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「花さか爺さんのお話しに、おばあさんが出てくることもあるけど・・・ウサギなんか出てきましたっけ?」「藤吉郎」は「桃太郎」に問いかけました。「そんなことを言われても・・・・事実出てきたものはしょうがないですよ」「桃太郎」は困ったような顔をしました。「じゃあ・・・どんな状況で出てきたんですか?」「隣のおじいさんは、うちのジョンを貸してくれと言って無理やり自分の畑へ連れてってしまいました。・・・でも自分の畑ではお宝どころかガラス玉1個出て来なかったようでして・・・・普通ならあきらめるんでしょうけど・・・強欲というか・・狭い畑を何度も何度も探させたそうです。」「何度探したって無いものは無いんでしょうに・・・・」「ところが日が暮れかけたころ・・・ジョンが”ここ掘れワンワン”と鳴いたようなんです。」「ごみが出てくるんですよね?」「いえいえ・・・うちのジョンは鬼ヶ島へ行ったり、金の加工場で働いたりしましたからお宝を見つけるのが得意で・・・・」「じゃあそのときも本当にお宝発見したんですか?」「でも見つかったのは隣のおじいさんの畑じゃなかったんですよ。・・・・またまた私の畑で吠えたらしいんです。」「隣の狸じじい・・・・くやしがったでしょうね?・・・何しろ出てきたお宝の所有権はその土地の持ち主にある。」「詐欺師をやるくらいですからね・・・それくらいの法律は知っていたようで・・・で・・・先にジョンを返しに来て・・・私こう言ったんですよ・・・・お宝は見つかったんだが、もう暗くって掘れない・・・・だから掘るのは明日にする・・・ってね」「ほう・・・それじゃ直ぐ掘らなかったんだ」「犬を返しに来て・・・その足で直ぐ暗い中を掘り始めたらしいんです。」「ほう・・・なぜ?」「まだ明るい時はジョンに見られているから、掘れなかったわけですよ・・・でも暗いうちに掘って自分の畑に埋め直しすれば・・・・・あくまでも自分の畑から出たんだと主張できるでしょ?」「だって翌日ジョンがこっちにあった筈だといえば・・・他には誰も証人はいないし・・・・ところがその移し変え作業を・・・隣村から来たおばあさんに見られたわけですよ。」「そりゃまずいところを見られましたね」「ところがおばあさんは目が悪くってよく見えてなかったらしいです。・・・でも、犯罪者の心理として見られたからには殺さなければならないと短絡的に考えたらしく・・・その夜、そのおばあさんの家に忍び込んで殺害に及んだんですよ」「そりゃひどい・・・・見ただけで殺そうと考えるなんて・・・・でも、その殺人事件が何でばれたんですか?」「おばあさんが襲われたとき大きな悲鳴を上げたらしいんですけど・・・それをおばあさんが可愛がっていたウサギが・・・その長い耳で聞きましてね・・・すぐさまおばあさんのもとへ駆けつけたらしいんです。・・・・そしてその時まだ虫の息だったおばあさんが・・・犯人は隣村のあの爺さんだと・・・・」「なるほど・・・・それで発覚したんですね?」「すぐさま、そのウサギは私のところへやってきまして・・・・敵を討ちたいからなんかいいアドバイスをしてくれないか・・・・・」「アドバイスをねえ・・・・・」ああ・・眠い・・・今日は疲れたからなあ・・・寝とようっと・・・続く
2017.01.31
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「ところが?」順風満帆だったと言われたところに、なんとなく雲行きが怪しくなるような発言。「武士の商法といわれれば・・・お恥ずかしい話なんですが・・・・あるとき”自分は鬼の一族だが・・・・こうして自分たちでも商売できるということがわかった・・・ついては独立して商売を始めたいが・・・資金を貸してくれないか”という話しが出てきたんです。」聞いているだけで詐欺事件の匂いがプンプンします。「姿形を見ていると完全に鬼の格好・・・・それが目をキラキラ輝かせてきたものですから、私は自分で頑張ろうという鬼も出てきたんだなと・・・喜んで手形を貸してやったんですよ。」「それで?」「そしたらその手形・・・いつの間にか狸の手元に渡っていました。」「狸?」「そうなんですよ・・・・狸に完全に騙されていたんです。・・・・鬼の一族は人数が少ないし・・・・わざわざ鬼に化けてくる奴もいないだろうと・・・・甘く考えていたんですよ。」「かなりの金額ですか?」「ア・・・いや・・・・・この詐欺事件はうまく解決ができて・・・・被害額も少なかったんですが・・・・私は引責辞任をすることにしました。」「それで社長を辞められたんですね?」「皆さんから留められて・・・・・社長は続けていたんですが・・・役員も育ってきておりましたから、私は仕事をみんなに任せて・・・・田舎のほうへ、鬼ヶ島に一緒に行った犬だけを連れ・・・・移住いたしました。」「会社を任せても大丈夫だったんですね?」「猿は機転も利いて・・・・社長代理としては優秀でしたし・・・・雉のほうは”鬼ヶ島レジャーランド”の管理者をさせていましたから・・・・・私に忠実な犬だけを連れて田舎に引っ込んだんですが・・・隣に住む老人がおりましてな・・・・実はこの老人・・・・あの狸だったということは後からわかったんですが・・・・」「ほう・・・・詐欺事件を起こしてそちらのほうに隠れ住んでいたんですか。」「そうなんです・・・・私も隣づきあいはうまくやろうと挨拶に行ったのですが・・・まさかあの狸が化けていようとは思わなかったんです。」「詐欺事件に失敗して・・・・ということは逆恨みというか・・・かなり意地悪されましたね?」「ところがそうじゃない・・・・ばれないようにしていたのか・・・・最初はうまくやっていたんですよ。」「ほう・・・・相手もいつばれるか心配で・・・・おとなしくしていたんですかね?」「そうかもしれません・・・・まあしばらくは普通にしておりましたが・・・・あるとき一緒に連れてった犬・・・・ずっと金の加工場に勤めていたせいか・・・・・お宝の匂いをかぎつけましてね。・・・あるとき畑の真ん中を掘ってみろって言うんですよ・・・”ここ掘れワンワン”ってね」「そこからは普通に”花さかじじぃ”のお話になるんだ」「ご存知ですか?」「もちろん・・・・・だけど・・・・ところどころ変わっていそうだな?」 「花さかじじぃ」の話しは誰でも知っているのですが・・・・どうやら桃太郎伝説と一緒で、少し内容が違うようです。「ジョンが”ここ掘れワンワン”と騒ぐので、私はその畑の真ん中を掘ってみたんです。・・・・・」「ジョンって・・・・誰ですか?」「私と一緒に鬼ヶ島に行った犬ですよ。」「エッ!・・・ジョンっていう名前なんですか?」「ええ・・・これからは国際的に通用する名前にしなければと思い・・・私がつけたんですが何か?」「だって・・・・花さか爺さんの童謡では・・・♪裏の畑でポチがなく~・・♪って」「そりゃおかしい・・・ポチって言うのはそれこそ誰のことですか?・・・・うちではジョンと呼んでました」「そういえば・・・・私が読んだ童話では”シロ”っていう名前だったなあ」「まあ、犬の名前はなんだってよろしい・・・・でその畑を掘ったら・・・誰が埋めたものなのか・・・金銀珊瑚の宝物がどっさり・・・・でも私には必要なかった。」「それをどうしたんですか?」「拾得物としてお上に届けました。・・・・その話しを隣のおじいさんに話しましたら・・・そりゃ惜しいことをした・・・もしかしてその犬にお宝を見つける才能があるなら・・・うちの畑でもお宝が出てくるかもしれない・・貸してくれないか・・・とこういわれたんです。」「この辺までは普通の花さか爺さんだなあ・・・・」「ところがねえ・・・・彼の畑を掘っても何も出てこない・・・それはそれで彼もあきらめたらしいんだけど・・・・うちへジョンを返しに来るとき・・・・またうちの畑でジョンが”ここ掘れワンワン”と鳴いたらしいのです。」「ほうあなたの畑でねえ・・・・」「掘ってみたら・・・またお宝が出てきたんですが・・・・隣のおじいさん・・・・自分の畑から出てきたようにごまかそうと思ったらしいんですが・・・・それを隣村のあるおばあさんに見つかったらしいんですよ」「え?花さか爺さんにそんなおばあさんが出てきましたっけ?」「このおばあさんが・・・・実はウサギを可愛がってましてね・・・・」「ウサギ?」マタマタ話しがややこしくなりそうです。ということで・・・・・つづく
2017.01.31
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「子供のあなたに何をさせようって言うんですか?」「藤吉郎」は「桃太郎」の言葉に口を挟みました。「鬼の一族と人間とが共存できる方法を探ってくれって言う事なんですけどね・・・・・子供だった私には荷が重い話なんです。・・・・・具体的には海賊や山賊に襲われたとき、人間に守ってもらいたいって言うことを・・・私から話してほしいということだったらしいんですけど・・・・当時の人間は人相だけを見て鬼の一族は恐ろしい物の怪だと思っていましたからね・・・・そんなに簡単にはいかないんですよ。」「でしょうねえ・・・わしなんかは、絵本の鬼の姿を見ただけで恐ろしいと思いますからね。」「私がもし、人間の代表に会うことができたとしても・・・・鬼は弱いものですから海賊たちから守ってやってください・・・そう言っても誰も信じないと思うんですよ。」「そうでしょうねえ・・・・それでどうしたんですか?」「そのまま本当に鬼が弱いと思われても・・・・言葉がしゃべれるだけ人間に便利に使われるような気がするし・・・・私はしばらく考えたんです。」「そっか・・・・人間の奴隷にされかねないもんな」「そこで、桃太郎の伝説を作ろう・・・そう思い立ったんです。」「桃太郎の伝説?」「そう・・・皆さんが絵本なんかで覚えている鬼退治の話ですよ」「村を襲ったりしている鬼ヶ島の鬼を、桃太郎が犬・猿・雉のお供と一緒にやっつけるっていう話ですか?」「そうなんです・・・・鬼ヶ島の鬼をやっつけるのはあくまでもスーパースターの桃太郎で・・・桃太郎だからこそ鬼ヶ言う事を聞く・・・というイメージを人間に植え付けたんです。」「するとどうなるんですか?」「鬼ヶ島は桃太郎のものになったというイメージと、鬼たちが桃太郎の家来になったというイメージがつくんです。・・・そうすると、強い桃太郎がいるならという事で、今までのように海賊たちが鬼ヶ島をおいそれと襲えなくなるんですよ。・・・桃太郎の報復が恐くってね・・・・それと、鬼たちがもし暴れても、桃太郎がついているなら大丈夫と・・・・普通の人間たちは思うはずなんです。」「そんなにうまくいくんですか?」「それが思った以上に効果がありましてね・・・・・強い鬼を桃太郎が押さえつけている・・・っていう噂がどっと広がったんですよ」「それからどうしたんですか?」「お供の三匹のうち誰か一人は鬼ヶ島に必ず残るようにして・・・鬼ヶ島を守り・・・私は金の鉱脈から金を運び出して・・・こちらにか工場を作りました。・・・・金に付加価値をつけ・・・それを人間に売るようにして・・・鬼たちが喰っていけるように教育したんです。」「それで秘書課長さんたちのご先祖様を一緒に連れてきたんですね?」「はじめは鬼一族の手に職をつけるために”金細工”をさせていたんですが・・・・そのうち桃太郎伝説とあいまって人気が出てきましてね・・・・私独りでは宣伝や営業に手が回らなくなりました。」「それで、鬼の一族に宣伝や営業をやらせてみたんですね?」「根がまじめな一族ですからね・・・・そのうちそれがうまく回り始めまして・・・会社はどんどん成長していったんです。」「そりゃ良かった」「商売熱心にやってくれましたからどんどん会社が大きくなってきたんですが・・・中にはついていけなくなるものも出てきました。・・・何しろ海千山千の人間相手ですから・・・厳しい商売についていけないものも出てきたんです。」「そりゃあ大変ですねえ・・・」「強くなった鬼たちは角が落ちてしまいますから、すぐにわかります・・・角が落ちない鬼たち・・・これが問題でしてね・・・・つまり優しすぎて商売の厳しさについていけないんですよ」「アア・・・それでレジャー産業進出したわけですね」「そうなんです・・・商売に向かないものたちを鬼ヶ島に戻しまして、レジャー産業のほうに向かわせたんです。・・・タレントとしてね。」「金鉱石を掘る係りも必要ですしね・・・・」「そうなんですよ・・・仕事はいくらでもあるんです。」「それで観光会社も作り、客を鬼ヶ島に送り込んで・・・桃太郎体験とか金鉱掘りとか体験させたり・・・・そんなツアーを作ったんですね。」「そこまでやったからには、今度は鉄道会社でした。」「それがこの桃太郎電鉄ですか」「そうなんですよ・・・・・鬼一族は、さっきも言ったようにまじめな人々です。・・営業や宣伝は向かなくても、鉄道の保線作業・・・それに改札の係りなどをやらせると、一生懸命やってくれます。」「なるほど」「ですからどの部門も順風満帆でした・・・・ところが・・・」 おっと・・・・つづく
2017.01.31
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土曜日の夕方から、胸が痛くって熱があって咳が出て・・・月曜日になれば治るだろうと思ってたんだけど、全く治りそうもない。特に、咳が出ると左の胸が痛い。こりゃだめだと思い病院に行った。受付の機械の前に立って、ハタと困った。何科を受診すればいいんだろう?咳が出るなら風邪か?・・・それなら循環器内科かな?いや、肋骨が折れてるとかヒビが入っているなら整形外科か?実はどっちかわからないから・・・内科に行こうと思ったんだけど・・・だって何の病気かわからないときは「そうじゃないか?」と・・・そこへ病院の知り合いの職員が来た。「どうした?」って聞くから、「咳が出ると胸が痛い」って言ったら「それなら循環器かな?」そこでもう一つ情報を・・・「実は先週の木曜日に駐車場の路面が凍って転んだんだけど・・・ぉの時はそんなに痛くなかったんだけど。」すると、「整形外科に行け。」って・・・言われた通り整形外科に行きました。すぐにレントゲンを撮って、熱も計ったんだけど・・・結果、「風邪をひいてるから熱はあるがインフルエンザじゃない。その咳で折れてる肋骨が痛いんだ。」レントゲン写真を見せられました。7番目の肋骨の脇の下から背中にかけて、きれいに折れてました。「我慢するしか治療法がないよ。痛むかもしれないけど、痛み止めを二週間分出すから・・・」そのほかは湿布薬と胃薬を出してもらって帰ってきました。今日の仕事は休んで、明日から出勤しますけど、まだ痛みますね。
2017.01.30
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「藤吉郎」と「カール」は桃太郎に会えることになり、秘書課長の案内で「桃太郎電鉄本社ビル108階」の会長室に通される事になりました。このビルの最上階です。秘書課長が「会長室」のドアをノックします。「お客様をお連れ致しました」秘書課長がそういうと、中から落ち着いた声で「どうぞ」と言う返事がありました。「藤吉郎」たちが中へ入ると、そこには赤いちゃんちゃんこを着た「花さかじじぃ」が・・・・・え?何でこんなところに「花さかじじぃ」がいるのでしょう?「ああ・・・私目があなた方がお探しの桃太郎でございます。」この人こそが、あの桃太郎の年老いた姿でした。「あなたが桃太郎さんですか・・・・・いやあ・・・一瞬”花さかじじぃ”のおじいさんかと思いましたよ。」「じじぃのおじいさん」という言い方も変ですが、意外な答えが返ってきたのです。「いや・・・私は”花さかじじぃ”ですよ。」「え?今、自分で桃太郎とおっしゃったじゃありませんか?」「ですから、若い時分には鬼ヶ島に行って・・・引退してからは花さかじじぃになったんでございますよ。」そこから、長~い桃太郎の伝記が始まったのです。「私が生まれたのはむか~し昔でございました。・・・・え?年号はいつだって?・・・・そう言われましても・・・・あなたもそうでございましょうが、自分の生まれた年号なんて、親から教わって自分の生まれた誕生日がわかるのであって・・・赤ん坊の私にはまったくわかりません。・・・・・ああ、私を拾い上げてくれたおじいさんもおばあさんも・・・・その時にはもうたいそうなお年を召してらしたから・・・聞いても覚えておらんかったのですよ。」そこでお茶をいっぱいぐっと飲みます。「桃から生まれたから桃太郎と名付けた・・・なんて言ってますが・・・・そんな大きな桃は私も見たことがない・・・・きっとこれも、宇宙人が落としたカプセルかなんかが川に流れていって・・・・それをおばあさんが桃と勘違いしたらしくてね・・・・」つまりピンク色をしたカプセル・・・・「がちゃぽん」のようなカプセルだったのでしょう。「桃から生まれたんじゃないんですか?」「藤吉郎」が聞くと「桃太郎」は笑いながらへそを見せてくれました。「私は植物から生まれたんじゃない・・・・その証拠にちゃんとへそがあるんですよ。・・・その桃が玉子のようなものなら、私にはへそがないはずでしょ?・・・でもしっかりあるんです。・・・だから私は自分が哺乳類であると確信しています。」「藤吉郎」と「カール」はまじまじと「桃太郎」のへそを見ました。寄る年波には勝てず、しわしわのおへそでしたが確かにへそです。「まあ、それでも・・・・おじいさんもおばあさんも・・・私のことを一生懸命育ててくれました。・・・・もちろん乳は出ませんから、足柄山に住む”山姥”にそのころちょうど赤ちゃんが生まれ・・・乳が出すぎて困っているという話を聞くと・・・そこへもらい乳に行きましてね・・・・確か乳兄弟の名前は”金太郎”と言う、似たような名前でしたけどね。」聞き覚えのある「金太郎」という名前まで出てきました。「とにかく何とかおじいさんおばあさんから愛情いっぱいで育ててもらったんだが・・・ある日のこと鬼の代表が私の家にやってきたんじゃ。・・・・」「鬼が来たんですか?」「ああ・・・海賊や山賊が鬼ヶ島へやってきて、お宝をごっそり持っていくのだそうだ・・・・じゃから助けて欲しいと・・・・・」「ちょっと待ってくださいよ?・・・・・だっておかしいじゃないですか」「何がじゃ?」「桃太郎さんは、まだまだ子供だったし・・・・強い人だって言う噂にでもなっていたんですか?」「ああ・・・そのことか・・・・実は鬼族の伝説の中に、自分たちの先祖はピンクのカプセルに乗って地球にやってきたという伝説があるそうじゃ・・・・私も桃の中に入って川から流れてきた・・・・普通の赤ちゃんの誕生とは違う・・・という話をどこからか聞いて・・・私はきっと同じ宇宙から来たものだという風に思ったらしい」「そういえば・・・・私達はここへ来る前・・・宇宙人と遭遇したんです。・・・その宇宙人も角が生えていまして・・・」「もしかしたら、すべて同じ一族かも知れんのう」「それでどうなったんですか?」「どうもこうもない・・・・私も子供だし、鬼の一族が退治できない海賊や山賊を・・・どうしようもできない・・・と最初断ったんじゃが・・・・鬼の一族が言うには・・・自分たちは気持ち悪がられて人間と一緒に暮らすことはできないが桃太郎という人間に近い我々の仲間なら人間との橋渡しをしてくれそうだ・・・と言うことになってな・・・・とりあえず、鬼ヶ島に来て見てくれ・・・とこうなったわけさ」ちょっと話しが長くなってきましたが・・・時間がないので・・・・つづく
2017.01.30
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ここは「桃太郎電鉄本社」応接室・・・・秘書課長の話しが続いています。「先代社長は、帰ってくると早速、そのお宝である金の加工場を作りました。・・・私たち鬼族では商売しようにも、頭のてっぺんに角が生えていて・・・人相もあまりよろしくないことから・・・人間との商取引もままならなかったのでございますが、桃太郎社長が中間に入って商売できるようになりましたものですから、なんとか順調に業績をアップしていったのでございます。」「しかし、あなた・・鬼の一族って言いながら・・・角が生えてらっしゃいませんね」「角は、弱い自分を守るための唯一の武器でございました。」「鬼が弱い・・・んですか?」「皆さんは誤解していらっしゃる・・・・・動物でもおとなしくて弱い動物だけが角を持っているんですよ・・・牛・ヤギ・鹿・・・まあサイも持っておりますが・・・どちらかというと”おとなし系”の動物・・・菜食主義者の動物だけが角を持っているんです。」「そういえばそうだ・・・・」「鬼の一族もどちらかというとおとなしい種族で、・・・・そもそも私達のことを鬼と間違えて呼んだのは人間でして・・・もともとは鬼ではないのです。」「え?実際は鬼というのはあなたたちではないんですか?」「中国の伝説の中で”陰(オン)”と呼ばれるものが鬼の語源で・・・・陰の者・・・あってはならない者・・・目には見えない者・・・という意味がございます。・・・・・ですから、あちらでは妖怪とかキョンシーのような者を”鬼”と呼んでいるようですが・・・・」「ほう・・・あなたたちは本物の鬼ではないんだ」「私達の先祖は・・・・おそらく、人間の中に生まれた畸形の一族でして・・・人間の中でももっとも弱いおとなしい種族だったのだと思います。」「それと角がなくなったのはどういう関係が?」「先代桃太郎社長が会社を興されたとき、荷物運びについてきた私たちが社員として採用されたのでございますが、やはり商売とは厳しいものでございますね・・・・その厳しさについていくために徐々に強くなってまいりまして・・・そのうち角がぽろっと取れたのでございます。」「ほう・・・・強くなったら角が落ちたのですか?」「しかし、この厳しい競争社会についていけないものも大勢おったのです。・・・そいつらは肩を落として鬼ヶ島に帰りました。・・・・・そこで、桃太郎社長・・・・何とかそいつらも食っていけるようにしようということで・・・・・旅行会社を作り・・・鬼ヶ島を一大レジャー産業施設として再生させました。・・・」「ほう・・・そんな観光地は聞いたこともないが・・・・」「もちろんこの天国でですよ。・・・・・・この天国というところは、穏やかな過ごしやすいところですが・・・・もうひとつ活気がない・・・・そこで観光施設を作り興奮できる場所を提供しようというわけです。」「ほうなるほど・・・・」「「鬼ヶ島レジャーランドは大成功しましたが、それだけではなく・・・ふだんは金鉱脈を掘る仕事もしています。・・・・ですから彼らもまた、裕福になってきているのです。」「金を掘るのも続けているのですか?」「もちろんです。・・・・そして、その金を掘る作業も観光のひとつとして見せています。」「一石二鳥ですね。」「その観光事業の一環として・・・・今度は”桃太郎電鉄”という鉄道事業も始めたのですが・・・・・」そのあと・・・秘書課長は少し、暗い表情を見せました。「何かあったんですか?」「これ以降のお話しは・・・・桃太郎会長・・・先代社長からお聞きください」「え?桃太郎に会わせてくれるんですか?」「お二人は社長に会いたいとおっしゃったんで無理だとお断りしたのですが・・・会長でしたら、会長室でノンビリしておられます。・・・・どうぞこちらへ・・・」秘書課長に案内され、どうやら桃太郎に会えるようです。 つづく
2017.01.30
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「神様」が「吾輩は猫である」の主人公・・・「名前はまだない」猫をその飼い主である「夏目漱石」の元に届けようとしていたとき、一方の「藤吉郎」たちは「桃太郎」をようやく探し当てたのでした。ここまでは順調でした。あとは「夏目漱石」が「森鴎外」の家に遊びに行ってるということで、その近くにいるはずの「お釈迦様」に会えばいいのですが・・・・桃太郎のところでもうひとつとんでもないことが起っていたのです。今度はそちらのほうへ目を向けてみましょう。「神様」と連絡を取った後しばらくして・・・・「藤吉郎」と「カール」はすぐに「桃太郎」が作った会社、「桃太郎電鉄本社」を見つけました。「おい、ここだぞ・・・・ずいぶんでかい会社だなあ?」「ワン、どうせ鬼から分捕ったアブク銭で建てた会社だ・・・・気後れする必要はない」「そんなこと言ったってよう・・・こっちはただの足軽と犬だぞ・・・・」「ワンワン・・・犬を甘く見てもらっちゃ困るなあ・・・・現にこの会社の役員の中には犬もいるんだ。」「アア・・・あのお供をした犬、猿、雉は今、この会社の役員にはなっているがな・・・同じ犬でもあちらさんは鬼退治をした犬なんだぞ?」「それなら、僕だって警察犬だ・・・公務員なんだぞ」「警察犬って公務員だっけか?・・・ちょっと違いやしねぇか?」「マア、そんなことはいい・・・とにかく中へ入ろう」2人はその大会社の受付に向かいました。「えっと・・・社長さんはいらっしゃいますか?」「はい今日は出社いたしておりますが・・・社長とのお約束はございますか?」「いや・・・急に来たもんですから」「まことに申し訳ございませんが、今日はお客様が大勢いらっしゃいまして、お約束のないお客様にはお目にかかれないかと存じますが・・・・」「いや・・・神様から用事を言い付かってまして・・・なんとしてもお目にかかりたいのですが?」「それでしたら少々お待ちください・・・・今秘書課長と連絡を取ってみますので・・・・」そう言うと、受付嬢はどこかに電話をしていましたが、まもなく・・・・「申し訳ございませんが、社長はあいにく今日お時間が取れないようでございまして・・・・秘書課長でしたらお話をうかがえると存じますが・・・・」「どうしてもダメですか?・・・・鬼ヶ島のお話をうかがいたくて参ったのですが・・」「まもなく秘書課長がまいります・・・そちらにご相談なさってはいかがでしょう?」二人は、もう一度食い下がろうとしましたが、そのまま応接室に通されました。どれくらい待たされたでしょうか?コーヒーがかなり冷めてしまったころ・・・・ようやく秘書課長が現れました。「あ、私、・・・秘書課長をしております・・・鬼塚・・と申します。」そう言うと彼は名刺を渡しました。「まことに申し訳ございません・・・社長本日あいにくと来客が重なっておりまして、お目にかかることはできませんが、私でわかります範囲ならお話を伺わせていただきますが?」そう言って彼は、ソファーに浅く腰掛けました。「うかがいましたところ・・・なんでも鬼ヶ島のことでお話しがあるようでございますが?」「ええ、鬼ヶ島の鬼のことで少々お伺いいたしたい事がございまして・・・」「それならもしやお二人は勘違いされていらっしゃいませんか?」「と・・・申しますと?」「おふたりがおっしゃっております社長とは・・・先代の桃太朗社長のことかと存じますが・・・・現在は第一線を退かれまして、会長として悠々自適のお暮らしをしていらっしゃいます。・・・・現在私どもの社長は”鬼山”と申しまして・・・当時のことは当社ではわかる者がおりませんが・・・・」「失礼ですが・・・・社長さんが鬼山さん・・・そしてあなたが鬼塚さん・・・もしかしたら鬼の一族の方ですか?」「さようでございます。・・・・先代桃太郎社長が鬼ヶ島に参りましたときに、一緒のこちらへまいったものの子孫でございますが。」その話は初耳でした。鬼ヶ島から凱旋した桃太郎は、犬・猿・雉の3匹とともに帰ってきたはずで・・・鬼が一緒に帰ってきたという童話は聞いた事もありません。「それは先代が持ち帰った宝物の量が、巷では荷車一台分と伝わっているからでございましょう・・・・・実はそんなわずかではございませんで・・・・トラックで・・・そうですねえ・・・・10台分もあった出ございましょうか?」「そんな・・・だってあなた方のご先祖は桃太郎にやっつけられたんでしょ?・・・それなのに荷物運びまでやらされてたなんて・・・」「いえ・・・あの童話のせいで誤解があるようでございますが、私どもの先祖は先代社長に助けられたのでございます。・・・・今でこそ一大観光地になってございますが、当時の島は食べ物もろくすっぽない荒地でございまして・・・・そこへ先代がいらっしゃって・・・・宝の持ち腐れになっておりました金の鉱石なんぞをこちらへ移し、それを元手に商売を始められて、この会社を創設されたのでございます。」なにやらあの「桃太郎伝説」は怪しい話になってきました。まだまだ秘書課長の話は続きます。ということで・・・・・つづく
2017.01.29
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目をつぶってじっとしている猫・・・・・これも不気味なものでした。そこにはネズミたちが恐怖に震えながら、その猫の一挙手一投足を見守っているのです。「神様」はもう一度聞きました。「お前・・・・いったい誰なんだ?」その時その猫はギロッとした目で「神様」を睨んだのです。「俺か?・・・・俺は猫だ・・・猫の中の猫なんだ」このとき「神様」に何かぴんと来るものがあったようです。「うーんそうか・・・そうだったのか・・・・・お前がそうだったんだな?」「神様」はひとつ唸って、独り言のようにいいました。「誰なんですか、こいつ?・・・・ここは天国・・・それなりの功績のあるものじゃなきゃ来れないはずなのに・・・・正体不明のこいつ!・・・神様・・・わかったんでしょ?」長老ネズミが警戒したまま「神様」に尋ねました。「アア・・・たった今わかった・・・・こいつの正体がな・・・・・」「誰なんですか?・・・・・有名な猫じゃなきゃ天国に来れるはずもないのに・・・・わしたちが八方手をつくしても名前ひとつわからないなんて・・・」「名前から調べようとしたから悪いんだ・・・・だからわからなかったんだよ」長老ネズミばかりではなく、他のネズミも・・・「孔雀」でさえ「神様」の言ってる意味がわかりませんでした。「こいつには名前がないんだよ・・・・だから誰も正体をつかめなかったんだ」「名前のない猫で有名なんですか?」「ああ・・・日本ではかなり有名な猫だ・・・・・夏目漱石の猫だよ」その時長老ネズミは、以前図書館に住み着いていたとき読んだ本を思い出しました。「吾輩は猫である・・・・名前はまだない・・・なるほど。。。」「名前がないから混乱したんじゃ・・・たいした奴じゃない・・・・マロはまた・・・鍋島の化け猫でも出るかと思ったのじゃが・・・・それなら霊力があって一筋縄ではいかんが・・・・こやつはただの飼い猫じゃ・・・・そんな恐ろしい奴でもない・・・どういうわけか世の中を斜めに見るところがあるが・・・おそらく飼い主のせいであろう」「俺は飼い猫じゃねえ」その猫が突然怒り出しました。「俺があいつを食わせてやったんだ・・・・俺のことを勝手に書きやがって・・・そもそも俺を飼いたがったのはあいつの家族だ・・・・俺は飼ってくれと頼んだ覚えはねぇよ」最初はかっとなって怒鳴ったようでしたが・・・最後は穏やかになってまた目をつぶりじっとしてしまいました。「こいつも、ここに来れない様に結界の外に出しておいてやろう」「神様」がそう言うと・・・夏目漱石家の猫は・・・・「どうせなら漱石のところに連れてってくれ。・・・・あいつをからかってやるのも面白い・・・どうせならこんなネズミをからかうより・・・あいつをからかってたほうが面白いからな・・」いきがって言ってますが・・・どうやら夏目漱石のところに行きたがっているようです。「そりゃ困ったなあ・・・マロたちは忙しいんじゃ・・・これからお釈迦様と桃太郎を見つけねばならんからな・・・夏目漱石まで探している余裕はないんじゃが・・・どうだ・・・ここのネズミたちに探してもらったら?」そう言うと長老ネズミがあわてだしました。「ブルブル・・・・そんなこととんでもない!・・・猫と旅するなんて真っ平お断りでございます。・・・・どうせこれからご案内するお釈迦様の近くに、森鴎外の屋敷があって・・・確か毎日夏目漱石が行ってるようです。・・・どうぞ一緒にお連れなすっておくんなさい」こうしてネズミの案内を受け・・・「神様」たちはお釈迦様の居場所を探して旅を続けるのです。そういえば、桃太郎を見つけたと行っていた「藤吉郎」たちはどうしているのでしょう?実はこちらでも大騒ぎしていたのです。という事で続く
2017.01.29
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「猫退治」を頼まれた「神様」と「孔雀」はネズミの穴から長老ネズミと決死隊ネズミ10匹と共に出て来ました。しかしもう1匹の正体がわからない以上、用心に越した事はありません。「猫」と言うだけでどんな「猫」なのかわからない・・・もしかしたら「猫族」と言う事で「ライオン」や「トラ」と言う事も考えられるのです。「もしかしたら天国に来る猫ですから・・・・ジャングル大帝レオかも知れませんことよ?」「孔雀」は神様の影に隠れていようと必死でしたが、いかんせん体型が細身の「神様」と違い、出るところは出てるし・・・出ちゃいけないところも出てしまっていますから、隠れるどころではありませんでした。「あまりマロにくっつくな・・・暑苦しいではないか」「神様」は「孔雀」を振り払おうとしています。そのときです。「ニャーゴー!!」そう言って草むらからまっしぐらにネズミに向かって飛び出してきたのはアニメの猫・・・そうトムだったのです。「わあ・・・でた!」決死隊のはずなのに、ネズミたちは逃げ惑います。「こら、待て待て!待つんだ!」「神様」は必死になってトムを追っかけるのですがけっこうすばしっこくって捕まりません。ようやくのことで首根っこを捕まえたのです。「こら・・・お前は何でネズミを追いかけるんだ・・・ネズミを食わなくたってお前は飼い猫なんだから食べるものはあるだろう」そう言うと・・・トムがこういったのです。「オイラはねずみなんか食わないよ・・・喰う事ができたならジェリーを捕まえるチャンスは何度かあったんだものその時喰ってるよ」そういわれて見ると、先に襲われたネズミたちは軽い怪我をしてはいても、誰も食べられたものはいないようで・・・・「お前は何でネズミを襲うんだ?」「これは猫の習性でんがな・・・・ちょろちょろ動かんとソーッと来たら襲わヘんがな」関西弁を使っているように聞こえると思いますがそうではありません。もちろんテレパシーですから、あくまでもイメージです。「じゃあ、どうどうと来たらお前は襲わないんだな?」「おいどんに悪戯せんもんに、悪さは絶対致しもはん・・約束するでごわす」今度は鹿児島弁に聞こえると思いますが・・・同じくそうではありません。「もう絶対しないと約束するのか?」「I promise」これも英語に聞こえ・・・・しつこいかな・・・・・「じゃあ・・・お前がここに来ないように結界を張っておく」そう言うとトムをそこから20メートルほど離したところにそっと置きました。「ネズミの穴から半径20メートル以内に入ると、お前の身体に電気が走るようにしておく・・・絶対近づくんじゃないぞ」「神様」はそう言いつけたのです。しかしトムはそう言われたにもかかわらず・・・・・神様がちょっと離れると・・・結界内に入ろうとします。「神様・・・あの猫、たった今言われたばかりなのに、すぐに入ろうとしますよ?」「孔雀」はすぐに気がつきそう言ったのですが・・・「神様」は落ち着いていいました。「ほっておけ・・・・あいつはいじめられたり、自分の身体を傷つけるのが嬉しい猫なのじゃ・・・・マロにはそれがわかったので、あの電気ショックを設置して、いつでも自分の身体を痛めつけられるようにしておいたのじゃ・・・あれさえあれば、たとえ結界の外にいてもネズミを襲うことはないじゃろう」「でも電気ショックって身体に悪くないですか?」「あの程度の電気ならば・・・逆にマッサージ効果がでるじゃろう・・・健康にはいいようだ」そう言うと次の猫を探し始めたのです。「さあ・・・次の猫だぞ・・・正体がわからないんだから気をつけろよ」用心深く前進します。その時長老猫が、一点を睨みつけながら「神様」にささやきました。「あそこです・・・・あの木の上・・・・目が爛爛と輝いています。」「神様」が言われた木の上を見ると・・・・確かに金色に光る目がこちらを睨んでいました。「あいつです・・・絶対にあいつです」長老ネズミは冷静に断定しました。その輝く目の持ち主はユッタリと・・・、しかしながら、しなやかに木の上から飛び降りてきて、ネズミたちを目の前に、その場にしゃがみこんだのです。「逃げられるものなら逃げてみろ」とでも言いたそうな顔つきをしています。「おまえはだれなんだ?・・・・名前はなんと言う?」しかし、その猫はそういわれても、目を閉じじっとしていました。 つづく
2017.01.29
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ネズミに頼まれたのは、2匹の猫の退治でした。一匹はアメリカのネズミでトムという名前の猫・・・・・・どうやら現世ではジェリーというネズミに翻弄されて・・・・ネズミには異常なほど恨みがあるらしいのです。問題はもう一匹のほうの猫でした。素性どころか名前すらもわからないのです。「どうやればいいのかな?・・・マロはあまり時間がないのじゃが・・・・」「神様」は少し悩みました。だって今は、お釈迦様と桃太郎を探さなければならないのです。「お釈迦様ですって?・・・それなら今いらっしゃるところを存じております。・・・今回の猫の件が終わればすぐにでもご案内いたします。」「なに?お釈迦様の居場所を知っておると申したな?」それならば、むやみやたらに探すより、そちらのほうが楽です。こうして、「神様」たちは、猫退治に加わったのでした。 あれ?急に眠気が・・・おやすみなさい。で続く
2017.01.28
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「おむすびがない・・・・」ということは誰かが持ち去ったに違いありません。かすかに声も聞こえたのです。「おむすびコロリンすっとんとん・・・・」はっきりとその声が「神様」の耳にも残っていました。「コリャ・・・誰かそばでこっちを覗ってる奴がいるな?」その時、声が・・・・声だけが聞こえました。「お前達早いよ・・・早すぎるよ!」「誰だ!・・・出てこい!」「俺たちのルールでは・・・・おむすびは2つ落ちてくることになっているんだ。・・・それなのに、お前達は一個しか落とさなかっただろ?」なるほど、確かに民話では最初に一個落とし、歌声が聞こえたのが面白くって2個目も落とすことになっていました。「ああ・・・そりゃあ・・・マロが悪かった」そういうと「神様」は呪文を軽く唱え、そこへ大きな皿に乗っかったおむすび10個ほどを出したのです。そのとたん、今までどこに隠れていたものか・・・何百匹というネズミが現れたのです。そして見る見るうちに「大広間」はネズミで覆いつくされました。「キャー!気持ち悪い!」「孔雀」は大声で叫び続けます。「そんなに気持ち悪がらんでもいいじゃろう・・」一番奥にいて、ネズミたちがおむすびに群がっているのをじっと見ていた長老ネズミが「神様」たちに声をかけます。「お前さん・・・なにものじゃね?」長老ネズミがそういいながら「神様」たちに近づいてくると、その通路のネズミたちはいっせいに道をあけたのです。「マロか?・・・マロは神様じゃ」「ほう・・・お前様は神様か?・・」長老ネズミは珍しそうに神様を眺め回しました。「お前様は日本の神様ですかな?・・・・見たところ異相の姿をしてらっしゃいますが・・・」「神様」は前のお話で高校生のお姿になってから・・・・ジーンズにTシャツがお気に入りで・・・・この日も白地に黒い文字で「御意見無用」と書いてあるTシャツを着ていました。しかし、「孔雀」はあいかわらず十二単でしたから、すぐに日本の神様だと思ったらしいのです。「マロは純日本産の神じゃ」「神様」は胸を張って答えます。「それならば・・・・私たちがおむすびコロリンのネズミだというのはおわかりですな。」「おそらくそうであろうと思っておった。」「それでは、私たちがおむすびの落ちてくるのを待っているということもおわかりですね」「そうなのか?・・・マロは知らんかったが」「神様ともあろうお方が・・・わからなかったですと?」「偶然落ちてきたおむすびが美味しかったんじゃろうと思っておったんじゃが」「わしらはおむすびなんぞ・・・・ただ飯粒の塊ではありませんか・・・・あんなものに喜びは致しません」「しかし、今こうして・・・マロの出したおむすびに群がっておるではないか?」「それは・・・わけがあるからでございます。」言葉遣いがだんだん丁寧になってきた長老ネズミはさらに言葉を続けます。「食べ物はこの天国にいる限り・・・いつでも霞を食べることができます。・・・しかし、わしらは硬いものを食べていないと歯が伸びてきてこまるのですじゃ。」「そんなことを申しても、おむすびじゃとて柔らかいぞ?」「しかし、霞よりは硬いものでございます。・・・・・ですから時々こうして穴から落ちてくる食べ物には仲間達が群がるのでございます。」「それならば、外に出て食べ物を探すとか・・・・おお、そうじゃ・・・マロは聞いたことがあるのじゃが、お前達はたくさんのお宝を持っておるそうではないか・・・・それで買い物をすればよいではないか。・・・・・」「外に出て安全ならばそう致します。・・・・・しかしこのネズミ穴の周りには最近2匹の猫が住み着いておりましてのう・・・・」「お前達はいろいろなものに化けられるのではないか?」「確かに天国におりますから、大きくなったり小さくなったり・・・化けたりはできるのですが・・・・匂いだけは消すことができませんのじゃ」「そんなにネズミの匂いはせんがのう・・」「猫の嗅覚を侮ってはいけません」「その猫が怖くて外に出られんと申すのじゃな?・・・たかが二匹なのに」「それが実に獰猛な猫でして・・・・」「天国に住むからには・・・獰猛な猫はおらんじゃろう?」「ところが、天国では最近、有名になると来れるようになってきてまして・・」「つまり信者の多い猫じゃから、宗教の教祖のようになっておるのじゃな?」「その通りでございます」「困った風潮じゃのう・・・・最近は人気さえあれば代議士にもなれる・・・・人間の世界と同じになってきてしもうた」「仰せの通り・・・・・」「その猫の名前は?」「一匹は、トムと申しまして・・・アメリカの猫でございます。・・・・現世では我々ネズミ族の一匹に翻弄され・・・・かなりネズミに恨みを持っておりますのじゃ」「もう一匹は?」「それが・・・・もう一匹はどうにもわからないのでございます。」「わからない?」「我々の秘密情報組織チュー・アイ・エーをもってしても・・・・」「実際はおらんのではないのか?」「いえ、確実におります。・・・・・・スパイとして外に出たネズミ一匹が、その猫に襲われまして・・・・命からがら逃げ出してきたのですが・・・・穴にたどり着き・・そのまま息絶えたのでございます。・・・・その際・・・・三毛猫に襲われたと・・・・申し遅れましたがトムは三毛猫ではございません。」「それってもしかしてホームズ?」「孔雀」が口を挟みます。「誰じゃそれは?・・・・お前存じておるのか?」「アタクシ以前推理小説にはまりまして・・・・」「おう・・・明探偵ホームズか・・・それならわしも知っておるが・・・あれはイギリスの人間じゃぞ?」「そうではございません・・・・三毛猫ホームズという猫がおりまして・・・あれならかなり有名でございます。」「ほう・・・もしかしたらそうかな・・・・」今度は長老ネズミが口を挟みます。「いえ・・・・・わし達のスパイ網でも調べたのでございますが・・・・あの猫はまだ現世にとどまっておるようで・・・」「ほう・・・それでは・・・・ここにいる謎の猫・・・・一体誰なんじゃろう?」どうやら「神様」はネズミの応援をするようになりそうです。 続く
2017.01.28
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太公望のもとを去った「神様」と「孔雀」・・・・定時の連絡のために少し高い丘に登りました。電波と同じで「テレパシー」も高い山などの障害物があるとうまく通じないようで・・・・「もしもし・・・・藤吉郎さんかい?・・・そそ、マロ、マロ!・・・・どう?・・お釈迦様は見つかったかい?」「ああ、お釈迦様はまだ見つかんないんですけどねえ・・・・ちょっと小耳に挟んだんですけど・・・・桃太郎がね・・・・この先の少し行ったとこで・・・儲けたお金で鉄道会社をやってるって話なんですよ・・・そそ・・・”桃太郎電鉄”って言う会社らしいんですけど・・・」「へえ・・・桃太郎がねえ・・・・・・」「だから桃太郎が見つかったら、次の定時連絡のとき報告しますから・・」連絡が終わり・・・次の連絡が取れるまで神様達はそこに留まることにしました。なぜなら、「藤吉郎」たちが桃太郎を発見したとき、もときた道を戻らなければならないから・・・・・「ねえ・・・神様・・・・おなかすきませんか?」「孔雀」は何よりも食欲優先でした。「さっき、昼食は食べたであろう?」「霞なんて・・・おやつみたいなもんですわよ・・・おやつは別腹」最近覚えたCMのコピーで空腹を訴え続けます。「わかったわかった・・・ようするに腹にたまるようなものを食べたいんじゃろ?」そういうと、「神様」はおむすびを2つ出したのです。しかし、空中に突然おむすびを出したものですから、そのおむすびは地面に落ち・・・・コロコロ転がり落ちていきました。何しろここは小高い丘ですから。「ああ・・・・」ようやくひとつは「孔雀」が取り押さえましたが、一個はさらに転がり続け・・・なぜか地面にぽつんとあいていた穴の中に落ちたのです。「アラ?・・・・ここってゴルフ場なのかしら」その穴の大きさはちょうどゴルフのホールくらいです。「孔雀」はその穴の中に手を差し入れてみました。「届かないわ・・・・・ゴルフのホールじゃないようね・・・・深すぎるし・・・カコーンって音もしないし・・・・」「孔雀」はその深い穴から手を出しました。その時かすかに声が聞こえたのです。「おむすびコロリンすっとんとん・・・・」「アラ・・・・この穴の中にどなたかいらっしゃるようですわ?」「なんだ?・・・・お歯黒・・・お前あの有名な民話を知らんのか?」「民話って?」「おむすびコロリンのお話しだよ・・・・穴の中にはネズミが住んでいて・・・・」「キャー!ネズミ嫌い!」なんとなく「孔雀」には嫌いなもの怖いものなんてないんだろうと思っていた「神様」でした野で、意外な答えでした。「ほう・・・お前ネズミ・・・嫌いだったのか?」「ええ・・・だって食べても美味しくなさそうなんですもの」食べるつもりだったのか!「連絡が入るのを待ってるのも暇だし・・・中に入ってみようか?」「だってこんな小さな穴なんて・・・・いくらあたくしがスマートだとしても・・・」「お前がスマート?」どう考えても信じられない発言です。「だからスマートだったとしてもでございますよ・・・・・それでも入れそうもございませんわ」なるほど・・・もしスマートだったとしてもこんな小さな穴からは入れない・・・ましてこの体型では・・・と言うことだったようです。「何を申しておる・・・マロは神様じゃぞ・・・できぬことなどあるか」そういうと二人の身体をネズミほどの大きさに変えたのです。「さあ・・・参るぞ」「神様」は先に穴の中に入り、「孔雀」があとから続きます。しかし、その穴は坂のようになっていて・・・・しかも使いこなされた滑り台のようにツルツルに滑ったのです。穴の出口は、ポッカリと大きく広がった空間の天井でした。つまり、天井に口を開けた穴ですから・・・・「神様」は床にドシンと落ち、しこたま腰を打ちつけたのです。そしてその後からは「孔雀」が・・・・・大きなお尻が目の前に迫ってきて・・・・「神様」は久々に「恐怖」を感じたのでした。「アラ・・・神様・・・・失礼を致しました。・・・・でも良かった」何が良かったというのでしょうか?自分が痛い目にあわなくて良かったというのでしょうか?「アたくし、この旅行中に、500グラムほど体重が減ったんですの・・・その分軽かったでしょ?」70キログラムの体重が、69.5キログラムになったとて、さほど違いはないのですが・・・・「早くマロの上からどいてくれ!」「神様」は少しお冠のようです。「神様・・・・・この広い部屋は何でございましょうね?」「孔雀」は「神様」からおりながら、部屋中を見渡して言いました。「ここは大広間じゃろうな・・・・ここでおむすびを転がしてくれたおじいさんに感謝をしたところらしい」しかし・・誰か出迎えるどころか?・・・ネズミ一匹出てきませんでした。「転がったおにぎりはここに落ちたんですよね?」「そうだろうなあ・・・・途中に脇道があったわけじゃないから・・・転がったおにぎりはここに落ちたじゃろうな」「でも、そのおにぎりもありませんよねえ?」そうなんです・・・・・おにぎりの「影も形も無い」のです。 ということで続きます。
2017.01.27
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神様一行は急いで天国に戻りました。そしてお釈迦様を探したんです。「鬼は本当に悪いことをしたんですか?・・・・桃太郎の鬼退治は本当に正しかったんですか?」それをぜひとも確認したかったのです。しかし探しているときはなかなか見つからないもので・・・・「みんなで手分けして探そう」という事になりました。神様と孔雀・・・藤吉郎とカール・・・このペアで探し始めたのです。現世と違い、天国にいると全ての人がテレパシーを使えます。だからもし見つかったら、連絡はテレパシーを使うことにしました。お釈迦様といえば「西方浄土」というくらいですから、神様ペアは西の方向を探します。そして藤吉郎たちは逆の東方向へ向かったのです。「ねえ・・神様・・・・あたくし達は避暑のために天国に来たんでしたよね・・・・」最初の目的はそうでした。「なのに・・・洞窟の中を探検させられたり・・・お釈迦様を探させられたり・・・・普段よりいっぱい汗をかかされてる様な気がするんですけど・・・」「孔雀」は不満たらたらです。西に向かって最初に出会ったのは・・・・川で釣りをしていた老人でした。「あら?・・・あのおじいさん・・・・釣りをしてるのかと思ったら・・・水の中に針を入れてませんことよ?・・・それに神様・・・あの針を見て御覧なさいな・・・・縫い針のように真っ直ぐな針・・・・餌もつけないで・・・どうやって釣るんでしょうね?」このとき、神様ははっと気付きました。これは殷の時代、周の文王に仕えた「太公望」ではないかと思ったのです。太公望は学問に身を入れ、商売はとんと顧みなかったので、愛想のつきた奥さんに逃げられた人物でした。文王に仕えてから、めきめきと頭角を表し出世をしたとたん、その元奥さんがやってきて復縁を迫ったそうです。その時太公望は少しもあわてず・・・・そばにあったお盆に水をいれ・・・その水を庭にこぼしました。そして、「もしこの水をお盆に戻すことができたら復縁しよう」といったそうです。その元奥さんが一生懸命水を汲もうとしましたが、いったんこぼれ・・・流れたり土にしみこんだ水は泥になるばかりで水を元に戻すことはできない・・・・・その時、太公望は「覆水盆に返らず」といったそうですが・・・・・・神様はその太公望に尋ねました。「お釈迦様を見ませんでしたか?」「私はずっと釣りをしていたんじゃ・・・・それなのにお釈迦様を見ることなんぞできるはずはない」「マロには釣りをしていたとは到底思えませんが。。。。」「うん・・・確かに釣りはしておらん・・・わたしを吊り上げようとする人を待っておるのじゃ」「失礼ですがあなたは太公望?・・・・」「わしの名か?・・・わしの名は呂尚・・・・・太公望という名ではないが・・・」「ああ、そうでしたね・・・・太公望という名前は・・・周の文王が、祖父(太公)が望んでいた人・・・という意味であなたのことを呼んだのですから、まだ太公望ではありませんでしたね」「ほう・・・わしを釣り上げる人物は文王と申されるのか・・・」「そんなことよりお釈迦様なんですけど・・・」「わしは見ておらんからなあ・・・・」「そうでした・・・・でもひとつだけお聞きしてよろしいですか?」「なんなりと・・・・」「鬼は悪者ですか?」「人間の中にも様々おりますからのう・・・・いい人もおれば悪い人もおる。・・・・だから鬼じゃからといって全て悪いものとは限りませんなあ」「えてして、鬼は悪者として扱われ・・・・豪傑といわれる人が退治していますが・・・どう思われますか?」「鬼が全て悪者とするのは間違いじゃろうが・・・・退治してしまったものはどうにもならん・・・・覆水盆に返らず・・・じゃ・・・しかし、それを反省する事はできる。・・・二度とそういうことが起らないようにせねばのう」太公望の言葉を聞くと神様は決心したように立ち上がりました。 という事で・・・実はこのあと少し仕事しますから・・・・続く
2017.01.27
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おっしゃってることは分かるんですけどね・・・いえね・・・先日のボイストレーニングの時に、先生から言われたんですよ。「いい声をしてるのに・・・タバコによる炎症ですね。・・・タバコを辞めれば治ります。」辞められるならとっくに辞めてるんですよ。でもね・・・なかなか難しい。昔はね・・・下のGから2オクターブ上のEまで出たんですよ。つまり・・・ソラシドレミファソラシドレミ・・・でも今は下が出なくなっちゃった。下はB♭くらいかな?でも、高音の演歌を唄ったいしてたんで、上はGまで出るんです。もちろん酒焼けプラスタバコの影響もあるんですけど・・・しかもハスキーな声で・・・出来れば昔のようなきれいな声で歌いたいんですけどね・・・ウィーン少年合唱団のような・・・無理だろうな?でも腹筋を鍛えて腹式呼吸をがんばりますよ。タバコ・・・辞めれるかな?
2017.01.27
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神様の論争・・・「卵が先か鶏が先か」みたいな話は、さておきまして・・・・・「なんで牛のような顔に化けたんですか?・・・それもわざわざ角までつけて?」神様は宇宙人に尋ねました。「人間の姿のままでも良かったじゃありませんか・・・・・」「この姿のままだと、我々が宇宙人だと話しても・・・誰も信じてくれないんです。・・・最初コンタクトをとったときも、相手は”ドッキリカメラ”というテレビ番組だと思ったらしく・・・一生懸命カメラを探すんですよ。・・・いくら本物だといっても信じてくれないんです。」最近の人間はマスメディアに毒されている・・・・・・・「だから人間の姿でコンタクトを取る事をあきらめたんです」「それにしたって、わざわざ角のある牛に化けなくても・・・・」角があったからこそ、お釈迦様は「鬼」と間違えたのですから・・・・・「私達は考えました。・・・・地球人と友好的なコンタクトを取るためには、この地球でもっともおとなしそうな・・・優しそうな動物型の宇宙人として登場すれば良いと・・・・」おとなしく優しそうな動物になれば、地球人も安心して接触してくれるに違いない・・・・そう思ったそうです。それが鹿であり、ヤギであり・・・・・牛だったのでした。そしてこれらの優しそうな動物達のもっとも顕著な特徴は・・・「角」・・・そうなんです・・・・・優しい動物はみな・・・「角」を持っているのです。このとき、神様はハッと思いました。「鬼だってほんとは優しいんじゃないだろうか?」桃太郎は鬼が悪さをしたという話しを聞いて鬼退治に行きました。でもこれは自分が直接見たわけでもなく・・・あくまでも噂なんです。鬼が悪さをしているところを誰も見ていません。この犯罪がもし、鬼の仕業に見せかけた「山賊」とか「海賊」の仕業だったとしたら・・・・・桃太郎も同じような犯罪行為を行ったことになるのです。これは童話や民話を根本的に見直さなければならない。神様はそのように考えたのでした。「ア、すみません・・・・私ちょっと用事ができたんで失礼させていただきます」神様は天国に戻り、お釈迦様と桃太郎に確認を取ろうと思いました。「ア・・・・もうお帰りなんですか?」「ええ・・・ちょっと用事を思い出しまして」「じゃあ・・・私たちが地球人とコンタクトを取る一番言い方法を教えてくださいませんか?」「でも急いでますから」「そんなこと言わず教えてくださいよ」「じゃあ・・・とりあえず・・・・”未知との遭遇”っていう映画を見てください。・・・ジャさよなら」こうして、神様は「孔雀」や「藤吉郎」・・・「カール」が待っているところに戻りました。「神様・・・どうでしたか?」「孔雀」に聞かれましたが・・・「とにかく急いで帰ろう・・・・」神様はさっさと歩き出したのでした。 つづく
2017.01.27
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「牛型宇宙人」との遭遇で、神様はあることに気づきました。「この宇宙人たちには角がある・・・・だからお釈迦様は鬼と勘違いしたんだ」神様は角、生物学的になんで必要だったのか考えました。「あなたたちは、地球で言うところの牛って言う動物にそっくりですね?・・・角まで生えている」神様がそういうと、「牛型宇宙人」は一瞬静まり返り・・・それからお互いの顔を見て大笑いしたのです。「何がおかしいのですか?」「いや・・・これは失礼・・・・実はこのスタイルや顔も・・・”地球訪問マニュアル”に書かれていて・・・・決められたものなんですよ。・・・・実は私たちも地球人と同じ顔かたちをしているんです。」そういうと宇宙人のリーダーの姿が陽炎のように揺らぎ・・・一瞬のうちに人間のような顔かたちになったのです。ただし・・・髪の毛は金髪で天然パーマがかかっているようですし、肌の色も赤でした。つまり、絵本に出てくる「赤鬼」のようです。でも、赤鬼と違うのは角が生えていないこと・・・・・・・・お釈迦様は、今の姿と牛のような時の姿とをゴッチャにしたのでしょうか?「あなた方は、いつもは角がないのですか?」「もちろん角なんか生えていませんよ・・・・皆さんと一緒で、角が生える理由はないでしょ?」「それじゃあなんで・・・・」神様はこの宇宙人達が姿を「牛」に変えてこの地球に現れた理由を聞きたいと思いました。しかし、説明をかってでた宇宙人のリーダーは違う質問に受け取ったようです。「基本的にはどの星においても、その星のリーダーは同じ人類型をしてるんです。・・・・なぜなら地球人もそうですが、どの星の住民も私達の兄弟星から移民して来た人類の子孫ですから。」つまり地球人も、この宇宙人も・・・先祖はみな一緒だと・・・・・「私達の記録にもありますが・・・・人類の姿形は創造主である神の姿に似せて作られているんだそうです・・・・だから私達の形は神と一緒なんです。」宇宙人のリーダーはそう教えてくれました。そこまで言われると、神様は「自分が神様」だと言いにくくなってしまいました。ここで誤解の無いように言っておきますが、人類を作った神様は確かにいます。人はその神様を「創造主」ということもあり、ある宗教ではその神様だけを「神様」と認めているところもありますが、人類だけでなくいろいろな動物や植物・・・いろいろな現象をあらわした神様も別にいるのです。「それじゃ・・・この物語の主人公の神様は本当の神様じゃないのか?創造主ではないのか?」そう問われれば、確かに「創造主」としての神ではありません。なんと説明すればいいのか・・・・「メビウスの輪」って言うのがありますよね。あれと同じでこの主人公の神様を作ったのが創造主かもしれませんが、この創造主を作ったのが、この主人公の神様かもしれないのです。なんといえばいいのか・・・・・ますます複雑になってきましたよね。この主人公の神様が作ったものの中の別の神様が・・・・また別の神様を作り・・・・何代かたつうちに・・・その別の神様が創造主を作り・・・・その創造主から、この主人公の神様ができた。そういえばわかってもらえるでしょうか?これ以上考えると、筆者の頭も爆発してしまいそうですからこの辺にしときますね。まあ・・・・どうせ筆者が作った神様なんですから・・・・・え?そうすると筆者が「創造主」? ということで。。。。頭痛がしてきたから続く
2017.01.26
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神様が透明になって、洞窟内にあった不釣合いな「ドア」から中に入って驚いた!だって中は、近代科学の粋を集めたよりも超近代的な作りになっていて・・・・「鬼の住処」というよりも、「宇宙基地」の内部のようになっていました。「これだけの設備となると・・・彼らの持っている武器も、尋常なものじゃないな・・・」神様は思わず独り言を言ってしまいました。「お釈迦様は鬼といったけど・・・・・機〇戦士ガ〇ダムに出てくる様なロボットの頭についてるアンテナを角と見間違えたんじゃないかなあ?」神様は、以前興奮してみていたテレビのアニメを思い出していたのです。とにかく相手を見極めなければ・・・・・神様は前進を続けたのです。室内はあくまでも明るく・・・しかしその照明器具は一切見えません・・・。照明を使う代りに、壁や天井・・そして廊下そのものが光り輝いているようなのですが・・・・その明かりの強さは、ちょうど手ごろな・・・明る過ぎるでもなく、かといって暗すぎもせず・・・目に優しい照明になっていました。神様はもちろん透明になっているのですから影もできていませんが、この照明は・・・・影もできない・・・・というか・・・・壁、天井、廊下の素材そのものが影も吸収しているようでした。「相当な科学力だなあ・・・・」神様は感心していたのです。「これだけの科学力を持った鬼なんて・・・・マロの仲間だけで倒せるんだろうか?」益々不安はつのります。しばらく歩いていると・・・・・どこかで話す声が聞こえました。神様ですから、世界中のどこの言語でも精通している神様ですが・・・今聞こえてくる言葉は、とんと記憶にございません。「マロの知らない言葉だなんて・・・・・」神様は一瞬あせりました。「ああ・・・そうか・・・・心を読めばいいんだ・・・・」テレパシーなら、言語を知らなくても何とかわかるはずです。しかし・・・それが失敗でした。相手の心を読もうとしたとき・・・・「誰だ!・・・・私の心に侵入してくるのは誰なんだ!」相手もテレパシーを使えるようで・・・・・・しかも、神様の存在が気づかれたその瞬間・・・・4人の・・・いや4匹の鬼達が目の前に現れたのです。その4匹の鬼達は、テレパシーを駆使して、透明に成っていて見えない神様の姿を見つけようと探し始めたのです。どうやって探すのかって?それは音波探知機と同じ原理です。一匹の鬼が一方向に向かってテレパシーを発信して探し始め・・・・相手の発信源を探知します。そしてもう一匹が別方向からテレパシーを発信して探します。その発信源の交わった点に今回の発信源である「神様」がいるというわけです。鬼達は2班に別れ、探し始めました。どうやら仲間もいると判断したようです。神様はあわてて、自分のテレパシーを消そうとしましたが間に合いません。「おい、ひとり見つけたぞ!」「よしロックオン完了!」もうどこに逃げようと鬼達の目がこちらを向いています。神様が透明だというにもかかわらず、鬼達は完全に神様の位置を把握していました。「他にはいないようだ」神様は、自分ひとりだけで偵察に来てよかったと思いました。自分ひとりだけなら、何とか神通力で逃げることも可能ですが・・・・「カール」や「藤吉郎」・・・そして「孔雀」たちが一緒ではどうにもできなかったろうと思うからです。(良かった)・・・神様はそう思いました。そう思うと同時に、その鬼達をもう一度はっきり見ることができたのです。「え?」神様は驚きました。なぜなら鬼に見えたのは・・・・じつは「牛」だったのです。いや、正確には「牛」ではありません。なぜなら、宇宙服のようなものを着ていましたし、二本の足で立っていたからです。しかも、指も人間と同じように5本ありました。(こいつら一体なにもの?)神様が考えると、その仲の一匹がテレパシーで答えたのです。「わ・れ・わ・れ・は・・・う・ちゅ・う・じ・ん・・・だ」「おかしいじゃないか・・・・・さっきまでお前達・・・普通に話してたぞ」そう返事をすると・・・・その宇宙人は笑いながらこう言ったのです。「ハハハ・・・ばれましたか?・・・でも私達は宇宙人なんです。・・わが惑星の地球訪問規定で・・・・そういう風にたどたどしく言わなければならないと教わったものですから」どうやら「牛型の宇宙人」のようです。「あなたたちは、この地球では・・・牛と言われている動物に似てるのですが?」神様が言うと「牛」たちはお互いの顔を見合わせ大声を出して笑ったのです。 つづく
2017.01.26
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恐山の中腹から洞窟の中に入ってきた「神様」一行・・・・・・奥のほうから生臭い匂いとともに明かりが漏れてきます。「この生臭い匂い・・・きっと鬼に違いありませぬ。。。。」孔雀は断定します。「待て待て・・・まだ決め付けるのは早い・・・・」「でも、こんな田舎の・・・それも誰も知らないような洞窟に隠れてるなんて・・・・どこかの犯罪組織か鬼ぐらいしかないでしょ?・・・かけてもいいですよ・・・これは絶対鬼です。」孔雀は絶対に自分の意見を曲げません。「とにかく、前に進もう・・・・皆のものマロに続くのじゃ」今度は神様が前を進みます。しかし、前に進むにつれて・・・・少し状況が変わってきました。坑内の空気が・・・・なんでか少しずついい匂いになってきたのです。そして、明るさも・・・・ロウソクとか電球の赤みを帯びた色ではなく・・・白色蛍光灯のような明るさになってきたのです。「なんだここは?」藤吉郎は吐き出すように言いました。神様にとっても、ここが思ってもいなかったような空間だったので・・・・前進をやめてみんなに言いました。「みんなはここでちょっと待て・・・・マロがちょっと偵察してこよう」「いえ・・・神様がいらっしゃるなんて・・・・・あたくしが行ってまいりますわ」孔雀が神様を押しとどめようとしたのですが・・・神様がいうことを聞いてくれません。「お前は式神といっても元は孔雀だ・・・・蝶のように小さくもなれなければ透明にもなれない・・・・藤吉郎は猿に似ているといっても人間だ・・・カールにしたって犬なんだから隠れて偵察と言うわけにはまいるまい・・・・ここはマロに任せておけ」そう言うと神様は自分の影を徐々に薄くしていってとうとう透明にしてしまったのです。「お前たちはここを動くでないぞ」そう言いつけるとひとりで前進を始めました。実は神様・・・少々悩んでいたのです。(もしここで鬼に出会ったら・・・・マロたちはどうやって戦えばいいんだ?)桃太郎の家来と違って・・・・犬のカールはともかく・・・藤吉郎も孔雀も余り戦力にはなりそうもありません。藤吉郎は武将ですが、実際は戦闘能力が強いわけではなく統率力と知力胆力でここまでのし上がってきたのです。兵士として戦う能力は・・・・その腕の細さから見てもさほど強いとは思えませんでした。孔雀にいたっては、動きも早いわけではありません。戦闘になったら戦力どころか足手まといになるだけでしょう。(とにかく偵察をして・・・相手の戦力を確認しなくては・・・・)そんなことを考えていました。明かりがだんだん強くなってきます。明らかに機械的な明かり・・・・ここの鬼たちは高度な文明をも持っているのでしょうか?とうとうその光の発光元に近づきました。そこには大きなドアが取り付けられていました。なんと言えばいいのか・・・・スイング式のドアに覗き窓が取り付たドアも磨き抜かれた金属でできていて・・・・まるで食品スーパーの倉庫への連絡ドアのような・・・・・しかし、神様はそのドアを開けずに・・・・自分の体の分子構造を変化させ・・・すり抜けるように中へ入ったのです。 ごめん寝るわ・・・・
2017.01.25
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実は今日・・・青森市に行ってボイストレーニングに挑戦します。あ、わざわざ行ってまでするんじゃないんですよ・・・私は毎月二回ほど青森市に仕事で出かけるんですけど、今日も午後4時半から会合があるんですよ。そこで少し早めに出て、その「ボイス・トレーニング」を受けてこようかと思って・・・ホントにひょんなことから行くことになったんです。facebookの友達で秋田県南秋田郡五城目町在住の「斎藤◎作さん」って方と知り合って、いつも冗談ばかり言い合ってるんですけど・・・ある日、「五城目公民館長として、ボイストレーニングと歌声喫茶を開催します。」というメッセージがあったんですよ。いつもの冗談だと思っていたら、これが本気!じっさいに「公民館長」として各種イベントを開催してるらしいんですよ。私にも出席しないかというお言葉をいただいたんですが・・・青森の北の果てから秋田の南にある五城目町まではかなりの距離…「残念ですが、遠すぎます・・・やってみたい気持ちはあるんですけど・・・」じっさい、学生時代からコーラスをやってましたからね・・・興味はあるんですが・・・そうしたところ、その指導をするボイス・トレーナーの先生から、直接メッセージをいただいたんです。「私は青森市在住です。・・・自宅にお出でいただければご指導させていただきます。」いつも「斎藤さん」と打ち合わせしながら五城目町で「ボイストレーニング」の指導されてる先生は、なんと青森市の方・・・「佐々木泰◎さん」という方でした。今日16時30分まで青森市に入ればいいんですが、そのために14時には着きたいと思ってます。午前中は横浜町でちょっと用事がありますから、10時には出ますけどね。さてかんじんの「ボイス・トレーニング」ですけど・・・学生時代はけっこうやれたんですよ。「腹式呼吸のための腹筋運動」なんかもね・・・でももうこの年いですからね・・・腹筋もままなりません。それに「唄いたい歌を決めて来い」という噺なんだけど、何を練習すればいいのか困っちゃって・・・昨日スナックに行って何がいいのか、その店のママさんと相談しながら決めてきたんですよ。11曲も唄ってきました。「この歌は手慣れたもんでしょ?今更練習しなくても・・・それじゃこれとこれ・・・」2曲選んでもらいました。船木一夫さんの「北国の街」と、中村雅俊さんの「恋人も濡れる街角」・・・ホントは「ゴッド・ファーザー愛のテーマ」かなとも思ったんだけど、「ナイトさんの英語は東南アジアの英語ですね?」なんて言われるのも嫌だし・・・日本語の歌にしました。「恋人も濡れる街角」なんて、普段は唄わないんだけど・・・昨日は原曲キーで歌えたから・・・「普通のお客さんは3つぐらいさげて歌ってるのに、原曲キーで歌えるのはすごい。・・・だからこれを訓練しておいで・・・」なんて言われちゃったから・・・でも、何でもいいんです・・・最近、声がだんだん出なくなっちゃって・・・昔のように歌いたいだけなんです。佐々木先生・・・よろしくお願いします。
2017.01.25
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「恐山って最澄の弟子の慈覚大師が開祖なんですか?・・・」藤吉郎の質問に神様が答えます。「そうなんだよ・・・・天台宗のな」「でも観光パンフレットには、曹洞宗のお寺だって書いてありましたよ?」「江戸時代・・・百姓一揆があって、そのとき恐山を治めていた天台宗の僧侶が加担したんだよ・・・それに怒った南部藩の殿様が天台宗から取り上げて・・・曹洞宗に渡したんだけど・・・・ただ渡すだけじゃなくて・・・自分の息子の一人を”山主”にして上山させたんだ。・・・・・そのときの行列の名残が、毎年7月22日に行われる”上山式”と言うイベントでな・・・・・」7月22日は、駕籠に乗った山主様が・・・・「地蔵堂」まで境内を練り歩くんです。このとき、総代は「かみしも姿」で一緒に歩くんですが・・・・・筆者も毎年かみしもを着て出てるんです。ちょっとおなかが出てるから似合う・・って・・・ほっとけ!「地蔵堂まで練り歩くって・・・・じゃあ、ここのご本尊様は?」「もちろん延命地蔵菩薩様・・・」「お地蔵様ってどんなご利益があるんでしょうかねえ?」「”地蔵菩薩”の”地”という文字は、”大地”を表し”蔵”は生命を産み育む”母胎”を表すのだ。人間のさまざまな痛みをわが痛みとして受け止めてくれるのが”地蔵”ということで、地蔵菩薩が見守っていてくれる限り、”地獄の谷”も絶対安楽の極楽と言う事になるのじゃ。・・・『地蔵とともにおわす故に浄土なり』。」「なるほどねえ・・・・でここに鬼はいるんでしょうか?」「先ほど、地元の人間に・・・”鬼はいるか”と尋ねたところ・・・・皆かたくなに口を閉ざしてしまった。・・・何か隠しているような・・・・・」「どうやって調べましょうか?・・・・・」「そうじゃなあ・・・・バスで行けば簡単なんじゃが・・・歩いて行って少しずつ探ってまいろう」神様のこの言葉に・・・孔雀の顔はみるみる膨らみます。「歩きたくないってあたくしずっと言ってますのに・・・・」「恐山街道」は道路も整備され車でなら簡単にいけるのですが、歩くとなると2時間ほどかかります。しかし、車の数も多いことから神様一行は山道を歩いていく事にしたのです。「ねえ・・・普通にバスで行きましょうよ・・・・こんな道・・・淑女が歩く道ではございませんことよ」山道を歩きながら孔雀はまだ愚痴をこぼしています。「あら?・・・・藤吉郎・・・あたくしより後から歩いてると思ったのに・・・いつの間に前に出てきてたの?」孔雀が突拍子もない声を上げました。「オイラなら後ろからついて行ってるぞ~」藤吉郎の声が後方から聞こえました。「じゃあ・・・あたくしの目の前にいるのは?」それは本物の日本猿でした。野生の猿の中で一番北にいる猿は日本猿・・・そしてその中でも下北半島に住む日本猿は北限の猿と呼ばれ・・・・・ということは世界で一番北に住む猿だと言われています。・・「世界最北限の猿」です。「あら・・・こっちについて来いと言ってるようですわ?」「もしかしたら鬼の住処へ連れてってくれる気かもしれない」神様は後について行く事を選択したのです。そしてまもなく・・・・・一行は大きな洞窟の前に到着しました。「ここに鬼が住んでいるんでしょうか?」孔雀が尋ねると・・・神様はこういいました。「きっと、お釈迦様がマロに・・・・この場所を教えるために猿を道案内にしてくれたのかもしれない。・・・・・・中へ入ってみよう」日本猿に別れを告げ・・・・「カール」を先頭に「藤吉郎」、「神様」・・・そして「孔雀」の順で中に入りました。じっとりと湿った坑内の空気は・・・・・なぜか生臭い匂いがこもっているように感じられました。「ウーーーーーッ・・・」先頭を行くカールが何かを感じ取ったようです。神様が前に出て行くと・・・・なにやら向うに明かりのようなものが・・・・・「誰かいるぞ・・・・」神様は小さな声で・・・しかし、みんなにははっきり聞こえる声でそういったのです。そっと前進する一行・・・・・・明かりがはっきりとしてきます。 ごめん・・・・続く
2017.01.25
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一行は「鬼婆」が退治され葬られたと言う二本松市の「黒塚」にやってきました。普通の墓石の先端が少し鋭角になっているような・・・・「これがほんとに鬼婆・・・岩手の墓なんですかね?」藤吉郎が聞きました。「これって、けっこう新しいんじゃない?・・・・だから後から建てたものよ・・・・」「ワンワン!」この世に戻って来たものですから、カールはまたおしゃべりする事ができなくなっていましたが、孔雀の言葉に「その通り」と答えているようです。「マロにもここに鬼婆が眠っているとは思えんのう・・・あまりにも邪気がなさ過ぎる」神様もここには鬼婆が眠っていない事を感じたようです。「ということは・・・ここもだめかあ・・・・・」藤吉郎はがっかりしました。「ここもだめだとなると、どっちに行きます?」「そうだなあ・・・・マア何も決め手はないわけだし・・・・鬼門の方向に進むしかないだろうなあ」「と言う事は・・・地図をたどっていくと・・・・あ!」孔雀が叫びました。「どうしたのじゃ?・・・・」「神様・・・ここから鬼門の方向に行くと・・・・恐山があります!」「うん?・・・・ちょっと方向がずれておらんか?」「大昔の地図の方位ですから・・・・少々ずれていても・・・」「まあよいか・・・・別に行くあてがあるわけでもなし・・・・・」今度は青森県の下北半島・・・・恐山です。読者の皆さんは・・・ここで・・・・筆者の性格を読み取るでしょう。「ハハア・・・めんどくさくなって自分の住んでる恐山を出してきたなあ?」ハハハハハ(力のない笑い・・・)・・・確かにその通りです。恐山が出てきて悪いか!(開き直ってるし・・・・)と言う事で、一行は恐山に向かうわけですが・・・・ここで恐山について説明しましょう。もう何度か説明してますから聞き飽きてる方もいらっしゃるでしょうが・・・・恐山・・・・・開山は貞観4年(862年)、天台宗を開いた最澄の弟子で「慈覚大師円仁」が開祖と言われています。唐で修行していた円仁がある日夢を見ます。「汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山あり。 地蔵尊一体を刻しその地に仏道を広めよ」そのお告げを信じ、帰国して苦労の末見つけ出したのがこの霊場「恐山」でした。その中に地獄をあらわすものが108つあり、全て夢と符合するので、円仁は6尺3寸の地蔵尊を彫り、 本尊として安置したとされています。ところでこの「恐山」と言う名前ですが、アイヌ語の「ウッショロ(湾)」とか「ウサツオロヌブリ(灰の多く降る山)」から来ているという由来があります。あ・・・・長男が来てパソコン使わせろって言ってます。と言う事で続きます。(チェ・・・どうせお父さんが寝た後ゲームをするんだろ?)
2017.01.24
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福島県二本松市に到着した一行は・・・すぐに「鬼婆伝説」のある「岩屋」に向かいました。「ねえ・・・鬼ばばあって・・・・鬼じゃないんでしょ?・・・・鬼のようなばばあなんでしょ?」「いや・・・・人を食ったんだから鬼だろう?」「だって・・・このパンフレットに描いてある鬼婆の絵は・・・角が生えてないわよ?」さっき、駅に置いてあった観光パンフレットを見て、孔雀は考えていたのです。「角がないから鬼じゃないとは言えないだろ?」藤吉郎が答えました。「現にこのパンフレットには鬼になったって書いてあるじゃないか・・・」「ちょっと待って?・・・ということはもともと人間だったのが鬼になったって言うこと?」「ああ・・・ここにはそう書いてある・・・・」ここで「安達が原の鬼婆」伝説について触れてみましょう・・・・・もともと話しは平安時代にさかのぼるという・・・・・京都のある公家に乳母として奉公していた「岩手」という名の女がいたのだそうです。あるとき、自分が世話をしていたお姫様が思い病に罹り・・陰陽師に見せたところ「まだ母親の胎内にいる赤ちゃんの生き胆を食べさせれば治る」といわれ、「岩手」は日本各地を探し回ることになりました。しかし、いくらなんでも生きたままの妊婦を殺し、腹を割いて「赤ちゃんの生き胆」をとるというような恐ろしいこともできないので、そのうち奥州安達が原に住み着くようになったのです。数年後のある日、その「岩手」の住む家に身重の妻とその亭主が一夜の宿を求めて訪ねてきたのです。「岩手」はかわいそうに思い、その夫婦を泊めたのですが・・・・その夜・・・・・突然その妻が産気づいたのです。夫はあわてて産婆を呼びに行き・・・・「岩手」とその妻のふたりきりになってしまったのです。これぞ千載一遇の機会とばかり、「岩手」はこの妻を殺し、とうとう「赤ちゃんの生き胆」を手に入れましたが・・・・・・この時まだ息のあった妻が・・・「自分は小さい頃、生き別れになった母を捜している」と話して息絶えたのですが・・・ハッと思った「岩手」がその妻の荷物を調べたところ、自分が昔京都で生き別れになった娘に渡した「御守り」がでてきたのです。「なんということを!・・・」「岩手」は嘆き悲しみました。こともあろうに自分の血をわけた娘と孫を・・・・「岩手」は手にかけてしまったのです。あまりの悲劇から・・・「岩手」は気が触れてしまい・・・・それから人を食らう「鬼婆」になったというお話・・・・・・「鬼婆って・・・かわいそうな人だったのね・・・・・」「だけど・・・・気が触れて鬼になったというなら・・・・・もともと人間だったってことだよな?」「そうなると桃太郎に出てくる”鬼ヶ島”って言うのはかわいそうな人たちが集まった島ってこと?・・・・・そこを桃太郎が攻め滅ぼしたって・・・桃太郎って酷い奴って事になるわよね?」「でも、鬼は悪さをして鬼になったんだから・・・・やっつけたっていいのさ」「たしかに人の肉を食べたり、人を襲って強盗したり・・・悪いことをしてるんだけど・・・」なんとなく釈然としない「孔雀」でした。 つづく
2017.01.24
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私は「桃太郎」のようなお話を書こうとしているんですけど・・・・皆さんは「孫悟空」を想像していらっしゃいます。「お釈迦様」が出てきたからでしょうかねえ?まあどっちにしろ、まともな桃太郎にはなりませんから・・・孫悟空でもよかったんですけど・・・・・ さて、「御釈迦様」から密命を受けた「神様」一行・・・・・どこから手をつければいいのか悩みました。「とりあえず・・・前に鬼が住んでたって言う”鬼ヶ島”にでもいってみたらいいんじゃない?」「そんなこといったって・・・・今度の鬼は仏教関係の鬼じゃないっていうし・・・・だいいち、”鬼ヶ島”ってどこにあるんだよ?」「そんなこと知らないわよ・・・・ただ・・・・前に絵本で読んだときは小船で行ける島だから・・・波の穏やかなとこ・・・”瀬戸内海”なんていいんじゃないかしら?」「ワン!・・・日本に限定するなら瀬戸内海かもしれないけど・・・もしかしたら地中海かもしれないじゃないか?」「アラ・・・・地中海・・・すてきじゃない?・・・・ギリシャ神話にもそういえば鬼のようなのがでてきたわよ?」「そりゃ本当か?」「ええ・・・えっとね・・・・あれはイタリアの映画だったかしら、角の生えた鬼のようなのが出てきたわよ?」お供の3人は、喧々諤々・・・行き先がなかなか決まりません。「神様」がひとつ提案しました。「確かに、”鬼ヶ島”がどこにあるかわからないが・・・日本の民話の中に鬼がでてくる話がまだある」「ああ確かにそうですわねえ・・・・・安達が原の鬼婆の話がありますけど・・・」「ということは福島県だな?」「その前に一寸法師の話がある・・・・ありゃお姫様を助けるんじゃが・・・・確か京都のお公家さんの娘じゃろ?」「ワン!そうだ・・・あの辺なら大江山の酒呑童子もいるし・・・」「そうねえ・・・京都のあたりなら鬼の伝説が多いかもね」「それじゃとりあえずの目的地は京都だ」こうして、「神様」一行は天国を出て京都を目指したのでした。天国を出るとき、問題は無かったのかって?これは「お釈迦様」から与えられた任務・・・・・イギリス秘密情報部の007、ジェームズ・ボンドが「殺しのライセンス」を持ったように・・・特殊任務の「神様」たちですからすべて自由にできるようです。京都に着いた一行・・・・とりあえずそのままの格好ではまずいので、高校の修学旅行生の格好をしました。「孔雀」には「セーラー服」は無理じゃないか・・・って言う話になったのですが、その目じりの小じわも・・・けっこうチャームポイントになって・・・女学生に見えるといえば見える・・・・・カールだけは犬ですからどうしてもハダカで歩かなければなりません。ただし・・・きちんと首輪をつけて・・・・「藤吉郎」がめんどうをみることにしました。修学旅行にペットを連れてくる奴がいるか?そういう疑問もあるでしょうが、ここは学校が小さく・・・・置いてくるわけにいかなかった「学校で飼っているペット」だということでご了解を賜れば・・・筆者としてはなはだ幸いに存じます。京都に来て先ず見学したところは・・・・「京都御所」ここには鬼が出たという伝説がわんさかありました。「ア・・・カメラ、カメラ、カメラ・・・・ほらみんなで記念撮影しましょ?」「孔雀」は鬼退治などどうでもよく・・・・あくまでも観光気分です。「ここにはおらんなあ・・・・」「じゃあ次に行ってみましょう?」次に向かったのが「嵐山」でした。嵐の山・・・・・いかにも何かが荒れ狂いそうな地名ですが・・・・実に風光明媚ないいところです。「あ・・ねえねえ・・・ここに舞妓さんのかっこうして写真が撮れるところがあるわよ・・・写真撮ろうよう・・・」またぞろ誰かさんのワガママが始まりました。こうなるとてこでも動かなくなりことを知っているほかの3人は、逆らわず、ここでも記念写真を撮ります。もちろんほかの3人は男ですから・・・・舞妓の格好をするのは「孔雀」だけ・・・・いつも十二単を着ていますから、和服は似合うはずでした。しかし、その姿は・・・・・「おたべ」の人形のよう・・・・なんとなく熊本の「おてもやん」はこんな人だったのではないかと想像できるような姿になりました。「駄目だ駄目だ駄目だ・・・・こんなことしてたらいつまでたっても探せないよ・・・」「なんかいい方法がないかなあ」「図書館で文献を調べよう」学生服姿ですから、なんとなく図書館に行って調べるという言葉がすんなりと出てきたのです。図書館に行き・・・・とりあえず鬼伝説の本を見てみました。そして、最初に出てきたのが「鬼門」という言葉・・・・「鬼の門?」3人は顔を見合わせたのです。あ・・・カールは犬ですから図書館には入れなかったのですが・・・・・「え?・・・・なんだって?・・・・・鬼門とは丑寅の方角・・・つまり北東に当たる方角である・・・」「っていうことは北東に鬼がいるってことかい?」「どうもそうらしい・・・」「もうひとつ書いてあるんだけど・・・・鬼門の反対の方角は桃太郎のお供となる・・・・申、酉、戌の方角となり、鬼に対するものとしてお供になったものと思われる。」「ああ・・・なるほど・・・・犬も猿も鳥も鬼に相対するものだったんだね」「だからお釈迦様は雉じゃなくて孔雀でも良いっていったんだ・・・鳥っていうひと括りだから」「じゃあ・・・・これから北東に向かおう」「おう!!」こうして一行は北東を目指したのですが・・・少し勘違い・・・・北東方向ではなく・・・・「東北地方」を目指したのです。とりあえずは福島県・・・・鬼婆伝説のある「安達が原」へ・・・・・ さて、新幹線の移動になり、この移動時間を利用して筆者は休憩・・・だから・・・・続きます。
2017.01.23
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今日はオヤジの祥月命日・・・あの日も急用があって青森市に出張だった。実は今日も・・・これから仙台出張で、墓参りは長男とかみさんに頼んだ。毎月の月命日には、仏壇に手を合わせているのだが、なぜか祥月命日の今日・・・1月23日には出張が多い。昨日、お寺の位牌堂には手を合わせてきたのだが・・・時間的に一人でしか行けなかった。ま、昨日はオヤジの子供時代に過ごした「奥内」地区の「奥内歌舞伎」に行ってきたから勘弁してもらいます。さて・・・そろそろ仙台に出発しますか。仙台の会場は「ホテル法華クラブ仙台」・・・宗派は違うけど、仏教関係のホテルだから良しとしよう。
2017.01.23
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パソコンの調子が悪いんで・・・もしかしたら26日まで更新はないかも・・・天国での共通言語は「ココロ語」・・・・だから「警察犬カール」の言葉も「ソクラテス」の言葉も・・・・頭に響いてくるだけで意味が全てわかるのです。「心」での会話になりますから、話す内容は全て嘘偽りのない真実ということになるのですが、今・・・・姿を見せない謎の「影」の正体は、心にも響いてこない・・・つまり何も考えていないということなのでしょうか?「神様」を含め・・・4人の頭の中に不安が広がります。その「影」が何かを考えているのであれば、少なくとも何か伝わってくるはずなのに・・・何も考えないと言うことがあるのでしょうか?「神様」「孔雀」は「神様」を守ろうとしているのか、あるいは逆に不安でいっぱいの気持ちを「神様」に託そうとしているのか、近くに擦り寄ってきました。「ヨシヨシ・・・・大丈夫じゃ・・・・・そこにいらっしゃっていて・・・心の中を外に見せない・・・あるいは無心でいられるというのは・・・・もう高い徳を積まれて、悟りを開かれたお方であろう・・・・」「神様」は「孔雀」を安心させるように彼女の肩を軽く叩きながら、そう話したのです。もちろんそれは、・・・相手の「影」の心にも通じるだろうと思い話したのですが・・・・・「よくぞ見抜かれた・・・・わしじゃよ、わし・・・・ゴータマ・シッタールダじゃ」突然、天全体から響くような(実際は頭の中に響いているだけなのですが・・・)声が聞こえてきたのです。「ア、お釈迦様!」「神様」は思わず天空を仰ぎ見ました。そうなんです・・・何かの気配は小さな物体がそこにあった・・・またはいたわけではなく・・・天空全体を覆っていたから見えなかっただけ・・・・それがお釈迦様でした。「見えないものに不安を感じるというのは、まだあなたも修行が足りませんな」「お釈迦様」は「神様」を少しからかいました。「申し訳ございませぬ・・・・天国ではいまだ経験しておらぬことでしたから・・・」「神様」も少し照れながら返事をします。ゴータマ・シッタールダ・・・もちろん皆さんご承知の「お釈迦様」ですが、インド出身ということを聞いたことがあると思います。しかし、じつはインド出身ではなくネパールのタライ地方ティロリコートを中心とした小さな国の王子として生まれました。ちょっとしたマメ知識で・・・物語には関係ないんですけど・・・・「ところでお釈迦様・・・・突然何の御用で?」「ああ・・・さようさよう・・・・あなたたちを見ていたら昔を少々思い出してのう・・・すっかり声をかけた理由を忘れておりました。」声をかけられたわけではないのですが、4人は「お釈迦様」の次の言葉を待ちました。「むかし、毘沙門天が足の下に踏みつけていた邪気を逃したことがあった。・・・その邪気が鬼が島に渡って住んでおったのを・・・わしが桃太郎に命じて退治させたのじゃが・・・・あなたたちを見ていたらその時のことが蘇って来てのう・・・」「お釈迦様」は遠い昔を懐かしむような声でそういいました。「ところがじゃ・・・・最近の世相を反映してか・・・またぞろ鬼どもがのさばり始めてのう・・・こんどは毘沙門天の下に踏みつけている邪鬼ではなく・・・・仏教には関係ないところから発生した鬼のようなのじゃ・・・・キリスト教の神や、イスラム教の神から・・・鬼を退治するのは仏教の係りだ・・・といわれて・・・・それで誰を派遣しようか考えておったところに、あなたたちがやってきたのです。」「私たちが鬼退治ですか?」「神様」は、自分より年長者には敬意を表して「私」と自分のことを呼ぶのです。「そうそう・・・・ちょうどお供も3人・・・・猿もおれば犬もいる・・・雉はいないがその代わり孔雀がいる。」「ちょっとお待ちください・・・・猿には似ていますがこやつは人間・・・孔雀だって式神で・・・・ごらんのような体型です・・・・とてもとても鬼退治など・・・・」「神様」は固辞したのですが、「お釈迦様」はにこやかな声でこうおっしゃいました。「先ほど、その猿が懐に桃を入れておるのを確認した。」なるほど「藤吉郎」は先ほど桃のようなものを懐に入れ、「のどが渇いた」ときにそれを出しては食べておりましたが・・・・・「イザナギの命が亡くなったイザナミの命に会いにいって、その姿のあまりのおぞましさに逃げ出し・・・・亡者どもに追いかけられたとき・・・・桃を投げつけて助かったという・・・・じゃから桃太郎を前回は差し向けたが・・・・今回もそれと同じ布陣・・・・桃も天帝「西王母」様の桃園の桃じゃから・・・霊験あらたかです。・・・ぜひお願いしたい」断りきれない響きがありました。こうして、「神様」は桃太郎の身代わりとなって・・・・鬼が島に・・・・いや、待てよ?・・・・「鬼が島とは言ってなかったなあ・・・・・?「お釈迦様・・・鬼どもはどこにいるのですか?」「それは今回とんとわからぬ・・・・あなたたちで探すところから始めてもらいたいんじゃが・・・・」鬼が島へ行った「桃太郎」とはえらい違いで・・・・・探索から始めなければならない・・・・・「神様」は思いました。「コリャ、お釈迦様・・・・四天王に命じたのに・・・四天王に断られたな?」四天王とは仏教における守護神・・・・・須弥山を中心として東南西北をそれぞれ守護する、持国天、増長天、広目天、、そして多聞天(毘沙門天が四天王として呼ばれるとき名前が変わる)の四天王が・・・どういうわけか断ったとしか思えませんでした。はてさて・・・このあとこの「偽・桃太郎一行」はどのような冒険を始めようとするのでしょうか?次回を待て!・・・・つづく
2017.01.23
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予約登録も件数が多いとできなくなるようです。もしかしたら、この出張中に「空き」が出来るかもしれない・・・あしからず。このままずっと「歩いて」旅をすると言う「神様」の言葉を聞いて・・・急に「孔雀」の歩行速度が遅くなり始めました。なんとなく・・・あっちへブラブラこっちへブラブラ・・・・まるで国会の「牛歩戦術」のようです。しかし、「神様」は動じません。なんと言われようと・・・ずっと歩いて旅を続けようと思っていました。「ワン!・・・・何か怪しいにおいがする?」「カール」が「神様」をガードするように先頭に立ちました。「わしもなんかを感じてるんだ・・・・誰かがそこにいる!」「藤吉郎」も前に出てきました。「ねえ・・・何かいるの?・・・あたくしにも見せてよ!」ちょっとすねて遅れていた「孔雀」も、興味深げに追いつきました。しかし、なんの影も形も見えません。「カール・・・何があったんだ?」「神様」も何か感じているのですが、それがなんなのか見当もつきません。「ワン、ワンワン・・・・ワンワンワンワン!」「警察犬カール」は何かに飛び掛らんと言う勢いで吼え続けます。「親方・・・・コリャ・・・どこかに潜んでいるものがいますなあ」「藤吉郎」が代わりに答えました。「潜んでいるじゃと?・・・ここは天国じゃぞ?・・・誰か悪さをしようとするものなんぞいるわけがない」「でも・・・・日本のように何にもない国にでも、密入国しようとするものもおりますぞ・・・ましてやここは天国・・・・酒はうまいし姉ちゃんは綺麗だ・・・・っていう歌もあったことですし・・・」「しかし天国に密入国なんぞ、自殺行為じゃぞ・・・・ここには神が大勢おるんじゃ」「少々のリスクは覚悟の上・・・そんな人間もいると言う事です。」いつの間に「藤吉郎」は「リスク」なんて英語を覚えたのでしょう?あれ?PCの調子が悪いなあ・・・と言う事で・・・・・不本意ながら・・・・つづく
2017.01.22
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犬が言葉をしゃべったことで驚いた「藤吉郎」を・・・・「神様」がたしなめました。「これこれ・・・・さっきソクラテスがしゃべったのをちゃんと聞きわけたお前が・・・犬がしゃべったことくらいで驚くな」そうなんです・・・・。ここは天国ですから、言葉は要らない・・・・っていうか、全てテレパシーで会話できるんです。だから・・・犬だってテレパシーで伝えたいことを伝えられるんですよ。「ところで犬よ・・・お前が天国に来れた理由は?」「ワン!・・・・僕は警察犬として優秀な成績だったから・・・」「ほほう・・・それじゃお前は自分の功績で・・ここへ来れたわけじゃな?・・・織田信長のお供としてここへ来た”藤吉郎”や、マロのお供で来た”おはぐ・・・”いや”孔雀”とは大違いだ」「神様」は、横目で二人を眺めました。「名前はなんと申す?」「警察犬カールと申します。」「ほう・・・おまえがあの有名な・・・・・」その時、「孔雀」が「神様」の袖を引っ張って言うのです。「あれはドラマですから・・・本物の警察犬じゃありませんよ」「しかし・・・きっと犬の世界では尊敬に値する犬だったに違いない・・・犬の中でも信者ができれば・・・犬神になれるのじゃ」「へえ・・・そんなもんなんですかねえ・・・たかが犬なのに・・・」「孔雀」はちょっとふてくされていました。「ところでお前は、なんでマロのところに現れたのじゃ?・・・犬神なら、ここで自由に振舞うことができるじゃろうに」「僕は犬ですから・・・誰かに命令されて動いていたほうがうれしいんです。・・・だから、私もそこにいる人たちと一緒にお供にしてください」「役に立たないものよりもお前一匹いてくれれば助かるが・・・・マロのお供でいいのか?」「はい・・・お供に加えてくだされば一生懸命働きます」こうして・・・・・「神様」のお供に加わったのは「孔雀」、「木下藤吉郎」そして「警察犬カール」の3名になりました。「はて・・・・この一行?・・・・何かどこかで聞いたことがあるような?」「神様」はなかなか思い出せませんでした。懸命な読者諸君はもうおわかりですよね・・・・と謎を残しつつ話は続きます。「ねえ・・・神様ったら~~あたくしもう足が棒のようになって一歩も動けませんわ?・・・空中浮遊で行きましょうよ」「孔雀」のワガママが始まりました。「せっかく足があるからそれを使わないと退化するぞ・・・・ほれお前の足も普段歩かんから短い・・・」「これは生まれつきです・・・・ねえ空中浮遊」「孔雀」は子供がダダをこねるように身体をくねらせました。「イカンイカン・・・・歩いたほうが健康にもいいから」「健康にいいって言ったって、ここは天国・・・死んだ人とか神様しかいないじゃありませんか・・・・死んだ人の健康は考えなくても・・・・・」しかし、「神様」は一向に聞こえないふりをしているのです。 おっと続く・・・・(ごめんね・・・少しずつで・・・)
2017.01.22
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明日は、「奥内歌舞伎の20周年記念公演」が、下北文化会館で開催される。古くからむつ市奥内地区でやられていた「伝統芸能」ではあるが、以前・・・「市立奥内小学校」が新築された折に、歌舞伎用の舞台を作って、新たに地区の全体行事として復活されたものである。実は私もこの地区の出身であったが、父親が末っ子だったこともあり田名部地区に移り住んだために経験はないのだが、この小学校の工事を受注して歌舞伎舞台を作って、そのあとずっと応援してきた。昔は大人が歌舞伎を演じていたのだが、今は小学生が中心らしい。とはいっても、ご多分に漏れず・・・少子化と過疎化が原因で子供の数も激減している。何かアイディアを出して続けてもらいたいものである。今回も小学生の一人がインフルエンザになったので、代役を立てることになったようだが、それが二日前という・・・きっと今、本番のため台本の暗記に一生懸命だと思う。がんばれ奥内小学校児童。がんばれ奥内歌舞伎!
2017.01.22
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本日は「奥内歌舞伎」があります。むかし歌舞伎役者が巡業でこの地にやってきて・・・指導した者らしいのですが・・・その歴史を踏まえ、「奥内小学校」の新築工事の時に、学校の中に「歌舞伎の舞台」を造っちゃったんです。いつもなら、小学校のその舞台で行われるんですが、今年は学校に舞台が出来て20年なのかな?今日は「下北文化会館大ホール」で開かれます。今日はあまり時間がないので、1時間で書いてみたいと思います。では、さっそく・・・・・ ソクラテスをやり過ごした「神様」「お歯黒女官」「藤吉郎」の一行は、またしばらく歩き続けました。「ねえ・・・神様・・・・のどが渇きませんこと?」「お歯黒・・・・お前、少しうるさいぞ・・・・・腹が減ったとかのどが渇いたとか・・・藤吉郎を見よ・・・・さっきから一言も口を聞かない」「だって藤吉郎さん・・・さっきから桃のようなものを食べてるんですもの・・・」そう聞かされて、「神様」が藤吉郎の方を見ると、確かに、彼は「桃」の様なものにかぶりついているところでした。「お前・・・いつの間にそんなものを出したんだ?」「じつは今度いつ食い物にありつけるか・・・・だから、そっと隠しておいたのですが、のどが渇いてきましたんでねえ・・・・神様さえいればいつでも食い物は手に入ると思ったら・・・・取っておいてもしょうがないし・・・」「お前は、みんなで分け合って食べるということを考えないのか?」「私が暮らした時代は、戦国時代・・・・自分の物は自分のもの・・・他人の物も自分のものっていう時代でしたから・・」「神様」はあきれてものも言えませんでした。「お前は水のみ百姓から関白まで上り詰めた男だ・・・・そんな性格だとは思いもしなかった・・・・まあ良い・・・それではお歯黒にも桃を出してやろう・・・・」そういうとなにやら呪文を唱え・・・・空中においしそうな桃を一個出してやったのです。「ところで・・・・神様」「お歯黒女官」は、桃にかぶりつきながら「神様」に問いかけます。「あたくし・・・孔雀という・・・立派な名前をあなた様から付けていただきました。・・・でもあなた様はあたくしをお呼びになる時、お歯黒とお呼びになります。・・・・せっかくご自分でお付けになった名前ですから・・・あたくしのことを名前でお呼びになってもいいと思うんですが?」「ああ・・・気にするな」「そう言われましても・・・できますれば孔雀と呼んで・・・」「マロは勘違いしておったんじゃ。・・・・・・式神を作るとき、どうせなら美しいものをと思っておったんじゃ・・・・だから美しいもの・・・孔雀・・・・って思ったんだが・・・・孔雀の美しいのはオスだけじゃった。・・・・雌は・・・・」そういうと「神様」は「孔雀」の頭の先から足の先まで見下ろしたんです。「神様」が自分の僕として「式神」を作るときは、その元になるものをそこにおいて化身させるのが常識だったんですが、何しろこの「神様」・・・・めんどくさがり屋さんでしたから、そこにあった「鳥類図鑑」を見て作ってしまったのです。図鑑には美しいオスの孔雀が羽を広げていましたから、「式神」にするのもオスにすればよかったのですが、「どうせ世話をさせるなら雌の方がよかろう」なんて考えたものですから、ウッカリ「雌の孔雀を式神に」なんて考えたんです。それが「お歯黒女官」でした。一度作ったものを・・・簡単に消すわけにも行かず・・・「神様」は「孔雀」と名付けて今までずっと世話係をやらせてたんですが・・・・ご自分の頭の中では「孔雀は美しいもの」という概念が捨てきれず・・・・「孔雀」を見ても「孔雀」とは呼びきれず・・・・なんとなく最近では「お歯黒」と呼んでしまうのでした。「まあ・・・良いではないか・・・・マロが誰かにお前を紹介するときはきちんと、”孔雀”と紹介してやるから・・・」「もうひとつお願いがあるんですけどねえ・・・・」名前を本名で呼んでいないという負い目があったので、「神様」は何を頼まれるのかひやひやしていました。「さっきから・・・道行く神々を見ておりますとねえ・・・皆さん・・・空中を浮遊されてるんですよ・・・・あれってきっと楽なんじゃないかと・・・・」なるほど確かに、ほかの人たちは空中浮遊をして往来しています。「マロじゃとて空中浮遊はできるのじゃが・・・・せっかく足がついておるのじゃ・・・歩くほうが健康にいい」「神様」はそこで大きく足踏みをして見せました。その時です・・・・・・「ウーーーッ、ワンワン!!怪しい奴だな?」犬が一匹飛び出してきて唸り声を上げたのです。「ウワーッ!犬が言葉をしゃべった!」「藤吉郎」は、腰を抜かさんばかりに驚いたのです。 あごめん40分立った・・・・・つづく
2017.01.22
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今日は土曜日で結婚披露宴出席・・・明日はお昼の「奥内歌舞伎」観劇明後日は仙台出張で明後日は警察友の会・・・その翌日は青森に出張で、その次の日は・・・とにかく会合が多すぎます。話しを元に戻しまして・・・・ソクラテスは誰かを探すために「神様」たちに声をかけたようでした。親切な「神様」は丁寧に聞いてあげます。「誰を探してるの?」「ですからクサンティッペを探してるんです。」「ああ・・・奥さんをね?」脇から藤吉郎がよけいなことを言います。「臭いすかしッぺなら・・・匂いをたどって行けばわかるじゃねぇか」「神様」はあわてて、藤吉郎に静かにするよう合図をしました。「奥さんがどこかにいかれたんですか?」「先ほどまで私のそばにいたんですが、私がちょっとしたことを言ったらぷいっと横を向いてどこかに行っちゃったんですよ。」「あなたが難しいことを言うからそうなっちゃったんじゃないんですか?」「どうもそうらしい・・・・・」ソクラテスも反省しているようでした。「じつは私が死ぬ原因となったのがソクラテスの弁明といわれるものなんですけど・・・・会話する相手が”自分は知識人だ”っていうのを聞くとへこましてやりたくなるんですよね・・・・これを私は”無知の知”と呼んでますが・・・・・」「ほう・・・無知の知ね」「私は自分が知らないことは知らないんだということを知っている・・・・しかしえてしてそういう”知識人”なる輩は、知らないことは知らないということをを知らないんです?」「え?ええ?」聞いている3人はわけがわかりません。「知らないことを知らないと知っている私のほうが、知らないことを知らないと知らない知識人たちより・・・その分私のほうが知識がある。」「ちょっと待って下さい・・・我々にはわけがわかりません」「でしょうな・・・・・そうやってへこませた知識人たちが、私を逆恨みした結果・・・みんなに嫌われて・・・私は死ななければならなかったのですから」もしかしたらソクラテスって・・・・ちょっとおかしいんじゃないかと・・・・・「それと奥さんとどんな関係が?」「皆さんはこの天国に来たから・・・死とは良いことだとお思いでしょう」「いえ・・・我々は死んで天国に来たわけではないんで・・・」「ああ・・・そうでしたか・・・・でも話しを聞いてください」ソクラテスは自分の理論を説明したくてうずうずしているようでした。こんな話ばかり聞かせられていたら、ソクラテスの妻が悪態をつきたくなる気持ちもわかりますよね。「じつはその知の中で・・・誰もが死について知らないということがわかりました。」ソクラテスは得意気です。「万人の人は・・・死は悪いこと・・・と思っていらっしゃる・・・しかし・・悪いこととは誰が決めたんでしょうね?」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」「死には二通りの考え方があります。・・・・・・死んで全て無になるという考えと・・・死ねば、その魂は再生され新しく生まれ変わるという考え方・・・・・・ですよね?」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」「この2つの考え方のどこが悪なのでしょう?・・・・・無になり何も考えなくていいほど、よい物はないでしょ?・・・例えば熟睡して夢も見ないで何も考えないで・・・それは良いことではないですか?・・・もうひとつの考え方にしたってそうです・・・・新しく再生されるんですよ?・・・・それは喜びではないですか?・・・・だからどちらの考え方にしたって・・・・死という物は良いものなんです。」また難しい話になってきています。「で・・・ここに来たらほんとに良いところで・・・・だから私は正しかった」ソクラテスは・・・涙を流しそうになっていました。「それをクサンティッペに話したら・・・プイとどこかに・・・・・」そりゃそうでしょう・・・・・死が良いものか悪いものかは、一般の人にはどうでもいいことで・・・・・「死は怖いもの」それだけなんですから・・・・・死んだあとのことなんて誰も考えないし・・・もはやこちらの世界にいるクサンティッペだって・・・それが正解だからってどうなのさ?ッてな具合で・・・・「ああ・・・そういえば奥さん・・・・さっきあっちのほうへ行きましたよ」「お歯黒女官」は「ソクラテスの妻」の顔も知らないくせに、ソクラテスから離れたくてそういいました。「ああ、そうですか・・・・ありがとう」ソクラテスはそう言うとこの場を去っていったのです。「ああ・・・しんどかった・・・・・もうあの手の人が来たら無視しましょうね」「お歯黒女官」は「神様」と「藤吉郎」にそういったのでした。 つづく
2017.01.21
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昨夜に引き続き・・・今日も結婚ご披露宴にお呼ばれしいてまして・・・だから、これも予約登録の文章です。今週、来週はかなり忙しくって26日までこんな日が続きます。 皆さんのご意見の中に「お歯黒女官」に名前をつけて欲しい・・って言うご意見が多いようで・・・・「お歯黒」っていう名前じゃまずいですかねえ?「式神」っていうことですから・・・・特に名前なんかなくてもいいんですけどね・・・・といいつつ・・・じつは名前があるんですよ。このあとの伏線も考えてて・・それはまだ内緒だったんですけど・・・・じゃあそろそろ発表しましょうか・・・・おっとそれは本文の中で! 突然現れたシーツを着た男・・・・・「アア・・・失礼ですが・・・・・こちらの住人の方ですか?」「いや・・・マロたちは旅のものですが・・・・」「ああ、そうでしたか・・・それは失礼致しました」言葉遣いや礼儀は心得ているようです。「私・・・・ソクラテスと申します。・・・・じつは人を探しておりまして・・・・」「ああ・・・あのソクラテスさん」「神様」だけが納得しています。「ねえ・・・神様・・・この方どなた?」あ・・・そういえばこの質問をした「お歯黒女官」の名前を決めなければなりませんでしたね。じつは前から名前はあったんです。しかし・・・その名前がこの女性には似つかわしくないような気がして・・・・「神様」はいつも「お歯黒」と呼んでいました。ここで発表だけしておきましょう。「お歯黒女官」・・・まこと本名は「孔雀」と申しまして・・・・まあとりあえずお話しには関係がないから・・・・このまま進めますが・・・・「この方は・・・・哲学者でな・・・・」しかし、「神様」の知識もたいした事はなかったのです。「奥様が有名だ」これだけ言いました。「おう・・・あなたはクサンティッぺをご存知か?」「いやあ・・あのう・・・あまりよくは知らないのですが・・・」じつは「神様」・・・「ソクラテスの妻、クサンティッペ」が「世界三大悪妻」として有名だと知っていたのですが・・・・本人を目の前にして「あなたの奥さんは悪妻だ」とはいえなかったんです。「ところであなたが探しているのはどなたですか?」「その妻を捜していたんですよ」「え?・・・だってあなたはその奥さんと離れたかったのでは?」「いえいえ、私は離れたいと思ったことはありませんよ」そうなんです・・・ソクラテスは妻のクサンティッペとの結婚を悔いていたわけではないのです。それが証拠に・・・・若い人にこういうことを言っていたのです。「あなたはぜひ結婚するべきだ・・・・・その妻が良い人ならば・・・あなたは幸せになるだろう・・・・私の妻のような女性ならば・・・あなたは哲学者になれる」ね?・・・結婚したことを悔いてはいないでしょ?またこんなことを言っていました。「せみは幸せだ・・・なぜなら、ものを言わない妻がいるから」あるとき、クサンティッペがソクラテスに対しまくし立てたのですが・・・・彼は平然として動じませんでした。頭に来た彼女はソクラテスの頭から水を浴びせたのです。その時のソクラテスの言葉・・・・「雷のあとに雨はつきものだ」これらが悪妻といわれる所以なんですが・・・・でもほんとうに「あんな妻なら別れればいいのに」と言われなかったわけではないのです。その時のソクラテスの言葉・・・・・「この人とうまくやっていけるなら、ほかの誰とでもうまくやっていけるだろうからね・・・」しかし逆もまた真なり・・・・佐藤愛子という作家が「ソクラテスのような男と結婚すれば、女はみんな悪妻になってしまう」といってました。さてどっちが正しいんでしょうね?おっとソクラテスの話はまだまだ続きます。
2017.01.21
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実はこの文章・・・今日の朝8時前に書いてます。でも皆さんが読むことのできるのは、同じ日ではありますが午後8時20分以降・・・つまり、「予約登録」されている文章なんです。だって、今日は会合が多くって・・・でも、便利な時代になりましたね。「藤吉郎さん・・・・お前さんこれからどうするんだ?」今ここにいるのが「豊臣秀吉」になる前の「木下藤吉郎」だとわかったんですが、彼をどうするか・・・「神様」は思いあぐねていました。連れて来た者が連れ帰らないと、元の世界に帰る事はできません。もし、このまま「神様」や「お歯黒女官」と一緒にこの天国を出たとすれば・・・・21世紀の時代に一緒に連れていかねばならないのです。「お前を天国へ連れてきたのは、やっぱり織田信長さんなんじゃろ?」「そのとおりでござる。」「で、その織田さんはどこへいったのじゃ?」「それがのう・・・・いつもの事なんじゃが・・・突然怒り出してのう・・・」「何があったんじゃ?」「昨日途中で・・・わしをそのまま年寄りにしたようなじじぃに逢うてのう・・・それからなんじゃ」それはきっと「藤吉郎」が成長した後の・・・・晩年の「豊臣秀吉」であったのでしょう。自分より上位の位についた家来を、あの信長が許すはずもありません。ましてや自分の姪を愛妾として子供を作るなど言語道断・・・・この老人が自分の今連れてきている男の成れの果てだと思うと、「藤吉郎」を今のうちにつぶしてしまえというのは・・・・信長としては当たり前の事だったのかもしれません。何しろ「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と言った(?)「織田信長」なのですから。一方・・・・まだ自分の将来のことなど知る由もない「木下藤吉郎」にとってはまったく迷惑な話です。自分は「信長様」を「天下取り」にして、そのおこぼれでも頂戴できれば・・・なんて考えていたころの「木下藤吉郎」ですから・・・・・急に冷たくされたわけなど考えもつかなかったことでしょう。このままでは、この天国から出ることもできません。とりあえず、「神様」は放っておくわけにも行かず、「藤吉郎」もお供に加えていくことにしました。さて3人になった一行は、また宛もなくぶらぶらと歩き始めました。いや・・・宛はあるんですが、特に行きつけなければ行きつけなくてもいいところでした。しばらく行くと、今度は向うから一枚のシーツのような布をまとった男が、かなり悩んでいるような顔をして現れたのです。「神様・・・向うから・・・かなりの悩みを抱えてるような男がやってきました・・・・できたらあたくし、あまり関わりたくないんですけれど・・・・」「なんだお歯黒・・・・お前の知り合いか?」「いいえー・・・でもあたくしなんだかいやな予感がするのでございますわ・・・・できたら関わらずにこのままスーッと行き過ぎて・・」そう思っていた「お歯黒女官」でしたが、向うから逆に声をかけられたのでは・・・無視するわけにも参りません。「アア・・・失礼ですが・・・・・こちらの住人の方ですか?」「いや・・・マロたちは旅のものですが・・・・」「ああ、そうでしたか・・・それは失礼致しました」おっとまた時間だ・・・・この男は誰なんでしょうね?・・・と振っておいて・・・・つづく
2017.01.20
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そろそろやめた方がいいかな?いや、この物語のお話しですよ。皆さんの希望に従います。 「霞」を食べていた2人のところへ急に割り込んできた男・・・・天国ですから住人ならば誰でも「霞」を出す事ができるはずなんですけど、この男は「神様」の出した「霞」を食べにきました。つまり、天国の住人ではないようです。ならば、密入国?いえいえ、その可能性もないわけではありませんが、「お歯黒女官」のように、天国へ住む権利のある「神様」にくっついて入国すると、その「神様」の出した「霞」や「食料」を食べる事ができるのです。つまり、この男は誰かのお供としてくっついてきたのですが、いつの間にかはぐれてしまったということが一番考えやすいのです。しかし、この天国で連れとはぐれるとは・・・・「お前は誰じゃ?」「神様」も思わず尋ねました。その男はしばらくじっと「神様」の事を見ていましたが、急にわっと泣き出したのです。そして、すぐに泣き止むとまた、「霞」を食べだしました。「神様」はあきれて二の句が接げません。「お歯黒女官」の方が、怒りだしました。「ねえ・・・あなた・・・私たちの食事を勝手に食べるんじゃないわよ・・・食べるにしてもいただきますの一言があってもいいんじゃないこと?・・・ねえ・・・うんとかすんとか言いなさいよ!」このときまだ黙っていれば良かったものを・・・・この男・・「お歯黒女官」のこの言葉に「うん」と答えたものですから、かえって油に火を注ぐ結果になったのです。「うんじゃないわよ!・・・名前を名乗りなさい名前を!」このとき初めてきちんと返事をしたのです。「サル」「猿?・・・・・あなた猿なの?・・・・どう見ても人間にしか見えないのに・・・」「そうじゃねえずら・・・・・わしゃ藤吉郎だに・・・」その時、「神様」が反応しました。「お前・・・・豊臣秀吉か?」「なんですかこの男?・・・猿って言ってみたり、藤吉郎っていってみたり・・・神様まで豊臣秀吉だなんて・・・・」「お前は知らんのか?」「豊臣秀吉は知ってますけどね・・」「ここでのシキタリをお前は知らんかったな・・・マロが説明しよう」「神様」は懇切丁寧に説明を始めました。「ここは天国じゃから、神様とか現世で良いことをしたものだけが来れるところなんじゃが、マロがお歯黒を連れてきたようにお供ではいることは誰でもできるのじゃ。それにな・・・歴史上悪人といわれたものでも、信者のようなものがいるならば・・・神として扱われる。・・・・じゃから悪人でも入れる。それと・・・・例えば彼のように・・・・・本来ならば彼ひとりでも信者を持っておるから神のように扱われるものでも、・・・・きっとそういうことだと思うが、彼の主人・・・織田信長が彼をお供としてここへ連れてきた場合・・・・彼は”霞”や”食料”を出すことができないんじゃ」これは図で描いて説明しないとわからないかもしれないなあ・・・と筆者は思うのですが・・・面倒なので、読者の皆さん考えてください。「という事は・・・この男はけっきょく誰なんですか?」「歴史上の人物で、信者のようなものをたくさん持つ織田信長の家来・・・木下藤吉郎・・・じゃろうな?」「神として扱われている織田信長が、ここへ来るとき木下藤吉郎をお供として連れて来たと言うことですか?」「そういうことじゃ」「それじゃ・・・同じく神として扱われている豊臣秀吉はここにはいないんですね?」「ところが、豊臣秀吉は豊臣秀吉として・・・別人格を持ってここにいても不思議ではない」「お歯黒女官」は頭が痛くなってきました。つまり、織田信長が連れてきた木下藤吉郎は、まだ豊臣秀吉になっておらず、あくまでも織田信長の信者である木下藤吉郎・・・ってことなんですけど・・・皆さんご理解いただけましたか?って時間だ・・・続く
2017.01.20
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今日までは何もないけど、明日からは26日まで毎日飲み会。何話まで書けるかな?プレスリーの部屋を出た「神様」と「お歯黒女官」・・・・プレスリーのあまりの体型の変化に・・・「お歯黒女官」はショックを隠し切れませんでした。「天国に来たんだから、ドーナッツなんか食べなくてもいいのにねえ・・・霞を食べてる分にはスマートなプレスリーでいられるのに・・・」しかし、「神様」はそれには返事をしませんでした。なぜなら、最近「神様」もメタボリック・シンドロームに陥っていたからです。「とにかく口直しに綺麗な音楽でも聞こうじゃないか」ごまかして、隣の部屋に行きました。ドアを開ける前から、心が癒される音楽が聞こえてきます。「初めて聞く曲だなあ・・・マロはこんなのがいいなあ・・・・」「そうですねえ・・・・昔聞いた、プレスリーのラブ・ミー・テンダーに相通じるものがありますね。」まだちょっとプレスリーの事が引っかかってるようです。「誰の音楽なんだろうねえ?」「こんな癒し系の音楽だから・・・・ショパンあたりかな?」「でも、クラシックにしては聞きなれない楽器の音だよね」そうなんです・・・どうやら中国の二胡の響きが聞こえます。でもドアを開けてびっくり・・・・中で二胡の奏者に自分の作曲した音楽を指導していたのは「ベートーベン」でした。「え?あのゴッツイ顔したベートーベンが、こんな癒しの曲を?」それが聞こえたのか、ベートーベンはそのゴッツイ顔を向けました。「俺がこんな曲を書いたのがおかしいか?・・・・俺はエリーゼのためにも作曲したんだぞ?」叱られてしまいました。「すみません・・・・でもあなた・・・耳が聞こえない病気になったんじゃありませんか?」「天国に来たら病気は全て治っている・・・・だからまた・・・美しい音楽を作れるようになったのだ・・・・」「しかし、あなたが中国の楽器だなんて・・・」「いや・・・こんなに美しい音色だとは思わなんだ。・・・このように心やすらぐ音楽をプレゼントしていたら、あのナポレオン皇帝も無茶をなさらなかったに違いない。」「ナポレオンをご存知でしたか?」「もちろん!・・・私はあの方にささげるために”英雄”を作ったのだ・・・おお!そうだ・・・・今できたこの曲を・・・ナポレオン皇帝に届けては下さらんか」「ナポレオンか・・・ねえねえ・・・神様・・・あたくしもナポレオンに会ってみたい。・・・だからちょいと寄り道してまいりましょうよ・・・いいでしょ?」「お歯黒女官」はまたしてもニヤリと金色の一本を含む「お歯黒」を覗かせたのです。ザワッとした戦慄が「神様」の背筋を走りました。「マア・・・いいじゃろう・・・・で楽譜を届ければいいのかな?」「ナポレオン皇帝は楽譜を見ても読めないでしょ?・・・・だから、このアイ・ポッドに録音してものを・・・・・」「神様」と「お歯黒女官」は届けることをベートーベンに約束しました。まだまだいろいろな音楽家がこの館にはいたのですが、そろそろ移動しないと読者の皆さんが厭きてきそうなんで・・・筆者としてはまことに残念ですが外へ出て旅を続けることにしたのです。外へ出たとたん、「お歯黒女官」が文句を言いはじめました。「神様・・・休憩するって言ったじゃないですか?」「休憩は充分したじゃろうが?」「何にも食べてませんけど?・・・・・飲んでもいませんけど?」「お前・・・腹が減ってるのか?」「そんなに減ってはいないんですけど・・・・でもなんか食べたい!」「ここは天国じゃからな・・・霞でも食うか?」「それって美味しいんでしょうか?」「マア、美味いといったら美味いし・・・味がないっていえばそうだし・・・・」「とりあえず食べてみましょうよ・・・・」「じゃあその辺で座って食べるか」そう言うと、「神様」は道端に腰を降ろしたのです。「あら・・・ピクニックみたいですわね」続いて「お歯黒女官」も座ります。「それじゃあ霞を出すぞ」「お歯黒女官」は、まだ一度も食べたことのない「霞」に期待いっぱいでした。「ほれ・・・食え」目の前に「綿飴」のようなものが浮かびました。「神様」はそれを引きちぎって口に入れます。食べ方も知らなかった「お歯黒女官」も真似をして口いっぱいにほおばりました。「あら・・・けっこういいお味ですこと・・・・これならいくらでも食べられますわ」とそこへ・・・・一人の男が飛び込んできて、「神様」たちが食べていた「霞」を口に詰められるだけ詰め込んだのです。「なんだなんだ・・・マロの食事中に飛び込んでくるやつがあるか?」しかし、その男は聞こえないふりをしているのか・・・ただ黙々と「霞」を食べていたのです。 つづく
2017.01.20
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「適当に書いてるから読者が付かないんだ」そう言われてるような気がします。でも良いんです・・・これが私の「小説もどき」ですから・・・昨日ね?・・・ボイストレーナーの先生と相談して行ってみることにしましたから、今日の文章は音楽関係・・・かな?大音響の「茶店」?・・・・中に入ってみると不思議な空間が広がっています。外から見るとちょっと大きめなガレージくらいの広さ・・・・しかし、中へ入ってみると体育館ほどの空間なんです。つまり、30平米ほどの土地のはずなのに、そこには1500平米ほどの建物が建っている・・・・・しかも、外から見ると平屋なのに・・・・階段がついていて・・・・かなりの階数があるようです。「ここは何の建物なんじゃ?」近くにいた若い男に聞いたのですが、あまりの大音響になにをいったのか聞こえてない様子・・・・もう一度聞き返しますと、なにやら返事をしてくれたのですが、今度はこっちが聞こえない。ようやくのことでその男を外に連れ出します。「何をするんだよ!」連れ出されたその若い男は不平を漏らします。「いやあ・すまんすまん・・・・マロは茶店だと思うて、あの建物に入ったんじゃが、中に入ったらあの大音響じゃ・・・ジャから、ここは何の建物か聞こうと思ってな?」「アア・・・ここは”音楽の館”って言うんだけど・・・・いろんな作曲家や一流ミュージシャンが集まってて・・・セッションしたり・・・それぞれの音楽観を語り合ったり・・・」「ほう・・・・作曲家やミュージシャンが・・・・・」「時代が違えば・・・流行の音楽も違うだろ・・・・それに地域が違えば音階だって、楽器だって違う・・・・・ところがここではそれぞれの時代地域の一流どころが皆集まるから、そいつらの音楽の良いところをお互い取り入れて・・・新しい音楽を作ってるのさ」「しかし・・・こううるさければ自分の音も聞こえんじゃろう?」「アア・・・今日は特別さ・・・・一階のフロアーは、それぞれが作り上げた音楽の発表の場なんだけど・・・今発表会してるのは”東海林太郎”って言う日本の歌手だよ・・・・モーツアルトと気があっちゃってさ・・・・・・・・さっき歌ってたのがモーツアルト作曲の”モンブランの子守唄”っていう曲らしいよ」「モーツアルトと東海林太郎にしてはにぎやかな・・・・・」「二人とも、ロックに魅了されちゃって・・・それでね・・・・二階から上は、それぞれの音楽家たちが部屋を割り振られていて・・・自分の今やりたい音楽を作っているんだけど・・・・もし時間があるなら覗いてみたら?」若い男は「神様」と「お歯黒女官」を誘います。「ねえ・・・神様・・・・あたくしプレスリー様に会ってみたいわあ?・・・いいでしょ?」「お歯黒女官」は興味があるようです。もう一度建物に入ると・・・・会場はますます熱気を帯びていて・・・・確かにステージにはピシッとしまった革のパンツを身にまとい・・・顔にペインティングを施した東海林太郎が・・・・ところせましと暴れまくっていました。生前はモーニング姿で、直立不動の姿勢で歌っていた東海林太郎の面影はありません。しかもピアノ伴奏をしているのが、モーツアルト・・・そのほかの楽器で伴奏している人たちも、名前は知りませんがテレビや写真で見たことのある人ばかりでした。しかし・・・この音楽が「モンブランの子守唄」・・・とは・・・・・絶対寝た子も起きる!・・・「神様」はそう感じました。あまりのすさまじさに・・・・「神様」と「お歯黒女官」はすぐに階段を上ります。不思議なものですねえ・・・・階段を一歩上っただけで・・・・さっきまでの喧騒が嘘のよう・・・・・ためしに階段を一歩降りてみると、またさっきのロック調の曲が耳にガンガン響くのです。「神様」はあわてて階段を駆け上りました。二階に上がると・・・それぞれの部屋が小さく仕切られているようで、無数のドアが並んでいました。きっとそれぞれの部屋にピアノなんかが一台ずつ置かれていて、そこで大作曲家たちが作曲活動にいそしんでいるのでしょう。最初のドアを開きました。しかし意外にもその部屋はけっこうひろいスタジオになっていました。そしてオーケストラが編成されていたのです。「さあ・・・まもなく本番が始まるぞ・・・・それまできちっと仕上げておこう」中央で指揮をしているのは「カラヤン」でした。「神様・・・・あの真ん中で棒っ切れ振り回している人・・・・どこかでみたことがあるんですけど?」「おや・・お歯黒・・・・お前はあの人を知らないのかい?」「どこかで見たことがあるような・・・・ほら・・・あの髪の毛を書き上げる仕草・・・・」「そうじゃろ?・・・マロもあのコマーシャルは見ておったからな・・・カラヤンじゃ」「カラヤン?・・・・・関西の人ですか?・・・おてもやんとか・・・あれは熊本の人だったかしら・・・・でもどう見ても日本人には見えませんけどね・・・・」「そうじゃない・・・どこの人かはよく知らんけど・・・ヨーロッパのお方じゃ」「あら・・・・そうなんですか・・・・そういえば増毛剤のコマーシャルでしたわよね・・・カロヤンって・・」違うんじゃなかったかな・・・・「神様」はそう思いましたが黙っていました。早速練習が始まり・・・流れてきた音楽は・・・ちょっと聴くとクラシックの名曲・・・のようですが・・・実は「津軽海峡冬景色」だったようです。隣の部屋に行きました。この部屋の大きさはそれなりの大きさ・・・ピアノが一台だけ置いてありましたが・・・中にいる男はピアノに向かっていません・・・・ひたすら口の中をもぐもぐと動かしているだけ・・・どうやら何か食べてるようです。「あ・・・この人プレスリーだわ・・・・・」しかし往年の面影はなく・・・・テレビでよく出る・・・200キロ以上の体重がある男のようで・・・・これじゃ動くどころか歩く事もできないようです。「神様・・・・どうやらあたしの思っていたプレスリーとは全く違って、ドウナッツ食べすぎがずっと続いてるようです。・・・もう出ましょ・・・」「お歯黒女官」はがっかりしてもうこの場にいたたまれなくなったようです。おっとお出かけね・・・続く
2017.01.19
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私ね・・・世界中の神様のことを調べるのが好きなんですよ。信じてる・・・ってわけじゃないんですけど、神話なんてほんとにおもしろいじゃないですか。でも神の世界ってホント複雑ですね。アラブ世界のイスラム教・・・同じ宗教なのに「スンニ派」とか「シーア派」なんてあって・・・それも元々はユダヤ教の一派だったわけでしょう?知ってました?ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も主神は同じ神だって?そんなことより、続きをどうぞ・・・こうして、「神様」と「お歯黒女官」は、北へ向かって進むことにしました。目指すは「天帝城」・・・・天国の「ホワイトハウス」のようなところです。今の「天帝様」は、中国の仙人「西王母様」が担当されていまして・・・こちらは道教の神様なんですね。我々日本人にはあまり馴染みのない神様なんですが、孫悟空が花果山に閉じ込められる前に悪さをしていたとき、天に上って桃の果樹園に忍び込んで腹いっぱい食べるということがありました。この桃は「不老長寿」の桃なんですけど、この「桃園」の持ち主が「西王母様」なんですよ。日本でも、この「西王母」をどこかの神社で「おまつり」しているところがあるようです。「この天帝様ってどういう風にして決めるんですか?」「お歯黒女官」は矢継ぎ早に質問をしてきます。「神様」はいつまでも立ち止まっているわけにも行かず・・・歩きながら答えることにしました。「昔は選挙で決まってたんじゃよ・・・・・しかし、わが国の神様は800万人おって・・・これが一人一人投票権がある・・・・みんな神様じゃからな・・・・そうなるとわが国代表の”天照大神”がいつも当選することになって・・・・キリスト教やイスラム教の神が怒ってしまったんじゃ」「アラ・・・あちらさんでは神様の数が少ないんですか?」「そうなんじゃよ・・・あちらは自分の都合で、ほかの神様は認めない・・・だから神様は自分ひとりしかいないんじゃよ・・・・・それでな・・・・最近では信者の数と財産・・・それに神様の数を複雑に計算して一票の格差を是正しておるんじゃが」「まあ・・めんどくさい・・・」「それでな・・・・今の計算方法だと中国の人口も多いし・・・信者もそれだけ多いっていうことで・・・・道教の仙女”西王母様”がふさわしいだろうということになって・・・・」「そうですわねえ・・・今まで中国の方が”天帝様”にならなかったことが不思議なくらいですものねえ」「今までは中国も、共産党が宗教を認めないっていってたから良かったんじゃが、最近は北京オリンピックも終わって、経済も豊かになって・・・ひと頃は爆買いとか言って日本に観光に来て買い物しまくっていくようになり・・いくぶん穏やかに宗教も認めておるんじゃろう」そんな話しをしながら歩いておりましたが・・・・「神様・・・・そろそろ休憩しませんか?・・・・いくら暑くないといっても・・・これだけ歩くとさすがちょっと暑くなってきました。」「そうじゃのう・・・ああ・・ちょうどあそこに茶店がある・・・・あそこで休んでいこう」こうして、ふたりは茶店に入ります。しかし、茶店にしては賑やかです。「ここはなんじゃな?」「神様」は大声を出してそこにいた若い男に尋ねました。「え?・・何?・・・聞こえねぇよ」この若い男は、「難聴」というわけではありません。すさまじい大音響があたりを揺るがすぐらいですから・・・・普通にしゃべってる声が聞こえないんです。「ここは・・・何の建物なんだね?」「神様」はその男の耳元で、もう一度より大きな声を出して尋ねました。 あごめん・・・時間がないや・・・・・続く
2017.01.19
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さて・・・神様たちは「天国」に入国しましたね。どういうところなんでしょうかね?因みに仏教の場合、「天国」とは言わずに「極楽」というようですけど、どこが違うんでしょうかね?ま、それはともかく続きをどうぞ・・・「入国審査」も終え、「天国の門」をくぐった「神様」と「お歯黒女官」・・・・・「神様」は何度も来ているのですが、「お歯黒女官」は初めての訪問で、作者が都会に行くといろんなものが珍しく・・・・あちこちキョロキョロするのと同じで、彼女も完全に「お登りさん」になりきっていました。「やっぱり天国ですねえ・・・・空気からして違いますもんねえ・・・ほら薔薇の香りがしてますわよ?」「薔薇の香りではない・・・・・蓮の花の香りじゃ・・・釈迦が育てておるんじゃ」「あら・・・蓮でしたの?・・・・そりゃ失礼致しました。・・・ホホホホh・・・」口元の押さえて笑う彼女の・・・その手の隙間から「キラリン」・・・何か光るものが見えます。「なんじゃ?・・・マロの目の錯覚か?・・・お前の口元に何か光っておるぞ?」「お歯黒女官」がその手をどけると・・・・いつもより丁寧に塗られた「お歯黒」の中に一本だけ金色に光るものが・・・「じつは先日・・・・テレビを見ておりましたら江戸城から西の方角にある部落で・・・渋谷?でしたかしら?・・・・指の爪に絵を描いている女性(にょしょう)がおりまして・・・・”アラかわいい”・・・そう思いましたものですから・・・・わたくしも、お歯黒に一本だけ金色を混ぜてみましたの・・・・」黒光りする中に一本だけ金色・・・・神様にはとても美しいものとは思えませんでしたが、「お歯黒女官」は、生まれた始めてきた天国・・・・目いっぱいのおしゃれのつもりだったのでしょう。「どうせなら、何か模様でも書いて来ればいいのに・・・・」「そう思ったんでございますけど、鏡を見ながら絵を描くというのもなかなか面倒でございまして・・・いえ・・・最初は描いていたんでございますよ・・・・でも失敗したから・・・時間もないし・・・しょうがなくて金色に・・・・」「まあ良い・・・・たまには変わっていて・・・お前にも似合っている様じゃ」「神様」も雇用関係を円滑に進めるため、「従業員」にもたまには「お世辞」を言わなければなりません。「神様」にほめられたと思った彼女は・・・ニコニコしながらまた、あちこち眺め回しますが・・・・「ところで神様・・・・わたくしたち・・・・これからどちらへ向かうのでございますか?」「そりゃお前が決めればいい・・・マロはお前が来たいというから来たんじゃ」「あら・・・あたくしのせいでごじゃりますか?・・・・神様も行こうとおっしゃったじゃありませんか?」「マロはただ、暑さから逃れればいいと思っておったからのう・・・そうじゃのう・・・どちらへ行こうか?」「南へ向かうと暑くなりそうな気がしますから、どうでしょう・・・北へ向かわれては?」「天国は気温は一定しておるのじゃぞ?・・・どこへ行っても同じじゃ・・・・それコトワザにも申しておるではないか・・・・”暑さ寒さも彼岸まで”・・・・彼岸とは”三途の川の彼の岸”・・・・つまり向こう岸という意味でな?・・・・ジャからこちら天国では暑さも寒さも感じないことになっておる。」「だからイメージでございますよ・・・・なんとなく北へ向かうと涼しくなるような・・・・」「まあどちらでも良いが、北の方角じゃと”天帝様”もいらっしゃる・・・ご機嫌伺いで、天帝様の城へ行くのも悪くないのう・・・・」「神様」は自分の顎の下を撫でながらそう言うのでした。ここで少しだけ・・・「天帝様」のことをご説明しましょう。「天帝様」というのは個人のお名前ではありません。「神様連絡協議会」が作られたときに付けられた役職名で、それ相応の力量を持った方が「天帝様」に立候補し・・・選挙で選ばれることになっています。歴代の「天帝様」としては、ギリシャ代表の「ゼウス様」とか、エジプト代表の「太陽神ラー様」・・・それにユダヤ教代表の「エホバ様」がいらっしゃいましたが、「エホバ様」の場合、その摂政になった「神の子イエス」が、神より力をつけてしまったので・・・これではまずいと一期20年で辞めてしまったのです。日本代表「天照大神様」が「天帝様」になったときも、問題がありました。それまで「天帝様」は男神がなるものと、暗黙のうちの了解があったのですが・・・このとき初めて女神である「天照大神」が「天帝様」になったわけです。このとき、天国内では「男女同権運動」が盛んになり、大騒ぎになったのですが・・・ギリシャ代表「ゼウス様」の奥様・・「ヘラ様」が「女神=天帝反対論者」の急先鋒であった「ゼウス様」を徹底的に押さえて下さったそうです。ちなみにこのときの恩に報いようと・・・・「天照大神」はわが国のコトワザの中に「ひとつ年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」という一項目を付け加えました。どうやら「ヘラ様」は「ゼウス様」よりひとつ年上だったようで・・・・・もうひとつちなみに・・・・青森県では方言の中で、年上女房のことを「ヘラ」といいます。きっと、これもギリシャ神話の「ヘラ様」のことじゃないかと・・・作者は思うのです。あ、信じないでくださいよ・・・・・「講談師・・・見てきたような嘘をつく」って言いますけど・・・・私もその類ですから・・・・もひとつちなみに・・・「作者は講談師ではありません」でも・・・好男子だからいいか!(これも信じるなよ!)さて・・・・まだ旅を始めないうちから第3話までいっちゃったけど・・・・この次は旅を進めますから勘弁ね・・・・で続く
2017.01.19
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さっそく書き始めましたけどね・・・どんな話しになるんですかね・・・正直なところ、ハチャメチャなお話しになりそうな気がしてきました。では、どうぞ・・・「神様」と「お歯黒女官」・・・いよいよこのふたりの珍道中が始まりそうなんですけど、まだまだ手続きはかかるんです。もちろん人間じゃありませんから「パスポート」なんかは要らないんですけど・・・・入国審査の手続きが厄介なんですよ。「え?あの世に 入国審査が必要なの?」とおっしゃる向きもあろうかと思いますが・・・神様の行く「あの世」とは「天国」・・・・ね「国」でしょ?・・・だから「入国審査」はあるんですよ。「はい・・・次の方」「ア、マロの番か・・・はい!」「あなたの入国の目的は?」こう質問されると・・・一般的な観光客なら「サイトシーイング」・・なんて答えるんでしょうけど・・・ここは「天国への門」そんな理由で簡単に入国させてはくれません。もちろん、今回の目的は「涼みに・・・」ですけど・・・そんな理由だって却下です。でも神様は何度もこの門をくぐってますから、慣れていました。「神様連絡協議会の定時連絡と、神様用品の仕入れ・・・それに天帝様ほか、皆様へのご機嫌伺いです・・・・もちろんあなたにも・・・・」神様はそういうと「入国審査官」の袖の下に、そっと手を入れます。「こんなことされては困る・・・・」いちおう「入国審査官」ですから、いったんは断るんですが・・・なんとなくニヤニヤしています。「ところでお客人は、ビザをお持ちですか?」「はて?・・・・ビザなんぞ必要がありましたかな?・・・・あいにく持っておらんが・・」「最近、勝手に神様になるものが多くなりましてなあ・・・それで、ビザを発給しておるんですわ」いちおうひとりでも二人でも・・・信者があれば神になれるのですが、自分自身が勝手に神を名乗り、それから信者を作るというのは反則なんです。「奇跡」を起こし・・・・それによって信者ができる・・・ならいいんですが、「わしは神じゃから信じなさい」・・・そう言って信者を作る神様も最近は多くなったそうで・・・・なんにでもすがりたい人間が増えてるんでしょうね。「しかし・・・・困ったなあ・・・マロはビザの用意はしておらんのじゃが・・・」「ビザがなければマスターでもいいですよ?・・・・JCBカードはちょっと困るんですけど。」「なんだ・・・クレジットカードでいいのか?でも、JCBカードだとなんでまずいんだ?」「いや・・・・神様連絡協議会の通達ではビザということになってるんですけど、日本から入国する場合・・・だいたい認められてるのはビザとマスターとJCBなんですよ。」「え。そうなのか?・・・マロは知らんかった」「でもJCBカードの場合、よその国では知られてない場合が多くって・・・」実は・・・実話をもとにして書いてます。筆者がアメリカに行ったときに、ホテルのチェックインの時、カードの提示を求められるんです。その時、JCBカードを出したら、ダメだって断られたんですよ。あ、営業妨害してるんじゃないですからね。で、もう一枚・・・ビザカードを持っていたので出したらOKだったんです。まあ・・・そんなやり取りをしたあげくに、ようやくのこと天国に「入国」しました。そこで「お歯黒女官」が、神様に質問します。「ねえ神様・・・さっき、入国審査官に袖の下・・・やりましたよね?・・・・いったい何をやったんですか?」実に興味しんしんです。「いや・・・マロは別に何もやらんよ?」「だって、さっきあの人の袖の下に手を入れて・・・・何か渡してたじゃないですか?・・・・昔の日本人観光客はストッキングをよく土産にしたようですけど・・・・神様の場合は何を渡すんですか?」「ああ・・・あれね・・・マロはただ袖の下に手を入れて、二の腕の内側をくすぐってやっただけじゃ・・・・ここは人間も神様も一番柔らかいところだから・・・・スキンシップを図るにはここをくすぐってやればいいんじゃ」「え!・・・じゃあ、品物やお金を渡したんじゃないんですか?」「当たり前じゃ・・・・マロは神じゃぞ・・・不正はいかん!」ふたりの旅はここからスタートするのです。 さて・・・・ここで皆さんにお話ししておきますけど・・・・この物語については決めておいたのはこの辺まで・・・・「ビザ」のお話しだって・・・さっき年会費の請求書が来たから思いついて書いただけですから・・・今後どういう展開になっていくか、まったくわかりません。そのつもりで読んでくださいね。くだらなくても我慢我慢・・・・・じゃあ続きます。
2017.01.18
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皆さんに問いかけたところ、たったお一人だけでしたが、「中野昌勝さん」だけが読みたいとおっしゃるので、「百花繚乱 綺羅、星の如くに」を書くことにしました。皆さんもついでに、お暇な時にでも読んでください。と言いましても、実は今現在・・・どういうお話しにしようか、何も決まっていません。いつものパターンなんですけど、書き始めてから思いつきで書いてるようなもんで、普通の作家さんがするような「構成」を考えるなんてことは一切したことがありません。しかし、この「神様シリーズ」はおかげさまで好評ですから・・・何とかなるかなと・・・決まっているのは最初の登場人物だけ・・・今回も「神様」と、お付きの侍女「お歯黒」だけなんですよ。ここからどのように展開していくか・・・私も楽しみです。「神様・・・・暑いですよねえ・・・」十二単を着込んだ「お歯黒」の女性が神様に同意を求める。「そうじゃなあ・・・・マロも暑いぞよ」神様なら・・・気温なんかも自由自在に変えることが出来るはずなのに・・・・この神様は自由気ままな神様でめんどくさいことが嫌い・・・・だから暑いときは暑いまんま・・・そのまま乗り切るか・・・どこか涼しいところに旅行に行こうかなんて考える神様でした。「ねえ・・・こんなときは”あの世”とやらに行ってみませんこと?」「ああ・・・人間どもも・・・暑いときは”お化け屋敷”に行くらしいから・・・いいかもね?」「でも、そう聞いたから・・・・この前の神社のお祭りのときも、見世物小屋がたくさんあって・・・その中のお化け屋敷に行ってみたんですのよ」「ほほう・・・・マロはまだ入ったことがなんじゃが・・・どうだ涼しくなったか?」「それがゼーンゼンダメ!・・・・涼しいどころか、冷房もなければ締め切った空間で空気もよどんでましたし・・・暑苦しいったらありゃしない!」「だろうなあ・・・・・怖いものを見ると涼しくなるっていうけど・・・気温が変わるわけじゃなし・・・涼しくなるわけがない」「だから、・・・・本物のあの世に行きましょうよ・・・あそこならいついっても適温だっていうし・・・ね・・・神様いいでしょ?」こうして神様とお歯黒女官は「あの世」に旅立つことにしたのです。目的は・・・「涼みに行くこと」・・・ただそれだけ・・・・でもとりあえず、自分の職場を離れるときは、神様といえども、「神様連絡協議会」への届出をしなければなりません。許可は簡単に降りるでしょう。なぜなら日本には800万人の神・・・「八百万の神」がいらっしゃいますから、ひとりぐらい休んでも・・・なんとかなるんです。これがキリスト教やイスラム教なんかでは・・・唯一神ですから・・・少々風邪をひいたぐらいでは休めません。その点、「日本の神様でよかったなあ・・」なんて思う神様でした。でもとりあえず・・・誰かを代理に残していかなければなりません。「そうだなあ・・・あの吉田老人なんかどうだ?」前回の「神様シリーズ」で・・・神様の代役を立派に務めた・・・少々ぼけ始めている老人ですが・・・「あの方・・・駄目ですわ・・・・だって、神様とお付き合いが始まったら不思議なことがいろいろ起こるんで・・・ボケがいよいよ進行しちゃって・・・」「ほほう・・・・マロがいろんなことをしてしまったからか?」「今ならちゃんと神様がいらっしゃる・・・・今なら”神国日本”・・・太平洋戦争をやっても、今度は勝てる・・・なんて言っちゃってるんですもの・・・留守中に太平洋戦争なんか始められちゃったら・・・大変な事になりますわよ」「そうだよな・・・・前回の太平洋戦争も・・・・マロが遊びで日本を離れ、月にいるかぐや姫に会いに行ってる間に起こったことじゃからな」「あの時だって・・・ほかの神様と一緒に出雲に行ってれば問題はなかったのに・・・・神様ったら・・・一人ぐらいいなくてもって・・・・月に行っちゃうんですもの」「そうそう・・・あの時は少々遊びすぎた。・・・かぐやが放してくれなくてのう・・・数年もいたかのう?」神様はそういうと、ニヤニヤ思い出し笑いをするのでした。「なにをおっしゃってるんですか?・・・・家具屋が離してくれないって・・・箪笥を買いに行ったわけじゃなし・・・ですから吉田老人はちょっと辞めておきましょう」「じゃあ誰を留守番にする?」「どうでしょう?・・・先日おいでいただいた、初代市川団十郎さんとシェークスピアさん・・・・この世は面白いって・・・まだお帰りになってないんですよ?・・・あの2人なら、芸術関係だから・・・戦争を起こすことはないと思うんですけど」「そうじゃなあ・・・形式美を重んじる団十郎と・・・恋愛小説家のシェークスピアなら・・・万が一にも戦争の心配はないな・・・じゃあそうするか?」こうして、神様はお出かけになる事になりましたが・・・・それでも万が一、億が一のためにと・・・・以前孫悟空がかぶせられた帽子「緊固児」を2人にかぶせました。皆さんの中には、孫悟空の頭のワッカ・・・あれは初めからワッカだと思っていらっしゃるかもしれませんが・・・もともとは帽子なんです。わがままを言う孫悟空を懲らしめるため、三蔵法師が「緊固呪」というお経を唱えると・・・たちまちその帽子の中に入っている金属が頭を締め付ける・・・・我慢できなかった孫悟空はあまりの痛さに、帽子の布の部分を引きちぎって・・・・最後に残ったのが、あのワッカなんです。でも、団十郎は「ちょん髷」だし・・・今回の「緊固児」は、はじめっからワッカだけになっていました。「さあ・・・マロは準備ができたぞ」「お供はどう致しましょうか?」「う~ん・・・なんか問題があったとき呼び出せばいいじゃろう・・・マロもお供が多いと逆に気を使って疲れるからのう・・・今回はお前だけでよかろう」自分だけは連れて行ってもらえる・・・・・「お歯黒女官」は思わずにやっとしました。 続く
2017.01.18
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まだ、次の「小説もどき」をどうしようかって悩んでいます。プロの作家は、読者をグイグイと物語の世界に引きずり込むことができる。その点、私の場合はそれが出来てなくて、自己満足っていうか・・・「読みたきゃ読んでください。」っていうスタンスですから、どうしたら読んでもらえるかという努力が、足りないんですよね。今更どうしようもないんですけどね。ま、とりあえず「百花繚乱 綺羅、星の如くに」を書き始めますか・・・
2017.01.18
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またフランスの話です・・・・最後にしますからね シェルブールは映画「シェルブールの雨傘」で有名になったんで、また旅行団の皆さんから、「シェルブールの雨傘を買ってきてくれ」と頼まれました。ホテルから歩いて5分ほどのところに傘屋さんがあったのを見逃しませんでしたから早速そこに行って傘を注文しました。 4人から頼まれたのと、私がかみさんに買って行く分で、5本買うことにしましたが、さて傘って何だったかな?と考えたら「あ、そうだ、パラソルだ!」と言う事になり・・・・「パラソル シルブプレ」と注文しました。(数字は指5本出しました)そしたら変な顔して聞き返すのです。・・「パラソル?」こっちはパラソルだと思ってるので、自信を持って「ウイ!ムッシュー」とりあえず5本の傘を買ってきました。それは皆同じもので、きれいな明るい青の地に シェルブールの市のマークが入ったもので、みんなも喜んでくれました。さて、帰国し・・・私はかみさんにその傘を「お前のために、あちこち探して買ってきたシェルブールの雨傘だよ」と渡したんですが、かみさんも変な顔をして「あなた、コレ、日傘だよ」そうなんです・・・・・・・・・・・・ パラソルのソルって、ソレイユのソル・・・つまり太陽なんですねつまり「シェルブールの日傘」を買って来てしまったのです。 私の語学力ってこんなもんだったんです。ちなみに「雨傘」は、「パラプリュイ」って言うそうです。つい最近知りました。 今でもその傘を見ると、苦い思い出としてよみがえります。 以上、フランスはコレでいいでしょう・・・・・終わり
2017.01.17
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実は・・・以前書いたものなんだけど、私の好きな物語があるんですよ。「百花繚乱 綺羅、星の如くに」っていう・・・「神様シリーズ」のひとつなんですけどね・・・これを書いたときに決めたことがあったんです。「百花繚乱なんだから100話まで続けよう。」つまらないことを決めたんですよ。で・・・100話完結まで書いちゃったんですけど、1話ずつがけっこう長い・・・という事は・・・「それでなくても長すぎる」って言われている私の「小説もどき」ですからね・・・皆さんが途中で辞めちゃう恐れがあるんです。しかも・・・私はいたって真面目に書いておるのだけれど、なんとなく「駄洒落」の連続みたいなお話しでして・・・飽きさせないためにはどうするか・・・短縮形にしようか・・・それとも1話を半分ずつ書いて、100話完結を200話完結にしようか・・・悩んでるんですよ。でも、この100話を喜んで読んでくださった方もいたわけで・・・どうしましょうかね?「伝奇小説」のようなんですけど・・・もう少し考えさせてください。
2017.01.17
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そろそろフランスの話も飽きてくるころなんで、今日でおしまい。終わる前に、第1話の時の続きをちょっと・・・じつは「バンサンカン」で「23歳」という意味だったんですけど・・・25歳の女性用のお土産を買うことが出来たんですけどね・・・その時変な自信を持っちゃったんです。「バンサンカンで25歳なら・・・5歳の男の子用もサンカンでいいんじゃないかな」当時長男が3歳でしたから・・・ファッションの都パリで、息子の服を買おうって思っちゃったんですよね。で、男の子は「ギャルソン」で5歳が「サンカン」でお男の子の洋服を買っちゃったんです。「ギャルソン、サンカン」でね・・・3歳の子だけど・・・すぐに体は大きくなる。で、これも見事に買えちゃったんです。続いて・・・フランス北部の「シェルブール」っていう町に行ったときのお話しです。 前にも言った様に、私は青森県のミッションの視察で フランスを訪れたわけですが、こ子での目的地は、フランス北部のラアーグという町にありました。ここは第二次大戦で連合軍が上陸したノルマンディ地方にあり、この町から、30キロほど離れたところに シェルブールという町があるのです。カトリーヌドヌーブの、「シェルブールの雨傘」という映画で有名になった町ですが、こじんまりした町並みながら、カラフルな色づかいの綺麗な町でした。ホテルは2軒あり、私の泊まったホテルは「ホテルリベルタ」(自由ホテル?)という名前で、自由の女神のミニチュアが飾ってあるホテルでしたが、もう一軒は、「ボンサイホテル」という名前で、 泊まったわけではないのでどうなのかは知らないけれど、 看板を見る限りでは日本の「盆栽」を飾ったホテルのようでした。ここでは、毎日、パーティがあって、最初にお酒を飲む部屋に案内され、ワインの試飲をするのですが、なにしろ私がフランス語を話せることになってましたので係りは私・・・・飲んだ後、美味しかろうがまずかろうが・・「セボン」それから別室で会話をしながら食事(コレは通訳がいる)で最後に、デザートのケーキが出るのです。ちょっと大きめなロールケーキが出てきて、 「この人数でコレなら、一人当たり厚さ2センチくらいだな」と思い、「コレなら食える」と注文したら、 最初は見せるだけのケーキが出てきたってことで あとから同じロールケーキが2個!計3個もあり結局6センチ分の厚さのケーキを食べさせられました。ってあれ?・・・・これじゃ終われないなあ・・・・またアシタ
2017.01.17
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今日は、昨日の買い物にいった日の午後の話しをします。 赤い帽子を買えたことで、かの若者にすっかり頼りにされてしまいまして・・・・「ナイトさん、一緒にモネの睡蓮見に行ってくれませんか?」そう言われて、「よっしゃ!」メトロに乗って二人でその美術館に行きました。さすが芸術の都パリですねえ・・・ ピカソ、シャガールの絵が、ガードマンもつけず触れるくらいのところに飾ってあるんですよ・・・たくさん。 「モネの睡蓮」も、二つの部屋を使い ゆったりと見れる様にしてありました。 夏の風景、冬の風景・・・ユックリと見ることができたんですが そのとき、かの若者が「あ、○○さんを連れて来るのを忘れた!」○○さんは、八戸から来たおばちゃんで、 「ドッカの美術館に行くときは必ず連れてってよ!」と念を押されてたのに、すっかり忘れてて・・・・・ で、ホテルに帰ったら、すっかりおかんむりの○○さん! 「どこに行ってたのよ!?」 「実は、○○○○美術館に・・・・・」言ったら・・・「まあ、いやらしい!!!!」 美術館の名前・・・○○○○のところ・・・・オランジェリ美術館って言うんですけどね。 彼女は・・・・・「ランジェリー(下着?)美術館」だと思ったらしく その旅行中、口も聞いてくれませんでした。オランジェリとは「オレンジ県」の・・・ぐらいの意味なんですけど・・・ 以下、明日に続く・・・・・・・・
2017.01.17
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昨日、あるスナックでうけたんで、フランス語の話しをします。 25年前、青森県のミッションでイギリスとフランスに行ってきましたが、パリで数日時間が取れました。そのとき一緒だった科学技術庁の若い人が恋人に、赤い帽子をお土産に買いたいから付き合ってくれというので日系のデパートに行ったときの話しです。 私、大学では土木科で、みんなが第二外国語を取るときドイツ語だったのに私は他の学科の女子学生と一緒に授業が出来ると言う理由で フランス語を取ったというわけで、単語はちょっと知ってましたが会話までは自信がありません。でも頼まれたんで、帽子売り場の交渉は私がしました。 「帽子」は「シャポー」、「赤」は「ルージュ」・・・そこまでわかったんですが、 「彼女の年は?」と聞いたら、「23歳です」という答え、 「はて?23歳ってフランス語でなんていうんだろう?」そのとき、かみさんが読んでた雑誌が「バンサンカン」という雑誌で「25歳」という意味だと思い出して23歳も25歳も変わらないだろうと・・・・・「ルージュ シャポー バンサンカン シルブプレ?」 見事赤い帽子が買えたんですよ。そしたら、視察団一行に「ナイトはフランス語ができる」ということになってね・・・・で続きはまたアシタ
2017.01.16
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1月23日はオヤジの祥月命日です。しかし・・・私は当日、仙台に出張でして・・・前日墓参りに行こうかと思ったんですが・・・前日の22日日曜日は、午後1時から「下北文化会館」似て「奥内歌舞伎」の発表会・・・我が家は元々、この「奥内地区」の出身ですし、この地区の小学校には歌舞伎の舞台もあって・・・その小学校を施工業者として建てたのも弊社ですから・・・ぜひ行かなければなりません。午前中はというと・・・うちのカミさんもいないために、一緒に行くのは無理・・・けっきょく、私は前日お寺にお参りして・・・命日当日は「長男とかみさん」がお詣りすることになりました。しかし、仙台の出張先・・・大手メーカーさんで、うちのオヤジが尽し過ぎるほど尽したメーカーなんですが、そんなオヤジの命日にも、会議に出て来いっていうんですよ?いちおう話したんですよ?・・・命日だからって・・・でも、弊社のような小さな会社のことなんかどうでもいいようです。しょうがないから、前日は「奥内歌舞伎」、当日は「仙台出張」、その次の日は「警察友の会」、そして翌日は青森市で・・・「セメント卸協業組合総会」です。ま、県外は一日だけですけどね・・・命日にお参りに行けない分…ここでお詣りを・・・「南無釈迦牟尼仏」・・・・あ、我が家は「曹洞宗」です。
2017.01.16
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先日、テレビの番組で「銅鐸」の使い方が分かった・・・っていう放送があった。中学生・高校生の時代の歴史の時間では、「銅鐸の使い道が分からない」という風に習ったのだが、その番組である程度分かった。実はある採石場で7個の銅鐸が一気に見つかったのだが、それと一緒に「舌(ぜつ)」が見つかったのだ。銅鐸は3百以上見つかったのだが、舌は数個しか見つかっていない。だが、今回の発見ではその舌が銅鐸の中に入って7個見つかったらしい。どういう形かというと、つまり・・・「風鈴」のように中から銅鐸の内側を打ち鳴らすように使われたらしい。つまり楽器のようなものだったらしい。まだはっきりしないのは、楽器のようなものだったのか宗教の行事に使われたものなのかということだが、銅鐸7個の大きさが少しずつ違うことから、もしかしたらそれぞれ音階が違っているのだろう。こう言う発見は大好きです。
2017.01.15
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今日現在・・・家にはカミさんと私しかいません。という事は、私が除雪をしなきゃならないわけです。だけどね・・・我が家は庭と駐車場が広いんですよ。除雪のタイヤショベルの音を聞いた後にすぐ出たんですけど・・・3時間かかりましたね。長男に助けを求めたんですけど、彼が来たのは午後になってから・・・「あれ?オヤジ、除雪しちゃったの?」遅くなれば雪が固くなって除雪しにくくなるから・・・すると、除雪が終わった後の片づけをしていました。ま、いいか・・・
2017.01.15
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年に数回ですが・・・ときどき私、駄洒落を叫びたくなる病気が出るのです。今日がその日のようです。「医者が暴力団員になっても、薬の調合しかさせてもらえないらしいな・・・」「そう、ヤクザ医師だから」
2017.01.15
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皆さん、どうでしたでしょうか?もちろん実話ではありません・・・フィクションです。でも、トンネル工事現場で「火薬庫の番人」として留守番したことは事実ですし、青森市内の除雪に手間取って、山にはなかなか除雪隊が来てくれなかったことも事実です。大きなカモシカに見張られ・・・野生化した秋田犬のような犬が現場付近をうろうろしてもいました。テレビも映らず、電話線も切断され・・・連絡も取れないまま・・・予定から3日遅れでようやく除雪隊の姿が見えたときは、泣きそうになったことも事実です。妄想と言われればそれまでですが・・・八甲田山で遭難したとされる「青森五連隊」の亡霊に悩まされたのも事実です。ま、それは完全に妄想なんでしょうけどね。でも、私に恋人もいなければ・・・知り合いの新聞記者もいません。もちろん「神様」の知り合いだっていません。だけど・・・なんか事実だったような気もします。こんな経験はもうすることもないでしょうけど、もう一度やってみたい気もするんですよねえ・・・
2017.01.14
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