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すっかり疲れてぐっすり寝付いてしまった「神様」・・・・・・ しかし、いつも寝つきの悪い「神様」ですからとんでもない時間に目を覚ましてしまいました。 「困ったなあ・・・・こんなに早くに目が覚めたってすることはないし・・・・散歩でもするか」 そういうとさっさと着替え外に出ました。 皆さんはお忘れになっているかと思いますが、ここは「海底」・・・・ だから日光が届いておりません。 「夜光虫」や、ほかの「発光」するいろいろな「動・植物」が「光源」になっているのです。 しばらく歩いていると、向こうからジョギングしている人が現れました。 「おはようございます」 その人が挨拶をします。 「あ、おはようございます」 朝だか夜だか全くわからないのですが、向こうがそう言うのですからきっと朝に違いない・・・・「神様」はそう思いました。 「ずいぶんお早いんですね・・・・あなたは地上から昨日お着きになった方ですよね?」 「死亡遊戯」という映画でブルース・リーが着ていた「黄色のトレーニングウエア」姿のその人は、気軽に声をかけてきました。 「ええ・・・昨日はよっぽど疲れていたのか・・・ぐっすり寝たのですが、いつも睡眠時間は短いんでね・・・・とんでもない時間に起きちゃったんですよ・・・ところで今何時ですか?」 時計なんてもたない「神様」は、聞いたのです。 「ああ・・・地上の時間で言うと・・・・午前4時でしょうか・・・・」 「ああ・・・やっぱり・・・・」 「でもこの海中で時間の概念はお忘れにならないと・・・・」 「え?・・・なぜですか?」 「楽しければ時のたつのも忘れるものですよ。・・・・あなたの仲間の浦島太郎だって・・・ここで300年という年月を過ごしてしまったじゃないですか」 そうなんです・・・・浦島太郎は一週間ほどいたつもりだったのに、いつの間にか300年たっていたのです。 「おっと、私はジョギング中だった・・・・そろそろ行かなければ」 「ところであなたのお名前は?」 「後ほどご挨拶することになります。・・・それまで内緒にしておきましょう・・・それでは」 そういうとさっさと走り出してしまいました。 そして突然振り返り・・・・こういったのです。 「もう、水中呼吸ガムは解けてしまったのですか?」 そういえば「神様」の口の中にあった「ガム」は、影も形もありません。 もちろん「神様」ですから、必要もないのですが・・・昨日は「齧っていなければ・・・郷に入れば郷に従え」・・・そう思って「水中呼吸ガム」を噛んでいたのでした。 「もし無くなっていれば、もうガムの必要はありません・・・・ずっと海中で呼吸することができますよ。」 そういうと、その男はすごい速度で駆けていきました。 「もしかしたら・・・あれが竜王?」 「神様」は直感で感じたのです。 「迎賓館」に戻ると、「朝食バイキング」の会場に「孔雀」が並んでいました。 「お盆」の上には、「これがほんとに食べきれるのか?」というくらいの量が・・・・・ 「神様・・・・こっちこっち!!」 「孔雀」が手招きをします。 「早く並ばないと・・・朝ご飯がなくなりますよ」 「まだ早い時間だし・・・・無くなるなんてことはないじゃろ?」 「でもほら・・・・もうほとんど残っていない」 料理の並べられた「大皿」はほとんど「ソース」だけがべっとりついているとか・・・「ハンバーグ」のようなものが2~3個残っているだけです。 かといって食堂にそれほど人はいませんでした。 「ずいぶん量が少ないなあ・・・・」 そう思ってみていると、奥のテーブルに料理が山盛り、おいてあったのです。 でもそこには誰もいませんでした。 「ああ・・・あのテーブルの人があれだけの量をとったんだもの、料理もなくなるさ・・誰が座ってるんだろう?」 「ア、あそこの席は私のテーブルです」 「孔雀」は何事もないかのようにアッケラカンとそう言ったのです。 つづく
2017.02.28
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「神様」は考えました。「なんで竜王は、この亀参与をマロたちの接待係にしたんだろう?・・・参与といえばかなり偉い人・・・・浦島太郎と顔なじみとはいえ・・・浦島太郎は大事な乙姫様を連れ出した張本人・・・竜王は怒っていたはずだし・・・・ミミズに変えられたウサギ社長のことだって・・・・この亀参与がやったことなんだから・・・・いちばんふさわしくない接待係じゃないか・・・」しかし、「亀参与」は何事もなかったかのようにニコニコしながら接待を続けようとしていました。「皆様方・・・・宿舎のほうはお気に召しましたか?・・・・何しろ田舎のことで・・・充分とは言い難いんですが・・・一生懸命にやらさせてもらってます。」「いやあ・・・もう充分すぎるくらいですわ・・・至れり尽くせりとはこのことですよ・・・ただ・・・・部屋にお風呂はついてないんですね?」「風呂好き」の「孔雀」が言いました。「ああなるほど・・・・早速準備させてもらいますわ・・・いやあ・・・私どもでは風呂に入る習慣がないものですから・・・24時間海流に身を任せていますから・・・・汚れることもないもんで」なるほど・・・・魚や海洋性植物がお湯に入るのは「鍋」の材料になるときだけ・・・お風呂には入らないようです。「それは早速したくさせていただくとして・・・・どうです皆さん・・・・私ども心づくしの手料理・・・田舎料理ですけど食べてみていただけませんか?」「神様」たちの目の前には「豪華な二の膳つきの食事」が用意されていました。「いやあ・・・おいしそうですねえ・・・・このぷりぷりとしたお刺身・・・よだれが出てきそうですわ?」何も考えていない「孔雀」が目を丸くしながら早速箸を持ちました。(え?刺身?・・・魚を調理したのか?) 「神様」は思わず、「亀参与」の目を覗き込んだのです。だって、亀参与とウサギ社長の喧嘩の原因は、ウサギ社長が「新鮮な魚介類を出せ」といったのに対し、「亀参与」が「仲間の魚を食べるわけには行かない」と言ったからなんです。それなのに、何で刺身が出るんだろう?「神様」は頭をひねりました。「ああ・・・それは刺身に似せて作ってありますけど、寒天と小麦粉や米粉で作ってありますから・・・・魚じゃありません」「ほう・・・これが小麦粉や米粉・・・・ですか・・・・」つまり「精進料理」なんです。「ささ・・・どうぞ・・・・」今度は「亀参与」・・・・大人には酒を勧めます。「あら・・・あたしそんなにいける方じゃないんですのよ・・」そういいながら「孔雀」は勧められるまま、飲み続けていたのです。最初はお銚子で注いでもらっていました。そのうちお銚子で注ぐとお猪口が少しずつ下がります。「ああ・・・もうそんなに注がないで・・・酔っちゃいますから」そういいながら「お猪口」が下がると言うことは「もっと注げ」ということでして・・・・そのうち・・・「こんな小さいのだとお手間でしょうから、大きな湯飲みでも貸していただけませんか?」・・・なんていいだす始末。酔ってくると・・・「ねえ・・・ただ飲み食いしてるだけじゃつまらないでしょ?・・・歌でも歌いましょうよ・・・あたしが最初ね・・・・」そんなことを言い始めました。子供たちはそんな酔っ払いの女性を見たことがありませんから、キャッキャ、キャッキャと大騒ぎを始めます。「それじゃ・・・・歌を歌われると言うことで・・・準備をしましょうか?」(ほう・・・・竜宮城じゃカラオケまであるのか)「神様」も少し酔ったのか、「孔雀」のなすがままにしておきました。しかしそのときです・・・・「亀参与」が手を叩いて「お姉さんお願いします」と言う声に・・・ふすまの奥から「は~い」と言う返事・・・・ふすまが開くと三味線を持った芸者衆が・・・・・実際ね・・・・・東京に行ったときお客さんの接待である料亭を紹介してもらったんですよ。その時、料亭の女将さんが・・・・「ナイトさん・・・歌でも歌われませんか?」なんていわれて・・・・元プロ歌手としては・・・ここで歌わなきゃ接待にならないな・・・なんて思っちゃったものですから・・・お願いしたんですよ。そしたら、ふすまの向こうから「三味線」を杖代わりにした「おばあちゃん」が出てきまして・・・・「都都逸かなんか?」・・・・あの時は困りましたねえ・・・・私はてっきりカラオケの機械が出てくると思っていたもんですから・・・・「孔雀」サンも困ったんですよ。彼女も、都都逸、長唄、小唄、端唄・・・・もちろんご存じない・・・・歌える歌は流行歌だけなんですから・・・・・でも一流の芸者さんっていうのは違うもんですね・・・・「お客様の前に私が前座で」・・・・・そういいながら、なんだかよくわからない唄を歌い始めまして・・・・・3曲目ほどで「金毘羅ふねふね・・」なんていうのを弾き始めるんですよ。「あ、これなら知ってる」・・・知ってるメロディが出てくると「孔雀」も元気になりまして・・・・大きな声で歌い始め・・・・その唄が終わったとたん・・・・「お客様にとりを勤めていただきましたんで・・・あたくしはこの辺で・・・」なんて言いながら・・・「おばあちゃん芸者」はさっさと出て言っちゃったんです。そこで宴会は「お開き」・・・・・「さて・・・皆様だいぶお疲れのようですので・・・今日はこの辺にしていただきまして・・・明日また8時に大バスが迎えに伺います。・・・・・・明日は竜宮観光をしていただき・・・その後竜王殿に参りまして・・・竜王様に謁見をしていただくという段取りになっております」そういうとさっさと「亀参与」・・・・「お帰りの手はず」を・・・・・一階に戻ると・・・・まだ「平氏一門」がドンちゃん騒ぎをしています。しかし、さすがの「神様」も今日は疲れたようで・・・・迎えに着た大バスに乗って、一行は「迎賓館」に帰ったのでした。 つづく
2017.02.28
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昨日は暖かいと思っていたけど、思った以上に道路は滑っていた。朝8時に青森市を出てむつ市に向かったのだが、青森市を出て、平内、野辺地、横浜まで・・・かなり危険な道路だった。横浜町を過ぎたあたりから、ようやく滑らなくなったのだが、暖かかったのはむつ市だけだったんだろうか?今年は青森市もむつ市も、雪の量は少なかったんだけど、まだまだ冬は続いてるんですね。でも言っとくけど、昨年よりは雪の量は多かったかも・・・
2017.02.28
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「浦島太郎ご一行様・・・・・宴会のお支度が整いました。・・・会場は二階”南太平洋の間”となっております。・・・どうぞ会場までお越しくださいませ。」大宴会場の建物の「館内放送」が響き渡ります。「神様」ご一行様・・・の間違いじゃないかと思ったのですが・・・・考えてみたら「浦島太郎」さんが、彼らの国のお姫様・・・・「乙姫様」の旦那様です。それでもやむを得ないでしょう。「神様」たちは急いで二階の「南太平洋の間」へ上がりました。20畳ほどの和室です。一番の下座には接待係なのでしょうか・・・亀が一人だけ座っていました。そしてそれを見た「ウサギ社長」が、身を硬くしたのです。「あなたが・・・・亀参与ですね?」「神様」は「ウサギ社長」の様子を見て察しました。「はい・・・私がそちらのウサギ社長の姿をミミズに変えた竜宮の参与・・・亀でございます」「あなたが私たちを?」「流王様からの命令でございますから・・・・それに私はウラシマ様とは顔なじみ・・・浜から竜宮までお乗せしたのは私でございまして・・・」「神様」の頭脳は賢明に動き始めました。(この亀は浦島太郎を乗せて竜宮城へやってきた。・・・そしてその浦島太郎は乙姫様を、本人の意志に関わらず連れ出しているらしい) ダメだ、寝ます
2017.02.27
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皆さんにご提案があります。家を建てて数十年・・・そろそろリフォームを考えなければならないと思っているお客さんがけっこう多いんだけど、家を建てたときの大工さんが引退してしまったとか、その工務店の大工さんが減ってしまって頼む頃が出来ない・・・それで困ってらっしゃるお客さんがけっこう多いんです。そこで・・・弊社の商社部門の職人さんが減って困っている工務店さんを数軒集めて・・・請負はうちの建設部門が受注して・・・お安くできないものかと相談しています。そういうご注文があれば、うちの監督さんが管理をして工務店の皆さん数社を組み合わせて仕事する。いいアイディアだと思うんですけどね。リフォームで悩んでらっしゃるお客さん・・・相談に来ませんか?
2017.02.27
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竜宮城に着いた一行は、そのまばゆいばかりの光景に唖然としていました。 もちろん「乙姫様」と「ヤマタノオロチの魂」である「エメラルド色の珠」は自分の生まれ故郷ですから、驚くことはないのですが・・・何しろ家出同然に飛び出していますから、懐かしさのあまり感激でいっぱいのようでした。 「浦島太郎」も、久しぶりの竜宮城・・・興奮しています。 「ここ・・・ここなんですよ・・・私が住まわせてもらっていた迎賓館は・・」 興奮しながら指差したところには、きらびやかなホテルのような・・・そう・・・なんていうか日光東照宮の数倍も輝いて見える迎賓館がありました。 「皆様は・・・・この迎賓館に入り・・・・それぞれの名札の貼ってある部屋にお入りください・・・・そこでしばし休息をとってもらいます。・・・その後についてはおってご連絡いたします。」 どこからともなく、鈴を転がすような女性の声が聞こえてきました。 全員が迎賓館の中に入ると・・・・・天の羽衣のような衣装を着た女性が、5人ほど出迎えてくれました。 それぞれが個室に案内され・・・そこでしばし休息です。 「浦島太郎夫妻」だけはスイートルームでしたが、あとは全員個室です。 「浦島さん・・・・あなた方夫妻がスイートルームってことは、竜王もあなた方の結婚を許しているってことですよ・・・これは幸先がいいなあ・・・・」 「神様」は少し安心しました。 浦島太郎夫妻とその子供たち・・・・それとダイコンオロチは3階のフロアーを全部使います。 子供たちはすぐにテラスに出て辺りを眺め回していました。 「ワー・・・あっちに大きな宮殿があるぞ!」 「こっちのほうには遊園地のようなものがある。」 「ジェットコースターがすごいスピードで飛んでるようだ!」 大騒ぎを始めました。 「神様」と「孔雀」「藤吉郎」「警察犬カール」「役の行者・小角」は2階のフロアーのそれぞれの部屋を与えられましたが、外の景色を見ようとするものはありませんでした。 「ミミズになったウサギ社長」は一部屋与えられたのですが、何しろ姿かたちが「魚の餌」であるミミズですから・・・・「ひとりにしないでくれ」ということで、「警察犬カール」と同室でした。 一時間ほどたったでしょうか・・・・ 「まもなく、大バスがお迎えに上がります。・・・それぞれ一階に降りてお待ちください」 館内放送が響きます。 一介のロビーに降り・・・ゆったりとしたソファーに身を任せながら「神様」たちは「大バス」を待っていました。 「まもなく、大バスが到着いたします。・・・少し狭いのでお詰め合わせくださいますようお願い申し上げます」 先ほどの綺麗な衣装の女性の一人が、案内してくれました。 「大型のバスなのに狭いって・・・・」 「孔雀」は自分がほかの人より少々太めなのを気にして文句を言いましたが・・・「大バス」が来てなぜ狭いのか良くわかりました。 「大型バス」ではなく、「大バス」・・・つまり「大きな蓮の花」が空中を飛んできたのです。ひとつの「蓮の花」にはせいぜい3人が限度です。 しかし「蓮の花」は7輪飛んできました。 ひとつの花に2人ずつ乗ると・・・・その花は静かに空中に浮かび・・・・もと来た方向に向かって飛び始めたのです。 「どこへ行くんでしょうねえ?」 「孔雀」は「神様」に聞くともなしに話しかけました。 「神様」だってどこに連れて行かれるのか判りません。 「蓮の花」は建物と建物の間をすり抜けるように通り過ぎます。 途中、数尾の魚を見かけました。 水中呼吸ガムを噛んでいたから気がつきませんでしたが、ここは海中だったのです。 え?まだ噛んでいたのかですって? そうなんです・・・・このガムがなければ水中で呼吸なんかできませんから・・・包み紙に包んで捨てようと思っても口から出したとたんにおぼれます。 だから決して口からは出せません。 間違って飲み込んだらどうなるのでしょう? 実はこのガム・・・癖があってなかなか飲み込めないのです。 もともと何の味もついていないガムですから、嗜好品にはなり得ない・・・・生活必需品の「ガム」なんです。 いろいろな魚が泳いでいました。 「鯛やひらめ」がグループで泳いでいました。 「ああ・・・この魚たちはダンサーなんですよ・・・・鯛やひらめの舞い踊りって・・・私の歌の中にもあったでしょ?」 「浦島太郎」が教えてくれました。 しばらく行くと・・・・「マグロ」が泳いでいます。 「マグロ」なんて切り身の赤いのしか見たことのない「孔雀」は・・・興奮して言いました。 「マグロって真っ黒だからマグロっていうんですね!」 (それなら鮫だって鯨だってまっくろじゃないか・・・) 「神様」は口に出していいませんでした。 「蛸とイカ」がけんかしているところにも出くわしました。 「ワア壮絶な戦いだなあ・・・」 「藤吉郎」も興奮して言いましたが、・・・・ 「ああ・・あの喧嘩はすぐ収まるよ・・・蛸の足が8本、イカの足は10本・・・・手数でイカの勝ちだ」 「役の行者・小角」が教えていました。 そうこうしているうちに、「蓮の花」は先ほどの迎賓館より豪華なつくりの建物に到着したのです。 「ここが竜王の宮殿か?」 「神様」が「乙姫様」に聞くと・・・・ 「ここは・・・お客様との大宴会場になっております・・・・ここで朝まで豪華なお料理を楽しまれてもいいし・・・・さまざまなショーも毎日行われています。・・・カジノもあるんですよ」 みんな「蓮の花」から降りて中に入ると・・・そこはにぎやかな場所でした。 「私たちのほかにも、どなたかいらっしゃるんですか?」 「神様」が「乙姫様」にもう一度聞きました。 「さあ・・・どなたがいらしているかはよくわかりませんけど・・・・あちらのお客様はよろいを来ていらっしゃいますね」 指差す方向を見た「神様」は納得しました。 「壇ノ浦の戦い」で海中に身を沈めた「平家一門」がそのときの姿のままで、この大宴会場に来ていたのです。 「彼らは、竜王の客人としてこの竜宮城で暮らしていたんですね・・・」 「神様」は、あの幼い「安徳天皇」が海中に飛び込まれたことを大変気の毒に思っていましたから、ほっと胸をなでおろしました。 きっと「幼帝」も、この会場のどこかで遊んでいらっしゃるのでしょう。 このとき、「藤吉郎」はカジノに足を伸ばしていました。 そこでいろいろな魚が「ディラー」を勤めていましたが、「丁半博打」のコーナーでは、先ほど見た「マグロ」が器用に「サイコロと壷」を振っていたのです。 「なるほど、マグロが壷振りをするから、ここを鉄火場っていうんだな?」 「藤吉郎」は、なぜ「マグロの海苔巻き」を「鉄火巻き」というのかようやく判ったのです。 ということで、この話信じるなよ!・・・でつづく
2017.02.27
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大学も春休みに入って、次男坊も帰ってくるようです。 本当は春休み中に「運転免許」をとってくれるように話してたんですけどね。 北海道では、教習の中に「雪道のスリップ対応」の訓練があるから、冬に取ってくれたほうが良いんですけどね。 それなのに、「仲のいい同級生が夏休みに取るから。」っていう理由で教習所に行かないんですよ。 夏休みは1か月しかないのに、また夏は帰ってこないつもりのようです。 ところで、成績はどうなんでしょうかね? 次男坊だから、就職しなけりゃならないのに、大丈夫かな? 無駄な時間を過ごしてほしくないのに。 今回はまた「シルバーフェリー」で帰ってくるのかな? 札幌からバスとフェリーで八戸まで5400円(片道)・・・八戸には朝の7時半着で、そこからは「青い森鉄道」で野辺地まで、そのあとは「JR大湊線」で下北駅まで・・・ フェリーは深夜便だから、ゆっくり寝てくればいいでしょう。 正月に帰ってきたときは、かなり痩せてたけど、今回は少しでも太れたかな?
2017.02.26
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啓介君に業務連絡今日ね・・・おじさんがあるところに行ったら、地元でこのブログを呼んでる人が近寄ってきて、「また、怪談風のが読みたいな」って言うんだよ。デモね・・・・啓介が怖がっちゃいけないと思うから悩むんだよねえ・・・・・何しろ、おじさんのブログで一番若い読者は啓介だから・・・・これから一番長い付き合いになるんだよねえ。啓介の読みたくなるようなものを書かなくちゃ・・・って思ってるんだ。だから、もし怖いお話になったら・・・・先におしっこに行くんだよ。ううん・・・怖いお話しより先に、もうひとつ啓介の好きそうなお話し書くつもりだけどね。 「ダイコンオロチ」と「乙姫様」は「ヤマタノオロチの魂」である「エメラルド色の珠」を持って、テレビカメラの前に立ちました。「神様」たちは緊張した面持ちでその様子をじっと見ています。遠くで話していますから、「神様」たちには何も聞こえません。しばらくして、「乙姫様たち」が帰ってきました。「どうだった?」「神様」は息せき切ったように問いかけましたが、「乙姫様」は笑いながら・・・「こちらから一方的に話すだけですから、それが向こうに伝わっているのかどうか・・・・それすらも分かりません・・・だから後は待つだけです。」そうでした。・・・・テレビカメラが本当に動いているのかさえも判らないまま、一方的にカメラに向かって話しただけでした。しかし、反応はすぐにあったのです。「神様・・・・潮流が起こっています。・・・かなりのスピードで船が流され始めました。」これは浦島太郎の2番目の息子の言葉です。潜水艦は大嵐にあったように揺れ・・・・どこかに運ばれて行くようでした。「モニターを全部つけろ・・操舵士は舵が動くかどうか確認しろ・・・ほかのみんなはあたりの様子を監視するんだ」「神様」はあわてて全員に命令しました。「舵はききません・・・・潮流に流されるままです。」今度は浦島太郎の長男の声です。「岩盤にアンカーを打ち込みましょうか?」この潜水艦の錨は、火薬によって岩盤に打ち込まれ動かないようにすることもできました。「この流れでは無駄じゃろう・・・そのまま流れに身を任せてみよう・・・・どうしても危険なときはアンカーを打ち込むことにしよう。」「神様」は覚悟を決めたようです。しばらく流れに身を任せていると・・・「乙姫様」が「アッ」と小さな声をあげました。「どうしたんじゃ?」「浦島太郎」が聞くと・・・・「ねえ・・・あなた、この場所覚えてない?」「乙姫様」はモニターに映る海底の様子を見ながら懐かしそうに言ったのです。「ああ・・・・ここは・・・・」「浦島太郎」も何か思い出したようにつぶやきました。「神様・・・・ここは竜宮城の近くです。・・・・・ここから2キロほど行くと竜宮城・・・この潮流は竜王様が作った潮流でしょう。」潜水艦はそれからまた少し流され・・・・まもなく穏やかになったのです。「左舷前方・・・・何か建造物があります。」「浦島太郎」の長女が叫びました。「あれが竜宮城です。」「浦島太郎」が落ち着いた声で言いました。「もう二度と来ることがないと思っていたのに・・・・」「乙姫様」がすすり泣く声で・・・・・・そういったのです。実はここに着くまで誰にも話していなかったのですが・・・・「乙姫様」も家出していたのです。弟の「次郎王子」が家出をしたことは話しておりましたが、実は「乙姫様」も「浦島太郎」のことが忘れられなくて、後を追いかけ家出をしていたのです。そのために、「玉手箱」を「浦島太郎」に渡していたのです。読者の皆さんも、「なぜ浦島太郎が戻ったとき困るような、老人になる煙の出る玉手箱を渡したんだろう?」・・・そう思ったことはありませんでしたか?少し前に説明をしましたが、あの玉手箱は鶴になるためのものでした。人間の寿命はたかだか100歳・・・・そこへ行くと「鶴は千年、亀は万年」の寿命があります。「乙姫様」は「竜宮城」で「浦島太郎」と過ごす間に彼を愛するようになったのです。しかし、彼が「親元に帰りたい」と言い出したので、「鶴になるための玉手箱」を渡したのでした。それは、「乙姫様」が、竜宮城では数日間でも地上では300年という年月が流れたのを知っていましたから、彼が知人も誰もいないところに戻って嘆き悲しんだとき、「玉手箱」をあけて「鶴」になればいい・・・と考えたからです。もし、「浦島太郎」が精神的に強い人であれば、知っている人が誰もいなくても、そこで強く生きることもできるでしょう。そのときは「玉手箱」をあける必要もなくなりますから、そのまま・・・・若いままで生活を続ければいい・・・・だから、お土産を手渡しながら「決して開けてはなりません」と言ったのです。でももし、「誰も知り合いがいない」ことを嘆き悲しんだら、その時は「玉手箱」を開けて「鶴」になれば・・・・寿命はあと700年ほど残っているのですから・・・そう思って手渡したのです。実際、「浦島太郎」は鶴になりました。そして「蓬莱山」に移り住んだのです。その後、「乙姫様」も竜宮を抜け出し「亀」の姿になって「浦島太郎」と結婚しました。そうなんです・・・・「乙姫様」は「竜王」の許しを得ないまま、「浦島太郎」と「駆け落ち」したのです。そういった思いがあったので、「竜宮城」に戻り、すすり泣いたのでした。潜水艦が停船して・・・しばらくは何事も起こりませんでした。そして・・・・「まもなく、竜宮城への入国を許可する・・・」通信機が突然そう叫んだのです。どうやって竜宮城に入るのでしょうか?「その潜水艦の搭乗員の数を知らせて欲しい・・・・その分、水中呼吸ガムを持っていく・・・」この「水中呼吸ガム」・・・・・・ガムを噛んでいる間は水中でも呼吸ができるというものらしいのです。通信士の「浦島太郎」の次女は必要な数を返信しました。実は「神様」や「乙姫様」・・・「ダイコンオロチ」は必要ないのですが・・・とりあえず全員分を注文しました。そのうち数匹の亀がこの「水中呼吸ガム」を運んできて・・・・効して「神様」一行は。「竜宮城」に入ったのでした。 つづく
2017.02.26
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そして、テレビカメラは直ぐに見つけることができたのです。 それは指定された潜水艦の停止位置の真横・・・海藻の中に巧妙に隠されていました。 そして、ミサイル発射装置も「停船位置」の真下にあったのです。 「神様」はそっとその位置から少し潜水艦をずらしました。 そしてそれから、「乙姫様」と「ダイコンオロチ」を呼び出したのです。 「いいかい・・・・お前たちはこれから竜王との交渉に入ってもらいたい・・・内容は孫に逢わせるって言うんではなく・・・あくまでもウサギ社長の呪いを解いてもらうこと・・・・ここでごまかしたって竜王の機嫌を損ねるだけだから・・・・孫に逢わせるって言うのは二の次三の次・・・・それと・・・竜宮城ツアーの新たな提案事項・・・それの話し合いに来たと伝えてもらいたいんだ。」 この新たな提案については「桃太郎会長」から全権を委任されていました。 「神様・・・・ここでダイコンオロチを連れて行くなら、次郎王子・・・ヤマタノオロチの魂をあたくしに預けてくれませんか?・・・・次郎王子の許しも一緒にお願いしたいのです。」つづく
2017.02.26
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弊社の社則では、土曜日曜を隔週で休日にしています。ところが社員はそれでやってますけど、私には適用されず・・・昨日休んだのに今日も・・・っていうのが慣れません。今朝起きて、なんとなく出社しなければと考えて準備をし始めちゃったんです。気が付いたのは6:30頃・・・ニュースで「東京マラソン」の準備状況の様子が映されたから・・・「え?マラソンのテレビ中継は日曜日とか祝日だよな?」そこで、今日が日曜日だと気づいたんです。考えてみると、私が連休をとれるなんてなかなかないんですよね。なんか変な感じです。今日は寝るぞ。
2017.02.26
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「桃太郎電鉄株式会社吹奏楽部」の勇壮な「軍艦マーチ」に見送られ・・・「神様」たちは竜宮城に向かうことになりました。旧式の潜水艦は、前回「藤吉郎」たちの乗った潜水艦と違い、自動操縦ではありませんが、自分たちの行きたい方向に向かうことができます。海中のことなら何でも知っている「乙姫様」が一緒なんで、迷子になる心配もないでしょう。子供たちの操縦も安定感があり、まったく心配がありません。またこの潜水艦には潜望鏡のようなものはついていません。すべてテレビカメラの画像が海上でも海中でも、操舵室のモニターに常に出るようになっています。「とりあえず、所定の位置まで行ってみようか。」所定の位置とは、前回の「藤吉郎」の乗った潜水艦が、竜宮城からの誘導電波を待ち続けた場所でした。行ったところで、誘導電波が出ているわけじゃなし・・・そこから竜宮城まで近いのか遠いのか・・・・皆目見当はつきませんが、いまのところそこしか手がかりになる場所がありませんでした。「乙姫様が、その場所を知ってるんじゃないんですか?」「孔雀」はそのために浦島太郎や乙姫様を連れてきたんだと思っていますから下膨れの顔をさらに膨らませ不満をもらしました。「乙姫様じゃとて、目印になるものがなければ場所を特定できまい・・・何か目印になるものさえあれば・・・そこを足がかりに進むことができるのじゃ・・・」「神様」は何か発見できるとふんでいるようです。旅は順調に進み、まもなく所定の場所に到着です。「乙姫様」は先ほどから操舵室に入り、どこか少しでも覚えのあるところはないか・・・目を凝らして見ていました。しかしどうやら見覚えのないところのようで・・・・無言のまま頭を振りました。「さて・・・困ったぞ・・・これからどっちへ向かうかだ・・・・」「神様」は腕組みをして考えました。その時、今まで黙っていた「役の行者・小角」が話しかけてきました。「乙姫様・・・・竜宮城は今までどこの国とも行き来はないのですか?」「いえ・・・・そんなことはございません・・・・いろいろな国の方々がおいでになりました。」「ということは、その方々は、誘導電波がなくても竜宮城にいけるのですか?」「竜宮城の秘密を守るため・・・・すべて誘導電波でお招きします。」「じゃあ、例えばその潜水艦が敵対する国のものであった場合どうなるんですか?」「もちろん誘導電波を遮断し、その相手によっては攻撃を仕掛けます。」「それでその確認の方法は?」そこまで言われて「乙姫様」もはっと思ったようです。どうやらこの近くに、ここに来た船がどこのものであるか確認するためのテレビカメラのようなものが設置してあるようです。しかも、前回「藤吉郎」たちがやって来たとき、確かに誘導電波は遮断されましたが、「敵」として攻撃を受けていないということは・・・・・「桃太郎電鉄」にはそれほどの敵対心を持っていない・・・ということになります。「神様」はすべての乗組員を集めました。「これからどうするのかみんなに伝える。・・・きっとこの海域には竜宮城に画像を送るテレビカメラが設置してある。・・・・乙姫とダイコンオロチは深海でも泳ぐことができるから、潜水艦を抜け出し、そのカメラを探し出してそのカメラに写り、自分たちであることをアピールしてもらいたい。・・・・それからほかのものは全員で、不自然な人工物の確認をするのじゃ。・・・・ミサイル発射装置とかレーザー銃・・・・何があるにしても自然の岩にはできないものであるから・・・・きっと何らかのカモフラージュをしてあったりする・・・それを探し出そう」こうしてみんなはこの海域の調査をすることになったのです。すまん体調不良につき・・・つづく
2017.02.25
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韓流ドラマなんて、あまり見る機会も無いんだけど、「韓流ドラマ」好きの女性たちと話をする時間があった。 私自身、「冬のソナタ」っていうタイトルを知ってるだけで、中身は知らないし・・・もちろん他のドラマなんてチンプンカンプンである。 あ、違った・・・もう一つだけ知ってるドラマがあった。 すぐにその女性たちに「俺ももう一つ知ってる!」と宣言した。 「ハイハイ・・・」 だれも信用しない。 でも一人だけ・・・返事をしてくれた。 「何知ってるの?現代ドラマ?それとも時代劇?」 ところが私・・・内容は知らない。 「何だ、やっぱり知らないんじゃないか。」 でも私は変なことを覚えていたのだ。 「イ・サンっていうドラマなら知ってる。主役の俳優の名前も知ってる。」 これはネットで、おかしな話題だったので覚えていたのだ。 「イ・サン」っていうタイトルから「胃散」を想像してたら、主役の俳優の名前が「イソジン」・・・ノドの塗り薬と同じ名前だった。かといって、医療ドラマではない。「イサン」という王様のことを描いた時代劇だったらしい。「そんなダジャレみたいなことは私だって知ってたよ。」「それじゃ、相手役の女優の名前は?」「え?あの女優・・・何て名前だっけ?」女性たちにとって、興味のあるのは「イケメン男優」であって女優には興味がないようだ。「ハン・ジミンっていう女優だよ。」「あぁ・・・」けっこういろんなドラマに出てる女優さんだったようで、すぐに思い出したようだ。「でも、韓国のドラマに興味がないくせに、なんでハン・ジミンを知ってるの?」そこは笑ってごまかしたけど、実はこのドラマが日本で入っていたころ、日本の政権政党が「民主党」になったばかりで、「反自民」という言葉が流行ってた頃だった。「胃散」と「イソジン」・・・「反自民」ダジャレで覚えてただけ。いまだに韓流ドラマには、全く興味はありません。
2017.02.25
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「藤吉郎」たちが帰って来るまでの一週間・・・「神様」の命令で「浦島太郎の子供たち」・・・それから「ダイコンオロチ」の5人は、「旧式潜水艦」の操縦訓練を始めました。そしてこれも「神様」の指示で、「桃太郎電鉄」技術部のエキスパートたちが「旧式潜水艦」の操縦装置を「テレビゲームのコントローラー」に変更されたのです。「子供たちが覚えるのにはこっちのほうが覚えやすいから・・・」そんな理由でしたが、その読みのとおり、子供たちはその1週間の間に「旧式潜水艦」の操縦をしっかりと覚えて、自由自在に操ることができるようになったのです。その間・・・大人たちはどうしていたのでしょうか?「役の行者・小角」は相変わらず、「鬼ヶ島」からやってきた従業員たちの事を見ていました。そしてその監視役を命じられていた「孔雀」はこれも、「小角」から離れないようにつかず離れず・・・と行きたいところなんですけど・・・・これはあの賑やかな「孔雀」のことですからはじめっから無理でして・・・・べったりと・・・しかし「疑いを持たれないよう」にいろいろ声掛けをしながらついていました。「浦島太郎と乙姫様」は、竜宮城に戻ったとき、父親である竜王に手渡す「お土産」を用意していました。これは、「桃太郎会長」が「ウサギ社長」の呪いを解いてもらうこと・・・そして「竜宮城ツアー」がうまく行くようにと、系列デパートに指示を出し、全て無料で買える(?)ようにしておいたのでした。一週間はたちまちのうちに過ぎ、いよいよ待ちに待った「藤吉郎」と「警察犬カール」・・・そして「ミミズになったウサギ社長」の乗った「潜水艦」が引き返してきたのです。海中で何週間も「竜宮城」からの誘導電波を待ち続けた3人は、すっかり疲弊していましたが、「神様」の姿を見るととたんに元気を取り戻したのです。「神様」も、初めて会う「ミミズになったウサギ社長」を見ていました。「蓬莱山」で「ヤマタノオロチの魂」が言っていたことを思い出していました。「俺が人間を食って何が悪いんだ・・・・人間だって俺の仲間の魚を食っているじゃないか・・・そりゃ息子のダイコンオロチは秋刀魚が好きだから、魚を食っちゃいかんとは言わん・・・しかし、俺たちは必要以上の魚を食っているわけじゃない・・・・生きていくのに必要な分だけ食べているんだ・・・・それなのに、お前たちは人間を食ったということだけで俺を悪者扱いにした。・・・おまえたちの考えていることがよくわからん」そう言われていて、もっともだと思った「神様」は、「ウサギ社長」に「竜宮城ツアー」の料理に「新鮮な刺身、魚介類」を供するということは辞めたほうが良いと諌めるつもりでいたのです。しかしそれは必要がありませんでした。「ミミズ」に姿を変えられたことで・・・・自分の間違いだったと考え直したのでしょう。「ウサギ社長」はすっかり改心したようでした。「それじゃ・・・・今帰ってきた”藤吉郎”たちの疲れが取れたら出発しよう・・・・明日の朝8時だ」もうすっかり操縦訓練を終えた「子供たち」は張り切っていました。 つづく
2017.02.25
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「桃太郎電鉄本社」では、「ウサギ社長」の呪いを解きに来てくれた「神様」一行を、毎日のように接待してくれました。ホテルは「桃太郎観光チェーン」の最高級ホテル、「ホテル ピーチボーイ」の9階フロアを貸切・・・・・昼は「ピーチボーイランド」のフリーパス券で、乗り物乗り放題・・・・・浦島太郎の子供4人と、そのままの格好ではまずいということで人間の姿に変わった「ダイコンオロチ」の5人がキャッキャキャッキャと騒ぎながら毎日楽しそうに遊んでいました。では大人はどうしていたのでしょう?大人は「竜宮城」についての「対応策」を考えていました。「父は偏屈な竜です・・・・それがいやでこの弟・・・次郎王子が家出をしてしまったんですが・・・それを探そうともしませんでした。・・・それよりも弟が持ち出した”宝剣”を探すほうが大事で・・・・・」「でも、子供を可愛いと思わない親はいないじゃろ?」「私も浦島太郎との間に4人の子供をもうけました。・・・・そしてとても可愛く愛しいと思っていますけど・・・」「乙姫様」はよほど厳しく躾けられたからなんでしょうか?・・・あの竜王に限っては違うと思っているようです。「それは因果縁訪・・・・子供が親を取り替えられないように・・・親も自分の生んだ子供に関しては親としての魂をもらったんじゃから・・・親子の縁というものはどんなことがあっても断ち切れないのじゃ」「神様」は諭しますが「乙姫様」は無理だと思っているようで・・・・「とにかく、マロはお前さんと弟の次郎王子・・・それに孫たちで・・・竜王の気持ちをやわらげることができると思っておる。・・・何とか応援して欲しいのじゃが・・・・」「もちろんできることはやろうと思います・・・・でもあまり期待をしないでください」「乙姫様」は消極的に・・ではありますが協力を約束してくれました。「桃太郎会長・・・・・潜水艦のことですが・・・・自動操縦なんですよね?」「ええ・・・そうなっています・・・何しろ観光用ですから」「今、藤吉郎たちが帰ってきたら・・・・何とか自分たちで操縦できるようにしてくれませんか?」「それは簡単にできますが・・・・でも潜水艦の操縦をなさったことがあるんですか?」「いやできません・・・できませんが竜宮城の場所は乙姫様が良く覚えていらっしゃいます。・・・・誘導電波がもらえないなら・・・自力で行くしかありませんからね・・・」「でもけっこう面倒ですよ・・」「子供たちが”ピーチボーイランド”で遊んでいるのを見ると・・・・テレビゲーム感覚でなら、あの子達すぐに覚えることができると思うんです」こうして翌日から操縦訓練が始まったのです。潜水艦は古いタイプのものが用意されました。「藤吉郎」「カール」そして「ミミズになったウサギ社長」が返ってくれば、すぐに竜宮城に出発できるように・・・・用意は整っていきました。つづく
2017.02.24
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「桃太郎電鉄本社ビル会長室」にて・・・・・「あなたが桃太郎さんですね?・・・・藤吉郎から聞いてました・・・それで今、藤吉郎たちはどうしてるんですか?」「神様」は「桃太郎会長」に尋ねました。「今・・・ちょうど竜宮城とこの本社との中間ぐらいの位置にいます。・・・・そこから先は竜宮城の秘密とかで誘導電波に頼らなければ進めなくなっているのです。」「彼等は3人だけで行ったのですか?」「そうなんです・・・・藤吉郎さんとカールさん・・・それに手前どものウサギ社長の3人だけです。・・・・もちろん今はミミズ社長ですけれど・・・・」「その潜水艦を呼び戻すことはできますか?」「誘導電波が二重になることを避けるために・・・こちらからの誘導電波は、あと一週間稼動できません。」「その間の食料や水・・・空気は?」「充分に食料は積んであります。・・・・水や空気は・・・海水を真水に換える装置や空気発生装置がついてますから大丈夫でしょう。」「こちらからそこまで向かう方法は?」「あのタイプの潜水艦はまだ新型でして・・・・二号艇はまだできていません・・・また深海にありますのでドッキングすることも難しいと思います。」「ということは・・・その船が戻ってこなければ・・・・われわれと一緒になることは不可能ですね。」「ということになります。」「万が一、事故があった場合は?」「そのときは、潜水艦を捨てることになりますが救命用の小型潜水艇が配備されています。・・・・それは自然にここへ戻ってくるように作られています。」「どちらにしても、ここで待つよりしょうがないようですね」「神様」はここにどっしり腰を落ち着けることにしました。「桃太郎」と「神様」が会談している間、ほかの人たちは「桃太郎電鉄」の中を社員の人から案内してもらっていました。「浦島太郎一家」と「ダイコンオロチ」、そして「孔雀」と「役の行者・小角」です。「ここが旅行企画室です。・・・・いろいろな旅行の企画を作っています。・・・・最初桃太郎会長が、鬼が島をレジャーランドにしたのもこの企画室からでした。」その説明役の社員は元鬼が島の鬼だったのでしょう・・・・スーツをびしっと着こなしてはいましたが、まだ角が残っていました。ここの社員のほとんどが「元鬼が島の鬼」・・・・しかし、人間の暮らしに慣れてくると、次第に角は小さくなってくるようです。この社員の場合・・・まだはっきりと角が残っていますから・・・・ごく最近、「鬼が島」からやってきたばかりなのでしょう。「今こちらの企画課では竜宮城ツアーの計画が進められていますが・・・・いま少し中止がかかっています。・・・・そのメンバーはその代わりほかのツアーの企画をしています。」「ほかのツアーってどこに行くんだい?」「いろいろありますが・・・・今準備中の企画は・・・・”かぐや姫と月旅行ツアー”・・・”子供に返ってピーターパンとネバーランドツアー”・・・・いろいろ企画中です。」「じゃあ今のところ”鬼が島ツアー”だけなんですね?」「いえ・・・あとは出雲に行って”マジカル・バー魔法の木・・・イケメンマスターと一緒に・・”というツアーが人気なんです。・・・・・・このマスターは実は”元伝説の魔法使い”でしてね・・・・奥様方の絶大な人気を誇っております。」社員は自分が出した企画だったのでしょう・・・・自慢げにそういいました。しかし熱心に説明しているにもかかわらず・・・・・その説明を聞いていないものもおりました。「役の行者・小角」です。では彼は説明も聞かずに何をしていたのでしょうか?実は彼は・・・社員たちの働き振りを見ていたのです。なぜなのでしょう?「孔雀」はそのことに気づいていたのですが何もいいませんでした。彼女は「神様」から「小角」の様子を探るように言い付かっていたのです。「神様」は考えていました。「役の行者・小角が竜宮城に興味をもつはずがない・・・自分たちと一緒に来る・・・何か理由があるはずだ・・・・」そう思っていたのです。「この小角っていう人・・・・鬼が島の鬼に興味があるようね?」彼を監視しながら「孔雀」はそう考えたのです。 って会議だ・・・・続く
2017.02.24
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私が「嘘つき」だっていうんじゃないですよ?好きな歌が「嘘は罪」っていう歌なんですよ。「I love you yes,I do I love you. it`s a sin to tell a lie・・・」何故か横文字の歌なんですけどね・・・歌詞っていうよりメロディが好きなんです。カラオケにも入ってるんで、スナックなんかでだれもお客さんがいないときに唄いますね。 いや・・・スナックのママさんが聴いてるから唄わないか・・・カラオケボックスだけですね。ひとりカラオケのときなんか・・・あ、私・・・だいぶ昔からひとりカラオケには行ってたんですよ。さびしくないかって?カラオケボックスは何人ではいっても時間制ですからね・・・ひとりの方が何曲も唄えていいんです。そりゃね・・・若い頃は可愛い女の子に歌を聞かせて・・・なんてこともありましたけど・・・この年になるとどうでもいいんです。え?「嘘つき」って?そうなんですよね・・・やっぱり一人じゃ寂しい時もあります。でも「嘘をついても」・・・このくらいは「罪」になりませんよね?
2017.02.24
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昨日締め切りだった「中学校の卒業式・卒業祝賀会」の出席要請の返信はがきを出し忘れた。もちろん、うちの子供たちはかなり以前に卒業してしまっているから、私は卒業生の父兄ではない。実はこのご案内・・・数年前から「同窓会副会長」を務めていて、その役職に対していただいたもの・・・会長が出席するのだから、副会長の私が出席する必要も無いのだが、ここで一つ問題がある。この中学校の校長・・・うちのカミさんのいとこで、来賓の数が少ないのも気の毒なような・・・ただそれだけなんだけど、どうしようかな?あ、締め切りに間に合わなかったんだから、欠席で良いか?
2017.02.23
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長いお話になってしまいました。途中から読み始めた人は、何で「桃太郎電鉄本社」が出てくるんだ?・・・なんて思われてるようですが・・・・ここで少しあらすじを説明しますと・・・・暑い夏だったため、「神様」と「お歯黒女官・孔雀」は天国へとやってきます。いろいろあって、お供に「織田信長にはぐれた木下藤吉郎」・・・そして「警察犬カール」が加わり・・・なんとなく桃太郎の一行のようになったのです。だって・・・木下藤吉郎=サル、警察犬カール=イヌ、孔雀≒雉・・・でしょ?なんとなく「仲間ゆきえ」サンの携帯のコマーシャルのようになってますけど・・・それを見たお釈迦様は鬼退治をするように言うのです。ところが、鬼というのは「角がある」っていわれてたんですけど・・・・どうやら本当の鬼は角がないのではないか・・・・そう思われる節があって・・・「神様」たちは調べに戻りました。「神様と孔雀」はお釈迦様にもう一度聞くために・・・・「藤吉郎とカール」は鬼退治をしたという「桃太郎」を探すことにしたのです。「神様」がいろいろあった末に「お釈迦様」に会えたのは「涅槃」に入るその時でした。そこには「夏目漱石」がいて、お釈迦様は既に「神様」が訊ねてくることを予測し、「蓬莱山」への道案内を「漱石」にさせることにしていたのです。なぜ「蓬莱山?」それは、「藤吉郎とカール」からの連絡があって・・・・「蓬莱山」に今現在住むという「浦島太郎」を探すことになっていたからです。「藤吉郎とカール」は桃太郎を探しに行ったのでしたよね?「桃太郎」は「鬼ヶ島」に鬼退治にいったとき・・・・実は鬼が怖いものではないということを知ったのです。何度か話しをしましたが、今地球上に住む角のある動物は・・・・ほとんどが草食動物であり、怖い動物はおりません。だから、「角が生えているのが鬼」とはいえないのです。「そういった意味で「鬼ヶ島」に住む鬼は・・・・ほんとは優しい人間だったんですが、特殊な進化をしたおかげで「角のある人間」になってしまったのです。しかし、「鬼ヶ島」という特殊な島に住むおかげで、最近は食べるものにも困る有様・・・・そこで「桃太郎」は「桃太郎に退治された鬼が、改心した島」ということにして、「一大レジャー産業」の観光地にすることにしたのです。そのために、鬼が島に昔からあった「珊瑚や真珠」を採り、それを資本に「観光業」に手を出しました。従業員は、食べるのに困っていた「鬼が島の鬼たち」・・・・・彼らは一生懸命働きましたから・・・・「鬼が島観光」も軌道に乗ってきて・・・・とうとう「桃太郎電鉄株式会社」まで作ってしまったのです。それからまたいろいろあって・・・・引退した「桃太郎社長」に代わり、今度は「かちかち山のウサギ」の子供が社長を務めることになります。詳しいことは前のほうを読んでいただかなければなりませんが・・・ところがこの「ウサギ社長」・・・功をあせったんですね。「絵にも描けないという”竜宮城観光”に乗り出そう」と考えたのでした。「竜宮城」側も乗り気で・・・最初は竜宮城で会議がもたれていたのですが・・・具体的な話になり・・・「竜宮城」から今度は「亀参与」が「桃太郎電鉄」へ乗り込んできて話しはとんとん拍子に進んだ・・・かに見えましたが・・・・ここで問題がひとつ・・・「ウサギ社長」は「せっかく竜宮城へ行くんだから料理は新鮮な魚介類」と主張したのです。これには「亀参与」も怒りました。だって、「魚介類」ということは「竜宮城の国民を料理して食べさせろ」ということですから・・・・「それはできない」と突っ張る「亀参与」にしびれを切らした「ウサギ社長」・・・「亀参与」をもっと怒らせる歌を歌ってしまったのです。「もしもし亀よ、亀参与~~世界のうちでお前ほど歩みののろいものはない・・・どうしてそんなにのろいのか~」「のろい」と言われた「亀参与」は怒り心頭に発し・・・「ウサギ社長」に「亀の呪い」をかけたのです。それは、「釣りのえさ」にもなる「ミミズ」に「ウサギ社長を変身」させる「呪い」でした。たちまち「ミミズ」にされてしまった「ウサギ社長」・・・・「亀参与」はそれきり「竜宮城」に帰ってしまったのです。困った「桃太郎元社長」は「藤吉郎とカール」に救助を依頼しました。できれば「竜宮城との関係修復も・・・」そこで、「藤吉郎」が「神様」に「鶴になって蓬莱山に住むという浦島太郎」をつれてきてくれと頼んだのです。「神様」もその後いろいろあり・・・・最終的には、「浦島太郎」と、その妻になっていた「乙姫様」そして「二人の子供が4人」また、たまたま見つけた「ヤマタノオロチの魂」である「エメラルド色の珠」とその「ヤマタノオロチの子供・・・ダイコンオロチ」をも一緒に連れ帰ることに成功したのです。ちなみに「ヤマタノオロチ」の真の姿は「乙姫様の弟・・・次郎王子」でした。こうして、「神様」「孔雀」「浦島太郎一家」「ヤマタノオロチの魂とダイコンオロチ」・・・そしてなぜか「蓬莱山」に住んでいた「役の行者・小角」が一緒に来ることになって・・・・今ようやく「桃太郎電鉄本社」に到着したところなんです。あらすじ紹介してるだけで疲れちゃった。続きは後で・・・・つづく
2017.02.23
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午前中に、青森県民局農林水産部に呼ばれて、表彰を受けてきました。工事が上手くできたから・・・なんですけど、授賞理由が「工事が難しい個所なのに、短期間で完成させた。」「地元の住民の皆様に、毎月工事の進捗状況をチラシにして配布した。」等・・・まだまだいっぱい理由があったんですけど、それで表彰されたようです。私と工事の担当者とふたりでね・・・私はただの付添かと思っていたら、私にも表彰状がいただけてびっくり。いやあ・・・けっこう晴れがましい席で恥ずかしかった。
2017.02.23
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「蓬莱山」は陸地に着き・・・・「神様」一行は上陸しました。蓬莱山の管理人である「東王父」に挨拶すると・・・・「もうひとり連れてってくれませんか?」という言葉・・・・・「どなたをです?」「役の行者小角が、皆さんと一緒に竜宮城に行きたいと・・・・」「しかし、蓬莱山はまた、元の位置に戻らなくてはならないんじゃないですか?」その時脇のほうにいた「役の行者小角」が口を挟みました。「いや・・・・蓬莱山の操縦の仕方は・・・キリストの父親、ヨセフに教えておいた。・・・これからイエスの蓬莱山での修行が始まるんじゃが・・・どうせなら母親のマリアも連れて行って・・・親子三人で暮らせばいいんじゃ・・・じゃから蓬莱山の操縦はヨセフ・・・・わしゃ・・・おぬしたちと一緒に旅がしてみたいんじゃ」「僕も両親と一緒に、蓬莱山で修行できるなら、それに越したことはありません」しばらく蓬莱山で暮らした「イエス・キリスト」は言葉も標準語になり(?)・・ずいぶんと賢くなったように思います。「俺も、イエスと別れにゃならんと思うと、それをマリアに言うのが気が重くてのう・・・・それなら3人一緒に暮らせれば・・・・と小角に相談したんじゃ・・・」こうして「神様」一行のメンバーが変わりました。「神様」「漱石」「浦島太郎・乙姫様一家6人」「ヤマタノオロチの魂」「ダイコンオロチ」それに「役の行者小角」の11人です。蓬莱山に別れを告げ、それからキリスト一家とも別れ・・・・「神様」たちは「涅槃に入ったお釈迦様」のところまで来てお参りしました。「お釈迦様」は涅槃に入ったまま・・・そのままの状態でお休みになっていたのです。「あれ?・・・・もしかしたら涅槃に入ったままじゃないな?・・・・確か右向きでお休みになっていたと思ったのに、今は仰向け・・・・寝返りを打たれたのかな?」「漱石」はそう思ったのですが・・・・そのことは誰にも告げませんでした。そして今度は・・・・・「森鴎外」の家にやってきました。「あら!お帰りなさい・・・・遅かったわねえ!」「神様」の姿を見た「孔雀」は・・・・夕方遊びに行った子供たちが帰ってきたように・・・「神様」一行を迎い入れたのです。今度はここで「漱石」と「孔雀」が交代します。「鴎外」は本当に「孔雀」にほれてしまったのか・・・・「何とか孔雀さんをここへ残して欲しい」といったのですが・・・・「孔雀」本人が嫌がりました。「あたくし・・・鴎外さんはあまり好ましい男性とは思えなくって・・・・だって頑固でしょ?・・それに大酒飲みだし・・・」自分が大酒飲みだということを棚上げしました。こうして・・・・メンバーを変えながら・・・・・「神様」たちは「桃太郎電鉄」本社までやってきたのです。ということで、、、話しが元に戻ってきたところで・・・早すぎるけど・・・続く
2017.02.23
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陸地に戻るまで、「蓬莱山」を楽しもうとあちこち探検しました。「蓬莱山」自体は浮島に動力をつけた「船」のようなものでしたが、大型ゆえにけっこう時間がかかるようです。最初に「神様」がしたことは、自分の部下たちに連絡をとることでした。「森鴎外」のところに残してきた例の「お歯黒女官」・・・「孔雀」はどうしていたのでしょうか・・・・「孔雀」は「神様」がなかなか帰って来ないので、「森鴎外」の家で、「おさんどん」のような仕事をしていました。あわてて「神様」を探すでもなく・・・のんびりと「鴎外」の家で「神様」の帰ってくるのを待っていたようなのですが・・・・それでも黙って出て行って行方不明になっていたことに少々腹が立っていたようで・・・・「神様」が一言いう間に十も二十も話し続けたのです。「いや・・・あのときはマロもお釈迦様を探し出すことに一生懸命で・・・・」「そんなことを言っても、テレパシーひとつでいつでも連絡が取れたのに・・・それを何の連絡もよこさないなんてひどいじゃないですか!・・・どうせあたくしは式神ですから・・・いてもいなくても宜しいんでしょうけれど・・・私は独り取り残されて・・・そりゃ鴎外さんとこで働かせてもらいましたから・・・食べるに困ることはなかったんですけど・・・これだけの美しさでしょ?・・・だから鴎外さんが結婚してくれってうるさくて・・・・」「へえ・・・・プロポーズされたんだ!」「美しいうえに、ほらあたくしって料理も上手・・・キレイ好きだからお掃除なんかも丁寧だし・・・・非の打ち所のない女ですから・・・プロポーズの一つや二つ・・・で・・・鴎外さんの小説のアイディアなんかも・・・ほらあたくしって経験豊富でしょ?・・・いろいろ教えて差し上げて・・・」そりゃそうでしょ・・・「神様」が「孔雀」を式神として作ったのは、まだ「ヤマタイ国」があったころで、「卑弥呼」という女王に似せて作ったものでした。そのころは「卑弥呼」たちが着ていた衣装を着ていたのですが・・・「平安時代」になると、「紫式部」という流行作家に憧れて・・・・今の十二単の衣装に代わりました。戦国時代のときは一時期「出雲阿国」に憧れたのですが・・・・それでも十二単は変わりませんでした。衣装が少し変わったのは・・・・「白木屋デパート」の火事があったとき・・・逃げ遅れて焼け死んだ女店員たちの原因が「パンツ」をはいてなくて・・・恥ずかしくて高いところから飛び降りられなかったことだと聞くと、「パンツ」だけは履くようになったということでしたが・・・・その姿を「神様」が見たわけではありません。事ほどさように「孔雀」は時代時代の流行には敏感だったのですから・・・・「経験豊富」というよりも「耳学問」でいろいろな知識がインプットされていました。ですから「森鴎外」にはたいへん便利な秘書代わりにはなったでしょう。まだまだ「孔雀」はしゃべり続けましたが、「神様」は閉口して・・・彼女の言うに任せていましたが・・・・一息ついたとき・・・・「わかったわかった・・・詳しいことはそちらについてから聞こう・・・・じゃあこれで連絡は終わるから・・・・」「神様」は一方的に連絡を切ったのです。次に「神様」は「藤吉郎」と「カール」に連絡しました。そして・・・・・「浦島太郎と乙姫様を連れて行くから・・・・なあに竜宮城の竜王にとっては可愛い娘・・・それに今回は乙姫の子供4人と・・・家出していた次郎王子という息子の子供であるダイコンオロチも連れて行くんだから・・・・孫は可愛いというだろ?・・・だからミミズになったウサギ社長も助けてもらえると思う・・・だから桃太郎電鉄の本社ビルに行って待ってなさい」こう言ったのです。「藤吉郎」と「カール」は喜びました。いよいよ竜宮城に行けそうです。 ということで続く
2017.02.22
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ろっ骨骨折から3週間以上たちましたが、風邪をひいて咳が出ると、いまだに痛むんです。昨日は熱もあって、咳もかなり出ましてね・・・かなり痛かった。まだ骨折はくっついてないってことなんでしょうね。ま、治療をしているわけではなく、ただ安静にしてるだけですから、そんなに簡単にくっつくわけはないと思ってましたけどね。年よりだから、なかなかくっつかないんでしょうね。もうちょっと安静にしています。
2017.02.22
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「神様」は「ヤマタノオロチの魂」を懐に入れ・・・「ダイコンオロチ」の背中に乗って帰って来ました。「ダイコンオロチ」の姿だけを見た人々は、一瞬色めき立ちましたが、「神様」が背中に乗っているのを確認すると大歓声に変わりました。「神様」が「ダイコンオロチ」を退治して家来にしたと思ったのでしょう。「神様」は「ダイコンオロチ」の背中から降りるとすぐさま、みんなに説明をしました。「・・・・というわけで・・・・ヤマタノオロチはもともと竜宮城の竜王の息子・・・次郎王子だったんだよ・・・・そこで頼まれたのはこのダイコンオロチを竜宮に連れて行き、竜王の許しを得てほしいということ・・・・幸いマロはこれから浦島太郎とその妻である乙姫様と一緒に竜宮城に行くことになっておる・・・そこでこのダイコンオロチも一緒に連れて行きたいと思っているのじゃが・・・・」読者の皆さんは既にお忘れになっているかも知れませんが・・・「神様」は3人の家来がいて・・・そのうち「木下藤吉郎」と「警察犬カール」が、竜宮城とのいざこざを起こし、ミミズにされてしまった「桃太郎電鉄のウサギ社長」を助けるために竜宮城に行くことになっていたのです。「神様」がこの「蓬莱山」に来たのも、「竜宮城」との橋渡しを「浦島太郎」に頼むため・・・・・「ダイコンオロチ」がこの地から消えることとなれば・・・「櫛ナダ姫」たちも安心することでしょう。早速、「漱石」を拾い、また「ダイコンオロチ」の背中に乗って今度は「浦島太郎と乙姫様」の家に向かったのです。「浦島太郎」は鶴の姿に・・・「乙姫様」は亀の姿になっていましたが、愛し合っている2人ですから・・・形は違っていても立派な夫婦として暮らしていまして・・・子供も4人いるようです。「鶴と亀の子供」????・・・・どんな格好なんだろう・・・・皆さんは興味深々でしょうが・・・これがなんと安易なことに人間の姿でした。すぐに兄弟がわかったのでしょう・・・・「乙姫様」は「エメラルド色の珠」に姿を変えていた「弟・次郎王子」のことに直ぐに気がつき、涙を流して再会を喜びました。4人の子供たちも「ダイコンオロチ」とは従兄弟と言う関係にあります「ダイコンオロチも竜宮に連れて行くというなら・・・・私も4人の子供たちを竜宮に連れて行こうかしら?」乙姫様もそうすることにしたようです。これで「神様」の一行は・・・「神様」「漱石」「ヤマタノオロチの魂」「ダイコンオロチ」「浦島太郎」「乙姫様」「浦島太郎の子供4人」の10人になりました。ここでこの人数をどうして連れて行くかということになるのですが・・・・「神様」たちがここへ来るときは「キリスト親子の作った船に乗ってきたのでしたね。ここで、この船の定員のことが問題になってきたのです。「キリスト親子」も一緒に帰るとなると12人となり・・・この船ではちょっと小さいということになりました。あ、ついでに言うと・・・「ウサギ社長」と「木下藤吉郎」・・・それに「警察犬カール」は・・・あとで説明します。「神様」と「ダイコンオロチ」それに「ヤマタノオロチの魂」は何とか自力で飛ぶこともできますが・・・それでも9人が残るんです。この船の定員は7人・・・・もともと「七福神」が乗れる大きさの船だったんです。「キリスト親子」が残るといってくれたのですが・・・・それでは船の操船のできる人がいません。その時・・・・この「蓬莱山」を操縦する「役の行者・小角」が「蓬莱山」そのものを動かしてくれるという話になりました。この「蓬莱山」はもともと「浮島」で・・・動力が付いていましたからどこでもいけることになっていました。こうして・・・・・「神様」たち一行は陸地まで送ってもらうことになったのです。 つづく
2017.02.22
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どうしようもない挫折感・・・・・「神様」が「天叢雲剣」の奪取に失敗するとは考えられませんでした。だって「神様」なんですから・・・・・相手がたとえ竜だったとしても・・・負けるなんて思えませんでした。しかし、現実は厳しいものです。しょんぼりとタイムトリップをして、もとの「蓬莱山」へ戻り、「櫛ナダ姫」や「漱石」の待つ場所へ戻ってきたのです。「神様・・・首尾は?」「漱石」の言葉にも力なく首を振るばかり・・・・「しかし、ヤマタノオロチの魂に・・・なんと言って説明すればいいんでしょう?」「櫛ナダ姫」もいろいろと考えてくれましたが、こうなれば正直に説明するしかないのです。「だけどその竜・・・・宝剣はもともと自分のものだっていったんですよね?・・・ということはヤマタノオロチは嘘を言ったんでしょうか?」「マロはそのように聞いたのじゃが?」「ヤマタノオロチを問い詰めるしかないですよね・・・・だってもともとヤマタノオロチが盗んだものなら、返せというほうが無理なんですもの・・・・」「とりあえず神様・・・・微塵湖にいってヤマタノオロチとダイコンオロチに説明をしてきましょうよ・・・ここで関係ないものが悩んでいてもしょうがないんですから」こうして「神様」はうなだれて力のない状態のまま・・・微塵湖に行き、ヤマタノオロチたちに説明することになったのです。微塵湖の西側の崖の下・・・・湖底深くの洞窟の前まで来ると・・・「神様」はヤマタノオロチにテレパシーで声をかけたのです。「マロじゃ・・・・少し聞きたいことがあって参った。・・・・ヤマタノオロチ・・・ダイコンオロチ・・・・通るぞ・・・」洞窟の中へ入るといつものように、エメラルド色に光り輝く部屋で「エメラルドの珠」を守るようにダイコンオロチがこちらを睨んでいます。「どうやら・・・天叢雲剣の奪取に失敗したらしいな」「エメラルド色の珠」が呼吸をするように光り輝きながら、「神様」に語り掛けました。「確かに失敗をした・・・・あの宝剣はお前たちのようなオロチ・・・いやオロチではないな・・・・竜に持っていかれてしまった。・・・・しかしあやつは・・・この宝剣は自分のものだと言い張ったぞ・・・・次郎王子のものではないと・・・・・」「次郎王子」の名前が出ると・・・・「エメラルドの珠」は一瞬驚いたように・・・ほんとに一瞬・・・赤く輝いたのです。「神様」は追い詰めるようにもう一度その名前を問いかけました。「次郎王子って誰だ?」「そ・・それは・・・・」生まれたばかりの「ダイコンオロチ」も聞きたいような顔をします。「次郎王子とは・・・・・・わしのことじゃ」「ヤマタノオロチ」が観念したように話し始めました。「わしの本当の姿は・・・・・竜宮城の竜王の末の息子じゃ・・・・竜宮城で幸せに暮らしていればいいものを・・・外の世界が眺めてみたくて・・・・あの宝剣を盗み出し・・・・逃げてきたのじゃ・・・・しかし悪いことはできないもの・・・・竜王の逆鱗に触れ・・・黙っていれば竜になれたものを・・・異様な8つの頭をもつオロチに姿を変えられてしまった・・・・オロチとは竜になりそこなった我らのような姿のものなのじゃ・・・・」話を続けますと・・・・・あの「天叢雲剣」はもともと竜宮の「宝剣」だったのです。「ということは・・・・あの乙姫様の兄弟?」「この蓬莱山に・・・浦島太郎が鶴として住み着くと、姉の乙姫が亀に姿を変え夫婦になったと聞き、・・・・懐かしさのあまりやって来たのじゃ・・・・・いつかは姉にすがって竜王の許しを得ようと考えておったのじゃが・・・・かんじんの宝剣を・・・スサノウの命に奪われ・・・・取り返さなければ竜宮には戻れない・・・・じゃから何とか返してもらおうと思っておったのじゃが・・・・」「それは話せばよかったのでは?」「そうなんじゃ・・・・・しかし、わしらが人間を喰らうことはそんなに悪いことではない・・・殺されるほど悪いことではないと思ったのじゃ」「人間を食っちゃまずいだろ?」「なぜじゃ?・・・・人間は我らの仲間・・・魚を食べるぞ?・・・・人間は魚を食べても許され、わしら魚の仲間は人間を食べてはならないというのは不公平ではないか?」「それはそうなのじゃが・・・・・」「ともかく、わしはもう死んでしまった・・・・しかし、ダイコンオロチは何の罪もないんじゃ・・・・何とか宝剣を取り戻し、竜宮に帰参させたいそう思っておったんじゃが・・・・」「マロたちはこれから・・・浦島太郎と乙姫様と一緒に、竜宮城に向かうことになっておる・・・・ダイコンオロチだけでも帰参させたいなら、一度乙姫様にあってみたらいかがじゃろう?」「そうしてくれるか?」こうして「神様」は「ヤマタノオロチの魂」である「エメラルド色の珠」を懐にいれ、「ダイコンオロチ」に乗って「櫛ナダ姫」の集落に向かったのです。 つづく
2017.02.21
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海へ飛び込んだ「安徳天皇」・・・・・しかし水を潜ったとたん、その姿は竜になってしまったのです。 ただの幼い天皇ではない・・・・「神様」はそう思っていたのですが・・・・その正体が竜だったということに、少なからずショックを受けていました。 「神様」は海の中を進む竜にテレパシーを送ってみました。 「お前はただの竜ではないな?・・・何者なんじゃ?」 その質問に・・・・竜はビクンと反応しました。 「誰じゃ?わしに話しかけたのは?」 「マロか?・・・・マロはお前の咥えている宝剣の真の持ち主から取り返すように頼まれたものじゃ」 「神様」は「ヤマタノオロチの魂」である「エメラルド色の珠」から・・・・「あの宝剣の真の持ち主は自分だから・・・取り返すまでは櫛ナダ姫たちを襲い続ける」といわれていましたから・・・・何とか「天叢雲剣」を持って帰らなければなりません。 「この剣の真の持ち主じゃと?・・・・それは次郎王子のことか?」 竜は「神様」に聞き返したのです。 「次郎王子?」 「神様」にとっては始めて聞く名前です。 「この剣は天叢雲剣といって、ヤマタノオロチの尻尾から出てきたものじゃ」 しかし、竜はまったく無視します。 「その剣を持って帰らねば、たいへんなことになるのじゃ・・・・何とかマロに返してくれんか?」 「神様」は話し合いで解決しようと考えていました。 「お前は何か勘違いをしておる・・・・この宝剣はもともとわしのものじゃ・・・もし、お前に頼んだものがどうしても自分のものと言い張るようなら・・・その時はわしを訊ねて来れば良い」 竜はそう言うとさらに速度を上げ・・・海底の暗がりの中に消えていったのです。 「待て!・・・待ってくれ・・・訊ねて来いといってもどこへ行けばよいのじゃ・・待ってくれ!」 しかし・・・竜の返事はありませんでした。 平家の軍勢のうち・・・・安徳天皇と一緒に海へ飛び込んだ者達も・・・いつの間にかその竜を追いかけるように海底に消えていったのです。 「神様」は追いかけるのをあきらめ・・・ただただ・・・その様子を眺めていました。 全ての姿が消え・・・・海の中には「神様」ただ一人・・・・・ 「どうすればいいんだろう・・・・宝剣を取り戻すことができなかった・・・・」 このまま帰って「ヤマタノオロチの魂」になんと説明すればいいのだろう・・・と、「神様」は途方にくれたのです。 というところで・・・つづく
2017.02.21
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「神様」は平家の最後の砦となった彦島へ渡り・・・・姿を隠して「軍議」の様子を見ることとしました。「今日は平家にとって最後の戦いになるやも知れぬ・・・・知盛・・・おぬしが総大将となって・・・源氏に一泡吹かせてやれ・・・・・」平家の総帥、「平宗盛」は、勇将として音に聞こえた弟「平知盛」を総大将にして最後の決戦を挑もうというのです。「ハハハハハ・・・何をおっしゃる兄上・・・・今日の戦は海戦でござる・・・・・水軍に一日の長がある我らの勝ちは目に見えておりまする。」「平知盛」は大きな声で笑い飛ばすのです。「しかし敵の水軍は、840艘・・・迎える我が軍は500艘・・・・それで勝てるかどうかじゃが・・・・」「なあに・・・敵の水軍は義経が無理やり集めた・・・いわば烏合の衆・・・・海戦にかけては我らが有利・・・・潮の流れも味方につけまする」確かにこの壇ノ浦は「関門海峡」の一番狭い場所であり・・・潮流もかなり早く・・・潮の流れに関しては平家軍のほうが上流に位置していました。「そうは申してものう・・・・・」「平宗盛」はまだまだ不安そうでした。「それならば少し作戦を考えましょう」「平知盛」は海図を見ながら説明を始めました。「我が軍で一番大きな御座船には、安徳帝がお乗りになるのですが・・・・今回は違う”女船”にお乗りいただきましょう・・・・そして御座船には多くの兵士を隠しておくのです。」「知盛」の作戦では・・・・源氏方は「天皇」を直接攻撃はできません。なぜならこの時代・・・天皇はこの国の主・・・・それに弓するものは逆賊となるのです。ですから「安徳天皇」の乗った船なら、安全に身柄を確保しようとするはず・・・・たくさんの源氏の船を集めたら・・・そこでぐるっとそれらを包囲し・・・御座船から・・・そして周りから・・・・攻撃を仕掛ければいいのです。「帝にお怪我があっては・・・絶対になりませんぞ」「二位の尼」が念を押します。その時、御簾の奥から幼い声が聞こえました。「朕のことは心配せずとも良い・・・・・充分な働きをいたせ」その声は幼いながらも凛と張った声でした。このとき・・・「神様」はなぜか不思議に思ったのでした。(たしかに天皇だから・・・・神の一族ではある・・・・・しかし、この声はあまりにも威厳がありすぎる)こんな幼い「安徳天皇」の声とは思えませんでした。さて・・・お昼ちょっと前のことです。いよいよ・・・「壇ノ浦の戦い」は始まりました。所詮は潮流のことを充分に把握している平家の水軍が有利に攻撃をしていたのです。義経軍は徐々に押されていきました。しかし、このとき義経は思わぬ作戦に出たのです。もしかしたら苦し紛れなのかもしれません。平家軍の船の「水夫」や「舵取り」を射殺すよう命じたのです。この時代・・・・戦う場合は自分の身分や名前を大音声で呼ばわって・・・・それから戦った時代です。海戦においても、「非戦闘員」である「水夫」や「舵取り」を狙うということは絶対しないことになっていましたが・・・・義経はその掟を破ったのです。おかげで平家の軍船は身動きできなくなってきました。そして徐々に源氏軍が押し返していきました。九州に上陸した源氏の本隊・・・「源範頼」の30000騎が、「平家軍」の退路を断つよう、陸上からたくさんの矢を射掛けてきます。「これで雌雄は決した」と判断した「平知盛」は「安徳天皇」の乗る「女船」に乗り移ると・・「見苦しいものを取り清め給え、これから珍しい東男を御目にかけましょう」と笑いました。これを聞いた二位ノ尼は死を決意して、幼い安徳天皇を抱き寄せ、宝剣を腰にさし、鏡と勾玉を手にして・・・・・・安徳天皇が「どこへ行くのか」と訊ねると、二位ノ尼は「弥陀の浄土へ参りましょう。波の下にも都がございます」と答えて、安徳天皇とともに海に身を投じたとされています。しかし・・・本当は少し違っていたのです。「神様」はその様子を見ていました。なぜなら「神様」はその時一緒に沈む「天叢雲剣」を・・・取ってきて「ヤマタノオロチ」に渡さなければならなかったからです。ところが「二位の尼」に抱かれて海の飛び込むはずの「安徳天皇」が・・・・「平知盛」から敗戦の知らせを受けると同時に・・・自ら・・・「海の底には朕の都があるのじゃ・・・・皆の者もそこへ住まわせよう・・・一緒について参れ・・・」そういうと、「宝剣」だけを手に・・・自ら海へ率先して飛び込んだのです。あわてたのは二位の尼や、建礼門院・・・そして女官たちです。覚悟を決めようとした矢先・・・「安徳天皇」が率先して海へ飛び込んだのですから・・・・次々と・・・女官たちも海へ飛び込みました。もちろん「神様」もあわてて海へ飛び込みました。そしてそこに見たものは・・・・・それは「口に宝剣を咥えた一匹の竜」・・・・・「ヤマタノオロチ?」いえ。。。頭はひとつしかありません・・・・・それならば「ダイコンオロチ」それも違います・・・なぜなら真っ白ではなかったのです。この竜はいったい・・・・・「神様」は混乱していったのです。 つづく
2017.02.20
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昨日の日曜日はすっかり「ネテ曜日」になってしまった。つまり、ずっと寝て過ごしたのだ。朝目覚めたのは朝の4時・・・これはいつもと変わらないが、「あ、日曜日で久々のお休みだ・・・寝て過ごそう。」そう考えて二度寝をした。もちろん、朝ご飯は食べていない。目が覚めたら、午前11時になっていた。あ、飯でも食おうかな?・・・なんて考えたのだが、ダイニングテーブルのところには何もなく、カミさんも出かけていた。冷蔵庫を漁っても、納豆以外入ってない・・・ま、いいさ・・・納豆とごはんがあれば・・・食べ終えて・・・しばらくはテレビを視ていた。録画しておいた映画が数本あったのだが、映画を見る気はなかった。またベッドに戻ると、すぐに寝入った。次に目を覚ますと・・・午後9時だったが・・・動いてないせいかおなかは空かない。そのまま寝ていた。途中カミさんが起しに来たのだが、「飯はいらない」と話すと、納得して居間に戻った。そこからまた寝入って・・・気が付くと朝の4時・・・なぜこんなに眠ったんだろうか?年よりの睡眠時間は分からない。
2017.02.20
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昨日「元暦2年3月24日に壇ノ浦の戦いがあった」と書いたところ、「寿永4年の間違いではないか」というご指摘をいただきました。実は、年号が重なっているところがあるんですよね・・・・だから元暦2年も寿永4年も同じ時なんです。めんどくさいので太陽暦でお話ししましょう。1815年・・・太陽暦だから日にちもちょっと変わって「4月25日」のことです。「神様」は早朝にこの地に付きました。山口県下関市・・・当時で言うところの「長門の国赤間関壇ノ浦」・・・・・ここが合戦の舞台となったところです。最初、源頼朝は弟の源範頼に3万騎を与えて、九州に上陸させ平家の背後を遮断するつもりでいました。ところが平家には有数な水軍がついていたので、抵抗にあい・・・九州に上陸できずにいたのです。そこで頼朝は異母弟の源義経に別働隊を組織させ、平家の本拠地「讃岐の国屋島」を攻めさせました。このとき、奇襲攻撃が成功・・・・平家の総帥平宗盛は安徳天皇を船に乗せ海上に逃れたのです。そして彦島に本拠地を移しましたが・・・この間に、範頼軍は兵糧と船を調達し、九州に上陸(門司に上陸)・・・・・平家の背後を遮断して・・・・平家を彦島に孤立させたのです。そしていよいよ最後の戦い・・・・風前の灯・・・平家の公達が最後の戦いの前にどんなことを考えていたのか・・・「神様」には興味がありました。今日の戦いの後・・・・平家の人々がどうなるか知っているのは「神様」だけです。「神様」は幼い安徳天皇のことを考えていました。平清盛の孫に生まれたばっかりに、幼くして京都から連れ出され・・・・自分の置かれた状況も判断できないまま・・・・今日の夕方には二位の尼に抱かれて・・・入水することになるのですから・・・・・ あ、ごめん・・・また熱が出てきた・・・・今日はこれまでにしとこうつづく
2017.02.20
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.「壇ノ浦の海底に・・・まだ天叢雲剣は沈んでるんですかね?」「三種の神器の一つだもの・・・・一生懸命探したらしいが・・・ほかの鏡と勾玉は見つかったのに剣だけは見つからなかったらしい」「もうすっかり、錆びているでしょうね?」「さあそこだ・・・・・マロが思うには壇ノ浦の合戦のとき、もう誰かが拾ってしまったから・・・見つからなかったんじゃないのかな?」「誰かが拾った?・・・・いったい誰が?」「それを今、マロは考えておったんじゃが・・・もしかしたらそれは・・・マロではないかなと思うんじゃが・・・」「え?神様が?・・・ということは記憶にあるんですか?」「そうではない・・・・・マロがこれからその時代に跳んで・・・海底に沈む前に取ってくるのではないかと思っておるのじゃが」「時代を超えるんですか?」「その通り!」つまり、「神様」がタイムマシンも無いのに・・・その時代まで行って・・・・二位の尼が持って飛び込んだ「天叢雲剣」を取ってくるということらしいのですが・・・「これなら・・・天照大神にもいいわけできるじゃろ?・・・・天皇家に返せといってるわけじゃなし・・・・どうせ海底で錆びて朽ちてしまうものなら・・・もとの持ち主に返してやれば・・・・それが一番いいように思う。」こうして「神様」は一人・・・・元暦2年3月24日・・・西暦では1185年4月25日・・・山口県下関市壇ノ浦へ飛んだのです。着いたのはまだ朝早い時間でした。これから源平最後の合戦・・・「壇ノ浦の戦い」の火蓋がきって落とされるのです。つづく
2017.02.19
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「天叢雲剣(雨の群雲の剣)」はもともと「ヤマタノオロチ」の物だと言うことは間違いありません。しかし、「神様」が「天照大神」に「その剣を返してください」とはなかなか言えない状況です。何しろ、もう既に「三種の神器」の一つになっていますから、これが無くなると「万世一系の天皇の系図」が途絶えてしまいかねないのです。日本の「八百万の神」のひとりである「神様」には困った問題になりました。「お前たちがあの剣を返してくれないなら・・・・返してくれるまでセガレに人間を食い続けさせるからな」「エメラルドの珠」に姿になった「ヤマタノオロチの魂」がそう言いました。「神様」は考えたのですが・・・どうにもいい解決策が見つかりません。そこで、テレパシーを使い「漱石」に相談を持ちかけたのです。「もしもーし・・・・漱石か?・・・・うん・・マロ・・・・実はかくかくしかじかで・・・・あのエメラルドの珠はヤマタノオロチの魂だったって事はわかったんだけど、・・・天叢雲剣を返してくれないと、人間を襲い続けるって言うんだよ・・・でもほら・・・あの剣は三種の神器になってるから・・・そそ・・・だから簡単に返せるはずもなく・・・どうしたもんかと思ってさ・・・それで相談してるんだけど?」その時、四国松山で教鞭をとったことのある「漱石」がひとつアイディアを出しました。「神様・・・壇ノ浦の戦いってご存知ですか?」「壇ノ浦って・・・・山口県かい?・・・・前に神無月のとき、出雲で神様の集会があって・・・フグを食べに行ったなあ・・・・・関門海峡のあたりだよね?」「あの辺で大昔・・・源氏と平家が戦ったんですよ・・最後の戦い・・・・平家物語に書いてありました。」「ああ・・知ってる・・・・紫式部が書いた小説だよね。・・・・マロのようないい男が出てきてさ・・・・女の子と次々・・・・」「それは源氏物語ですよ」「同じだろ?・・・・平家方から書いた物語が平家物語で、源氏方から書いたものが源氏物語・・・・あれ?・・・戦いに女が出てくるのかなあ?」どうやら「神様」は勘違いしているようで・・・・・「漱石」はその違いをいちいち説明しなければなりませんでした。「ああ・・そうだったのか・・・・マロは光源氏の別名が源義経だと思ってた」ちょっと怪しいのですが「神様」もようやく少しは理解できたようで・・・・・「その源平最後の戦いで・・・負けを察した平家の武将たちは次々、鎧を着たまま海に飛び込むんですよ。・・・・・・その時平家のお守りしていた安徳天皇・・・といってもまだ幼い子供だったんですけどね・・・・・母親である後の建礼門院と祖母である二位の尼・・・あ、この人は平清盛の奥さんだった人ですけどね・・・・三種の神器と一緒に海に飛び込んじゃうんです。」「え?三種の神器を持ってたんだ?・・・それも一緒に海に落としちゃたの?」「そうなんですよ・・・・で・・・・八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(弥栄にの勾玉)は直ぐに見つかったんですけど・・・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)だけはどうしても見つけることができなかったそうです。・・・・このドサクサに・・・なんとかできるかも・・・・」「神様」と「漱石」の相談がまとまったようでした。 つづく
2017.02.19
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「さんまの好きなダイコンオロチ」私としては上手くまとまったと思ったんですけどね。でもそれより・・・男性しか住まないはずの「蓬莱山」に「櫛ナダ姫」が住んでるなんて、良いんでしょうか?ま、お話しが終わるまでには何とかしますよ。「神様」は再びその「カルデラ湖」に潜り洞窟へ向かいました。ところで、この湖・・・・「櫛ナダ姫」たちはちゃんとした呼び名で呼んでいました。「カルデラ湖」ですから、噴火によってできた湖なのですが、その爆発の威力たるや凄まじいもので、その場所にあった大きな岩を微塵に砕いた・・・ということで「微塵湖」と呼ばれるようになりましたが・・・・・これも昔の話で・・・・「櫛ナダ姫」の美人姉妹が、この湖の水で顔を洗っていて美しくなったことから、最近では「美人湖」と呼ばれているそうです。ここでは、ある読者の方に言われたんですが、「ナイトの美人の基準はおかしい」と言われる前に、「ミジン湖」で統一しておきたいと思います。さて、「ミジン湖」の湖底深くに住む「ダイコンオロチ」の住処にやってきた「神様」・・・・「ダイコンオロチ」が出かけてからエメラルドの珠に話しかけようと待っていたのです。離れていたって「神様」ならテレパシーを使って、相手の意識深くに侵入できるのでは?もちろんできます・・・できますとも!・・・・でも「神様」はきちんと「面談」して会話したかったのです。それには「ダイコンオロチ」が出かけるのを待つしかありませんでした。 なかなか出かけません・・・・・外へ出て行くより、この「エメラルドの珠」のそばにいるほうがよっぽど心地よさそうで、ようやく出かけるときも・・・・ためらいながら・・・・出て行くようでした。「神様」は「ダイコンオロチ」が出かけていく様子をじっと伺っていたのですが、出て行ってからも、いつ戻ってきてもいいように後ろを振り返り振り返りしながら・・・珠のそばに近づきました。「誰じゃ・・・息子がいなくなったのを確かめて入ってきたのは?」「神様」が「エメラルドの珠」に近づいたとたん・・・・どこからか声が響いてきました。「マロは・・・・神じゃ」「神じゃと?・・・・ふん!・・・わしは神は嫌いじゃ」「神様」はその声の主が「エメラルドの珠」であることを確信しました。「神様」の頭の中に声が響くたびに、その「エメラルドの珠」が感情をあらわにするように光り輝くからです。「おぬしは・・・・ヤマタノオロチの魂か?」「神様」は腫れ物に触るように聞きました。「おうよ・・・・スサノウの命に退治されたヤマタノオロチ様よ」「漱石」の勘は当たったのです。「お前があれほど暴れたのだから・・・退治するものが現れたのは当然のことであろう・・・それを逆恨みするとは・・・・」「ああ・・・俺様もその辺のことはしょうがねぇなあと思ってるよ・・・でもな・・・・死んだおれ様から”天叢雲剣”を盗んだのは承知できねえ」「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)とは、皆さん覚えているでしょうか?「スサノウの命」が「ヤマタノオロチ」を退治したとき、その尻尾から出てきた鉄製の剣・・・それが「天叢雲剣」でした。この剣は、「スサノウの命」から「天照大神」に献上され、その後、「三種の神器」のひとつとされましたが・・・・・「その剣は・・・おぬしのものなのか?」「おうよ・・・・おれ様が子供のころから尻尾の中に大事に隠してきたものなんだ」「しかし、あの剣は戦利品としてスサノウの命の物となり、そして今は三種の神器の一つとなっておるからなあ・・・」「ふん!・・・人のものをかっぱらっておいて神器もなにもねぇもんだ」「しかし、お前は人間を食い殺したりしたからなあ・・・それで退治されたんじゃから・・・」「じゃあ・・人間は豚や牛を殺さねぇか?」「生きていくためにはしょうがない・・・・」「おれだって生きていくためにしょうがなくて人間を食ってたんじゃねぇか」「それがわざわざ人間じゃなくたって・・・・」「人間が一番弱くてのろまだからよ・・・一番狙いやすいんじゃねえか・・・・リスクってものがあるからな・・・・ほんとはもっと美味いものも食いたいんだが・・・しょうがなくて食ってたんだ。」「そうはいってもなあ・・・・」「強いものが弱いものを食う・・・それが理屈って言うもんだ・・・だから逆に弱いものから殺されたんだから・・・俺もだらしがねぇが、・・・・それについちゃ文句はいわねえ・・・・だけど剣は返して欲しいもんだ。」「しかしなあ・・・・今の剣の持ち主は・・・マロより上位の神様だからなあ・・・・返してくれといってもなかなかうんとは言わんだろうなあ」「神様」は少し考え始めました。 つづく
2017.02.18
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「ダイコンオロチ」・・・・やっぱりあまり評判がよくないようでして・・・・でも書いちゃったもんはしょうがないね。 大きな身体で少し冷たく感じられる紺色の目・・・・冷たくというより・・・冷静な感じのする目の「ダイコンオロチ」・・・・・・この怪物を退治するのは面倒なような感じがしました。「このダイコンオロチと話し合えないかな?」ここは何度も言うように「天国」で・・・・テレパシーで会話すれば言葉は必要ないのです。だからどんな人種の人間でも、あるいは動物でも会話することは可能です。そういう意味では、この「ダイコンオロチ」の言葉だって、聞くことができるはずでした。「話しのわかる相手なら、それもできるでしょうが・・・・あいつは親を殺された恨みだけで櫛ナダ姫たちを襲っているのです。・・・いくら話してもダメでしょう・・・・それができるくらいなら、櫛ナダ姫たちの話も聞いているでしょうから。。。。」言われればその通りです。「何かいい方法はないものかな?」「神様・・・・さっき見てきたときに・・・ダイコンオロチはエメラルド色の珠を守っているといいましたね・・・・その珠ってよっぽど大事なものなのでしょうか?」「あの様子では、命よりも大事・・・っていうような感じだったけどな」「その珠・・・・光り輝いていたといいましたね?」「何度も点滅するように光っていたのじゃが・・・・」「もしかして・・・・生き物のように光っていませんでしたか?」「神様」は思い出すように目を閉じました。そして・・・・・「そういわれれば・・・・呼吸するような光り方だったが・・・・・」「その珠・・・もしかしたらヤマタノオロチの魂ではないでしょうか?」「ヤマタノオロチはスサノウの命に退治されたではないか」「さあ・・そこですよ・・・・・退治されたってその魂はどこかに行くはず・・・・ところがここは天国の一部ですからね・・・・とくに磁場の強い”蓬莱山”です。・・・魂はここに留まっていても不思議ではありません。」「だからといってあのエメラルドの珠が、ヤマタノオロチの魂とは限らんじゃろ?」「あの、ヤマタノオロチの子供はいつ生まれたんだと思いますか?」「そりゃわからんが・・・・」「私思うんですけどねえ・・・・・あいつは親が退治されてから生まれてきたんではないかと思うんですよ・・・・・そして自分の親のカタキはスサノウの命だと・・・誰かから聞いたんです。。。。。その教えた奴って誰だと思います?・・・あいつは怪物ですから友達や仲間はいないと思うんです。・・・・ということは奴に自分のカタキはスサノウの命とその仲間だって教えたのは・・・・ヤマタノオロチの魂しかないと思うんですが・・・・・」「もしそうだとすれば・・・どうすれば良いんじゃ?」「試しにそのエメラルドの珠に訊ねてみたらいかがですか?」「もしそうだとしても、それでは話を聞かないじゃろ?」 おっと・・・・つづく
2017.02.18
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「サンマの骨?」「そうですよ・・・私は大好きですからわかります・・・・これサンマですよ。」しかし、なぜ「湖」に住む怪物の好物が「海」のものなんでしょう?ここで、昔、仕入れたばかりの豆知識を・・・・・・だいぶ昔になりますけど「全国漁港漁場大会富山大会」に行ったんですけど、記念講演がテレビなどで有名なフランス料理の「三國シェフ」だったんです。「人間の味覚は4種類・・・・甘い・しょっぱい・酸っぱい・にがい・・・・これが世界共通の味覚なんだそうです。・・・・」そしてこの4種類の味覚を感じることができるのは「サンマ」だと言われました。この4種類の味覚を感じることができることによって様々な感性が磨かれる・・・そんな「食育」に関する講演でした。それをこの「怪物」は知っていたのでしょうか?「サンマ」を食べることによって感性を磨いていたのでしょうか?それは「怪物の言葉」を知らない筆者にはわかりませんが・・・・なんとなく、いろんな意味で健康にもいいのかもしれません。もうひとつ雑談になりますけど、・・・「最近の日本食のブームは日本人にしかないもうひとつの味覚・・・”うま味”を世界中の人が注目しているからだ」と言う話しもしていただきました。この「うま味」100パーセントなのが「昆布」と言うことなので、読者の皆さんはしっかり「サンマと、昆布で出汁をとった味噌汁」を食しましょう。「ところで、怪物ってどんな奴でしたか?」そういえば、「漱石」だけが怪物を知りませんでした。「真っ白な・・・ウサギのような竜っていう感じかな?・・・ただ・・・目は紺色をしていた。」「大きさは?」「そうだな・・・はっきりとはわからないけど20メートルくらいかも・・・」「でかいですねえ」「ただ・・・エメラルド色の珠を守っていたような・・・・あれが何か弱点になるかも・・・・」「しかし・・・・怪物って呼ぶのもちょっと・・・何か名前をつけましょうよ?」「そうだな・・・・ヤマタノオロチの子だから・・・大きくて・・・目が紺色・・・」気のついた読者の皆さんもいらっしゃるでしょう・・・・「大きくて紺の目のオロチの子・・・大・・・・紺・・・オロチ・・・」「ダイコンオロチですか?・・・・・サンマの好きな?」このあと・・・まだ時間はあるのですが・・・・皆さんの反応を見たいと思います。 つづく
2017.02.17
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皆さんは、私が今書いている「百花繚乱 綺羅、星の如くに」を読んでいただけてるでしょうか?先日、携帯電話をガラケイからスマホに変えて・・・そのスマホから読んでみたんですよ。するとどうでしょう・・・思った以上に文字が小さくて読みにくいですよね?パソコンで書いて、パソコンで読んでる分には全く問題ないんですよ。(文章の出来・不出来は別として・・・)でもスマホで読んでみて、愕然としましたね。読んでくださってる皆さんには、だいぶご迷惑をおかけしていると思います。今回の「百花繚乱 綺羅、星の如くに」が終わったら・・・とうぶん「小説もどき」はお休みしようかなと考えてます。あと・・・30話ぐらいだと思います。
2017.02.17
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「ヤマタノオロチ」の子供である怪物の巣ではないか?・・・・・そう思える洞窟を湖の深いところに見つけた「神様」でしたが・・・・今はたった一人の偵察でした。気をつけながらゆっくりゆっくり進みます。はじめは暗かった洞窟ですが、奥に進むにしたがってなぜか徐々に明るくなってきました。(奥のほうに竪穴でもあって・・・そこから日が差し込んでいるのだろうか?)そう思えるほどの明るさでした。しかしそうではなかったのです。それに気がついたのは、「神様」が「怪物」を発見したと同時でした。その怪物・・・・「ヤマタノオロチ」の子供ですが、頭はひとつしかありませんから普通の竜のように見えるのです。その竜はもともとが真っ白のようでした。しかし、その流が卵のように抱いているもの・・・・それはエメラルド色に輝く綺麗な珠です。それが自ら発光し・・・・あたりの壁面をやはりエメラルド色に染めているのです。水中の中に光り輝くエメラルド色・・・・それはいかにも幻想的な雰囲気をかもし出していました。その「怪物」はその幻想的な雰囲気の中に浸り・・・・癒されているように目を閉じていたのです。「神様」は素早く辺りを見回しました。「こいつの巣がここならば、きっとどこかにこいつの食べた食料の痕跡があるかもしれない」それを手がかりにして好物が何かを確かめることができれば、退治する方法が見つかるかもしれません。「ヤマタノオロチ」は人間を食べたようですから、こいつだって肉食には違いありません。しかし、酒にはおぼれない性質のようですし・・・・他に何か好物はないのか・・・この食べ物にだけは特別目がない・・・といったような食料がないのか・・・必死になって探したのです。そして見つけました。・・・・けっこう大量にある・・・・「魚の骨」・・・・・・「何の魚なんだろう?」骨の形状から見ると・・・湖に住む魚のような気がします。「神様」はその骨をひとつ拾って・・・首をひねりました。「ナンなんだろう・・・・・鮎とか岩魚、山女、・・・」いろいろ考えましたがどうしても思いつきません。「はて?・・・・」「神様」は思わず声を出してしまいました。その声に気がつき・・・「怪物」は目をパチリと大きく開いたのです。その目は「紺色」に輝き・・・・恐ろしい形相でこちらを睨んでいます。思わず「神様」でさえ身震いし・・・そしてその瞬間一目散に逃げ出していたのでした。「君子危うきに近寄らず・・・・くわばらくわばら・・・」いまどき使わないような言葉で逃げ出した「神様」でしたが・・・アの「怪物」は追いかけてくる様子もありませんでした。こうして「神様」は「櫛ナダ姫」のいる集落に戻ってきました。そこには「漱石」も待ち構えていました。「大丈夫でしたか?・・・神様!」「ああ。。。マロはようやくにしてあの怪物の巣穴を見つけたのじゃ・・・・それとあいつの好物の残骸を拾ってきたのじゃが・・・・・村長よ・・・・この骨が何の骨だからわかるか?」しかし、村の長老だけでなく、村人のだれひとりとして見たことのない骨のようです。「そうか・・・何の骨かわからんのか・・・・困ったのう・・・・」骨の種類がわかったところで、どうすれば退治できるかわかりませんが・・・・それでもなにかの参考にはなるだろうと思っていたのに・・・・その時「漱石」が素っ頓狂な声を上げました。「神様・・・それって秋刀魚の骨じゃないですか?」秋刀魚?・・・・湖に住む「怪物」の好物が・・・・海の魚・・・そんなことがあるんでしょうか?「神様」はまた悩み始めたのです。 つづく
2017.02.17
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「ということは、マロが聞いていた女の泣き声は・・・実は私の懐にある”櫛”の声で・・・・その泣き声がマロたちをここへ導いてきたということか?」「そういうことだ・・・櫛ナダ姫はスサノウの命の代わりに、お前様方をここにつれてこられた。・・・・・お前様方が、わしらの最後の頼みの綱なんじゃ」「だったら、櫛ナダ姫も泣き止めばいいだろうに・・・」「神様」がそう言うと・・・・・「わしらが見ても、なんとなく頼りになりそうもないからのう」脇のほうからそんな声が聞こえてきたので少々むっとしました。「ヤマタノオロチは、酒には弱かった・・・しかし今回の怪物は酒は飲まない・・・わしらもどうしていいのかわからんのじゃ・・・」あきらめきった声があちこちから漏れ始めました。「何かいい方法はないものじゃろうか?」「櫛ナダ姫」の父親・・・確か「古事記」の中では「アシナヅチ」と言う名前でしたが・・・・「神様」にそう訊ねました。「そういわれても・・・マロはその怪物を見ておらんからのう・・・そうじゃ・・・マロたちがその怪物の住みかをちょっと偵察してこよう」「敵を知る」・・・何よりそれが先決だと「神様」は思ったのです。「その怪物はどこにおる?」「この山の頂上がカルデラ湖になっておる。・・・・その湖に住んでおるのじゃが・・・」「ようし・・・それではちょっと行ってこよう」「神様」は「漱石」に声をかけたのですが、彼は真っ青な顔になっていました。無理もありません・・・・だって文学者の「漱石」です。・・・格闘技を身につけているわけでもなく、連れて行っても役に立たないとふんだ「神様」は、一人でその湖を目指しました。ひとりなら空を飛んでいけばいいのです。あっという間に頂上の到着しました。「おお、この湖がそうじゃな・・・・この中に住んでおるのか・・・・」「神様」は姿を消し、湖の中に潜っていきました。その湖はかなり深く、そしてかなり広い湖です。なかなか怪物は現れませんでした。休火山の噴火口にできた湖ですから、場所によっては温めの温泉といったようなところもあり、また逆に冷たい水の部分もあります。「神様」は考えました。「大きな怪物だって・・・きっと温泉で疲れを癒せるところに住んでるだろう・・・それなら暖かいところを探せばきっといるに違いない」「神様」はいったん空中の上がり・・・空の上から湖の表面を眺めました。そして「眼力」により、水温が30度以上のところを探したのです。そして30度以上の箇所が4箇所あることを発見しました。中央と東と西と南・・・・・・このうち、中央には身を潜める場所がないことを、先に潜って確認していました。(あと3箇所・・・・どこだろう?)空の上から地形を見てみると・・・・西の地形が急峻な崖になっていて・・・なんとなくこの水中には「怪物」が身を潜めるには手ごろな「洞窟」がありそうな気がします。「神様」は再び、西側の水中に潜りました。「あ、あった・・・洞窟!」それは、どんなものでも吸い込んでしまう大きな口のようにポッカリ開いていました。かなり深くにあるものですから、日の光も届かず暗い洞窟・・・・・「神様」はかなり慎重にその洞窟の中に入ったのです。 おっと時間だ・・・・つづく
2017.02.16
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スマホからの楽天ブログ投稿を試しています。 うまくできてるかな? ガラケイのときは、けっこううまくできたんですよ。 だけど、ガラケイからの投稿ができなくなって大変だったんです。 この次は音声認識を使って、投稿できるかやってみます。
2017.02.16
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「この櫛は川の上流から流れて来たものだな・・・・ということはこの川の上流には誰か女性がいるんだ」「神様」は「櫛」を懐にいれ、この川を遡ってそれを確かめに行くことにしました。だって、「女性の泣き声」がしたんですから、きっと誰かが悲しんでいるに違いありません。「漱石」には、その「泣き声」が聞こえなかったのですが、「神様」が聞こえたんなら間違いないでしょう。さっき下ってきた坂道を、今度はえっちらおっちら汗をかきかき・・・上っていきます。川に沿って歩いていますから、さっきの「お菓子の家」が遠くに見えました。「まだまだ先ですか?」「漱石」は少し疲れてきたのか、文句が多くなってきました。「女性の声が大きくなってきた・・・・もう少しだ。」「神様には聞こえるかもしれませんが、私にはまったく・・・・ソラミミってことはないですかねえ?」「お前には聞こえんじゃろうが、神に助けを求める声・・・・それがマロにははっきり聞こえる。・・・・もう少しじゃ、がんばれがんばれ・・・」こうしてしばらく歩いていくと・・・うっそうと生い茂った草の向こうがぽっかりと広がりました。集落があるようです。「ここでしょうか?・・・神様」「ここに違いあるまい・・・・わしにはそれ・・・・あの家の中から声が聞こえるのじゃ」「神様」が指差す方向に大きな一軒の家が見えます。しかもそれは、長さ30メートルを超す「大型の竪穴式住居」でした。「こんなに近くに来ても、私には女性の声は聞こえないんですが?」「漱石」は不思議そうに首をひねりました。「まあ・・・黙ってマロについてくればよい」「神様」は案内も請わず、その「大型竪穴式住居」に入って行ったのです。あわてて「漱石」も後を追います。「こんにちは・・・・ここでどなたかマロを呼んだ方がいると思うのじゃが」「神様」はそういって辺りを見回しましたが、そこには20人ぐらいの男性が暗い顔をしているだけ・・・・女性の姿はまったく見受けられません。「どなたか女性の泣き声で、マロに助けを求められた方がいらっしゃるはずじゃが?」もう一度見回しますと・・・・中で一番の老人・・・村の長のような品格ある老人が・・・「神様」の質問に答えました。「それはきっと、あなたの懐にある”櫛”が泣いておるのじゃろう」老人は「神様」の懐を指差しました。「その櫛は・・・・・実は私の娘の化身でな・・・・櫛ナダ姫と申します。」「櫛ナダ姫」・・・「神様」にはどこか聞き覚えのある名前でした。「お前様は、ヤマタノオロチのお話を聞かれたことはありますかな?」「神様」も「漱石」も「ヤマタノオロチ伝説」のお話はよく知っていました。ここで、読者の皆さんのために概略を説明しましょう。「アマテラスオオミ神」を怒らせてしまった弟君の「スサノウの命」は地上へ追放になってしまい・・・島根県のある地方を歩いておりました。ある川まで来ると、上流から何か流れてくるものがあります。それは「櫛」ではなく「箸」でした。「箸が流れてくるということは、上流に誰か住んでおるのじゃろう」そう思った「スサノウの命」は川を遡って行ったのです。しばらくすると大きな家を見つけましたが・・・・その庭先には老夫婦と美しい娘が悲嘆にくれていました。話を聞くと、この老夫婦にはもともと8人の娘がいて・・・・いずれアヤメかカキツバタ・・・・それはそれは美しい娘たちでしたが・・・・ある日のこと・・・「ヤマタノオロチ」という「頭が8つあり、目はホウズキのように真っ赤で、背中には苔や木が生えている・・・・そして腹は血で真っ赤にやけただれた」竜のような怪物が現れ、大暴れをしたのです。許してもらうためにはどうすればよいのか訊ねたところ、「娘を毎年ひとりずつ生贄としてよこせ」と言われ・・・・もうすでに7番目の娘までが生贄にされてしまったのだそうです。そして最後に残った娘が「櫛ナダ姫」・・・・・・・・明日には「生贄」として差し出さねばならず・・・・・老夫婦と娘は悲嘆のうちにお別れの宴を開いていたのだそうです。それを聞いた「スサノウの命」は「ヤマタノオロチ退治」を約束します。まず、8つの酒樽を用意させ・・・その樽には酒を満々とたたえ・・・・その酒で酔っ払った「ヤマタノオロチ」を切り刻んでいくという作戦。このとき、「櫛ナダ姫」は「櫛」に姿を変え・・・「スサノウの命」の髪を飾って彼を守ったとされているのです。「ヤマタノオロチ」の首を「十拳剣(都塚のつるぎ)」で切り刻んでいった「スサノウの命」でしたが、尻尾のほうを切ろうとしたとき「十拳剣」が何か硬いものに当たって刃こぼれします。その硬いもの・・・・それは「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」という剣でした。この二つの剣・・・・どこが違うのかというと、「十拳剣」が青銅製であるのに対し、「天叢雲剣」は鉄製の剣だったこと・・・・つまり、鉄製のもののほうが青銅製のそれよりも強かったのです。まあ・・・こうして、「ヤマタノオロチ」は退治されたのですが・・・・・「実はヤマタノオロチに子供がいたのです。・・・・・それが姿かたちは同じようなのですが、目だけは冷たく光る紺色の目をしていて・・・・」どうやら自分が成長したので、この地に「親の敵討ち」に来たのですが・・・「スサノウの命」は既にこの地にはおらず・・・・・また酒樽を用意して酔っ払わせ、退治ようとしても、まったく酒樽には目もくれないのです。そして最初の要求は「スサノウの命」がいないのなら、その妻となった「櫛ナダ姫」を生贄として差し出すよう迫ったのです。しかし、最初の要求はもう既に7人の娘を失った老母によって拒否されました。それに怒ったその怪物・・・・・怒りに任せて老母を食ってしまいました。そして、明日までに「櫛ナダ姫」を差し出すようにまた迫ってきたのです。「困った”櫛ナダ姫”は、だんなであるスサノウの命を探しに、櫛に姿を変えて探しに出かけたと・・・こういうわけです。」しかし川をどこまで下っていっても「スサノウの命」を探し出すことができず・・・・泣いていたのですが、その泣き声を「神様」に聞かれたようなのです。さて、酒でだまされない怪物・・・・紺色の目をした怪物・・・・・どのようにすればよいのでしょうか・・・・・「神様」も困ってしまいました。 続く
2017.02.16
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先日、私の卒業した中学校の卒業式の案内が届いた。もう子供が大きくなって、中学校の卒業式なんて関係ないだろうと思われるかもしれないが、私はこの中学の同窓会副会長なのである。うちの二人の息子も同窓生である。したがってその役職に宛てられたご案内なのだが、実は「卒業式の前日を忘れるな」というご案内でもある。卒業式の前日は、「同窓会入会式」が予定されている。「え?あの中学に同窓会ってあったの?」そうおっしゃる向きもあろうかと思う。実は、この儀式が始まってまだ3回目であるから・・・うちの二人の息子も知らなかった。入会式といっても、体育館に3年生を全員集めて・・・「同窓会長・挨拶」があり、そのあと「生徒代表・挨拶」があるだけだから、副会長の私はいてもいなくてもいいのだが・・・まあ、会長一人で250人からの生徒を相手にするのも気の毒で・・・私も行くことにしているのだが・・・「卒業式後の祝賀会」にご案内をいただいても、正直、若い先生や父兄ばかりだから気が引ける。ただ・・・今現在の校長先生が「うちの家内のいとこ」だから、行ってやらなきゃなあ・・・なんて考えている。どうしようかな?
2017.02.16
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「神様」と「漱石」は「お菓子の家」を作った「蟻仙人」からケーキをご馳走になりました。「霞を何で食べないのか?」って聞かれて・・・・「そういえば霞はいつでも食べられたんだ。」・・・「空腹だったから”お菓子の家”をちょっぴり舐めたんだ・・・」そう言った事がとても恥ずかしかったんですけど、・・・・「まあ、せっかくだからわしの作ったお菓子でも食べなされ」「蟻仙人」に言われて食べたケーキの美味しいこと・・・・「ワア・・・美味い!・・・ほっぺたが落ちる」「蓬莱山」で変なことは言わないほうがいいですね・・・・・「神様」のほっぺたが・・・・左だけ・・・ポロッと落ちたんです。「ワア・・・たいへんだ・・・・」その落ちたほっぺたがコロコロ転がっていくではありませんか!「すんません、ご馳走様でした」「神様」と「漱石」は挨拶もそこそこに、「落ちたほっぺた」を追いかけ始めたのです。急勾配の坂道ですから・・・「ほっぺた」はかなりのスピードで転がっていきます。河口付近まで転がり・・・・着いたところは海岸でした。「ヒー、ヒー、ヒー・・・・・よ、ようやく・・・追いつきましたね。」「漱石」が・・息を切らせながらそういうと・・・汚れた自分のほっぺたを・・・その河口の水で洗った「神様」が、そのほっぺたをぺろっと舐めてもとの位置に貼り付けながら・・・「おい・・・何か聞こえないか?」そう言うのです。「漱石」が耳を澄ましてみても・・・・何も聞こえません。「お前には何も聞こえんか?・・・マロにだけ聞こえるのかな?・・・・なにやら女のしのび鳴くような声だが・・・・・」「漱石」はもう一度耳をすまして聞いてみましたがやっぱり聞こえないのです。そのとき・・・さっき「神様」がほっぺたをすすいだ川の上流から・・・なにやら流れてきました。「櫛」です。・・・それも女物の櫛・・・・・「”蓬莱山”には女仙人はいないはずじゃがのう?」いぶかしげに首をひねる「神様」「いないはずの女がいるんですかねえ・・・・でもこれは確かに女性用・・・」「漱石」もかぶせるように言います。「マロの耳に声が聞こえるくらいだ・・・・そんな遠くのはずも無いから探してみようか?」どうやらまた何かが始まりそうです。つづく
2017.02.15
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「お菓子の家」を見つけた「神様」と「漱石」・・・「おい、間違いじゃないよな?・・・お菓子でできた家だよな?」「間違いありません・・・ほらドアなんかビスケットですよ・・・窓ガラスだって少し黄色い・・・あれは鼈甲飴です。」「コリャ、遭難したんで夢でも見ているのかな?」「そんなことはないでしょ?・・・だってほら・・・・触れますもの・・」そう言うと「漱石」は窓枠を飾っている「バタークリーム」を指ですくって口に入れたのです。「アマ~~イ」「どれどれ?」「神様」も真似をして、今度は別の部分の「チョコレートクリーム」をすくいます。ところが口に入れようとした瞬間!「ダレジャ・・・わしの家を壊しているのは?」「あ、ああ・・そ、その・・・」慌てふためいた2人・・・・その声の方向を見るとそこには、背の小さな子供?・・いえいえ小さな老人が立っていたのです。「すみません・・・あのう・・・道に迷っておなかが空いてたものですから・・」「何を言っておる、・・・お前さん・・・・霞ならいつでも出せるじゃろうが」そうでした。「神様」ですから、「霞」ならいつでも出せますし・・・とくにここは「蓬莱山」・・・「漱石」にだって出すことができるはずでした。いくら酔っ払っていたとはいえ、少し恥ずかしくなった「神様」は照れ隠しで、話題を変えようとしました。「でも、このお菓子の家・・・なんで建てようと思ったのですか?・・・」「ああ・・それはわしが蟻の仙人じゃからじゃよ」その仙人が言うには・・・世の中の「人間のために活躍する神」を「神様」と呼び・・・他の動物を守るものは「神様」と呼ばないのだそうです。そのため・・・本来なら「蟻の神様」と呼ばれるものなのに「蟻の仙人」と呼ばれている・・・そういうことらしいのです。「わしだって・・・こういうものに生まれるなら人間のために生まれ・・・神と呼ばれたかったがのう・・・しかし、蟻のために暮らすというのもこれはこれで幸せなものじゃよ」その仙人は幸せそうににっこり笑いました。「じゃあこの家は何のために?」「ああこの家は蟻たちに食べさせるために造ったんじゃが・・」なるほどよく見ると、蟻が行列を作ってお菓子の家を自分たちの巣穴に運んでいるようです。「それなら、わざわざ家を造らなくたって、蟻の巣にお菓子を置いてあげればすむんじゃないんですか?」「それじゃあ・・・蟻の仕事は?」「蟻の仕事っていうと・・・・」「食料を巣穴に運ぶことだよ・・・・仕事がないのは寂しいからのう」仕事させることも「神様」や「仙人」の仕事のようです。 ごめん・・・時間がない・・・・つづく
2017.02.15
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私のカレンダー・・・ちょっとおかしいようです。だって2月13日の次の日・・・2月15日だったんですよ?バレンタインデーはチョコでいっぱいになる予定だったのに、けっきょくどなたも届けてくださらなかった。あ、「下心ありますから、チョコを贈ります。」っていうのはありましたけどね・・・つまり、「代わりに、この商品を買ってください」というチョコはありましたけどね・・・そんなことしなくても買う予定だったのに・・・あと、可哀そうだからっていうチョコも戴きました。その2個だけだったな・・・ま、この年になって今更チョコでもないんですけどね・・・かみさん?いつもなら、息子たちにあげていて・・・「そんなに欲しかったら、息子たちから分けてもらったら?」って、毎年聞くんだけど・・・今年は長男が別宅に行ってて・・・次男が大学で札幌にいるから・・・それもなかったんですよ。それは、愛のこもったチョコではなく、息子からもらうチョコだから・・・ふつうにお菓子屋で買うのと変わらないですけどね。今朝・・・もしかしたら会社に届いてるかも・・・って来てみたんですけど・・・届いてるわけもなく・・・バレンタインデーなんて大嫌いだ!!!
2017.02.15
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「養老の滝」で飲んだのは、「神様」がビール、「漱石」がスコッチ・ウィスキーだったんですが・・・・なんだかこう書くと・・・・昔あった「居酒屋チェーン」で飲んでるみたいですけど・・・・本物の「養老の滝」ですからね・・・・最高級のお酒だったようで、(ビールの最高級?)・・・・二人とも完全に出来上がってしまいました。「ネ、ね・・・神様も・・・・スコッチだけスコッチウィスキーを飲んでみなさいよ・・・ガハハハハ」「おお・・・じゃあスコッチだけ・・・・おっとっとっと・・・・」二人で盛り上がっていると、木の陰にさっと動く影が・・・・「ねね、大将!・・・今あそこで何か動きましたぜ」いつの間にか「漱石」は「神様」を大将扱いしています。「ええ?・・・どこだよ?・・・何もいねぇじゃねぇか?」「ほらほら・・・どこを見てるんでがす?・・・あの5本並んでたってる松ノ木の右から3番目の根元・・・・ほら」「え・・・左から3本目?・・・」「イヤ右から3本目でがすよ」「ああ、これは失礼失礼・・・・右から3本目・・・おっと何か動いてるねえ」右から3本目も左から3本目も・・・・5本の木ですからどちらでも同じなんですけど、酔っ払いというのはしょうがないもんで・・・・「ありゃウサギだな」「え・・・・うなぎ・・・良いですねえ・・・白焼きでちょいといっぱい」「ウサギの白焼き・・・因幡の白兎って言うくらいだから良いかもね」話がかみ合っているのかかみ合わないのか・・・・・それじゃあ・・・って言うんで2人は追いかけ始めたのですが・・・千鳥足の2人・・「ウサギ」でも「うなぎ」でも、追いつくはずはありません。もちろん追いかけていくうちに・・・・森の奥深くまで迷い込んだということも気がつかないようでした。「大将・・・なかなかつかまりませんな」「そういやぁ・・・なんとなく腹が減ってきたね・・・かなり追いかけてきたもんね」「じゃあそろそろ戻りますか」しかし、一生懸命追いかけてきたんで、今自分たちがどこにいるのかまったく見当もつきません。「ここはどこだい?・・・・マロにはまったく分からんぞ?」「え?神様にも分からないことがあるんですか?」「まあ・・・分からんことも無いのじゃが・・・・今ちょっと酔っ払っておるからのう・・」変ないいわけをしてるんですが・・・・実際「神様」にも分かっていないようで・・・ただ突っ立っていても日はどんどん傾くばかり・・・・「養老の滝」からここまで来たのだから・・・川を探せ・・・ということになったのですが・・・・その川もどこにあるのやら・・・・完全に迷子となってしまったのです。しばらくあちこち探し回りましたが、いつの間にか同じところに戻ってきてしまう・・・・腹は空いてくるし・…とその時です。「神様・・・・なにか良い匂いがしてきませんか?」いつの間にか「神様」と呼び名も戻っていました。「そうじゃなあ・・・・甘い香りがしておるなあ・・・あっちのほうじゃな」二人は匂いのするほうへ向かいました。「おい・・・あれだよ!」それはなんと「お菓子の家」!屋根も壁もドアも・・・・すべてお菓子でできている家でした。 つづく
2017.02.14
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「この話し・・・ほとんど内容がないな?」そうおっしゃるお客様もいらっしゃるようですが、私にそんなものを求めちゃいけません。私は何度も言ってるでしょ?「小説じゃなくて、「小説もどき」だって・・・ 20分ほど歩くと・・・そこには壮大な滝が流れ落ちていました。先ほどの、偽の「養老の滝」より数倍も大きな滝が・・・・白い水しぶきを上げています。「おお・・・・これこそ名瀑布・・・この景色に心奪われるなあ・・・」「神様」は心から感嘆したのです。しかし、「漱石」はまだ・・・・先ほどの屈辱を忘れることができません。「神様・・・飲んでみましょうよ・・・・さっきの滝の水だって同じ川の水だ・・・味が違うわけがない」「神様」が返事をする前に、「漱石」は河原で水をすくって飲んでみたのです。そしてその本物の味わいに・・・一言・・「美味い」と洩らしたのです。「神様」も試します。さっきからビールが飲みたくてしょうがないのです。・・・・今度のビールは本物です。ちゃんと炭酸もついていて・・・・すっきりなのにこくがある・・・・そんなテレビのCMのような味でした。かけ付け三杯とは言いますが、「漱石」は滝つぼに直接口をつけ・・・・ゴクゴクと飲んでいます。今度こそ本物の「養老の滝」だと得心できました。そこで一時間もいたでしょうか?そのころには2人ともすっかり出来上がっていました。完全に酔っ払いです。 つづく
2017.02.14
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「竜宮城」へ行く準備を整えるために、いったん家に帰った「鶴と亀」夫妻・・・ただ待っていても暇をもてあますだけですから「神様」は夢の中で「蓬莱山」のガイドをすることができるようになった「夏目漱石」の案内で「蓬莱山」観光することになりました。「ヨセフとイエス」親子は、「東王父」と「役の行者、小角」と、今後の「イエス」の留学の件を話し合うために出かけています。「お前で大丈夫かのう?」「神様」は少し疑りぶかい目で「漱石」を見つめました。「大丈夫でっすってば・・・・・もう目をつぶったって歩けるくらい詳しいですから」「漱石」も自信たっぷりな様子でした。そうは言っても、「漱石」は夢の中で「蓬莱山」の地形とか文化を知っただけに過ぎず、少々心配になった「神様」はもう一度尋ねました。「お前が知っている”蓬莱山”は・・・・あくまでも夢で見ただけのもの・・・・現実のものとは違うと思うのじゃが・・・・」しかし、「漱石」は食い下がります。「私を選んだのはお釈迦様ですよ?・・・・あーあ・・それでも信じちゃもらえねぇのか・・・お釈迦様の言うことも信じちゃもらえねぇなんて・・・世も末だな・・「お釈迦様」の名前を出されると、「神様」もおとなしく引き下がるしかありませんでした。「それじゃ、最初に朝に飲んだお酒の滝・・養老の滝に行きましょうね。・・・・今朝は養老の滝って言うことで日本酒を飲んじゃいましたが・・・実は少しイギリスも懐かしくなりましてねえ・・・スコッチ・ウィスキーをスコッチだけ飲みたかったんですよ」イギリスでは「人種差別」を受け、あまり良い思い出がなかったはずなのに、日本に帰国してからは「洋行帰り」ということで、けっこういい目を見たのでしょう。あまりイギリスの悪口は言わなくなっていました。「のどもと過ぎれば・・・」というやつなんですかね・・・・・・この辺は「江戸っ子・漱石」というようなところでしょうか。「そこからだと・・・次は・・・森を抜けて・・・・ネバーランド大使館見学ができますね。・・・・そこの大使はピーターパンだから、一緒に記念撮影しましょう。・・・そういえばその近くに・・・・・」「漱石」の口は止まりませんでした。「神様」は、その言葉を右から左へと受け流し・・・・内容はほとんど聞いていません。「さあ・・・それでは出かけましょう・・・・なあに最初の養老の滝はすぐそこですから・・・」「神様」は促されるまま歩き出しました。確かに「養老の滝」は歩いて20分ほど・・・・疲れも感じないくらいの距離にありました。「ここが養老の滝・・・日本に養老の滝って言うのがありますけどね・・・・一時その滝にも酒が出るように作られていたんですよ・・・・ところが酒好きが集まり始めまして・・・仕事もしないで日がな一日・・・・酒ばっかり飲んでたんで、この蓬莱山に移し変えたんだそうです。・・・・ですから今、日本にある養老の滝には酒が出ないようになっています。・・・・また孝行息子が出てきたら・・・そうできるようにしてあるそうですけど・・・」「神様」はすくって一口、飲んでみました。「おやおや・・・・マロには冷たく美味しい水に感じられるが・・・・・」「今朝も”東王父様”がおっしゃってたでしょ?・・・・この水は飲むと脳を刺激して・・・その人が最も好む味に感じられるって・・・・”神様”はいま少し歩かれたから・・・冷たい水が飲みたいと思われたに違いありません・・・・だからただの冷たい水に思ったんですよ。」そういうと「漱石」も一口すくって飲みました。そうすると・・・・「ああ・・・とってもまろやかなスコッチウィスキーだ・・・・気持ちが良くなってきますねえ」とても幸せそうな顔をするのです。「神様」ももう一度、・・・今度はビールが飲みたいと思いながら・・・すくって飲みました。それは・・・・炭酸こそ入っていませんが・・・・ビールの風味があったのです。「どうです・・・・神様・・・・自分の思ったような飲み物になったでしょ?」朝飲んだ時は日本酒を思い浮かべて飲みました。そのときは本当に日本酒の味がしたのですが・・・・やっぱりビールはだめなんでしょう。「シュワーッ」とした刺激が無い・・・・気の抜けたビールを飲んでいるようでした。そのとき、滝の中腹・・・・その右岸側から声がしました。「お~い・・・おめぇさまがた~~~なにしてござらっしゃるだねぇ~~~」こちらへ呼びかけているようです。その風体は、薪を背負い・・・・本を片手に持っているような・・・(二宮金次郎だ・・〉・・・「神様」はそう思いました。その男はどんどん近づいてきます。「何をしてるって・・・・滝の水を飲んでるんだよ」「漱石」は楽しみを邪魔されたので、少し憮然とした表情でした。「ははあ・・・・おめぇさまがた・・・・もしかしたら・・・・間違ってるだよ・・・・」「何が間違いだ!・・・ちゃんと養老の滝の水を飲んでるじゃないか」「それが間違いだ・・・・ここは養老の滝でねぇ」「そんなうそを言っちゃ困る・・・・それそこに”養老の滝”って書いた看板があるじゃないか!」「神様」は気がつきませんでしたが、「漱石」が指差す方向には・・・確かに「養老の滝」と書いた看板が、木の葉隠れに見えてます。「ああその看板かい・・・・そりゃ・・・迷う人がいるだで・・・・わしが書いて立てたものじゃ・・・・ほれ・・・続きが書いてある」その看板のそばに行き、看板を少し隠している木の枝を彼の手でよけると・・・・「養老の滝・・・ここから一里」という字が見えました。「養老の滝までここから20分かのう・・・・・この上流だで・・・滝を登ったら川に沿って歩かっしゃい・・・・そうすりゃ・・・本物の養老の滝が見えてくる」「二宮金次郎」と思しきその男は、「また引っかかったものが出た」というように、にたにた笑っているのです。「それでも、この水は養老の滝の下流の水・・・同じ水じゃないか!」恥をかかされた「漱石」はかんかんに怒りながら・・・・そういいました。「滝の水じゃから、どんな味にも変化するんじゃ・・・・いったん滝つぼに落ち・・・水自体が”自分は水だ”って思ったときから・・・・もう水以外の何物にも代わらないだに・・・・ここの水は水以外の何物でもねぇ」「さあ・・・行こう・・・あと20分歩けばいいんだ」「神様」は「漱石」の肩を叩きました。どうやら、ここが「養老の滝」だと思い込んでいたので、ウィスキーに感じたり、ビールに感じたり・・・・のうが勝手に思い込んでしまって味を変化させたようでした。 つづく
2017.02.13
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美人占い師が指差した方向には、仲良く「鶴と亀」が並んでこの「歓迎会」を見ていました。「神様」はすぐその2匹のもとに行ったのは言うまでもありません。「あなたが・・・・あなたがあの浦島太郎さんですね?」急に声をかけられて面食らったのか・・・・「鶴」は一言も口をききませんでした。その時、横にいた「亀」が代わりに返事をしたのです。「はい・・・この鶴は私の連れ合い・・・・もとは浦島太郎と申しました。」「神様」はすぐに・・・これまでの「桃太郎電鉄、ウサギ社長」と「竜宮城、亀参与」の確執の経緯を話したのです。「まあ・・・それでは私の弟が?」この「亀」は「亀参与」のお姉さん?「私は竜宮城・・・竜王の娘・・・乙姫と申します。」「亀」がそう言うと、突然煙が立ちのぼり・・・・「鶴と亀」は若い二人の男女の姿になったのです。「乙姫様・・・・・あなたが・・・・」先ほどの「タロット占い師」もとても美しい女性でしたが、この「乙姫様」も遜色の無い美しさでした。この二人を発見できたということは・・・何とか「ミミズ」になった「ウサギ社長」を元に戻せる足がかりになりそうです。そう思ったとたん・・・「神様」は昔から考えていた疑問のことを思っていました。そしてそれを口にしたのです。「乙姫様・・・・・あなたはこの浦島太郎さんが愛しかったんでしょ?・・・それなのになぜ”玉手箱”を持たせたんですか?」皆さんも不思議に思いませんか?「玉手箱」の蓋を開ければ・・・煙が出て・・・たちまちのうちに浦島太郎はおじいさんになってしまい・・・・・もし本当に「乙姫様」が「浦島太郎」を愛しているのならそんなことをするでしょうか?そのことを聞きたかったのです。「どうしても両親の顔が見たい・・・浦島太郎様は私のそう告げました。・・・・でも私は、地上ではもうすでに700年という時が流れ・・・・ご両親どころか見知った人もいない・・・ということを知っていました。」こう言うと・・・「乙姫様」と「浦島太郎」は顔を見合わせ・・・そっと手を握り合ったのです。「地上へ戻ると・・・・少しの間は若い姿のままいられるのですが・・・・そのうち本当の年齢が出てきて・・・たちまち老人・・・いえ・・・老人どころかすぐに命を落とし・・・・土に返ってしまうのです。」「ということは玉手箱というのは、老人にする煙ではないのですか?」「あの煙は・・・・・人間を鶴に変えてしまう煙です。・・・・・・・蓋を開けたとき・・・・ちょうど時間が来て老人になり始めたのですが・・・・あの煙を浴びるとしばらく後に鶴になれるのです。」「なんで鶴に・・・・・」「鶴の寿命は1000年です。・・・・竜宮城で700年の時を過ごしましたから・・・あと300年の寿命を保つのです。」「なるほど・・・・・」「実は私・・・玉手箱をお渡しするとき・・・・”亀になる玉手箱”をお渡ししたと思ったのです。・・・・・それが間違えて”鶴の玉手箱”を・・・」「え?間違えちゃったんですか?」「太郎様が、姿を変えられれば・・・・その足で”蓬莱山”に向かうようにしてあったので・・・・私も亀に姿を変え・・・・”蓬莱山”にやってきたのですが・・・・ここへ着いてから”鶴と亀”を間違えたことに気がつきました。」「それじゃあ・・・・浦島さんの寿命がきたら・・・・亀の寿命は1万年だから・・・残り9000年をひとりで過ごさなくちゃなりませんね」「さようでございます・・・・・・ですから・・・そろそろ”亀の玉手箱”を取りに竜宮城に戻らねばならないと考えておりました。」新たに「亀の玉手箱」の蓋を開けさせ・・・・新たな煙を浴びれば・・・・「鶴」になった「浦島太郎」が、今度は「亀」になって1万年の寿命を得る・・・というのでした。「それじゃ早速、竜宮城に出かけましょう・・・マロの仲間もまもなく竜宮城に到着すると思いますから・・・」「神様」はあせってそう言いましたが・・・「乙姫様」がこう言い返しました。「すぐに出かけたいのはやまやまですが・・・私たちにも子供がいます・・・・その子たちに言い聞かせて留守番をさせなければなりませんし・・・・後5日だけ待っていただけませんか?」「鶴」と「亀」の子・・・・・・「神様」はどんな子供たちだろうと・・・興味がわいてきたのです。 つづく
2017.02.13
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マジックショーが終わり、「男性モデル」だけのニットのファッションショーも佳境に入ってきました。「さて・・・・ここでデザイナーのほうから、皆様にご提案があるようでございます。・・・それではマイクをお渡しします。・・・どうぞ」司会者が渡したマイクを小指を立てて持ちながら・・・・「あのね・・・今日はせっかくのお客様ですから・・・その歓迎の意味も込めて・・・おひとりだけ・・・この場でセーターを編んで差し上げたいの・・・いかがかしら?」「ということは・・・えっと4人のお客様がいらっしゃいますけど・・・・?」司会者は聞きましたが・・・・そのデザイナーの視線の先はたった一人だけに集中していました。「あ・・・あの少年ですね・・・・わかりました。・・・それでは・・・えっと・・・お名前は何でしたでしょうか?」「少年」と呼ばれ・・・「イエス」はドキドキしました。「あ・・・あの・・・オイラは・・・・イエスといいます」「あ、イエス君ね・・・・さ、どうぞ・・・こちらへおいでください・・・」司会者に手招きされましたが、たとえ50人とはいえ、たくさんの人に集中的に見られる舞台なんていうところには上がったことがありません。足がガタガタしながらようやくのこと、舞台に上がりました。「あら・・・けっこうな体格ね?」「デザイナー」は「イエス」の身体をあちこち触りまくります。「うん・・・よくわかったわ・・・・」触りまくっていたのはどうやら採寸だったようです。「さあ。。それでは早速、編み上げていただきましょう・・・・彼の神業・・・とくとご覧ください。」司会者がガナリ立てると・・・・「デザイナー」はもう編み始めていました。その速いこと・・・・・15分ほどで完成したのです。「あなた・・・・船大工になりたいなんて言ってたわね・・・だからざっくりと編んでフィッシャーマンズセーターにしてみたわよ・・・・それもあなたにピッタリの純白でね・・・」「デザイナー」は純白と言っていましたが、なぜか胸のところにはイニシャルが青で編みこんでありました。「J」・・・というイニシャル「あなたと私のイニシャル・・・・”J”にしてみたんだけど・・・どう?」「イエス」のイニシャルは・・・・英語にすると「ジーザス」・・・たしかに「J」でしたが・・・・この「デザイナー」のイニシャルも「J」だったようです。「さあ、いかがでしたでしょうか・・・目にも留まらぬ早業で編み上げたゴッド・ハンド・・・東京は新宿御苑からおいでいただいた×▲◎□・・・さんでした。・・・皆さん盛大な拍手を!」司会者の声に、その「デザイナー」は「イエス」のお尻を一度なで・・・お辞儀しながらウインクして去っていきました。「さあ・・・今度は・・・・本日のお客様へ特別サービス・・・・魔法使いの中でもひときわ美しいタロット占い師の登場です・・・拍手でお迎えください」司会者が拍手をあおると・・・・舞台上手からそれは美しい女性が登場しました。その彼女を見ながら・・・・「役の行者、小角」が「神様」に耳打ちしました。「この”蓬莱山”は男ばかりの仙人の山ですので・・・今日は特別”西王母様”の”崑崙山”からおひとり貸していただいたんですよ・・・・・お名前は確か・・・あれ?・・・なんだったかな・・・・頭文字は”H”だと思ったんですけど・・・」その占い師は・・・舞台中央にいったん立ちました。普段女性を見ることもないのでしょう・・・・・周りの仙人たちは興奮して口笛を吹いたり、ため息をついたり・・・・異様な雰囲気になってきました。ひとしきり興奮が収まると・・・その占い師は舞台から降りてきて「神様」の前にぴたっと座りました。「今日はあなたの願いが叶うかどうか占いましょう」そう言って、「タロットカード」をシャッフルしたのです。「あなたの願いをどうぞ・・・・」「神様」は少し意地悪してやろうと思いました。「神様」といっても男性です。かわいい女性、綺麗な女性を見ると・・・男たるもの少し意地悪したくなるようで・・・・「願い事?・・・・人を探してるんですけど・・・」このとき、本当に占ってもらいたいのなら・・・・「鶴になってこの島にいるはずの浦島太郎さんを探して欲しい」・・・そういえば良いのに・・・・しかし、その言葉を聞いた女性は・・・・持っていた「タロット・カード」から無造作に一枚引いたのです。「あら?・・・なあに?・・・このカード?」彼女の引いたカード・・・・それはなぜか水墨画のような絵で・・・「鶴と亀」が描かれていました。「あたしのカードにこんな絵柄のものはないはずなんだけど・・・・」しばらく彼女は首をひねっていましたが・・・・「わかった!・・・・あなたが探しているのはストレートに鶴と亀ね・・・・それならあそこにいるわ!」彼女が指差した方向に・・・なんと鶴と亀が仲良く並んでいたのです。 つづく
2017.02.12
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スマホにして、ようやく気づきました。楽天ブログをスマホで見るのは・・・字が小さくて見にくいですよね。この先どうしようか悩んでいます。「ノアの箱舟」に横付けされた「第38大宝丸」・・・・この船だってそんなに小さな船ではないんです。遠洋漁業に行けるほどの船ですから、船員が寝泊りできて食堂や風呂までついているような・・・それほどの大きさですが・・・・「ノアの箱舟」に比べると鯨といわし・・・いやいやもうちょっと大きいかな?・・・鯨と鰹ぐらいの違いはあるでしょう。「神様」たちが船から「はしご」をつたって降りると・・・・「ワアーッ」という大歓声に包まれました。どうやら・・・・この「蓬莱山」に住む仙人や動物たちがすべて歓迎に現れたようです。その数なんと!・・・・・・あれ?・・・・仙人50人と動物が100匹ほど・・・・よく見てみると・・・・あちこちに・・・・こちらから見えないよう「アンプ」が隠されていました。大歓声に聞こえたのは、このアンプのせいだったのでしょう。「いやあ・・・何十年ぶりの訪問者でしてのう・・・・・歓迎式をやろうと思ったんじゃが・・・今これくらいしかおらんのじゃわ・・・・おととい昨日と・・・準備はしたんじゃが・・・なかなかはかどらんで・・・・お待たせをしたしだいで・・・・ハハハは・・・お恥ずかしい」「東王父」は照れ笑いをしたのです。さっきは「イエス」の処遇のことで「西王母」と相談していて、出迎えが遅くなったと言っていましたが、どうやら「歓迎式典」のほうの準備で遅くなった・・・・と思えるほど飾りつけは豪華でした。50人ほどの仙人は・・・ほとんどが道教の仙人のようで、中国風の着物を着ていましたが、中には「コテカ」という民族衣装?(日本ではチンコ・ケースと呼ぶ?)だけのインドネシア、イリアンジャヤ州(パプアニューギニア)ダニ族の魔法使いもいたり、中南米の魔法使いなんでしょう・・・小さく小さくしてしまった人間の頭だけの「ミイラ」を杖の先端につけたものもいました。ここで、きっと読者の皆さんは、「コテカ」に興味を示されたことと思います。そこでちょこっとだけ解説を・・・・・よくテレビなんかで見ることもあると思いますが・・・「牛の角」のようなものだと誤解されていますが・・・あれの材料は一種のひょうたんです。ひょうたんの中身をくりぬいたものとど理解ください。日本で買う場合には、一般の商店でなかなか見つけることはできないと思いますが、「ネットショッピング」で見つけることができると思います。種類はかなりありますが・・・青年用はまっすぐなもの・・・・壮年用はクルンと曲がったものとなっていて・・・長さは40センチくらいかな?値段は、日本国内で買う場合・・・7000円から1万円ほどだと思います。どうぞ興味のある方は・・・男性の方はご自分用に・・・女性の方はだんな様へ・・・あるいは恋人へ・・・プレゼントされても喜んで使っていただけるのではないでしょうか?え?「どうもナイトの話しは寄り道が多くていかん!!」ですって?・・・すみません、ごめんなさい・・・・いい加減な性格なんで勘弁してください。じゃあ続きを・・・・・「それでは、早速歓迎の朝食会を・・・・」そうなんです・・・夜明け前に迎えに来られたもんですから・・・「神様」たちは朝食がまだだったのです。目の前に置かれた皿には「霞」が山盛りありました。仙人は「霞」だけを食べているから小がありませんが・・・・「神様」以外の3人は初めて霞を食べます。「これって味があるんですか?」「漱石」が「神様」に聞きます。「ああ・・・自分の好きなものの味を想像するんじゃ・・・そうすればその味になっていく・・・マロの場合は”焼きそばパン”の味にするがのう・・・」「じゃあ私は・・・・・ミカンの味にしましょうかね」伊予松山の中学校で教鞭をとったことのある「漱石」はミカンの味が懐かしいようです。「この茶碗に入った飲み物らしきものはなんですか?」今度は「ヨセフ」が聞きました。「あ・・・それは水だと思えば水にもなるし・・・酒だと思えば酒にもなる水じゃ・・・日本に養老伝説というのがあるじゃろ?・・・・・親孝行な息子が親に酒を飲ませたいと思っていたら・・・滝の水が酒になったという・・・あの話しじゃがのう・・・あの水は・・・・自分の好きな味に変えられるんじゃ・・・・おいイエス・・・お前はまだ未成年じゃから・・・酒はだめじゃぞ」「大丈夫だよ・・・おいらパンと水が好きなんだ」4人が銘々・・・自分の好きな味の「霞」と「養老の滝の水」を飲んでいると・・・・なにやらショーが始まるようです。「レディース・アンド・ジェントルメン・・・・ウイ・プレゼンチュー・ショータイム!・・・本日のエンタァーティナーは、遠く日本からやってまいりました・・・不屈のマジシャン・・・○▲×※・・・・・・」何しろ司会も老人の仙人ですから、いればの具合が悪いのか・・・最後のほうは聞き取れませんでしたが・・・・・その司会者が手招きして呼んだのは・・・・・色白の中年男性がひとり・・・・色白といっても、なぜか日焼けしていて肌が赤くなっていて・・・ところどころ皮がむけていたのです。歩き方もなぜか・・・足が不自由なようで・・・まともに歩いてきません・・・・なんて言えばいいのか・・・・「通風」で足が痛いのを我慢しているような歩き方でした。「神様」は思い出していました。「この人・・・どこかで見たことがあるなあ・・・・・そうだ”魔法の広場”で”伝説の魔法使い”って呼ばれてた人だ。・・・・悪魔から逃れて・・・そういえば日本に住んでるって言ってたな・・・・えっと・・・出雲のほうだと思ってたんだけどなあ」その男は、自分でも気持ちが悪いのか腕でめくれ上がっている日焼けした皮膚を一枚むきました。そしてやおら・・・・マジックをはじめたのです。「今取り出しましたのは、簡易印刷機です。どんなものでも印刷してご覧に入れます。」そういうと真っ白な「紙」を取り出しました。「そちらにいらっしゃるお客様の顔に良く似たお札を印刷します」そちら?・・・・指差す方向を見ると「漱石」がいました。(ははあ・・・千円札を印刷するんだな?・・よく似たお札って・・・本人じゃないか)案の定、白い紙は「千円札」に変わったのです。「オオーッ」・・・・会場中からどよめきが聞こえました。ここは仙人の島「蓬莱山」ですから、「タネ」の無い「魔法」はみんな使えるのですが、「タネ」や「仕掛け」のあるマジックは珍しいのです。しかし、お札が使われるようになったのは・・・・このマジシャンの今暮らしている時代だけの話しで・・・・・古代や近世ヨーロッパなどの仙人たちは「金貨」や「銀貨」のほうが尊ばれるのです。「その、お札を両替して見せてはくれんかね?」「千円札」の両替ですから・・・・・細かい貨幣にしなければなりません。「いや・・・そのう・・・これは印刷機でして・・・・」汗っかきのマジシャンは・・・白いシャツの中が透けて見えるほど汗をかき始めました。そして、隠しておいた「タネ」がすべて白日のもとに晒されたのです。(シャツの中だから白日ではないわなあ・・・・)その時・・・・「すごい!・・・すごすぎる・・・・・すべてのタネを一瞬のうちに公表したぞ!」沸きあがる歓声・・・スタンディング・オベーション・・・・「出雲からやってきた不屈のマジシャン」は一礼して・・去って行きました。「さて・・・皆さん・・・・続いてはニットのファッションショーをごらんいただきます。」司会者が登場し、新しいショーの幕開けです。司会者とは別に男性が登場しました。どうやらこのニットの洋服のデザイナーのようです。「あたしが解説しますからね・・・・・どんどん質問しちゃってください」こうして始まったファッションショーですが、出てくるモデルは全部男性モデルでした。「すみませんねえ・・・・この”蓬莱山”は男性の仙人がほとんどで、女性の仙人は数えるほどしかいないんですよ・・・・ほとんどが”西王母”のいる”崑崙山”のほうにいましてね。・・・・」そばにいた「役の行者、小角」は言うのですが「神様」が見ていると・・・ひとりひとりのモデルを見る「デザイナー」の男性の目が怪しく光り・・・・どうやら、この「デザイナー」の希望で「モデルは男性のみ」と決められたようでした。 つづく
2017.02.12
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昨夜はお酒も飲まずに会合に出ました。でも、皆さん骨折のことをよく御存じのようで・・・すぐに帰してもらえたんです。しばらくは治ってもこのままでいようかな?「蓬莱山」に上陸許可の出た「神様一行」・・・船ごと、空中に浮かべ・・・・そのまま「蓬莱山」に引き寄せられて行きます。海に浮かべたまま「港」に曳航していくものとばかり思っていましたから、急に空中に浮かび上がったとき、「漱石」も「ヨセフ・イエス」の親子も驚いていました。「神様」だけは慣れています。ただ・・・空中を運ぶより、曳航していくほうが楽なのに・・・・と思っただけです。それもすぐに理由がわかりました。この「蓬莱山」に、港はないのです。なぜって・・・ここに来るのは仙人だけ・・・つまり船に乗る必要がないのです。「神様」一人だけなら空中を飛んできたはずですが、今回は「一般人」が一緒だから船を造ったのです。もちろん「漱石」一人なら、抱きかかえて飛んでくることも可能でしたが、「お釈迦様」から「船を造れ」という指示があったものですから、船を「ヨセフ」に依頼したのです。この船も・・・今から考えると「ヨセフとイエス親子」を乗せるために造られた物・・・・「お釈迦様」はこうなることがわかっていたようです。「あ・・・見てあの丘の上!」「イエス」が指差す方向を見ると、そこには自分たちが乗ってきたものより遥かに大きな船が「着陸?」していました。「あの船はノアが乗ってきたものじゃよ」「東王父」が教えてくれました。「ということは・・・・この”蓬莱山”というのは”アララト山”のことなんですか?」「ヨセフ」が質問しました。「ユダヤ教」の信者であった「ヨセフ」は・・・今で言うところの「旧約聖書」の中身を知っていました。(この当時、紙は高価なものなので買えなかった)「アララト山」・・・・「ノアの箱舟」が地球規模で起ったという「大洪水」の時に、いろいろな動物を乗せて漂着したところ・・・・中東に「アララト山」という地域があるのですが、「ノアの箱舟」の残骸はどこにも残っていません。だから「ヨセフ」も本当の「アララト山」は実は「蓬莱山」だと思ったのです。「いやいや・・・”アララト山”は、あんたが知ってるあの”アララト山”じゃよ・・・・あの大洪水のあと・・・地上に動物を戻したのじゃが、動物にはそれぞれ住める環境があるんでな・・・・ユダヤの神ヤホバがノアに命じてそれぞれの地域にまた運んでやったのじゃよ・・・・その時、これだけの大きな船じゃったから・・・わしも空中浮遊ができるよう手伝ったのじゃが・・・・全部の動物を運び終わったノアが・・・そのままこの”蓬莱山”にやってきて・・・・今でも修行を続けておるのじゃ・・・・」「東王父」は「ヨセフ」にそう説明しました。「ノア」も、この「蓬莱山」で仙人になる修行をしていたとは・・・・この「蓬莱山」にはまだまだいろいろなことがありそうだなあ・・・・「神様」がそんなことを考えているうちに、「ノア」の箱舟の巨大な船体の横に、「神様」の船は着陸したのです。 つづく
2017.02.11
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さて、「役の行者、小角」のことについてはお分かりになりましたでしょうか?ここで皆さんに勘付いてもらいたいのは「小角」という名前・・・・そうなんです・・・「小さな角」って言う名前なんですよね。どうやら、生まれたとき頭に瘤のようなものがあり、それが「角」のように見えたそうなんですが・・・・この「角」・・・もしかしたら超能力やいろいろな知識がつまっていたともいわれています。この物語は「鬼の角」のことを「核」にしたお話しになっていますから、どうやら「役の行者、小角」も絡んできそうな予感がしてきますよね。で、もうひとつの「オズの魔法使い」ですけど、本を読むと「オマハ生まれ」になってまして・・・・ペテン師で、腹話術師で、気球師・・・・・それがある日、気球に乗って流され着いたところが「気球を知らない町」だったことで・・・・・彼は「魔法使い」という事にされてしまったようです。この「オズの魔法使い」という物語は、実はアメリカの政治的な背景があり・・・当時のアメリカが異常なデフレとなってまして、・・・・民主党は銀貨の採用を求めたという・・・・あれ?だんだん難しい話になってきましたね。マア・・・簡単に言うと、この物語は民主党に共感した作者が応援のために作った物語でして・・・・「オズ」とは金の単位「オンス(OZ)」のことだと思ってください。ところで「オズの魔法使い」本人のことですが・・・・結局は「魔法使い」でもなんでもなく、手先の器用な人だったということで・・・そういった意味でいろいろな細工物も作れる人なんですよね。「役の行者」も忍者の元祖として・・・いろいろな道具を工夫したはずですし・・・同一人物ということで話を続けて行きたいと思います。さて・・・・話を続けましょう。「ところでこの少年が生き返ったところで・・・・皆さんは何のためにこちらにいらしたのですか?」「小角」は質問をしました。「マロはここにいる鶴に会いたいと思った来たんじゃが・・・」「神様」は「桃太郎電鉄」のウサギ社長と、「竜宮城」の亀参与との確執を説明し・・・その問題を解決するために「鶴」となった「浦島太郎」を探しに来たことを話したのです。そして「ヨセフとイエス」は、この「蓬莱山」の来ることが夢だったと話したのでした。「わかりました。・・・それじゃ上陸許可を出して良いか、”東王父”様に聞いてみましょう。」そう言うと「役の行者」はまた海の底に戻っていったのです。しばらく待たされました。・・・・・一晩。。。。二晩。。。。そして三つ目の夜が明けたとき・・・「蓬莱山」の全体が明るく輝き・・・・妙なる音が流れ出したのです。それは、雅楽のような・・・・・最初に気がついたのは「イエス」でした。「ねえ・・・”蓬莱山”が輝いてるよ!」その声に・・・みんなはいっせいに「蓬莱山」を見ました。その時島影から雲が湧き上がり、その雲がワアーっと近づいて来るではありませんか・・・そしてその雲の上には2人の仙人の姿を見ることができました。ひとりはあの「小角」・・・そしてもうひとりはもっと神々しさを滲ませている老人でした。「神様」はその姿を見ると、片ひざをつき頭を下げ・・・敬意を表したのです。「神様・・・あのお方は?」「神の世界」にあまり詳しくない「夏目漱石」が質問します。「アア・・・お前は知らないだろうが・・・あの方はこの”蓬莱山”にいて全ての仙人を束ねていらっしゃる”東王父様”だ・・・西の”崑崙山”にいらっしゃる”西王母様”・・・今の天帝様が女仙人を束ねていらっしゃるのに対して・・・この”東王父様”は男の仙人を束ねていらっしゃるのだ。」「じゃあ・・・おふたりはご夫婦ですか?」その答えを「神様」は知らないのです。「ハハハハハ・・・わしらは夫婦ではないのじゃよ」雲の上から笑い声がして「東王父様」が降りてきました。「ようこそいらっしゃった・・・・わしたちはあなた方を歓迎しましょう」「おそれいります・・・東王父様・・・・しかしなぜ3日もかかったのですか?」「西王母と相談していたのですよ」「西王母様もマロをよくご存知のはずですが・・・・・」「あなたのことではなく・・・その少年のことで話し合っていたのですよ」「イエスのことですか?」「さよう・・・・その子は将来、世界の平和のために働く子です。・・・だからこそ、この”蓬莱山”に留めおいて修行をさせようかと思うのです。」「ぜひそうさせてください」「ヨセフ」は大きな声で必死に頼みました。「子供の能力は無限です・・・・だけど今住んでるところは勉強する環境じゃありません・・・・井の中の蛙、大海を知らず・・・・ぜひたくさんの仙人様が修行されているここ”蓬莱山”で修行させてやってください」「おとっつぁん・・・オイラ船大工になるんだ・・・・だからおとっつぁんと一緒にいたいよ」「お前・・・嬉しいこといってくれるなあ・・・だけどな・・・お前はもっと立派な人になってもらいてぇんだ・・・だからここで仙人の修行をしてくんな!」そこで「東王父」は提案をします。「この子の人生はこの子のものだ・・・・あとで悔いを残すより・・・この子の思うようにさせてやればいい・・・・しかし少年よ・・・・お前は親孝行な子だ・・・親の考えていることを少しは理解してやりなさい・・・・ということで・・・”西王母”と相談した結果を伝えよう・・・・・」ここで、「東王父」は裁判官のように威厳を持った声で・・・こう伝えたのです。「今日ご訪問の神と作家”夏目漱石”の滞在は1週間とする・・・また”ヨセフとイエス”も1週間の滞在とするが・・・・その後再度の入国を認める・・・以上」つまり・・・・ここでイエスを修行させるかどうかは1週間の見学期間をもうけ・・・その後、家に帰ってから家族相談のうえ・・・修行することにしたならば戻ってくるが良い・・・そう言っているようでした。 ということで・・・続く
2017.02.11
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