら速くしていくのが定石です。最初はゆっくりのスピードで練習するのがいいのです。YouTubeなら標準機能で、それができます。運動会のダンスの場合も、同様です。やり方は、いたって簡単。歯車マークの設定ボタンを押せば、後は見れば分かると思います。再生速度は、速くすることも、遅くすることもできます。↓前回貼り付けた僕が作った動画をもう一度貼っておきます。↑こういった埋め込み動画にも設定の歯車ボタンがあります。 (再生させると、画面の下に表示されます。) 歯車を押して、いろいろな再生速度を試してみましょう。 けっこう面白いです。 (※スマホで再生させた場合は、歯車ボタンは出ません。 iPhoneの場合、YouTubeアプリで開いて「・・・」ボタンです。 埋め込み動画では設定変更不可のようですので、YouTubeアプリで開き直してください。)ちなみに、パソコンのキーボードの「→」で5秒先に行き、「←」で5秒前に戻ります。イントロを飛ばして目的のところにさっと行くために、重宝します。「今のところをもう1回!」と、少しだけ戻ってやり直す時にも、重宝します。 YouTubeではなくスマホで曲を再生するアプリにも、使えそうなものがあります。下のものを使えば、マーカーをつけたところから再生させたり、一部分の繰り返し再生ができるようです。もちろん再生速度も変えられます。 ▼Audipo(iOS版ダウンロードサイト)▼倍速再生アプリ「Audipo」の使い方と設定を完全レビュー(「Apple信者1億人創出計画」内記事、2019年3月14日)ICTは、覚えるのが苦手な子が覚えるようになるための支援として、とっても有効です。ぜひ、ご活用ください!▼1人1台タブレットで音楽会の曲の予習をしよう! (2021/08/23の日記)▼運動会で使う曲の最後だけくりかえすには? (2009/09/14の日記)▼聴覚過敏対策に、音楽の超高音と超低音をカット!(運動会ダンス曲で耳をふさぐ子のために) (2017/10/1の日記)
2021.08.24
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GIGAスクール構想に関する記事を今まで書いてきた中で、2度紹介させていただいた本。『学校アップデート』。『学校アップデート 情報化に対応した整備のための手引き』(堀田 龍也ほか、さくら社、2020、税別1700円)発行から1年が経ちましたが、本書の中の情報は未だに古びていません。先進的な取組が多く記載されており、しかもその全てが具体的なので、「できるところから、少しずつ」をめざす多くの学校に、この上ない参考書となっています。僕が通級の巡回指導に行っている学校でも、「ICT活用の研修に使えるいい本、ないですか?」ときかれたら、迷わずこれをオススメしています。今回は本書の内容を少し引用し、「ICT活用で学校現場にどんなメリットがあるのか」といったことを再確認していきたいと思います。=============================『学校アップデート』<「学びの個別最適化」の事例>・すべての問題は自動出題・ヒントを表示するボタンなども用意されている・本時の学習内容を早く終えた児童は、アダプティブドリル教材・間違えた問題に合わせて次の問題が出題される (p21より)小学校算数での導入事例より、「こんなことができる」という例を抜粋しました。 具体的な教材名とかは伏せておきますので、本書を直接ご覧ください。 「個別最適化」については、僕は大変期待をしています。 これって、いわゆる特別支援学級では、できているんですよね。 子ども一人ひとりは、みんな違うんだから、それに合わせた教材が必要なんです。 でも、通常学級の一斉授業の中では、そういったことが無視されてきた。 ところがICTを使うと、実現可能なんです。 やらない手はないです! 実際、僕は通級教室で同じようなことを、パソコンを使って長年やってきました。 ヒントを見るか見ないかを子ども自身が主体的に決められる、というのも、けっこういいのです。 対人だと、教師が勝手にお節介を焼いて、教え過ぎてしまうことがあります。 対人でしか学べないことはありますが、「関わりすぎ」が子どもの主体性を奪ってしまうこともあるのです。 なお、ドリルをICT化することにより、教師側は自動採点で結果だけ見られるのでラクができるということもあります。そちらは副次的な効果ですが・・・。 ↓本書の最後にもドリルのことが書かれていたので、そちらも引用します。・ドリルや宿題を回収し先生が確認する目的の1つは、児童生徒がどこでつまずいているのか把握し、指導上の手立てを検討することです。・デジタルな方法で課題を提出し、学習履歴を蓄積することで、AI等も活用し、指導方略の目処をつかめるようになります。 (p126より)非常に重要なキーワードがいくつか出てきました。 そもそも、学習は何のために行うのか? その本質を理解して、ICTを使う方がよければ使っていった方がいいんじゃない?と思います。 今やっていることをICTで代替するのは、その方がメリットがあるから。 そのメリットを知らずに今まで通りノート提出をさせて、先生たちが家に持ち帰って夜中までノートを見たりテストの採点をしたりしているようでは、前時代的な働き方と言わざるを得ません。 先生たちよ、自分たちのためにも、子どもたちのためにも、ICTを使っていきましょう! <「朝ノート」の事例>・「元気です。むしにさされた。」などの朝ノートを書いていきます。・みんなに受けそうな画像や自分の好きな画像を貼り付けている児童もいました。・他の人の朝ノートを読むことで、クラスメイトとの距離が縮まります。・教室での 距離を超えたコミュニケーション が可能になります。 (p24-25より)小学校の朝の健康観察での日常的な活用から、引用しました。 この取組は、該当校のオンラインセミナーで事前に聞いていたのですが、 「これは、いい!」と思いました。 僕の勤務市だと、小学校は「元気です。」とか言うだけなのですが、 中学校だと、日直が日誌に書くというのをやっています。 日誌が担任との交換ノートみたいになって、コミュニケーションツールになっているのです。 ただ、全員が日記や日誌を書くと、40人学級の担任は読むのに時間がかかってしかたないので、普通は「朝ノート」みたいなことを、全員に書かせて毎日提出させるようなことは、しません。 それが、ICTだと、瞬時に情報共有ができて、後からでも見られるので、非常に手軽に実現できます。 画像や(^o^)マーク、スタンプなども入れられるので、いいですね。 そしてこれが素晴らしいのが、コロナ感染で休校になったり、分散登校になった時にも、同じことができることです。 「距離を超えたコミュニケーション」は、ICTの大きな利点です。 この夏休みも、子どもによっては持ち帰ったタブレットにせっせとメッセージを書いて、コミュニケーションをとろうとしていた子がいました。(これは僕の勤務校の話) 子どもは、話したいのです。 コロナで対面でのコミュニケーションを制止するなら、せめてICTでのコミュニケーションを、代わりに保障してあげたいところです。 不登校の子どもたちとつながることにも、使えます。 障害のある子どもや入院している子どもが同じ場所で学べない場合に、つながりを保つためにも、使えます。 ICT活用の最大のメリットは、コミュニケーションなのです。 このブログ自体も、そうですね。(^^) 読んでもらえると思うから、うれしいし、どんどん発信するようになる。 自発性や意欲につながるICTの使い方は、とてもいいと思っています。=============================まだまだ引用したり紹介したりしたい内容はあるのですが、これくらいにしておきます。とにかく買って読んでみられることをおすすめします。公式サイトは、こちら!▼「学校アップデート――情報化に対応した整備のための手引き」 (さくら社公式サイト)目次や、付録の表「学校アップデートへのステップ」が見られます。 ▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。 (2021/01/10の日記)▼コロナ禍での学びと気づきを共有する ~新刊『オンラインとオフラインで考える特別支援教育』 (2021/07/01の日記)▼GIGA スクール以後の、今後の方向性について (2020/07/18の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その16 学校で使うMicrosoft Teams(教師間やクラスの子と、つながるツール) (2020/08/01の日記)
2021.08.22
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※本記事では基本的に、iPadでのYouTube動画の視聴設定について解説しています。うちの子が休みになるとずっとYouTubeばかり見ています。 まあ、休みの日でなくても家に帰ってきたら、ずっと見ていますが・・・。 すこし前に息子を習わせている動画制作講座の会社から、YouTube動画の「制限付きモード」について教えてもらいました。 これが、とっても簡単に設定できるんです。 簡単、ポンです。 YouTubeアプリを表示した状態で、右上のアイコンをタップ「設定」→「制限付きモード」をON これだけです。 もしかすると、これだけでは不十分かもしれませんが、 YouTube上には不適切な動画やコメントが見られるので、 せめてこれぐらいはしておきたいと思いました。 この設定をすると、それ以降、子どもが見ているYouTubeでは 「制限付きモードにより、コメントは非表示になっています」と出て、 コメントは表示されなくなっていました。 子どもが見たいヒカキンの動画とかは、ふつうに見られるようです。 今のところ子どもは全く不満に思っていないので、続けてみます。 設定の時に「ダークモード」というのもあったので、 ついでに ON にしておきました。 画面が明るすぎると、目が悪くなるので・・・。 ついでに、「次の動画を自動再生」というのを、OFF にしました。 動画を次々見るのを防止するために、少しでも役に立つかもしれません。(^^;)うちの子の iPad は古いためから、以下の設定はできませんでしたが、 僕の iPhone では、「視聴時間」という設定項目もありました。これがあると、視聴時間の記録が分かるほか、「休憩をとるように通知する」「おやすみ時間になったら通知する」という設定も ON にできます。この項目も、もし設定できるようだったら設定しておきたいところです。(上の画面写真は僕が使う iPhone の画面なので、設定していません。 してもいいけど・・・。) 実は今までは子ども自身のGoogleアカウントでサインインはしていなかったのですが、この機会に、してみました。YouTubeアプリ右上のアイコンから、サインインできます。すでに親のアカウントで入っている場合は、アカウントを切り替えることになります。うちの場合、子どものアカウントはGoogleファミリーリンクで作った、保護者の監督下にあるアカウントです。そのため、ここでも保護者が追加の設定を行うことができました。↓こんな画面が出て、何歳向けの動画まで見られるようにするか、選べました。さらに、子ども自身のアカウントでサインインした状態だと、YouTubeの視聴履歴などのデータも、確認できます。子どもがどんな検索ワードを入れて、どんな動画を見ているのか、後でチェックできるわけです。禁止にはしたくないが、何をどれくらい見ているのか気になるという場合には、以上のような設定は、かなり役に立つのではないでしょうか。僕はYouTubeの子ども向け設定はすでにしていた気になっていましたが、今回やってみたら、今まで全然設定できていなかったことに気づきました。「やった気になっている」というのは、僕の悪いクセです。反省しました。 ちなみにネット上の記事だと、以下のような解説が見られました。ご参考まで。 ▼YouTube「制限付きモード」とは、その使い方と活用シーン (アプリオ編集部、2019-01-11記事) ▼YouTubeを視聴制限する方法 13歳未満の子供に見せる前に必ずやっておきたいこと (スーログ様、2016.9.10記事、2021.2.25更新)▼子どものiPadの設定強化! YouTube見過ぎ完全防止へ (2020/11/22の日記)▼YouTube視聴時間の保護者による制限の抜け穴 発覚! (2020/09/27の日記)▼自作曲をYoutubeで公開♪(「やまなし」と「きらきら星」) (2019/01/04の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その10 YouTubeでの授業動画の配信について (2020/04/29の日記)
2021.08.21
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先日受講した、海老沢先生のオンライン講座。参加者がインタラクティブに参加できるワークを取り入れられており、とても面白かったです。具体的には「Mentimeter」と「Kahoot!」という2つのWebサービスを使いました。どちらも無料で使えて、設問に対して誰がどんな答えを出したかを瞬時に集約し、まとめた結果をババーンと一画面に表示することができます。参加者として回答するだけならどちらもカンタンです。双方向型の授業や研修会をするなら覚えておきたいツールです!「Mentimeter」については、さっそく今日実施した自主研修会でも取り入れてみました。自分で試してみて初めて分かったことも多いです。今日はその2種類のWebサービスについて、皆さんと情報共有したいと思います。■「Mentimeter」リアルタイムで投票やアンケートを実施&結果をみることができるサービス。 先生が用意した設問に、生徒が答える→すぐに答えを全員でシェアできます。回答者のアクセス先は、こちら↓ https://www.menti.com/ (問題作成者にPINを教えてもらって、回答者が打ち込む必要があります。 PINを打ち込まずに直接回答サイトにリンクをはるやり方もあります。)↓実際に試しにやってみた例です。〇 インタラクティブにいろいろ分かる!〇 同じ回答が集まると、その分、文字サイズが大きくなる!後で紹介するカフートと違って、時間差で回答を送信してもよく、回答した順に次々に回答が追加されていきます。・Mentimeterをつくるときは、こちらから↓ https://www.mentimeter.com/ 実際に作ろうとしてみました。 説明が英語なので戸惑いましたが、 初級の英語が理解できれば、なんとなく推測できる範囲でした。 僕の場合は、Google連携でアカウントを作りました。 その後、「教育」>「Engagement」を選びました。 すると、次のような作成イメージが出てきました。 どんな用途で使うかによって、いろんな表示イメージが選べるようです。・設問の作り方は、画面の右側に表示されるところに入力して作ります。 ↓たとえば、こんな風に、入れます。 「Your question」が、回答入力時に上に表示される文です。 「Entries per participant」は、回答欄の数です。 「Extras」を「ON」にすると、同じ人が何度でも回答を送信できます。・回答者は、以下のような画面から回答します。 たぶん、選択肢から選ぶような回答形式も選べるはずです。・設問は、リアルタイムで追加もできます。 →設問も即時に反映されます。無料だと、設問スライドは2つまでしか作れないのかな?検索したら、使い方を説明しているサイトを見つけました。↓参考リンクとして、貼っておきますね。▼その場の雰囲気を可視化しよう!リアルタイム投票サービス「Mentimeter」の紹介 (Sia(しあ)さんのブログ、2020/4/1記事)▼Mentimeter (大阪大学 岩居弘樹先生のサイト「Zoom+a」内記事)■「Kahoot!」(カフート)ICT 授業に使える。全員が同時に参加できるクイズ型アプリ。 うちの子が習っている動画制作講座で使っているので、僕は経験済みでした。これも、すごくいいWebサービスです。・アプリを最初に起動すると、2つの質問がでますが、適当に答えていいです。・真ん中の「PINを入力」で提示されたPINを入力します。 →その後、ニックネームを入れて、参加! →教師の提示している画面では、参加者のニックネームがどんどん出てきます。 (回答者の画面ではなく、教師の提示画面です。) ・教師は全員入るまで待たないといけません。 (そこがMentimeterとは、違うところです。)・参加者として画面に表示されていなくても、参加はできます。・参加者はランキングに参加できます。○終わった後で間違えた問題だけに再挑戦できます。 →すると、正解数の記録が上がっていきます。・問題を作るのは、Webで作るより、iPadのアプリのほうが簡単です。 ▼iOSアプリ「Kahoot! - クイズを作成 & プレイ」あなたも、ぜひ、やってみてください!
2021.08.20
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先日、大阪の支援教育におけるICT研修会がありました。基本的に毎年お盆の近くで開催されています。ICT関係の研修としては僕の知る限り最もハイクオリティで実践につながりやすい研修会ですので、今回も楽しみにしていました。オンライン開催でしたので、自宅から視聴しました。その研修の海老沢 穣(ゆたか)先生の講座で、Appleのアクセシビリティについて教えていただきました。Appleの動画やサイトを見ると、「障害」があってもいろいろなことが可能だと分かります。Microsoftも同じような取組をしていると思うのですが、やはり障害のある方へのアクセシビリティに関しては、Appleのほうが進んでいるような印象を受けました。・Appleのアクセシビリティの動画:(1分42秒) 有名らしいのですが、僕は初見でした。 障害があってもいろんなことが可能だと分かります。 =======================・Sady Paulson氏はMacのスイッチコントロールを使って、誰だって大好きなことができるという思いを映像にしました。 テクノロジーは、彼女を含むすべての人にとって使いやすいものであるべきだと、私たちは信じています。(動画概要欄より)=======================動画の概要欄からは、下のサイトへのリンクも張られています。・Appleのアクセシビリティのサイト https://www.apple.com/jp/accessibility/サイト自体がめちゃめちゃ見やすく作られています!!端的にいろいろなアクセシビリティが分かります。講座の中で、・これからの学習は「学習者中心」の「探究的な学び」・基礎的なことはゲーム的な学習でもいいので個別にやっていく時代というお話がありました。リンク先で紹介されているような「アクセシビリティ」の活用により、どんなに障害があってもそれぞれのやり方で学んでいけることが分かります。個別にそれぞれが学んでいけるなら、個々の学び方の違いは問題にされなくなります。僕たち教職員は、均一的・画一的な一斉学習へのこだわりから脱却する時代ですね。僕たち教職員が「ゆでガエル」にならず、積極的に変わっていけるかが問われています。 ▼特別支援教育での PowerPoint 活用 - マイクロソフト アクセシビリティ (2009/08/21の日記) ※記事内のMicrosoftのサイトへのリンクが切れています。 新しいリンク先はおそらくこちらだと思います。 ▼デイジー教科書をWindowsタブレットでインストールせずに使う方法 (2021/04/13の日記)
2021.08.18
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8月6日のブログで、「かかわる力」(「アドジャン」をきっかけにしてフリートーク!) という内容の記事を書きました。今回は、その続きです。と言っても、よく考えたらアドジャンの詳しい説明をしていなかったので、まずはそこからですね。「アドジャン」というのは、子どもたち同士の関わる力を育てるためのゲームです。====================(1)0番から9番までの10個のお題を、教師が提示 (黒板上で掲示するなど。 お題は、たとえば「行きたい都道府県は?」などの10項目)(2)子どもたちはペアになり、ジャンケンのようにして「あ~ど、じゃん!」と言い、指の数を自由に出し合う。(3)ペアの合計の指の数が、お題になる。 (1本+5本なら、6番のお題)(4)お題の答えをペアで言い合う。 このとき、答えを一言だけ言い、理由は付け足さないし、質問もしない。 (Aさん「青森県です」→Bさん「秋田県です」など。 理由が分からないので気になって仕方ない このフラストレーションが、後で効いてきます!)(5)1~2分程度アドジャンを繰り返して、お互いの好きなことなどを単語で言い合った後、フリートークに移る。(6)フリートークでは、「さっき言っていたあれって、どういうこと?」など、質問や理由を自由に交流する。ただし、お題に関係のない話はしない。2分程度?====================たぶん、だいたい以上のような流れで実施するんだと思います。なかなかよく考えられたシステムで、大変盛り上がりそうだと思いました! で、このアドジャンは繰り返しているうちにお題がマンネリ化してしまうそうなので、毎回ランダムに変わるお題だといいらしいのです。 曽山和彦先生によると、ICTを使って電子黒板でランダムお題を提示している先生もいるとのことでした。僕が作ろうかと思いましたたが、なんと、知り合いの先生が作ってくれました。 イエ~~~! パフ パフ!(効果音は頭の中で再生してください。)↓ダウンロードは、その先生のサイトでできます。▼お題出題ルーレット (日本基礎学習ゲーム研究会別館内) エクセルファイルです。エクセル内に打ち込んだ30個のお題から、ランダムで10個表示します!(1個だけランダムで表示することも、できます。)(↓画面写真) 僕がイメージしていたことが見事に実現されていて、僕が作るよりもハイクオリティなので、「さすがだな~」と思って、感動しています。このアプリを見ているだけで、楽しくなってきました。新学期には、お題を子どもたちと共有して、ワイワイガヤガヤ、楽しく話ができそうです。ぜひ、全国的にこういった取組が進められて、子どもたちが気軽につながり合えるようになればと思います!ところで僕が作ったのでもないのに一応このプログラムの仕掛けを説明すると、いわゆる「プログラミング」というほど難しいことはしていなくて、エクセルでよく使う「関数」だけでできています。ランダム性を持たせるために使っている関数は、RAND関数。キーボードの「F9キー」を押すたびにランダムな数字を生成します。エクセルで「F9キー」を押すと、「ワークシート内の全数式を再計算」という処理がされるので、そのたびにランダムな数字に変わるのです。この関数はゲーム性を持たせるためにもよく使うので、エクセルに遊び要素を取り入れたい人は、要チェックです。ほかに、LARGE関数とVLOOKUP関数も使われています。LARGE関数は、ここでは、ランダム値の中から一番大きなものを選ぶために使われています。VLOOKUP関数は僕もかなり頻繁に使う関数で、縦方向に検索してデータを取り出してくる関数です。僕が作ったエクセル野球シミュレーションゲームは、ほぼこの関数でできています。プログラムが作れる人は、他の人が作ったプログラムを見ても仕組みが分かるようになります。エクセルの場合は関数の指定でプログラミング的なことができるので、関心がある方は、シート保護を解除して、隠された仕掛けを見てみるのもいいですね。(関連する過去記事)▼エクセルで画像をデータベースから呼び出す方法 その1 (2021/02/16の日記)▼エクセル入力フォームを作ってみた (2021/05/09の日記)
2021.08.09
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「LD,ADHD&ASD」という特別支援教育の専門誌があります。 その2021年 7月号を一昨日読み終えました。・・・と、ここまでは、昨日書いた日記と、同じです。その雑誌の中で紹介されていたTeach U というサイトを昨日はブログで取り上げさせていただきました。それをきっかけに、サイト運営者の先生とお友達になり、サイトの中にも当ブログの該当記事の紹介を書いていただきました。▼ブログ「きょういく ユースフル!」さんがTeach Uのことを紹介してくださいました (Teach U 2021年7月23日記事) https://musashi.educ.kumamoto-u.ac.jp/news-65/誠にありがとうございます!熊本の先生と一瞬でつながれるのが、ネットの素晴らしさですね。で、今回は、同じく ハジメテ先生のためのICT活用の授業づくり入門 (第2回)/金森 克浩 という連載企画において紹介されていた別のサイトを紹介します。 ▼パワポ八景 https://8viewsppt.net/ここのサイトは、パワーポイントでできるいろいろなテクニックを紹介されています。動画とかではないので、やり方を印刷して手元で見ながら実際にやってみる演習にも適しています。最初のトップページで一覧が並んでいるのですが、下にスクロールしていくと、「え?こんなものもできるの!?」というものが出てきて、驚かされました。僕が驚いたのは、たとえば、次の2つです。▼集中線 ▼ホログラムシール パワーポイントの可能性を感じます!
2021.07.23
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「LD,ADHD&ASD」という特別支援教育の専門誌があります。その2021年 7月号を昨日読み終えました。その雑誌の中のハジメテ先生のためのICT活用の授業づくり入門 (第2回)/金森 克浩という連載企画において、Teach U というサイトが紹介されていました。(同誌p46)アクセスして、びっくり。すごすぎる・・・!!驚愕しました。今まで知らずにいたことを後悔しました。▼Teach U https://musashi.educ.kumamoto-u.ac.jp/まず、最初の動画で、わしづかみにされました。短い動画の中に、パワポで教材を簡単に手早く作る技が集約されています。これは、見るべきです。デジタルで教材を作ってみようと思う、すべての方に、おススメです!同サイト内の▼パソコン操作で私がよく使うショートカットキー10選(Windows) というページも、とんでもなく分かりやすかったです。
2021.07.22
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Facebookのグループで、「skype meet now」について教えていただきました。ちょっと調べただけですが、無料で使う場合、他の会社のサービスに比べてかなり使い勝手がいいように思いました。50人までのビデオ会議が無料で登録なし、専用アプリも不要でさっとできる!実際に試してみるのはまだですが、よさそうなので、情報共有させていただきます!詳しい情報は、たとえば以下のようなサイトをご覧ください。▼「skype meet now」公式サイト(無料のビデオ通話を作成する) (Microsoft)▼Skypeのテレビ会議「Meet Now」が便利!特徴や使い方|Zoomとの違い (iPhone格安SIM通信、2020/10/20記事)▼Meet Now (起業ログ、2021/6/2記事)▼SkypeはWeb会議に導入すべき?新機能Meet Nowや注意点について解説 (テレワークナビ、2020/5/8記事)上のサイトの情報によるとデメリットとしてはZOOMよりは通信量が重く、25人以上のビデオ会議にはもしかすると支障があるかも、ということでした。ただ、通信環境は人それぞれなので、やってみないと、分かりませんね。始めたいときにすぐに始められて、つながれる、というのは、かなりのメリットだと感じました!なにしろ、公式サイトの動画によると、動物同士もビデオ会話しています。(本記事冒頭のイラストはイラストACより) ▼オンライン研修会をするなら、ZOOM? Google Meet? Teams? (2021/06/29の日記) ▼【休校期間お役立ち情報】その11 ZOOMの研修会はお手軽でお得ですごすぎる (2020/05/06の日記) ▼【休校期間お役立ち情報】その12 子どもだけで家でZOOMを利用するための事前準備 (2020/05/13の日記) ▼【休校期間お役立ち情報】その16 学校で使うMicrosoft Teams(教師間やクラスの子と、つながるツール) (2020/08/01の日記)
2021.07.11
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マイクロソフトMVP 6年連続受賞の稲葉先生が、新しいTIPS動画を公開されました。(TIPSというのは、「ちょっとした工夫やテクニック」を意味する言葉です。 僕はこういうのが、大好き。)(動画再生時間:7分13秒)非常に応用範囲が広いちょっとしたワザとして、ぜひ知っておきたいと思いました。具体的には、パワポスライドのコピー→貼り付け と、画面上の切り抜きコピー→貼り付け の解説動画です。この動画を見て、僕もさっそくやってみることにしました。今からこのブログ記事に貼り付けてみたいと思います。おおっ!貼り付きました!これは非常にカンタン。でも、今まではパワポのスライド一覧からコピーしてそのままブログに貼り付けようなんて、思いもしませんでした。とってもラクチンなので、ぜひ、また活用していきたいと思います。そして、一部分だけ切り抜いてコピーするのも、やってみます。おおっ!これもまた、カンタンにできました。Windowsキー + Shift + 「S」 です。簡単すぎて、感動です。ちなみに、今回貼り付けたのは、僕が作詞・作曲した「星の王子さま」の歌の歌詞の検討中スライドです。この曲のピアノ伴奏を改善したいのですが僕にその能力がないので、誰かに依頼したいと考えています。引き受けてくださる方、募集中です。自作曲「星の王子さま」についてのサイトは、こちら!▼星の王子さま (にかとまの音楽のページ内)※楽天ブログにもカンタンに貼り付いたコピペ画像ですが、 楽天ブログに直接貼り付けるとHTMLタグに使用できる範囲を超えていて警告が出るので、 このブログの画像はFacebookにアップしたものをコピーするという手順を踏んでいます。▼マウスポインタの場所を「ここだよ!」と示すやり方 (2021/06/16の日記)
2021.07.10
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ドリルパークの解説サイトを見つけました!ドリルパークというのは、勤務市で採用している、1人1台端末で活用するためのデジタルドリルです。ベネッセの「ミライシード」という統合アプリの中の1つです。「ミライシード」については以下の過去記事をご覧ください。▼GIGAスクール児童生徒端末を活かす「ミライシード」(2021/05/01の日記)ドリルパークの宿題配信機能についての情報を探していると、以下のサイトにたどりつきました。タブレットPC持ち帰り時の、宿題配信のやり方が、よく分かります。どこかの先生が個人的に解説されているものと思われますが、写真付きで、見やすいです!▼ドリルパークの使い方(3)先生機能の紹介 (Hs--press様のサイト) https://haji39saka.com/doril-park-teacher-999シリーズ記事の中で、子ども向けの「ドリルパークの使い方」も、解説されています。▼ドリルパークの使い方(2)ドリルの使い方 (Hs--press様のサイト) https://haji39saka.com/doril-park-use-doril-973(冒頭の画像提供は、イラストACによる。)勤務市の他の先生方にも、教えてあげました。
2021.07.09
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そろそろ夏休みの研修の内容や日程が決まってくる頃ですね。オンライン研修や、オンラインとオフラインのハイブリッド研修も、候補に挙がっていると思います。TeamsやGoogle Meetでのオンライン研修も増えてきましたが、ZOOMを使う場合も、まだまだ多いですね。ZOOMは7/31までなら、教育機関でとったアカウントで本来なら有料である多人数の同時ビデオ通信が、無料でできます。教育機関のアカウントかどうかは、取得時のメルアドで判断されるようです。メールアドレスの末尾が、ac.jp や ed.jp ならOk!7/31までなら、夏休みの最初の研修会での利用も、できますね。双方向ビデオ通信、複数で使えば、オンラインビデオ会議。これをおこなう選択肢が、いろいろ選べるようになりました。「選べる」というのは、ありがたいことです。用途に一番合ったものを、選びたいところです。↓僕が今感じている大手3社の違いは、こんな感じです!ZOOM:手軽で、安定した通信。ネットワークへの負荷も軽め?3人以上は40分の時間制限。(教育機関は7/31までは時間制限なし。)PCならアプリのインストールなしで利用可能。ブレイクアウトルーム機能あり(参加者を分けての少人数グループ討議ができる)。<参考になるサイト>▼いまさら聞けないZoom(ズーム)とは? 画像付きマニュアルで徹底解説 (Teachme Biz 様)<参考になりそうな本>『ウェビナー&オンラインイベントもミーティングもオンライン授業も! Zoom 1歩先のツボ 77』 [ 木村博史 ]Teams:同組織内のビデオ通信なら、かなり使い勝手が良い。(Teamsアプリ上で開始・終了ができ、途中からの参加も容易。)もともとの名前はSkype(スカイプ)。主催者はMicrosoftアカウントが必要。<参考になりそうな本>『できるMicrosoft Teams for Education すぐに始めるオンライン授業』(清水理史・できるシリーズ編集部)Google Meet:無料で複数人数の同時ビデオ通信が行える。主催者はGアカウント(Googleアカウント)が必要。6/30までは無料で時間制限なしだが、以降は60分の時間制限あり。<参考になりそうな本>『ゼロからはじめるGoogle Meet基本&便利技』僕は1ヶ月ほど前にGoogle Meetでオンラインで研修会に参加したのですが、そのときは60分制限がかかってなかったのに、7月からは制限がかかるみたいです。おっと・・・。そうなると、8月にオンライン研修会を主催するなら、Teamsが一番よさそうではありますが・・・。もしお気づきの点や、間違いがありましたら、ぜひお知らせください。(^^;)▼【休校期間お役立ち情報】その11 ZOOMの研修会はお手軽でお得ですごすぎる (2020/05/06の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その12 子どもだけで家でZOOMを利用するための事前準備 (2020/05/13の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その16 学校で使うMicrosoft Teams(教師間やクラスの子と、つながるツール) (2020/08/01の日記)
2021.06.29
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電子黒板が教室に1台あれば、教師が事前にパワポで教材を作って見せるのが、大変効果的です。特に、資料の読み取りの頻度が多い「社会科」では効果を発揮!教科書や資料集の中の一部分だけを拡大してみせることで、情報の焦点化ができます。「今はこれを見ます。」「今はこれを考えます。」というのが明確化されます。発達障害の子どもたちを含む、いろいろな子どもたちの目線を集め、集団での授業をスムーズに成立させるのに、大変有効です。そんなことを日頃から思っておりましたが、昨日Facebookで友達登録をさせていただいた「たのけん」先生が、この道の先駆者としてご自身の作られたパワポスライドを広く一般に公開されています。ダウンロードして使うことができるため、小学校5・6年の担任や教科担当にとって、とても助かるのではないでしょうか。ネット上ではほかにも授業のために作られたコンテンツを一般公開されている方がいらっしゃいます。毎日の教材研究が間に合わない多忙な先生たちだからこそ、こういった他の方が作られたスライドも活用して、子どもに分かりやすい授業を手早く準備できるといいですね。 ▼たのけん先生のホームページhttp://shakainomado.blog.jp/たとえば、次のようなものを公開されています!↓別タブで開きますので、気になったものがあればクリックしてみてください。たのけん先生は、ICTを使った働き方改革にも先進的に取り組んでいらっしゃいます。僕も同じことを考えている人間ですが、実際にどんどん取り組まれているたのけん先生は、すごい!たのけん先生が、インタビューに答えられたときのネット記事もあります。↓こちら!▼働き方改革と向き合うことで「幸せ」を見つけ直す。 (東京学芸大こども未来研究所「POWER FOR TEACHERS」内記事、 2021/1/8)(関連する過去記事)▼パワーポイントでの教材作成のヒントになるサイト3選 (2021/05/06の日記)▼GIGAスクール児童生徒端末を活かす「ミライシード」 (2021/05/01の日記)▼パワーポイントの「発表者ツール」:手元のPC画面と投影した画面が違う! (2015/04/18の日記)
2021.06.28
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我が子がユーチューバーになりたがっています。(笑)最近は普通にしゃべっていても、ユーチューバーみたいにしゃべっています。なかなか面白いです。調べてみると、オンラインで小学生向けの動画制作講座が見つかりました。お試しは無料だったので、試しに受けてみました。▼フルマオンライン 小学生向け動画制作スクール 無料体験授業 Web予約フォーム https://fulma.com/entries/online_trialネットリテラシー講座もセットなので、親としては、安心感があります。やはり、ネットに何かを出していこうとするなら、リスクや注意点も知っておいてほしいと思っていたからです。講座は、子どもにとても分かりやすい工夫がされていて、さすがこの業界最大手と思いました。(事前に調べてみましたが、子ども向け動画制作講座について本も出されていて、かなり実績があるようです。)『マンガでマスターYouTuber教室』 (田伊 りょうき、ポプラ社、2018、1100円)====================【内容情報】(出版社より)いまや子ども達の間でも当たり前のように楽しまれるようになったユーチューブ。さらに近年、ユーチューバーと呼ばれる存在が、子ども達の憧れを集めています。けれど、そもそもユーチューブってどんなもの?楽しみ方は?危険は?動画配信のやり方は?本書では、そんな疑問にマンガで分かりやすく答えます。ユーチューブ好きはもちろん、「ユーチューブって、よく分からなくてこわい」というご家族にもおすすめしたい一冊です。====================『親子で楽しむユーチューバー入門』 (できるキッズ)(FULMA、インプレス、2018、2035円)====================【目次】(「BOOK」データベースより) 第1章 ユーチューバーの世界に飛び込もう!/第2章 どんな動画を作るかを考えよう!/第3章 動画を撮影しよう!/第4章 撮影した動画を編集しよう!/第5章 編集した動画をアップロードしよう!/第6章 もっと動画をパワーアップしよう!====================本を読むだけで済めば安いのですが、やはり講師の先生に直接質問をしたり、直接教えてもらえるのは大きなメリット。ただ、実際に受講するとなると、毎月の出費としてはけっこう高いかな・・・。1ヶ月の月謝が1万円以上かかります。とはいえ、息子がやりたがっているので、一番安いプランでひとまずやってみることにしました。内容はかなり信頼がおけます。動画制作に必要なアプリを入れて設定もしてあるiPadが、自宅に送られてくるそうです。(退会するときには、返さないといけません。)息子には、「オンラインで先生に教えてもらう時間を無駄にしないよう、 あらかじめ自分でやれることをやった上で授業を受けるように」と言ってあります。お金を出す親の方が、よっぽど真剣になってます。(^^;)もしかしてこの記事を読んで興味を持った方がいらっしゃったら、「お友達紹介キャンペーン」というのもあるようなので、僕の直接の知り合いの方は、どうぞ紹介扱いで体験してみてください。お互い2000円のアマゾンの券がもらえるッス。(セコい)僕自身もYouTubeで動画配信をしていますし、アウトプット力を鍛えることは一生の力になると思っています。YouTubeを見てばかりいるなら、自分でも発信すればいいと思っていたので、安全・安心な手段で動画の作り方を学んで発信できるいい機会かもしれません。公教育と違ってお金がかかるのが玉にきずですが。▼小学生の間ではやっている3DSでの動画視聴や動画投稿について (2015/10/04の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その10 YouTubeでの授業動画の配信について (2020/04/29の日記)▼自分のYouTube動画にコメントがついたら通知する方法 (2021/03/09の日記)
2021.06.21
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Facebookで情報提供をいただきました。東京のICT教育が、このサイトさえ見に行けば、すべて分かる!(たぶん)▼とうきょうの情報教育https://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/=======================プログラミング教育、情報モラル教育及びICT利活用について、都内の事例や資料の情報発信をするポータルサイトです。=======================▼プログラミングの事例を探すhttps://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/program.html▼教材・資料 トピックスhttps://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/tokyo_rule.htmlさすが東京!たくさんの情報をすっきり整理している印象を受けました。分類がうまくできているので、知りたい情報にサッとアクセスできると思います。大事な情報を知らせ、啓発していく教材・資料(パンフレット等)は、特に充実している気がします。東京以外でも、「こんなふうにすればいいんだ」と参考になること請け合いです。別件。具体的に東京の先進校でICT活用をされている学校としては、東京学芸大学附属小金井小学校が挙げられます。7月17日(土)13:00-15:00には、無料のオンラインセミナーも開催されますよ!↓おすすめのオンラインセミナーです。↓詳細・申し込みhttps://sway.office.com/QePDWkmUCgIMUYFS?ref=Link
2021.06.19
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いつもFacebookで情報提供をしてくださっている支援学校の先生からの情報です。マウスポインタのある場所を「ここだよ!」と示す小技。短い動画ですので、ぜひ見てみてください。そんな設定ができるなんて、知らなかったー。これは便利かも!学校のパソコンは設定がいじれないのでこれが実現できないのが、残念!(関連する過去記事)▼マウスで手書き文字を上手に書き込むには (2020/10/11の日記)▼iPad mini + Apple Pencil で手書き入力の実用度がアップ! (2020/12/28の日記)▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」 (2021/05/15の日記)
2021.06.16
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本日は参観日の代休です。もっとも、緊急事態宣言のために参観は中止になったんですけどね・・・。それでは、ただの登校日。(^^;)平日が休みなのは貴重なので、満喫したいと思います。それにしても緊急事態宣言、終わらないな~。コロナ禍で活用が期待されているICTですが、先進市町の取組には、目を見張るものがあります。特に、熊本市は、すごい。『教育委員会が本気出したらスゴかった。』を読んだらスゴかったので、ご紹介します。『教育委員会が本気出したらスゴかった。 コロナ禍に2週間でオンライン授業を実現した熊本市の奇跡』(佐藤明彦、時事通信社、2020/10、税別1600円)↑上の商品リンクから、「はじめに」の部分だけは、試し読みができます。 本の画像の下の「Googleプレビュー」というところを押すと、読めます。====================【内容情報】(出版社より) コロナ禍の2020年4月。日本中の学校が休校で「機能不全」に追い込まれる中、熊本市は約4万7000人もの児童生徒にオンライン授業を実現した。これほどまで大規模なオンライン授業は、国内の自治体では前例がなく、全国で「熊本市の奇跡」と驚きの声があがった。(略)●フィルタリングは最低限に●アプリや動画視聴の制限も一切なし●Wi-FiではなくLTEでネット接続●「平等に」ではなく「できるところからやる」端末の導入や環境の整備から、教員の研修・意識改革、保護者対応まで、教育委員会の鬼気迫るほどの本気の取り組みに迫る。行政・教育関係者はもちろん、ビジネスパーソンも必見の一冊! (商品リンクより)====================教育委員会が本気を出すと、スゴイというのが、よく分かります。・前例にとらわれず、スピード決裁。・現場がもたつくのは分かっている、それを踏まえての指示。「鬼気迫るほどの本気の取り組み」というのが、本当に伝わってくる1冊です。=============================『教育委員会が本気出したらスゴかった。』 ・熊本市内では 家庭と教室をオンラインでつなぎ、クラス全員が同時に授業を受けるという試みが、分散登校中に多くの学校で行われた。 (p42)・休校期間中も学校と毎日つながり、友達との人間関係をしっかりと築くことができた。・不登校気味だった子供も、オンライン授業には積極的に参加し、再開後も学校に通えているケースが多かった。 (p43) オンラインの一番のメリットは、つながりを作ることだと感じています。 昨年は新年度開始早々からいきなりの休校だったので、余計にオンラインの必要性が高かったですね。 なお、熊本市の不登校からの復帰児童生徒については、p152にデータが示されています。 昨年度不登校だった児童生徒のうち、休校明けに登校できた児童生徒が、小学校で約4割、中学校で約3割もいます。たとえ不登校のままだったとしても、オンラインで学校とつながっているので、それまでと比べて「つながっている」感覚は、段違いのものがありますよね。 僕の勤務校の場合でも、不登校の子どもが在籍学級とオンラインでつながり、休み時間にはオンラインでおしゃべりをしている姿を見るようになりました。 これを昨年度の休校期間にいち早く実現した、熊本市は、スゴイ! ・セルラーモデルの最大のメリットは、学校の内外を問わずに使える点だ。・遠足や修学旅行、校外学習などに持参し、その場で子供たちが「課題解決学習」や「探究型学習」に取り組むことができる。 (p79) 熊本市は、Wi-Fiではなく、セルラーモデル(LTEモデル)を一括導入。 行政的にはコストがかかるデメリットがありますが、家庭や子供たちにとっては、メリットが大きい。家庭にネット環境があるかどうかに左右されないし、学校で複数台が同時に接続しても、速度が落ちない。そして、どこでも使える。 予算の壁があるのに、これをスピード実現した熊本市は、スゴイ。 ・「どんな制限をかけようとしているのか、 1から100まで全部見せるように指示した。」・端末はできる限り自由に使えるようにする・子供たちはその端末でゲームをすることも、好きな動画を視聴することもできる。 (p81)・新たに制限を掛ける場合は教育長の決裁を経て、教育委員会の決議を経ないといけない手続きを設けた。・その一方、制限を「ゆるめる」場合は、担当レベルの裁量でやってよいことにした。(p85) とにかくここに、一番びっくりしました。 制限を取っ払い、自由に使えるようにする。このことを徹底されています。 これにより、一気に加速度的に端末が使われていったことは、間違いありません。 ゲームや動画ばかり長時間している子供は、ログが残るので、個別に指導されたそうです。 「文房具のように日常的に使う」というGIGAスクール構想の理念が、こんなに早く自治体レベルで実現した自治体は、そうそうないのではないか、と思います。 ============================= 授業でのタブレット端末の活用についても本書ではもちろんふれられていますが、引用が多くなりすぎるのでここでは割愛します。現場ではもちろん工夫した実践・取組があるわけですが、熊本市の場合は、何よりもそれを先導した火付け役の行政がスゴイ。なかなかそのままマネできるわけでもないでしょうが、それぞれの立場で参考になる部分は多々あると思いますので、GIGAスクール構想の推進役を担っている方は、ぜひご一読を!目からウロコどころか、目の玉が飛び出るくらい、スゴイですよ。 (関連する過去記事)▼GIGA スクール以後の、今後の方向性について (2020/07/18の日記)▼【休校期間お役立ち情報】その16 学校で使うMicrosoft Teams(教師間やクラスの子と、つながるツール) (2020/08/01の日記) ▼桜丘中学校の前校長、西郷孝彦先生の講演を視聴しました。 (2020/11/14の日記)
2021.06.07
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6月3日にオンライン研修会で発表をします。それに向けて、パワーポイントのスライドを最終調整!↓の本をもとに改善しました。『一生使える見やすい資料のデザイン入門 プレゼン資料が劇的改善』(森重湧太、インプレス、2016、税別1800円)この本は、かなり評判のいい本です。上のリンク先には「立ち読み」ボタンがあるので、ぜひ、押してみてください。「見やすい資料の10ヶ条」が、無料で見れます。立ち読みの範囲内だけで、1000円分くらいの値打ちがあると思います。かなり役立ちます!パワーポイントのスライドを作成する機会がある人は、一読するといいですよ。おかげで僕のスライドも、ずいぶんスッキリしました。以前から、情報を詰め込むクセがあるのですが、それが見にくくなる原因なんですよね・・・。自分でも気をつけていたのですが、本の中で具体的なポイントが明示されていたので、「さらなる改善」がとっても、しやすかったです。この本にならってBefore→Afterを示してみます。例えば、こんなふうに変えました。 ↓この本のアドバイスに従い、写真は大きく、キーワードをハッキリさせました。好みもあると思いますが、よくなっていると思います?(関連する過去記事)▼パワーポイントの「発表者ツール」:手元のPC画面と投影した画面が違う! (2015/04/18の日記)▼パワーポイント画像をデジカメに転送→デジカメからテレビに映す! (2010/10/16の日記)▼「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」 (2010/03/15の日記)▼特別支援教育での PowerPoint 活用 - マイクロソフト アクセシビリティ (2009/08/21の日記)
2021.05.30
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昨日に引き続き、「LD通級担当者のためのICT活用」について調べています。僕の過去のICT実践について、ネット検索をかけて、現状どうなっているか、調べていました。すると、Wordの音声入力が進化していたことが分かりました。↓該当の過去記事は、こちら。▼Wordの音声入力で読書感想文 (2018/08/24の日記)約3年前には、音声入力のためのアドインを追加でインストールする必要があったのです。それが、今は、最初から利用できるようになっています。参考にさせていただいたのは、こちら。▼Wordの音声入力のやり方(音声認識の設定方法など) (Office Hack様、2020/11/26記事)上のリンク先の説明では、最初にマイクの設定についてふれられています。でも、最近のパソコンならマイクが内蔵されているので、設定なしでいきなり使えると思います。今度お話しさせていただくときのスライドに、このことも、入れ込みました。デスクトップパソコン以外でも、タブレット端末からWeb上のWordアプリにアクセスして、同様のことができるのも確認しました。音声認識の精度は、3年前よりも格段に良くなっていると思います。画面写真はありませんが、「となりの客はよく柿食う客だ」「東京特許許可局」も、ちゃんと認識して表示しました。すごい!3年前は子どもの発声だと誤認識が多かったのですが、今ならかなり使えるレベルになっているのではないでしょうか。1時間程度お話しをさせていただく機会をいただいたので張り切ってスライドを作っていたら、まだ未完成の現段階で、すでに76枚になりました。1枚当たりの中身が薄いから、いいかな・・・。(関連する過去記事)▼アルファベット・ローマ字用のフォント・フォーマット (2009/05/24の日記)▼『パソコンの(超)便利技ランキング』 (2007/10/10の日記)▼紙上ゲーム実況に挑戦! (2021/05/04の日記)
2021.05.23
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5月17日の月曜日から、勤務校でクラブ活動が始まります。僕の担当は、ここ数年ずっと音楽クラブだったのですが、久しぶりにパソコンクラブの担当に。今年からは1人1台端末がすでに配られているので、子どもたちは自分のタブレットPCを持って集まってきます。ただ、まだまだ基本的な機能を知らないのでは、と思うので、パソコンクラブの時間を使って、少しだけ便利な使い方も教えていきます。そういうわけで、パソコンクラブの子どもたち向けに、「タブレットPCを使いこなそう」というA4の紙を1枚、作りました。クラブ活動は年に数回しかないのですが、いちおう毎回のクラブの最初に新しい内容を配る予定です。第1回は、Windowsキーの便利な使い方!1人1台端末にはキーボードはついていますが、マウスはついていません。そのため、キーボードショートカットキーは早めに覚えた方が、いろいろな作業効率が上がると思われます。数あるショートカットキーの中で、僕が最初に取り上げようと思ったのは、コピー・ペーストのやり方ではなく、「Windowsキー」です。アプリの起動に直結するからです。子どもたちへの通信に載せる内容は、絞りに絞って、次の通り。====================●Windowsキー(ウインドウズキー。「まど」のマーク)を1回押すと → パソコンの中のアプリ一覧が出ます。 ○カメラ: 写真や動画をとります。 ○ペイント: お絵かき。写真の加工。 ○Teams : 他の人と連絡を取ります。 ○Edge : インターネット●Windowsキーを押しながら、「PrtSc」(プリントスクリーン) =画面写真を撮る●Windowsキーを押しながら、「E」(エクスプローラ) =PC内のフォルダを表示 ↓ 「ピクチャ」フォルダの中の ■カメラロール=カメラで撮った写真の置き場 ■スクリーンショット=画面写真の置き場====================「プリントスクリーン」を早めに教えるのは、パソコンクラブの活動時に、画面写真を撮っておいて、それをチームズに上げて他の人に報告したり相談したりするのに使えるからです。「PC内のフォルダ表示」も、地味に重要です。最近のWindowsはデスクトップに「PC」というPC自体を示すアイコンが出なくなっているため、デスクトップだけ見ていても、PC内のファイルにアクセスできないのです。1人1台端末の一番基本的な活用は「写真を撮る」ことにあると思っています。写真を撮っても、その撮った写真の一覧にアクセスできないと、使いこなせません。そういうわけで、活動の前提として、早めに教えていきたいと思ったのでした。パソコンクラブの活動自体は、今のところプログラミングを主体に考えています。ただ、児童が主体的に取り組む活動なので、子どもたちがやりたいことをやっていけばいいと思っています。 ▼タブレットの意外な使い方を子どもに教えてもらった(2021/05/07の日記)▼Teamsマニュアルと「つくば市先進的ICT教育」サイト(1人1台端末の授業動画も) (2021/01/16の日記) ▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。 (2021/01/10の日記) ▼GIGAスクール1人1台端末の効果的な活用 (2021/04/11の日記)
2021.05.15
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ちょこちょこ自作エクセルゲームの改善を進めています。昨日は、データ入力フォームを追加してみました。オリジナル野球チームを作るゲームです。うちの子たちにさせてみたら、選手の名前をいろいろ考えて入れていました。子どもは本来考えることが好きですね。遊びの中で考えることを通して、どんどん自主性を発揮してほしいと思っています。↓うちの子たちが作ったチームです。うちの子たちは、最近「フォーエイト」というグループにハマっているらしくて、その名前をもじってつけているようです。「この名前だったら、強くしよう」とか、名前によって能力値を考えてそれに見合った数値になるように考えていました。強い選手ばかりにするかと思ったら、「ぜんぶすごい選手は、あかん」と言って、ちゃんとバランスを考えているところが、意外でした。4つのアイコンは、フリー画像サイト「シルエットAC」のものを使わせていただきました。文字とかデータばかり並んでいるよりも、こんな風に絵やアイコンがあったほうが、いいですね!今なら「いらすとや」さんのように条件さえ守れば自由に使える画像サイトがたくさんあるので、絵やアイコンはどんどん入れていった方がいいな、と改めて思いました。アイコンをクリックすると、たとえばこんなフォームが出るようにしています。やっぱり、エクセルのセルに直接入れていくより、このほうが分かりやすいみたいです。余談ですが、エクセルの新機能に、フォームの自動作成機能というのが、あるようです。今まで知りませんでしたが、今回の件でエクセルのフォームについて検索したら、出てきました。今回の僕のフォームはプログラムで作っていますが、普通のデータベース入力ならフォームの自動作成機能がカンタンでお手軽っぽいです。▼フォームで入力と検索(ExcelでAccessのような入力ができる) (初心者のためのOffice講座 様)エクセルVBAのプログラムでフォームを作成するやり方については、次のサイト様を参考にさせていただきました。▼Excelで「入力フォーム」を作成する手順 (With feeling like it 様、2018/11)なお、今回の自作バージョンアップは、来週中にはVectorさんの方で反映されると思います。反映されたらダウンロードしてチェックしていただけると、うれしいです。▼大規模校で役立つ!エクセルファイルの複数人同時編集(エクセルファイルの共有) (2020/04/04の日記)▼【速報!】エクセル野球シミュレーション「脳内野球」2.0が公開 (2021/03/12の日記)▼エクセルゲーム「脳内野球」バージョン2.1が公開されました。 (2021/03/31の日記)▼【Excelプログラミング講座】3 「ゲーム」を作ると、頭がよくなる! (2018/07/04の日記)
2021.05.09
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昨年、クラウドファンディングで、1つのアプリの応援をさせていただきました。漢字が苦手な子のためのアプリの開発です。そのアプリの名前は、「Oska Writing」。▼「覚えられない…。」漢字が苦手な子どもたちに新しい選択肢を。 (クラウドファンディングREADYFOR内)完成後は通級指導で活用させていただいています。もっと広く知っていただきたい有用なアプリだと思います。小1漢字とひらがな・カタカナは、無料で利用できます。小2~中学生の漢字は、有料版になります。ちなみに、「Oska Writing」とは、「⼤⻄式漢字書字攻略法」の略だそうです。(Onishiʼs Strategies for Kanji Writing)「Oska」の「k」は、「漢字」の「k」なんですね。「初めて知った!」という人のために、このアプリの使い方を紹介します。とはいえ、アプリの「チュートリアル」をやれば、使い方がそのまま分かるようになっています。この記事で興味を持った方は、ぜひ実際にアプリをさわってみてくださいね。(ダウンロードリンクは、この記事の一番下にあります。)チュートリアルの最初の方で、「継次式」「同時式」という選択ができることが分かります。「継次式」は、「つぎつぎしき」と読むのではありませんが、意味としては、そういう意味です。ちなみに、「けいじしき」と読みます。「K-ABC」という発達障害の子どもたちに用いられる検査に、継次処理と同時処理というのが出てきます。一般的にはほぼ知られていない用語ですが、特別支援教育に専門に関わる人なら、知っておいた方がいい用語です。まあ、「つぎつぎと、順番にやっていくやり方」という風に覚えてもらったら、いいです。このアプリの優れているところが、この2つのやり方が選べるところからうかがえます。継次処理と同時処理について知っている人なら、子どもへの漢字指導の際に「この子は、継次処理と同時処理、どっちが得意かな?」と考えながら有効なやり方のあたりをつけると思いますが、このアプリなら、そのどちらのやり方も実装されているということです。(アセスメント機能はありませんが、両方でさせてみて、子どもに選ばせたらいいと思います。)チュートリアルの1番上では、「同時式」を選ぶことになっています。「いっぺんに全体像を見せるやり方」です。画面を見てもらったら分かりますが、書き順の数字の表示をON/OFFできます。また、漢字の見本の表示のON/OFFもできます。かゆいところに手が届く、素晴らしい仕様です。「みほん」は普段はOFFにしておいて、自分が書いた字が正しいかどうかを確認するときに、一時的にONにします。漢字練習の最初は、見本のなぞり書きです。このときは「みほん」をOFFにしていてもお手本が表示されています。筆順の数字通りにお手本をなぞればいいので、カンタンです。ここからが、このアプリの真骨頂です。なぞり書きをするお手本の画数を、1つずつ減らしていくことができます。減らす画数も、「-1」「-2」「-3」から選べます。僕が小学生に指導するときは、「ひく1 をおしてね」というように言っています。小学生なので「マイナス」はまだ習っていませんからね。「-1」で1画減らして書けるかどうかやってみる、書けたらさらに1画減らして書いてみる、というのを繰り返すのがスタンダードなやり方です。なぞるのではなく、自分の記憶で補う、というのがミソです。記憶 → 想起 のプロセスを、スモールステップで無理なくおこなうことができます。漢字を覚えるのが苦手な子でも、これなら、思い出して書けそうですよね。1画だけ思い出せばいいのですから。チュートリアルで出てくるメッセージのとおりです。こんなふうにして、覚えていなかった漢字をどんどん覚えていきます。僕の場合は、最後に全くヒントなしの状態から書いてみて、それで書けたら記録を保存させています。↓下のような保存画面が出てきます。自己評価と支援者評価のそれぞれがあって、その評価も一緒に残る、というのが、またいいです。特に、「自己評価」は重要です。子ども本人が、「正しく書けた!」と思って練習していける、それが何よりうれしいことです。保存した内容(子どもが書いた字)は、「練習記録」からいつでも参照できます。練習回数や評価の順番で表示を並べ替えて表示させる機能もあります。このアプリの仕様は、本当によくできていて、発達障害のお子さんへの漢字指導や、使いやすいアプリのインターフェイスのことを本当によく分かっておられるなあ、と感動しました。有料版だと約3000円しますが、個人的にはその価値はあると思っています。ただ、複数のお子さんの指導で記録の保存場所を分ける機能がないので、そこだけはバージョンアップのときに対応してもらえたらうれしいなあ、と思っています。iPhone・iPad用「Oska Writing」▼無料版(ひらがな・カタカナ・小1の漢字)▼有料版¥2940 (小1~中3の漢字)Android用「Oska Writing」▼無料版(ひらがな・カタカナ・小1の漢字)▼有料版¥2940 (小1~中3の漢字)▼Webで無料でゲットできる漢字プリント(テスト範囲が分かっている場合の漢字テスト対策に!) (2020/07/23の日記)▼漢字TPシート(漢字パーツを重ね合わせて、漢字を作ろう!) (2017/11/04の日記)▼【iOSアプリ】漢字の細部を間違える子のための「見る力」トレーニング ほか (2017/12/24の日記)▼難しい漢字がすぐに読めるようになる「輪郭漢字カード」 (2015/04/09の日記)▼3DSの漢字学習ソフトで、楽しく漢字を書いちゃおう! (2016/07/31の日記)▼漢字練習ノート 各種マス目せいぞろい(練習量と字の大きさを子どもに合わせよう!) (2013/06/15の日記)▼一瞬で、漢字にふりがなをつけるやり方 (2019/01/18の日記)
2021.05.08
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今日、子どもから1人1台端末で導入された新しいタブレットPCの意外な使い方を教えてもらいました。勤務市で導入されたのは、Lenovoの脱着型タブレットPC。キーボードから画面を取り外せます。↓取り外すと、画面はそのまま、タブレットとして使えます。・・・そこまでは、僕も、知ってましたよ。驚いたのは、外した後、戻すとき、「逆向きにつけられる」ということ。子どもから言われて、思わず、「そんなことして、いいの?」と言っちゃいました。でも、やってみると、これが、なかなか快適なのです。タブレットだけ取り外したときと同じようにタブレットモードで使えるほか、キーボードもその下側に装着されているので、タブレットモードで一緒に持ち運ぶには、こちらのほうがよさそうです。(ふたの代わりに、画面がきます。)▼GIGAスクール児童生徒端末を活かす「ミライシード」 (2021/05/01の日記)▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。 (2021/01/10の日記)▼GIGAスクール1人1台端末の効果的な活用 (2021/04/11の日記)
2021.05.07
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パワーポイントと言えば、言わずと知れたプレゼンソフトですが、視覚的教材を作るのにも大変適しています。今回は、パワーポイントでの教材作成のヒントになるサイトを3つ、ご紹介します。■Microsoft:PowerPoint でこんなこともできる! アイデア https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/ppt/idea.aspx Microsoft公式のパワーポイント教材作成アイデア集。特に、最初の2つ「足し算のスライド」と「三択問題のスライド」は、応用範囲が広いです。ハイパーリンク機能を使うことで、スライド内の特定のスライドにジャンプさせることができます。これにより、正解をクリックすると正解を示すスライドに飛んだり、不正解を示すスライドをクリックすると不正解を示すスライドに飛んだりすることができます。この機能がインタラクティブ教材の、キモになる部分です。初心者の方は、ここまでだけ読んで、後は読まなくてもいいくらいです。(笑)■愛媛県総合教育センター自己研修資料 「プレゼンテーション教材作成(PowerPoint実習) https://center.esnet.ed.jp/shiryo_top/presenkensyuここからは少しレベルが上がります。2番目にご紹介するのは、愛媛県教育センターの研修資料。教員研修のパワーポイント教材としては最高レベルのものだと思います。パワポに詳しい人でも、チェックしてみては?特に、STEP7から10までの4つは、かなり使えるテクニックだと思いました。STEP7:画像の一部を拡大表示するアニメーションの設定STEP 8:付箋をクリックすれば付箋がはがれるアニメーションの設定STEP 9:図形を移動させて外接と内接の状態を表すアニメーションの設定STEP10:三角形を同じ面積の四角形に変形するアニメーションの設定具体例として示されている教材が、パワーポイントでそれを実現する必要性を実感するものばかりで、パワーポイントで教材を作る必要性と必然性を思いっきり感じました。■PowerPointでゲームをつくろう http://www.nekopla.com/nnk/repo/ppt/最後は教育系ではなく、パワーポイントを使ってゲームを作られた方の解説ページ。すごく本格的なアドベンチャーゲームが作れることに、びっくりしました!「タイプライタ」形式の文字表示法、背景画像を「スライドマスタ」に置くテクニックなど、パワーポイントでゲーム型の教材を作る際に、かなり参考になりそうです。▼2000回記念! 今後に向けて(透過文字についての内容を含んでいます) (2021/03/30の日記)▼特別支援教育での PowerPoint 活用 - マイクロソフト アクセシビリティ (2009/08/21の日記)▼「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」 (2010/03/15の日記)
2021.05.06
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ゴールデンウィークなのでずっとやりたかった自作ゲームの紙上ゲーム実況に挑戦。うちの子たちがYouTubeでのゲーム実況をずっと観ているので、それに対抗しました。スクリーンショットを撮りながらゲームを記録していき、2ページにまとめました。その内容はゲームのマニュアルに追加しています。ゲームの公式サイトからご覧いただけます。▼エクセル野球シミュレーション「脳内野球」のサイト http://hp.vector.co.jp/authors/VA029485/NounaiYakyuu.html余談ですが、Wordの「自動目次作成機能」で作ったので、「見出し1」で作った「ゲーム実況」のコーナーは、目次フィールド右クリックで「更新」をするだけで目次に反映されて、便利でした。目次の各項目をクリックすることで、一気にそのページにジャンプすることができます。↓PDFマニュアル実物は、こちら。▼「脳内野球」PDFマニュアル2021/5/4版 http://hp.vector.co.jp/authors/VA029485/manual/NounaiYakyuuPDF.pdfマニュアルに載せたゲームの内容がめったに出ない「引き分け」になってしまったのは、よかったのだろうか・・・。(^^;)ゲームの展開は、作者といえど、コントロールできないので、しかたない。▼野球好きな子が学習用語をいつのまにか覚えるかもしれないゲーム「脳内野球」 (2021/01/23の日記)▼エクセル野球シミュレーションゲーム「脳内野球」の新ニュース! (2021/03/29の日記)▼エクセルゲーム「脳内野球」バージョン2.1が公開されました。 (2021/03/31の日記)
2021.05.04
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緊急事態宣言下で部活ができない中高生のことが気になっています。本来は顔を合わせて、息を合わせて一緒に取り組むのが部活の醍醐味ですが・・・次善の策としてオンラインでどこまでできるのか、も調べておくといいかもしれません。実は、「オンライン部活」というのがあります。学生じゃなくて、社会人の同好の士が集まって、ワイワイやっているものです。■オンライン部活の「エネルゲイア」 https://energeia.app/すでにされている方から教えてもらって、試しに始めてみました。(参考リンク)▼ENERGEIA~オンライン部活!日本に新しいSNSが3月に誕生昨日は思い切って「軽音楽部」に入っちゃいましたよ♪さっそく昨日の夜、オンラインで副部長さんにヤマハの「シンクルーム」の使い方を教えていただきました。ヤマハ「シンクルーム」は、オンラインでも遅延なしで音を合わせられるアプリです。すごい。技術は進化していますねー。■ヤマハの「シンクルーム」公式サイト https://syncroom.yamaha.com/シンクルームは、お互いの音だけを合わせるアプリです。顔を合わせるのは、ZOOMを使いました。副部長さんのピアノと、僕の歌で合わせてみました。ゴールデンウィークらしいことができて、よかったです。(^0^)(関連する過去記事)▼【休校期間お役立ち情報】その11 ZOOMの研修会はお手軽でお得ですごすぎる (2020/05/06の日記)▼「子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。」~「デンマークサッカー協会少年指導10か条」 (2020/08/14の日記)
2021.05.02
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勤務市ではGIGAスクール構想の児童生徒1人1台端末を効果的に活用するため、「ミライシード」を使っていこうとしています。ゴールデンウィーク前の水曜日に、研修を受けてきました。なかなかよさそうな機能があるので、自分の備忘録を兼ねて、こちらにメモしておきます。以下、リンクに関してはすべて公式サイトとその関連サイトのものです。最初に、公式サイトによる概略の説明を転載します。▼ミライシード公式サイト https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/====================・ミライシードは、協働学習・一斉学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した3つのアプリケーションからなるタブレット学習オールインワンソフトです。・協働学習支援ツール『ムーブノート』では、子どもたちが主体的に学び合い、クラス全体で練り上げる授業を支援します。・授業支援ツール『オクリンク』では、子どもたちの思考を止めず、一人ひとりが考えやアイディアを表現する活動を支援します。・デジタルドリル『ドリルパーク』では、個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や主体的に学ぶ姿勢を支援します。(公式サイトの説明より)====================主に、3つのアプリが使える、ということですね。最近は機能が充実していていろいろできるアプリが多いので、僕のように初めてそのアプリを勉強しようとする人は、情報が多すぎて戸惑うことも多いでしょう。僕なんか、情報が多すぎるだけでいやになって、後回しにするクセがついています。「ミライシード」のことも、いろいろできるだけに後回しにしていたので、研修でちゃんと教わってくることができてよかったです。その後、自分でも公式サイトの説明などを見て、勉強し直しました。「最初の一歩として、とりあえず、これだけ覚えておこう」というポイントを、僕なりにコンパクトにまとめてみます。0.教師の準備・ミライシードと言えば、オクリンク。 オクリンクを使うには、準備が必要。・たとえば「4月28日の6時間目の総合の授業でオクリンクを使う」とすると、 オクリンク上で「4月28日」→「6時間目」→「総合」の部屋を作る。・授業時間に子どもたちに、「6時間目の総合の部屋に入ってください」と言う。 (後で学習成果物を確認するとき、その部屋にデータが残っているというシステムです。 「時間割ベース」というのが、大きな特徴なので、おさえておきましょう。)1.オクリンク(授業で使う)・パワーポイントのスライドのようなカードを作っていく。・カードをつなげて、スライドショーが作れる。・作ったカードを、先生に送ったり、子ども同士で送ったりできる。<最初の一歩!> まずは先生が作った回答欄付きのカードを子どもたちに送る →子どもたちがそのカードの回答欄に、字や絵を描く →子どもたちが先生に自分の回答を送信(提出BOXに送信)★オクリンクで便利なのが、ライブモニタリング。 テレビのクイズ番組で回答一覧がドンと出るときみたいに、 各児童生徒の画面が、教師の画面上にドンと出る。★手書きでカードに書けるので、小1から実施可能。2.ドリルパーク(学校でも家庭でも使えるドリル学習)・問題をやって、ポイントをためる。・自分の学年の問題だけでなく、小1~中3までの全問題が選択可能。・やった履歴が残る。・連続正解(=コンボ)や全問正解(=パーフェクト)でポイントにボーナスがつく。<最初の一歩!> 漢字の書き取りをやってみる(画面上に指で書く) (または) 算数の基本問題をやってみる(選択肢から選ぶ問題が3~7問程度)★大人がマルつけをする必要がないので、子どもたちが自主的にやって、どんどん進めていける!★パワーアップ問題は、読解力が問われる。1問あたり3~5分考える、じっくり解く問題。★先生からそれぞれの子にコメントを送信することもできる。3.ムーブノート(授業で使う)・意見(付箋)の自動集約・自動集計 →視覚化(多かったワードが示されるなど)<最初の一歩!> まずは先生が「あなたはA? B? 理由も書いてね」と出題。 →子どもたちが2択の答えと、理由を書く →自動集計された結果が電子黒板に表示される。 気になる答えの人を先生が当てて、子どもたちが意見を言っていく。★オクリンクの発展型。対話的で深い学びにつながる。 まずはオクリンクを使い慣れてから、挑戦しよう!★口頭発表できない子の意見もすくい上げられる!4.その他「ミライシード ファンサイト」には、ほかにも便利そうな使い方が紹介されています。・ムーブノートで朝の体調確認: 「今朝の体調は□点」とその理由を子どもたちが先生に送る。・ノート提出をデジタル化: 子どもたちがノートを写真に撮ってオクリンクで先生に送る。 →デジタル上でノートチェックして、評価をつけられる! 多人数の学級はノート点検がけっこう大変。 自宅に持って帰って点検される先生が多いですが、大人数のノートはかなり重いです。 僕の学校で一番使えそうに思ったのが、この「ノート提出のデジタル化」でした。<評価について>・カルテ機能: ・全ての学習履歴が残るので、その子の今までのやった量や、得意・不得意が分かり、今後の「その子に応じた学習」につなげられる。 ・教師は、オクリンクの提出BOXに提出されたものに3段階評価をつけられる。 →「★★★」などで指定して表示を絞り込める。5.実施上の注意点研修会後に講師の先生に質問したところ、40人学級で同時に使った場合のネット上の渋滞は現状では仕方がないということで、大人数での使用は待ち時間が避けられなさそうなのがネックです。ミライシード側ではなく、教室のネット環境の問題ですが・・・。40人学級にアクセスポイントが1つだけしかないというのがそもそも厳しい環境のようで、2つあるとだいぶ違うのだとか。オクリンクよりはドリルパークのほうが軽いようです。大規模校は子どもの数が多すぎてネットが混雑するリスクがまだまだ解消されていません。勤務市内でも、少人数の学校のほうが積極的にどんどん使っているようです。僕が勤務している大規模校でも、どんどん使っていきたいのですが・・・。学校のネット環境は今後も改善が予定されています。環境整備を急いで、1人1台端末を有効に使えるようにしていきたいです!▼Edumallで、デジタル教科書を利用する学校は、時間帯でお試し利用が可能! (2021/04/28の日記)▼GIGAスクール1人1台端末の効果的な活用 (2021/04/11の日記)▼Teamsマニュアルと「つくば市先進的ICT教育」サイト(1人1台端末の授業動画も) (2021/01/16の日記)▼『やってみよう!小学校はじめてのオンライン授業』 (2020/11/24の日記)▼「スクラッチジュニア」でかんたんプログラミング! (2020/11/02の日記)
2021.05.01
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デジタル教科書を学校全体や自治体全体で使っていくにあたり、Edumall(エデュモール)と契約しているところが多いようです。(あくまでも、僕が見聞きした範囲での情報です。)▼Edumall 公式サイト https://www.edumall.jp/検索でいろいろな教科書会社の教科書が出てくるのですが、その種類がかなり多いです。公式サイトによると、「33社より提供される約1,100タイトル」とのことでした。どひゃー。自治体が採用している主要な教科書は、ほぼカバーしているのではないでしょうか。(教科書以外の副教材も含まれています。)有料なのですが、お試しが15時から24時まで、できます。すでに利用契約をしている教科書以外にも、試してみて納得してから追加の利用契約を結ぶことができます。(学校に知らされているログインIDが必要です。家庭での利用はできません。)学校の先生が授業で普通に使っていこうと思ったら、15時までに使えるようにすることが必須ですからね。「授業に使いたい」となったら、契約せざるを得ません。逆に、放課後の空き時間にデジタル教科書のチェックをするのは、ちょうどお試し時間になっているので、気兼ねなくできます。放課後にデジタル教科書の研修会を開いて、みんなでさわってみることも、できます。製品の試用でよくあるのは「お試し期間」ですが、Edumallはこのように「お試し時間帯」なのです。お試し期間だと、試用の申し込みが要りますが、「お試し時間帯」は申し込み不要、その時間帯なら何回でも使えるので、納得してから購入を決められます。どうやら、試し読みのページが限定されていることもなさそうです。紙の教科書で「デジタルだとどうなっているかな」と気になったところをチェックできます。素晴らしい!こういう試用の形態を体験したのは初めてでした。「そういうやり方もあるのかー」って、びっくりしました。他のジャンルでも使えるかもしれませんね。お試し時間帯。(毎日決められた時間帯だけ無料、みたいな。)僕が知らないだけで、すでに、けっこうあるのかな・・・。デジタル教科書を使うと、電子黒板に投影することで、全員の目線を前に集めることができます。あると便利なのは、間違いないです。1人1台端末が導入されたので、「学習者用デジタル教科書」でそれぞれが自分の端末に教科書を表示させる手もありますが、現状としては「学習者用」よりも「教師用」のみを整備しようとしている自治体が多い気がします。学習者用を公費でまかなおうとすると、おそらく現状ではかなりお金がかかるのではないでしょうか。現在、国を挙げて普及に取り組もうとしているようなので、近いうちに「デジタル教科書の無償化」も、ありうるかもしれませんね。ちなみに、「読むことが極端に苦手で、特別な支援が必要」といった場合などは、無償で利用できるデジタル教科書がありますが、今回の記事とは別のものです。そちらの情報は、下の過去記事などをお読みください。▼デイジー教科書をWindowsタブレットでインストールせずに使う方法 (2021/04/13の日記)▼すごいぞ!「UDブラウザ」(iPhone、iPad用) (2019/08/25の日記)
2021.04.28
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4月下旬から5月初旬にかけては、家庭訪問の時期です。コロナ不安から出会いを避ける学校もあるようですが、その場合でも担任が自宅確認をして「確認しました」の紙をポスティングするとかしないとか。どっちみち、児童生徒の家をまわることには変わりはありません。ところが、異動してすぐの家庭訪問だったり、僕のように道に迷いやすい得意技を持っていたりすると、時間通りに迷わずに家々をまわるというのは、かなり大変。僕自身は今年も異動なしで、通級の家庭訪問なので数も少ないのですが、新しく来られた方は大変だろうと思います。そこで、若い先生で来られたばかりの方に、「全ての子の家を地図上にポイントを打ってあげよっか?」と言うと、「そんなことができるんですか?」と驚かれました。「AIがやります」と答えて、ちゃちゃっとやって見せました。「すごい」とまた驚かれました。↓詳しくは1年前の下の記事に書いています。▼大規模校で役立つ!住所録から、Googleマップに一括してピン立て (2020/04/12の日記)個人情報が万一にでも漏れることがあってはならないので、自分だけにしか見られないようにするのはもちろん、住所以外は出席番号の数字だけにして、ポイントのすぐそばにその数字を出すようにすると、いいと思います。ちょっとだけ、やり方を説明します。(サンプルとして、兵庫県内の市役所の住所から5つだけデータを持ってきました。)↓ポイントの横にラベルを表示させる設定は、ここです。↓設定すると、こんな感じで、ラベルが横につきます。 (表示の具合によってはラベルがつかないポイントもあります。 地図上の表示箇所の移動や、拡大・縮小により、見えるようになります。)こんなふうにピン立てをしてみると、「この2人だけかなり離れている。ここに5~6人密集している」などということが分かるので、地域をまわるときのシミュレーションがしやすいです。ただし、やり方の説明を見てもよく分からない方は、個人情報流出のリスクがあるので、「分からないけどやっちゃう」ということは避けて、詳しい人に訊くか、もう少しICTに詳しくなってから挑戦するようにしましょう。
2021.04.22
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昨日は市内の通級担当者会でした。デイジー教科書(読み支援に特化したデジタル教科書の一種)の学校のタブレットでの利用について、質問されました。学校のタブレットはアプリのインストールができません。(そうなんですよ。ハッハッハ(^^;))そのため、インストール不要で使うやり方をお伝えしました。事前に申請を出して、許可されておくことが前提です。▼デイジー教科書 一般提供申請方法(令和3年度)使用教科書の申請は、毎年改めて出すことが必要ですよ!使用する子どもの名前は、イニシャルでもOKです。インストール不要で使う一番簡単な方法は、「チャティ文庫」によるブラウザからの利用だと思います。▼Chatty文庫 | 認定NPOサイエンス・アクセシビリティ・ネットただ、改めて見てみると、中学校の教科書は対象外でした。(小学校の光村の国語教科書はOK)そこで、調べ直してみました。おそらく次のやり方で、中学校の教科書もデイジー利用ができます。デイジーの登録申請が許可されると、教科書データをダウンロードできます。PCでダウンロードすると、再生アプリ「ChattyBookExpress」が同梱で、ついてきます。それを使うと、インストールなしで利用できるはずです。▼PCでのデイジー教科書システムログイン先 https://sb.jsrpd.jp/login再生アプリ「ChattyBookExpress」の使い方については、デイジー公式サイトの▼WindowsPCで使用する>「ChattyBooks」で再生するに詳しく説明されています。(説明ページの一番下のほうです。)デジタル教科書やデイジー教科書については、このブログで、すでに何度も書いてきました。せっかく1人1台端末が導入されたのですから、必要な子どもたちすべてが利用できるといいな、と思います。その際の壁が、「アプリのインストール不可」という制限です。今回の記事が、多くの学校での利用促進につながれば、幸いです。▼タブレットPCで、デイジーのデジタル教科書を使えるようにするには (2018/03/06の日記)▼漢字が読めない子のための教科書(PC、タブレットでの支援) (2017/07/13の日記)▼GIGA スクール以後の、今後の方向性について (2020/07/18の日記)
2021.04.13
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