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今年の漢字が「北」と発表されたことから分かるように、2017年は北朝鮮とアメリカが一触即発の状態に陥るという、国防について非常に考えさせられる年でした。かつて海上帝国アテナイが唱えた強者の論理は、現代社会でも衰えることを知らず、政治面だけではなく経済面においても如実に現れるようになった気がします。プラトンの批判した「迎合」が、人生のあらゆる面で当たり前になった現代社会の果てには、一体何が待っているのでしょうか。・・・とは言うものの、世界政治に関して憂うよりも、まずは目の前のコト、ですね。笑 等身大の感想を言えば、2017年はギリシア生活がかなり充実した年でした。(毎年同じようなことを言っている気がしますが笑)マケドニア王国所縁の地を巡ったギリシア一人旅に加え、駐日ギリシャ大使にお会いしたり、日本ギリシャ協会の会報にゼウスに関する記事を寄稿したり、古典ギリシア語で原典を解読したり・・・。今年読んだ書籍も100%ギリシア関連(漫画を除く)で、1年で30冊以上読破したのにも関わらず、その中に小説は1冊もありませんからね。後で参照できるように読む本は全て購入しているので、本棚のキャパがそろそろ厳しくなってきました。笑もちろん、香港旅行や映画鑑賞など、ギリシア生活以外も楽しみましたがね!■2017年に読破した書籍①ギリシア史2(クセノポン/著、根本英世/訳)②ギリシア喜劇2 アリストパネス<下>(アリストパネス/著、呉茂一・村川堅太郎・高津春繁/訳)③変身物語<上>(オウィディウス/著、中村善也/訳)④変身物語<下>(オウィディウス/著、中村善也/訳)⑤戦術書(ポリュアイノス/著、戸部順一/訳)⑥英雄伝<上>(プルタルコス/著、村川堅太郎/編)⑦英雄伝<中>(プルタルコス/著、村川堅太郎/編)⑧英雄伝4(プルタルコス/著、城江良和/訳)⑨饗宴(プラトン/著、久保勉/訳)⑩パイドロス(プラトン/著、藤沢令夫/訳)⑪ゴルギアス(プラトン/著、加来彰俊/訳)⑫国家<上>(プラトン/著、藤沢令夫/訳)⑬国家<下>(プラトン/著、藤沢令夫/訳)⑭政治学(アリストテレス/著、山本光雄/訳)⑮ソークラテースの思い出(クセノポン/著、佐々木理/訳)⑯ギリシア哲学者列伝<上>(ディオゲネス・ラエルティオス/著、加来彰俊/訳)⑰ギリシア哲学者列伝<中>(ディオゲネス・ラエルティオス/著、加来彰俊/訳)⑱ギリシア哲学者列伝<下>(ディオゲネス・ラエルティオス/著、加来彰俊/訳)⑲ピタゴラスの生涯/黄金の詩(ポリュピュリオス/著、水地宗明/訳)⑳ギリシア奇談集(アイリアノス/著、松平千秋/訳)㉑ヘレニズムの思想家(岩崎允胤/著)㉒イソクラテスの修辞学校(廣川洋一/著)㉓ギリシア考古学の父シュリーマン:ティリンス遺跡原画の全貌(天理参考館/編)㉔医神アスクレピオス:生と死をめぐる神話の旅(カール・ケレーニイ/著、岡田泰之/訳)㉕歴史言語学の方法:ギリシア語史とその周辺(松本克己/著)㉖紀元前4世紀ギリシア世界における傭兵の研究(小河浩/著)㉗王妃オリュンピアス:アレクサンドロス大王の母(森谷公俊/著)㉘古代ギリシア遺跡事典(周藤芳幸・沢田典子/著)㉙古代ギリシア 地中海への展開<諸文明の起源>(周藤芳幸/著)㉚古代の格闘技(長田龍太/著)㉛ヘレニズム文明(フランソワ・シャムー/著、桐村泰次/訳)㉜学問としてのオリンピック(橋場弦・村田奈々子/編)㉝The Complete Greek Temples(Tony Spawforth/著)㉞ΑΓΗΣΙΛΑΟΣ(ΞΕΝΟΦΩΝ/著)㉟ΛΑΚΕΔΑΙΜΟΝΙΩΝ ΠΟΛΙΤΕΙΑ(ΞΕΝΟΦΩΝ/著)㊱ΤΡΑΧΙΝΙΑΙ(ΣΟΦΟΚΛΗΣ/著)今年は神話・歴史系の本だけではなく、古代ギリシア哲学にも本格的に手を出しました。哲学というと、小難しいイメージが先行しますが、プラトンの対話篇なんかは意外と読みやすいです。(アリストテレスは結構頭を使わないと読めませんが・・・)しかも、極めて興味深い。プラトンがソクラテスというキャラクターを通して主張する「善く生きること」は、曖昧な概念を明確に定義付けながら、快楽こそ善とする当時の風潮をバッサリと切り落とします。この風潮は現代でも支配的であるが故に、プラトンがどのようにこれを論破するのかが気になり、読んでいて非常に楽しいです。この「善く生きること」を実践するのは、強靭な精神力と信念が無い限り、厳しい道のりになるでしょう。ただ、頭の片隅にでもこの思想を宿しておけば、人生の重大な選択の時に、道を誤らずに済むかもしれません。プラトンの哲学は、2017年の世でも、燻ることなく輝き続けているのですから。■2017年に劇場で鑑賞した映画①ローグワン:スターウォーズ・ストーリー(ギャレス・エドワーズ/監督)②沈黙:サイレンス(マーティン・スコセッシ/監督)③ドクター・ストレンジ(スコット・デリクソン/監督)④キングコング:髑髏島の巨神(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ/監督)⑤ドント・ブリーズ(フェデ・アルバレス/監督)⑥ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(ジェームズ・ガン/監督)⑦LOGAN:ローガン(ジェームズ・マンゴールド/監督)⑧ちょっと今から仕事やめてくる(成島出/監督)⑨銀魂(福田雄一/監督)⑩パイレーツ・オブ・カリビアン:最後の海賊(ヨアヒム・ローニング/監督)⑪スパイダーマン:ホームカミング(ジョン・ワッツ/監督)⑫ワンダーウーマン(パティ・ジェンキンス/監督)⑬ダンケルク(クリストファー・ノーラン/監督)⑭エイリアン:コヴェナント(リドリー・スコット/監督)⑮アウトレイジ:最終章(北野武/監督)⑯マイティ・ソー:バトルロイヤル(タイカ・ワイティティ/監督)⑰IT/イット:"それ"が見えたら、終わり。(アンディ・ムスキエティ/監督)⑱ジャスティス・リーグ(ザック・スナイダー、ジョス・ウェドン/監督)映画界では、ヒュー・ジャックマンが遂にウルヴァリン役を降りるという、X-MEN史上類を見ない衝撃的な出来事が起こりました。最後のウルヴァリンが脈動する『LOGAN:ローガン』は、ジョニー・キャッシュの"Hurt"がぴったりな、哀愁漂う渋い名作でした。ディズニーが約7兆円でFOX主要部門を買収しましたが、それでもヒュー・ジャックマンがアベンジャーズに合流することはないのですね・・・。ロバート・ダウニーJr、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワースに並んで、ヒュー・ジャックマンがアダマンチウムの爪を構える画をスクリーンで鑑賞したかった・・・。ヒュー・ジャックマンの切ない最期の隣で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『ドクター・ストレンジ』『スパイダーマン:ホームカミング』『マイティ・ソー:バトルロイヤル』と、マーベル・シネマティック・ユニバースはどんどん熱を帯びながら膨張を続け、来年遂に集大成となる『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』が公開されます!DCエクステンデッド・ユニバースの『ジャスティス・リーグ』が少々残念な出来だったが故に、インフィニティ・ウォーへの期待は否が応でも高まります。最近は熱を帯びすぎて「公開前にマーベル作品のBDを全部購入して手元に揃えようかな」なんて考えてます。笑■2017年にプレイしたゲーム①人喰いの大鷲トリコ(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)②バイオハザード7:レジデント・イービル(カプコン)③ホライゾン:ゼロ・ドーン(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)④アンチャーテッド:古代神の秘宝(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)⑤アサシンクリード:オリジンズ(ユービーアイソフト)書籍や映画に比べると、今年プレイしたゲームは比較的少ないです。これは、アマゾン・プライム(PS4対応)に加入したが為に、PS4を起動する度にゲームではなく会員無料海外ドラマ『スーパーナチュラル』シリーズ(ちなみに今はシーズン8に突入したところです!)を観賞してしまいがちだったからでしょう。笑 とはいえ、来年は今以上にゲーム熱が高まるのは必然です。中学時代の青春を捧げたモンスターハンターシリーズの最新作が、満を持してPS4に降臨するのですから!12月にリリースされたβテスト版も何回かやりましたし、準備は万端です!メイン武器を、使っていて一番爽快感のあった双剣にするか、重装歩兵スタイルのランス or ガンランスにするか、非常に迷っていますがね。笑来年はどんな年になるか想像も付きませんが、MHWにインフィニティ・ウォー、ギリシア生活と、楽しみは尽きません!このささやかな幸せが今後も「当たり前」のままであるように、願うばかりです。
2017.12.31
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4連休を取ることができたので、3泊4日の香港・マカオ旅行に行ってきました!今年の夏に行ったギリシア旅行は一人でしたが、今回は彼女との二人旅になります。大学時代にイギリス留学して以来、旅行も趣味の1つになりましたが、ヨーロッパ地域はギリシアを中心に比較的多く行っているものの、今までアジア地域は台湾しか足を踏み入れていませんでした。それが、今回の香港で2国目になります。香港は台湾と雰囲気は似ているのですが、やはり都市全体に漲る活力が段違いでした!■1日目:到着夜中に香港へ到着したので、1日目はただ晩飯を食べた後にホテルに行って寝ただけに終わりました。今回は彼女と一緒ということもあり、ハーバーグランド香港というかなりお洒落目なホテルを予約。読んで字の如く、香港島の港に近いホテルですので、部屋から綺麗な海の夜景を一望することができます。恋人と来るには最高の雰囲気と言っても過言ではないでしょう!笑ただ、このホテルのデポジット制度には度肝を抜かれました。チェックイン時、部屋の破損などに備えて保証金を支払う必要があるのですが、その額がなんと3000香港ドル!(日本円にして約45000円ほど!)もちろん、これは料金とは別です。何度も「これデポジットですよね?チェックアウトしたら戻ってきますよね?」と確認してしまいました。■2日目:マカオ次の日から香港観光・・・ではなく、いきなりマカオへ!港のフェリーターミナルで出国手続きを済ませ、マカオへ上陸します。フェリーが波で揺れに揺れ、めっちゃ酔ったのは想定外でしたが。笑無料のシャトルバスを利用し、港からまずヴェネチアン・マカオ・リゾートに行きました。ここにはショッピングモールの中にヴェネチアを模した小さな街並みが広がっており、その中心には運河のようなプールが流れゴンドラが行き来しています。雰囲気はお台場にあるヴィーナス・フォートに近いですね。私はイギリス留学時代にヴェネチアへ旅行したことがあるんですが、このリゾートの運河に掛かる橋やゴンドラは本物と見紛う程でした。運河プールの水に関して言えば、屋内だけあって、不健康そうな色をした本場ヴェネチアの水よりも綺麗でしたしね。ちなみに、ここで人生で初めてカジノに足を踏み入れましたが、ルールがよく分からないという理由で傍観するだけに終わりました。笑市内観光ではセナド広場に降り立ち、ポルトガル植民地時代の跡地である聖ドミニコ教会や聖ポール天主堂跡を巡りました。教会の中に入ってみましたが、キリストや聖人の像が彩色されていることに一番驚きました。ポルトガルなのでカトリックだと思いますが、教会の偶像が鮮やかな色を纏っているのは初めて見たかもしれません。私は以前、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に行ったことがありますが、大聖堂の像は全て大理石でピカピカの白でした。イギリスの教会でも同じように大理石の像が多かった覚えがあります。(イギリスはカトリックではありませんが)この彩色文化はポルトガルならではなのか、それともマカオの何らかの文化と融合した結果なのか・・・そこまでは分かりません。しかし、色鮮やかな教会は、荘厳さはありませんが、非常に可愛らしく思えました。■2日目:ヴィクトリア・ピークマカオから香港へと帰還した夜は、香港の100万ドルの夜景を見るためにヴィクトリア・ピークへ向かいました!香港の名所だけあって、ピークトラム駅は通勤ラッシュ級に激混み。何とか人混みに耐え抜き、ジェットコースターの登り並に急なトラムに乗った先には、100万ドルの夜景を背にして巨大な商業複合施設が広がっていました。個人的な想像では、こじんまりした展望台があるだけの場所だと思っていたので、これには驚きました。お土産屋だけではなく、インスタ映えしそうなカフェやファッションショップ、レストランが立ち並んでおり、観光客はもちろん地元民でも楽しめるでしょう。その屋上は展望台となっており、ここは世界各地のカップルが集まってインスタ映えを全力で狙うスポットと化してました。笑 100万ドルの夜景の素晴らしさは言うまでもなく、展望台の建つ山と巨大なビル群のコラボレーションは、香港という特別行政区の力強さを象徴しているかのようでした。香港に立ち並ぶビル群は、東京のものとは一味違った派手さがあり、まさに「今を時めく高成長企業」のショーケースのようです。アップルやサムスン、ジェットスターなど、世界中の誰もが知っているような有名企業が立ち並んでいましたが、少し切なかったことは、その中に日本企業が1つも見当たらなかったことです。見落としているだけかもしれませんが、日本がBtoCの領域で破竹の如く突き進む時代は終わったんだなぁ、としみじみ思ってしまいました。■3日目:香港ディズニーランド香港のディズニーにあって他のディズニーには無いものがあります。それは、トニー・スタークの偉大なる創造物です!そう、香港のディズニーランドには、世界で唯一アイアンマンのアトラクションがあるんです!!!このアトラクションでは、3Dメガネをかけ、揺れ動く座席に乗ることで4D体験ができます。USJのスパイダーマンのようなアトラクションですが、仕組みとしてはかつて東京ディズニー・シーにあったストームライダーに近いですね。アトラクション中のジャーヴィス(まだヴィジョンになってないことを考えるに、時系列は『アイアンマン3』前後でしょうか)の声は中国語でしたが、トニー・スタークはきちんと英語を喋っており、雰囲気もバッチリです!搭乗説明の映像にはスタン・リーがちゃっかり登場しますし、敵もキャプテン・アメリカお馴染みのヒドラです。これで興奮するなという方が無理でしょう。笑 また、アイアンマン・テック・ショーケースというアイアンマンと写真が撮れて握手もできるステージにも行ってきました!もちろん、本物のロバート・ダウニーJrが中に入っているわけではないんですけど、実際に握手してみるとなんか嬉しさが心の底から込み上がってきますね!アイアンマンと一緒に写真を撮った後は、自然と笑みがこぼれてくるほどの幸福感に浸ることができました。笑 この嬉しさに身を任せ、アイアンマン・エクスペリエンスへ2回目の搭乗!その後に勢いで1万7千円もする香港ディズニーランド限定アイアンマン・フィギュアを購入してしまいました。第1回ギリシア旅行では2万5千円するゼウス像、第3回ギリシア旅行では2万円のポセイドン像、そして今回は1万7千円のアイアンマンのフィギュアと、旅行先ではつい高い買い物をしてしまいますね。笑アイアンマンの他にも、香港ディズニーランドにはスター・ウォーズのアトラクションもあり、(スペース・マウンテンのような屋内型ジェットコースターですが、映像や効果音がスター・ウォーズになっています)ジェダイになり切ることができます。急旋回が多いアトラクションなので、首が疲れますが、このスピード感は本当に宇宙船で戦闘しているかのようでした!アイアンマンやスターウォーズなど、超人気シリーズのアトラクションに乗れることに加え、香港ディズニーランドの魅力は、東京ディズニーランドよりも格段に空いていることですね。最短5分、どんなに人気なアトラクションでも30分もすれば乗ることができます。今回はまったり気分だったのであまり多く乗ってませんが、ガチで攻略しようと思えば、何十回も乗れることでしょう。よく香港ディズニーランドは東京よりも雰囲気が劣っていると評されがちですが(確かに城は小さかったですが・・・)、アトラクション重視だったら数倍楽しめると思います。ただ、食べ物がちょっと雑なのが気になりましたがね・・・。■4日目:帰還最終日は、早朝からホテルのシャトルバスで空港へ行き、日本へ帰還しました。香港版Suicaであるオクトパス・カードを返却するか迷いましたが、記念に取っておくことに。出張とかで香港にまた来るかもしれませんしね。こうして振り返ってみると、香港旅行は本当に楽しいひと時でした。一人でただひたすら古代の浪漫を追い求めるのも非常に楽しいんですが、やはり彼女との二人旅も素晴らしいものですね。こうしてまた1つ、楽しい旅が終わってしまいましたが、年末は実家でゆっくりするとして、来年も必ずどこかで海外旅行するでしょう。最有力候補はギリシアですが、今回と同じくアジア地域、もしくは北欧神話の舞台となったアイスランドも捨てがたいですね!日本を旅立つその時まで、お金を貯めたいと思います・・・。笑
2017.12.16
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