わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年11月27日
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今回は200年以上の歴史を持つウィーンの王宮御用達の老舗デーメル(DEMEL) を紹介します。とはいえオーストリアは共和制となり、現在王室はありません。
最後のオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝は、ハプスブルグ・ロートリンゲン家のカール1世(Karl I)(1887年~1922年)の代で終わっています。

デーメル(DEMEL) のザッハトルテ 1 (ウイーン王宮御用達菓子店)
デーメル(DEMEL) 
​ウイーン王宮御用達菓子店​

ハプスブルク家の紋章(双頭の鷲)がブランドマークのデーメルはウィーンの歴史、ハプスブルク家の歴史と共に歩んだ歴史を持つ洋菓子店です

​1786年「デーメル」の歴史は、スタート​ します。
当時、貴重だった砂糖を使ったお菓子を皇帝やその家族、王侯貴族らのために作る「ツッカーベッカー」と呼ばれる菓子職人がいたのだそうです。

ハプスブルク家の女帝(マリア・テレジア)の長子ヨーゼフ2世の統治時代に、
ツッカーベッカーの一人、ルートヴィッヒ・デーネが、王宮劇場の舞台側入り口の前に、ロココ様式の店を開いたのが、現在の「デーメル」の原型となったそうです。

そして初代ルードヴィッヒが亡くなった1799年、店はウィーン王宮御用達菓子司と看板を得て、その後、王宮劇場に寄り添うように200年以上の歴史ある老舗です。

王宮劇場と店とは地下道でつながれ、劇場での催し物があるたびに地下道を使ってお菓子を運んでいたと言われています。

1888年、店舗も王宮劇場の移転に伴い、現在の場所である王宮そばのコールマルクト14番地にデーメルの本店はあります。

今回は最近ザルツブルク旧市街のモーツアルト広場近くに新装開店したお店から紹介。

店内の写真です。表はありません。
デーメル(DEMEL) 1
店内はモダンなつくり。
1階がケーキ売り場と喫煙可能な喫茶店2階が禁煙喫茶店とトイレ。

ショーケースの中のケーキ   一部
デーメル(DEMEL) 2


デーメル(DEMEL) 3

デーメル(DEMEL) 7

デイー・ルームでケーキや凝ったドリンクもいただけます。
デーメル(DEMEL) 4

カフェラテ
ホットなのにガラスの容器なのですね。持ち手は後ろ側に。
デーメル(DEMEL) 6

枝付きのグラスの濃いコーヒーに多量の生クリームでフタをしたもの。。
デーメル(DEMEL) 5
ウインナ・コーヒーは本場ウイーンでは、
アインシュペナー(一人乗りの馬車?)とか言うそうです。
馬車に乗った御者が揺れにこぼさずにコーヒーを飲むために考えられたとか・・。ガイドさんが言ってました。


海外店舗1号店が原宿店だそうで、本家に支店がほとんどないのに日本に15店舗もあるのに驚きです。
日本のオンラインではザッハトルテを通販しているようです。
ザッハトルテは次回につづく。
リンク ​ デーメル(DEMEL) のザッハトルテ 2 (ザッハトルテの商標権争い)

関連先
リンク ​ カフェ・ザッハー・ザルツブルグ(Cafe Sacher Salzburg)
リンク ​ 元祖ザッハ・トルテのホテル・ザッハー(Hotel Sacher)






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Last updated  2024年08月30日 02時51分00秒
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