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草食系男子の診断テストなるものがあったとしたならば、テストをやらずとも、自らを草食系男子っぼくね? と考えている昨今です。今回はそういう立場から論じてみようと思います。 そもそも草食系男子の語源は、最近の新語として捉われがちですが(2009年の新語・流行語大賞トップテンを獲得)、意外にも古かったりする。 以下、Wikipediaより引用 2006年10月月に深澤真紀が『日経ビジネス オンライン』で連載している「U35男子マーケティング図鑑」(2007年に『平成男子図鑑』として単行本化)で「草食男子」として命名され、(中略)2008年7月に森岡正博『草食系男子の恋愛学』が刊行され、2008年11月に牛窪恵『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』が刊行され、「草食系男子」が注目を集めることとなった。 『草食系男子』のイメージは、仕事でも、恋愛でも、野心溢れているポテンシャルの持ち主『肉食系男子』とは対極にある立場。後は、争いごとを好まないとされている者でしょうか。定義も数パターンあるようです。 ただ、どちらかというと、ネガティブなイメージを持たれている。被害妄想を極力抑えていたとしても、『肉食系男子』のイメージより、やや分が悪い。若い世代の特徴としてみている人も多いみたいです。まあ、僕はそんなに若くないが。 それから、『肉食系女子』という言葉も使われるようになってくる。明らかな後付けでしょうが、言葉で遊ぶ風潮がなせる技かと思います。『リストラ』を『仕分けされた』みたいな。怪しい比喩だな(汗) 一方で『草食系女子』という言葉も使われそうですが、ぶっちゃけ女らしい女子の意味になるので、『肉食系男子』と同じく、あまりインパクトはないのでしょう。 『草食系男子』が生まれた発端は、こう推測しています。 肉食系女子あるいは、肉食系女子予備軍が野心のない男子を観察していくうちに、ちょっとした苛立ちを感じていた。適切な言葉はないか。そうだ「草食男子」にしよう! 要は、生理的嫌悪がアイデアに繋がったのではないか。僕も、創作意欲を嫌悪感から得ている場合もあるので、物凄くわかるんです。ただ、軽々しく『草食系』だから……なんて、考えない方がいいのではないではないか。 極論になりますが、『肉食系』は 異性だったら、いつ浮気をされるかもしれない。 同姓だったら、いつ自分の置かれている立場が脅かされるかもしれない。 というリスクもはらんでいる。ワクワク感とビクビク感のふり幅が大きい。 2CHの管理人である西村博之氏は、ゆとり世代の次はさとり世代だと形容していた。何かをやり始める前から、ネットで情報を入手し、仮定、結果を悟ってしまう。やや、否定的な意見に思われがちですが、その世代が悪いのではなく、社会全体の仕組みがそうさせている。西村博之氏はそう先読みしている感があった。 で、『草食系』の側が、『肉食系』を批判している場面を、あまり目にしない。これは、ネット上で名無しの投稿者が、名を明かしている投稿者を批判しない比率と似ているのではないか、と思われます。 何事も、何かのせいにするのは新種の鬱の特徴らしいですが、『草食系男子』の精神構造を批判する前に、社会全体の仕組みを考えるとか、もう少し寛大な心を持ってほしい。 人をあれこれカテゴリー化せず、するならするで、メリット、デメリットを考え、褒めるべきところは褒め、上手く共存していきたいなと思ったわけです。おしまい。
2010年04月29日
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初めて数カ月は経過しているのもあり、既に日常化しているツィッター。ただ、いろいろな分野の人がゆるいつぶやきなんかしていると、本当に新鮮味があって面白いです。例えば、あまり日常を明かさなかった、 ミステリー作家の日常とか。 作品の創作秘話とか。著名人に限らず、 今何々をしているってことでも、 軽く読める。僕なんかはブログの記事にするまで、有る程度のモチベーションが必要です。 朝飯前とか、腹が減ったけど、その前にいっちょ書いておくか--とはならない。 まあ、単に横着なだけかもしれませんが。 そんなときでも、ツィッターなら書いておこうってなる。最近、身にしみて感じます。 一瞬にして消えてしまうような感情のメモ代わりにもなりますし。 まあ、フォロー数なんかみると、ミーハー状態なわけですが てことで、ブログ更新したいのだけれど、モチベーションがあがんないな~ と思われている方にはツィッターがおすすめですヨン。
2010年04月20日
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最近は、珍しく何冊かの本を並列読みをしています。並列読みのメリットは比較読みが出来ること。デメリットはお互いの内容がごっちゃになること。現段階の僕の頭脳構造具合からするに、後者の方が顕著になってしまうわけで、まだまだ書物に立ち向かう覚悟も足らないのではと思われました。 てことで、ごっちゃのまま読書感想文を書きます。 須藤武雄監修で、科学捜査のスペシャリスト9名が記したものをまとめた本。「鑑識の神様」9人の事件ファイル 道尾俊介著の長編ミステリー小説。大学生四人と犬がメインキャラ。ソロモンの犬『鑑識の神様』その壱(全編を通して) 重犯罪の発生した現場に残された証拠から、事件の背景、科学捜査をしていく過程とノウハウ、事件解決までが話の流れになっている。科学捜査に重点を置かれていていることから、事件背景や事件解決はどちらかというと各項目を引き締めるためのオプションだ。 副題は『世界に誇る日本の科学警察』である。全編を通し、日本のことだけが書かれているので、世界に誇れるかどうか? は本書のみで判別できないものの、事件の裏で精密な科学捜査が行われている部分は充分にわかった。 専門書にしては読みやすい文体。各項目をはたして別々の人が書いたのかが疑わしくなるぐらいに統一されている。これは監修した須藤武雄氏が代筆した可能性があるとみた。流石にそれはないか。『ソロモンの犬』その壱(全編を通して) 幼い友・陽介が飼い犬を散歩していた時、犬が急に道路へと飛び出し、引きずられた勢いで走ってきたトラックにはねられる。犬は無事。現場近くにいた仲良し四人組の大学生は陽介とも知りあいであり、不審に思う。なぜあの犬は突然飛び出したのかと。調べていくうち、驚愕の事実に直面するという内容。 仕掛け、引き込まれていったところで抜刀される衝撃は健在。 科学警察も捜査一課の刑事も登場はしない。死体から犯人を絞っていく捜査とは全く無縁であるからして、大雑把な意味で『鑑識の神様』とは対極だろう。文体は軽め。『鑑識の神様』その弐(お役立ち情報) 第七章『血液』冒頭にある『おなじ血液型をもつ人は七〇〇〇億人にひとり』つまり、ふたりの人間が同一の血液型をもつ確率が七〇〇〇億分の一ということだ。この数値はDNA鑑定は含まれていない。もちろん、日々変化していくコレステロール値なども含まれていない。結果、全世界の人口が六〇~七〇億だとしても、ミスがない限り、別の人間の血液型が一致することはない。 ど、どんだけ多いんだ~ 『ソロモンの犬』その弐(お役立ち情報) 全編に散りばめられた犬の生態。実はネタばれになってしまうので、ここに記さないけれども、犬だってけっこう繊細なんだぜってことは、充分認識できるようになる。『鑑識の神様』その参(魅力的なキャラ) 本書をキャラで区分するのは似つかわしくない表現だけれど、目をつぶってもらうとして。科学警察は日々、人が最も見たくない、事件死した遺体と直面している。いくら仕事で慣れたとしても、人間の心はある。別の課へと異動になる日々を心待ちにしている方も多い。従って、長く続けられる方は少ないそうだ。という内容を読んだ時、スペシャリストで活躍している、あるいは活躍していた全員、魅力的なキャラであると考えた。『ソロモンの犬』その参(魅力的なキャラ) 間違いなく、助教授の雨宮未知夫でしょう。彼は動物の生態が詳しい人物として登場する。むさい男で、部屋も動物だらけで混沌としている。誰がみても、横溝正史の『金田一耕助』を思い浮かべるだろう。奇妙な魅力があって、ゆるキャラなのに、鋭さをもっている。 頭の半分が自意識と、惚れたはれたで固められた大学生四人組を完全に食っている。もちろん、大学生四人組がダメだったわけではないのだが。その死 → 四(『鑑識の神様』と『ソロモンの犬』を読み比べてみて) ミステリー小説の風潮が、『名探偵』の活躍から『素人』に代わりつつある。その一つとして、鑑識の制度が飛躍的にあがってきたこともあり『名探偵』の肩身が狭くなっているせいもあるだろう。特殊な場で殺人事件が起こらない限り、『名探偵』よりも『世界に誇る日本の科学警察』に捜査依頼する方がリアリティーがある。そして確実だ。 ある批評家は、こんなことを言っていた。「殺人トリックはもう出尽くしていて、新時代のミステリー小説は、殺人トリックどう引き立てるかにかかってくる」、と。 『ソロモンの犬』は新時代のミステリー小説であり、『素人』が活躍する。殺人事件は存在しないので、『世界に誇る日本の科学警察』の介入もない。ただ、それだけでは読者を満足させるには難しい。のは承知の上で、『犬』というキーワードに『雨宮未知夫』という魅力的なキャラを登場させ、ついでに人間ドラマまでを描いている。その要素が、トリック好きな人さえも唸らせる所以だろう。 読み比べてをしてみて思ったのは、『鑑識の神様』に書かれているような内容が、新時代のミステリー小説の指針になっているのではないか、だった。
2010年04月13日
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住んでいるところの近くに、大学がある。平日に限らず、最寄りの駅は昼間は学生が多い。それでいて、大学のある方向の改札を出た駅前は道幅が狭い。その駅前を歩いていた時、こちらに向かってくる学生風の男性がいた。痩身で、眼鏡。歩いてくるスピードは速い。避けようとすると、彼も同じ方向に避けてた。つまり、避けようとしたら、かえって進行方向の障壁になってしまったのだ。眼鏡の奥は、切れ長の目で、眉が八の字になっている。なんとか、その場をやり過ごしたつもりだった。しかし、チッと舌打ちが、背後から聞こえてきた。それを聞いて思った。腹を立てるまでもなくない? その舌打ちがなければ、たまにあることだし、何も考えることはなかったんだろうけど。彼は何に怒りを感じたのかを、考えた。彼のことは知らないから、真実はわからなかった。仕様がなく、自分なりの結論を出した。彼にはイベントがあって、遅刻しそうだった。ちょっと小走りしていれば間に合うかもしれない。間に合うかもしれない大事なイベントに、対面する他人なんているはずがなかった。想定していなかった。が、他人がいた。しかも、自分と同じ方向に避けようとしている。思わず足を止めてしまった。結果、数秒の時間を無駄にしたことを苛立ったのだと。考え過ぎか(^^;でもよかった。すれ違ったのが、実は怖い人じゃなくて。怖い人だったら、死亡フラグになっていたかもしれない。眼鏡の学生も僕も、そのおかげで救われた。
2010年04月04日
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