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週刊朝日に掲載された佐野眞一氏の記事「ハシシタ 救世主か 衆愚の王か」を遅まきながら読みました。 タイトルや記事の中の表現があまりにもひどく、連載打ち切りは当然だと思いました。 「橋下徹はテレビがひり出した汚物である」という辺見庸氏の言葉を引用し、 「日本維新の会」の旗揚げパーティーに参加した市議会、府議会議員たちを 「橋下人気にあやかる人間のクズ」とまで表現していました。 佐野眞一氏は大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、東電OL殺人事件では ネパール人被告の冤罪をいち早く指摘するほど優れたノンフィクション作家なのに どうしてこんな感情的で非論理的な記事を書いたのか、私にはわかりません。 テレビ朝日の報道ステーションのコメンテーターとして非常に的確な解説をしてきた佐野氏を私は尊敬していただけに、非常に残念です。 また、記事では「橋下には確固たる政治信条がない。橋下にあるのは床屋政談なみの空虚な政治的戯言だけである」と言い切っていますが、佐野氏は維新八策を きちんと読んだのでしょうか? ノンフィクション作家なら、情緒的な表現に逃げずに、政策論争をきちんとするべきです。 人間の価値は生まれ、育ちといった先天的な要因で決まるものではなく、 どれだけ努力したか、という後天的な要因で決まるものです。 名家の生まれで、祖父や父は偉大だった鳩山元首相は、安全保障の基本も知らず、沖縄問題で日米関係をめちゃくちゃにしてしまいました。 ノンフィクション作家として功績の高い佐野氏がこのような記事を書いたのは 非常に残念です。
2012年10月24日
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