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2022.12.02
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国鉄 釧網本線:普通列車(客車列車)





昭和55年3月に初訪問し、冬の北海道に魅了されたために昭和56年3月にも訪問。この時も釧網本線に乗っています。

※撮影は、昭和56年3月18日です。



網走駅にて

これから釧網本線を走る普通列車ですが、まだ機関車が連結されていません。
本線系統では、殆どの客車列車が緩急車(車掌室:車掌弁を備えた車両)を両端に連結し、非常ブレーキ扱いや列車監視の業務を行うようになっています。

しかし、短編成の列車や配置両数の関係で両端に緩急車を連結できない場合もあります。これらは、客車列車を運行する比較的距離の短いローカル線で見ることが出来ましたが、何故かこの釧網本線では良く見られたようです。
緩急車を連結しない編成端では後部標識(いわゆるテールランプ:尾灯)を備えていませんので、写真のようなバッテリータイプの標識を引っ掛けて使用していたわけです。関東ではこのようなシーンを見ることはなかなかありませんでしたので、非常に滑稽に感じたものです。

実は、周遊券を持っていたので改札開始時間前にホームに入れてもらったんですが、まだ発車まで1時間くらいはあったのではないかと記憶しています。なので、まだ機関車も連結されていないわけですね。
しかし、北海道でも3月といえば真冬であり、この時間ですと当然氷点下10℃くらいには下がっていたと思います。暖房装置を持たない客車は冷え切ってしまいますよね。でも、実際に乗ってみて驚きました。真夏のような暑さだったんです。(笑)

車内の温度計を見てみると、なんと40℃を指していました。汗だくで列車内にいると、車掌さんが出発前の点検に回っており、「暑いでしょ、まだ発車まで時間があるから、窓を開けていても良いですよ。」って声を掛けられたんです。そんなことで、車両の窓が1箇所だけ開いているんですよね。

到着後、折り返しまでに時間があるローカル線では、機関車の交代も含めて、客車を置いて機関区に逃げてしまいます。しかし、北海道の極寒の中で、乗車してくるお客さんに寒い思いをさせないという配慮から、目一杯の暖房を注入してから逃げ帰るわけですね。発車時間まで冷め切らないように、40℃という想像を超えた温度まで上げていくのでしょう。

北海道という土地柄、人柄がわかる対応に、小さな感動を覚えました。それは、まだ高校生だった私にも伝わってきました。




清里町駅にて

網走からの夜行「大雪」に乗る合間、何もやることが無いので、前出の釧網本線に乗って時間つぶしました。途中交換の清里町駅にて、暗くて写るかどうかも分からないのに、無理やりシャッターを切ったのがこの写真。
列車がブレてしまって番号すら判読できないのが勿体無いですが、DE10の500番台のようですね。

今となっては、DE10が客車が旧型客車を牽くなんて特別に仕立てない限りは無理ですね。この当時はまだ50系客車の配置など無く、旧型客車しかいませんでした。当たり前に良い写真が撮れた筈なのに、見逃していたシーンが多かったかもしれません。

この列車に乗っていたとき、原野に沈む大きな夕陽を車窓から見ました。美という感動をあまり知らない年頃でしたが、雄大な自然を目の当たりにして、大人に近づいたような感動を憶えたこと、心が洗われたこと、今でも忘れられません。

この時代もまだ混合列車が走っていたという記録を見ますが、残念ながらこの年は1度も出会うことなく、既に廃止されたと思っていました。



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最終更新日  2023.04.20 18:39:02
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