全2件 (2件中 1-2件目)
1

4月のお稽古内容の回想録です(全3回) 今月で“炉”の季節も終わり・・・来月からはもう“風炉”の季節 あぁ、夏が来るのね~ ≪4月のお稽古≫ 【9】4/4 【薄茶】山里棚(遠州好/杉木地・竹張) ※利休好=桐木地 砂摺りなので、この棚に限っては、湿らせた素焼の水指が使えるのだとか 【濃茶】和巾点(四ケ伝) 名物裂で作った古帛紗の上に、袋に入れた中次を乗せて扱う点前 中次=桑、仕覆=利休梅緞子、和巾=糸屋風通 主菓子=「俵屋吉富」の季節の羊羹“花のみち”道明寺羹の食感がとてもよく、色合いもとっても春らしい この日は、お稽古見学の来客があったとのことで、掛け物(軸)は、「喫茶去」でした~ 【10】4/11 【濃茶】山里棚、長緒(大海)、主菓子=「亀屋萬年堂」の“春の山” 【薄茶】向切、運び平点前、干菓子=「亀屋良長」の和三盆糖 【後炭】 向切は、位置取りの重要性を実感・・・・ 【11】4/18 【濃茶】茶通箱(四ヶ伝) 今日は、新しく“四ケ伝”の一つ「茶通箱」を習いました~ 二種類の濃茶を同じ客に出す場合の点前 主菓子=「とらや」の季節の羊羹“桜の里” 桜の葉の香りと、道明寺製の桜餅にも似た食感が何とも美味 これで、"四ヶ伝"の炉でのお稽古は、一通り習ったことになりますが、これから、風炉の季節でのバージョンも覚えなくてはなりません(^_^;)既に記憶があいまいなものもありますが、繰り返し、繰り返しですね~ ≪四ヶ伝≫ ・唐物(からもの): 茶入が唐物(中国産)の場合の扱い方 ・台天目(だいてんもく): 天目茶碗を台にのせて扱う点前 ・盆点(ぼんだて): 唐物茶入が盆にのった場合の点前 ・茶通箱(さつうばこ): 二種類の濃茶を同じ客に出す場合の点前 ・和巾点(わきんだて): 名物裂で作った古帛紗の上に、袋に入れた中次を 乗せて扱う点前
2014.04.18
コメント(0)

今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」は見るようにしている 時代背景が、室町~安土桃山時代と、茶の湯が確立される重要な時代 登場人物も、茶の湯と係わりの深い人ばかり さて、今回の4/6(日)の回も、茶の湯シーン満載(●^o^●) 今回のストーリーは“引き裂かれる姉妹”という内容ながら、織田信長のいわゆる“御茶湯御政道”が大きく取り上げられていた “御茶湯御政道”(おんちゃのゆごぜいどう)とは、茶の湯を許可制にして、政治的に利用した織田信長の政策 播磨を平定して手柄を立てた羽柴秀吉(豊臣秀吉)に、恩賞として用意されたのが、この茶道具↓↓↓ この時点では、箱に入ったこの茶道具が何かはわかりませんが、(大きさからすれば、おそらく釜?) これを見た正室の濃姫が、 “いよいよ猿(秀吉)にも茶道具をお与えになるのですね”“よほどの手柄を立てたのですね” と言うくらいだから、この恩賞は格別の待遇ということだ 信長は、これを直接、秀吉に渡してやることもせず三河の徳川家康のところに鷹狩りにでかけてしまうのだが、 手柄を立てた猿に何かねぎらいの言葉かお褒めの言葉を・・・という濃姫に対し、信長は、 “言わずともわかる” とだけ(つまり、この茶道具を見れば、言葉などいらぬということ) で、届いた茶道具(箱)を開けて中身を見た秀吉が発したセリフが ゲっ\(◎o◎)/! (ウケた~笑) 信長から賜った茶道具というのが、 “乙御前の茶釜” 織田信長が大切にしていた名物の茶釜である 秀吉のオドロキ様、喜び様といったらない! 正室のおねも松寿丸(人質の官兵衛の息子)もそこら辺の釜と何ら変わらないように思えるけれど・・・・と(笑) 子供の松寿丸は、素朴な疑問を問いかける、“この茶釜の良さはどこにあるのですか?” それに対し、秀吉は、“ワシにもわからん!”(キッパリ!) (ズコッ!爆笑!) “しかし、この茶釜を拝領したということは、(譜代の家臣の)柴田勝家殿や丹羽長秀殿と肩を並べたということ”“ありがたや!ありがたや!” つまり、そういうことである 信長自身も劇中のセリフとして言っていたが、 “茶道具とは面白いものよ” “掛軸や茶碗を一国と換えてもよいと申す者までおる” “いずれガラクタになるはずだった(足利将軍家所蔵)の茶道具も、俺(信長)が手に入れることによって新たな力を得る” 今でいうところの、ブランディングというやつである 道具そのものの良し悪しというより、“誰が”その価値を認めた道具なのかということがその茶道具の値打ちを決める・・・・(鑑定団の世界だー笑) その上様(織田信長)愛用の名物茶器を与えられるということは、上様に働きを認められたという証で、家臣達にとっては、何にも勝る名誉であり、もっとも欲しい恩賞であった (関係ない人にとっては、ただの日常の道具の一つに過ぎないんだけどね~) 代表的な逸話としては、 甲斐攻略で功を上げた滝川一益が、恩賞として名物茶器“珠光小茄子”(茶入)を望んだが、信長から与えられたのは、“関東管領の職”と“上野一国”の加増だったため、超~ガッカリした(T_T)という話(笑) 武士にとって、所領の拡大は何より重要なことであったはずなのに、信長の御茶湯御政道とあいまってか、茶器の方が価値があると思うまでに、茶の湯が広く深く流行していたのね~ 当時、許可制だった茶会を開くことを許されていたのは、信長配下の上位5人の武将のみ! 秀吉は、柴田勝家、明智光秀に次いで3番目に茶会を開く名誉を得て、死ぬほど喜んだと言われていますからね ついでに、 今回も織田信長のお点前のシーン 薄茶なのだろうけど、何やら点て方が、サワサワとなでる様な軽い感じで変わった点て方をしているな~と (これも時代考証の結果なのだろうか) お茶碗は、青磁っぽいなぁ何か名物茶器を想定しているのかなぁ、わからない(>_<)と悶々 茶を点てた相手は、茶人としても知られた家臣の荒木村重 茶道具はよく見えなかったけれど、茶釜の蓋がそこにあるということは?炉か? 毎回のことながら、主従の上下関係もあっての座り位置なのだろうが、日頃茶の湯にかかわっているものとしては何とも興味深い(笑) 信長は、(茶の湯をたしなむ村重に対し)俺の点てた茶はどうかとその味を尋ねるが、村重は“わからない”と答える 上様の前にあっては、(その畏れ多さ緊張から)茶の味などあってないようなもの、わからない・・・・と 村重の、信長に対する恐怖に近いまでの畏れと極度の緊張が伝わってくる いずれ村重は信長を裏切ることになるのだが、信長はこうして茶席に1人1人呼んで、武将たちの反応をみていたのかもしれないね 茶人や名物茶道具もいっぱい登場するし、茶の湯の歴史をふんだんに取り込んだ今回の大河はホント面白い(*^_^*)
2014.04.06
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1