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ヘレニズム末期のプトレマイオス朝エジプトの世界を描いたゲーム『アサシンクリード:オリジンズ』を購入しました!アサシンクリードシリーズは、以前PS3で『アサシンクリード3』をプレイしたことがありますが、ゲームシステムが個人的にハマらなかったので、クリアする前に飽きて売ってしまった記憶があります。それ以来、アサシンクリードシリーズには手を出さずにいたのですが、今作はプトレマイオス朝エジプトというヘレニズム王朝が舞台ということで、ギリシア好きとしては買わずにはいられませんでした!笑ファロス島の大灯台から見渡すアレクサンドリア全景今作最大の魅力は、PS4の圧倒的なグラフィックにより再現されたプトレマイオスの王朝です。初っ端から、シワ・オアシスというアレクサンドロス大王が神託のために立ち寄った集落からスタートしますし、少し進めば古代最大級のヘレニズム都市アレクサンドリアを自由に歩き回ることもできます。世界史で名を轟かす大図書館やファロス島の大灯台を観て回り、スクリーンショットでパシャパシャ画像を撮る様は、まるで古代世界を観光しているかのようです。今でこそクエストを楽しんでいますが、初めてアレクサンドリアに到着した時なんかはクエストそっちのけで観光していました。笑しかし、よくここまで緻密にアレクサンドリアを再現しましたね。アレクサンドリアは、近代都市に埋もれて考古学調査があまり進んでおらず、建物の配置もよく分かっていません。そんな中、壮大な当時の街並みを高画質のグラフィックで見れるのは感激です。セラピスがルネッサンス期に登場したバイデントを持っていたり、大灯台の天辺にある彫像がゼウスではなくなぜかセラピスだったりと、やや気になるところはありましたが、そんな些細なことなどどうでもよくなるほどのクオリティです!古代世界の七不思議の1つ、ファロス島の大灯台もちろん、ゲーム性やストーリーも楽しめてます!アサシンクリードシリーズ自体あまり詳しくないので、どう進化したかは分からないのですが、『アサシンクリード3』よりも遥かに没入感があるように思います。(舞台がヘレニズム時代だからかもしれませんが笑)装備できる武器も、「ペルセウスのハルパー」「アンティゴノスの盾」など、古代ギリシアの神話や歴史から拝借したものがたまに出てくるので、収集が楽しみになっています。エフェソスのアルテミス神殿に奉納されていた「アレクサンドロスの槍」とか出てこないかなぁ・・・。笑また、アサシン誕生秘話をプトレマイオス朝エジプトの歴史にどうやって絡ませてくるのかも気になります。クレオパトラ7世とプトレマイオス13世が争うアレクサンドリア戦争や、ヘレニズム時代に終止符を打ったアクティウムの海戦もストーリーに組み込まれているんでしょうかね。だとしたら、大ファンにならざるを得ないでしょう。
2017.11.19
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あの『エクソシスト』を抜き去り、歴代ホラー映画史上No.1の大ヒット作となった『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』を早速観に行ってきました!ホラー作家の巨匠スティーヴン・キングが原作というのもあり、日本公開を今か今かと待ちわびていました。(彼が原作の映画としては『シャイニング』が非常に怖かった記憶があります)まぁ、スティーブン・キングの小説は一冊も読んだことがないんですけどね。笑※ネタバレ注意!■"それ"が見えても、終わらない。副題にもなっている「"それ"が見えたら、終わり」ですが、実際はそれが見えても全然終わりませんでした。笑というのも、主要メンバーは全員生存で、ITに殺される描写があるのも冒頭のジョージーと不良の2人だけ。何度か「あ、さすがに死んだな」というピンチはあったものの、結局大事には至らず、なかなかしぶとく生き残る。ITによって惨たらしく殺されていくパニック系映画を想像していたので(ITが牙を剥きだした瞬間に「あ、これモンスターパニック系だ!」とワクワクしたものですが…笑)、これにはちょっと驚きです。ITが見せる幻覚はなかなか恐ろしいものがありましたが、毎回ピエロがテンション高めなので、むしろ笑える場面も少々ありました。それで、途中から気付きました。この映画はホラーじゃないな、と。少年たちと少女が、それぞれにそれぞれの問題を抱え、葛藤する――まさしくこれは青春映画です。ITよりも怖かったのが、主人公たちを取り巻く現実の環境です。過保護な母親に偽薬を飲まされてたり、過激ないじめが横行していたり、父親に性的虐待を受けていたり・・・。閉塞的すぎる現実の空間こそが、ホラーでした。ITに襲われた時の方が、少年たちは生き生きしていたように思えます。ITと立ち向かう時だけ、少年たちは結束し、現実を忘れ、勇気を胸に行動できたのですから。夏休み中の出来事ということも相まって、ITと戦ったことは、少年たちが現実から目を背けるための一種の逃避行だったんじゃないかとさえ思えてきます。ジョージーも、ITに喰われたのではなく、ただの事故死で、それに納得できないビルが作り出した妄想だったのではないかと・・・。上記からするに、ITは大人が子供に押し付けてくる身勝手さを象徴しているのではないでしょうか。ITと対峙することを通して、少年たちは自立することができたのですから。■ITの正体とはいえ、ITによって大勢の人が失踪しているわけですから、「大人の身勝手さ」を象徴しているにしても、作中では(少年たちの妄想ではなく)確固たる怪物なのでしょう。では、一体ITとは何者なんでしょうか。ITは自分のことを「ペニー・ワイズ」と名乗っています。ここから、ITは元々は人間だったということも考えられます。ITのピエロは、ジョン・ゲイシーという実在の殺人鬼(ピエロに扮し、数十人もの少年たちを誘拐・殺害した)がモデルになっていることを考慮すると、元人間説(悪霊説)も現実味を帯びてきます。しかし、90年代版の映画では、ITの正体は邪悪な巨大蜘蛛で、人間の魂を貪りくっていたそうです。確かに、犠牲者が空中に浮いている様は、蜘蛛の巣に絡み取られたかのような光景でした。人の恐怖を喰らい成長する(まるで『学校の怪談』の天邪鬼のような特性ですね)古きから地下に住まう悪魔のような存在なのかもしれませんね。出現前に電灯が点滅するのも、(海外ドラマ『スーパーナチュラル』的に)悪魔っぽい演出でした。ただ、今作のITが攻撃された時に出る血しぶきは、フワフワと宙に浮いており、まるで水の中にいるかのようでした。ここからすると、巨大蜘蛛よりも水棲生物・地下水に住まう怪物という可能性もありますね。今回は、少年たちとITのひと夏の冒険でしたが、第二章では大人になった彼らとITとの決戦が見られるそうなので、ITの正体は続編で明らかになるでしょうね。第二章は2019年に公開予定です。どんな結末になるか、今から楽しみです!
2017.11.05
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本日11月3日、待ちに待った映画『マイティ・ソー:バトルロイヤル』が遂に公開されました!朝っぱらから最寄りの映画館でIMAX 3Dの本作を視聴することができたのは、今日という日が運良く祝日に位置していたからです。アベンジャーズで「最強」の名を冠するソーとハルクがタッグを組んだこの映画は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ファンにとっては見逃せません!・・・それにしても、三連休の初日からマイティ・ソー最新作を観れるなんて夢みたいです。笑※ネタバレ注意!■究極のヒロイック・エンタテインメント今作は今までのマイティ・ソーシリーズとは一線を画す、言わば異端の作品です。コメディが得意なタイカ・ワイティティ監督がメガホンを取ると聞いた時から、「前作よりも異なった作品になるだろうなぁ」と予想していましたが、ここまでとは。「アクション映画じゃなくてコメディ映画になるのではないか」「ブロックバスター映画に慣れていない監督だから、失敗したらどうしよう」なんて不安もありましたが・・・全て杞憂でした。先程言った「異端の作品」「ここまでとは」というのは、全て良い意味でです!今作はマイティ・ソーシリーズ最高傑作であり、まさに「究極のヒロイック・エンタテインメント」と形容するに相応しい作品です。『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』のような重苦しさはなく、軽快なステップでストーリーが展開され、コメディで笑いを誘っては、ド派手なアクションで場を盛り上げる・・・これ以上の娯楽大作があるでしょうか。私はどちらかというとシビル・ウォーのような重苦しいテーマの方が好みですが、それでも今作は「複数回劇場で観たい!」と思わせるほどの輝きを放っていました。純粋に見ていて楽しいんですよね。笑 この「楽しさ」は、単純にギャグが面白いからというわけではなく、コメディ・アクション・ストーリー・テンポが高次元で融合しているからこそ生じたものです。MCUファンなら鑑賞しないという選択肢は無いでしょう!■帰ってきた「雷神」今までのソーは、あまりパッしない存在でした。それは、ソーそのものが駄目というのではなく、シリーズ一作目で見せたインパクトが強烈すぎたために、それ以降の尻すぼみ感が拭えなかったからです。第一作目では、ソーは無敵の雷神でした。ハンマー片手に巨人を薙ぎ倒し、大嵐を軽々と呼び起こし、稲妻の一撃で大地をも崩落させました。それ以降、MCU内で他ヒーローとの交流が活発化する中、ソーの力は徐々に制限されていったような印象があります。『アベンジャーズ』でエイリアンの艦隊をねじ伏せたり、『エイジ・オブ・ウルトロン』でアイアンマンと協力して隕石と化した地盤を砕いたりもしましたが、一作目で見せたインパクトには及びません。二作目の『ダークワールド』でも、アクションそのものはそこまででもなく、「雷神」は鳴りを潜めていました。おそらく他ヒーローとの兼ね合いもあったんでしょうが、アイアンマンの進化や、キャプテン・アメリカの大飛躍を考慮すると、「ソーだけ微妙だなぁ・・・」となってしまうわけですよ。『アイアンマン3』や『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』は評価面でも大成功だったのに、一方の『マイティ・ソー:ダークワールド』は・・・。ソーは好きなキャラクターであるだけに、「最強」でありながらパッしないという矛盾にヤキモキしたものでした。それが遂に、三作目にして堂々の「雷神」復活です!!ムジョルニアの束縛から解き放たれ、身も心も自由になったのか、これ以上無いほど大暴れしてくれています!一作目の地盤崩落ほどの大技は、残念ながら今作にもありませんが、稲妻を纏って敵を薙ぎ倒していく様はそれに匹敵するほどのインパクトがあります。今までのソーに失礼ですが、まさかここまでスタイリッシュにアクションができるとは・・・。笑今までのソーが「優等生」だとすると、今作は「型破り」。どちらがよりクールなのかは明白ですね。■頼れるビッグガイ型を破ったのは、ソーだけではありません。ハルクも今作で新たな可能性を提示しています。ハルクはソーとは違い、アベンジャーズ最強を不動の地位としていますが(ソーに失礼ですが笑)、「強すぎる」ということが逆に足かせになってしまい、暴走すると手の付けられない「諸刃の剣」として描かれていました。アベンジャーズシリーズでは、二作ともハルクの暴走によってチームは大打撃を受けていますしね。ところが今度のハルクは知性があります。『アベンジャーズ』でもハルクは喋ったことがありますが、それはロキを散々に殴り倒した時の「チョロい神だな」の一言だけ。それが今作で会話し、喜怒哀楽を示し、ソーに「友達なら帰るな!」と懇願する。知能自体は3歳児程度のものですが、ブルース・バナーに戻らなくても、ナターシャに頼らなくても、コミュニケーションが取れるようになりました。それに伴い、今までの諸刃の剣のイメージから、頼れるビッグガイのイメージへと変化。大量破壊兵器から、ヒーローとして、ハルクを見れるようになったのです。だからこそ、終盤でアスガルド民を護るためにハルクがフェンリルへ挑んだ時は、頼もしさが今までとは段違いでした。インフィニティ・ウォーに向けて、ハルクもソーと同様に、重要な変革の一歩を踏み出したのです。このように、『マイティ・ソー:バトルロイヤル』はソー、ハルクというMCU二大ヒーローを変革させた、極めて良い意味での型破り作品でした!今作ではアクションシーンで度々流れるレッド・ツェッペリンの「移民の歌」が重要なテーマであり、それが宇宙のヴァイキングとしてアスガルド民が新たなる故郷を求め放浪することを示唆したものであることは明白ですが、この歌はソーとハルクのヒーロー像そのものにも当てはまるのではないでしょうか。今までの「ソー」「ハルク」から、新天地「雷神」「頼れるビッグガイ」へと、移住したのですから。
2017.11.03
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