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仲間を必要とする遊びは仲間がいなくなると存続できなくなる。 私の叔父でかなりの遊び人がいた。ヨット、スキー、テニス、コントラクトブリッジ(4人で遊ぶトランプのゲームで、相当に頭を使うので上手下手の差があからさまにわかる)のどれも名手だった。3年ほど前に事故で亡くなったが、その前に会ったとき、テニスとコントラクトブリッジは完全にできなくなったと言っていた。どちらも何十年も一緒に遊んでいた仲間同士が喧嘩別れしたという。80歳代ともなると、これから楽しめる仲間を見つけるのは難しいだろう。彼は一人で遊べるスキーを細々と続けているだけだそうだ。 気が合わなくてもレベルが合わなくても、そのへんの人と続ければよいのに、という意見もあるだろうが、遊びでまで嫌な思いをしたくないという気持ちはよくわかる。遅かれ早かれ、仲間を必要とする遊びには仲間を失って強制終了になる危険が待っている。だからこそ一人で楽しめる遊びを持ち続けていることが大事なのだ。 一人遊びは個人的研究の要素が強い。オートバイに乗っていると常に上達を考える。上手にUターンできるように空き地で練習する。ふらつくことなく停止線の直前で停止するよう心がける。自分の思ったラインで交差点を曲がるように工夫する。工作も安全に満足できる作品を作るために頭を使って考え抜く。チェロの一人練習では常に「今の音は自分が出したかったものなのか?」と自問し、そうでなかったら原因を追求し解決のための練習法を考案する。一つしか遊びがないとすぐに飽きたり疲れたりするだろうが、複数の遊びを交互にやっていれば結構楽しい。 やはり一人遊びの趣味は大事だと思う。
2022.12.17
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高校のドイツ語の先生は仲間を必要とする趣味を持つべきだと語っていたが、実際にはかなり難しい問題を含んでいる。 大学に入ってから15年ほどやっていたテニスは仲間を必要とする趣味だ。一人でテニスはできない。問題なのは、一緒にテニスをやる相手は誰でも良いわけではない。下手とテニスを一緒にやるのは、お金をもらって教えるのでなければ楽しくない。ダブルスのパートナーが下手だと勝負に勝てないし、作戦とか戦略とか以前にミスされてしまうからやりがいもなくなる。敵が下手だと簡単に勝てるが、ミスで自滅しているだけなのでつまらない。逆に上手すぎる人とダブルスを組むと、自分が足を引っ張ってばかりで肩身が狭く、やはり楽しくない。敵が強すぎるのも楽しくない。結局似たような技量の仲間を確保しなければテニスを楽しめないが、なかなかそういうメンバーを確保し続けることはできない。シングルスならまだマシだが、二人でテニスコートを専有するのは難しい。 チェロも(一人で無伴奏を弾くこともあるけれど)、仲間を必要とする。この仲間探しの難しさはテニスの比ではない。私はチェロを始めて55年を越え、最も好きなジャンルはモーツァルトとベートーヴェンの弦楽四重奏曲なのだが、満足できる弦楽四重奏団を確保できていた時間は短いし彼らと取り組むことができた曲はモーツァルトで8曲、ベートーヴェンで7曲というところだ。どれも1曲に1年以上かけたから、かなり長い時間楽しんだことにはなるが。ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏を一緒に弾いて楽しめるような技術を持つプレイヤーはめったにいないし、その中でこうした曲に対する信仰心を持っている人となると非常に少ない。自分の他にわずか3人を探せば良いだけだが、非常に困難なのだ。ようやく集まっても、遠い街に行ってしまったり配偶者の妨害にあったりして解散になる。 仲間を必要とする趣味は、その趣味を楽しむことのできる仲間を確保するという、とても大きなハードルを抱えている。
2022.12.16
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これまでに、何か趣味を作らなければと考えたことはない。無意識に始めたことが実用の範囲を越えて趣味になったり、ちょっと面白そうだからと手を出してはまったりしてそれが趣味になる。趣味になっていく原動力は好奇心と向上心のようだ。ほとんどの趣味(私には興味を持てないジャンルであっても)で好奇心と向上心は重要なのではないだろうか。きのこ狩りという趣味でも、知らないきのこを見つければそれについて知りたくなり食べられるのかなどを調べるだろう。碁・将棋でも定石を研究し強い相手に勝てるようになりたいと思うだろう。 森博嗣がどこかの本で書いていたように、趣味=個人的研究、という図式は正しいだろう。私が職業的研究者として仕事にしてきた研究では「世界でだれも知らなかったこと」を発見することが必須だが、趣味=個人的研究においては「世界で初めて」という縛りは無い。自分にとって新しい発見であればそれで良い。好奇心に従って道を切り開いて進んで行けばいつの間にか向上しているだろう。
2022.12.15
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高校のドイツ語の先生は私にとって恩師とよぶのにふさわしい存在だ。彼のおかげで大学入試をドイツ語で突破できた。我々と10歳と離れていない若い先生だったが、授業中に生徒に向かって「老後に備えて4つの趣味を若い時から用意しておけ」と説いていた。4つも?と思ったが、それは「野外と室内それぞれに」「一人で楽しむものと仲間を必要とするもの」ということだそうだ。趣味というものは老人になって始めても面白いところまで行くのが難しい。若いうちから種を蒔いて育てておかないと間に合わない、というのだ。そして、一つだけの趣味に依存していると人生が狭くなる。仲間に依存した趣味しか無いと一人だけで考えることができなくなるし、仲間と楽しむ趣味がないと偏屈になる。この先生の趣味は、野外で一人が「きのこ狩り」、野外で仲間とが「軟式テニス」、室内で一人が「書道」、室内で仲間とが「尺八演奏」だったと思う。私も一時は「スポーツカーの運転」「硬式テニス」「プラモデル製作」「チェロ演奏」と、完璧な4つの趣味を持っていた。現在は「乗り物の運転」、「工作」、「チェロ演奏」の3つになっていて、野外で仲間と、の分野は持っていない。
2022.12.13
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自分を知ることはとても大事だ。自分が本当のところ何をしたいのか?何が好きなのか?を理解しておく必要がある。 このブログを始めたのは2008年で、そのときにカテゴリとして「チェロ」「楽器製作」「解剖学」「工作」「乗り物」「自転車」「パソコン・通信」という7つを選んだ。このカテゴリは当時の自分の興味を羅列したもので、こうした分類は図書館の分類と同じで無理があることを承知していたが、カテゴリはあった方が良いだろうと思ってこのように決めた。自分の興味は時が流れると変わっていく。変わらなければ死んでいるのと同じだろう。今では「楽器製作」と「自転車」のカテゴリはほとんどゼロだ。もしブログを始めたのがそれより10年前の1998年だったならばカテゴリに「ラジコン飛行機」が入っていただろうが2008年には完全にやめていた。このブログを初めた頃は雑多でそれぞれが独立したカテゴリとして認識していたように思う。 今、自分の心の中を覗いて見ると、「乗り物」「工作」という2本の柱が自分の本質的な個性の中心として、ほぼ先天的に(つまり遺伝子に書かれて)存在していたように思う。乗り物好きは男の子に普遍的に見られるし、工作好きも珍しくない。私における大きな柱の3本目は「音楽」だが、これは先天的とは言えない。クラシック音楽に触れる機会の無い育ち方をしたら現れることはなかっただろう。4本目の柱は「解剖学」で、これは専門家としての仕事の分野だ。もちろん後天的なものだが先天的なものと性質と響き合ってこの専門を選んだようなところがある。先天的な「乗り物」と「工作」との関係性は自分の中で見ることができる。つまり乗り物のプラモデル工作によって乗り物の構造と機能を考察する、という心の動きが、人体の構造と機能を知りたいという気持ちに向かわせている。 結局、乗り物、工作、音楽、解剖学という4本の柱が私の心のなかに存在し、その組み合わせ、派生によって興味の対象が形成されている。音楽と工作が合体して楽器製作になる。パソコン・通信は、工作からの派生であり、解剖学のツールとして心のなかに侵入してきた。乗り物と音楽に由来を持つとは思えないが、今では全分野へのインフラストラクチャーとなっている。 今後、どんな道楽にのめり込むかはわからないが、おそらくこの興味の4本の柱は無くならないように予想している。
2022.12.11
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我が家では地上波・BSの他にケーブルテレビの有料放送と契約しているので多くのチャンネルを視聴できる。すべて録画して視聴するが、地上波:BS:ケーブルテレビ=1:2:7くらいの割合だろうか。そのケーブルテレビの有料放送のヒストリーチャンネルで「ビンラディン殺害計画の全貌」という番組を放送していたので録画して見た。おそらくアメリカで政府や軍の協力を得て(というよりアメリカ政府のプロパガンダという可能性も感じるが)丁寧に作られた、非常に面白いコンテンツだった。ちょうど前日に「ハンターキラー潜航せよ」という軍事スリラー映画をやはりケーブルテレビで録画して観たばかりだったのだが、この映画と同じ気分で、だが、ビンラディン殺害計画の全貌の方がよくできている、というくらいエンターテイメントとして楽しめるものだった。何しろ、オバマやヒラリー・クリントンもCIA長官も、実際に襲撃に加わったレインジャーの隊員も(顔を隠していたが)登場して当時の話をするのだ。ビンラディンが匿われていた建物の映像もレインジャーを運んだヘリコプターの映像も全部出てくる。 こういう番組を観たあと地上波の放送の番組表を見ると、興味をひかれる番組が少ないことに愕然とする。良い番組を作る能力が日本のテレビ局から失われている。メディアの没落は日本だけで無いと思うのだが、ケーブルテレビで観るアメリカやイギリスやフランスの番組には優れたものが数多く存在する。これはやはりテレビを観る国民の資質が反映されているのだろうか?優れた番組を作っても視聴者に評価されないから、バラエティーとグルメ番組ばかり作るようになる、という悪循環なのだろうか?
2022.11.18
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今回カミさんのお下がりのマキタの掃除機が私の部屋に来るまでは、防塵丸のこを使うときは別の部屋に置いてある有線の掃除機を一時的に持ってきて使い、終わるとその部屋に戻していた。それが部屋に常備しているマキタでその仕事ができるので便利になった。 だが、Dysonには他の掃除機にはできない機能がある。カーペットなどをきれいにできる「ミニモーターヘッド」だ。私の工作室にカーペットはないがピアノを置いてある部屋にはある。また最近製作したピアノの中に入れるホコリよけカバーは布製で、これを掃除するのにもDysonを使っていた。これが無いとカーペットの掃除はかなりの手間だ。Dysonには大きいモーターヘッドと延長パイプが付属していてこれを愛用していたのだ。DysonV7fluffyは壊れていない。充電池がだめになっただけだ。だから充電池を買って復活させたほうが良いだろうという結論になった。 互換バッテリーにはコリゴリなのでDysonのホームページから注文して購入した。私の部屋に2つの掃除機が置かれるようになった。少し手狭なのだが高い位置からぶら下げるようにしたのであまり影響はない。
2022.11.17
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天気も良いし今週は看護学校の仕事が無いので、以前から行きたかった「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」に行ってきた。ここには見たい飛行機がたくさんあるが、何と言ってもこの「F-104J 」戦闘機が一番だ。小学生の時から好きだったので、何度も(その時の手持ちの小遣いに応じて縮尺が変わった)プラモデルを作った。実機を見たのは初めてではないが、見る側の知識の蓄積が増えれば考察も変わるから、何度見ても新鮮だ。これ以後のジェット戦闘機に比べて機体全体が小さく低いし、主翼も小さくて薄い。当時の限られたジェットエンジンのパワーで速度を出そうとすればこういう設計が必然だったのだろう。さぞ操縦、特に着陸は難しかっただろうと思われる。そして極めて美しい機体でもある。 奥に見える大型の飛行機は新明和工業のUF-XSだ。グラマンの救難飛行艇を改造した試作機で、これが後のPS-1やUS-2などの対潜哨戒機や救難飛行艇へと発展していく原型だ。鹿児島で見たUS-1より少し小さいような気がするが、十分大きい。
2022.11.12
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以前から知っている人ならマスクをしていても誰かがわかるが、マスクを強要されるようになってから知り合った人の顔は覚えられない。人の顔を覚えるという現象は頭頂葉から側頭葉にかけての連合野にその人の顔を識別する細胞集団が形成されるということのようだ。ひとたびその人の領域(最初に発見されたとき、被験者の祖母の顔に反応したから「おばあちゃん細胞」とよばれた)ができると、会うたびに強化され、その人の声とか仕草とかだけでなくその人に関するエピソードなども統合されていくように思う。マスクをした顔だとどんな口をしているかがわからない。目だけ見て過去に会ったことのある人の中から目が似ている人を選び、その人の口の画像データをよびだして類推しているような気がするが、ちょっと仕草や声が違うと類推データが消されているようだ。それでいつまでたっても顔が覚えられない。 看護学校の生徒など以前はほとんど顔を覚えていて着席表と見比べて名前を覚えていたのだが、今は全く覚えられない。担任の先生に聞いても同じらしい。病院に実習に行ったときなど名前がわからなくて苦労するそうだ。 顔を他の人から覚えられないのは悪人にとっては朗報だろうが、教育の場ではかなり不利になる。遠隔授業でさぼる癖が着いていることも相まって日本中で学力の低下がおきるだろう。もちろん恋愛も難しいだろう。日本の将来は人口の大幅現象に見舞われるに違いない。
2022.10.08
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F1の中継を毎回見ているが、どの国のグランプリでも誰もマスクなどしていないし満員の観客席だ。今週は鈴鹿サーキットでの日本グランプリだが、日本人の観客はマスクをしていることだろう。外国から来た観客がマスクをしていなかったら、日本人の観客はどなりつけたりするのだろう。いや、西洋人には弱いし英語をしゃべりたくないからそれはないか? 今でもまだ日本ではマスクをせずに人前に出ると激しいバッシングに合いそうな雰囲気が感じられる。私は大のマスク嫌いなので一刻も早く無しの生活に戻りたいのだが、生命の危険を感じるので我慢している。外国で暮らしていたならこんな我慢をしないで済むのだが。 なぜ日本人はこんなにマスクが好きなのだろう?顔を隠すのが好きということがあるだろう。安全が好き、死ぬのが嫌、という気持ちが強いということもあるだろう。人生の目的は死なないことと考える人が多いのだろう。やりたいことなど無い、ただテレビのワイドショーを見続けて生きていたいのだ。イギリス人たちはF1のレースを見に、あるいはサッカーやラグビーの試合を見に行き大声でイギリス人選手の応援をすること、パブに行って酔っぱらい、そこにいた初対面の人たちとキスやハグをすることは、人生の目的の一部だと考えている。それをせずに生きていても、それは生きているとは言えないと考えている。日本人は家に閉じこもっていても自分が死ななければそれでも生きていると思う人が多いのだろう。 活動の自粛の強要で音楽活動ができなくなり、家に閉じ込められて一気に弱ってしまった老齢の友人の話をよく聞く。自粛の強要は人を殺すのだ。残り少ない活動的な時間を奪われ、その人の人生の収穫期が台無しにされていく。若い学生の話を聞いていても、一挙に恋愛ができなくなったらしい。顔を見せないと恋愛のきっかけがつかめない。クラブ活動という最大の出会いの場も奪われ、気の毒なものだ。この自粛の強要は出生率の大幅な減少につながるだろう。
2022.10.06
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親戚同士で親戚の話をすると、しばしば誰のことを話しているのかがわからなくなることがある。親戚同士だと姓名で呼ばず、続き柄で呼ぶことが多いのが原因だ。息子と話している時に私が「お母さんが」と言ったとする。この場合息子のお母さんつまり私の妻なのか、私のお母さんつまり息子の祖母なのかは文脈から読み解かなければならなくなる。雑談をしているだけなら、誤解していても大した問題にならないが、七五三の集まりに誰を呼ぶか、お墓がどうした、など実務が伴う話の場合は正確に特定しなければならない。 このことによる弊害を意識したので、息子たちとカミさんと話すときは続き柄ではなく姓名でよび、なるべく代名詞を使わないようにしている。「花子さんが」、「太郎さんが」などと親戚のことを呼ぶのは、最初のうちは抵抗があったのだが、慣れてしまえばこの方が話がクリアになって面倒がない。
2022.10.01
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看護学校には、勉強する気がない、勉強ってどうやってやるのかわからない、という人がかなりいる。学校にもよるが三分の一くらいだと思う。全員高校を卒業しているのだが、高校で全然勉強をしてきていないように思う。高校は義務教育ではない。勉強をする気がないのなら入学すべきでないし、勉強をしなかった学生は卒業させてはならないと思うのだが、日本の社会はそのようにはできていない。何よりも、勉強したくない人が進むべき進路が用意されていない、あるいはあっても明示されていない。 世の中には学校で勉強して会社員になる、という進路以外にたくさんのチョイスがある。「手に職」系だって医者や看護師のように勉強が必要なものもあるが、現場で仕事しながら覚えるものもある。そういう仕事だってどこかのタイミングで勉強する必要が出てきそうに見えるが、その勉強をする必要性は本人が納得しているようだ。 中学生の段階で、学校で勉強をするのが嫌だと自覚したのなら、そういう人に適した進路のチョイスを紹介してそちらの道に勧めたら良いと思う。私からみても料理人、重機のオペレーター、などは面白そうだし、そういう専門学校は、興味の持てない科目を高校で勉強させられるより楽しそうだ。 勉強したくない人は高校に行かない、勉強しない人は高校に入っても卒業させない、高校に行かない人にもハッピーな人生が用意されている、というシステムが日本に定着すれば良いのにと思う。
2022.09.29
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最近は室内楽の練習を公営の音楽練習室を使うことが多い。我が家でやるより電車の駅に近く駐車場もたくさんある施設の方がメンバーが楽ができる。料金も4,5人のメンバーで割れば安いものだ。練習の途中で次回の練習日を決め、受付に行って練習室を予約する。万事都合が良いのだが、申し込むたびにうんざりすることがある。それは毎回紙の申込用紙に申込者の住所や団体名、内容等を手書きで書かされることだ。スマートフォンからネット経由で申し込みをするシステムにするのがなぜ嫌なのだろうか?一度使ったら、そのデータをコピーして入力するのがなぜできないのだろうか?
2022.09.13
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サブスクリプションは企業からすると定期的に集金できるから有利なシステムだと思う。放っておくと継続され、やめるにはこちらから(大概面倒な手続きを要求されて)働きかける必要がある。 サブスクリプションの代表的なものは新聞の定期購読でこれは金額も高い。これは数年前日経新聞をやめ、電子版だけの契約にしたが、こちらもやめた。楽天証券に口座を持っていれば、ほぼ全部(連載小説はだめ)読めるから不自由はない。NHKはテレビを持っている限りやめられないので払っている。ケーブルテレビのフジテレビNextはF1を見るために続けている。以前はF1のシーズンが終わる冬には止めていたが、今はオフシーズンがほとんどないので年間を通じて払い続けている。Yahoo!のプレミアム会員はオークションを使う月だけ入る。 最近加入したのが「日経ビジネス」の電子版だ。ここは読みたい記事が多いのだが、多くは会員限定だ。会員登録したので月に3本まで無料で読めるが、それだけでは不自由を感じた。ここの会費は月に2500円と高価なのだが、無料1ヶ月のあと1ヶ月払って会員になった。2ヶ月間全部の記事が読めたのだが、これが2500円に相当するかは微妙なところだ。不自由と感じるかどうかを調べるために先月の月末に脱会した。会員になれば古い記事も全部読めるので2,3ヶ月に1度会員になるのも良いかもしれない。
2022.09.02
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テレビやYoutubeを飛ばしたり早送りしたりするのと同じように、本も飛ばして読む。アメリカ人が書いた本はだいたいパターンが決まっていて、少し印象的な(詩的な?)場面から始めたりする。また、たとえばこんなことがある、という話をいくつも羅列する。そういう部分を全部読まなければならないとは思わないので、何ページか飛ばして読む。これは生物・医学の研究者が書いた本でもそうだ。 研究者をやっていたころは膨大な数の英語の論文を読んでいたが、これだって全文を読み通すことはめったになかった。昔から、書いた人の思惑に従ったりはしていなかった。 自分に興味のあるものだけ、知りたいことだけを頭に入れる、という自由が今与えられているのはありがたい。もちろん、飛ばした30秒、飛ばした数ページのなかに大事な情報が隠されていたかもしれないが、それは計算されたリスクだ。飛ばすことで得られる時間の方が貴重だ。
2022.08.25
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テレビを録画して観るようになってから早送りが可能になった。これによってコマーシャルをカットして観るようになった。これは偉大な瞬間だったと後から思う。これまでは番組を作る側に時間を支配されていたのが、これからは観る側にもカットする自由が与えられた。 当時はまだプロ野球や大相撲の中継を観ていたが、どちらもあきれるほどカットしたくなる時間が多い。当時から「大相撲ダイジェスト」という番組があり、全部の取り組みを観て時間は半分以下だ。プロ野球でもプレイしている時間は半分以下だろう。この時間を埋めるために常時喋り続けるアナウンサーとか解説者を用意している。 テレビの録画がVHSの時代はテープも高かったし繰り返して使うと消耗するから、大相撲やプロ野球の試合をまるごと録画する気にはならなかった。CDやDVDに録画できるようになってからも使い方はVHSの時代と変化はなかったように思う。なんでも録画して観るようになったのはHDDに録画できるようになってからだ。テレビ放送がデジタルになって大画面に耐える高品質になったのと同時期だっただろうか? 今はすべて録画で観る。これによって番組を作る側が番組の時間を埋めるために詰め込んだ無意味な部分をすべて早送りして飛ばせるようになった。このような習慣が身についているから、Youtubeなんかだって提供された通りに観ることはない。あの暴力的なCMはBraveやABPで完全に除去するし、再生時間も1.5倍とかにするし、スライダーで適当なところまで飛ばす。 最初から最後まで早送りせずに観たくなる番組もたくさんある。早送りするのはそれくらいの中身しかないからだ。
2022.08.24
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家のテレビはケーブルテレビ(jcom)と契約している。地上波、衛星放送、ケーブルテレビの有料チャンネル(スタンダードのセット+F1を見るためのフジテレビ・ネクスト)が視聴でできる。jcomには月に11000円くらい払っているが、電話とインターネットも含んでいるので、特に割高と感じてはいない。 テレビはjcomから貸与されているセットアップボックス経由で視聴するが、これに自前のHDDを接続しているので、録画できる。リアルタイムでテレビを観ることはほとんどない。F1の中継をリアルタイムで観るときでも、録画中のものを早送りして追いつく。途中で寝る時間が来ることが多いので、続きを翌日に観るのに便利だからだ。HDDは当時最大容量を買ったが、録画が溜まると残量が減ってくる。私が興味を持って録画したものはせっせと観て消去しなければならない。ひょっとしたら面白いかもしれない、と思って録画したけれどつまらなそうだったから見ずに消去ということも多い。NHKの作った科学番組はノイズ(芸人が登場する全場面)が多いから、30秒飛ばしを多用して観る習慣が身についた。こうなると、スポーツ中継もそういう見かたになる。ラグビーだとスクラムが始まると30秒飛ばす。最近はタッチラインをボールが出てからラインアウトが始まるまでもぐずぐずとするチームが多いから、ここも飛ばす。真夏のゲームだと頻繁に水飲み休憩が入るからこれも飛ばす。こうやって観ると結構短時間で一試合を観ることができる。 しっかり作られた海外のドキュメンタリーや映画は30秒飛ばしボタンに触ることなく観るが、大多数の番組は飛ばしながら観るようになった。
2022.08.23
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相続税の申告書を提出するのに、一応税務署の職員に会って対面で話をしたいと考え、電話で予約した。戸籍謄本や印鑑証明、土地の登記簿など、必要そうな書類も全て整えて、その日に税務署に出かけた。その場で全部の書類をチェックしてもらえるような時間は無いので、私が自信を持てない部位を示して話を聞く。それは、土地の評価、債務と葬式費用、預金の分割の3点だった。その結果、3点とも問題あり、ということで書き直しが必要になった。問題は土地の評価が大きく、後の2点は大したことは無い。 土地の評価は私が書いた隣接する土地の評価を下敷きにしたロジックではダメだという。前回は良しとされたのに今回はなぜダメなのかと詰問したのだが、公務員相手では仕方がない。狭い私道の部分に仮の路線価を設定してもらえ、それは市役所に頼め、しかし、それもできない可能性もある、などととんでもないことを言う。わざわざ遠いところをやってきているのだ。そんなに何度も交通費をかけて来れるものか!目を剥いて抗議したら、もう一つ計算法があるという。説明を聞くと、どうやら隣接する土地の古い方のロジックのようだ。説明ついでに、今そこで計算してほしいと頼んだら、了解してくれて、電卓片手に計算をして、鉛筆で私の書いた申告書の余白に数字を書き込んでくれた。 この鉛筆書きの通りに新しい紙に書けば良い、あとは郵送で送ってくださいとのことだった。それでも書いていて疑問が出るかもしれないので、新しい申告書の用紙を持ってきてもらい、相談していた部屋(テーブルと椅子がある個室)で書き始めた。iPadに計算用のExcelのファイルを入れてきたので計算は簡単だろうと考えたのだが、やはり時間がかかる。役所のタイムリミットまでには無理そうだし、ボールペンで書いていて書き間違えもしてしまった。 担当の人に今日は帰って郵送で送ります、と伝えたら、コピーと返送用の封筒を同封しなさい、という注意も言われ、また、相続税を支払うための払い込み用紙も相続人の数だけくれた。自分で計算した最終的な税金の額を自分で書き込んで支払うことになる。郵送した書類を税務署でチェックし、不備があったら連絡するが、不備が無かったら連絡は無いそうだ。いつまでに連絡が来なかったOKなのかは知らせられない。いかにも役人らしい。 母の家に帰り、母のパソコンから自分のOneDriveにアクセスして相続税の計算のExcelのファイルを開く。ここで税務署の職員に言われた通りにファイルを修正し、これを新しい紙にボールペンで書き込む。何度も書き間違いをして母のプリンターから用紙をプリントして書き込む。ようやく書き上げ、コピーを取り返信用の封筒などを買い、全部を税務署に郵送した。 ネットの記事では申告した翌年に文句を言われたという話もあるが、正味2週間もあればできそうな気がする。お盆休みもあるし、一ヶ月くらいしたら数字を書き込んで各相続人に払い込み用紙を郵送しようと考えている。
2022.08.16
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コンテナ物語を読んでいると、コンテナ船の模型がほしくなる。どうも立体模型が無いとイメージが確立しないのだ。レベル社でコンテナ船のプラモデルを出しているが、これを作るのはうんざりしそうだ。膨大な数のコンテナを適当にカラフルに塗り分け、デカールを貼ることを想像しただけで挫折するのが目に見える。検索していると、ヨドバシの通販にペーパークラフトがあった。最近評判のロシアの製品らしい。「UMBUM」というメーカーで建物、戦車(第二次世界大戦中のソ連のT34など)、ロシアのミグ31戦闘機、なぜか日本の金閣寺など、さまざまなペーパークラフトを出している。UMBUMの説明によると「Ship model kit (to be assembled and painted) Paint and glue : to be bought separately だそうで、自分で塗装しなければならないようにも取れる。でも、真っ白なペーパークラフトに商品価値はないだろうから、多分大丈夫だと思って注文した。ヨドバシのポイントが余っていたことも大きい。 届いた商品を見たら、幸いにも塗装済みだし、ちゃんとカットが入っていて作り易そうなキットだった。説明はキリル文字だけだが、パーツの番号はアラビア数字だし簡単な図解が入っているから問題ない。
2022.08.14
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コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版 [ マルク・レビンソン(Marc Levinson) ]価格:3080円(税込、送料無料) (2022/8/12時点)楽天で購入 たまたま出会った本だがとても面白い。コンテナはただの箱だが、これを効率的に運用するシステムは世界を変えた。昔から船は大量の荷物を積んで運ぶ能力を持っていたが、港で荷物の積み下ろしにかかる手間と時間と費用がとても大きかった。現代ではコンテナを使うシステムのおかげで輸送コストが極端にさがった。これによって遠く離れた工場で製造した製品を消費地に運んでも大したコストはかからなくなった。 この本はコンテナの歴史を語っているが、アメリカの労働組合がどのように戦っていたかも説明されているし、コンテナの規格が決まる時の政治的な動きも細かく述べられている。
2022.08.13
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相続税の申告書には相続財産に含まれる土地の評価書をつける。この計算は複雑怪奇だ。複数の算出ロジックがあり、税理士の判断でどのロジックを選ぶかが決まるらしい。今回の叔母が持っていた土地に隣接する土地についての評価の計算書が2枚手元にあるのだが、計算方法が異なっている。どちらも正式に税務署のチェックを通っている。同じ路線価を入れてみても評価額がかなり異なる。どうもサイエンスの世界と違うらしい。 7月1日に今年度の路線価が発表になったので、本腰を入れて評価書を書いた。隣接する土地の2枚の評価書の新しい方のロジックで計算した。これも計算の面倒さにくわえて、狭いスペースに小さな字で数字を書き込んでいく苦労がある。私は日頃ほとんど手書きで文字を書くことがない。今回の相続で一年分の文字を手書きしたような気がする。
2022.08.12
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この相続税の申告書を作成するのは、内容を考える面倒さの他に、決められた書式に全て手書きで必要事項を書き込む面倒さがある。税金の計算だから毎年やっている確定申告と本質的に同じだ。確定申告も私が就職した頃はこんな感じで手書きをしていたように思うが、今はネット経由で自宅のPCから打ち込めば良い。自動的に申告書が完成し、pdfにしてオンラインで申告できる。だが、相続税の申告書はいまだに全部手書きだ。 書き込むべき数字は全て計算で出せる。叔母が残した財産は土地(家が建っている自用地とそこに入るための私道の共有割合)、建物、銀行の普通預金だけなので、それの評価額が計算の土台になり、遺産分割協議書に書かれた分割割合で分割した数字を出せば良い。債務、葬儀費用も難しくはない。税務署側のロジックに従ってExcelのファイルを作り、数字を入力すれば正しい数字が出る。この計算には「1000円未満は切り捨て」などが出てくるので、今回初めて「Rounddown関数」を使ったりした。後から土地の評価額の計算に間違いが見つかったりしても、Excel上で修正するから簡単なものだ。 問題はこのこの内容をダウンロードしてプリントした紙に黒ボールペンで書き込んでいく過程だ。数字はコンピューターに読ませるかららしく、原稿用紙のマス目のような紙に一字ずつ書き込んでいく。3桁ずつに区切られているが、3桁横に間違えて書き込んだりする。上下方向でどの行に書き込むのを間違えたりもする。修正液はまずそうだから、間違えるたびに新しくプリントして全部書き直す。ワープロ以前の世界に舞い戻ったような気分だ。
2022.08.11
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遺産分割、土地の相続登記、預金の分配が終わり、あとは相続税の申告だ。叔母の土地に隣接する土地の相続の書類が完全な形で私の手元にある。友人の弁護士が、この書類にある土地の評価のやり方を踏襲すれば叔母の土地の評価が自分でできるだろうと言う。この作業を頼むとしたら税理士だが、結構な手数料を取るらしい。友人の弁護士が法律的なチェックはしてくれるということなので、自分で相続税の申告書を作成することにした。 書式は全て役所のホームページからダウンロードして印刷できる。10個以上のファイルになるが、解説してくれる税理士のサイトなども多いので、何をどう書いていくかは理解できる。土地の評価の書類の解釈は難しかったが一応理解できたので、今回の評価額も算出できた。路線価がふられている道路から長い私道があってそれに土地が接続している。その私道の長さを地図で測ってみると、隣接する土地の評価の書類では短く書かれている。これが長いほど評価額(ということは相続財産の総額、ということは相続税の税額)が下がる。こういう数字を正したりして評価の書類を書き、友人の弁護士に見せてチェックしてもらった。
2022.08.10
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叔母の残した不動産は遺言書通りの相続人が相続するが、その相続登記は司法書士に依頼することにした。友人の弁護士も、登記所のそばの司法書士に依頼するのが良いと、助言してくれた。電話で依頼し、書類を郵送した。見積もりを取ってみたら手数料は納得できるものだった。司法書士がチェックしたら戸籍謄本が揃っておらず、これの入手も依頼した。 相続登記が終わって戸籍謄本などが戻ってきたので、これを銀行に送り、各相続人の銀行口座に相続財産を振り込んでもらった。この銀行と異なる銀行の口座だと、振込手数料を差し引かれる。
2022.08.09
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亡くなった叔母の遺言書の中で土地・建物を誰に相続させるかは書かれており、それはそのまま実行する。あとの預貯金は法定相続分に従って分ければ良いだろうと考え、友人の弁護士の助言に従って相続人全員(叔母の妹と、亡くなった叔父の二人の子供と、私と姉)に経緯を説明する手紙を書き、納得してもらった。遺産分割協議書を作成し、全員の署名・捺印を求めた。みな離れた場所に住んでいるから、郵便で動かした。 弁護士の勧めに従って、戸籍謄本類・印鑑証明・マイナンバーの証明などを相続人たちに協力してもらって準備した。また、銀行にも連絡して相続の事務手続きをした。 友人の弁護士も銀行の相続オフィスの担当の人もプロフェッショナルらしく適切に説明してくれたので、どういう原理で動けばよいのかが理解できた。
2022.08.08
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亡くなった叔母は4人兄弟の2番めで私の亡父はその兄だ。彼女は正式な遺言書を作成して弁護士に預けていた(私もコピーを渡されていた)が、そこで預貯金の大半を相続するとされていた叔父(彼女の弟)が最近亡くなっており、遺言書通りの遺産分割はできない。私はその叔父の子どもたちが叔母からの遺産を受け継ぐのだろうと思っていたが、弁護士の話だとその遺言書の条項は無効になるとのことだ。その弁護士だが、当初、彼女が遺言書を預けていた弁護士事務所にコンタクトを取ったのだが、担当の弁護士は亡くなっており、世話を断られた。 私はこういうことは専門外だし初めてだ。一人ではどうしようもない。学生時代の友人で弁護士になった男がいて、いまもかすかに付き合いがある。この弁護士に連絡を取り、相談に乗ってもらうことにした。結局この弁護士の指示通りに動いで、この相続関係の仕事をやり通すことができた。友人とはありがたいものである。
2022.08.07
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独身の叔母が高齢で亡くなり、その相続のとりまとめを私がやることになった。彼女は一軒家を持っていたが、認知症になって養護施設に入り10年ほどして亡くなった。しっかりと働いていたのでその一軒家と預貯金があったが、養護施設への支払いで預貯金はだいぶ減った。 私は子供の頃からこの叔母に可愛がられていて、彼女が亡くなったときの後始末は私がやるようにと言われていた。だから今年の初めに彼女が亡くなったときの葬式、納骨、さまざまな事務手続きを進め、先週、相続税の申告書を税務署に提出した。税務署から不備を指摘される可能性はまだあるが、提出前に税務署の人といろいろと相談して教えてもらったので、大筋では大丈夫だろう。これが片付けば、私のやるべき事務手続きは終わりということになると思う。
2022.08.06
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新しいピアノが納品された。雨の日だったがテキパキと作業が進み1時間位で弾ける状態になった。 主としてカミさんが弾くのだが、我が家のピアノとしては3代目だ。結婚したときに買ったアップライトピアノ、千葉で引っ越した時に買ったグランドピアノ、そして今回。これまでのグランドピアノは途中で弦とアクションを入れ替えたが35年ほど使ってきた。日本製で良いピアノだった。不具合が生じてきてある程度大掛かりな修理をしたほうが良いという調律師の話で、その修理をするか買い替えるかという選択だった。 これまでのピアノはかなり良いものだったから、買い替えて明確に良くなるものにしなければ悲しい。それに我々も60歳代も後半に差し掛かっていていつまで弾けるかわからない。また、親たち老人の先輩を見ていると90歳を超えると何も欲しい物がなくなるようだ。今買い換えないと、もう買い替える意欲もわかないだろう。いつ死ぬかわからないし。カミさんは結婚してから贅沢らしい贅沢はしていない。私がクルマ道楽にかなりの金額をつぎこんできたことを思えば、カミさんの満足のいくピアノを買う正当な理由がある。というわけで今回の買い替えは世界中のメーカーから気に入ったものを選ぶことにした。 老舗のメーカーは軒並み徐々に評価が低くなっているらしい。昔の製品のほうが良かったと言われる。私には本当かどうかわからないが、カミさんには実感があるらしい。また、以前シュタインウェイで働いていた人によると徐々にコストカットの影響が出てきているそうだ。ではそれらのメーカーの黄金期の製品を中古で探すという戦略はどうか?中古のコンディションは千差万別だ。良さそうに見えても買ってから問題が出てくる可能性が大きいのは古い名車と同じだろう。 カミさんの調律師に相談して真っ先に出てきたのがファツィオリというイタリアのメーカーだ。1980年ごろの創業でピアノメーカーとして最も若い会社だ。ここのコンセプトはピアノはまだ発展途上にある、というもので、現代のテクノロジーを駆使して日々改良を重ねているという。非常に作りが良く頑丈でもあり調律していても惚れ惚れするそうだ。その調律師はその性能に惚れ込んで自分でも一台購入した(顧客に懇願されて売ってしまったらしいが)。
2022.07.07
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1次方程式の他に習得させてやりたいのが比例計算だ。これも比例式を素直に立てられるように練習させようと思う。立てられるようになれば、これを解く技術は単純なのでマスターできると思う。 数に弱く数学や算数に苦手意識を持っている人の多くは、実は国語力が弱い。簡単にパニックに陥るから、何をきかれているかをじっくり考えられない。文章を知っている単語からの連想だけでながめ、述語を無視する。だから読解力を鍛えてやりたいのだが、これは時間がかかりそうだ。あきらめずに心を鎮めてじっくり文章を読みなさい、というくらいしか処方がない。
2022.07.04
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授業中、看護学校の学生に「数に弱い人が看護師になると人を殺す危険がある」と指摘したら、後からある学生に話しかけられ「数に弱いのを克服したいと思うのですが、指導してもらえませんか」という。こういうことを教員に頼むというのは、かなりの勇気がいることだと思う。私も専門のことでわからないことがあると、学会などで初対面の研究者を捕まえて教わった経験が多いので、こういう申し出には応えてやりたいと考えた。女子学生と一対一になるのは危険なので、同じような思いをしている友人を一人か二人連れてくればやってもよい、と言ったら、全部で5人になった。本当は多すぎるのだが、女子学生同士の人間関係は厳しいことはわかっている。誰かをのけ者にしたら殺されるかもしれないのでOKということにした。学校の近くの公民館の学習室を予約してもらい、教えることにした。 まだだいぶ先なのだが、どのように教えるかを考える。数に弱い人は、中学から高校にかけて数学をあきらめている。早い人は小学校の途中からだ。純粋な暗記である九九はクリアしている可能性が大きい。彼らは、割合、パーセンテージ、食塩水の濃度、単位、グラフから数値を読み取ること、などは人生に無縁のものだと達観している。どこから手を付けたら良いのだろう? まずは、一次方程式を使えるようにすること、という気がする。最初は方程式を立てることだけでもできるようにさせてやりたい。方程式を立てられたら、その方程式を解くのは他人にやってもらっても良いくらいだ。最初は文章題を読んで方程式を立てさせるだけをやらせて、そのステップを身に着けてもらう。後で、その方程式を解く技術を教える、そんな感じで4時間位だろうか。
2022.07.03
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動物たちのナビゲーションの謎を解く [ デイビッド・バリー ]価格:2640円(税込、送料無料) (2022/7/1時点)楽天で購入伝書鳩が昔から用いられていたのだから、動物たちがかなりの長距離を道に迷わずに旅行できることは知られていた。でも、動物たちがどの感覚や外界の手がかりを使っているのかを解明するのは難しい。ランドマーク(山や川)を辿っているのか、太陽や月や星の位置をてがかりにしているのか、など、様々な仮説が出されて、検証の努力がなされてきた。この本を読むと、研究者たちの涙ぐましい創意工夫の道筋に驚く。 まだわかっていないことが多いようだが、充分に内容の濃い本だ。 ナビゲーションの研究をする人は、自分でもナビゲーションに苦労したことでこの道に入るようだ。この本の著者はヨットでの遠洋航海で興味を持ったらしい。
2022.07.01
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原材料費が値上げになって小売店や飲食店は大変なようだ。小売価格を値上げすると売上が落ちる危険があるとかで、材料費の高騰分を小売価格に転嫁するのが難しい場合、材料費を削ったり分量を削ったりして対処する店もあるようだ。私はストレートに値上げしてくれる方がありがたい。 10年以上前からときどき昼食を食べに行く寿司屋がある。チェーンの回転寿司だが100円均一とかではない。ここでランチのセットが900円くらいで、それなりに満足できるのでいつもこれを頼んできた。それが先日入ったらセットに「オクラ」の寿司が入っていた。これは許せない。寿司屋に入って「オクラ」の寿司を注文する人がいるかどうか知らないが、おまかせのセットに「オクラ」を入れて無理やり食べさせるのは裏切り行為だ。卵焼きとかキュウリだってセットに入れて欲しくない。寿司屋に入る人は原則的に魚を食べに来るのだ。そんな物を食べさせられるくらいなら堂々の値上げして美味しいものを出してもらいたい。 二度とこのチェーン店に入ることは無いだろう。
2022.06.21
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最近、臨時の現金収入がいくつかあった。チェロのエンドピンの当板、チェロのレッスン、チェンバロの架台の修理、といったところだ。 ある人にできないことが私にはできる、ということがあり、そのスキルを誰かのために提供した場合、御礼の菓子折り、ハンカチなどを貰うことがある。これはまったく嬉しくない。私はほとんど菓子を食べないし、ハンカチも使わない。全部カミさん行きだ。頼まれた側から現金を要求するのは難しい空気があるのだが、最近の3つの事例では頼んだ側が現金を払うという姿勢を見せてくれた。どれも金額を私に訊いてきてくれたので、安目の金額を言って話がまとまった。 こういう習慣がもっと一般的になってくれたらありがたい。一番腹が立つのが、パソコンとかiPadの使い方の相談だ。頼んでくる方は菓子折り程度ですむと考えることが多いが、私が思うにこれらのサービスは時給1万円くらいに相当する内容だ。Apple IDを持っていない人が買ったiPad Pro12.9インチの初期設定をして、Piascoreをインストールし、手持ちのピアノ譜をスキャンして楽譜を表示できるようにし、フットスイッチで譜めくりをできるところまでやってやるとしたら、いくらの報酬が適切なのだろう?少なくとも3000円程度の菓子折りでは安すぎる。
2022.06.17
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知り合いの開業医は白のBMWのプラグインハイブリッド車で診療所に通っている。通りがてら駐車場を見ると充電ケーブルが接続されているのが見える。ところが、頻繁に別のBMWが置かれているのを見かけるのだ。結構長い期間白くない車がいてまた白い車が充電されているのを見かける。そして1ヶ月もしない間に代わっている。 医者に聞いてみたら不具合があって修理に出すとしばらく帰ってこない、帰ってきて乗っているとまた不具合で入院になるという。 私は去年、この医者と話をしていろいろ考えた末にi-Mievを買った。彼がその時話してくれたのは、彼のように自宅と診療所という近距離を走っているとエンジンを掛ける機会がほとんどない、近場ならエンジンを積んでいない電気自動車の方が良いですよ、ということだった。電気代はガソリン代ほどに税金がかかっていないから安くつきます、とも言っていた。 どうやら彼はこのBMWのプラグインハイブリッド車を買ったことを後悔しているようだ。
2022.05.22
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本番でピアノと合奏するとき、ピアノの屋根は開けてもらうことが多い。ピアノの音色がきれいになるからだ。私はグランドピアノのくびれの前に座ってチェロを弾くから、ピアノの屋根を全開にしてもらうと、これがチェロの反響板になって客席に音が届きやすくなると思う。ピアノ弾きは屋根を開けると音が大きくなって弦楽器の音を消してしまうから閉じたがることが多いが、屋根を閉じても大して音は弱くならない。音量はピアノ弾きが指で制御すべきだ。よく屋根を全閉にしたことで安心してガンガン弾くピアノ弾きがいる。ピアノ弾きには屋根を全開にしてプレッシャーを掛けておいた方が良い。 中学生の時、音楽室のグランドピアノを放課後など勝手に弾いていたが、いつも屋根を全開にしていた。その方が気持ちが良いのだ。だから今回家でピアノを練習していて、ピアノの屋根を開けたくなった。家のピアノは音楽室のピアノと違って、大量の物資が上に載っている。あんな広い物置を放置できる人はめったにいないだろう。カミさんと私の弾きかけの楽譜、メトロノーム、チェロやヴィオラの弦、チェロの弓などが所狭しと置いてある。 カミさんに話して二人してピアノの上に置いてある物を片付けた。これは大変で、家中の収納の見直しが必要だった。不要な楽譜も捨てたし、使わないヴィオラの肩当ても物置に動かした。ピアノの屋根を開けられるようになるまで一週間近くの時間を要した。 それでも屋根を開けたら、その努力は報われたと思う。ぐっと音色が良くなった。二度と物を置かないように屋根は開けっ放しにしている。閉じたら無意識に物を置き、すぐにもとに戻るのは目に見えている。
2022.05.05
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子供のころから本を読むのが好きだった。小学校の頃から買い始め、学生時代は大量の本を買っていた。図書館に読みたい本を買ってもらうという、今なら当然の行為をしていなかったから、読みたい本があったら買うしかなかった。いつも金に困っていたからなるべく古本を探していたが、なんとか買っていた。就職して結婚したら狭い官舎住まいで、到底本が置けない。親の家にこれまで買った本を置いたりしていたが、これでは持っている意味もない。思い切って大半を捨てた。このころは仕事である脳研究の勉強が大変で、他のジャンル(音楽だとか小説だとか)を読む気力もなく、本を買わなかった時期だ。それでもカーグラフィックという自動車雑誌は毎号買っていたし、優先的に場所を確保して持っていた。 その後一軒家を買い、自分の部屋を確保したのでまた、本を買えるようになった。急速に本が増えた。関西に転職することになり、最初に住んだ家はそれまでの家より狭く、本を捨てることを余儀なくされた。この頃スキャナを使うようになり、保存したい本は捨てる前に電子化することを始めた。 当時持っていたフラットヘッドのスキャナだと、大量の本をスキャンするのは難しい。厳選したものだけをスキャンし、あとはそのまま捨てた。 今の家を買ってまた広くなったのだが、工作に場所を取られ(チェロを作っていると工作台、工具で場所を食う)書棚は広く取れない。油断すると本が増えることも怖い。また、読みたい本は図書館に買ってもらうことも覚え、図書館の本をさんざん読んだ後、これは持っているべきだと思う本だけを買うようになった。最近では本を一冊買ったら、今持っている本を3冊捨てる、という感じで減らしている。また、ずいぶん前に購入したドキュメント・スキャナは、裁断した本をあっという間にスキャンしてくれる。電子化しておけば捨てても平気だ。これでだいぶ本が減ってきた。
2022.02.12
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相変わらず我が家の会計は家計と小遣いが分かれている。大学を退職してからはあまり意味がないような気もするが、私が遊びで何を買うかについてカミさんに干渉されないためには必須のシステムだ。楽天ポイントを稼ぐために、クレジットカードでの買い物は私の(基本的に小遣い用の)カードを使うし、料理の材料を買ったりするとき、小遣いの財布から出す。こういう支払いはExcelで集計し、月末に家計と小遣いの間で精算する。家計の銀行口座と小遣いの銀行口座の間で精算分動かす。 このために買い物のレシートを財布に入れて、帰ってからExcelに書き込む。クレジットカードの支払いは請求が来た時に明細を見てExcelに書くことが多いので、レシートは長ければ1ヶ月も保存することがある。 最近、このレシートがどんどん長くなっていると思う。店舗のポイントだの広告などが付いてきて、30cmくらいはざらだ。これだと財布に入れるのが大変だし保存もできない。スマホ決済だと後からどこで買い物をしたかがわかるのでレシートを受け取らないことも可能だが、クレジットカードだと保存したくなる。iPhoneで写真に撮って現物のレシートは捨てたりして対処している。
2022.02.11
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ファミリーレストランで食事をする時、写真のついたメニューを見て注文する。しばらくしてやってきた料理を見て、写真から想像していたものより遥かに小さいのに驚く、という経験が頻繁にある。パスタだと麺の太さがこのくらいだから、このくらいの量だろう、と思ったら極細のパスタだったので、想像よりずっと少ない、ということもある。 論文を書く時に載せる写真にはスケールを入れるのがルールだ。ファミリーレストランのメニューの写真にも脇に10cmくらいの定規を置いて撮影してもらわないと量の見当がつかない。 写真から想像したより量が多かった、という経験は皆無だ。とすると、これは最近流行のステルス値上げの一種なのだろうか?写真で嘘をつく?
2022.02.07
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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論 [ デヴィッド・グレーバー ]価格:4070円(税込、送料無料) (2022/2/5時点)楽天で購入 あちこちで評判になっていたので読みたいと思っていた本だ。 自分がなぜ定年前に大学の教員・研究者の職から退職したのか、といえば、ブルシットジョブにうんざりして、ということだったのだ。本来の職務である、医学部の学生を教育すること、それなりに意味のある研究を遂行して論文を書くこと、は全く嫌ではなかったし、楽しい仕事だった。しかし、小保方事件のあと増えた「研究で不正はしてはいけない」ということを徹底させるための講習会に出席を義務付けられたとき、これはブルシットジョブだと思った。また、所属する大学が、優先的に国から金をもらえる立場に認定してもらうための、多くの講習会に勤務時間外に出席を強要されたときもブルシットジョブだと思った。ただ、当時はこのぴったりの単語が出現していなかったから、漠然と感じていただけだ。
2022.02.05
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家の前の道路はかなりの傾きの斜面だし駐車場も道路に向かって傾いている。何かと滑りやすい地形なのだが、先日うっすらと雪が降りこれが凍結していた。ここでカミさんが転んだ。尻もちをついたのだが、その前に右手をついており、右手を痛めた。しばらく普通にしていたのだが手首が腫れてきて痛くなり、整形外科に行った。骨折はしていないが、手首で靭帯が損傷しているらしい。小指側の尺骨と親指側の橈骨を保定している輪状靭帯だろう。手首(手関節)を動かさないようにサポーターのような装具をつけられ、1週間後にまた来るように言われた。それまで手首を動かしてはならない。 これでは家事がほとんどできないので、3食の料理、洗い物、風呂の掃除、洗濯物を干す、ゴミ出しといった家事のほぼすべてを私がやることになった。料理はときどきやってきたが、連続する毎日のすべてを担当するのは初めてだ。いろいろ大変だ。 ヴィオラは弾けないので、とりあえず来週までの予定はキャンセルした。ピアノは左手だけなら弾ける。昨日のピアノトリオ(シューベルトの2番)は弦もまだ全然弾けていないので、左手だけでも練習したほうが良いだろうと思い決行した。来週に予定されていたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタはキャンセルしたようだ。 早期の回復が望まれる。
2022.01.24
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幸いにして、今回の体調不良はコロナ・ウイルス感染によるものでは無かった。これがもしそうであったら大変だっただろう。東京で会った友人、母、息子一家、姉に知らせる必要があっただろうし(濃厚接触者の定義はどうなっているのか知らないが)、今後2週間ほどは合奏の練習もできなくなっただろう。日本社会のバッシング風土を考えると恐ろしい。 熱が出て夕方にクリニックで診断を受けたのが金曜日で、月曜日の今日は熱も下がり体調はかなり戻っている。食欲がまだ少し落ちているようだ。その今朝カミさんも腹の具合が悪いという。熱は出ていないが、これはたぶん私と同じ、何らかの感染症と考えるのが妥当だろう。いったいどこで私はこの病気に感染したのだろう?
2022.01.17
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ヨネックス パワークッション ウォーキングシューズ レディース 靴 LC114 LC-114 3.5E ブラック YONEX SHWLC114 SHWLC-114価格:13200円(税込、送料別) (2021/12/22時点)楽天で購入 カミさんの足は日本女性としては大きく、扁平足でもあり、歩き方もどこかおかしい。若い時から靴選びには苦労してきている。最近はあまりドレスアップして出かけることもなく音楽会の本番では靴を持って行き演奏の時だけ履き替えたりしているので、普段はウォーキング・シューズを履く。それでも良い靴に巡り合わないと嘆いている。 私はここ10年くらい、ウォーキング・シューズはダイヤル式(BOAシステム)の物を愛用している。紐靴の一種だが、自分で紐を締めるのではなく、ダイヤルを右に回すと紐が締まっていく。ダイヤルを押し込むと紐がリリースされ靴が緩む。履くときは緩んでいるから足入れが簡単で、足が入ったらダイヤルをカリカリと右に回すと締まっていく。歩いている最中に緩いと感じたらダイヤルを1ノッチ右に回すとちょうど良くなったりする。普通の紐靴だと緩いと思うと紐を一度ほどいて締め直さなければならないことを思うとこちらの方が遥かに都合が良い。これから普通の靴を履く気はしなくなるほどだ。 カミさんにそのことを話すのだが、あまり信用しない。どうせ私の変な足には合わないなどと試しもせずにいう。そこで慎重に検討してこれが良さそうという靴を探して、誕生日のプレゼントとして買った。届いたのが夜だったので、家の中で足を入れてみたが少しきついなどと疑いの口調だ。 翌日、その靴を履いて出かけたが、帰ってくるなり、「この靴、最高」という。硬さがちょうど程よいし、ピンポイントでちょうどよい締めつけ感が得られ、どこも痛くないという。 不思議なのは、ダイヤル式のウォーキング・シューズは非常に優れていることは断言できるのに、履いている人に出会ったことがない。靴屋、スポーツ用品屋に行っても置いているのも見たことがない。メーカーが本腰を入れて販売促進をやらない、何かの理由があるのだろうか?
2021.12.23
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初孫が来春公立の小学校に入学する。息子夫婦の中では公立の小学校に行かせるか小学校受験をさせるかの議論があったらしい。私は自分の息子たちの学校選びでは公立を通してきた。普通の公立小学校から公立中学、県立高校から国立大学というもっとも安上がりなコースだ。高校に入るまで塾通いも無かった。これには私の経験による決断がありカミさんも納得した。 私自身は受験して国立大学の附属中学校に入った。ここには小学校もあり、半分ほどの生徒は附属小学校の出身者だ。当時は学校の成績の序列が通信簿に記されていたのだが、中学校での成績下位の生徒は小学校からの進学組で完全に占められていた。内部進学者の大半は中学受験して入ってきた生徒に太刀打ちできない。 大学での友人には名門私立高校の出身者が多かったが、彼らの話を聞くと同じ状況が中高一貫校でもあったそうだ。つまり、中学で入学してきた生徒の多くはは高校を受験して入ってきた生徒にかなわない。幼稚園から大学まで揃った一貫校の出身者によると、幼稚園から入った人には途中で内部進学のバリアを突破できず他の学校に行かされるケースがあるという。 自分を振り返っても、受験勉強に集中できるのは2,3年が限界だと思う。小学校入試でがんばったら後は続かないだろう。私は中学受験を一生懸命やった記憶はないが、中学の成績は悪かった。受験を突破したことで目標が果たされた、と思ったのだろう。母親たちの考え方は、小学生のときから大学受験、そして就職まで、さらに働いているかぎり頑張り続けなさい、ということらしいが、少なくとも私には無理だと中学生の時に悟った。もし、一生の間に一度3年間頑張らなければならないのなら、当時の日本社会では高校生で頑張って有名大学に行くのが費用対効果が大きいと思った。 息子たちの教育では、家でちょこちょこと私が教えていた。算数などは、ここで正しく理解しておかないと後で困る点を重点的に教えていた。それでも週に一、二度、一回15分くらいのものだったと思う。国語は読解力を重視して、正確に文章や会話を理解できるように日常生活の中で指導した。こうやって最低限の学力をつけておけば、高校生で頑張る気になればどこの大学でも入れる。上の息子は私に反抗して音楽大学に行った。下の息子は自分に点火できたのが高校3年に入る頃だったので一年浪人したが、第一志望の国立大学に入った。まあ、そんなものだろう。
2021.12.06
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DIYは楽しいのだが、作るべきものはそれほど多くはない。ヴァイオリンなどたくさん作っても弾き手はいないし置き場所にも困る。カミさんから何か注文があって、それを作るのが最も良い。カミさんの家事に役に立つわけで、大義名分がある。 そうやって作ったのが洗濯機と洗濯機置きのパンの間のホコリよけガードだ。洗面所の床に設置してあった洗濯機置きのパンの縁(高さ数センチ)と洗濯機との間にホコリが溜まり、掃除がしにくいと嘆くので作った。隙間を埋めるが洗濯機はかなり振動するので柔構造にする。洗濯機の底辺はほぼ正方形なので、一回り大きい正方形の隙間を残して蓋をし、クリアファイルを一辺7センチの正方形で切ったものをたくさん用意し、これが蓋と洗濯機の間をやわらかく埋める。これはなかなか好評だ。 家の中の細かい寸法に合わせて特注で作るという用途がDIYの王道だろう。既製品ではピッタリのものを探せない。
2021.12.03
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面倒といえば携帯電話のキャリアを変えるのもそうだ。同じ電話番号を使おうと思うと、これまでの会社からMNP転出の予約番号を発行してもらう必要がある。これがNISAの転出と同じで、探しにくく設計されている。店でやることもできるが、引き止められそうで気が引ける。なんとかMy au のようなホームページから探し出して手続きをするか、携帯電話から手続きをするかだ。予約番号を発行してもらえば、あとは新しいキャリアは大手をあげて歓迎してくれるから簡単に手続きは終わる。 NISAも携帯電話も、一度転出の手続きをすれば、次回からは抵抗がない。
2021.11.05
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NISAの金融機関を変更した。NISAの制度が始まった時から使っていた証券会社から楽天証券に変更したのだ。楽天証券だと米国の株式が簡単に買えるがこれまでの証券会社ではダメということがあるし、だんだんに楽天証券をメインに使うようになったのが大きな理由だ。集計の手間を削るために取引する金融機関の数を減らしたいという理由もある。もう一つの理由が「面倒そうだからやってみる」というものだ。 面倒そうだからやめておく、という考え方に取りつかれると危険だと思う。研究をやっている時に強くそのことを自分に言い聞かせていた。これまで通りのことをやっていれば楽なのだが、それではどんどん世界が小さくなる。 NISAの金融機関の変更はこれまでの証券会社から書類を送ってもらい、それを楽天証券に送るだけだ。ただ、金融機関としてはNISAから抜けられることを歓迎しないから、抜けるための手続きはわかりにくくしてある。ログインした最初の画面なんかには書かれていない。メニューをあちこちつつき回してようやく見つかるが、メールで依頼するようになっていた。 この書類さえ手に入ればあとは簡単だ。NISAを開設する方法はどの金融機関でも容易に見つかるところに書かれている。 結局面倒なのはこれまでの証券会社での手続きだけで、大したことはなかった。
2021.11.02
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旅行中何を食べるかは楽しみの一つだが、どうも楽しめないことが多い。漁港があるので海鮮をと思っても全然安くないし内容も平凡だ。魚が冷凍だったりする。旅行ガイドに載っている観光客相手の店はどれも入る気がしない。これまで何度も後悔してきたのだ。家の近くの居酒屋の方がずっと新鮮で美味しくて板前の腕も上で、安いことがほとんどだ。 旅行中の夕食は現地のサラリーマンが入るような居酒屋を探して入るので、最近は失敗がほとんどない。問題は昼食だ。観光スポットで食べることになることが多く、観光客相手のいいかげんな店しか見つからないことが多い。以前、北海道の港町に行ったときは、結局モスバーガーで食べた。最近、そういうことが多い。 客が旅行中だと値段に寛容になっていることを計算しているようだし、料理する人が素人らしかったりする。都会のように厳しい競争にさらされていないこともあるだろう。どのくらい客が来るかわからないから新鮮で上等な食材を仕入れられないこともあるだろうが、値段に対して割高に思われてならない。
2021.10.25
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服や靴のように身につける物に関して、大したこだわりは無い方だと思う。実用的で見苦しくなければそれで良い。良いものを身に着けていると言われたいとは思わない。選ぶのに手間暇をかけたくないし、上着とシャツの組み合わせが難しくなるのも嫌なので、服はほとんど無地を選ぶ。昔からある定番の形で無地の物の中から気に入った色を選ぶ。これは愛用しそうだと思ったら同じもの、同じ色のものを2、3着買うことも多い。 靴もそうしたいのだが、リーガルのダイヤル式のウォーキングシューズのように次に買い換えようと思ったら無くなっていることが多く、同じものが買えない。これにはかなり困る。靴はサイズが同じでも幅や形状が微妙に違う。靴底の硬さや厚みにも好みがある。同じダイヤル式でもダイヤルのメーカーによってダイヤルの開放の仕方が違う。また、ダイヤルの位置も踵の上だったり靴の甲だったり外側だったりする。できたら全く同じ物を使いたいのだが、こういう靴は定番が無いようだ。特にダイヤル式の靴は、街の店舗で見ることは皆無だから通信販売で買うことになり試着できない。毎回失敗覚悟で選ばなければならないのが面倒だ。
2021.10.24
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金谷製靴 カネカ 日本製 ソフト牛革ダイヤル式ウォーキングシューズ 4E 339 1足価格:12100円(税込、送料無料) (2021/10/20時点)楽天で購入 靴はダイヤル式が一番だと思う。スリップオンは簡単に履けるがフィット感が乏しく、足との一体感がない。紐靴は気持ちよく締めることができるが履いたり脱いだりする時に時間がかかるし、歩いている時に少し緩いと思っても紐を締め直すのも手間だ。ダイヤル式だとスリップオンのように履いてダイヤルをカリカリと右に回せば締ってゆくので丁度良いところで止めれば良い。歩き始めて緩かったらダイヤルを1,2コマ右に回せば良い。 この方法の靴に最初に出会ったのは自転車のロードレーサー用のシューズだった。靴をペダルに固定したままカリカリと締められるのが快適だった。普通の靴もダイヤル式が良いと思ったが靴屋で見かけることはなかった。5年ほど前にリーガルの店でウォーキングシューズでダイヤル式というのを発見し、早速黒と茶の二足を買った。以後は演奏会でステージとか結婚式とか以外はすべてこれを履いてきた。丁寧に手入れをしてきたのだが、ついに靴底が無くなってしまって寿命だ。 リーガルはすでに製造中止で手に入らない。楽天市場で検索したら良さそうな製品を見つけて早速購入した。リーガルと履き心地は少し違うし、ダイヤルの回し方や位置も違うので時々混乱するが良い感じだ。 どうしてこのダイヤル式がもっと普及しないのか不思議で仕方がない。
2021.10.20
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今回の旅行もホテルは楽天トラベルで探した。楽天経済圏にいるのだからそれしかない。立山駅のそばのホテルは立地で決めた。そばに飲食店があるとは思えなかったのでツインで夕食と朝食のついたプランにした。富山市と金沢市は町中のビジネスホテルのツインだ。町中だと夕食を食べる店が選びやすい。 同じような条件のホテルが並ぶ中でどれを選ぶかだが、最近はまず「トイレと風呂が独立している」「風呂に洗い場がある」という条件を見る。ツインにカミさんと泊まる場合、風呂とトイレが一緒の部屋は不都合が多い。以前ABホテル富士に泊まったらこれが独立していて、しかも家の風呂のように洗い場があった。これのメリットを深く実感し、それからはなるべくABホテルのデラックスツインを予約するようになった。富山市にABホテルはなかったがダイワロイネットホテルに風呂とトイレが別になっている部屋があったので、それを予約した。こういうツインの部屋は最近増えてきたようで、どこも新しい。 予約する時朝食を頼むかどうかは、付近に朝からやっている飲食店があるかどうかで決めている。すき家や吉野家、松屋などは、そこそこ美味しくてリーズナブルな値段で朝食を食べられるから、近くにそれがあれば頼まない。ホテルの朝食は多くの場合、割高に感じる。
2021.10.17
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