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2026.02.24
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カテゴリ: 報徳記を読む
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二宮翁夜話巻の5



尊徳先生はおっしゃった。
恐らくはそうではあるまし。
私は仏道は知らないが、これを譬えるならば、田んばの用水堰のような物であろう。
用水堰は、米を作るべき地をつぶして水路としたものだ。
そのように人が欲するところをつぶして法の水路となして、衆生を済度しようとする教えである事は明かである。
人は男女が有って相続するものであるから男女の道は天理自然であるけれども、法の水を流すために、男女の欲をつぶして堰路となしたのだ。
肉身であるから肉食をするのも、天理であるけれども、この欲をもつぶして法水の堰路としたのだ。
男女の欲を捨てれば、惜しい欲しいの欲念も、憎い可愛いの妄念も、皆これにしたがって消滅するであろう。
これは人情として捨て難い物を捨てて、堰代となすからこそ、法の水は流れるのである。
そうであれば肉食妻帯しないところを流伝して、仏法は万世に伝わる物となったのである。
仏法の流伝するところは、肉食妻帯しないところにあるというべきだ。
それを肉食妻帯を許して法を伝えようとするは、水路をつぶして、稲を植えようとするゆおなものだと、私はひそかに恐れているのだ。


親鸞は末世(まつせ)の比丘(びく)戒行の持(たも)ち難きを洞察して肉食妻帯を免(ゆる)せり、
卓見と云ふべしと。
翁曰く、
恐らくは非ならん、
予仏道は知らずといへども、之を譬へば、田地(でんぢ)の用水堰の如き物なるべし、
夫れ用水堰は、米を作るべき地を潰(つぶ)して水路とせしなり。
其の如く人の欲する処を潰して法水路(ほふすいろ)となし、衆生を済度(さいど)せんとする教えなる事明かなり。
夫れ人は男女有りて相続すれば男女の道は天理自然なれども、法水を流さん為に、男女の欲を潰して堰路となしゝなり、肉身なれば肉食するも、天理なれども、此の欲をも潰して法水の堰路とせしなり、
男女の欲を捨つれば、惜(を)しひ欲しいの欲念も、悪(にく)いかはゆいの妄念も、皆随つて消滅すべし、
此の人情捨て難き物を捨て、堰代と為せばこそ、法水は流るゝなれ、
されば肉食妻帯せざる処を流伝(るでん)して、仏法は万世に伝る物なるべし、
仏法の流伝する処は、肉食妻帯せざる処にあるべし。
然るを肉食妻帯を免(ゆる)して法を伝(つた)へんとするは、水路を潰して、稲を植ゑんとするが如しと、予は竊(ひそか)に恐るゝなり。






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最終更新日  2026.02.24 00:00:11


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