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水前寺清子さんの20周年時に制作された記念アルバム。『演歌一筋20年、新たなる想いをこめて、星野演歌を聴かせます』20周年記念シングル「涙のマーチ/赤い血の歌」を含む全12曲収録です。A面1曲目「涙のマーチ」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 馬飼野俊一さん2曲目「初恋」作詞 水上裕さん 補作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 竜崎孝路さん3曲目「雪かき歌」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 南郷達也さん4曲目「温泉めぐり」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 桜庭伸幸さん5曲目「女ひとりの子守唄」作詞 星野哲郎さん 作曲 宇佐豪男さん 編曲 南郷達也さん6曲目「赤い血の歌」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 馬飼野俊一さんB面1曲目「がまん酒」作詞 星野哲郎さん 作曲 一代のぼるさん 編曲 竜崎孝路さん2曲目「義兄妹」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 馬場良さん3曲目「女の賭け」作詞 星野哲郎さん 作曲 一代のぼるさん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「生まれかわれるものならば」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 竹村次郎さん5曲目「長寿音頭」作詞 星野哲郎さん 作曲 十勝遥さん 編曲 馬場良さん6曲目「北海おんな船」作詞 星野哲郎さん 作曲 宇佐豪男さん 編曲 馬場良さんリードトラックでシングル発売した「涙のマーチ」とB面収録「赤い血の歌」の事は何度も書いてるように思うけど、良質な人生の応援歌です。特に「赤い血の歌」は名曲中の名曲です。B面1曲目「がまん酒」はこのアルバム発売2年後の1986年発売シングル「男三百六十度」のB面に収録されました。この曲はアルバムからの第二弾シングルとしてA面として発売しても良かったと思える名曲。B面3曲目「女の賭け」は、水前寺さんの楽曲では珍しい印象の楽曲です。八代亜紀さんが歌いそうなイメージの女心を歌ってる楽曲です。B面4曲目「生まれかわれるものならば」と5曲目「長寿音頭」はコミカルなナンバーです。アルバムラスト曲「北海おんな船」はラストに相応しい力強い女歌です。病気の旦那の代わりに北海船に乗って漁に出る女の歌です。シングル向きの曲だと思う。
2019年11月25日
森進一さんの恩師、猪俣公章さんが1993年6月に亡くなって、森さんに書き下ろした名曲を17曲に絞って追悼アルバムとして発売されました。1曲目「女のためいき」 作詞 吉川静夫さん 1966年2曲目「女の波止場」 作詞 吉川静夫さん 1967年3曲目「ひとり酒場で」 作詞 吉川静夫さん 1968年4曲目「港町ブルース」 作詞 深津武志さん/なかにし礼さん 1969年5曲目「望郷」 作詞 橋本淳さん 1970年 6曲目「おふくろさん」 作詞 川内康範さん 1971年7曲目「悲恋」 作詞 阿久悠さん 1971年8曲目「夏子ひとり」 作詞 阿久悠さん 1972年9曲目「放浪船(さすらぶね)」 作詞 阿久悠さん 1972年10曲目「くちべに怨歌」 作詞 青山五平さん 1973年 11曲目「冬の旅」 作詞 阿久悠さん 1973年12曲目「さらば友よ」 作詞 阿久悠さん 1974年13曲目「北航路」 作詞 阿久悠さん 1974年14曲目「さざんか」 作詞 中山大三郎さん 1976年15曲目「命あたえて」 作詞 川内康範さん 1981年16曲目「それは恋」 作詞 秋元松代さん 1981年17曲目「うさぎ」 作詞 保富康午さん 1989年森さんのデビュー曲の「女のためいき」から、節目、節目に名曲を残してきています。ほとんどの曲が大ヒット曲ですが、7曲目「悲恋」や8曲目「夏子ひとり」はシングルB面曲です。この2曲はA面曲よりも人気曲になった曲。特に「夏子ひとり」は、90年代頃までライブのセットリスト常連曲でした。「夏子ひとり」のA面「波止場町」も猪俣公章さん作曲の人気なのですが、このアルバムには収録されていません。「悲恋」のA面は「流れのブル-ス」で、この曲は猪俣公章さんの作品ではない。「流れのブル-ス」も良い曲です。やっぱり森進一さんと言えば、「作詞 阿久悠 作曲 猪俣公章」で決まりです。このコンビ以上に森さんに合う曲を書ける人はいなかったと言っても過言じゃない。「冬の旅」「さらば友よ」「北航路」の3曲は森進一さんの楽曲の中でもベスト3かも知れない。9曲目「放浪船」も、これぞ森進一!と呼べる1曲。自分はこの中でやや地味な曲ですが、10曲目「くちべに怨歌」の哀愁感が凄く好きでよく聴く曲です。イントロの男性コーラスもいい感じです。ライブでは女性コーラスになってしまう事もありましたが、ここは男性コーラスじゃないとこの曲の良い雰囲気が出ません。そして絶対に森進一さんと言えば忘れてはいけない曲は5曲目「望郷」です。「望郷」は歌詞、メロディー、アレンジ、森さんの歌唱、全てが最高レベルです。14曲目「さざんか」も何度聴いても、胸にしみる名曲です。今年のライブでも聴けて感動しました。ラスト曲「うさぎ」は、コンサートでハイライト場面で歌われる物語になっている長編名曲。8分を超える大作です。あえて「おふくろさん」じゃなく、1967年「母恋い人生」を選曲しててもいいと思うけど。吉川静夫さんの感動的な歌詞と、歌うのに難解で凝った猪俣公章さんのメロディーとアレンジが心の奥に残る名曲です。昔から、自分は森さんが母親を歌った楽曲なら「おふくろさん」よりも、「母恋い人生」の方が断然好きでした。ここに収録されなかった猪俣公章さん作品で、選曲されなかったのが勿体ないと思う曲は1969年「女のワルツ」(作詞 山口洋子さん)、1974年「妹よ」(作詞 阿久悠さん)、1976年「いのち燃やして」(作詞 中山大三郎さん)、1977年「夜が行く」(作詞 中山大三郎さん)1980年「涙きらり」(作詞 阿久悠さん)、最後の提供曲1993年「夢をかざって」「おもいで夜景」(作詞 里村龍一さん)・・・1966年、デビュー曲「女のためいき」のキャンペーン時の写真1967年「盛り場ブルース」時の宣材写真。
2019年11月04日
水前寺清子さんの1998年12月発売のシングル。芸能生活35周年として制作されたシングルです。1曲目「女の花道」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さん1996年〜1997年は演歌色弱めのコミカルな楽曲を多くリリースしていたもあって、1998年は3月25日発売「おんなの街道」も、この12月16日発売のこの曲もド演歌です。「おんなの街道」は、少し軽快な手拍子物の演歌でしたが、この「女の街道」はド演歌の王道で、仰々しいイントロからアレンジも昭和の音作りそのものです。水前寺さんの歌い方も、よりド演歌を意識したかなり濃い歌唱になっています。デビュー35年で力の入った1曲です。2曲目「命は綺麗に使いたい」作詞 志賀大介さん 作曲 安藤実親さん 編曲 小林仁三さんカップリング曲も良い曲で、畠山みどりさんが歌ってもばっちりハマりそうな楽曲です。タイトルもキャッチーだから、こっちをメイン曲にしても良かったような気もする。どんな年代の人にでも心に響く人生の応援歌になっています。水前寺さんの温かみのある包容力のある歌唱も最高です。
2019年11月02日
水前寺清子さんの13枚目のシングル。この曲は100万枚以上売り上げた大ヒット曲です。日本人なら、この曲を知らない人は少ないように思う。どこかで一度は耳にしてる名曲です。A面「いっぽんどっこの唄」作詞 星野哲郎さん 作曲 富侑栄さん 編曲 安田彫花さん星野哲郎さんは水前寺さんにはもちろん、数え切れないほどの名作を書いた方です。作曲の富侑栄さんも誰でも歌えるような超有名曲を多く書いています。安藤実親さんの別名が「富侑栄」です。富侑栄さんって名前は知られてないけど、楽曲によって名前を変えていました。チータの曲なら「どうどうどっこの唄」「男でよいしょ」「艶歌」「大勝負」は、どれも「いっぽんどっこの唄」同等の大ヒット曲です。舟木一夫さんの「銭形平次」やこまどり姉妹の「恋に拍手を」「泣くな裏町」、北島三郎さんの「歩」なども富侑栄さんの作品です。「♪ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ」と読むだけでメロディ付きで読んでしまう人が多いと思う。オフィシャルライブ盤の3種類ともにこの曲は収録されています。歌唱、演奏とも一番気にってるのはライブ盤「素晴らしい冒険 チータ!」です。熱狂的なファンの強烈な奇声だけ少し気になるけど、歌ってる間は誰も叫んでないので大丈夫。前奏、間奏は強烈です。B面「のれん恋歌」作詞 星野哲郎さん 作曲 富侑栄さん 編曲 安田彫花さん寿司屋の女板前という珍しいシチュエーションの楽曲です。しっとりと歌う部分が多いので、A面とのコントラストもハッキリとしてて楽しめます。「♪にぎる寿司には命をかける たとえ相手が魚でも」^^BSフジで毎週土曜日16時放映(特番で休みの事もある)の「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」は、10月からデビュー55周年の特別編のように超大物がゲスト出演しています。「萩本欽一さん」「佐良直美さん」・・そして11月9日は泉ピン子さんです。どんな話が聞けるのか今から楽しみです!
2019年10月30日
水前寺清子さんの1996年発売のシングル。この曲は「徳川宗春 生誕300年記念」の年に照れに愛知で制作された、ドラマ「痛快大名徳川宗春〜吉宗に挑んだ男」のテーマ曲。1曲目「尾張宗春音頭」作詞 山本孝之さん・神坂薫さん 作曲 中村典正さん 編曲 中村兼志さん音頭にしては、軽快なテンポでノリの良い曲調です。水前寺さんの歌唱も力を抜いた感じで軽快に歌っています。徳川宗春役を神田正輝さんが演じ、大岡忠相役を西岡徳馬さんが演じていました。テーマ曲を歌っている、水前寺清子さん本人も瓦版の役でカメオ出演。この曲自体も少し異色な曲ですが、このシングルの一つ前の「Oh! 演歌だよ」がかなりな異色作で作詞、間寛平さん、作曲、円広志さんというコンビでの作品。「♪パンパカパ〜〜〜ン 演歌だよ〜 パンパカパ〜〜〜ン 演歌だね〜」で始まります。そして、「尾張宗春音頭」の次のシングルがあの、「CCレモン」です^^;凄い曲に挟まれていて、地味な存在になってしまった曲。 昔のEP盤に付いてた振付に比べ、やや雑なイラストにちょっと笑う^^;
2019年10月25日
水前寺清子さんの84枚目のシングル。水前寺さんの歌手人生ひとつの節目の楽曲です。デビュー55周年で全国イベントで回ると発表されました。各地のショッピングモールで55周年に掛けて55会場を1年掛けて回りミニコンサートとサイン会を開催。1964年10月の東京オリンピックの年にデビューして、2020年デビュー55周年イヤーにも再び東京オリンピックが開催されます。日本の人々を歌で応援し続けてきた水前寺さんだからこんな奇跡があっても不思議ではない気がする。関西の開催の発表があれば是非、行きたいと思ってます。開催スケジュールはチータのホームページで発表して行くそうです。先週土曜日の「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは萩本欽一さんでした!チータと欽ちゃんは昭和40年代前半から何度も共演しています。欽ちゃんの初めて聞く話も多く、見応えのある番組でした。A面「さすらい情話」作詞 藤公之介さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 斉藤恒夫さん1964年10月デビュー「涙を抱いた渡り鳥」から16年、83枚のシングルレコードを出したクラウンレコードからRCAに移籍しての第一弾シングルが「さすらい情話」です。猪俣公章さんらしい胸にしみるメロディーが印象的な名曲です。水前寺さんの歌唱も感情込めまくりの深い歌声に感動。RCA時代の楽曲を集めたベスト盤に収録されています。B面「風を超える日」作詞 伊藤アキラさん 作曲 佐々木勉さん 編曲 矢野立美さん水前寺さんの新しい形の応援歌のように思える曲。作曲の佐々木さんは多くのムード歌謡を大ヒットさせた方で、矢野さんの軽快なアレンジでさっぱりとした明るい感じのムード歌謡っぽくなっています。水前寺さんの歌のうまさが良くわかる曲です。
2019年10月15日
水前寺清子さんの1967年発売の17枚目のシングル。出す曲、出す曲ほとんどヒットしてたので、よほどの大ヒット曲じゃないと忘れられがちになっていて勿体無い曲だらけです。このシングルは1967年10月発売ですが、その1ヶ月前の9月に「いつでも君は」をリリースして特大級の大ヒットに。そのまた1ヶ月前の8月に「どうどうどっこの唄」をリリースして大ヒット!この「みそこなっちゃいけないよ」もヒットしたのに、前2曲ほど語られる事も歌われる事も少ないのが不憫^^;A面「みそこなっちゃいけないよ」作詞 大矢弘子さん 作曲 叶弦大さん 編曲 安藤実親さんこのシングルの前後5曲が全て星野哲郎さんの作詞で、ポツンのこの曲のみ大矢弘子さんの作詞。このオールひらがなの長いタイトルの次に出たシングルタイトルが星野哲郎さん作詞の「おしてもだめならひいてみな」です。星野哲郎さんは、この「みそこなっちゃいけないよ」に触発されて作ったのだろうかと考える。ベスト盤などには、「みそこなっちゃいけないよ」が選ばれてる事は少ない。「おしてもだめならひいてみな」が選曲されてるベスト盤は結構あります。両曲とも名曲ですが、どっちか選ぶならやはり「おしてもだめならひいてみな」かな。2曲ともコミカルな楽曲ですが、コミカル度では「みそこなっちゃいけないよ」の方が上です。3番の歌詞に「♪見ろよ青空 白い雲」と出てきますが、これは1964年発売の植木等さんの「だまって俺について来い」の中で効果的に使われるフレーズと同じなのは意識してそうしたのか、偶然なのかはわからない。B面「どっこい生きてやる」作詞 大矢弘子さん 作曲 叶弦大さん 編曲 安藤実親さんハッキリ言って、このB面のインパクトの方がかなり強い。イントロのトランペットの音でまずひっくり返るほど驚く^^;加トちゃんのタブーなんて目じゃないほどの、フリッター奏法➕グロウル奏法!歌の間のオブリにまで、この奏法で吹いてるので凄すぎる。演奏はクラウン・オーケストラとなっていますが、トランペットだけ名前を載せるべき^^ラテンでも、ここまでの特殊奏法を全面に出してるのを聴いた事ないかも。編曲の安藤実親さんの指示で、吹いてもらってるのだと思うけど、それをここまで実践できるこのトランペットの方も凄い。「どっこい生きてやる」という力強い歌詞の歌に合ったアレンジなので違和感はないのですが、あまりにも強烈なので・・・。多分、この曲ライブではセットリストに入った事はないのだろうと思うけど、もしライブのセットリストに入ったら、トランペット奏者はどう吹くのか聴いてみたい。「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」が2週連続でお休みだったのですが、今週の土曜日のゲストは萩本欽一さんだそうです。映画でも何作も共演してる二人なのでどんな話が出てくるのか・・チータと欽ちゃんのトークは楽しみです!この頃の演歌系のシングルには振付が載ってるものが多かった。この2曲とも踊ってるのを見てみたいと思わせる振付です^^
2019年10月09日
水前寺清子さんの1978年発売のシングル。この曲はテレビドラマ「かあちゃんの勲章」の主題歌と挿入歌です。A面「岬にて」作詞 有馬三恵子さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さん「ありがとうの歌 ~水前寺清子TV主題歌コレクション~」が、今年発売されて初CD化されて聴きやすくなりました。童謡「みかんの花咲く丘」を彷彿させる8分の6拍子の、ゆったりとした美しい楽曲です。「かあちゃんの勲章」は、1978年4月〜7月に放映された昼ドラです。観た事はないドラマですが、キャストも豪華で昼ドラなのに主題歌を水前寺さんに頼むくらいなので、放送局も力を入れてたドラマなのかも知れない。水前寺さんの歌唱は力強い応援歌とは、また違う力強さで美しく歌い上げています。B面「海の恋唄」作詞 有馬三恵子さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さん挿入歌のこの曲も8分の6拍子ですが、こっちはやや物悲しいナンバーです。こっちは8分の6拍子じゃなくても良かったのに・・・。水前寺さんのマジの歌の上手さは、このB面の方がハッキリとわかりやすい。普通の歌うまじゃない、半端ない水前寺さんの歌の上手さがよくわかる曲。RCA時代に入るとさらに歌唱力が凄くなっていきます。引いた歌唱の「あさくさ物語」なんて、本物の歌手じゃないと歌えないと思える。
2019年10月07日
水前寺清子さんの1982年発売のシングル。RCA時代の楽曲の中でベスト10に入る名曲だと思う。当時はそんなに好きじゃなかった曲ですが、ライブ盤「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」を数年前に何年か振りに聴いて感動したのがきっかけで好きな曲の1曲になった。A面「命坂」作詞 白鳥園枝さん 作曲 遠藤実さん 編曲 京建輔さん1982年10月13日郵便貯金ホールを収録したライブ盤では、この曲が最新の楽曲。レコード発売して約3ヶ月後のリサイタルでした。新曲だったので、完全フルコーラスで収録されてるのも貴重な点。スタジオレコーディングバージョンよりも何十倍も、このライブバージョンの方が素晴らしいのでCD化もされていないのが勿体なさすぎる。このライブ盤では、この曲を歌う前に作曲者の遠藤実先生が登場して、水前寺さんの事を話します。「僕はね、水前寺くんの一番素晴らしい所は、親を大切にするという、そこに感動したんです。 そういう心がね、明るい夢のある歌を歌わせる事だと思います。 それからもう一つね、だいたいあのー、レコード会社を移籍しますと、前の会社の悪口を だいたい言うものですが、水前寺くんからそういう悪口を一言も聞いてないです。 本当にお世話になったというね、その心を私は今度の新曲の「命坂」にそういうあったかい 心を込めて作りました。あのみなさん、これを機会にもう一つ大きくなる水前寺清子を 末長く応援してください。お願いします。」遠藤実先生直々にこんな言葉をもらえるのは凄い事。そして、「命坂」のみ、遠藤実さん本人がタクトを振るという貴重な演奏。バンドの演奏もスタジオバージョンよりも力強く、安定感のある素晴らしい演奏になっています。イントロと間奏でのファンの物凄い奇声がなければもっといいんだけど・・・。水前寺さんの人気は凄いのでファンの熱狂度もどのライブ盤でも強烈です^^;歌ってる間は静かになるのでいいのですが。ライブバージョンの水前寺さんの歌唱はスタジオ盤よりも完璧すぎると思えるほどの歌唱です!このライブ盤の事は書いたように思うけど、「命坂」の次が本編ラスト曲!ラスト曲は超名曲「艶歌」です。この時の「艶歌」の歌唱がめちゃくちゃ素晴らしくて聴くたびに鳥肌です。B面「ふたり橋」作詞 荒川利夫さん 作曲 遠藤実さん 編曲 京建輔さんB面曲はオーソドックスな歌詞の演歌曲。この曲も悪くないけど、「命坂」のインパクトが強いので、どうしても弱く感じる。水前寺さんのシングルはB面にも名曲が多い。
2019年10月05日
水前寺清子さんの2013年発売の128枚目のシングル。この曲は日本の消防団120年記念で作られたシングルです。1曲目「消防団 三百六十五歩のマーチ」作詞 替え歌歌詞 後藤聡さん、めぐみさん 作曲 米山正夫さん 編曲 服部克久さんアレンジが服部克久さんなので、シンフォニック色を強めた豪華なフルオーケストラ演奏。歌詞は、まったく違うものになっています。「♪ 父ちゃんは消防団員 地域を守るヒーローさ 地震や雷、火事、台風も冷静沈着出動だ」が、1番の出だしの歌詞。2番はお母さんで3番は僕。「♪母ちゃんも消防団員 地域に咲かす笑顔花 愛嬌いっぱい 応急手当 防火指導も万全だ」「♪ヨシ!僕も消防団員 将来なってみせるんだ みんなのために見廻りながら 小さな事から防ぐんだ」「♪人生はワンツーパンチ」じゃなく「♪人生はワンツータッチ」に変えてます。2曲目「三百六十五歩のマーチ (2013ニューバージョン)」作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん 編曲 服部克久さん1曲目と曲は同じですが、オケはまったく違っています。よりシンフォニックなアレンジになっています。この曲はいろんなアレンジで発売されています。オリジナルが一番良いのは当然ですが、この2013年バージョンは、オリジナルに負けないほどのクオリティーです。2017年バージョンも悪くはないけど、聴く回数では少ないように思う。テンション・コードに変えてある所も多く、それはそれでおもしろいのですが、ちょっとやりすぎ感も否めない。ライブバージョンなら、テンポ速めだけど1982年10月13日郵便貯金ホールのライブ盤が一番良い。フルコーラス収録されてるライブ盤はこれだけ。(オリジナルとキーが半音違うけど)あと2つのライブ盤は2コーラスです。3曲目「消防団 三百六十五歩のマーチ (行進曲)」 これは聴き応えあるシンフォニック演奏です!4曲目「消防団 三百六十五歩のマーチ 【オリジナル・カラオケ】」5曲目「消防団 三百六十五歩のマーチ 【男性用カラオケ】」
2019年09月03日
水前寺清子さんの1978年発売の76枚目のシングル。A面「九州よかとこ」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 安藤実親さん 力強く勇ましい楽曲です。美空ひばりさんの「柔」を彷彿させるアレンジです。九州各地の方言も散りばめて歌詞は作られています。「おいでなはまっせ」「ヨカニセどんなら」「おじゃはんか」など。このシングルはB面がカラオケになっていて、カラオケは4番まであります。水前寺さんの歌入りは3番まで。4番まで歌を入れても4分35秒なので問題なく収録できるのに。3番までなら3分47秒です。アルバムバージョンで4番まで歌っているのがあるのかと、探してみたけどなさそうです。4番までの歌詞で九州全県ほぼ満遍なく網羅できるのに・・・。B面「九州よかとこ」 フルバージョンカラオケオケも4番まで録音してるので、3番終わりでわざわざアウトロをひっつけなくてもいいのに。先週土曜日の「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは由美かおるさんでした。西野バレエ団に入る前の幼少期からの話や、11PM出演の裏話や水戸黄門でのかげろうお銀のこれまでに聞いた事のなかった裏話、こぼれ話などたっぷり聞けた。
2019年08月29日
1983年10月発売の森進一さんのシングル盤。1982年11月発売の「冬のリヴィエラ」から続くソフトロックシリーズとでも言ったらいいのか、その第三弾がこの「モロッコ」です。第二弾は1983年4月発売の「紐育物語」作詞はこの3曲とも松本隆さんで、作曲が順に大瀧詠一さん→細野晴臣さん→筒美京平さんです。A面「モロッコ」作詞 松本隆さん 作曲 筒美京平さん 編曲 井上鑑さんイントロはいきなり中近東の民族音楽的な楽器の音から始まる。「冬のリヴィエラ」「紐育物語」「モロッコ」の中ならダントツにこの「モロッコ」が好きです。この中で一番「冬のリヴィエラ」がヒットしたので、ライブでは鉄板曲になってます。たまには「冬のリヴィエラ」やめて、「モロッコ」か「紐育物語」を歌ってほしい。3曲のうち一番大人なロックのこの曲は、地味に感じた人も多いのかも知れないけど、一番カッコいい曲。B面「霧のジブラルタル」作詞 松本隆さん 作曲 筒美京平さん 編曲 矢野誠さん日本でジブラルタルを歌ってる曲はきっとこの曲だけだと思う。どこ?って思う人がほとんどだと思う。イベリア半島の一部にある国。ニホンザルに近い猿が生息してる事でも有名。まあ、この曲はA面向きではないのは確かだけど、妙に聴きたくなる曲です。ラストの3行だけの謎の転調も自分は好きです。なぜかすぐにフェードアウトするし・・・。このソフトロックシリーズのB面なら「紐育物語」のB面「ルーム・キー」がダントツに良い!どの曲もリマスターされたCDを持ってるけど、完全にアナログの音ばかり聴くようになってきた。レコードで聴いて初めてちゃんと聴いたって気分に浸れる。サッと聴きたいときはCDで流しっぱなしとかにするけど、きっちり音楽を聴こうと思うとレコードでゆったりした気分で聴きたい。針もまた買い換えたしレコード三昧です。
2019年08月15日
水前寺清子さんの8枚目のシングル。A面「ゆさぶりどっこの唄」作詞 星野哲郎さん 作・編曲 北原じゅんさん「いっぽんどっこの唄」は、100万枚以上のセールスで誰もが知ってる曲ですが、「〜どっこの唄」シリーズでは、この「ゆさぶりどっこの唄」が一番最初です。1965年11月発売「ゆさぶりどっこの唄」8thシングル1966年11月発売「いっぽんどっこの唄」13thシングル1967年8月発売 「どうどうどっこの唄」15thシングル1969年5月発売 「にんげんどっこの唄」26thシングル出だしは、「いっぽんどっこ」に負けないほどのインパクトがある歌詞とアレンジとメロディです。「♪ゆくと決めたら ゆくのが男 そこが闇でも 嵐でも」と、浪花節調の歌唱でグッと惹きつけられます。水前寺さんの歌唱力は半端じゃなく、強烈に上手いのでどんな曲でも完璧な物にしてしまいます。3作品発売されてるライブ盤には、この曲はどれにも収録されていません。ライブバージョンを聴けないのが残念。「どうどうどっこ」「ゆさぶりどっこ」のライブバージョンはもちろんあります。B面「女一匹の歌」作詞 星野哲郎さん 作・編曲 北原じゅんさんこの曲を歌って違和感がない歌手もなかなかいない。20歳の水前寺さんの声はまだ幼さも残っていて、5年後の「大勝負」や「空手道」を歌う頃の迫力はまだないけど、歌唱力は20歳の時点で完全体です。
2019年08月06日
畠山みどりさんの1999年発売のシングル。1曲目「六甲の花」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 池多孝春さん強力作家陣で製作された楽曲です。星野哲郎さんは、「流行歌の歌詞は最初の二行で決まる」と公言していたようにこの作品の最初の二行もインパクト大でがっつり掴まれる。「♪ 愛が欲しけりゃ 愛情つくせ 夢が欲しけりゃ 勉強せぇ」これと四番の出だし二行も自分はかなり気に入ってます。「♪ 抹香臭くて 縁起が良いと 噂どこ吹く 風の中」元気が出て来る畠山さんの歌唱も最高です!2曲目「俺の人生(みち)」作詞 高野泰樹さん 作曲 有明一朗 さん 編曲 池多孝春さんカップリング曲は、軽快なアップテンポの「浪花節だよ人生は」を彷彿させるナンバー。ずっと鳴ってるギロの音でラテンの雰囲気も出していてノリが良い。Bメロではかなり細かいギロ演奏です^^;この曲は、評判が良かったのか3ヶ月後にA面としてカップリング曲を変えて再発されました。
2019年08月01日
水前寺清子さんの1973年8月発売のシングル。毎週土曜日にBSフジで放映されてる「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」は毎週録画してまとめてBlu-rayに全て残しています。この番組は水前寺さんの歌声が聴ける事はほとんどないのですが、ここ最近、2回番組内で歌いました。天童よしみさんがゲストの回とIKKOさんがゲストの回。その2回ともゲストとの歌唱でしたが…。その時は、超メジャーな曲ばかりでした。少し前のゲストの話の中で「ひとりでよいしょ」の話になった時もあった。できれば毎週最後に水前寺さんが130枚のオリジナルシングルの中から1曲選んで歌ってくれたら最高。A面「大恋愛」作詞 大兼佳也さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 坂下晃司さん「大勝負」「大逆転のマーチ」「大恋愛」「大成功」が「大」シリーズなのかどうかは分からないけど・・・^^;現在ではあまり知られてない曲ですが、当時はある程度ヒットしたんじゃないかな?タイトルは「大恋愛」だけど、勇ましい系の楽曲です。水前寺さんの歌の上手さが楽しめる曲です。B面「男にゃ三つの夢がある」作詞 大兼佳也さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 坂下晃司さん絶対、こっちがA面の方が良い!B面に好きな曲が多いのは水前寺さんの曲だけじゃなく、いろんなアーティストでも同じ。タイトルもキャッチーで水前寺さんらしいタイトル。
2019年07月30日
森進一さんのコンサートに行ってきました!全26曲、オールタイムベスト的な内容で、前回観た時のセットリストよりも全時代満遍なくチョイスされてた印象。第一部は1990年代以降の楽曲を中心に、ややマニアックな選曲で大満足でした!第二部は全曲誰もが知ってる大ヒット曲のオンパレード!それでも、まだまだチョイスできなかった大ヒット曲も多くあって森進一さんのヒット曲の豊富さに驚かされる。26曲、相変わらずの抜群の歌唱力と声量で圧倒されました。これだけは生の舞台を体感しないとわからないと思う。71歳とは思えない圧倒的な歌唱です。第一部1曲目「襟裳岬」1974年2曲目「北港」2018年3曲目「女心」1998年4曲目「哀の河」2003年5曲目「うそつき」1994年6曲目「京都去りがたし」1988年7曲目「ゆうすげの恋」1986年8曲目「私の恋」2016年9曲目「花のブルース」2017年 バンドメンバー紹介10曲目「恋せよ乙女」2019年11曲目「あなたに抱かれて」2019年第二部12曲目「港町ブルース」1969年13曲目「花と蝶」1968年14曲目「ひとり酒場で」1968年15曲目「放浪船」1972年16曲目「盛り場ブルース」1967年17曲目「命かれても」1967年18曲目「命あたえて」1981年19曲目「新宿・みなと町」1979年20曲目「わるいひと」1993年21曲目「冬のリヴィエラ」1982年22曲目「北の螢」1984年23曲目「おふくろさん」1971年24曲目「東京物語」1977年25曲目「恋月夜」1980年26曲目「恋せよ乙女」2019年今回、自分が特に歌ってくれてうれしかった曲は3曲目「女心」 1988年のライブ盤でよく聴いてる曲で生で聞けたのは久しぶり。4曲目「哀の河」この曲はイントロで鳥肌だった。まさか歌うとは思ってなかった曲。6曲目「京都去りがたし」この曲も生で聞けて感動でした。11曲目「あなたに抱かれて」新曲ですが、CDで聴くより何倍も迫力があって素晴らしかった。15曲目「放浪船」森さんの阿久悠さんの作詞曲はどれも素晴らしく、この曲も名作!17曲目「命かれても」この曲は歌うとは思ってたけど、生で聴くとやっぱり最高でした。18曲目「命あたえて」この曲も生で聴く醍醐味のある迫力の歌唱です。22曲目「北の螢」文句なしの名曲!バンドアレンジも良くて、音もGood!最初、ボーカルが前に出過ぎてるような感覚だったけど、すごく良いバランスになってました。管楽器の方々も素晴らしい演奏で感動でした。24曲からのアンコールは会場総立ちで、みんな前に押し寄せていく熱狂ぶり。アンコール総立ちの盛り上がりはいつも通りですが・・・^^;新曲のCDを買えば、握手会に参加できるとの事なので、持ってるけど、もう1枚購入した。ものすごい人数だったので、かなり流れ作業的だったけど・・・
2019年07月23日
畠山みどりさんの2001年発売のシングル。昭和37年のデビューから60年近く現役で歌い続けている超ベテランシンガーです。21世紀の幕開きに発表したシングルです。 1曲目「天下をとれ」作詞・作曲 有明一朗さん 編曲 前田俊明さん発売当初は、「天下をとれ」の方がA面扱いになっていたようです。今ではカップリング曲「根っこのように」の方が世に知られてる曲になったように思う。作者の有明一朗さん自身も「根っこのように」をセルフカバーでシングル発売しています。この「天下をとれ」は畠山さんの力強い説得力のある歌声が聴く者を元気にさせてくれます。「♪いまの自分を変えなけりゃ 9713幸せ いつまでも」って歌詞があるのですが、どうして「来ないさ幸せ」を「9713幸せ」にしてるのか謎^^;2曲目「根っこのように」作詞・作曲 有明一朗さん 編曲 前田俊明さんこの曲は様々なベスト盤にも選曲されるほどの人気曲。2014年発売シングル「とは・・・いうものの人生は」のカップリング曲としてもシングル発売されました。2013年のヤクルトホールでのコンサートでは、マリリンモンロー風の扮装でコンサートのオープニングで歌われました。アップテンポでノリの良いロック演歌で、一度聴くと覚えてしまいそうなほどキャッチーなナンバーです。2013年コンサートDVDより
2019年07月17日
畠山みどりさんの歌手生活45周年記念のシングルです。A面「街道(みち)」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 川端マモルさんこの曲は歌手生活55周年記念曲「人生舞台~私は旅人じゃない~」のカップリング曲としても再び収録されています。まったく同じバージョンなので、オケはそのままで歌だけでも55周年の声で吹き込んで欲しかった気もする。超強力な作家陣で作られたこの曲は、もちろん名曲です。星野哲郎さんの歌詞はいつの時代にも心にぐっと来る不思議なパワーがあります。B面「夫婦春秋」作詞 関沢新一さん 作曲:編曲 市川昭介さん この曲のタイトルを見れば誰もが村田英雄さんの曲だと思いますが、実はこの曲は畠山みどりさんのために書かれた曲で、それを村田英雄さんがカバーした形になってます。村田さんバージョンはオリジナルと歌詞は少し違っています。「♪ ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た」で始まるあの大ヒット曲です。オリジナルの畠山さんバージョンも是非、聴いてほしい。もうすぐ歌手生活60周年です!60周年記念コンサートは行こうと思ってる。たまには関西公演もしてほしい^^;平成23年7月の50周年記念公演では「夫婦春秋」を歌っています。(LIVE DVDより)歌手生活50周年記念ライブDVDより 「街道(みち)」を歌ってる所。歌手生活55周年記念リサイタルのライブDVDより(平成28年公演)この時は1番と2番の間の間奏で早変わり!50周年記念公演の本編ラストは「ちょうど時間となりました」でした。宝塚レビューのような豪華さです!
2019年07月06日
1970年12月30日公開の松竹映画「大勝負」のDVDを久しぶりに観た。この映画は、キャストが物凄く豪華です。大スター揃いになってます。水前寺清子さん、コント55号はもちろん、京唄子さん・鳳啓助さん、上田吉二郎さん、由利徹さん、ケーシー高峰さん、左卜全さん、有島一郎さん、アントニオ猪木さん、山本小鉄さん、長山藍子さん、山本コウタローさん(ソルティシュガー)…。錚々たるスターが揃っています。ほとんど自分が好きな人ばかりです^^;映画の内容は、ほとんどドタバタです。九州の島原から集団就職で東京へ出てきた萩本さん、坂上さん、長山藍子さんの3人と10年遅れて東京へやってきた長山さんの妹役、水前寺清子さんの出世物語。コント55号の二人は職を転々として失敗ばかりしている。映画は水前寺清子さんが歌う、主題歌でもある大ヒット曲「大勝負」から始まります。唯一、島原から出てきて大スターに出世した水前寺さんのリサイタルシーンです。二人は大スターになった水前寺さんを客席から観ている。ケーシー高峰さんは、坂上さんが働く散髪屋の客で、坂上さんに片方の髭を落とされてしまう上田吉二郎さんは坂上さんが所属するヤクザの親分。萩本さんが所属するヤクザの親分は左卜全さん。坂上さんが働くレストランで演奏するソルティシュガーは「走れコウタロー」を演奏しています。そこで大ゲンカが始まって各メンバー、いろんな物を顔にぶつけられる。山本コウタローさんはカレーライスが顔に飛んでくる^^;コント55号の二人はプロレスラーになる。タッグマッチのシーンは結構長く、アントニオさんや山本小鉄さんのプロレスも堪能できます。レスラー関係の出演者。永源遙さんは3年前に亡くなりました。新海幹之さんは魁 勝司さんの事だと思う篠原長昭さんはリングアナ。そしてユスフトルコさんの表情豊かなレフリーも観られます。京唄子さん、鳳啓助さんの家に訪問販売にきた萩本さん。二人は大声で読経してる。このシーンがこの映画で一番おもしろい!萩本さんが捨て台詞を吐いて出ていくんだけど・・・。何度観ても爆笑してしまう^^18歳で東京に出てきた場面。水前寺さんの「きよしこの夜」の弾き語りは貴重!居酒屋でのシーンでも弾き語りで「いっぽんどっこの唄」も聴けます!由利徹さんはチンドン屋のリーダー役。由利さんも最高です!やや切ないラストシーン。
2019年06月29日
森進一さんの新曲が発売されました。前のシングル「北港」に引き続き、作詞・作曲ともに森さん本人です。1曲目「恋せよ乙女」作詞・作曲 森進一さん 編曲 鈴木豪さん・西川幾子さん前作「北港」は、オーソドックスな昭和歌謡なナンバーでした。今回の「恋せよ乙女」は、ガラッと変わって、モロ60'sなアレンジの明るい楽曲です。アレンジは The Cascadesの「Rhythm Of The Rain」にClarence ClemonsのSAXが特別参加したようなサウンドです^^;聴いてると「Rhythm Of The Rain」よりもSAXの音色でBruce Springsteenの「Hungry Heart」っぽく感じてきてしまうから不思議。「Hungry Heart」にはSAXソロはないのだけど・・・。森進一さんのシングルでBruce Springsteenっぽい曲と言えば1997年発売「ライラ ライ」が最強!それも派手なヒットナンバーじゃなく「Nebraska 」や「Tunnel of Love」にひっそり入ってそうな地味でも渋いスプリングスティーンの曲のような印象です。来月の森さんのライブでは、きっと新曲も聴けると思うので、ライブではどんな感じになるのか楽しみです。でも、そろそろずっしり重く、情念燃やすような楽曲を出して欲しい。最近のシングルなら2013年まで遡らないと、激しい感情の熱い曲はないかも。2013年シングル「情炎」は名曲です。そのカップリング曲「月のエレジー」も名曲。「別れの接吻」「北の螢」「あゝ人恋し」「挽歌の街から」「火の女」「命かれても」のような森進一じゃないと誰もまともに歌う事が出来ないような楽曲が聴きたい。最近のシングルなら「あるがままに生きる」がダントツに好きです。この曲は森進一さんの「マイウェイ」的な大きなテーマの楽曲。2曲目「あなたに抱かれて」作詞・作曲 森進一さん 編曲 鈴木豪さん・西川幾子さんこの曲はメロディーも歌詞も切なく、1990年代によく言われてたジャンル、ニューアダルトミュージックのイメージが浮かんだ。きっと、来月のライブでは、このカップリング曲も歌ってくれると思うので、生で聴くのが楽しみです。
2019年06月15日
森進一さんの1985年10月21日発売の12インチシングル。臨発的な企画盤シングル。この45回転、12インチシングルはA面に2曲収録でB面には何も入っていません。A面1曲目「Summertime」作詞 D.Heyward 作曲 G.Gershwin 編曲 川口真さん誰もが知っているジャズのスタンダードナンバーのカバー。森進一さんの歌手生活20周年の企画として制作されたシングルです。スモーキーな声質はジャズにもバッチリ合っています。2曲目「St.James 過ぎ去りし日の夢」作詞 Joe Primrose 日本語歌詞 荒木とよひささん 編曲 川口真さんサマータイムも雰囲気があって素晴らしいのですが、自分はB面の「St.James」の方が森進一さんの歌唱にはハマっていると思う。アレンジも演奏も「St.James」の方が数段カッコいいし。
2019年05月26日
畠山みどりさんの4曲入りコンパクト盤。1965年4月20日「人生意気に感ず」のEPを発売。それに合わせ、ヒット曲2曲を加え4曲入りEPとして発売されました。A面1曲目「人生意気に感ず」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さんインパクトのある勇ましいイントロがカッコいい!畠山さんの歌唱も迫力のあるドスを効かせた歌唱です。2曲目「人情一代」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さんこの曲も力強い系の楽曲です。畠山さんの楽曲は軽やかな曲、コミカルな曲、リズムの激しい曲、重厚な曲など幅がかなり広く、どのタイプの楽曲でも確実に歌いこなす畠山さんの歌唱を楽しめます。「♪ 人の為など見向きもしない 紙より薄い世の中で」で始まる、まだ日本が貧しい時代の中でも人の情けに珍しく触れると身に沁みると…。こんなに自由で安全で豊かな日本になる事が想像つかなかった時代なのかもと想像してしまう。B面1曲目「無情念仏」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん シングル「人生意気に感ず」のB面に収録されていた曲。おめでたい曲調のコミカルな感じです。この曲は台湾や中国で多くカバーされています。テレサテンさんも台湾でカバーして歌ってます。後にこのB面曲の方が人気出たようです。最初からこっちをA面にしといた方が良かったような・・・。2曲目「出世富士」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん大ヒット曲です。畠山さんの歌の上手さが堪能できる楽曲。名曲です!
2019年05月17日
水前寺清子さんの20枚目のシングル。この曲は五木寛之さん原作「艶歌」の映画化に伴い製作された楽曲です。(日活映画「わが命の唄・艶歌」の主題歌)A面「艶歌」原案 五木寛之さん 作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実さん デビュー4年目でこの曲を発売。それまでの楽曲にも名曲は多くありましたが、この曲を機に水前寺さんの世界が深まったように思う。「いっぽんどっこの唄」「いつでも君は」「おしてもだめならひいてみな」「涙を抱いた渡り鳥」「みそこなっちゃいけないよ」などの大ヒット曲がありました。水前寺さん本人も、この「艶歌」は大好きだとライブ盤でも公言しています。「大好きな曲なので2コーラスじゃなく3コーラスやっていただきたいんです」と指揮者の人に話しています。(水前寺さん初ライブ盤「素晴らしい冒険 チータ!」で)アナログ時代に3枚のライブアルバムを残していますが、その3枚全てに収録されています。初リサイタル「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」は 1982年10月13日郵便貯金ホール」での収録ですが、この時も本編ラストに歌われています。もう一つのライブ盤は「水前寺清子オンステージ1975」です。この時は第二部の1曲目に選ばれています。この3枚のライブ盤の中で自分の一番の好みは、1982年リサイタルの時の歌唱です。それまでの2回の歌唱は、ど迫力でフルパワーで歌っていて、それはそれで最高なのですが、1982年頃にもなると、パワーで圧倒させるだけではなく、物凄い深みを感じさせられるようになっていると感じます。実はスタジオレコーディングバージョンは繊細に歌ってる部分もあり、この1982年バージョンに一番近いのじゃないかと思えるほどです。B面「青い空から雨がふる」作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実さん五木寛之さんから映画の話がなければ、きっとこの曲はA面で発売するつもりで作られた曲だと思えてならない。テーマもキャッチーだし、歌詞もメロディーも売れ線です。水前寺さんの楽曲には「青空」とタイトルに付く曲が多い。「青空浪人の唄」「青空の唄」「君は青空を見たか」そしてこの「青い空から雨がふる」と水前寺さん自身に「青空」や「太陽」って言葉が似合う眩しさがあるので、自然に説得力が出ます。人生の応援歌を歌う日本のシンガーは、畠山みどりさんと水前寺清子さんを超える人は二度と出てこないように思っています。この二人は特別すぎます。水前寺清子さんの圧倒的な歌唱力は、パワーだけじゃなく繊細な芝居心がきっちりとあるから人の心を動かせる事ができるのだと思ってます。毎週土曜日にBSフジで放映されてる「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」は、毎回予約録画して観るのが楽しみです。全回Blu-rayに焼いて残しています。
2019年05月04日
水前寺清子さんの1966年4月発売の10枚目のシングル。アップテンポのコミカルなアレンジでポップな前作「その一言を待ってます」は、「女三四郎」の1ヶ月前の1966年3月発売でした。3月、4月、5月と3ヶ月連続でシングルをリリースしました。A面「女三四郎」作詞 並木ひでをさん 作曲 北原じゅんさん 編曲 福田正さん雑誌「明星」当選作とジャケットに書いてあるのですが、作詞の事だと思う。北原じゅんさんはそれまでに多くのヒット曲を手掛けているし・・・。水前寺さんと言えば「空手道」の大ヒットで空手のイメージが強いのですが、そのずっと前に、この曲がありました。「空手道」は1970年作品。自分は「空手道」の方が断然好きですが、久々に「女三四郎」を聴いてみたら、こっちもなかなかカッコいい。「女三四郎」は、まだまだ声が若くて、「空手道」の頃のような凄みや深さはない頃です。この頃の声なら「その一言を待ってます」の方が合ってるように思う。デビュー曲「涙を抱いた渡り鳥」も、1970年以降の歌唱は圧倒的な歌唱力で楽しめます。B面「人生ばやし」作詞 土井朗さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 福田正さんこのB面曲も雑誌「明星」当選作です。自分はこの曲の方が、この頃の水前寺さんに合ってるし、キャッチーで明るくて良いように思う。
2019年04月28日
森進一さんのカセットのみで発売されたベスト盤。中古レコード屋で見つけて買ってきた。見本品の新品なので、少し高かったけど欲しくなって買ってしまった。全曲、持ってる曲だけど・・・。セロファンもしっかりと閉じられたままだったけど、40年も経てば歌詞カードの折れ目が茶色く焼けてた。テープは問題なしに揺れもなく聴けたからOKアポロン独自のベスト盤は選曲がどれも良い。これと同じ物が8トラでも出てたみたいです。A面1曲目「林檎抄」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 船山基紀さん最近、また好きになってよく聴いてる曲。森さんの力を抜いた軽い歌唱も良いし、歌詞を生かすアレンジも素晴らしい。2曲目「朝日のブル-ス」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 船山基紀さんこの曲はシングル「林檎抄」のB面です。アダモのようなシャンソンアレンジと、ドラマチックなストリングスのアレンジも凄く良い。3曲目「みんなやさしかった」作詞 阿久悠さん 作曲 Salvatore Adamo 編曲 川口真さんこの曲は「林檎抄」の1曲前のシングル「甘ったれ」のB面。アダモ作曲の作品です。4曲目「夜行列車」作詞 喜多條忠さん 作曲 吉田拓郎さん 編曲 竜崎孝路さん1977年6月発売の40枚目のシングル。のんびりしたフォーク調の楽曲です。5曲目「東京ハートブレイク・ホテル」作詞 橋本淳さん 作曲 森田公一さん 編曲 若草恵さんアルバム「夜行列車」と1978年発売「ベストヒットアルバム」に収録。前に「ベストヒットアルバム」の事を書いた時に、この曲はここにしか入ってないって書いたように思うけど、よく考えたら、アルバム「夜行列車」に入ってた^^;軽快でハードなロックナンバーです。6曲目「わる」作詞 阿久悠さん 作・編曲 川口真さん1977年10月発売「東京物語」のB面。このテープの1曲目からの流れが最高です。敢えて演歌曲は入れずに曲の色合いを合わせています。B面1曲目「甘ったれ」作詞 阿久悠さん 作曲 Salvatore Adamo 編曲 川口真さんアダモ作曲のヒット曲です。2曲目「東京物語」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 馬飼野康二さん1977年発売の大ヒット曲。今年もライブでまた聴けるかな。3曲目「帰郷」作詞 なかにし礼さん 作曲 黒人霊歌 編曲 宮川泰さんこのブルースナンバーも森進一さんの歌唱で聴くと特段に胸に沁みる。森さんの歌にはいつも魂がこもっていて、自分の心を柔らかくしてくれる。4曲目「今夜は抱いてしまうぜ」作詞 橋本淳さん 作曲 森田公一さん 編曲 若草恵さんこの曲も激しい目のブルーズロックです。スタジオバージョンも良いのですが、ライブ盤「1977年ライブ オリジナルコンサート2 男と女の季節 」でのバージョンが特におすすめ!5曲目「故郷」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さん1976年1月発売のヒット曲。これは超名曲です。でもこの曲は森進一さん以外が歌うとまったく良く感じない曲。森進一さんにしか歌えない楽曲だと思う。6曲目「ひとすじの白い道」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 森岡賢一郎さん1980年代前半まではこの曲が必ずライブで歌われ、森さんの一つのテーマになっていた曲です。1995年にリレコーディングされたバージョンもさらに味が出て素晴らしい。でも、この曲はライブ盤で聴くべき曲です。この頃のライブのセットリスト
2019年03月31日
1971年6月発売の畠山みどりさんのシングル。最近、畠山さんの少しマイナーな楽曲を聴いてて、ブログにも書いてますが、この曲もベスト盤などには入る事は少ない曲です。1970年RCAビクターにレコード会社移籍後の楽曲はどうしてもコロムビアから出てるベスト盤には入る事が少なくなる。前にも書いた「男は三回泣く」でRCAに移籍しました。コロムビア→RCA→ビクター→1982年コロムビアに戻ってきました。A面「昭和街道」作詞 沢井龍さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 竹村次郎さん 猪俣公章さんらしいメロディに、男臭い歌詞が乗り、畠山さんが力強く歌う王道パターンです。アレンジもシンプルで畠山さんの歌唱を全面に出すように作られてます。B面「男は八回花と咲く」作詞 沢井龍さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 竹村次郎さんRCA移籍曲「男は三回泣く」を思い出すようなタイトルです。「男は三回泣く」は、畠山さんの新境地的な柔らかく優しい楽曲でしたが、この曲は、力強い人生の応援歌になっています。小難しい事抜きでシンプルな言葉でシンプルなメロディーでストレートに歌われた方が元気になれるような年齢になってきたのかも知れない^^;畠山さんの歌唱は力強よさの中に温かみがあって飽きない。
2019年03月17日
1965年10月発売の畠山みどりさんのシングル。A面「一本勝負」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 遠藤実さん1965年は「出世富士」「人生意気に感ず」「七転八起」「男は度胸」「一本勝負」と5枚のシングルをリリースしていますが、その全てが勇ましい系の男歌です。中でも、この1965年5枚目のシングルが一番勇ましいナンバーです。畠山さんの力強い歌声が際立って楽曲の魅力を倍増させています。聴くと元気が出てくる人生の応援歌です。B面「富士見笠」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 遠藤実さんこの曲は、1コーラス後に長い目のセリフが入ります。このセリフがまたカッコいい!「粋に啖呵を切るのもいいが、人様の目から見りゃあ 命知らずのあばれ者 ……よしな よしな やくざ渡世は きっぱりよしな 喧嘩出入りで男を売っても 誰も褒めてくれやしねぇ なあ、みんなこれからでも遅くはねえ 故郷へけえって親孝行の真似ごとでもするがいいぜ」2番にもセリフがあって感動的です。畠山さんの男歌はやっぱり良い!55周年記念リサイタルDVDより
2019年03月08日
畠山みどりさんの平成元年に発売されたシングルです。A面「人生百番勝負」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さん平成第一弾シングルは、豪華な作家陣で製作されました。歌詞は星野哲郎さんらしい人生の応援歌です。星野哲郎さんと言えば水前寺清子さんを育て上げた作詞家と言っても過言じゃない。畠山さん、水前寺さん、星野さんの3人が関わった有名なエピソードがあります。水前寺清子さんのデビュー曲「涙を抱いた渡り鳥」は、元々、星野哲郎さんと市川昭介さんが畠山みどりさんのために作った曲でした。「袴を履いた渡り鳥」とタイトルとサビ歌詞は違ってましたが、この曲をそのまま「袴を履いた」を「涙を抱いた」に変えて水前寺さんが歌う事になりました。(この時、星野哲郎さんは有田めぐむ、市川昭介さんはいづみゆたかと別の名前で名義です)「畠山みどり 市川昭介作品集」というCDが出ていますが、そこにはこの曲は収録されていません。市川昭介さんが畠山さんの書いた作品はかなり多く、名曲ばかりなので多くの曲が選曲漏れで収録されませんでした。CD容量ギリギリの16曲も入っています。コミカルな曲調な物に偏ってるような印象も少しありますが、その16曲は外せない曲ばかりです。B面「夢街道」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さん力強い男歌です。畠山さんの男歌は絶品です。アレンジも好きだし、畠山さんの歌いっぷりもカッコイイので気に入ってる曲です。ラテンパーカッションのヴィブラスラップ使いまくりです^^;元々、ヴィブラスラップはロバの下顎で作られた楽器「キハーダ」の代用品で作られたようです。ヴィブラスラップは、演歌になくてはならない「カァ〜〜〜〜」って音を出す楽器。ロバの下顎の骨そのものを鳴らすキハーダは、下顎に付いてるロバの歯が響いてあの音になるそうです。日本では「カァ〜〜〜〜」って使い方が一番多いけど、ラテンでは様々な音を出して使われています。
2019年02月22日
水前寺清子さんの95枚目のシングル。昼ドラ「花王 愛の劇場 ああ嫁さん」の主題歌です。A面「今日から一歩」作詞 たかたかしさん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 竜崎孝路さん水前寺さんのシングルで浜口庫之助さん作曲作品はこの1曲です。もっとたくさんの曲を歌ってるように思ってました。この曲が主題歌になったドラマ「ああ嫁さん」は、橋田壽賀子さんの本で製作は石井ふく子さんのゴールデンコンビです。主演は池内淳子さん。赤木春恵さん、小島秀哉さん、大空眞弓さん、角野卓造さん、宮川一朗太さん、市丸和代さんと錚々たるメンバーの昼ドラでした。ドロドロ系の昼ドラの合間を縫うように製作された明るいホームドラマだったようです。曲調も元気が出てくる応援歌です。B面「薄情渡り鳥」作詞 陣吾郎さん 作曲 美樹克彦さん 編曲 竜崎孝路さん「浪花節だよ人生は」路線のアップテンポの明るい曲です。この頃はいろんなアーティストが「浪花節だよ人生は」のような楽曲を多くリリースしてました。水前寺さんは「浪花節だよ人生は」を歌ってた競作歌手の一人です。「浪花節だよ人生は」に関しては、水前寺さんバージョンと木村友衛さんバージョンとこまどり姉妹バージョンが気に入っています。作曲の美樹克彦さんは、自分的には「大巨獣ガッパ」を歌ってた歌手の印象が強いのですが、多くの大ヒット曲を歌っています。美樹克彦さん作曲の「もしかしてPARTII」は、小林幸子さんとデュエットして大ヒットしました。
2019年02月19日
古賀政男監修「第一回コロムビア歌謡舞踊シリーズ」として発売されたシングル盤。A面「駒ひき峠(馬喰一代入り)」作詞 石川潭月さん 作曲 山本文晴さん 編曲 甲斐靖文さんこの頃は、よく(〜〜入り)と書かれてる曲がありました。頭に最初に浮かぶのは(度胸千両入り)でしょうか。それは村田英雄さんや美空ひばりさんの名唱で知られる「無法松の一生」です。駒ひき峠には「馬喰一代」が入っています。(「馬喰一代」は作詞 野村敏夫さん 作曲 古賀政男さん)組曲のような構成になっています。「馬喰一代」は映画にもなっているようですが、自分はあまりよく知らない・・・。B面「おもかげ橋(軍国の母)入り」作詞 石川潭月さん 作曲 山本文晴さん 編曲 甲斐靖文さん「軍国の母」はよく知っています。鶴田浩二さん、二葉百合子さん、美空ひばりさんのバージョンを持っています。畠山さんの「軍国の母」も心に沁みる素晴らしい歌唱です。悲しすぎる歌ですが・・・。最初に美ち奴さんが歌ったそうです。美ち奴さんの音は持っていないので買ってみようかと思ってます。この「おもかげ橋」は、よく出来ている曲です。舞踊のための構成です。感動的な間奏部分を、さらに舞踊で心情を伝えるような作りになっています。この頃のコロムビアのレーベル色はえんじ色ですが、このシリーズだけなのかも知れないけどモスグリーンのレーベルはあまり見ない。8ページに渡る舞踊解説付き
2019年02月16日
森進一さんの1979年発売のオリジナルアルバム。このアルバムもまだCD化されてません。45枚目のシングル「きみよ荒野へ」が、このアルバムの先行シングルでした。それよりも、このアルバムには、ライブでしか聴けなかった「うさぎ」を初レコーディング収録!A面がフォーク、ロック調の楽曲で、B面が正統派歌謡曲で構成されてるアルバムです。A面1曲目「きみよ荒野へ」作詞 岡本おさみさん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 馬飼野俊一さん45枚目のシングル。ロッカバラード調のフォークナンバー。前に詳しく書いたので・・・2曲目「おいでよ」作詞 岡本おさみさん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 渡辺茂樹さんこの曲は、ブルースフォークっぽい森さんの歌唱に凄くハマる曲です。山崎ハコさんの少しロック寄りの曲のような感じもします。(1970年代後半〜80年代のハコさん)アレンジもカッコいいし、メロディも歌詞も絶品です。3曲目「夕べの雨」作詞 岡本おさみさん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 馬飼野俊一さんシングル「きみよ荒野へ」のB面曲。歌謡曲寄りのフォークです。吉田拓郎さんの雰囲気の曲。4曲目「雨模様」作詞 野原理香さん 作曲 穂口雄右さん 編曲 渡辺茂樹さんドラマチックに盛り上がる森さんの歌の上手さを改めて実感できる曲です。A面の中ではこの曲が特に好きです。穂口雄右さんの曲は好きな曲が多いのですが、天地真理さんに書いた「木枯らしの舗道」が中でも絶品だと思う。5曲目「薊(あざみ)」作詞 野原理香さん 作曲 穂口雄右さん 編曲 渡辺茂樹さんこの曲も4曲目と同じチームで作った作品です。3連のフォークナンバー。森さんの歌声が映える曲です。6曲目「愛よ眠れ」作詞 岡本おさみさん 作曲 鈴木キサブローさん 編曲 若草恵さんこの曲もこのアルバムの中で気に入ってる曲です。美しいアレンジとメロディに抑え気味の森さんの歌唱が絶妙で聴き入ってしまう曲。B面1曲目「女・坂道・流れ唄」作詞 たきのえいじさん 作曲 猪俣公章さん 編曲 薗広昭さんご当地巡りの演歌曲です。函館→仙台→鎌倉→金沢→山口→鹿児島と歌い渡っていきます。2曲目「我が酒よ」作詞 さいとう大三さん 作曲 浜圭介さん 編曲 高田弘さんこの曲も心に沁みる曲です。森さんが歌うからだけど・・・。誰が歌っても感動させられるという曲ではないように思う。3曲目「ポケットの涙」作詞 おぎひろしさん 作曲・編曲 渡辺茂樹さん語るように歌うシャンソン歌謡です。4曲目「女坂」作詞 有馬三恵子さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 高田弘さんこの曲と次の「うさぎ」が繋がってるような構成になっていて感動的です。この「女坂」はシングル向きなのに、このアルバムでしか聴けないのはもったいない。5曲目「うさぎ」作詞 保富康午さん 作曲・編曲 猪俣公章さん森進一さんファンなら、この曲を知らない人はいない。長い曲なのでアナログ盤のシングルには入り切れないので、CD時代になって1989年初めてシングルCDとして発売されました。そのバージョンと、このアルバムのバージョンはまったく別です。このアルバムバージョンは7分20秒、1989バージョンは8分32秒とかなりアレンジを変えてます。ライブ盤でも「うさぎ」が収録されたのはCD時代になってからですが、実は1978年11月中野サンプラザでのライブがカセットのみで発売されています。タイトルは「森進一 オリジナルコンサート III」です。「うさぎ」の作詞をした保富康午さんが構成したコンサートでした。「オリジナルコンサート I」と「オリジナルコンサート II」は2枚組LPで発売されてますが、「オリジナルコンサート III」はアポロンから出たカセットテープのみです。また、このコンサートの事は書こうと思ってます。
2019年02月11日
水前寺清子さんの1978年発売のシングルです。最近、1975年頃〜1980年のクラウン時代後期の作品をよく聴いてる。「君は青空を見たか」「浮草」「鬼面児」「お父さん」「カラスの歌」「昭和艶歌」など、名曲が多い時期でもあります。A面「肥後の駒下駄」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津伸男さん 編曲 小町昭さんこの曲は江戸時代の有名な敵討ちの物語をベースにしています。水前寺さんの歌唱力の凄さを実感できる1曲です。少し前にこの曲のライブバージョンの事を書いたけど、やっぱりこの曲はフルコーラスで聴かないと感動は半減です。ライブの方が水前寺さんの歌唱はさらに凄いだけに、フルコーラスで聴きたかった。1982年10月13日郵便貯金ホールのリサイタルを収録した2枚組LPの中で聴けます。B面「ラーメン仁義」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 山路進一さんこまどり姉妹の「涙のラーメン」は超有名曲ですが、タイトルに「ラーメン」と付く歌謡曲は昭和初期から何曲もあるようです。自分が子供の頃からラーメン店のラーメン自体あんまり好きじゃなくて、今でもほとんど食べることがないのであまり歌詞が沁みる部分はないんだけど…。インスタントの袋麺なら食べる事は年に何度かはあるけど。(サッポロ一番以外は食べないけど)日本蕎麦なら沁みるのかも^^; 蕎麦なら年に数え切れないほど食べるけど。先週の「人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは高橋秀樹さんで、なかなか興味深い話をいっぱい聞けた。今日の放送分は録画してるので、今から観ようかと思ってる。毎週土曜日の16時〜17時半 BSフジで放送しています。「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」はおすすめです。チータが歌ってくれないのだけが残念。毎週、1曲だけでも全130曲あるシングルA面曲の中からチータが選んで歌ってくれたら最高なんだけど。ゲストとのトークが楽しい番組です。B面の曲でも聴きたい曲は山ほどありますが…。
2019年02月09日
1982年のライブを収録した水前寺清子さんの2枚組ライブ盤です。アナログをCDに焼いて、PCに取り込もうと前から思ってたけど、なかなか出来ずに、やっと2枚組のレコードをiTunesに入れられた。これからは、いつでも聴ける^^水前寺さんのライブ盤はこれで3種類になった。1970年「素晴らしい冒険 チータ!」1975年「水前寺清子オンステージ1975」1982年「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」ジャケットは見開きWジャケットです。中でもやっぱりこの2枚組のライブ盤の内容は濃い。1982年10月13日 郵便貯金ホールで開催されたリサイタルです。この時、チータはデビュー18年目。それでこの公演が初リサイタルだそうです・・・。リサイタルの定義が曖昧でよくわからないけど、それまでのライブは何なんだろ?コンサート、ワンマンショー・・・何が違うのか・・・。森進一さんもコンサートとリサイタルの2種類を使い分けてるけど、森さんのも違いがいまいち分からない^^;18年も舞台に立ち続けているチータが、「今日は初リサイタルなので、初めてこんなにドキドキ…緊張して、デビューの時以上に 緊張してしまって…」本当に緊張してるようで、1970年のライブ盤と何が違うんだろ??って1975年のライブは第一部「おひかえなすって!姉ちゃん仁義」という芝居^^;で2部が「これが艶歌だ!」です。この2部の部分だけがライブ盤で発売になっています。ま、これはリサイタルではないことは良くわかるけど・・・。Disc 1A面1曲目「オープニング」2曲目「涙を抱いた渡り鳥」3曲目「いっぽんどっこの唄」4曲目「人情一枚」5曲目「命知らずにゃ敵がない」6曲目「男でよいしょ」7曲目「東京でだめなら」8曲目「大勝負」B面1曲目「なごり雪」2曲目「あなたの心に」3曲目「そっとおやすみ」4曲目「港町・涙町・別れ町」5曲目「風雪ながれ旅」6曲目「君は青空を見たか」7曲目「三百六十五歩のマーチ」Disc 2A面1曲目「有明の海」2曲目「五木の子守歌」3曲目「ねんがら子守歌」4曲目「戦友」5曲目「お父さん」6曲目「いつでも君は」B面1曲目「鬼面児」2曲目「肥後の駒下駄」3曲目「ああ男なら男なら」4曲目「押してもだめならひいてみな」5曲目「1+1の音頭」6曲目「あゝ恋唄」7曲目「昭和艶歌」8曲目「昭和放浪記」9曲目「命坂」10曲目「艶歌」11曲目「涙を抱いた渡り鳥」ベスト盤や他のライブ盤やコンサートでも定番な曲も多いのですが、貴重なライブバージョンもかなり多く収録されてます。まず、このリサイタルの時点で一番新しいシングル「命坂」がフルバージョン聴けるのは大きい!「命坂」の一つ前のシングル「有明の海」もフルバージョンで聴けます!これもかなり貴重。1979年発売の「昭和艶歌」はワンコーラスだけなのが痛い。これはせめて2番まで聴きたい曲。「鬼面児」と「肥後の駒下駄」のライブバージョンが聴けるのもかなり貴重。Disc 1のB面は7曲中、5曲がカバー曲なのが勿体無い。このリサイタルの時点で水前寺さんはシングルを86枚も出してるのに・・カバーなんか歌ってる場合じゃないのに・・^^;そんなカバー曲よりも良い曲が山ほどあるのにって思ってしまう。カバーの中だと「あなたの心に」と「そっとおやすみ」の2曲は水前寺さんの新しい部分が感じられて良いとは思う。「あなたの心に」は中山千夏さんの曲、「そっとおやすみ」は布施明さんの曲です。「命坂」「艶歌」に負けないくらいに感動するのはDisc 1のB面6曲目の「君は青空を見たか」です。この曲は1975年ライブ盤にも収録されていますが、1982年版の方が、しっとりと情感豊かに歌われています。ガッツリと声を張ったバージョンなら1975年版ですが。Disc 2 A面は、父親の思い出をストーリー調に構成されています。1976年発売の「お父さん」を軸にして感動的な内容になっています。「お父さん」の後、MCに続いて歌われる「いつでも君は」も感動的です。1コーラス目はアコギのアルペジオのみで、フリーテンポ気味に静かに歌い出し、そしてストリングスだけが重なってきて次第に音が厚くなっていくアレンジも素晴らしい。2コーラス目からはスタジオバージョンに近くなりますが、かなりジャジーにアレンジされてる。スイングしまくりです。この「いつでも君は」は絶品です!「押してもだめならひいてみな」から「1+1の音頭」に繋がる構成も自分は凄く気に入ってます。「1+1の音頭」みたいな簡単そうな曲が、水前寺さんの強烈な歌唱力をより実感できます。いつ聴いても水前寺さんの歌唱力や表現力は最高レベルです。「あゝ恋唄」のライブバージョンも貴重です。この曲は前にも書いたけど、イントロが「チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1」風です。スタジオバージョンは「風」でしたが、このライブバージョンはモロにチャイコフスキー^^;「いっぽんどっこの歌」と「どうどうどっこの歌」は他のライブ盤にも入ってますが、「にんげんどっこの唄」は一度もライブ盤に収録されてません。RCAに移籍して2年目のライブ盤なので、RCA移籍後のシングルは全曲歌ってほしかった。収録されたのは「有明けの海」と「命坂」は収録されましたが、移籍第一弾の「さすらい情話」が入ってないのが解せない。ライブでは歌っていて、ライブ盤になる時にカットされたのかも知れないけど・・・。「さすらい情話」のB面「風を超える日」がもっと好きな曲で、「風を超える日」のライブ盤が聴けたら最高だったのになあ。水前寺さんの事を書くとどんどん長くなるので・・・この辺で。このライブ盤もリマスターしてCD化してほしい。裏ジャケブックレット歌詞カード
2019年02月02日
1986年発売の畠山みどりさんのシングル。この曲は最近のベスト盤にも5枚組BOXにも収録されてません。畠山さんは、この4月になると80歳になります。3年前の55周年記念リサイタルのDVDを観ても、声の張りと艶は70代とは思えないほどです。宝塚OGっぽい男装です。33年前A面「残俠街道」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さん星野さん、市川さんコンビの作品に、ほぼハズレはありません。この曲は難しい状況でも力強く生きていく様を歌い上げてる人生の応援歌です。畠山さんの歌い回しがカッコ良く、聴き惚れます。1986年にもなると演歌や歌謡曲は衰退の一途を辿りはじめた印象ですが、この頃も、これ以降も名曲は多く生まれています。畠山さんが今も歌い続けていることが、日本の演歌や歌謡曲を力づけてるように感じる。B面「冬の旅」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さん「冬の旅」と言えば、森進一さんの超名曲をまず思い出しますが、畠山さんの「冬の旅」も素晴らしい楽曲です。この曲はB面曲なのに55周年リサイタルで歌われています。それも2番を歌いました。畠山さんはきっと、この2番の歌詞が今はグッとくるのだろうと想像します。「♪ 生きてる限り つきまとう 苦労は明日の 一里塚 他人の胸で 自分をはかり 恨みでさえも 感謝に代える やさしさこそは この世の灯り」この歌詞を畠山さんが歌うから説得力と感動があります。この歌は誰が歌っても感動させられる曲ではない。2016年7月 畠山みどり 55周年記念リサイタル「冬の旅」を歌っている所。早替わりで衣装を何度も替えて、観客を楽しませるサービス精神は本当に素晴らしい!「冬の旅」の次に歌うのがこの「その世の歌」です。衣装を替えて登場。この曲、カラオケに入ってるので何度か歌った^^;あの世とこの世の間にあるその世を歌っているコミカルなナンバーです。
2019年01月30日
1983年発売のシングル。松本隆作詞三部作の第二弾です。A面「紐育物語」作詞 松本隆さん 作曲 細野晴臣さん 編曲 細野晴臣さん&坂本龍一さん1982年11月「冬のリヴィエラ」1983年4月「紐育物語」1983年10月「モロッコ」松本隆さん作詞の軽めのポップス三部作の2作目でした。三部作の中なら「モロッコ」が曲としては一番好きですが、ただ「モロッコ」は全体にリバーブが深すぎるのが気になってしまって敬遠しがちになる。特に森さんのボーカルにかけてるリバーブが好きじゃない。「紐育物語」は三部作の中では一番聴かない曲で、久々にEP盤で聴いた。「冬のリヴィエラ」は今でもライブで歌っていますが、他の2曲は当時何度か歌っただけでほとんどライブでは歌う事はない曲です。ライブ盤にも「冬のリヴィエラ」は何度も収録されています。「冬のリヴィエラ」も特にそんなに好きではないのですが。この三部作の三作目「モロッコ」と同時にもう一枚シングルを発売しました。名曲「冬桜」です。作詞 たかたかしさん 作曲 三木たかしさん 編曲 竜崎孝路さんという強力布陣揃えて出来た曲は演歌の王道的な素晴らしい曲でした。ポップスやROCKは好きですが、森さんには濃いブルージーでソウルフルな歌謡曲が一番合う!「冬桜」を最初に聴いた時は、やっと本来の森さんに戻ったとホッとしたのを覚えてる。「冬桜」のB面の「別離」も古賀メロディを継承するようなしっとり聴ける名曲です。ポップスの3部作で新しいファンも多く取り込めた成果もあったので、あれはあれで良かったと今となっては思う。B面「ルーム・キー」作詞 荒木とよひささん 作曲 三木たかしさん 編曲 竜崎孝路さんリフはまるでブルーススプリングスティーン風ですが、歌前に演歌調のブリッジがあったりして個性的な楽曲です。この曲はライブでも何度か歌っています。ライブ盤「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」では「東京ハートブレイクホテル」に続いて歌われています。ライブアレンジもほぼスタジオ盤と同じでした。森さんの歌唱はライブバージョンの方が軽く伸びやかに歌っていて最高です。ライブではキーを半音上げてるのが効果的なのかも。森進一さんのロック、ポップス、フォーク系で特に好きなシングルA面曲は・・・「悲しみの器」「あるがままに生きる」「東京物語」「林檎抄」「ゆらぎ」「恋月夜」「移り香」「ウイスキー色の街で」「ライラ ライ」「甘ったれ」「きみよ荒野へ」「うさぎ」「湯けむりの町」「月のエレジー」「眠らないラブソング」「夜の無言(しじま)」・・・頭に浮かぶだけでこれだけある。「きみよ荒野へ」と「うさぎ」は、かなり歌謡曲寄りかな^^;1983年夏のツアーのパンフに掲載されてるセットリストこの時は「紐育物語」が新曲だったので1曲目に歌いました。この頃のライブはカバー曲が多くて、この中で自分が感動したのは「ルーム・キー」「さざんか」「それは恋」「夏子ひとり」「さらば友よ」「命あたえて」でした。オリジナル曲だけ歌っていてほしい。1983年夏ツアーパンフより1984年新春ツアーのパンフより1983年にあった出来事などがまとめてあります。この時のライブのセットリストもカバー曲が多く、聴きたいオリジナル曲は少なめでした。「冬桜」「命あたえて」「それは恋」「さざんか」「冬の旅」「放浪船」くらいで、後は特に聴きたいと思う曲はなかったような・・・。全22曲歌いました。
2019年01月28日
森進一さんの1989年7月21日発売のシングル。ちょうどCDが普及してきてアナログ盤からCD盤に移り変わる時期のシングル。このシングルはCDでも発売されてます。この「指輪」の次のシングルはCDだからこそ発売できた曲です。ライブでは大人気曲だった曲をスタジオレコーディングしてシングルとして発売。この曲は8分30秒もある大作でアナログ盤だと片面に収録できない長さでした。「指輪」の発売日のちょうど一ヶ月後の1989年8月21日に発売されました。A面「指輪」作詞 麻生香太郎さん 作曲 森進一さん 編曲 前田俊明さんこの頃から自ら作曲する作品が増えていきます。このシングルの2つ前の「京都去りがたし」も森さん自身の作曲作品で、胸に自然と入って来るメロディラインが印象的だった曲でしたが、この「指輪」も同様に上質なメロディで、森さんの歌唱が活かせています。B面「夢の中へ」作詞・作曲 森進一さん 編曲 桜庭信幸さんカップリング曲は森さんの作詞・作曲作品です。自分はこのB面曲の方が好きです。アレンジも個性的で、曲自体も明るめになっています。歌詞も森さんの作る歌詞は好きな作品が多い。 初回はグリーンのカラーレコード
2019年01月23日
森進一さんの1960年代〜80年代のオリジナルアルバムは次々とCD化されています。ベスト盤に関しては当然CD化なんてする必要がないのですが、このアルバムが不憫なのは、実質完全なベスト盤ではないのに、タイトルが「ベスト・ヒット・アルバム」になっている事。このアルバムでしか聴けない楽曲も多数収録されてるのに、中途半端に1976年〜78年のシングル曲を寄せ集めてるのでCD化はかなり厳しいんじゃないかと…。ここでしか聴けないオリジナル曲はライブでもよく歌ってた曲が多く、名曲揃いなだけに勿体無い!A面1曲目「甘ったれ」作詞 阿久悠さん 作曲 サルバトーレ・アダモ 編曲 川口真さん1978年2月発売の42枚目シングル曲。阿久悠さんとアダモさんがタッグ組んで森進一さんらしい楽曲を作り上げました。アダモがよく歌ってた系統のロック寄りのシャンソンです。2曲目★「東京ハートブレイク・ホテル」作詞 橋本淳さん 作曲 森田公一さん 編曲 若草恵さんこの曲は、このアルバムのために作られた楽曲。森さんのオリジナル曲で森田公一さん作曲はかなり珍しい。1978〜1980年代のライブでは、この曲をよく歌っていました。ライブ盤に収録されてるのは、カセットのみでしか発売にされなかった、1987年10月25日「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」の2曲目に収録されています。オリジナルスタジオバージョンよりもアップテンポで演奏もよりロックな仕上がりになってます。ライブでも森さんの歌唱はめちゃくちゃカッコ良い!3曲目★「古傷」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲も、このアルバム用のオリジナル曲。ブルースロック的なナンバーです。この曲も「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」のライブ盤で歌われていますが、ライブバージョンはアップテンポのブギーロックにアレンジされてます。どちらのバージョンも森さんにバッチリ合ってます。4曲目「みんなやさしかった」作詞 阿久悠さん 作曲 サルバトーレ・アダモ 編曲 川口真さん1978年2月発売の42枚目シングル曲「甘ったれ」のB面曲。5曲目★「ゆれてふるさとへ」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 若草恵さん このアルバム用に作られた曲。どの曲もシングルとして発売してもヒットした事間違いない曲です。軽快なテンポの歌謡ロックです。ライブでも歌ってた曲ですが、オフィシャルとしてのライブバージョンはありません。6曲目★「女の港」作詞 鳥井実さん 作曲 浜圭介さん 編曲 若草恵さん大月みやこさんの「女の港」とはまったく別の曲です。「女の岬」「女恋港」「女の波止場」など、似たようなタイトル曲が多いので、どれがどんな曲だったか忘れそうになってしまう^^;この曲もライブバージョンは残されていません。ライブで歌った事ないのかも知れないけど。7曲目「故郷」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さん1976年1月発売の36枚目シングル。B面1曲目「東京物語」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 馬飼野俊一さん1977年10月発売の41枚目シングル。2曲目「夜行列車」作詞 喜多條忠さん 作曲 吉田拓郎さん 編曲 竜崎孝路さん1977年6月発売の40枚目のシングル。3曲目「今夜も眠れない」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 馬飼野俊一さん4曲目「わる」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 川口真さん1977年10月発売の41枚目シングル「東京物語」B面曲。5曲目「雨の桟橋」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 若草恵さん 1977年1月発売の39枚目シングル。6曲目「さざんか」作詞 中山大三郎さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 小林仁三さん1976年8月発売の38枚目シングル。7曲目「妹よ」作詞 中山大三郎さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さん1974年4月発売シングル「さらば友よ」B面曲。ベスト盤にしては、かなり短い期間に発売された楽曲ばかりを集めています。B面も通して聴くと、なかなか良い感じです。「妹よ」で最後締めてるのもミソです。A面ラストの「故郷」もアルバムの流れ的には凄く良い。でも、それだったらアルバムのための新曲をここに入れずに、次のオリジナルアルバムにでも収録してほしかった。ビクターが出来なければ、アポロンがアルバム曲だけ集めたテープでも発売してくれてたら…。このベスト盤のCD化はないと思うけど、「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」は絶対にCD化してほしい。ビクターじゃなくアポロンの版権なのかも知れないけど・・・。1980年カレンダーより
2019年01月13日
水前寺清子さんの最新企画ベスト盤。昨日の1月9日発売です。初CD化楽曲も含む、手に入りにくくなった楽曲も多く、貴重な企画盤になっています。この手のCDは再プレスする事がなかなか無く、今、買っておかないと廃盤後は高価になる可能性が高い。1曲目「俺は天下のご意見番」(1966年 MBS 『天下のご意見番』の主題歌)作詞 良池まもるさん 作曲・編曲 北原じゅんさん1966年発売の11枚目のシングル。「涙を抱いた渡り鳥」「いっぽんどっこの唄」の流れに沿ったナンバーです。2曲目「いつでも君は」(1967年MBS「いつでも君は」の主題歌)作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さん1967年9月発売の16枚目のシングル。超大ヒット曲なので当時も知らない人がいなかったと思う。それまでのド演歌路線から少しポップな作品に挑戦して大成功した作品。この曲以降は、演歌からポップス、ジャズっぽいのまでジャンルが広くなったように思う。3曲目「ありがとうの歌」(1970年「ありがとう」第1シリーズ主題歌)作詞 大矢弘子さん 作曲 叶弦大さん 編曲 小杉仁三さんこの曲は三百六十五歩のマーチと同等に誰もが歌えてしまう超名曲です。簡単そうですが歌うと普通に歌の上手い歌手でもきっちり歌うのが難しいと思う。毎週BSフジで放映されてる「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは堀内孝雄さんでした。水前寺さんとべーやんが普通に親しそうにしてたのが少し意外でしたが、自分にとっては奇跡のツーショットのような感じでした。二人が楽しそうに会話してるのを不思議な気持ちで観てました。内容も凄く良かった!4曲目「青空浪人の唄」(1971年「青空浪人」の主題歌)作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さんこの曲のシングルの事は、少し前に書いたと思う。5曲目「柔の道」(1972年「黒帯風雲録 柔」の主題歌)作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さん子供の頃から美空ひばりさんの「柔」よりも、こっちの方が好きだった。水前寺さんの歌唱がやっぱり凄い!音域の広いこの曲を簡単にさらりと歌い上げています。6曲目「どこかでありがとう」(1973年「ありがとう」第3シリーズ主題歌)作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実親さん 編曲 原田良一さん軽快なフォーク調ポップスな曲です。イントロが鳴ると杉田二郎さんの「エンドマーク」って曲を思い出す。7曲目「魚のロック」(1973年「ありがとう」第2シリーズ主題歌)作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実親さん 編曲 原田良一さんこの曲も大好きな曲です。ブラスロックをベースにワウペダル踏みまくりのエレキのリフとコミカルな歌詞でインパクト最高な楽曲です。2コーラス目は魚の名前が18種類も出てきます。スーパーの魚コーナーで流せばいいのに。白木みのるさんが歌った超名曲「銭$ソング」を彷彿させる部分もあったりします^^;8曲目「幸せ正面だーれ」(1974年「東海道姉ちゃん仁義」主題歌)作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 馬場良さんこのドラマってまったく知らないけど、いろいろ調べてみたら凄く観たいと思わせるキャスト。水前寺さんと石橋正次さん、浜田光夫さん、志村喬さん…これは観たい。9曲目「あゝ人生浮き沈み」(1974年「ほうねんまんさく」主題歌)作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 馬場良さんこのドラマも、水前寺さんと石橋正次さん主演で宍戸錠さん、植木等さん…これも観たい。楽曲を聴く限りドラマは人情もん喜劇っぽい。10曲目「あたしのものよ」(1974年「あたしのものよ」主題歌)作詞 松山善三さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 京建輔さんこの曲は1975年ライブ盤でライブバージョンも聴けます。前にも書いたと思うけど、天地真理さんの「ひとりじゃないの」をかなり意識して作ったように思う曲です。11曲目「いつかはいいたかった」(1974年「あたしのものよ」挿入歌)作詞 松山善三さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 京建輔さんしっとり系の歌謡ポップス。サビの歌詞の中に「あたしのものよ」とドラマタイトルが出る。前の曲が「ひとりじゃないの」っぽいと思って聴いてたら、この曲のストリングスアレンジが天地真理さんの「想い出のセレナーデ」をかなり意識して作ってるように思えてならない^^;12曲目「みつばちマーヤの冒険」(1975年テレビマンガ「みつばちマーヤの冒険」主題歌)13曲目「おやすみマーヤ」(1975年テレビマンガ「みつばちマーヤの冒険」主題歌)作詞・作曲 伊勢正三さん 編曲 小山恭弘さんひょっとして伊勢正三さんはイルカさんが歌うのを考えて書いたような気がする。この後すぐにイルカさんは伊勢さん作詞・作曲のかぐや姫の「なごり雪」をカバーします。イルカさんなら普通に似合いすぎるので、同じクラウンレコードの水前寺さんが歌った方が意外性があって良いとか何とかで歌う歌手を変えたような気がする。物凄い想像です・・・^^;14曲目「明日がござる」(1975年「明日がござる」の主題歌)作詞 平岩弓枝さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さんこの曲は歌詞もアレンジもメロディも最高です。この作家陣は名曲「君は青空を見たか」をまったく同じメンツです。水前寺さんの強烈な歌唱力を実感できる楽曲のひとつ。65枚目のシングルです。15曲目「岬にて」(1978年「かあちゃんの勲章」主題歌)作詞 有馬三恵子さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さんゆったりとした三連で美しいメロディを歌い上げます。16曲目「海の恋唄」(1978年「かあちゃんの勲章」主題歌)作詞 有馬三恵子さん 作曲 米山正夫さん 編曲 小杉仁三さんドラマの終わりに流れた曲のようです。水前寺さんの歌の巧さを堪能できる曲です。17曲目「いきてゆく物語」with武田鉄矢(2000年「教習所物語」主題歌)作詞 サンプラザ中野さん 作曲・編曲 パッパラー河合さん武田鉄矢さんと二人で歌ってます。「千本桜」のサビメロディは、この曲を意識したんじゃないかと前からずっと思ってる。初めて「千本桜」のサビを聴いた時に、真っ先にこの曲を思い出した。18曲目「ありがとうの歌 (新アレンジ)」作詞 大矢弘子さん 作曲 叶弦大さん 編曲 京建輔さん前にも書いたけど「マツケンサンバ」を意識したアレンジです^^;やっぱりオリジナルじゃないとなぁ。1970年のライブ盤「素晴らしい冒険 チータ!」のアレンジは素晴らしかった。Aメロ、BメロはEギターアルペジオで歌う。1970年ライブバージョンでスタジオレコーディングすればいいのに。ベースラインとかも最高です!次のライブ盤「水前寺清子オンステージ1975」の時はオリジナルと同じアレンジで歌ってます。19曲目「さわやかの唄」(「ありがとうの歌」の元バージョン)作詞 大矢弘子さん 作曲 叶弦大さん 編曲 小杉仁三さんこれが一番貴重な音源です。元々アルバムに収録されてた曲のタイトルと一部の歌詞を変えたのがドラマ「ありがとう」の主題歌です。リマスターされてCD化されたこの曲のためだけにでも買った価値があるCDです。20曲目「ありがとうの歌 (オリジナル・カラオケ)」オリジナル音源カラオケです。
2019年01月11日
畠山みどりさんのライブDVDを観てました。このDVDは、CDショップやAmazonなどでは購入できない作品で畠山みどりさんの事務所に直接、電話で注文すれば購入できるLIVE DVDです。「五十五周年記念リサイタル」のLIVE DVDもそこで購入できます。両作品とも素晴らしい作品なのですが、今日は五十周年の方を観てました。このDVDを購入してから、かなり回数観たけど、50年の歴史の重さと、50年経っても感動的な歌唱を聴かせ、そして圧倒的な存在感に観入ってしまいます。この時、畠山みどりさんは72歳。約30曲をプロンプターもなしで、モニターにもそんなに頼らずに問題なく歌い上げてる姿にまず感動するし、驚く。(イヤモニもしていません)第二部では客席から登場して歌う場面もありますが、昔からの親しいファンの方と会話しながら、観客向けのスピーカーの音のみで4曲もズレる事なく歌ってるのにも驚く。30曲中定番でよく歌ってる曲もありますが、2000年代に発売した楽曲や、テレビでもあまり歌わないような楽曲も多くあり、それをカンペを見る事もなく間違わ歌う。自分の持ち歌を大切にしているのがよく分かるし、楽曲を作ってくれた作詞者、作曲者への敬愛の気持ちも伝わってくる。これが昭和の本物の歌手なんだと思わずにいられない。特に2000年代に入ってからの楽曲はどれも素晴らしく、そろそろ新曲が出るんじゃないかと楽しみにしています。リサイタルは二部構成になっていて、フルバンドをバックに多くのダンサー達を従えての聴かせるだけではなく、観せる事にも力を入れている畠山さんの50年間の姿勢が感じられる。衣装の早替りも多く観せ場の多いライブになっています。第一部イントロダクション 「また逢いませう」1曲目 口上2曲目「恋は神代の昔から」3曲目「 一世一輪花舞台」4曲目「漁り火酒場」5曲目「氷雪の門」6曲目「糸満かもめ」7曲目「利尻慕情」8曲目「東京で何かあったのね」9曲目「惚の慕の酒場」10曲目「北国は恋がいっぱい」11曲目「恋のいろは」12曲目「そこを何とか」13曲目「恋は買い物腕しだい」14曲目「晴姿喧嘩花道」15曲目「人生百番勝負」16曲目「根っこのように」第二部1曲目「マイ・ウェイ」2曲目「出世街道」3曲目「いいじゃないか人生」4曲目「人生街道」5曲目「浮世街道」6曲目「夫婦春秋」7曲目「わが道をゆく」8曲目「女侠一代」9曲目「また逢いませう」10曲目「街道(みち)」11曲目「ツキツキ節」12曲目「ちょうど時間となりました」13曲目「また逢いませう」ド派手なおめでたい幕の前での口上!「恋は神代の昔から」 中島みゆきさんの「DIAMOND CAGE」の場面を何となく思い出してしまう^^;歌い終わって「一度、ウェディングドレスを着てみたかったんです」ってMCが可愛い。「漁り火酒場」は「千年杉」のカップリング曲でした。宝塚歌劇男役風な衣装も似合ってる。「東京で何かあったのね」は凄く好きな曲です。この曲はB面曲でかわいい曲です。この曲の次の「そこを何とか」では、3コーラス目をファンに向けての歌詞に変えて歌っています。早替りは11回だそうです。第二部の1曲目は唯一のカバー曲「マイウェイ」です。歌詞は畠山さんの50年の歌手人生に置き換えての感動的な歌詞です。50周年記念曲「また逢いませう」のカップリング曲人生の応援歌です。畠山さんが歌う人生の応援歌は素直に聴ける。大人数のフルバンドは、スライド式舞台で、第二部の「出世街道」から舞台上に登場!それまでは、舞台サイドでの演奏。そして本編ラストは、やっぱりこの曲!「ちょうど時間となりました」本編でも一度歌いますが、アンコールでももう一度この名曲を聴けるのはうれしい。「また逢いませう」は50周年記念曲です。この曲の事は、これまでに何度も書いてるけど、50年歌い続けてきた畠山みどりさんだからこそ、人を感動させられる楽曲です。激しい紆余曲折を経て72歳の畠山さんが歌うから歌詞がストレートに素直に入ってくる。この曲を歌う前のMCでも、この曲のレコーディング前後の話など、畠山さんが歌うべくして発売することになったと思えてしまうエピソードもあった。年齢を感じさせない熱唱です。照明も装置も美しい。ジュディ・オングか1974年のフレディマーキュリーか・・・・^^フレディに負けていない存在感で見せることにも気を使っている。パッケージやジャケットは手作り感満載です。映像クオリティはライブ映像としては、なかなか良いと思う。五十五周年リサイタルの映像の方がさらにクオリティが高くなっています。
2018年12月23日
森進一さんの43枚目のシングル盤。この頃はフォーク調やロック系のシングルを連続でリリースしていた時期です。1977年1月に演歌曲の超名曲「雨の桟橋」をリリースを最後に1977年6月「夜行列車」はフォークナンバー、1977年10月「東京物語」はロックナンバー、1978年2月「甘ったれ」はアダモ作曲のソフトロックナンバー、そして1978年5月がこの「林檎抄」です。この時期に森さんを知った人は、演歌のイメージはそんなにないのかも知れない。そして「林檎抄」の次が満を持しての演歌ナンバー1978年9月「雪よおまえは」でした。「雪よおまえは」は、さらりと軽めに歌うパートと感情を爆発させて濃い歌唱になるパートの振り幅が広い楽曲で聴きごたえたっぷりのモリシン演歌です。A面「林檎抄」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 船山基紀さんフォーク色強く、この頃で言うニューミュージック色が強い楽曲です。森さんのオリジナルフォークナンバーというと、どうしても「襟裳岬」がまず最初に連想されますが、自分は「襟裳岬」よりも、この「林檎抄」の方が楽曲としてのクオリティも高いように感じるし、「襟裳岬」を聴く回数の何倍も聴いてると思う。「♪ひとりの女が林檎をかじりながら 私の部屋にやって来たのは 灰色の長雨にくさくさしていいた午後でした」で始まる、いきなり興味を引きつける歌詞です。阿久悠さんの作品の中でも名作に中に入る歌詞だと思う。「林檎抄」はどのライブ盤にも収録されていません。自分は行けなかったのですが、今年の中野サンプラザでのライブでは「林檎抄」がセットリスト入りしたそうです。その1曲だけでも聴きたかった。B面「朝日のブル-ス」作詞 阿久悠さん 作曲 川口真さん 編曲 船山基紀さんインパクトのあるヴァースから、軽快な歌謡曲に展開するシングルA面向きとも言える名曲。この曲もコンサートでは何度か歌われていますが、ライブ盤収録はありません。「林檎抄」と、この「朝日のブル-ス」はオリジナルアルバム「追想」に収録されています。「林檎抄」が発売された時のリサイタルセットリスト。アリスの「帰らざる日々」と、谷村新司さんの「冬の嵐」を歌った貴重なライブ。1978年ツアーパンフの写真アポロンからテープのみで発売された特別編集カセット。この選曲はビクターにはない、凄くセンスの良い選曲だと思う。このカセットは持ってないけど、中古で見つけたら欲しいとずっと思ってる。
2018年12月12日
デビュー20周年の特別な企画物が多かった1985年〜1986年。その時に出した、がっつり演歌の2曲。ほかの企画は12インチシングル「Summertime」や20周年リサイタル、そしてそのライブVHDなど・・・。このシングルの1ヶ月後に出た「Summertime/St.James」のbluesカバーナンバーは話題になったけど、そのせいか、このシングルは影に隠れてしまった感もあった。A面「女もよう」作詞 結城忍さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 竜崎孝路さん久々の本格的な女歌だった印象です。女歌を歌う時の森さんの情感の込め方は他にはない個性が爆発します。この曲でも森さんしか表現出来ない深さや重さを堪能できます。言葉ひとつひとつが的確に伝わってくる森さんだから歌える楽曲だと思う。この曲はライブ盤には収録されていないので、ライブバージョンを聴くことはできません。テレビ出演時の歌唱くらいしか残っていないのが残念。B面「榾火」作詞 永田一郎さん 作曲 曽根幸明さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲は昨年、亡くなった曽根幸明さんの作曲です。森さんに作った曽根幸明さんの曲は、シングルでは「銀座の女」が有名。榾火は「ほたび」と読みます。焚き火のことです。素直なメロディと聴きやすいアレンジの演歌曲です。森さんの歌唱もクセの濃さをほとんど封印して伸びやかに歌っています。濃い森さん演歌好きには物足りなさも少し感じるかも。自分は好きですが。20周年記念リサイタルのパンフレットの挨拶文現在でもまったくこの頃とぶれていない森さんの生き方が伝わってきます。
2018年12月06日
水前寺清子さんの118枚目のシングル。この曲は三好鉄生さんが歌って大ヒットした曲の水前寺さんバージョンです。1曲目「涙をふいて」作詞 康珍化さん 作曲 鈴木キサブローさん編曲 ベーシックアレンジ ジェフ・ローバーさん オーケストラアレンジ 長生淳さん ホーンアレンジ ジェリー・ベイさん エキストラホーンアレンジ 京田誠一さんシンフォニックなイントロからAメロもクラシカルな演奏でかなり豪華です。サビからはソウルなアレンジになっていきますが、ストリングスのゴージャスな演奏は鳴っています。水前寺さんの説得力抜群の歌唱力でこの曲を聴くと、本当の良さが分かってきたような気もする。この曲では水前寺さんは力を抜いて60%ほどの声で歌っていますが、それでも強烈な歌唱力だと思わせる凄さがあります。2曲目「ウォーキング・マーチ」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 小林仁三さん 日本ウォーキング協会のテーマ曲。正直、この曲はずっと前からあんまり好きじゃなかった。サビは「♪ 1.2.3. 3.2SUN 太陽SUN〜」でこの部分で「♪雨が降ってもSUN SUN SUN 風が吹いてもSUN SUN SUN」を思い出してしまうのは関西人だけだと思うが^^;水前寺さんのオリジナル曲でタイトルに「マーチ」が付く楽曲は何曲あるんだろ?一度、数えてみないと・・・^^:先週の水前寺清子の「人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストはマイク真木さんでした。水前寺さんの歌はなくて残念だったけど、マイク真木さんは弾き語りで「バラが咲いた」を歌いました。何年ぶりにフルコーラス聴いたのかは分からないほどに時間が経ってましたが、やっぱり名曲だと思わせるマイク真木さんの歌唱でした。
2018年12月04日
森進一さんの1976年発売のオリジナルアルバムです。オリジナルアルバムも多くリリースしていますが、カバーアルバムやベスト盤がやたら多いので、どれがオリジナルアルバムかを見極めるのは曲目見ずに分かるには難しい。逆に「ベスト・ヒット・アルバム」ってタイトルなのに、そのアルバムでしか聴けない新曲が多く収録されてたりと・・・当時のビクターのスタッフにはわかりやすく作ってもらいたかった^^;この「心の旅路」は完全オリジナルアルバムです。A面は演歌色は弱く、どちらかと言うとフォーク色強めのアルバムです。B面は歌謡曲色を前に出してる楽曲が多めです。オリジナルアルバムの中でも超名盤のひとつです。リマスターしてCD化してほしい。A面1曲目「故郷」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さん1976年1月10日発売の先行シングル。シングルと同じバージョンです。文句なしの超名曲!2曲目「にわか雨」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さんアコギのアルペジオとブルースハープのみで歌い出すフォークナンバーです。このアルバムの12年後の1988年発売のライブでこの曲が歌われています。ライブアルバム「熱唱、森進一最新コンサートライブ」の11曲目に収録。この曲を歌う前のMCで森さんは「自分で口ずさむ歌なんてものを持っていると思いますが、僕もくちずさむ歌を持っておりまして…(略) …僕も10年ほど前からなぜかこの歌がいつも口から出てくるんですね・・・」レコーディングした頃から森さんの中でかなり印象に残ってた曲のようです。アルバムのスタジオバージョンも良いのですが、12年後にライブで歌う「にわか雨」は最高すぎます!あのライブ盤はカバー曲ばかりであまり聴かないアルバムですが、この曲と「京都去りがたし」、「恋月夜」のライブバージョンが聴けるのが貴重。3曲目「浮灯台」作詞 阿久悠さん 作曲 井上忠夫さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲も良質なフォークナンバーです。感動的なメロディを森さんの声がなぞれば感動が倍になります。4曲目「引越し」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 馬飼野俊一さんこの曲はライブで有名になった曲。1976年発売のライブアルバム「全国横断リサイタル 明日に向かって」に収録されています。コンサートでこの曲を歌った時は、この「心の旅路」はまだ出ていなかったはず。ライブ盤でこの曲を歌う前のMCがカットされてるので、どんな説明してから歌ったのか気になる。この曲に関してはスタジオバージョンも凄く良いので甲乙つけがたい。自分はシングル候補だった曲なんじゃないかと想像しています。5曲目「寄り添う影」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲も森進一さんが作ったような新しいジャンル「森フォーク」(森演歌という言葉があるから)じゃないかと^^;説得力のある歌唱で聴かせるフォークナンバーは森進一さんの独特な世界です。6曲目「友よ」作詞・作曲 蘭世さん 編曲 森岡賢一郎さん蘭世は森進一さん本人のペンネームです。森さん自身が作ったフォークナンバーです。セリフを多く盛り込んだ友情を歌った名曲です。B面1曲目「とまり木」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲はシングル盤「故郷」のB面です。このアルバムの中で、歌謡曲色が強い曲ですが、これも超名曲です。ライブ盤では「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」に収録されています(カセットのみの発売)この曲がライブ盤に収録されてるのは、このカセットのみです。この曲を歌う前のMCは「今日はスタッフのみなさんからどうしても歌ってほしい歌を集めまして、お聴きいただきたいと思います」この「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」はあまりセットリストに入らない隠れた名曲を多く歌う趣旨のコンサートです。一番好きなライブ盤と言ってもいいほど良く聴くライブ盤です。2曲目「流氷」作詞 島広志さん 作曲 結城丈さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲も歌謡曲色強めです。3曲目「悲しみは置いてゆけ」作詞 さいとう大三さん 作曲・編曲 馬飼野俊一さん歌謡フォークなアレンジです。森さんの情感豊かな歌唱が沁みる曲です。4曲目「流れの花は何処へ行く」作詞 阿久悠さん 作曲 井上忠夫さん 編曲 馬飼野俊一さん森さんが歌う阿久悠さんの歌詞は胸に自然に入ってくる曲が多い。森進一さんと阿久悠さんの相性は、他のどのアーティストよりも一番合ってると思う。5曲目「東京の友へ」作詞 中山大三郎さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さんアルバムラスト2曲は少し世界が変わります。中山大三郎さんの歌詞だというのが大きい。前にも書いたけど森岡賢一郎さんのアレンジで十八番と言ってもいいイントロのオカリナソロのいしだあゆみさんの「砂漠のような東京で」や浅田美代子さんの「この胸に この髪に」と同じくこの曲も寂しげさオカリナソロで始まります。オカリナソロのメロディもほぼどれも同じです。6曲目「古傷」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲も名曲です。このアルバムの中でシングル曲を除いて一番ライブのセットリストに入ってた曲です。ライブ盤では「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」で聴けます。アップテンポにしてロックバージョンとして歌っています。聴いた印象はスタジオバージョンとライブバージョンではまったく違うけど、両方とも捨てがたいバージョンになっています。ロックバージョンじゃない通常のライブバージョンがライブ盤に残っていないのが残念。かなり何度もセットリストに入ってたのに。ライブ盤では前の曲が「ルーム・キー」なので、ロック色強くしたアレンジにしたのだろう。この曲なんかシングルカットしてたら話題になったように思う。森進一さんのオリジナルアルバムはどれもシングル切っても問題なしなクオリティの曲が多すぎる。森さんは完全なライブアーティストなので、何でもライブバージョンの方が良くなるのが普通なのですが、じっくりとスタジオバージョンを聴くと、また違った感動で楽しめます。この頃のコンサートパンフ森さんはエレキギターも弾きます。ちょっと珍しい広告。1984年のIBMのPCの広告です。1984年と言えばまだまだPCは普及していない頃です。Windows95の頃にやっと一般家庭にも多く普及してきたように思います。1984年はまだWindows2.0が出る3年前。このPCは日本語DOS。当時で332000円!PCという最先端の物にも森進一さんは合ってた。演歌だけに拘らず、流行歌としてどんなジャンルでも歌いこなす森さんだからこそPCの広告にも起用されたのだろうと思う。北の螢のB面「夢・ステファニー - ロマンティック・トリップ」が、このCMのテーマ曲でした。「森進一さんのIBMパソコンの広告」
2018年12月02日
水前寺清子さんの96枚目のシングル。A面「こころの港」作詞 星野哲郎さん 作曲 原譲二さん 編曲 鈴木操さん5枚組CD-BOX「水前寺清子の世界」にも選曲されてる曲です。BOXを買った時に、この曲が気に入って7インチシングル盤を探し回ったけど、なかなか見つけられずに諦めてた頃に、とある中古レコード屋で見つけた。1989年〜1991年発売のEPはちょうどCDに移行していく時の物なので、どんなアーティストでもなかなか出回りにくい。見つけたのが見本盤で、価格も少し高めだったけど、これを逃すともう見つけられないかも知れないので躊躇なく購入。ジャケ写も凄く良い!この曲はオーソドックスな演歌曲ですが、水前寺さんの楽曲にはやや珍しい控えめ系の女性の心情を歌っています。こういう切ない楽曲も水前寺さんの歌唱は説得力があって聴き入ってしまいます。B面「夜明け船」作詞 星野哲郎さん 作曲 原譲二さん 編曲 鈴木操さんB面もド演歌曲です。男臭い船乗りの歌です。水前寺さんの真骨頂はやっぱり力強い男歌だなと思ってしまう。「♪タラバ色した陽が昇る」って北海道の船乗りらしい表現^^;「♪地獄さ行くぜと 汽笛が呼べば 好きにしろよと ゴメが鳴く」の歌詞が凄く好きです。ゴメは海猫のことです。このB面曲はアレンジもカッコイイし水前寺さんの歌唱も力強く迫力があります。作曲はA面、B面とも北島三郎さんです。原譲二は北島三郎さんのペンネーム。北海道の船乗りの力強さを見事に表現してるメロディは北島さんだから出来ることかも。先週の土曜日の「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」の予約録画失敗してかなりショック。放送時間がずれたのか、理由は何かわからないけど、帰ってきて観るのを楽しみにしてたのに、録画されてなかった。HDもまだまだ余裕はあった。第一回の放送から全てBlu-rayに保存して残してるのに・・・。再放送なさそうだし。
2018年11月27日
水前寺清子さんの1976年発売69枚目のシングル。1973年発売の「かあさん」は知られてますが、意外とこの曲は知られていないような。A面「お父さん」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 はやしこばさん作詞の星野哲郎さんは水前寺さん専属と言ってもいいほどに多くの歌詞を書いていますが、作曲、編曲のはやしこばさんが歌謡曲を書くのは珍しいように思う。はやしこばさんと言えばCMソングを多く作っていて、それを集めたCDも2011年に発売されたほど。そのCDの事を書いた事がなかったかも。ボリューミーで楽しめるCDです。テレビ漫画の「カバトット」「たまご食べたらタマゴン」の主題歌もはやしこばさんです。水前寺さんの歌唱は本当に凄い。どんな曲でも人の心を動かせる事が出来る歌唱力。この曲は水前寺さんにすれば抑え気味に歌ってますが、それでも歌の上手さに感動する。B面「遠い道だけど」作詞 みやもり純さん 作曲 叶弦太さん 編曲 原田良一さん人生の応援歌です。メッセージは柔らかく優しく、曲も力強く励ます系ではなく柔らかい系です。この曲にはセリフが入るのですが、宝塚男役の若者風で爽やかなセリフです。短調から長調への展開が何度もあるような、やや複雑な構成です。良い曲だけどシングルA面向きではないか・・・。先週の水前寺清子の「人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストはグッチ裕三さんでした。先週から新しいコーナー「名曲誕生ものがたり」が始まりました。山口百恵さんの「プレイバックPart2」の制作秘話を宇崎竜童さんが語った。毎週土曜日の16時からですが、今はスポーツ中継や特番などが多く次の放映は11月24日のようです。毎週、録画してBlu-rayに焼いてます。ゲストの歌もいいけど、やっぱり毎週、水前寺さんの歌声を聴きたいと思ってしまう。
2018年11月14日
モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラをバックに歌う森進一さんのアルバム。ロシア録音です。このアルバム、せっかくのシンフォニックアルバムなのに、オリジナル曲じゃないカバー曲が5曲もあるので、どうしてもあまり聴かないアルバムになってしまう。チョイスされたオリジナル曲も「他にもっと良い曲あるやん」って言いたくなる曲が多い。シンフォニックアレンジで聴きたい森進一さんのオリジナル曲は山ほどあるのに。おもしろみのない完全に選曲ミスなアルバムだと今でも思ってる。1曲目「襟裳岬」1曲目からベタすぎるチョイスなのもガッカリしてしまう。ライブなら1曲目からベタなナンバーを歌うのは効果的だとは思うけど。これが「冬の旅」や「さらば友よ」だったなら聴く回数が何倍にもなると思う。2曲目「ユララ」この曲は、このアルバムが発売された時点の最新シングル「セピアの雨」のカップリング曲です。カップリング曲で選ぶなら「ライラライ」のカップリング曲「見上げれば光る星」の方がシンフォニックアレンジにしたら感動できそう。3曲目「心もよう」昔、ライブで歌ってるのを聴いた事がありますが、カバー曲はいらない。4曲目「ラヴ・イズ・オーヴァー」この曲はカバー曲ではなく共作曲。1980年「恋月夜」のB面に収録された。欧陽菲菲さんとほぼ同時に発表されてます。でも、この曲をシンフォニックアレンジで聴きたいとは思わない。この時期のシングルなら「涙きらり」「夢という名の女」「命あたえて」のシンフォニックを聴きたい。5曲目「セピアの雨」このアルバムで唯一、リピートして聴くのはこの曲だけ。2002年1月発売のシングルです。作詞・作曲はBOROさん。オーケストラで歌う森さんはオリジナルとは全く違うアプローチで凄く感動します。このアルバムの中でダントツにこの曲が最高です。この曲だけしか聴かない事が多い^^;6曲目「冬のリヴィエラ」帰れソレントへのメロディから、この曲のイントロにつながる編曲。この曲も選曲がベタすぎて・・・。それだったら「風のエレジー」や「移り香」「冬の桑港」の方がいい。7曲目「見上げてごらん夜の星を」この曲は完全に飛ばしてしまう。元からあまり好きじゃない曲。森さんのオリジナルを聴きたい。8曲目「ダニーボーイ」カバー曲の中で唯一好きな曲です。この曲は何度聴いても感動できる。9曲目「おふくろさん」この曲もベタすぎる。絶対に「命かれても」のB面「母恋い人生」の方が良い曲だと思う。10曲目「川の流れのように」この選曲も何とも言えない。ひばりさんのカバーだったら「一本の鉛筆」とか選べばシブいのに。このアルバムは森さんのアルバムの中で一番聴かないアルバムかもしれない。たとえば、この10曲をシンフォニック録音したら何百回聴いても飽きないと思う。1曲目「冬の旅」2曲目「あゝ人恋し」3曲目「悲しみの器」4曲目「うさぎ」5曲目「夏子ひとり」6曲目「さらば友よ」7曲目「さざんか」8曲目「東京ハートブレイクホテル」9曲目「別れの接吻」10曲目「ひとすじの白い道」とにかくカバー曲はいらないなぁ。森さんのオリジナル曲の方が確実に良い曲ばかりなのに。今年のカレンダーより。9月10月7月8月
2018年11月07日
2000年発売の森進一さんのオリジナルアルバム。全曲、作詞は五木寛之さんの書き下ろしです。このアルバムにはシングル曲が1曲も収録されていません。シングルカットすれば話題になったような楽曲は多いのに・・・。1曲目「汽車は八時に出る」作詞 五木寛之さん 作曲 ミキス・ラオドラキスさん 原曲 川村栄二さん作曲のミキス・ラオドラキスさんは多くの映画音楽を書いた事でも有名な作曲家です。中でも「トロイアの女」と「セルピコ」は好きな作品です。ミキスさんのメロディーに五木さんが詞を付けた作品で、メロディも詞もアレンジもヨーロッパ映画の世界です。凄く好きな曲。2曲目「切なくて」作詞 五木寛之さん 作曲 徳久広司さん 編曲 若草恵さん演歌色強めですが、この曲もヨーロッパ映画のような匂いもする感じです。それはアレンジのせいなのかも知れない。3曲目「この世に人と生まれたからは」作詞 五木寛之さん 作曲 佐原一哉さん 編曲 川村栄二さん1990年代の谷村新司さんの詞の世界のような楽曲です。そのせいかも知れないけど、このアルバムで一番好きな曲です。「♪ 花は花 人は人 鳥は鳥 風は風 このいのち ひとすじに 生まれて 咲いて 散るならば」4曲目「男と女」作詞 五木寛之さん 作曲 吉幾三さん 編曲 南郷達也さん吉幾三さんのスケールの大きいメロディーにドラマチックな五木さんの歌詞がハマる。5曲目「夜明けの空」作詞 五木寛之さん 作曲 弾厚作さん 編曲 川村栄二さん作曲は加山雄三さんです。加山さんのメロディーの世界です。森さんの歌唱はどんな楽曲にも合わせられるので、この曲でも完全に他にない世界を創り上げてます。6曲目「哀歌(あいか)」作詞 五木寛之さん 作曲 三木たかしさん 編曲 今泉敏朗さんこの曲も森進一さんの歌唱の素晴らしさで楽曲の世界に深みと広さが何倍にもなっているように思う。隠れたままにするには勿体無い名曲です。7曲目「内灘愁歌」作詞 五木寛之さん 作曲 佐原一哉さん 編曲 今泉敏朗さん金沢の内灘の海を歌ってる曲です。森さんの歌唱はかなり引き気味で静かに歌ってます。8曲目「わたしの愛」作詞 五木寛之さん 作曲・編曲 西村由紀江さん演奏者のクレジットがないので分からないけど、この曲のピアノはきっと西村さん本人だと思う。この曲はほぼピアノのみで歌うシャンソンのような静かなラブソングです。ホントに美しいメロディーです。9曲目「こころの雫」作詞 五木寛之さん 作曲 徳久広司さん 編曲 若草恵さんこのアルバムが発売された日に出たシングルは「終列車」です。シングルとアルバムはまったく別物として制作が進行していたようです。シングルカットしないのは、森さん本人の意向なのか、スタッフの考えなのか・・・。このタイトルナンバーなんてシングル向きだと思うけどなぁ。
2018年10月31日
水前寺清子さんの82枚目のシングル。A面「昭和艶歌」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 馬場良さん水前寺清子版「人生劇場」と言ってもいいような男歌です。勇ましい歌声で圧倒されます。水前寺さんはこの手のバリバリ男歌はお手の物です。ホントにカッコいい歌唱です!B面「東京ひとり唄」作詞 さいとう大三郎さん 作曲 市川昭介さん 編曲 馬場良さんA面とは対照的に男の弱い部分も歌っていて、この2曲でリアルな等身大の男になるような気がする。人生の応援歌を歌わせたら誰よりも人を元気にさせる事のできる水前寺さんならではの2曲です。先週、土曜日の「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」のゲストは松崎しげるさんでした。水前寺さんとはまったく関連してないように思ってたけど、昔からよくしてたようです。ゲストが1曲歌うのはいいとして、水前寺さんも毎週、1曲ずつオリジナル曲を歌ってほしい。あまりテレビでは歌わないような隠れた名曲を紹介するコーナーとか作ってくれたら最高。「君は青空を見たか」「ここでやらずにどこでやる」「曼陀羅華」「その一言を待ってます」「あさくさ物語」「赤い血の歌」「ハーモニー」「青空の唄」「苦労買います」など、毎週1曲ずつ、ほとんどテレビで歌うことがない曲を中心に選曲して歌ってくれたら最高なんだけど。
2018年10月28日
1978年発売の74枚目のシングル。A面「我がふるさと」作詞 安永貞利さん 作曲・編曲 小川寛興さんこの曲は水前寺さんの楽曲の中で少し異色な作品です。作曲、編曲の小川さんがクラシックや映画音楽の仕事が多い方だったので、演歌色、歌謡曲色はほとんど感じさせない、クラシカルな部分と学校唱歌を合わせたような壮大なナンバーです。水前寺さんの歌唱は、超絶素晴らしく朗々と歌い上げるタイプの曲でも、当然ですが完璧です。この曲をここまで歌える人は少ないようにも思う。B面「おかげさまです」作詞 安永貞利さん 作曲・編曲 小川寛興さんA面の曲調とはまったく違う軽い感じのフォークソングやニューミュージック的な楽曲。歌メロは非常に難しく、音域も広いので歌自体はまったく軽くはないのですが。水前寺さんほど歌が上手いと、どんなジャンルの曲でも、あまりの歌の上手さに引き込まれてしまう。今日、放映された「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」の第2回目のゲストは井上順さんでした。ドラマ「ありがとう」で共演してた頃の話や、スパイダースの秘密のいろいろなど1時間半たっぷりと聞けました。今週から若手歌手を紹介するコーナーも出来て、水前寺さんの紹介する自分の知らなかった歌手の方々を知る事もできるのがうれしい。
2018年10月21日
1971年発売の水前寺清子さんの41枚目のシングル盤。先週の土曜日からスタートした「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」の第一回目の放送は石井ふく子さんをゲストにこれまでに聞いたことのなかった石井ふく子さんの生い立ちなどが聞けて感動でした。超人気ドラマ「ありがとう」の主演のオファーを何度も水前寺さんに断られても諦めずに出演交渉した話など、貴重な話がいっぱいでした。民放テレビドラマの視聴率はいまだに「ありがとう」の最高視聴率も平均視聴率も超えた作品はありません。56%の視聴率!日本最高のテレビドラマです。「水前寺清子の人生は三百六十五歩のマーチ」はBSフジで毎週(土) 16:00~17:25に放映されています。今週のゲストは井上順さんのようです。A面「青空浪人の唄」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さん1971年10月から放映のテレビドラマ時代劇「青空浪人」の主題歌。主演は川崎敬三さん、渡辺篤史さんらの出演のドラマでした。ややコミカルな楽曲です。このドラマ観たことないけど、コメディータッチな時代劇だったのかも。水前寺さんの歌唱は力強く、さすがの表現力です。B面「天にまかせて」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 安藤実親さんのんびりした感じの男歌です。歌詞は少し可愛い感じです。このシングルってほとんど記憶になかったので、初めて聴いたような新鮮な感じがする。
2018年10月18日
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