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とうとう 40000アクセス突破 しましたいつも遊びに来てコメントを残していただいて、感謝、感謝です~これからも7割:本、2割:映画、1割:日々の出来事の割合でいく予定です(笑)ところで…今日はまた新たに本を仕入れてきました守り人シリーズの文庫第4弾!「虚空の旅人」。待ってましたよ~~~柊さんオススメの「ホテルカクタス」。どちらも読むのが楽しみです~
2008.07.31
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【こうばしい日々】江國香織ウィルミントンの町に秋がきて、僕は11歳になった。映画も野球も好きだけど、一番気になるのはガールフレンドのジルのことなんだ…。アメリカ育ちの大介の日常を鮮やかに綴った代表作「こうばしい日々」。結婚した姉のかつてのボーイフレンドに恋するみのりの、甘く切ない恋物語「綿菓子」。大人が失くした純粋な心を教えてくれる、素敵なボーイズ&ガールズを描く中編二編。ブログ仲間のかをる。さんから紹介していただきました (かをる。さん、ありがとうございます!!) 「こうばしい日々」「綿菓子」の中編2作が収められています。「こうばしい日々」はアメリカで育った日本人の男の子ダイの日常を描いた作品。姉の麻由子はアメリカよりも「美しくて歴史の深い」日本のほうが好き。アメリカ人のウィルは"禅の心"を持った日本が大好きで、アメリカに嫌気が差している。アメリカで育ち、英語も堪能なダイはそんな姉やウィルの事が理解できないんですよねむしろ、アメリカ人に生まれ育ったことに何一つ不満も疑問も持たないデイビッドに共感する。ダイはアメリカ文化で育つ日本人ならではの視点で、様々なことを経験していきます。アメリカでの学校生活、ガールフレンドのジルとの淡い恋…。やっぱりこれぐらいの歳の子って、どこの国でも女の子のほうがませてるのねウィルミントンの町の鮮やかな色とりどりの紅葉が目に浮かぶような、素敵な作品でした「綿菓子」は、姉の元彼に恋をする女の子みのりの物語。初恋って、こんなに甘~い感情だったかしら?? (もう、とうに忘れてしまいましたが…笑) みのりは、3年間も付き合っていた次郎君を捨てて急にお見合い結婚をした姉が分からない。みのりが考えるのは、姉の元彼の次郎君のことばかり。縁日で買ってもらったあんずあめの事、夏に水泳を教えてもらう約束だった事を思い出す。そして1年以上経ったある日のこと、みのりは本屋の前で次郎君とバッタリ再会する。江國さんの初恋の描き方がものすご~く綺麗で、安心して読むことができました好きなのは、コーヒーのシーン。ドキドキしちゃったわ~ところで、調べてみてビックリ。「綿菓子」は江國さんが20歳の頃に書かれたみたいなんです20歳でこんな微妙な心情を文章にできるなんて…すごいですね。 応援よろしくねっ♪
2008.07.30
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【ZOO2】乙一天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。この間読んだ「ZOO1」がものすごい面白かったので、続編も読んでみました。今回もブラックな作品を集めた短編集です。 血液を探せ!目をさますと、血まみれだった。血の出所は…というと、なんと自分の脇腹に深く包丁が刺さっていたのだ!一見凄惨な光景なんだけど、登場人物のかけあいがプッと笑えちゃうんですよねぇ(笑) 冷たい森の白い家あぁ~今日はダメだったわ、この話。馬小屋で虐待されながら育った少年。やがて彼は町から離れて森に行き、家を作り始めた。その家を作るための材料とは…?グロイ、グロすぎる… Closetミキは、彼女の弱みを握っていた義理の弟リュウジを殺してしまう。リュウジがなかなか戻らない、と危ぶむ家族達。どうにかしてその事実を隠そうとするミキ。そんな中、郵便受けの中に「リュウジ ハ コロサレタ」という謎の手紙が届く。その送り主とは…? 神の言葉「僕」は自分の発する言葉に、不思議な力があることを知った。それは、何でも人を思い通りに動かせる、という力。 (ちょっとデスノートっぽいよね…) 真面目な「僕」は、周囲の人間が自分の事をバカにしているという被害妄想を抱き…。 落ちる飛行機の中で「私」の乗っている飛行機がハイジャックされた。ハイジャックをした大学生風の男の子は、このままT大の校舎に突っ込むつもりだという。そんな中、セールスマンの男から"安楽死の薬"を売りつけられて…。たまたま体調が悪い日に読んだからかしら??このあまりにもブラックな展開、今日はダメダメでした~(笑)特にいただけなかったのは、"冷たい森の白い家"。残酷すぎるグリム童話 みたいな感じでしょうか…どの短編もものすご~く突飛な発想で面白いんですけど、読む時期を選ばないとね。…なんだか、ほんわかした作品が読みたくなりました 本ブログに登録しています♪
2008.07.29
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【アース】約50億年前、巨大な小惑星が地球に衝突し、地球の地軸は太陽に対し23.5度傾いてしまう。この天文学的事故はまさに奇跡だった。地軸の傾きは季節、暑さ寒さという気候の変化を生み、壮大な景観の美を作り出した。それは生命にとって完ぺきな状況だ。生命は太陽からエネルギーを得る。そして多くの生物が生きるため途方もない長旅をするのもまた、太陽のせいだ。彼らと一緒に、我々も旅に出よう。北極から南極へ至る旅。我々が故郷と呼ぶ惑星を縦断する旅へ。久しぶりにドキュメンタリーです昔なら、こういうのを観て「白クマ可愛い~♪」なんていう感想で終わっていたんですが。今の地球の状況を考えると、映像を観て思わず痛々しく感じてしまいますたとえば北極の氷が解けて、泳いでエサ場に渡らなければならない白クマ。足をバタバタさせて長距離を泳いでいるうちに、どんどん体力が失われ、いざ獲物のセイウチを前にしても襲い掛かる力もなく、そのまま餓死してしまう。。。みんなこうなったのは動物達のせいではないのにね。なんだか悲しくなります。とにかく迫力があって「こんなのどうやって撮ったの?!」というくらい驚くべき映像の数々水場を求めて、砂嵐の中を身を寄せ合って進むゾウの群れ。そのゾウを狙う肉食動物。厳しいヒマラヤを越える、無数の渡り鳥の群れ。こういう作品によくあるように、動物達に勝手に名前をつけていないのに好感が持てました人間は一切登場しません。あるのは昔から存在する大自然と、動物達の営みのみ。主観を一切交えずにありのままの自然を撮ったから、臨場感のある作品に仕上がったのね。何かしなければ!!と思いつつも、あまりの問題の深刻さに無気力になるのも事実です
2008.07.28
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【心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの】神永学恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、死者の魂を見ることができる八雲のもとを再び訪れる。しかし、八雲は相変わらずのつれない態度。そんなとき、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。晴香も巻き込まれ、絶対絶命の危機に!?幽霊騒動と誘拐事件―複雑に絡み合う謎を、八雲は解きほぐすことができるのか、そして晴香の運命は!?驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第2弾。心霊探偵八雲シリーズ第2弾前巻は一話完結型の短編でしたが、今回は長編です。1巻よりもさらにスピード感溢れる作品で、サクサク読めちゃいましたよ~川べりで恐ろしい体験をした真由子に相談され、ついつい引き受けてしまった晴香。再び八雲の元を訪れるも、"八雲にトラブルを持ち込むだけの女だと思われたくない"と思う。で、自分1人で何とかしてみようと、晴香は事件のあった川べりを訪れる…。晴香ちゃん、あなた自分の力を分かっているんですか…?(笑)でもね、晴香の気持ちはすご~くよく分かります。恋をしていたら、結局怖さよりも"相手の負担になりたくない"っていう思いが勝っちゃうもの結局は、いつもどおり霊が見える八雲の力に頼ることになるんですが…困難を共に乗り切った男女は、グッと距離が近づくものですよねぇ。ムフフ。 (オッサンか?!笑) 八雲の無愛想で皮肉な態度の中にも、晴香を大切にする気持ちが見え隠れしています今回も、晴香が持ち込む事件と同時に、別の場所で少女誘拐殺人事件が起こっていて…。またまた一見関係の無い事件が、最終的に結びついているわけなんです。やっぱりオチは早い段階で分かってしまいましたが、1巻よりもミステリ度はUP↑しています子を想う親の気持ち、反対に親を想う子の気持ち…様々な想いが錯綜して、こんな悲しい事件を生み出してしまったのね。切ないです。文庫3巻は9月に発売予定。すんごく待ち遠しいです~ 「心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている」のレビューはこちら 本ブログ登録しています☆
2008.07.27
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【夏の庭】湯本香樹実町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ―。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが…。喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。ブログ仲間の皆さんがオススメの「夏の庭」。まさに今の季節にピッタリの作品でしたね~世界十数ヵ国で翻訳出版されている作品 のようですが、うなずけるなぁ少年の揺れ動く心理や、「死」に向き合うことの大切さは万国共通ですものね。よくニュースで、独居老人の孤独死が問題になっていたりしますが…自分の事を気にかけてくれる人がいる、っていうのはこんなにも活力を与えてくれるものなのねこの物語のおじいさんも、その変貌ぶりといったら目を瞠るほど毎日コンビニの弁当を買い、庭も荒れ放題にさせていた生ける屍のようなおじいさんが、だんだんと自分で料理をするようになり、庭の手入れをし、規則正しい生活を送るようになる。おじいさんは少年達に、決して上から目線で何かを教えようとはしないのですよね。少年達のほうから、草木の名前、包丁の使い方、庭の手入れの方法をどんどん吸収していく。押し付けがましくないおじいさんの態度は、少年達の心をスルスルとほぐしていくようです。湯本さんの文章を読んでいると、年配の人に対する敬意と愛情が伝わってきます禿げてシワシワのおじいさんを温かい目で見ているのが分かるの。今日び、お年寄りは何かと疎まれがちな風潮があるけれど…世の中の子供達も、この作品を読んだらお年寄りを見る目が変わるんじゃないかなぁ。。。ちょっぴり悲しいお話だけれど、心に爽やかさを残してくれる素敵な作品でした~ 応援クリックよろしくね♪
2008.07.26
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【デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士(4)】茅田砂胡流浪の国王ウォルとリィの率いる軍勢は王都コーラルの目前に迫った。だが、救出すべき父はすでに亡く、王座奪還の目算も潰えた。欲するは父の敵の首ひとつ―!同胞相討つ内乱を避け、わずかな手勢で城に乗り込むウォルの運命、そしてデルフィニア争乱の行方は?第1部放浪の戦士篇完結。デルフィニア戦記、第1部完結ですいっや~この巻めちゃめちゃ面白いなぁ!!ちょっとnanaco、興奮気味です(笑)特にP210~P230の女官長カリン告白のくだり。この部分が大好きで、4回も読んじゃいましたよ前の巻で明らかになった、主人公ウォルの国王疑惑。つまりは、亡くなった前王の本当の息子ではないかも??ということ。いくら王の器をそなえていても、王の血を引いていないと国民は認めないものね当のウォルは、国王にはならなくても良い、ただ殺された養父フェルナン伯爵の仇をとりたい一心。そこに、女官長カリンの告白。このどんでん返しが、たまらなく小気味良いんです「国は生き物だ。それも個人の手には負えない巨大な生き物だぞ。国王であろうと、その首に鎖をつけて操ることなどできはしない。」ウォル…キミは良い王様になれるよ。さてさて、第二部"異郷の煌姫"に続きます 「デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士(1)」のレビューはこちら 「デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士(2)」のレビューはこちら 「デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士(3)」のレビューはこちら 本ブログ登録中!!
2008.07.25
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【ライラの冒険 黄金の羅針盤】運命は時に残酷である。命あるものすべてに危機をもたらす戦いの鍵に、たった12歳の少女を選んだのだから。名はライラ・ベラクア。あなたの知らないもう一つの世界で、自らの運命を断ち切る旅に出る。手には真実を示す羅針盤、隣にはダイモンと呼ばれる彼女の分身。敵か味方かわからない大人たち、彼女を助ける奇妙だけど勇敢な仲間たち。ライラはまだ知らない。彼女の旅の行く末が、すべてのパラレルワールドを巻き込むことになろうとは。底が抜けるような驚きと、引き返せないほどの恐怖に、ライラの意志が試される。原作シリーズが大好きなので、映像化を楽しみにしていました~一言で言うと、映像がスゴイです。とにかく綺麗です。ホント、最近のファンタジー映画はビックリしちゃいますねぇ。2時間に収めるにはあまりにも壮大な物語なので、少々説明不足な所があるのは否めません。実際、ダーリンに何度も何度も「これってどういう意味?」と聞かれました今回は原作と映画は別物、と考えるよりも、両方あわせて完成するような作品かしら。。。で、このシリーズで忘れてはいけないのが、守護精霊ダイモン。ダイモンは自分の分身のような存在で、ライラの世界ではなくてはならない存在。ライラのダイモン"パンタライモン"がものすごく可愛かった~ ←コレ(笑)"パンタライモン"の声は、今が旬のフレディ・ハイモア君が担当していたんですねぇ。主演の女の子も、原作のライラの小生意気なイメージにピッタリだったし、コールター夫人役のニコール・キッドマンも、相変わらず非のうちどころのない美人。「007カジノ・ロワイヤル」のダニエル・クレイグとエヴァ・グリーンの再共演。 (今回はカップルじゃないけど) とにかく超豪華キャストで、2時間たっぷり楽しめました映画ならではの迫力と臨場感がヒシヒシと伝わってきましたよ~これからご覧になる方は、原作シリーズを読まれてからのほうがより楽しめるかと思います
2008.07.24
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【ZOO1】乙一何なんだこれは! 天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され……(「カザリとヨーコ」)、謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?(「SEVEN ROOMS」)など、本書「1」には映画化された5編をセレクト。前から気になっていながらも、なんとなく食指が動かなかった作家さん今回初めて読んでみました。ホラーやSFまであらゆるジャンルの作品をギュッと詰め込んだ短編集。 カザリとヨーコ美しい顔をした双子の姉妹。でも何故か妹のカザリは母から可愛がられ、姉のヨーコは酷く虐待される毎日。「このままでは母に殺される。」そう考えたヨーコは、ある行動に出ることに…。 SEVEN ROOMS目覚めると、「僕」は姉と2人である部屋に監禁されていた。部屋には水の流れる溝があり、小さい「僕」はその溝を通って隣の部屋に行けることを発見する。ある日、「僕」と姉はその溝を流れてきたモノを見て…。コワッ!! SO-far そ・ふぁーこの作品は何を書いてもネタバレになりそうなので、詳しくは書けませんが…。「僕」が幼稚園に通っていた頃の、なんとも不思議な記憶。一家の団欒の象徴である"ソファー"が鍵となっています。 陽だまりの詩病原菌が空を覆い、ほとんどの人間が息絶えてしまった世界。「私」は、最後の生き残りである男に作られた。その男も残された命はあと一週間。悲しくて、でもとても温かくて…静謐さにあふれた物語でした。 ZOO毎朝、郵便受けに必ず入っている一枚の写真。それはかつて彼が心から愛していた彼女の死体の写真だった。男は絶望に押しつぶされそうになりながらも、必死で犯人を探すが、実は…。本当に、「何なんだこれは!」という印象です。期待していた以上に面白かったですホラー好きのnanacoのイチオシは、なんといっても"SEVEN ROOMS"。何故「僕」達は部屋に閉じ込められているのか?幼い「僕」が見た衝撃の光景とは??映像で観るのは断固拒否するけど!!(笑)とにかくコワくて面白くて、ゾクゾクしちゃいます~逆に、"陽だまりの詩"は是非とも映像で観てみたい作品。これはSFに近いですね"SEVEN ROOMS"と同じ作家が書いたとは…あまりに驚きです。表題作"ZOO"は、何故か一番印象が薄かったわ。。。どこかスティーヴン・キングの作品を彷彿とさせるような、ダークな展開でした。動物園。タイトル的には一番インパクトはあるんですけどねぇ(笑)ものすご~く乙一さんの作品が気に入っちゃったので、「ZOO2」も読んでみます 本ブログ登録中です♪
2008.07.23
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【霧のむこうのふしぎな町】柏葉幸子心躍る夏休み。6年生のリナは、たった一人で旅に出た。不思議な霧が晴れた後、きれいだけどどこか風変わりな町が現れた。めちゃくちゃ通りに住んでいる、妙ちきりんな人々との交流が、みずみずしく描かれる。『千と千尋の神隠し』に影響を与えた、ファンタジー永遠の名作!講談社児童文学新人賞受賞。スタジオジブリの宮崎駿監督に影響を与えたという作品ちなみに、映画「耳をすませば」の中で天沢聖司くんがこの本を読んでいる場面があります(笑)夏休みに1人旅に出た小学6年生のリナ。すぐに迎えに来るはずの人が、いつまで待っていても来ない。「霧の谷」の入口に来たリナ。深い霧が晴れた後、リナの目の前に不思議な町が現れた…。なんともメルヘンチックで素敵な物語でした~今回手にとったのは新装版ですが、この作品が刊行されたのはなんと1975年!実は、読了後にその事を知ったのですが、今でも全く色褪せない魅力的な作品です洋館が立ち並ぶ霧の町で、リナが経験する不思議な出来事と、一風変わった町の人々。食べても食べても太らないお菓子、口の悪いオウムやサーカスを追い出された臆病なトラ…。リナは"めちゃくちゃ通り"で様々な事を経験して、大人になっていきます。大人が読んでも十分面白い作品なんだけど、これは子供の頃に一度読みたかったわ小さい頃から異世界への入口を探していたnanacoには、きっとピッタリの作品だったのに。。。それほどまでに想像力をかきたてる作品なんです。「耳をすませば」の聖司くん大ファンのnanacoは、「聖司くんもこの作品、好きだったんだ…」と、ニヤニヤしながら読みましたよ~!!(爆) 応援ポチよろしくお願いします♪
2008.07.22
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心が疲れ気味な今日このごろ(笑)こんな世界があったら良いな~っていうのを描いてみました。とにかく思いつくままに描いたので、色とかテキトーでごめんなさいねnanacoのストレス解消にはなりました(笑)
2008.07.21
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【RDG レッドデータガール はじめてのお使い】荻原規子山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。大人気作家荻原規子の書き下ろす新シリーズ。 大好きな荻原規子さんの新作ですあまりに面白くて、あっという間に読了してしまいました。泉水子は腰まで届くような長いおさげ髪、赤い縁のメガネ、しかも極度の引っ込み思案な女の子。学校では奇異の目で見られ、いつもビクビクしながら家と学校を往復する日々。いつもの荻原さんの気の強いヒロインとは正反対のタイプです(笑)泉水子は、「普通の女の子になりたい」と切に願うも、いつも物事は逆の方向へ電子機器に触れると何故か途端に壊れてしまうし、人ごみに行くと高熱を出してしまう始末。でも実はそれは泉水子の家系や生い立ちに関係があって…。勾玉シリーズのような古代日本を舞台にした世界が好きだったので、今回は現代日本が舞台ということで、実はそこまで期待していなかったのでした (ごめんなさい…) でも読み進めるうちに、ビックリ。いつもの荻原ファンタジーになっているじゃありませんか~で、特筆すべきは、やっぱり魅力的な脇役達あらすじで何故か「下僕として」って書いてあるけど… 好きなのはその下僕の深行クン。成績抜群、容姿◎、でも無愛想、無口、陰湿…。かなり二面性のある人物なのよね。こういう裏表のある男の子って大好きです~(笑)泉水子のことを最初はバカにし、邪険に扱っていた深行。当然ですよねぇ。クラスのつまはじきにあった鈍くさい女の子のお守りなんかしたくない。でも、泉水子の隠された生い立ちと不思議な能力を目にして、彼女に対する見方が変わっていく。このシリーズはまだまだ始まったばかり。今回は泉水子の長い旅のプロローグといったところでしょうか。。。この先の展開が楽しみです 本ブログ登録しています☆
2008.07.20
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残念ながら楽天ブックスさんでは売り切れ… 【この闇と光】服部まゆみ失脚した父王とともに、小さな別荘に幽閉されている盲目の姫君・レイア。優しい父と侍女のダフネ、そして父が語り聞かせてくれる美しい物語だけが、レイアの世界の全てだった。シルクのドレスや季節ごとの花々に囲まれた、満ち足りた毎日。しかしレイアが成長するにつれて、完璧だったはずの世界が少しずつ歪んでゆく―。 服部まゆみさん、初めて読む作家さんです。実は、去年亡くなられたという記事を読んで、この方の存在を知りました。。。父王と共にひっそりと暮らす、盲目の美姫レイア。彼女の世界は、優しい父が語り聞かせてくれる美しい物語と、恐ろしい侍女ダフネのみ。日々ダフネに怯えながらも、父の話から美しい世界を想像し自分の殻に閉じこもるレイア。しかし、彼女の成長に伴い、恐ろしい真実が発覚する…。ビックリです。このどんでん返しは何なの?!前半部は、ただひたすらに美しい、外国のおとぎ話のような印象レイアと父王が暮らす別荘。繰り返される美しい日々。どこか耽美的な雰囲気さえ感じられます。レイアは目が見えないながらも賢く、「罪と罰」「嵐が丘」などの本から沢山の知識を吸収します。そして、あっという間に突入する後半部。目が見えるようになったレイアが直面した、驚愕の事実 まさか、こーいう展開とはね…。「あの時の父王のとった行動はこういう意図があったのね…」とか色々気付かされるわけです。前半部は「闇」、後半部は「光」として対比されています。「闇」=ダークなイメージがありますが、レイアにとっての「闇」とは美しき世界なのですね。魂ではなく、目で世界を見てしまった彼女の衝撃。手にとるように分かりますnanaco的には、前半部のなまめかしい幻想的な雰囲気が好きだったので、-☆1つです(笑)独特の文体なので、もしかすると好みが分かれるかもしれませんが…幻想文学としても、ミステリとしてもかなりレベルの高い作品だと思いますよ~服部さんの作品は、「一八八八切り裂きジャック」と「レオナルドのユダ」も気になります 応援よろしくね~♪
2008.07.19
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【テラビシアにかける橋】いじめられっ子で絵が好きなジェスと都会から来た転校生の美少女レスリー。親友同士になった2人はある日森の中にツリーハウスを発見し、空想の王国「テラビシア」を創り上げていく。現実社会には問題が山積みだけれど、そこでは心の安らぎを取り戻すことができるのだ。レスリーとの出会いによってだんだんと心を開いていくジェス。しかし、そんな2人をあまりに過酷な出来事が襲う。ううむ…同じ空想の世界でも「パンズ・ラビリンス」とはエライ違いだわ(笑)「パンズ・ラビリンス」よりはもっとやわらかい印象で、でも観終わった後にほろ苦さが残る作品。物静かで絵が大好きな男の子ジェス。そして、転校してきた美少女レスリー。2人は"他の子達と違う"という理由だけでいじめにあってしまうんですよね。 (子供って残酷…。) でもジェスとレスリーは妙にうまがあって、やがて唯一無二の親友になる。想像力豊かな2人が作り上げた空想の世界「テラビシア」。この世界に夢中になる彼らに悲劇が襲い掛かって…。「ファンタジー=寝る映画」のダーリンも珍しく最後まで起きていた作品です。nanaco的には、思いっきり異世界ファンタジーのほうが好みなんだけど…あくまでも現実世界を軸にしているところが、ダーリンには良かったみたい。これから成長する子供達には、nanacoみたいに現実逃避をするような大人じゃなくって、ジェフのように現実をしっかり見据えながらも、自分の世界を持った大人になってほしいな!(爆)レスリー役のアンナソフィアちゃん、目鼻立ちがスッキリした美人さんですいつも「レオン」時代のナタリー・ポートマンを思い出すのよねぇ。彼女、演技もものすごい上手で、作品によって随分と印象が違います。「リーピング」では不気味な少女を演じていたしね(笑)オススメは「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」です
2008.07.18
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【心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている】神永学学内で幽霊騒動に巻き込まれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。思い切って相談を持ちかける晴香だったが!?女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人…次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー登場。ブログ友達のmiwa125さんと茨木月季さんの所で紹介されていて、興味を持った作品シリーズ全巻文庫化されてから読もうと思っていたんですが…店頭で大量に平積みされているのを見て、思わず買っちゃいました ファイル1 開かずの間ある大学のキャンパスの外れにある雑木林には、幽霊が出るという噂の廃屋があった。そして、その建物の一番奥には厳重に鍵のかけられた"開かずの間"がある。肝試しにその廃屋に入った3人の大学生。"開かずの間"で彼らが見たものは…。 ファイル2 トンネルの闇事故の発生率が異常に多いことで有名なトンネル。そこでは得体の知れないものが出るという噂があり、何人もの人が事故に遭い命を落としている。たまたま車でそのトンネルを通ってしまった晴香の前に、突然子供が飛び出してきて…。 ファイル3 死者からの伝言ある夜、晴香の夢枕に突然親友の詩織が現れ、「逃げて」と言う。慌てて部屋の電気をつけるが、詩織の姿は既になかった。その頃別の場所では、夫が殺され妻が焼死体となって見つかるという事件が起きていた…。「ホラーは好きだけれど心霊系は苦手…」というnanacoは、内心かなりビビッていたんですが(笑)切なくも心温まる読後感のおかげでしょうか。意外にも結構サクサクいけましたよ一話完結型の作品ですが、どの話も晴香が八雲に相談を持ちかけるところから始まります。真っ赤に燃えるような左目を持ち、生まれつき霊が見えるという八雲。右目は生きている人間、赤い左目は死んだ人間が見えるという設定が面白いですね"探偵"というわりには、謎解きが苦手なnanacoでさえ早々に犯人が分かってしまうので、ミステリよりもエンターテイメントとして読んだほうが正解かもとにかく、キャラクターがすご~く魅力的なんですよね超皮肉屋で常に一言多い八雲と、それに振り回されながらも八雲に惹かれていく晴香。いつも心の中で、八雲に強烈なツッコミを入れる刑事の後藤。 (でもなかなか口に出せない…笑) この作品は"霊=怖い存在"ではないところに好感が持てます。 本ブログ登録中で~す♪
2008.07.17
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とっても素敵なミュージシャンを見つけちゃいましたJason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)というシンガーソングライターです。R&B、レゲエ、ソウル…とどんなジャンルでも彼自身の音楽にしてしまうのがスゴイ所。 この写真だけ見るとヒュー・グラントに似てるな(笑) コーヒーショップで歌い始めたことがきっかけでキャリアをスタートさせたジェイソン。1stアルバムは全米50万枚突破。2ndアルバムは全米アルバム・チャート初登場5位。今回紹介した3rdアルバム"We Sing. We Dance. We Steal Things."も、最近チャートを見る限り、かなり上位のほうにランクインしています3rdアルバムの中に収録されている"I'm Yours"という曲、かな~り良いです。彼の美しい癒し系の歌声はこちらで視聴できます皆さんも是非是非聴いてみてね~
2008.07.16
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【春のオルガン】湯本香樹実小学校を卒業した春休み、私は弟のテツと川原に放置されたバスで眠った―。大人たちのトラブル、自分もまた子供から大人に変わってゆくことへの戸惑いの中で、トモミは少しずつまだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。ガラクタ、野良猫たち、雷の音…ばらばらだったすべてが、いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。湯本さん、初めて読む作家さんです表紙は酒井駒子さんの絵。いつみてもこの方の絵は素敵ですね~小学校を卒業して、中学校に入学するまでの春休み。まさに子供から大人への移行期間。主人公トモミと弟テツが過ごした日々を描いた作品です。トモミの視点から、毎日の出来事が淡々と綴られていくのですが…子供にしては妙に達観した雰囲気のあるトモミに、あまり感情移入ができませんでした自分が12歳ぐらいの時って、こんなに斜に構えて世界を見ていたかしらでも読んで納得です。トモミの両親はケンカばかり、お隣の家とも仲が悪く、トモミ自身も頭痛に悩まされている。決して居心地の良いとは言えない家庭環境は、子供を老成させてしまうものなのね。。。弟テツの素直で歯に衣着せぬ物言いは、時折トモミを苛立たせ不安にさせます。この気持ちだけは、nanacoにもすご~く共感できました (悲しいことですけど…) でも、"なんとなく"人に歩調を合わせたり、人にへつらうような人間にはなりたくないですね。それが大人になることだ、なんて思いたくない!と感じてしまいました。読んだ後に、ポッカリと心の何かを失ったような読後感でしたけど…もしかしたら湯本さんは、意図的にそういう作品を書かれたのかもしれないですねぇ子供から大人になるっていうのは、確実に何か大切なものを失うことですものね。「夏の庭」も積読してあるので、評判の良いこちらも読んでみようと思います~もしかして、今この季節にピッタリ?? 本ブログ登録中です☆
2008.07.15
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昨日、札幌芸術の森で開催されている「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」に行ってきました「となりのトトロ」「もののけ姫」「ハウルの動く城」「ゲド戦記」などのお馴染みジブリ作品から、「ガンバの冒険」「はだしのゲン」「幻魔大戦」のような懐かしい作品まで。。。思わず見とれてしまうような背景画の数々しかもほとんどの作品が、紙と水彩絵具のみで描かれているんですよねぇ。同じ絵具を使っていても、私の描く絵とこんなに違うなんて…(笑)7割方、自然と森の豊かな緑を描いた作品なのに、どれ一つとして同じ印象の作品がないの。木漏れ日、朝の森と夜の森、水面にキラキラと反射する木々…思わずトトロの森に引き込まれそうになるほどに、圧倒的な存在感があります札幌では9月中旬まで開催されているようなので、機会を見てもう一度行きたいなぁちなみに11月からは愛媛県美術館でも開かれるようですヨ。「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」公式HPは コチラ ついでと言ってはアレですが… 実は昨日で、うちのダーリンと付き合って4年半記念ですごめんよ、ダーリン。いつでもキミのことを一番に考えているからね(笑)
2008.07.14
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この間の「チェーザレ」に続き、またまたハマってしまった漫画ですUnder the Rose(アンダーザローズ)。舞台は19世紀のイギリス。没落貴族の公爵家の娘・グレースは愛人のロウランド宅で謎の死を遂げる。彼女の息子ライナスと弟ロレンスは実父・ロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっているのではないか?と疑念を抱く。真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった…。この漫画もね、「チェーザレ」と同じでものすごく絵が丁寧なんですよ~主人公ライナス、11歳とは思えないほどのひねくれよう(笑)もう既に厭世的な雰囲気をまとっていて、「誰も近寄るな」オーラがプンプンしてますそんな問題アリの少年だから、ロウランドの正妻の子供達とうまがあうはずもなく…初日から贈りものの馬を撃ち殺してしまったり、殴り合いになったりととにかく諍いばかり何かを隠している使用人達、不自然なほどに愛想の良い父、敵意を持つ異母兄弟達…。周り敵だらけの状況の中で、ライナスは母の死の真相を突き止めようと、1人探り始める。弟のロレンスが可愛いですねぇ「兄ちゃ~~!!」とくっついていく様子を見て、「赤ちゃんと僕」を思い出しました(笑)とっても大切な実の弟なのに、ライナスが弟に邪険な態度をとってしまうのが辛い今回購入したのは、幻冬舎コミックス漫画文庫ですが…残念ながらこちらではまだ1冊しか出ていません。 (続きが出るのはまだまだ先??) バーズコミックスのほうで続きが出ているようなので、買っちゃおうかしら?? こちらで一話立ち読みができるので、是非試しに読んでみてくださいね
2008.07.13
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【悪童日記】アゴタ・クリストフ戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。とにかく、あらゆる意味で衝撃的な作品。これ以外に言葉が見つかりません舞台は戦時下の中部ヨーロッパ。 (おそらくハンガリーが舞台) 戦火を逃れて、に住むおばあちゃんの元へ疎開した双子の「ぼくら」。「ぼくら」の目から見た戦争の過酷さと人心の荒廃とを、日記形式に淡々と書き綴っていきます。毎日生きるか、死ぬかの瀬戸際に立たされている人々。突然の空襲、食料不足、人々のモラルの低下…。あまりにも生々しいです時折、"ギョッ"とさせられるような描写がありますが、戦時下ではこれが現実だったんですねぇ。天使のように美しい顔をした「ぼくら」は、過酷な状況下をしたたかに、狡猾に生き延びていく。「悪童」なんていう可愛いもんじゃありませんから(笑)2人は、「練習」と称してあらゆることを訓練するようになります。罵詈雑言に耐えるために、2人で口汚く罵りあう練習をしたり、身体的な暴力による痛みに耐えるために、お互いに殴りあう練習をしたり。。。この作品の、あまりにも淡々とした語り口に最初は違和感を感じましたが…この日記は「ぼくら」の作文の練習でしかないのですねぇ。それで納得しました驚くべきことに、この作品には特定の固有名詞が出てこないのですヨ「ぼくら」の名前も、「おばあちゃん」の名前も、街の名前さえも…。そして「ぼくら」の感情は一切描写されておらず、あくまでも客観的に、冷徹に綴られています。上手くレビューを書けませんが、とにかく静かで圧倒的な存在感のある作品ですすご~く気になる終わり方をしていたので、これは続編も買わなくちゃダメじゃない…(笑)どうやら三部作らしく、「ふたりの証拠」「第三の嘘」と続きます 応援よろしくお願いします♪
2008.07.12
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【クレイジー/ビューティフル】止められない愛がある。恵まれた家庭で育ちながらも、家族との絆を築けず、愛を求め続けるニコール。生きる希望を失い、自由奔放な生活を送っていた彼女がある日、決して裕福ではないが自分の夢を持ち誠実に生きる青年カルロスと出会う。二人は激しい恋に落ちるが、あまりにも育った環境が違うため、周囲の人々は彼らの恋を認めようとはしない。しかし、走り始めた二人の愛は誰にも止めることはできなかった・・・。これは何気に隠れた名作かも…。「スパイダーマン」のヒロイン、キルスティン・ダンスト、あまり好きではないんですが彼女の、目で訴えかけるような演技はすごいです。ちょっと魅力的に見えちゃいました自由奔放な金持ちの不良娘ニコールと、ヒスパニック系の真面目な青年カルロスの恋。といっても、そのへんのただの恋愛ストーリーではないの。その2人の間にも貧富の差、人種の差別という問題が立ちはだかるわけなんです。ニコールも実はただの不良娘ではなくって。幼い頃に受けた心の傷があるから、どうしても人を信じれなくて破滅的な生き方をしてしまう。カルロスはそのニコールの内面を見抜いちゃうんですよね。カルロス役のジェイ・ヘルナンデス君、本当にカッコイイです自分の夢に向かって人一倍努力する姿、それに傷つきやすいニコールを優しく見守る目…。こんな男の子が高校にいたら、絶対惚れちゃうだろうなぁ~(笑)観た後に、心がキュンとあたたかくなる映画です"crazy"な女の子と"beautiful"な男の子の恋愛物語、是非是非ご覧下さい(笑)それにしても…いつも思うんですけど、アメリカの学校生活って面白そうですよねぇ。なんだか堅苦しくないし、個性が日本のように均一化されていないような…。
2008.07.11
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【アイルランド幻想】ピーター・トレメイン盲目の人気作曲家は療養のため故郷アイルランドの邸に移り住む。その庭には古代遺跡の名残とされる石柱が立っていた。夜ごと彼の耳に悲嘆と苦悩に満ちた不思議な合唱が聞こえるようになり…(第1話「石柱」)―霧の海に育まれた豊かな神話・伝承と、イギリスの度重なる苛烈な植民政策に抗した農・漁民の怒りと嘆きを、ピーター・トレメインは、哀しみの幻想小説集として昇華させた。久しぶりに再読しました。大好きな本ですアイルランドの神話・民間伝承を元に書かれたアイリッシュ・ホラー短編集。タイトル「アイルランド幻想」にある通り、どの作品も幻想的な深い味わいがありますこの作品には11の短編が収められています。特にnanacoの好みなのはこちら 石柱療養のために妻とともにアイルランドに移り住んできた、盲目の作曲家。その家の庭には古くから、古代遺跡の名残りとされる怪しげな石柱が立っていた。ある夜、その石柱から苦悩の入り混じった悲しげな合唱が聞こえてきて…。 幻の島ハイ・ブラシル祖父の故郷アイルランドの小さな島にやってきた、アメリカ人の男。島の人々の忠告も聞かずに沖へ小船を出した彼は、突然の嵐に見舞われある島に漂着する。そこで出逢った美しい女性。彼女はこの島が安息の地ハイ・ブラシルだと説明するが…。 恋歌仕事の都合で、アイルランドの田舎の村へ向かうことになったプロデューサーの男。目的地に向かう途中、深い濃霧の中道に迷ってしまい、ふと小さな集落にたどり着く。人々に歓迎され、その夜美しい踊り子の家へ迎え入れられるが、彼は恐ろしい事実に気付く…。「髪白きもの」「大飢饉」はかな~り怖いです読んでいて、思わず鳥肌が立ってしまうほど。もう既に人間の理解を超えています(笑)イングランドに侵略されたアイルランドの人々の怒りと恨み。抑圧された彼らの苦悩の叫びが、このような恐ろしくも悲しい物語を生み出したのでしょうね19世紀にアイルランドを襲ったジャガイモ飢饉。たかだか150年前の話です。当時、ジャガイモを主食としていたアイルランド人は大きな被害を受けたことでしょう。実際、約100万人のアイルランド人が飢餓で亡くなったと言われています。この大飢饉に見舞われたアイルランドに、イギリス政府が少しでも救いの手を差し伸べていれば…膨大な数の死者も出なかったでしょうし、アメリカへの移住もなかったかもしれませんよね。そしたら、ケネディ家も台頭せず、もしかしたら世界の歴史が変わっていたかも。。。 本ブログ登録してます♪応援ヨロシク^^
2008.07.10
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2008新潮文庫の100冊は皆さん、ご覧になりましたか~今年はこの100冊の中から2冊購入すると、もれなく新潮パンダのエコバッグがもらえます(「新潮文庫の100冊」オビに、パンダのマークの応募シートが付いています)これがね…また可愛いのよ。エコバッグのデザイン画像は こちら nanacoは早速この100冊の中から2冊購入して応募しました。今回選んだ本はこの2冊。 どちらも湯本香樹実さんの作品で、「春のオルガン」と「夏の庭」です実はまだ読んだことのない作家さんだったけど、評判が良いようなので。今回の100冊の中にも、気になるのがまだいくつかありました。昨日ご紹介したサン・テグジュペリの「星の王子さま」も対象なので、この機会に是非どうぞ2008新潮文庫の100冊一覧を見てみたい方は こちら
2008.07.09
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【星の王子さま】サン・テグジュペリ砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。恥ずかしながら…この歳になって初めて読みましたこれは小さい頃に読みたかったなぁ。きっとこの本から学べる事がたくさんあったはず。いちばんたいせつなことは、目に見えない。なんて端的で、それでいて心に響くことばなんでしょう「星の王子さま」には、大切な事が見えていない大人達がたくさん登場します。とにかく誰かを支配したい王様、人から称賛されたい男、金の管理に夢中になる男…。王子さまの目から見ると…「おとなってやっぱり、まったくどうかしてるな。」作者サン・テグジュペリ自身もパイロットだったんですねぇ。第二次世界大戦中、コルシカ島を発進したまま帰還せず、その真相は謎につつまれているとか。だから、作者と「星の王子さま」が妙にかぶるのです。。。物語に出てくるパイロットの「僕」は、もちろんサン・テグジュペリ自身をモデルにしたものだし、フッと消えてしまったかのようなサン・テグジュペリの謎の失踪は「王子さま」の最後と同じ。なんだか不思議な因縁を感じるなぁ…この本の挿絵、カラーでとっても素敵なんですよ~読むたびに新しい発見がありそうな、素晴らしい名作です。 応援ポチよろしくです♪
2008.07.08
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この間のお休みに、とってもとっても苦手なセールに行ってきました(笑)とはいえ、時間が早かったのか、意外にも混んでいなかったのでラッキー買ったのはトップス4枚。大好きなKETTYでGETしてきました~というわけで、2枚だけ公開。レモンイエローのカットソーと、ネイビーのリボンブラウス。ネイビーのほうはちょっぴり合わせづらかったかも秋はインナーにもいけるけど、夏は1枚で白のコットンスカートなんかに合わせたらイイかなぁ。で、帰りはまたまた本屋さんで新しい本を仕入れてきました。ずっと気になっていた「ペギー・スー」シリーズの1、2巻。 荻原規子さんの新刊、「RDG」も欲しかったんだけど、高くて断念しました(笑) でも絶対近いうちに買います!!
2008.07.07
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【空の中】有川浩200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―。待ってました~やっと文庫化されました有川さんの作品は「図書館戦争」シリーズは面白かったものの、「塩の街」の嫌な思い出があるので、かなりドキドキしながら読み始めました。日本初の超音速ジェット機の試験飛行中、高度2万メートルに入った時点で、突然爆発炎上。そして、2回目に別のジェット機がやはり同じ空域で爆発炎上してしまう。空に、なにかがある。パイロット2人の謎の死を解明するために、高巳は調査を始める。一方、同じ時期にある海岸で高校生の瞬は正体不明な生き物を拾っていた…。これは完璧なSF小説ですねぇ。こんな作品も書ける作家さんだったなんてビックリ面白いです。とにかく冒頭部分からグイグイ引き込まれてしまいました。パイロットの父を失った瞬は、あまりの悲しみから自分の気持ちを閉ざしてしまう。そして、そんな瞬を心配そうに見守る幼馴染の佳江。 (でもバリバリ土佐弁の女の子…笑) 心から尊敬していた上司を、目の前で失った美貌の女性パイロット光稀。事故調査で派遣され、心に傷を負った光稀に近づく高巳。この二つのエピソードが、最後には一つに繋がります個人的には高巳のキャラが一番好きでした~いつも鷹揚に構えているようで、実は周りをよく観察している。でもすごく度量がおっきくて、包容力があって…いいなぁこういう男の人(笑)美人だけど思いっきり堅物の光稀と、能天気な高巳との組み合わせはピッタリでした。SFの中にも、ほんのりと恋愛が織り込まれているのが良かったです有川さんの「海の底」も早く文庫化されないかなぁ 応援ポチよろしくお願いしま~す♪
2008.07.06
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【バンディダス】1848年のメキシコ。鉄道建設のため立ち退きを命じられた農民の娘マリアと、銀行頭取の娘サラが、殺された彼女たちの父親の復讐のため銀行強盗になることを思いつく。ペネロペ・クルス&サルマ・ハエックのセクシー・ガン・アクション!彼女たちのコスチューム七変化にも注目。nanacoの大好きな女優、サルマ・ハエック目当てで観ましたいやぁ、面白かった~ハリウッド映画にはない、ストーリーの単純さと小気味よさ(笑)ラテン=おおらかで陽気っていうイメージがあるけど、彼女達はその典型ね。。。 左がサルマ、右がペネロペ殺された父親達のため、彼女達2人はバンディダス(女盗賊)になることを思いつく。…って、なんでそんな安易な考え方になるの?って気もしますが(笑)でも、奪われる土地のため、その土地に住む農民のためっていうのはメキシコならでは。サルマ・ハエックは欧州帰りのお嬢様、ペネロペ・クルスは素朴な田舎娘を演じています。生まれも育ちも全く違う二人が、最初はいがみ合いながらも、だんだんと息のピッタリ合った良き相棒になっていく様が面白いですとにかくこの2人がセクシーすぎて、目のやり場に困るシーンもちらほらでも、2人ともサバサバした男っぽい性格のせいか、全然いやらしさは感じないの。"キス"の上手さについて、2人が争う場面が面白い(笑)あくまでもコメディっぽい作りになっているので、気軽に観れますよ~休みの日にはピッタリの映画です。
2008.07.05
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今日のnanaco、めちゃめちゃ興奮してます!! な…なんと、昔ハマりにハマった「ファイアーエムブレム」がDSで登場しますしかも一番面白い、シリーズ一作目「暗黒竜と光の剣」です 早速楽天ブックスさんで予約しました。発売日は8月7日です。や、ヤバ…これは徹夜になりそうだぞ~(笑)いや~ん、楽しみすぎる~~~今日のnanacoの異常なほどのテンションの高さをお許しくださいね本当に大好きなゲームなんだもの。明日は飲み会です。しかも、仲が悪い会社の面白さのかけらもない飲み会。また酔っ払った上司の長ったらしい説教を聞かされるのか、と思うと嫌気がさします(笑)ハッキリ言って、苦痛です。 ファイアーエムブレムで喜んでたのに…ドヨーンとしちゃったなぁ ドヨーン…。
2008.07.03
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【つめたいよるに】江國香織デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった?。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。ブログ仲間の柊さんからオススメしてもらった作品です (柊さん、ありがとうございます♪) 先日、「すきまのおともだちたち」を読んでから、すっかり江國ワールドの虜になったnanaco。薄い本なので、通勤中だけであっという間に読めちゃいました。ほんわかした温かいお話を集めた短編集です光原百合さんの「星月夜の夢がたり」のような幻想的なお話を想像していましたが、それよりはもっと日常的な、日々経験するちょっぴり不思議な出来事をやわらか~く書いた感じ。 「デューク」大切に大切に育てていた犬のデュークが死んだ。何も手につかず、泣きじゃくる私の前に現れたのは、ハンサムな男の子。早々にオチは分かるんだけど、それでも切なさで胸がいっぱいになってしまいました 「いつか、ずっと昔」ずっと昔、人間になる前はなんだった??いくら考えてもキリがない、この問いかけ。う~ん、なんとも不思議なお話で面白かったです。限りなく続く命の連鎖。ついつい、「で、人間の次は?」と思ってしまう(笑) 「ねぎを刻む」「うんうん、この気持ち分かるよ~!」と、妙に共感してしまった作品孤独に押しつぶされそうになった時、恋人は事態を悪化させこそすれ、何の役にも立ちはしない。よしっ。私も孤独と不安にさいなまれた時は、ねぎを刻むぞ~!!(笑)やっぱり、女性ならではの視点で書かれた作品ですね。きっと男の人にはこの気持ち分からないだろうなぁ…という部分が数多く見受けられました。江國さんの作品は、独特な柔らかい語り口が印象的ですね~「デューク」は優香主演で、映像化もされているようですねスペシャルドラマ「恋愛小説」に収録されています。 本ブログ登録してます。応援ポチよろしくね~♪
2008.07.02
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【アイ・アム・レジェンド】リチャード・マシスン夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」…突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に篭城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日…戦慄の世界を描く名作ホラー。前に
2008.07.01
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