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『人喰いの大鷲トリコ』をクリアしました!いや~、面白かったですし、何よりトリコ可愛すぎですよ笑少年の動きが鈍くて少々イラつく場面もありましたが、エンディングで全て許せました。今までにないタイプのゲームですし、トリコの動きのリアルさも考慮すると、上田監督のチャレンジングな姿勢が分かりますね。それで本作ですが、ストーリーは不明な点が多く、『Bloodborne』のように多くを語らないので、エンディングを迎えても「結局あれはなんだったの?」と疑問点だらけになってしまいました。というわけで、自分なりに本作のストーリーを考察していきたいと思います。想像を含む極めて個人的な考察になっておりますので、そこはご了承ください。■白い塔に潜む球体の正体大鷲を怪しい電波で操っている白い塔。中には黒の液体(?)を纏った球体が鎮座していました。この球体の周りを囲む檻を破壊することで白い塔は崩壊し始めるので、この球体こそが白い塔の主にして、大鷲を操る張本人だと言えるでしょう。では、この球体の正体は一体なんでしょうか。作中に球体に関する言及はほぼ皆無に等しいので、完全に想像するしかないのが現状ですが(見落としてるだけかもしれません)、個人的には「不老不死を求めた支配者層の精神集合体」だと思います。谷に広がる遺跡群を見れば分かるように、ここにかつて超古代文明が栄えていたことは明白でしょう。大鷲を自分たちの都合の良いように品種改良しながらも、共存していたものと思われます。その超古代文明の支配者層たちは、不老不死(永遠の支配)を求め、最終的には体を捨ててあのような「精神集合体」となったのです。ちなみに、鎧や球体が飛ばしてくるあの邪念は、その支配者層たちの言語ではないかと考えています。あの紋様は文字のようにも見えますし、主人公に語り掛けて洗脳しようとしていたのでしょう。■襲い来る鎧と鏡の正体主人公を執拗に襲ってくる鎧。その正体は、「超古代文明の戦士たちがかつて身に包んでいたもの」だと思います。大鷲にも角があり、鎧にも角があります。鎧の戦士は、角を通して大鷲と意思疎通をし、大鷲の背中に跨って騎兵隊のように戦場を飛び回っていたのでしょう。大鷲は球体に繋がるアンテナの電波を角によって受信していたので(主人公と行動を共にするトリコは、落下して角が折れたからアンテナによる洗脳が解けたのだと思われます。途中で再び洗脳されかけますが、折れた角では受信が不十分で、洗脳状態は長く続きませんでした)、角が意思疎通のキーであったと考えても不思議ではありません。トリコの尻尾から出る電撃は、かつての戦場において飛び道具的役割を果たしました。戦士は鏡で敵を指し示すことで、遠方から奇襲をしかけていたのだと思われます。ただし、そこまで広く普及しているような武器ではなく、大鷲騎兵隊の将軍格のみが与えられるような栄誉ある武器でした。白い塔のマスターキー的役割を果たせたのは、超古代文明においては政治的有力者にのみ与えられたからです。■なぜ鏡が球体に有効だったのかでは、そんな鏡がなぜ球体に有効だったのでしょうか。私としては「不老不死派と鏡を持つ将軍が敵対していたから」だと思います。不老不死派は上述の如く、支配者層です。超古代文明において貴族政(もしくは寡頭政)を展開して他の民を支配していました。しかし、その文明の国防は戦士が担っており、大鷲騎兵隊によって軍事力が増大してくると、将軍を筆頭に政治での発言力が増してきました。(この流れは、重装歩兵戦術の開発によりポリスの軍事力が増大し、戦場で重装歩兵となる市民層の発言力が増してきたという、古代アテネの史実をモチーフにしています)このままでは貴族政が崩壊すると悟った支配者層は、かねてよりの夢であった不老不死計画を加速させます。戦士たちも抵抗しますが、アンテナによって大鷲が洗脳されると、大鷲騎兵隊は無力化され、遂に死に絶えてしまいます。鏡を保有していた将軍も例外ではありません。その栄光により政治力もありましたが、将軍は戦士側に立って戦っていました。将軍が倒れた後、鏡は封印され、白い塔からあんなにも離れた場所に安置されてしまいました。洗脳された大鷲が全て完全武装状態だったのは、大鷲騎兵隊が暴走する支配者層を倒そうと出撃していたことの名残でしょう。戦士の肉体は悠久の時を経て朽ちましたが、その鎧は角を通してアンテナによって支配され、球体の指令のままに動くコマとなりました。鏡の光によって動かなくなるのは、かつて自分たちの指導者だった将軍を思い出し、かすかに残っている戦士の精神が洗脳に抗うからです。鏡の光で、球体の纏う黒い液体が委縮するのも、鏡に将軍の精神の力がまだ微かに残っているからです。戦士たちの反乱後も鏡のマスターキー的能力が残っていたのは、支配者層も同様の鏡を保有していて、キーとして使用していたからでしょうかね。まだ大鷲に跨る技術の無かった時は、鏡こそが大鷲を利用して戦場を制する全てだったので、鏡を保有している支配者層が軍事力の大半を握っていたのでしょう。しかし、大鷲に跨る技術が開発されてからは、鏡が無くとも空中から投げ槍か何かで攻撃でき、機動力もあるので、支配者層の威厳は落ちてしまいました。故に、戦士出身で、その戦績から政治力の増してきた将軍に、栄誉として鏡を与える羽目になったのです。■人喰い?大鷲が人を運んできて、塔に捧げる場面がありました。塔からは人の代わりとして樽が射出され、それを喜んで大鷲が食べるわけです。一瞬「人を材料にして樽ができた?!」とギョッとしましたが、個人的には「人喰いなのは球体」だと思いました。不老不死の代償として、人間から生命力を常に吸収しないといけなくなったのでしょう。樽に関しては、常に周りに蝶々が飛んでいたので、中身は蝶々の好むような蜜か何かだと思います。大鷲は肉食ではなく、草食の可能性すらあります。■選ばれしもの少年がトリコに攫われる時、少年の目は変色し、トリコと何か交信します。「選ばれしもの」と老人が言及しており、少年が特別な存在であることを仄めかします。球体の餌になるだけだったのなら、別に誰でもいいです。この「選ばれしもの」とは、「球体による支配に終わりを与える者」だと思いました。神話やお伽話で語り継がれていたのでしょう。将軍の意志を継ぎ、球体の支配から大鷲たちを解放する者のことが・・・。冒頭にいきなり鏡を入手できたのも、ただの偶然ではないはずです。ざっとですが、私はこのように考察しました。不明な点が多い分、様々な解釈ができるのが魅力ですね。やはり、色々考える余地のあるストーリーって素敵です!笑
2017.01.29
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マーベル最強の魔術師が活躍する映画『ドクター・ストレンジ』を観に行ってきました!IMAX 3Dで観賞したのですが、壮大すぎるスケールと相まって、脳みそが沸騰しそうなほど迫力満点でした!笑 ※ネタバレ注意!映像革命と言っても過言ではないでしょう。時空がねじれ、世界そのものが変形していく様は、まるで万華鏡の中に入り込んだかのようでした。『インセプション』のような表現方法ですが、変形の複雑さはその比ではないでしょう。もはや「魔法」と一括りにするのも憚られるほどの壮大さで、下手をすれば『アベンジャーズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』よりも世界観は広大でした。多次元宇宙(マルチバース)の存在が明かされますし、もう惑星とか太陽系とか、そんな規模ではないです。多次元を股にかけて戦っている様を見ると、今までの『アベンジャーズ』の世界観がいかに小さかったかを痛感します。劇中でエンシェント・ワンが「鍵穴から世界を見ている」と言っていましたが、『アベンジャーズ』での戦いは、多次元宇宙からすればまさに鍵穴の中での出来事だったのです。とはいえ、『アベンジャーズ』を下げて『ドクター・ストレンジ』を上げるつもりはありません。なぜなら、本作における世界観の拡張は、そのまま『アベンジャーズ』にも適用されるからです。本作に登場したキーアイテムに、「アガモットの目」というものがあります。これを使えば、自由に時間を進めたり戻したりできますし(『ゴッド・オブ・ウォー:アセンション』でクレイトスが使用した「ウロボロスの宝石」みたいな能力ですね)、タイムループを作り出して無限に続く時間に閉じ込めることもできるという、とんでもないチートアイテムです。劇中では、時を巻き戻して香港の崩壊を救った他、暗黒次元の首領ドルマムゥをタイムループに引きずり込むなど、大活躍していました。その「アガモットの目」ですが、実はインフィニティ・ストーンだと終盤に明かされます。インフィニティ・ストーンとは、『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』から登場している超重要アイテムで、宇宙の誕生する前から存在し、無限の力を秘める物質のことです。全部で6種類あり、それぞれ空間、現実、魂、精神、力、そして時間を司っています。その内、空間を司るインフィニティ・ストーン「コズミックキューブ」は『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』と『アベンジャーズ』に登場し、異星人チタウリを地球に呼び込むためロキに利用されました。現実を司るインフィニティ・ストーン「エーテル」は『マイティ・ソー:ダークワールド』に登場し、危うく宇宙が闇に包まれる寸前になりました。精神を司るインフィニティ・ストーン「マインド・ストーン」は『アベンジャーズ』から登場し、ロキの杖に搭載され、相手の精神を操る能力を与えました。また、最強のAIウルトロンを生み出し、最終的にはヴィジョンの額へと埋め込まれました。力を司るインフィニティ・ストーン「オーブ」は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で中心的役割を果たし、一瞬で惑星の全生命体を抹殺する圧倒的な破壊力があるとされていました。そして遂に、時を司るインフィニティ・ストーンが本作で登場したというわけですね。2018年に公開予定の『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』では、インフィニティ・ストーン6種全てを狙う強大な敵サノスと戦うことになるので、時間のインフィニティ・ストーンを保有するドクター・ストレンジも参戦することになります。きっと、多次元宇宙を横断する壮絶な戦闘となるでしょう。『アベンジャーズ』の舞台だった物質界と、『ドクター・ストレンジ』の多次元宇宙が融合した先には、一体何が待ち構えているのでしょうか。本作のように、私たちの想像を超越するアクションが創造されていることを祈ります!本作の最後に、ドクター・ストレンジとソーが会談するシーンがありますが、ハルクに続いてドクター・ストレンジも『マイティ・ソー:ラグナロク』に出演するようですね。ロキを演じているトム・ヒドルストンが「ドクター・ストレンジはソーの手伝いをする」という旨の発言をしており、何らかの理由でハルクが敵対するという噂もあるので、もしかしたらハルクとの戦いも見れるかもしれません!魔術界最強のドクター・ストレンジが、物質界最強のハルクと一騎打ち・・・、これは熱い!笑
2017.01.28
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最強の寒波が日本に襲来していますが、その寒さにもめげずに、名古屋市博物館にて開催されている特別展『ギリシア考古学の父 シュリーマン ―初公開!ティリンス遺跡原画の全貌―』に行ってきました!この特別展では、ミケーネ遺跡とトロイ遺跡を発掘した大考古学者シュリーマンの軌跡を中心に、古代ギリシアと古代エジプトの発掘品・遺跡原画が展示されています。シュリーマンは時折、強引に発掘作業を進めた者として批判されることもありますが、かつては神話上の存在であったミケーネ文明、トロイ文明を歴史の明るみの中に引き戻したという点では、十分に賞賛に値すると思われます。特別展の規模としては、広めの長方形部屋に全部収まるという、古代ギリシャ展 ―時空を超えた旅―に比べれば、こぢんまりしたものでした。じっくり見たとしても、大体一時間前後で見終わるのではないでしょうか。私はミケーネ遺跡なら訪れたことがありますが、ティリンス遺跡はまだ行ったことがないんですよね。アポロドーロスの伝承では、ヘラクレスが十二の功業を達成するために訪れたエウリュステウスの王都は「ティーリュンス(ティリンス)」になっているので、行きたい気持ちはあるんですが、ギリシャ自体が日本から遠いのもあってなかなか・・・。トロイ遺跡に関しては、現在トルコは混乱しているので、足を運べるのは当分先になりそうです。笑しかし、この特別展に行けば、ティリンス・トロイ双方の遺跡を訪れた気になれること間違いなしです!原画や写真、模型などで遺跡の全体構造が把握でき、今まで漠然としたイメージだったティリンス遺跡が、今や具体的に想像できるようになりました。特に原画では、壁画の彩色の再現までしており、文化面においてはミノア文明の影響をかなり受けていたことが直に分かりました。彩色や模様がクノッソスのそれに酷似しているんですよね。クノッソスの有名な「牛飛び」壁画すら、ティリンスにはあったそうです。本などでミノア文化の影響下にあることは前から知っていましたが、このように展示品を直に見て納得すると心底楽しいですね!余談ですが、特別展を見終わった後、特別展の図録と『古代ギリシア遺跡事典』をつい買ってしまいました。クセノポンの『ギリシア史2』もまだ読み終わってないのに・・・笑
2017.01.15
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このキャラとあのキャラが戦ったら、一体どっちが勝つのだろうか――。こんなことを、誰しも必ず一度は想像したことがあると思います。無論、作品ごとに世界観は違うので、一概に強さの比較はできないのですが、やっぱり自分の好きなキャラが強くあってほしいと願ってしまいます。私が小さい時は、大好きなゴジラがウルトラマンを打ち倒している姿をよく想像してはニヤニヤしていました。そんな男の子の夢を叶えてくれる企画を、YouTubeにて偶然発見しました。"Mightyraccoon"というユーザーの投稿している動画で、アメコミやゲームのキャラクターたちが実際に戦ったらどうなるかをCGアニメーションで描いたものです。勝敗はネット上のアメコミ&ゲームファンの投票で決めるので、民主的で公平なジャッジと言えるでしょう。そのCGアニメーション作品群を見ていたら・・・見過ごすことのできない決闘を見付けてしまいました。タイトルの通り、ハルクvsクレイトスです。私が古代ギリシア好きとなったきっかけである『ゴッド・オブ・ウォー』の主人公にして、全宇宙を支配するオリュンポスの神々を抹殺した最強の神殺し、クレイトス。『アベンジャーズ』史上最強の腕力を誇り、宇宙人の戦艦を拳一つで受け止めるだけではなく、アメコミ版では惑星を殴り壊したエピソードもあるという無敵の怒れる巨人、ハルク。どちらも私の好きなキャラであり、どちらも「最強」の名を冠する怪力の英雄です。最強の両雄が全力でぶつかりあったら、果たしてどんな結末が訪れるのでしょうか。個人的にはもちろん、我が古代ギリシアの出発点であり、ゼウスの息子とされるクレイトスの方に思い入れがあります。しかし、私はマーベル・シネマティック・ユニバースの大ファンでもありますので、ハルクにも大いに頑張ってほしいですね。ハルクvsクレイトスはこちら!(HULK vs. KRATOS | ARCADE MODE! [EPISODE 5])※前半は両者の紹介で、戦い自体は12分頃から開始します。さぁ、戦いの開幕です!すぐにハルクとクレイトスが出てきて殴り合うのかと思いきや・・・!開始早々、瀕死のソー。そして、崩壊するアスガルド。あれ?これゴッド・オブ・ウォー4のオープニングかな?笑(GOW4は北欧神話が舞台)どうやら、ギリシア神話の雷神ゼウスを殺したクレイトスは、北欧神話の雷神ソーにも手をかけようとしているみたいです。笑この後、ソーは無敵のハンマー「ムジョルニア」で抵抗しますが、クレイトスの圧倒的な力でねじ伏せられます。神々の最高峰であるオリュンポスを攻略したクレイトスに、アスガルドの神々が敵うはずもありません。大ピンチのソーは、最後の手段に打って出ます。雷で、ハルクを呼び覚ましたのです。目覚めるハルク。そして遂に、ハルクvsクレイトスの開戦です!!!クレイトスはハルクの背後を取り、ブレイズ・オブ・アテナで背中をザクザク突き刺しますが、ハルクも負けじとクレイトスを地面へ叩きつけます。やはり、基礎パワーはハルクの方が上のようですね。クレイトスを力で打ち負かし、咆哮するハルク。しかし、ここで終わらないのがスパルタの亡霊です。ヘラクレスから奪い取ったパワー系武器「ネメアのカエストス」を装備し、反撃開始です!ネメアのカエストスのパワーには、さすがのハルクも吹っ飛びます。ここからはクレイトスのターン!ハルクを殴りまくり、画面には緑色の血が。ハルクも善戦しますが、再び背後を取られ、ブレイズのチェーンで首を絞めつけられてしまいます。このままクレイトスの勝利か・・・!?と思いきや、瀕死から立ち直ったソーが復活し、雷撃をクレイトスに浴びせてハルクを救出します。ソーは「アベンジャーズを呼ぼう!地球へ送るね!」と提案。お前は戦わないんかい・・・笑ムジョルニアの魔法でクレイトスとハルクを地球に瞬間移動させ、地球にて両雄の戦いが再開されます。地球では、散々ボコボコにされ、怒りが頂点に達したハルクが大暴れ!今までの劣勢が嘘であるかのようにクレイトスを吹き飛ばしまくります。クレイトス、このまま負けてしまうのか・・・!?クレイトスはハルクに向き直り、ヘルメスの靴を装備。高速移動で一気に肉薄し、そのスピードに乗りながらもネメアのカエストスを構えます。対するハルクは拳を大きく振りかぶり、クレイトスを迎撃します。そして――激突!!!渾身の力勝負を制したのは――クレイトスでした。ヘルメスのスピードが上乗せされたネメアのカエストスは、怒りが最高潮に達したハルクすら凌駕しました。怯んだハルクの隙を突き、クレイトスはハルクの後頭部にブレイズを突き刺し、そのまま地面へと叩きつけます。地面へと叩きつけられたハルクの両腕にブレイズを突き刺し、逃れられないように固定。オリュンポスの剣を装備し、ハルクの首めがけて・・・!勝負あり!クレイトスはハルクの首を斬り取り、勝利を飾りました。最後にソーの要請を受けたアベンジャーズが駆けつけますが、ハルク&ソーというアベンジャーズのトップ2が陥落した後で、果たして勝ち目はあるのでしょうか。ヴィジョンとスカーレットウィッチが頑張ればあるいは・・・?しかし、クレイトスは魔法やレイジをまだ使ってませんし、それでもきついような・・・。ここで動画は終了し、アベンジャーズvsクレイトスはまたの機会に。視聴者からの要望が多ければ、実際に戦ってくれるかもしれませんね!というわけで、クレイトスがハルクに勝利しました!クレイトスの支持率は58%で、ハルクの支持率は42%でした。接戦でしたね!思い入れの強いクレイトスが勝利した上に、ハルクも善戦したので、私としては大満足です。笑この企画は公式ではなく、あくまでファンメイドなので、このバトルの結果が全てではありません。しかし、このように夢の対決が可視化されるのは、なかなか面白いものですね!ちなみに、次回はバットマンvsアイアンマンだそうです。私はアイアンマンに投票しておきました。笑
2017.01.13
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ポリュアイノスの『戦術書』を読み終えました。この書物は、ローマ五賢帝の一人マルクス・アウレリウス・アントニヌスが、イラン高原のパルティア王国に軍隊を送り込んだ際に、その助けとなるように著されたものです。主に古代ギリシア(神話・アルカイック・古典・ヘレニズム)の王や将軍の「戦術」が、人物ごとに簡単に要約されています。収録されている戦術の数は885個、人物だけでも349人を数えるという長大な書籍(全8巻)でした。「戦術」と聞いて、私たちがすぐに思い浮かぶのは、戦場での立ち回り方や、指揮官による兵士の配置・運用方法でしょう。そういった戦術らしい戦術も収録されてはいるんですが、どちらかといえば少数派で、大半は戦術というよりも「策謀」と定義した方が現代人からすればしっくりするものが占めていました。すなわち、裏切り、虚偽、欺瞞などです。中には「いかにして不当に権力を得て、僭主(独裁者)になったか」「どのような手段で金を搾取したか」など、全く戦争と関係の無い策謀までもが「戦術」として、しかも好意的に紹介されていました。『戦術書』を読む前は、兵士たちの陣形や、その運用方法、武器の操り方など、「戦場におけるリアルな兵士たちの戦い方」が学べるものだと思っていました。無論、「戦場においては兵士たちのモチベーションが重要」「自軍を少なく見えるようにし、敵に油断させる」など、そういったことも記述されてはいるんですが、大半は上述のような「策謀」であり、「こんなに汚い策謀も戦術とカウントしちゃうんだ・・・」と衝撃を受けた記憶があります。ただ、それでガッカリしたわけではなく、むしろ古代ギリシア・ローマ人たちの価値観が垣間見えて、非常に興味深く、面白く感じました!古代ギリシア人は、武力よりも知恵を重んじる民族です。神話を見ても、武力だけのゴリ押しで強敵を制した例は殆どありません。パワーでは右に出る者のいないゼウスやヘラクレスも、御多分に漏れず策略を用いて幾多の戦闘に勝利してきました。更に、ギリシア神話随一の策略家であるオデュッセウスやシシュポスが誉め言葉として定着していたことからも、それが伺えます。例えば、策謀の得意なアテナイのテミストクレスはオデュッセウス、スパルタのデルキュリダスはシシュポスのようだとして賞賛されていました。(まぁ、シシュポスは神々を欺いた罪でタルタロスに幽閉されちゃいましたが、それは策謀がどうというよりも、傲慢さや涜神行為への戒めでしょう)戦時中においては、「最小限の労力で最大限の損失を敵に与えること」が、何にも増して重要なことです。そこに倫理観・道徳観など挟む余地などありません。相手の裏をかくことは、労せずして巨大な損害を相手に発生させることに繋がるので、それがどんなに卑劣な行いだったとしても、賞賛に値することだったのです。非人道的行為でも、それを見習うべき「戦術」として取り上げている『戦術書』からは、そのような価値観を存分に感じることができました。残念ながら、『戦術書』の史料価値は乏しく(なにせ、神話の神々や英雄たちの戦術も収録されているぐらいですから)、皇帝のパルティア遠征に間に合うように編集されたためか、誤記も見られ構成も雑です。しかし、悠久の時を経ても、全巻欠けることなく現存しているので、この本が「後世に残す価値のある書物」という評価を受けたことは確かです。事実、近代においても複数回翻訳されており、これは「軍事的価値あり」と判断されたからに他ならないでしょう。無価値な本に資本と労力をかける道楽者など存在しませんから。戦術の先例集としてなら、史料価値を吟味する必要性はありません。同書は、兵器や戦術が発達した近代であっても、多くの軍人たちが読んだ(と思われる)紛れもない「戦術書」なのです。
2017.01.08
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