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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ @ Re[3]:東十条にも見落としがあった(01/27) ハードコア丸山さんおっ、総菜屋行かれ…

ハードコア丸山@ Re[2]:東十条にも見落としがあった(01/27) そうなんです♬ そういえば　曳舟の惣菜な…

さかまたつみ @ Re[1]:東十条にも見落としがあった(01/27) ハードコア丸山さん、おはようございます…

ハードコア丸山@ Re:東十条にも見落としがあった(01/27) ここの大将ユルくて大好きです！

さかまたつみ@ Re[1]:自分ちみたいに呑気に過ごせる町屋のおでん処(01/26) kyakosanさん確かに店主の方は不愛想な…

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2013/12/21

　たまたま車で小村井の辺りを通りかかった時に，車窓から「伊勢元」の看板を掲げる酒場を2軒目撃したことがありました。その後も何度か目にするたびにぜひとも行っておかねばならぬという気持ちが最高潮に昂じて来た頃合いと見切り，この度ようやくの訪問となったのでした。

　伊勢元という屋号は伊勢神宮辺りに由来した特段珍しいものではないのかもしれませんが，それでも屋号を同じくする酒場に足を向けたくなるのはぼくばかりではないようです。ところで，たまたま伊勢元をキーワードにして検索していたら，いくらかは馴染みのある大塚の「伊勢元」のHPに都内における起源らしきものが記されていたので，引用します。

「大塚伊勢元は戦前、初代店主が東京・江東区門前仲町にあった「伊勢元」を屋号にした酒屋(販売店)で修行をし、そこから暖簾分けを受け、江戸川区・小松川にてもつ焼き店を開業したのが始まりです。その後、昭和４１年、現在の店舗がある北大塚へと移店して以来、二代目店主、現三代目店主を通し「良心的なお値段で、満足できる店」をモットーに地元の皆様をはじめ、多くのお客様方にご愛顧を賜り、現在も営業しております。」
お店のHP:http://isemoto-ohtsuka.com/index.html

　とのこと。確かに小松川の近くには，「大衆酒場伊勢元(有限会社伊勢元牧商店)」があって，小松川とは目と鼻の先にあります。また，亀戸には「伊勢元酒場」がもう一軒，駅の北口側にもあります。てっきり八広の「伊勢元酒場」が古いかと思っていましたが改めて調べてみたくなりました。他には西船橋にも「伊勢元」があり，ここまでは訪問したことがありますが，やはり小松川と近い平井の店舗は閉店してしまったようですし，三軒茶屋，板橋にある店舗についてもその発祥を確認してみたいものです。

201311_小村井・伊勢元酒場01.jpg

　さて，前置きが長くなりましたが，まずは小村井駅の北にある中居掘はなみずき通りの「伊勢元酒場」にお邪魔しました。こちらは車で通過して見やりながらも置き看板の照明は灯らず，暖簾もかかっていない，しかも明かりもぼんやり灯るばかりで営業しているのか判然としません。思い切って引き戸を開けてみるとなんのことはない極めて元気に営業中。女性2名でやっているお店です，カウンターが15席ほどに奥には案外広い小上りもあります。立地がけして便のいい場所でもないため，お客さんの顔ぶれはみな常連さんのようで，非常にリラックスした雰囲気が漂っています。「伊勢元」定番の下町風のハイボールも当然あって，お値段もさすがの安価。肴も豊富で値段も安いし，味も良い，しかもアジ天ぷらなど切り身が2匹分の4切れほどもあって，満足度高し。照明も控えめに目立たぬように商売しているのは，それほどに新規のお客が入らなくてもご近所さんだけで十分やっていけるという自信の表れのように感じられました。一見客が気まぐれに立ち寄っては申し訳ない気分になりました。
品書:焼酎ハイボール:250,アジ天ぷら/たこぶつ:300,まぐろぶつ:350

201311_小村井・伊勢元01.jpg

　小村井駅を目指し，明治通りを歩きます。やがて見えてくるのがやはりここも「伊勢元」です。改めて「伊勢元」の良心を胸に刻み込まされたぼくは当然迷わずお邪魔することにしました。こちらのお店は遠目にもよく目立つ極めてありふれた装いです。店内もまたおばちゃんが独りでやってるお店らしく，カウンター5席に，小上りにテーブル2卓といったところ。先客はご夫婦らしき2名のみでした。大衆酒場というよりはむしろ小料理店のような雰囲気，下町風のハイボールがないことからもここは屋号が同じ「伊勢元」であっても系統的には小松川とは別縁であるように感じられました。それでもおばちゃんがとても感じがよくて，今晩は寒いからストーブのそばに座りななんて暖かく時折声を掛けてくれます。それでもあまりにも冷え込みが厳しかったので，焼酎のお湯割りをお願いし，ふーふーしながら啜っているとやがて心底から温まってくるのを感じたのでした。

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