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2022年03月22日
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カテゴリ: 病院
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​おはようございます


今日でモチベーションの話は最後です


最後は結局モチベーションとやる気を自分の意のままに操るためにはどうしたらよいかと言う話です


これが出来れば「気分が乗ったらやろう」ではなく、「行動するために気分を乗らせよう」と出来るわけです


モチベーションについて 
0.根性論ではありません
1.やる気は「気分」ではない
2.​​​​​​​気分の正体
3.進化の歴史

5.モチベーションを意識的に操る方法


1.脳の仕組みと好みを理解する


脳には側坐核と言う「報酬系」と呼ばれる部位があり、この 側坐核から放出される神経伝達物質と呼ばれるドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンがやる気やモチベーションを高める 効果がある



やっていて楽しいと思ったり、行動を行うことで良い気分になったりするのは脳が報酬を出して、その行動を何度もさせようとしてくるからで、それがやる気やモチベーションを上げている



報酬系が発生しやすいのは人間の生きる目的とこれまでの進化の歴史を考えると見えてくる



生物である人間が他の種が絶滅していく中でここまで生き残れたのは脳と体が進化を続けてきたから



そのため生物としての最大の目的は 生き残ることと子孫を残す事 の二つ



そのために 食事や睡眠、運動、異性との繋がりや興味、モテること、社会との繋がりや社会の中での地位の向上、他人との比較、新しい場所への好奇心や探究心 などは報酬系を刺激しやすい



一見やる気やモチベーションは自分自身では制御できなさそうだが、脳の仕組みと報酬系の好みを知っておけばやる気やモチベーションを自分の意のままに操ることも可能



2.運動の効果


運動をすることで体を健康に保てるだけではなく、脳に対しても多くの良い影響を与える



やる気やモチベーション が出やすくなる



他にも海馬が運動によって鍛えられるので ストレス耐性がついたり、記憶力が良くなったり する



また神経伝達物質であるドーパミンは集中力にも関与するので、集中力が切れた時に運動をすることで 集中力が回復 したり、定期的に運動を続けることで血流が増えて血管が新生されることで 集中力のキャパシティも増える



うつ病の予防や治療 にも運動は効果があることがわかっている



そのため定期的に30分以上の運動を習慣化したり、趣味のスポーツを持つことであなたの全体としてのパフォーマンスは間違いなく上がり、気分も前向きになれたりする



コロナ禍でランニングや運動をする人が増えている のは、おうち時間が増えたからだけではなく、外出自粛や社会との繋がりを絶たれている現状において 憂鬱な気持ちを振り払う一つの有効な手段 であるからだと思われる



3.モチベーションを操って、パフォーマンスを上げる



結果の出せる人とそうでない人の明確な違いは 行動力 にある



他人と比較して相手を悪く言ってマウントをとっても、たくさんの本を読んでも、出来る人の習慣を学んでも、成果が出るわけではない



また 能力が高いから成果を残しているわけでもなく 、結局 はやるべきことを後回しにせずにその場その場ですぐ行動に移せるか どうかで成果を出せるかが決まる




最初は能力が低かったとしてもやっていくうちに多くの失敗や成功を経験していき、その積み重ねから「こうすればうまくいく、こうしたら失敗する」ということが経験としてわかってくる




そうした一つ一つの積み重ねが最短で答えを導き出す手助けをしてくれて、周りから見たら 「センスがある人」 と見られるようになって、結果的に 「成果を出せる人」 となっていく




センスがある人や成果を出せる人になるためには、とにかくその分野に関してチャンレンジをたくさんして経験を積むしかない




私たちが嫌がる「失敗」を繰り返すことでしか成功は得られないし、センスは磨かれない




モチベーションを理解して意のままに操ることが出来れば、この行動力が身につく




そして行動力がある人は仕事でも勉強でもスポーツでもパフォーマンスを上げることに繋がる



モチベーションを意のままに操るためにまずやることは自分のしなくてはいけない行動をしたら、 自分自身にご褒美をあげる ところから始めるのが一番取り組みやすいです



そのご褒美の内容は人間の欲求に絡めて考えるとより良い



例えば「この課題を終えたらおいしいスイーツを食べてもよい」と決めたり、「この資格を取ったら出世の近道になる」と意識したり



行動の先に脳が報酬系を出しやすいご褒美を用意することで、モチベーションを意図的に上げる最初の一歩を踏み出せます



次に実際に 行動へ移すためには環境を整え ます



脳の報酬系をあらゆる手段で刺激してくるスマホはなるべく遠くへ追いやりましょう



視界に入る位置にスマホを置くのは絶対にやめた方がよいです



スマホが報酬系を刺激してくれることをすでにあなたの脳は理解しているので、そちらが気になってやるべき課題に集中することが出来なくなってしまいます



他にも漫画や趣味のものはなるべく作業スペースからは遠ざけておきましょう



まずはこの2点、 報酬系を刺激するような褒美を与えること、ほかの報酬を刺激しそうなものを遠ざけることから意識していく だけでも、あなたはモチベーションを少しずつコントロールできるようになると思います



これまでやる気が気分の問題でモチベーションが上がるまで待とうという受け身の姿勢だった人は、自分からモチベーションを上げるために能動的に行動をとれるようになっただけでも大きな進歩です



行動して失敗を繰り返していくうちに、センスは磨かれていきます




このブログを読んでもらったあなたの行動が、今日から少しずつでも変わってくれればとても嬉しいです



*まとめ*

モチベーションを意識的に操るためには、やる気が起きるメカニズムを理解して、脳がどのような時にやる気を出しやすいのかを理解する必要がある



やる気を引き起こすのは側坐核を中心とする報酬系で、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質が関わっている



報酬系が反応して神経伝達物質が出やすいのは「生存確率を上げる食事や運動などの行為」、「異性との関わりや子作りに関する行為」、「社会との繋がりと社会的な地位の向上に関する行為」に対して脳は反応する



運動を定期的に行うことで、これらの報酬系を刺激してやる気が起きやすくなったり、ストレスに強くなったり、集中力が上がったり、記憶力が上がったり、うつ病の予防・改善に繋がったりと良いことだらけ



自信のパフォーマンスを上げるためにもぜひ定期的に30分以上のランニングや趣味のスポーツを持つことはやってもらいたい



成果を上げられる人と言うのは、結局は行動力のある人です



最初は能力が低くて他の人よりも上手くできなかったとしても、人よりも行動できる人はたくさんの失敗や成功体験を積むことで経験値が増えていきます



その結果、過去の経験から「こうすればうまくいった。こうしたら上手くいかなかった」という情報が蓄積されていくので「センスがある人」に徐々になっていき、最終的には「結果を出せる人」になっていきます



行動できるかどうかを決めるのは「モチベーション」です




モチベーションの正体をしっかりと理解して、自分のコントロール不能な気分的なものではなく、他の報酬を与えてくれる物を意図的に遠ざけて環境を整え、行動する目的を上手く人間の欲求に絡めて自身で報酬付けを行うことで自分自身のやる気をコントロールしてモチベーションへとつなげていくことが出来る



まずはやらなくてはいけない行動に対して、出来たら自分自身に報酬を与える癖をつけていくところから始めていきましょう



__________

モチベーションが上がらなかったり、いつもやる気が出たらやろうと何かと後回しにしてしまう癖のある人は多いと思います


むしろそうでない人は仕事でも勉強でも結果を残せている人だと思うので、このモチベーションの大切さを理解している人は多いと思います



全5回の記事を読んでもらって、あなたのモチベーションややる気に対する考え方が変わって、少しでも行動してみようと思えたなら幸いです



より詳しく、モチベーションや脳の仕組みについて学びたい人には以下の書籍がお勧めです



最後にリンクを貼っておくので興味のある方は是非ご覧ください(現在楽天のお買いものマラソン期間中なのと楽天ブックスで購入すると他の楽天市場でのお買い物ポイント倍率アップします)


一流の頭脳 [ アンデシュ・ハンセン ]
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スマホ脳 (新潮新書) [ アンデシュ・ハンセン ]
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最終更新日  2022年03月22日 11時36分51秒
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