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森進一さんのコンサート行って来ました!森さんの生のコンサートを観るのは10年以上ぶりです。昨年、50周年を迎え、一区切りをつけ今年から新たに51年目のスタートなのでどうしても観ておきたい聴いておきたいと思いチケットを取りました。約10年振りの森さんのコンサート。文句なしに最高でした!!!声量も表現力もまったく衰える事なく以前よりも感動できたように思います。PAの音質も素晴しく、10人編成のバンドの全ての楽器がクリアに聞こえ、何より、森さんの声がダイレクトに伝わってくる素晴しい音響スタッフだと思いました。照明はシンプルでしたが、ここぞと言う歌詞の所ではインパクトのある演出になっていて引き込まれました。照明はたとえ地明りだけだったとしても、森さんの歌唱だけで舞台が映えるように思えるほど、素晴しい歌声でした。<セットリスト>第一部1曲目「襟裳岬」1974年1月2曲目「冬のリヴィエラ」1982年11月mc3曲目「あるがままに生きる」2015年6月4曲目「月のエレジー」2013年4月発売「情炎 」のカップリング曲mc5曲目「めぐり逢い紡いで」 1978年大塚博堂さんのカバー6曲目「吾亦紅」 2007年すぎもとまさとさんのカバーmc7曲目「ネオンごころ」 1968年「年上の女」のB面8曲目「私の恋」 2016年6月ゲスト 矢吹春佳さん9曲目「夫婦純情」 1998年2月10曲目「恋情話」 1995年デビュー曲 2015年再発第ニ部11曲目「女のためいき」 1966年6月デビュー曲12曲目「盛り場ブル-ス」 1967年12月13曲目「命かれても」 1967年9月 14曲目「ひとり酒場で」 1968年7月15曲目「港町ブル-ス」 1969年4月16曲目「それは恋」 1981年11月17曲目「ゆうすげの恋」 1986年7月18曲目「銀座の女」 1970年9月19曲目「望郷」 1970年12月20曲目「北の蛍」 1984年8月21曲目「おふくろさん」 1971年5月22曲目「私の恋」 2016年6月アンコール23曲目「東京物語」 1977年10月24曲目「恋月夜」 1980年8月オープニング「襟裳岬」のイントロ1発目のトランペットのロングトーンとドラムのフィルインは生で聴くと毎回、鳥肌です。めちゃくちゃカッコいいイントロです!歌い出し「♪北の街ではもう 悲しみを暖炉で」と聴いただけで、生のボカールのパワーが迫ってきて10年前と何も変わりなく最高のライブになると即、確信しました。今回のセットリストはなかなかマニアックな部分もあって、これまで森さんのライブは10回以上行ってるけど、一番楽しめたかも知れない。そりゃ聴きたい曲は山ほどあるけど、100曲以上シングル出してるし、アルバムやB面曲も入れると膨大すぎて選曲するだけで大変そうです。メドレーにする事もなく、フルコーラス歌った曲も多かった。ワンハーフにまで短縮する曲も1曲もなかったのが良かった。各曲、じっくりとその曲の良さが伝わる長さできっちり歌ってくれたのもうれしかった。森進一さん自身の作詞作曲「あるがままに生きる」を生で聴いた時は凄い感動でした。この曲はもっと世に出てほしい曲。ただ、この曲で客席降りは避けてほしかった。(2コーラス目からだったけど)じっくりと舞台の上で最後まで歌うのを聴きたかった。客席降りは「港町ブル-ス」とか「私の恋」がいいと思う。超鳥肌になったのは4曲目「月のエレジー」!この曲を生で聴けるなんて思ってもなかったのでびっくりでした。2013年発売シングル「情炎」のカップリング曲でめちゃくちゃ好きな曲だったのでセットリスト入りしたのは奇跡のように感動でした。この曲も舞台の上でじっくり聴かせてほしかった。生で聴けただけで最高なのですが…5曲目と6曲目はカバー曲です。できるだけオリジナルを聴きたいのですが、この2曲は森さんの声で聴くと更に曲の良さが伝わってきて良かった。次のびっくりで鳥肌だったのは7曲目「ネオンごころ」!!「年上の女」のB面に収録されてた曲ですが、生で聴けて感激です。ド演歌のこの曲は演奏も素晴しかった!新曲「私の恋」は一部と二部で2回歌われました。歌謡曲のライブは、その時の新曲を2回歌うのは普通によくあります。この曲は手拍子ものでノリの良い演歌曲。ライブで盛り上がる曲でした。ゲストの矢吹春佳さんはデビュー曲と4枚目のシングルをカップリングして再発売したそうです。1995年デビュー、2002年〜2015年まで休業してて新たに活動再開された所。歌声にイヤミもなく聴きやすくなかなか良かった。第ニ部はデビュー曲からスタートでした。60年代のヒット曲を5曲連続で歌う構成も少しびっくり。60年代の曲が多くセットリスト入りする構成だったので、70年代の超名曲の数々はかなり削られた印象。「冬の旅」「くちべに怨歌」「湯けむりの町」「さらば友よ」「さざんか」「雨の桟橋」「女がひとり」「ああ人恋し」「故郷」…など、挙げればきりがない。季節感を考えての選曲かも知れないけど「冬の旅」「さざんか」「雨の桟橋」「故郷」は特に聴きたかった。そして1980年代の超名曲の数々もかなりセットリスト入りしなかった。絶対に聴きたい「命あたえて」や「冬桜」「きみよ荒野へ」もまた聴きたい。90年代の曲なら絶対に「悲しみの器」! これは文句なしの名曲。昔、ライブでよく聴いた「ひとすじの白い道」「うさぎ」「夏子ひとり」なんかも生でまた聴きたい。第ニ部で特に感動したのは「北の蛍」と「ゆうすげの恋」の2曲!この2曲は凄かった!「それは恋」ももちろん良かったけど、次が「ゆうすげの恋」だったので、「ゆうすげの恋」の方が印象に強く残ってしまう。「銀座の女」「望郷」は1970年シングル発売順に続けて歌われたのも良かった。「銀座の女」は生で聴いた事なかったような気がする。「望郷」はよくセットリストに入っていた印象。「北の蛍」はいつ聴いても強烈です。名曲中の名曲!森さんの歌の上手さがグイグイ伝わってくる。ただイントロでEギターがキメのフレーズをミスったのはちょっと残念だった。PAが素晴しく各楽器の音のツブが立ってて、少しのミストーンも凄く分かるし、自信なさげなフレーズなんかはすぐに分かってしまう^^;音が良すぎるのも緊張感が増してしまう^^でも、今日の指揮、バンドの演奏は素晴しかった!森さんの歌唱に寄り添うように強弱やテンポ感もまったく違和感なかった。「おふくろさん」もやっぱり生で聴くと胸も目頭も熱くなった。アンコールの「東京物語」「恋月夜」の2曲はロックナンバー。客席も総立ち!その上、みんな舞台の前に押し寄せて行く。オールスタンディングのメタルのライブのような密集度^^;ダイブやモッシュはもちろん誰もしていませんが・・・。このアップテンポの2曲を20曲歌った最後に軽々と歌い上げる森さんは凄かった。「恋月夜」なんかは、ずっとツイスト踊りながら歌ってたし。この2曲、歌ってみたらわかるけど、男ならキーは凄く高いし難しい曲です。森さんは全曲、オリジナルキーで歌ってたと思う。キーを下げて歌ってる曲はなかったように思う。凄い事です!ただでさえ森さんの曲は音域が異常に広くて高音は強烈な高さまで出せないと歌えない。メタルのハイトーン域に近い所まで普通にメロディにあるのが凄い。そして上だけじゃなく低音もしっかり出せないと歌えない曲だらけです。森さんがどの曲も軽々と歌うので簡単な楽曲のように思いますが、これはオリジナルキーで歌ってみないとわからない。ほとんどの曲が難曲です。「命あたえて」「北の螢」なんてプロの歌手のカバーや歌自慢の素人が歌ったのをいろいろ聴いてるけど、森さんレベルで歌ってるのを聴いた事は一度もないような・・・。今日、改めて森進一さんのボーカル力の凄まじさを実感できて良かった。これからは出来るだけ、森さんのライブに行く事になりそうです。生で聴かないと、あの凄さは分からない。パンフレットの発売がなかったので、記念に来年のカレンダーを買いました。
2016年08月29日
畠山みどりさんの1962年発売の3rdシングル。この曲が畠山さんの最大のヒット曲で250万枚売れたそうです。1stシングル「恋は神代の昔から」が150万枚の大ヒット、2nd「ちょうど時間となりました」も大ヒット。3作連続で大ヒットで歌手生活をスタートしました。一昨日、BS日テレの番組「歌謡プレミアム」で歌手生活55周年と言う事もあり、畠山みどりさんが1時間たっぷり歌いました。今回の畠山さんの出演を楽しみにしてしてたので感動も大きかった。できれば2時間枠のスペシャルの枠で放送してほしかった。1時間では畠山さんの55年の歌手生活の歴史を語るには短すぎました。今回、畠山さんが歌った曲は「恋は神代の昔から」「出世街道」「裏町酒場」(ひばりさんのカバー)、そして最新シングル「人生舞台~私は旅人じゃない~」の4曲のみ。新曲のライブヴァージョンが聴けただけでも良かったけど。コミカルなナンバーもメドレーで数曲聴きたかったし、たとえば・・・「あんたこの世に何しに来たの」「さわらぬ神にたたりなし」「ツキツキ節」「飛んで火に入る恋の虫」「聞いて頂戴この話」「ちょうど時間となりました」など。個人的には「また逢いませう」「その世の歌」「とは・・・言うものの人生は」などの比較的、最近の曲の方が聴きたかった。77歳とは思えない、声の張りと表現力で感動しました。美空ひばりさんとのエピソードも感動的でした。今回も迫力の歌唱を聴かせてくれた「出世街道」両A面「出世街道」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん (レコードにアレンジャーの名前が記載されていない)この曲も子供の頃にゴジラの映画をよく観に行ってた神戸東宝のインターバルによく流れてたので幼稚園の頃に何となく覚えてしまってた曲。東宝チャンピオンまつりで子供が多いのに、インターバルでド演歌ばかり流れてたのは神戸東宝だけなのかも知れない…^^; 多分、支配人が演歌好きだったんだろうな。ゴジラ映画を観に行くときは朝から一日中、映画館にいたから演歌をここでいろいろ聴いて、何となく身体にすりこまれていたのかも。小学生になる前から畠山さんや森進一さん、水前寺清子さんひばりさん、三波春夫さん、村田英雄さん、鶴田浩二さんとか違和感なく聴けてたように思う。畠山さんの曲は、この曲や「恋は神代の昔から」「人生街道」が流れてた、凄いヒット曲なので知ってる人の方が多い曲だと思うけど、改めて聴いてみたら感動すると思う。カップリング曲「ハッケヨイ待った」作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん (レコードにアレンジャーの名前が記載されていない)シングルジャケは2種類あって、各曲をメインにしてる。どっちがリードトラックの予定で先に発売したのか、最初から2曲ともメインにする企画だったのかは分からないけど…超有名になったのは「出世街道」だけど、裏の歌詞は両方とも「ハッケヨイ待った」が上に記載されています。謎が多い・・・^^;B面のつもりだった「出世街道」の方が話題になってきたので、表ジャケットだけ変えたのか?レコード番号の下の数字は登録番号かなにかだと思いますが、出世街道が2922 ハッケヨイ待ったは2923 なのでメインはやっぱり最初から出世街道かも。
2016年08月17日
森進一さんの1984年のヒット曲「北の螢」1984年8月5日発売でじわじわ売れ続けて12月1日にはB面を入れ替えてレコード番号も変わり再発。A面「北の螢」作詞 阿久悠さん/作曲 三木たかしさん/編曲 川口真さんスタジオ盤の歌唱も良いのですが、ライブ盤『'98リサイタル「女心」』での歌唱がお薦め。2005年発売の『セルフカバー・アルバム』でもこの曲をリレコーディングしています。演奏の音数を極力減らして、森さんのボーカルを完全に前に出してのアレンジ。アコギ、ベース、二胡、パーカッションの静かな演奏で聴く「北の螢」も沁みます。B面「街の鳩」作詞 阿久悠さん/作曲 三木たかしさん/編曲 川口真さんシャンソン+フォークのような印象の楽曲です。この曲も凄く好きな曲です。アレンジもカッコいい。12/1再発のB面「夢・ステファニー - ロマンティック・トリップ -」作詞 安井かずみさん/作曲 加藤和彦さん/編曲 奥慶一さんパソコンのCMで使用され、「北の螢」同様に話題になった曲。当時、流行ってたNew Waveっぽいアレンジと歌謡曲っぽさが良い感じに融合したような曲。森さんがこれまでに歌ってなかったようなメロディも新鮮に聴こえる。加藤和彦さんと組んだのはこの曲だけだったかも。再発ヴァージョンは見開きジャケット
2016年08月13日
1970年発売の水前寺清子さんのシングル。盆踊り時期になるとこの曲を思い出す。子供の頃、この曲がかなりヘビーローテーションで盆踊り会場で流れてた。炭坑節などの定番曲以外にこの曲とオバQ音頭がよく流れてたように思う。A面「1+1の音頭」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 鈴木邦彦さん和太鼓の響きから始まるインパクト大のキャッチーな曲です。水前寺さんのオリジナル曲の中で自分のベスト10に入るほど好きな曲です。このシングル発売と同じ年に新宿厚生年金会館でレコーディングされたライブ盤はオリジナルEPの歌詞とは変えて歌われてます。(たしかあの頃、テレビでもこのライブ盤の歌詞で歌われてたような気がする)サビの歌詞は駄洒落になっていて、たとえば「1+2は太陽だ(SUN) 3+9はありがとう」てな感じで3コーラス半ありますが、スタジオ盤の2コーラス目は駄洒落になってなくて君+僕は アイラブユーママ+パパはし〜らないってちょっとインパクト弱い感じです。この部分をライブ盤では変更していて「0-0はメガネだよ 1-1はHだよ」そりゃこの方がおもしろい。ライブ盤は3番は歌われていません。この3番の歌詞が盆踊りで聴いてる時には好きだったんだけど。「♪線路の上を電車が走り 櫓の上に月が出る」ライブ盤ではアンコールラストにもう一度、この曲が歌われていますが、アレンジを大幅に変えて演奏です。和太鼓じゃなくドラムのフィルインから始まる、少しジャジーにアレンジされてて子供のコーラスとユニゾンで歌われています。それにしても水前寺さんの歌唱はいつ聴いても気持ち良い!このライブ盤では「男でよいしょ」「空手道」は圧巻です。そして「艶歌」はライブで聴くと更に感動できます。B面「A・B・C小唄」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 鈴木邦彦さんこれはB面でよかったって感じの曲。A面のインパクトが強いので、かなり弱く感じる。水前寺さんの歌唱の聴かせどころもあまりなく印象にあんまり残らない感じ。最近、2013年発売のシングル「春の華」が好きになってよく聴いてる。カップリング曲のニューバージョンの「いつでも君は」も最初はあんまり好きじゃなかったけど聴き込めば凄く良い。
2016年07月31日
畠山みどりさんの1963年発売のシングル。森田童子さんのアルバム3枚連続で聴いてたので気分転換に畠山さんの「どんまい人生」を流しっぱなしで作業してました^^;完全に畠山さんのパワーで気分も変わった^^A面「ツキツキ節」作詞 西沢爽さん 作曲 遠藤実さん 編曲 福田正さん畠山さんの歌唱力は気分がスッキリする。すこーんと声が出てるのでいつ聴いても気持ち良い。この曲はご陽気な打楽器とコミカルなリズムで元気が出て来る。応援歌としても畠山さんの歌声は超一流です。最近、三波春夫さんの楽曲も良く聴くようになったけど、この時代の第一線の歌手の方は本当に凄いと思う。三波春夫さんの浪曲とか自然と涙が出て来る時がある。B面「ホンコの恋ならドンと来い」作詞 西沢爽さん 作曲 遠藤実さん 編曲 福田正さん「ホンコ」とは「ホント」の方言で、前に調べたらいろんな所で「ホンコ」は使われてる。最初に聴いた時は、そんな方言があるとは思わず、造語かと思ったりしてた。歌詞は可愛らしくコミカルです。レコードで聴くとノイズが強烈だけど、CD-BOX「どんまい人生!」を買うと、ほとんどの名曲が良い音で聴けます。最近は畠山さんの楽曲の中で「その世の歌」をよく聴く。アレンジも良いし、元気出る楽曲です。新曲の歌手生活55周年記念曲「人生舞台 〜私は旅人じゃない〜」も素晴しい人生の応援歌です。紆余曲折激しかった畠山さんが歌うから説得力もハンパなく感動的です。「根っこのように」「いいじゃないか人生」のような軽快な応援歌も良い曲が多い。でも、一番好きな曲は2011年「また逢いませう」です。壮大なスタンダードナンバー的な名曲です。この曲は歌手生活50周年記念曲でした。20代後半頃から急に畠山さんのEPやLPを集め出して、まだまだコンプリート出来てないけど、かなり集める事ができた。凄い枚数出てるし、10インチやソノシートなど種類も多い。持ってるのを忘れてて、中古レコード店で同じ物をまた買ってしまう事も多いけど…^^;この頃のレーベルはしぶくてカッコいい。
2016年07月26日
1973年6月発売の隠れた名曲「くちべに怨歌」。ヒットしましたが、この後のシングルが「冬の旅」で、どうしても「冬の旅」の大ヒットの影に隠れがちな名曲です。A面「くちべに怨歌」作詞 青山五平さん /作曲 猪俣公章さん /編曲 竹村次郎さんイントロの男性コーラスも楽曲を盛り上げる素晴しいアレンジです。ライブでは女性コーラスしかいない場合が多いので、この曲を歌うと女性コーラスアレンジになってしまうのが残念。1979年武道館ライブでもこの曲を久しぶりに歌ったのに女性コーラスになっています。この曲では森さんは肩の力を抜いた感じでサラッと歌う感じです。ライブでも力を込めずにサラッと歌ってた印象です。B面「郷愁」作詞 橋本淳さん /作曲・編曲 猪俣公章さん作詞、橋本淳さん、作曲、編曲、猪俣公章さんと言えば超名曲「望郷」を作ったコンビです。この「郷愁」は「望郷」に負けないほどのクオリティの高い名曲です。これは両A面にするべきだったと思ってしまう。森さんの歌唱も感情の込め方が強烈です。めちゃくちゃカッコいい歌唱です!アレンジは基本的な演歌アレンジですが、途中リズムアレンジがHEAVYになるパートがあったりして楽曲に引き込まれる要素が多いと思う。この曲はライブでは聴いた事がない。1973年頃のライブではセットリスト入りしてたのだろうか?奈良で鹿に鹿煎餅をあげてる森さん^^束ねてる紙の封を切ってるのを凄い見てる鹿^^;
2016年07月12日
森進一さんの1982年発表のシングル曲。1982年は3枚のシングルを発売していますが、その中で唯一、演歌色強めの楽曲です。1つ前のシングル「哀愁行路」は歌謡ロック路線でミディアムアップの8ビート曲。このシングルの次に発売されたのが「冬のリヴィエラ」。1982年11月発売「冬のリヴィエラ」から3枚連続で歌謡ロック路線でした。1983年10月発売の「冬桜」まで演歌曲はありませんでした。そんな事もあって力の入った「冬桜」は名曲です。A面「男の真情」作詞 白鳥園枝さん/作曲 木村好夫さん/編曲 馬場良さんこの曲を思い出すとアコーステックギターの音が凄くクリアで綺麗なイメージが最初に浮かぶ。アレンジはかなりシンプルですが、森さんの歌唱を全面に押し出してるアレンジです。アコギのオブリも弾き過ぎず自然に流れて聴こえる所も好きです。B面「放浪歌」作詞 吉田旺さん/作曲 木村好夫さん/編曲 馬場良さんA面と同じ作曲者、編曲者で同じ時期のレコーディングなので、この曲もアコギの音が良い。楽曲としてはA面よりもこっちの方が自分は好きです。この曲もミディアムの軽快なリズムの演歌曲です。
2016年07月02日
畠山みどりさんの1988年発売のシングル。何枚目のシングルかは多すぎてわからない^^;アナログ盤からCDへと移行するギリギリのEP盤です。このシングルの次の「人生百番勝負」までEP盤は発売されています。A面「男凧」作詞 荒川利夫さん 作曲・編曲 伊藤雪彦さん男への応援歌です。楽曲は正当派演歌で、聴き慣れてる耳ざわりの良い演奏です。畠山さんも力がこもっていて突き抜ける系の歌唱で気持ち良い!ベスト盤などにも入る事はほとんどない曲ですが、この曲も良い曲です。B面「幸せ一丁目」作詞 荒川利夫さん 作曲・編曲 伊藤雪彦さん少し軽快に力を抜いた優しい曲です。明るく清々しい演歌も畠山さんの得意なジャンルの一つです。あと、コミカルでリズミカルな演歌も畠山さんは軽快に歌いこなします。自分は「七転八倒」「出世街道」「土俵」「残侠街道」「人生街道」「わが道をゆく」「一本勝負」「なせばなる」や「男凧」のような聴いてて元気が出るようなド演歌系の応援歌が特に好きかな。畠山さんの歌唱は理屈抜きで何も考えずに素直に聴けてしまうカッコ良さもあると思う。スタンダードナンバーっぽいバラードの今の新曲「人生舞台 〜私は旅人じゃない〜」や「また逢いませう」のような感動させてくれる名曲も多い。
2016年06月28日
森進一さんの1977年6月10日発売の40枚目のシングル。このシングルからビクターのレーベルデザインが変更されました。A面「夜行列車」作詞 喜多条忠さん/作曲 吉田拓郎さん/編曲 竜崎孝路さん吉田拓郎さん作曲作品の第二弾。「襟裳岬」よりも自分はこっちの方が好きです。この一つ前のシングルが「雨の桟橋/夜が行く」と重めな演歌曲だったので、軽い感じでのんびりしたこの曲はいい感じでした。「雨の桟橋/夜が行く」の2曲の方が自分が好きですが…。「夜行列車」はコンサートで当時、一度だけ生で聴きましたが、森さんも肩の力を抜いて軽い感じで歌っててセットリストの中のホッとできる時間になってて良かった。このシングルの次の曲があの!「東京物語」です。演歌ロックなキャッチーな楽曲でした。「東京物語」から新しいデザインのレーベルになりました。B面「帰郷」作詞 なかにし礼さん/作曲 黒人霊歌/編曲 宮川泰さん「夜行列車」同様に軽いカントリー調のアレンジにして両面の雰囲気を統一した感じです。オブリ入れまくりのピアノは編曲の宮川さん本人の演奏っぽいけど、どうなんだろ?ブルースハープのアレンジも凄く良い!EPの内袋もこの緑色の物に少し前に代わり、レーベルは重みのある黒にシルバーの文字だったのが、軽い感じレーベルになってしまった。黒のレーベルの方がやっぱり重みがあって良い。東京物語は1977年10月5日発売。ちなみに同じビクターの桜田淳子さんは1977年9月5日発売の「もう戻れない」までが黒レーベルで1977年11月5日発売「しあわせ芝居」からオレンジのレーベル。(オレンジになったのは9/20か10/5からだと予想する)
2016年06月21日
森進一さんの歌手生活50周年記念シングル第二弾「私の恋」が発売になりました。前作の森進一さん自身による作詞作曲の「あるがままに生きる」は口数の少ない森さんが歌で少しだけ自分の想いを語るように作詞されていました。人から謂れないような事を噂されても、悔しい言葉を飲み込んできた森さんの歌詞だから説得力のある感動的な歌になっていました。だからこそ最後の紅白歌合戦は「おふくろさん」なんかじゃなく「あるがままに生きる」を歌ってほしかった。自分の言葉で作った歌で最後を締めくくってほしかった。発売されて1年・・・今でも聴くと凄く感動します。そして、今日、発売の新譜「私の恋」は「あるがままに生きる」とは180度違うような純粋な演歌ナンバーです。「私の恋」作詞 坂口照幸さん・蘭世さん 作曲 四方章人さん 編曲 前田俊明さんこの曲は純粋な演歌なので、演歌ファンはカラオケで歌う人も多くなりそうな気がする。アレンジも歌詞もメロディも演歌の王道です。2007年頃と2011年頃に声が凄く擦れて辛そうな時期もありましたが、数年前には声に力が戻って情感あふれる迫力ある歌唱を聴かせてくれています。作詞の坂口照幸さんと言えば、森進一さんの名曲「情炎」も作詞しています。「八甲田」もそうです。「風の噂」作詞 坂口照幸さん 作曲 四方章人さん 編曲 前田俊明さん森さんの楽曲は歌ってみればわかると思うけど、かなり音域が広い曲が多い。この曲も2オクターブ近い音域です。高音の美しいファルセットも森さんの歌唱を楽しめる一つです。「命あたえて」とかは本当に素晴しくて、森さん以外が歌ってもまったくさまにならない曲だと思う。この曲も純演歌曲です。歌詞は深読みすると意味深な感じもしますが…^^;
2016年06月14日
今日は宝塚に行く往復の電車の中で畠山みどりさんのCD-BOX「どんまい人生!」をipodでずっと聴いてました。劇場に着いてもしばらく畠山さんの歌声が頭の中に流れてた^^;デビューシングル「恋は神代の昔から/聞いて頂戴この話」は今でもよく語られる楽曲ですが、2作目のこの曲は忘れられがち。3作目が大ヒット曲「出世街道」だと言う事もあるし。「ちょうど時間となりました」も大ヒット曲ではあるんだけど。A面「ちょうど時間となりました」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さん 「♪与三郎さ〜ん」で始まるコミカルな歌詞にノリの良いアレンジとメロディ。畠山さんの歌唱は粋でカッコいい!いつも聴いててニヤけてしまう所があって三番の歌詞と畠山さんの歌い回しが絶妙な「♪やってきたのは 幡随院 マーダムキラーの長兵衛さーん」の部分。四番まであるのですが、歌詞も粋で少し滑稽でこの時代の流行歌の一つの形です。B面「さわらぬ神にたたりなし」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さんこの曲の歌詞も粋です。「♪さ〜わ〜ら〜ぬ〜〜 か〜みに 祟りなし」歌い回しが凄く良い。大ヒット曲「出世街道」のシングル「船は出てゆく煙は残る」も凄い凝った構成の楽曲です。前半はやや重いブルース調で、途中からコミカルなパートに急に展開します。CD-BOX「どんまい人生!」は聴いてて飽きない。1960年代の流行歌全体の大きな一片を感じる事が出来ます。中古レコード店などで畠山さんのレコードを見つけると必ず買ってますが、楽曲数がハンパじゃないので、どれを持っててどれを持ってないのかも忘れてしまい、ダブって買ってしまう事もしばしば。この頃はジャケットもよく似てるし・・・この頃のコロムビアレコードのレーベルや袋も重みのある色合いで凄く好きです。
2016年06月10日
ちょうど、1週間後の15日水曜日に森進一さんの新曲が発売されます。124枚目のシングルです。(公式発表は124枚目だけど、123枚目じゃなかったかな…)レコード会社のホームページで30秒だけ聴けるので、カップリング曲とも聴きましたが、Aメロのみしか聴けないにも関わらず、既に気に入ってます。カップリング曲はサビ部分の30秒が聴けます。特にカップリング曲「風の噂」の森さんの歌唱がカッコ良かったので全編聴けるのが楽しみ。新曲タイトルは「私の恋」です。シンプルなタイトルで逆にインパクトがあって良い。A面「人を恋うる唄」作詞 たかたかしさん 作曲 岡千秋さん 編曲 斉藤恒夫さんこの曲も名曲なんだけど、次に出た「北の螢」が、あまりにもインパクトがあって強烈だったので忘れられがちな曲のイメージがある。音的には軽めの演歌曲です。森さんの歌唱も力を抜き気味に歌っています。テレビで歌っているのは聴いたけど、生のライブでは聴いた事がない曲。B面「北の酒場で」作詞 たかたかしさん 作曲 岡千秋さん 編曲 斉藤恒夫さんA面も良いのですが、自分はこのB面「北の酒場で」の方が、歌メロ、アレンジとも好きです。言葉数の多いAメロのメロディは、この頃流行ってた感じのニューミュージックっぽかったり、ストリングスアレンジも演歌っぽくなかったりします。イントロの一番最初の所だけ「おふくろさん」のイントロっぽい^^;50周年記念で発売されたアルバムが企画物のベスト盤だったので、全新曲(シングル曲は除く)のオリジナルアルバムをそろそろ出してほしい。いろんなジャンルの作家陣の楽曲も歌ってほしいし、演歌の大御所の作家陣の楽曲もガッツリ歌ってほしい。2枚組、流行歌謡ディスクとポップスディスクで^^
2016年06月08日
森進一さんの1972年発売のシングル。これも隠れた名曲の一つだと思う。ヒット曲ではあるけど、前後にある大ヒット曲などで影が薄くなってしまってる曲。A面「旅路のはてに」作詞 林春生さん/作曲・編曲 馬飼野俊一さん歌の舞台は松江です。ご当地ソングで1番〜3番まで全て松江を歌ってるヒット曲って少ないように思う。アレンジや曲調は当時の和田アキ子さんが歌ってもおかしくないような歌謡R&Bっぽい16ビートを感じる楽曲です。森さんの歌唱もめちゃカッコいい!関係ない話ですが、この曲を聴いてたら1985年シングル「女もよう」のB面「榾火」の中に「♪人の世に 旅路のはてに〜」ってサビが凄く印象的なので、その部分が頭に流れてきた^^;この「榾火」(ほたび)って曲はB面ですが凄く好きな曲です。B面「花の伝説」作詞 山口あかりさん 作曲・編曲 森岡賢一郎さん入水自殺していく重く暗い歌詞です。森さんの魂の歌唱も最高です。演歌色はまったくなく、どっちかと言うとフォーク寄りなアレンジです。サビのストリングスとベースのアレンジも凄く気に入ってます。
2016年05月30日
畠山みどりさんの8枚目のシングル。1962年12月発売の「ああしくじった惚れちゃった」とかシングルの年表に入っていない楽曲は企画盤かソノシートか何かだったのか・・・?シングルとアルバムだけでもハッキリとしたディスコグラフィーを発表してほしい^^ライブ盤などは60年代には出していないようですが。全シングルコンプリートは出来てないけど、20年ほど前からコツコツと中古レコード店なので集めていますが、手に入りにくいシングルも多い。「恋は神代の昔から」「ちょうど時間となりました」「出世街道」「船は出てゆく煙は残る」「男心と秋の空」「女侠一代」「ツキツキ節」「あんたこの世に何しに来たの」「ダンチョネ節」「バカはバカでも粋なバカ」辺りのシングルはよく見かけますが、「一寸先はわからない」「人生意気に感ず」「一本勝負」「夫婦ちょうちん」「やん衆太鼓」「歌こそわが人生」「晴姿喧嘩花道」などはなかなか見つからない^^;A面「男心と秋の空」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さん 三味線演奏者がジャケットにまで掲載されてます。豊寿さん、豊藤さんです。三味線のアルバムを出してるほど有名な方のようです。60年代前半の演歌の王道的な楽曲です。歌詞は畠山さん得意なややコミカルで楽しめるものです。三味線はかなりフィーチャーされてます。トランペットのワウミュートもコミカルでたのしい。B面「それを信じて今日まで二年」作詞 水島哲さん 作曲・編曲 狛林正一さんこのB面の方が凄く気に入ってます。アレンジが斬新なイメージ。イントロはラテンっぽいムード歌謡風なのに歌入りからモロ邦楽な世界に。中サビから再び軽いラテンっぽいアレンジで間奏のブラスアレンジも凄く良い。このシングル2曲はCD化されてます。CD5枚組BOX「畠山みどり/どんまい人生!」買えば、畠山さんの代表曲はほぼ聴けます。1970年9月発売の「駒ひき峠/おもかげ桜」までの楽曲ですが・・・。この最後に収録されてるシングルは日本コロムビア創立60周年記念曲で古賀政男さん監修で制作されたシングル盤です。「駒ひき峠」には「馬喰一代」が挿入されていて、「おもかげ桜」には「軍国の母」が挿入されてます。
2016年05月30日
1973年2月発売の26枚目シングル。このシングルの前作の「放浪船(さすらいぶね)」が大ヒット、楽曲自体も完成度の高い素晴しい曲でした。特に盛り上げて行くアレンジが凄く好きな曲です。そして、続けて発売されたこの曲も名曲です。A面「夜の走り雨」作詞 千家和也さん/作曲 鈴木邦彦さん/編曲 森岡賢一郎さん作詞家、作曲家ともに初めて森さんのシングルA面を担当でした。このコンビの作品でシングルA面曲はこの曲のみ。千家和也さんは後にシングルA面曲も含め、数曲提供しています。アレンジはそれまでにも多く担当した森岡さん。歌詞も歌メロも自分はお気に入りの楽曲です。ライブで歌う事はほとんどない曲ですが、1974年発売のライブ盤「熱唱の森進一オンステージ」でライブバージョンを聴く事ができます。デビュー50周年の記念でこれまでのライブ盤をBOXでもいいからリマスターしてCD化してほしい。この曲の歌唱はハスキーな声を抑え気味にしてほぼクリーンボイスで歌っています。この頃は曲によってはスモーキーな感じではない歌唱も多い。B面「うしろ影」作詞 ちあき哲也さん/作曲 五十嵐悟さん/編曲 森岡賢一郎さんB面もミディアムスロー3連の楽曲です。両面とも演歌色の強いアレンジでサックスも演歌にかかせないグロウル奏法をバシバシ使ってます。「夜の走り雨」も「うしろ影」のイントロも聴き惚れてしまうようなグロウル奏法です。
2016年05月26日
畠山みどりさんの歌手生活55周年記念曲「人生舞台 〜私は旅人じゃない〜」が本日、発売になりました。かなり早いうちからAmazonで予約してたので一日早く届きました^^;1曲目「人生舞台 〜私は旅人じゃない〜」作詞 荒木とよひささん 作曲 岡千秋さん 編曲 川端マモルさん55周年記念曲は演歌曲ではなく、スタンダードナンバーのような楽曲です。畠山さん自身の半生を綴っているような歌詞にも感動です。深みのある低音の歌唱も素晴しい。40周年記念曲「根っこのように」はアップテンポのノリの良い歌謡演歌でした。45周年記念曲「街道」は大正演歌の匂いのするような力強い演歌曲でした。50周年記念曲「また逢いませう」は感動的なバラードナンバーでした。50周年記念曲には第二弾もあって「幸せさんよ 出ておいで」は少しコミカルなアレンジのモロ演歌の畠山さんならではの曲。自分は「また逢いませう」が一番好きでしたが、今回の「人生舞台 〜私は旅人じゃない〜」も負けないほどに名曲です。2曲目「街道(みち)」カップリングは再びこの曲が収録されてます。オケも歌も同じバージョンです。出来ればオケはそのままでも、歌だけレコーディングして欲しかったような・・・。歌い直す必要はないほどに、完璧だとは思うのですが違ったニュアンスの歌唱も聴きたかった。力強い男歌です。1960年代〜70年代前半の下町の映画館のインターバル時間に流れていても違和感のないアレンジ。小学生の頃、ゴジラ映画を観に行って映画と映画の間に「出世街道」や「恋は神代の昔から」がよく流れてたと記憶してます。なぜかその頃から、その2曲は知ってました^^;
2016年05月24日
森進一さんの1980年発売のライブ盤。1979年11月26日 日本武道館でのコンサートを収録したものです。武道館正面の看板。武道館公演だとここの看板の写真を撮るのは恒例になってる^^;2枚組ではないので、どうしてもヒット曲ばかりの収録になってしまい、「森進一 全国縦断リサイタル 明日に向かって」や「熱唱の森進一 オンステージ」のような濃い内容にならなかったのが残念。この日はニニ・ロッソが特別ゲストで演奏したのに、その辺りは全てカット。権利問題で収録できなかったのだと思うけど。同じ、森さんの武道館ライブでも1995年の映像作品の内容はかなり充実しています。2時間30分ノーカットで収録されています。これはブルーレイ化してほしいライブ作品です。1曲目「オープニング〜女のためいき」2曲目「命かれても」3曲目「盛り場ブルース」4曲目「花と蝶」5曲目「ひとり酒場で」6曲目「年上の女」7曲目「望郷」8曲目「おふくろさん」9曲目「夏子ひとり」10曲目「くちべに怨歌 」11曲目「襟裳岬」12曲目「東京物語」13曲目「投げ節 その1」14曲目「騒ぎ唄」15曲目「投げ節 その2〜それは恋」16曲目「新宿・みなと町」17曲目「雨」個人的にこの中で一番貴重だと思ってるのは1973年シングル「くちべに怨歌」がフルコーラスで収録されてる事。これは隠れた名曲です。大ヒット曲「冬の旅」の前のシングルで影がうすくなった感じです。スタジオ盤の「くちべに怨歌」も凄く良い歌唱なのですが、スタジオ盤ほど重く強くは歌わずにやや軽めに歌ってる所も好きな所です。イントロのコーラスだけはやっぱり男性コーラスにしてほしかった。ライブ盤では女性コーラスになっています。この日の「東京物語」は演奏も歌唱もなかなかカッコいい。帝劇公演「近松心中物語」からの3曲も珍しいメドレー形式になっています。「夏子ひとり」は1974年のライブバージョンの方が好きですが、このトランペットはニニ・ロッソだったかも。
2016年05月19日
森進一さんの6枚目のシングル曲。両A面扱いっぽく発売されましたが、「命かれても」に人気が集中したような感じです。今では「母恋い人生」は隠れた名曲になってしまいました。たしかに「命かれても」はサビもキャッチーだし売れる要素だらけです。A面「命かれても」作詞 鳥井実さん/作曲 彩木雅夫さん/編曲 猪俣公章さん「♪死ぬことよりも つらいけど なぐさめなんかは 欲しくない」このサビを聴けば「あ〜!あの曲か!」と思う人が多いと思う。2005年発売のセルフカバーアルバムにも収録されています。あの頃の歌唱より更に感情がダイレクトに伝わる森さんの歌唱をガットギター、フォークギター、ウッドベースのみの演奏で聴けます。酒場の路地裏の熱燗の匂いとタバコのむせ返るような匂いとおでんの匂い、焼き鳥の煙…が昭和の繁華街の風景と共に頭に浮かび上がるのは1967年のオリジナルの方です。B面「母恋い人生」作詞 吉川静夫さん/作曲・編曲 猪俣公章さんこの4年後に「おふくろさん」が発売されるけど、自分は絶対にこっちの方が良いと思う。(いつもいつも「おふくろさん」ばかりだから飽きてるのもあるけど…)大胆な変拍子があったり、サビのインパクトも最高です。ド演歌なアレンジも最高!この曲も2005年のセルフカバーアルバムにリレコーディングして欲しかった。1コーラス目と2コーラス目の間奏部分でセリフも入ります。二つ折り見開きジャケットこのシングルが発売された年のスナップ写真。小振りの真鯉を釣り上げてる所^^;釣り堀だろうなぁ。プロの歌手になるため上京してから、初めて故郷に帰った時の写真これも1967年です。
2016年05月12日
1978年発売の森進一さんの45枚目のシングル。この曲も名曲です。A面「きみよ荒野へ」 作詞 岡本おさみさん/作曲 鈴木キサブローさん/編曲 馬飼野俊一さんこの作家陣を見てわかるように、少しフォークっぽいナンバーです。少しヒット曲の谷の時期に発売された感じです。「東京物語」「甘ったれ」とヒットが続き「林檎抄」「雪よおまえは」「きみよ荒野へ」の3曲は少し地味なヒット具合だった印象。そして次の「新宿・みなと町」が大ヒット!谷間の3曲とも凄く良い曲です。「林檎抄」なんて凄く好きな曲です。この曲はライブ盤の谷間の曲でもあって、ライブバージョンが収録されていない。4枚目のライブ盤「オリジナル・コンサート~愛と涙のオン・ステージ」と5枚目のライブ盤「オリジナル・コンサートII~男と女の季節」の間に発売されたシングル。演歌や歌謡曲のアーティストは特にその時点での新曲なら確実にセットリストに入るけど、少し前であまりヒットしなかった曲になると、どんなに良い曲でもなかなかセットリストに入らない。B面曲なんてよほどの事がない限りライブではなかなか歌ってくれない。この曲をテレビで歌ってるのを何度か当時聴いたけど、ライブ映えする楽曲で森さんのボーカルのカッコ良さもよく出せる曲だと思うのに勿体ない。1995年の武道館公演はそれまでの集大成的な内容だったけど、そこでもセットリスト入りしていなかったので、これからもライブで聴ける事もなさそうな・・・。一番好きな「悲しみの器」もまた歌ってほしい。B面「夕べの雨」 作詞 岡本おさみさん/作曲 鈴木キサブローさん/編曲 馬飼野俊一さんこれも軽い目のアコースティックギターのアルペジオが印象的なナンバー。この曲は中島みゆきさんが歌いそうなアレンジとメロディです。森さんのシングルを1枚ずつ書いたら凄い日にちかかりそう。一応、全曲持ってるけど(コンプリートBOXがあるし)、ほとんど聴かない曲も正直、何曲かはあります。EP盤として持っていない物は今でもゆっくりと集めてます^^;「雨の桟橋」とか最近、たまらなくカッコいいと思う。子供の頃は地味に思ってた「くちべに怨歌」なんかも凄く良いと最近になってわかってきた。「命あたえて」なんかは森さん以外では上手く歌えないとあの頃から思ってる。森さんの歌は物真似などで凄く上手く歌えてても、まったく心に響かないから不思議です。テクニックじゃなく感情のまま歌い上げる森さんの歌唱は自分が年をとるごとに深く心に入って来るようになった。
2016年05月08日
森進一さんの1973年の大ヒット曲。森さんの100曲以上あるシングル曲の中でも凄く好きな曲のひとつです。A面「冬の旅」作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 森岡賢一郎さん この曲は生のライブやライブ盤で聴くのが最高なのですが、スタジオ録音盤でも森さんの魂の熱唱が伝わってきます。歌詞も良いし、メロディも素晴らしい。アレンジもこれまでの森さんの曲の中ではロッカバラード色が強めな印象です。森岡賢一郎さんのアレンジと森さんの相性は良くて名曲が多く残っています。森岡賢一郎さんのアレンジは軽いフォークアレンジの「湯けむりの町」のような曲から重いド演歌調「夜の走り雨」のような曲まで森進一さんに合ったアレンジが見事でした。名曲「北航路」「さらば友よ」も森岡さんのアレンジです。1975年「女がひとり」を最後に森さんの楽曲に参加はしていません。森岡さんのアレンジでは天地真理さんの楽曲でも好きなアレンジがあって(シングル曲の中では)、ポップス感薄目で歌謡曲色強めにした「矢車草」や「初めての涙」のアレンジも大好きです。天地さんのデビュー曲「水色の恋」も森岡さんのアレンジです。森さんでのアレンジなら「花と蝶」「冬の旅」「さらば友よ」「湯けむりの町」の4曲が特に好きです。B面「見知らぬ女」作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 馬飼野俊一さんこのB面がまた素晴しい曲で、これもA面でもいけたように思う。サビの歌唱で少しガナリ気味に歌う森さんが凄く良い!このB面、めちゃくちゃ久しぶりに聴いたけどなかなかカッコいい。アレンジは馬飼野俊一さん。森さんと組んだ曲は少なめですが「襟裳岬」「東京物語」など名曲が残ってます。他にもB面に凄い良いアレンジを残してて「北航路」のB面「流浪の詩」はかなり斬新でカッコいい!AB面ともアレンジをしてる「別れの接吻」のB面「霧笛」のアレンジも凄く好きです。馬飼野俊一さんと言えばやっぱり「恋する夏の日」の編曲した人ってイメージが強い^^;「虹をわたって」も「ひとりじゃないの」もそうです。最近また森進一さんの曲をよく聴いています。シングルB面曲、アルバム曲にも名曲が多すぎるので飽きずに楽しめる。久しぶりに森進一さんのライブに行こうと思ってるので、それまでは結構聴き続けそう。もうすぐ発売される新曲も楽しみです。
2016年05月01日
森進一さんの22枚目のシングル。1971年は「おふくろさん」の大ヒットがあった年です。この年は4枚のシングルを発売していますが、「おふくろさん」よりも「慕情~天草の女~」やこの「流れのブルース」の方が個人的に惹かれます。母を思う歌なら「おふくろさん」よりもずっと前にB面扱いですが、「母恋い人生」という曲がありました。「母恋い人生」の方がメロディの符割りもおもしろいし、アレンジも良いし、森さんのボーカルも強烈で絶対に良いと思う。「母恋い人生」があるので「おふくろさん」に関してはあんまり思い入れはない。いつも「おふくろさん」ばかり歌うので嫌気がさしてるのもあるけど・・・。最後の紅白は50周年記念の新曲を歌うべきだったと思う。A面「流れのブルース」作詞 保富康午さん/作曲 城美好さん/編曲 小谷充さん各地名を盛り込んだ、ご当地ソングシリーズ。1967年「盛り場ブルース」は、低音をかなり個性的な発声で歌ってました。東京、北海道、仙台、名古屋、大阪、福岡とかなり多くの町を盛り込んでいました。1969年「港町ブルース」では北海道、岩手、宮城、静岡、高知、高松、別府、長崎、鹿児島など更に多くの港町が登場。(「波止場女ブルース」はご当地ソングではない)そして、この「流れのブルース」は釧路、札幌、金沢、岐阜、京都、博多と登場地名が落ち着いた感じ^^;森さんも軽く歌っています。アレンジも軽快なミディアムテンポです。ちなみにこの「流れのブルース」の次のシングル「波止場町」も地名が多く登場するご当地ソングです。函館、横浜、高松、鹿児島の4つの波止場町が登場。そしてこの「波止場町」のB面には名曲「夏子ひとり」が収録されています!「夏子ひとり」はB面なのにライブでもよく歌われていました。B面「悲恋」作詞 阿久悠さん 作曲 猪俣公章さん 編曲 竹村二郎さん自分はこのB面が好きで、今日はアナログ盤で聴いてました。シングルは2010年まで全てAB面ともCD化されています。もちろん全曲リマスターされています!阿久悠さんの歌詞がまた凄く良い!「地の果て行きの汽車に乗り、窓から想い出 捨てる人 短い手紙二人して 何度も何度も書き直す 恋とよぶには 悲しすぎ 汽車にまかせてゆれるだけ ゆれるだけ」これは3番の歌詞ですが、悲しい二人連れが夜明けの港、空港のロビー、そしてこの汽車の中での辛い結末に向けての物語が歌われます。3つのドラマや風景が鮮明に浮かんで来る名曲です。森進一さんの心を震わすような深い歌唱があってこそ、この曲がさらに素晴らしい物になっています。アレンジもドラマチックで良い!
2016年04月27日
水前寺清子さんのCD5枚組BOX「水前寺清子の世界」の4枚目を聴いてました。5枚組で100曲収録で10500円とかなりお得なBOXです。今もまだ販売してるのかどうか分かりませんが、水前寺さんのオリジナル、カバー曲がたっぷり聴けます。オリジナル2枚、カバー集3枚の配分。これは逆にしてほしかったけど・・・。「1+1の音頭」すら収録されていないオリジナル2枚はちょっと不満。BOXの中で一番聴く回数が少なかった4枚目のカバー集。 1曲目「函館の女」1965年の北島三郎さんのヒット曲 2曲目「博多の女」1967年の北島三郎さんのヒット曲 3曲目「加賀の女」1969年の北島三郎さんのヒット曲 4曲目「男の純情」藤山一郎さんのヒット曲 5曲目「人生の並木路」1937年ディックミネさんの大ヒット曲 6曲目「青い背広で」藤山一郎さんのヒット曲 7曲目「影を慕いて」1931年藤山一郎さんの大ヒット曲 8曲目「二人は若い」1935年ディック・ミネさんと星 玲子さんのデュエット曲 9曲目「かえり船」1946年田端義夫さんの大ヒット曲10曲目「並木の雨」1933年ミス コロムビアのヒット曲11曲目「別れ船」1940年田端義夫さんのヒット曲12曲目「かよい船」1949年田端義夫さんのヒット曲13曲目「雨に咲く花」1935年関種子さんのヒット曲14曲目「恋は神代の昔から」1962年畠山みどりさんの大ヒット曲!15曲目「男なら」高倉健さん、水原弘さんが歌った軍歌16曲目「おふくろさん」1971年森進一さんの大ヒット曲17曲目「ひとり寝の子守唄」1969年加藤登紀子さんのヒット曲18曲目「時には母のない子のように」1969年カルメン・マキさんのヒット曲19曲目「洒落男」榎本健一さんが1936年にカバーしたのが有名。20曲目「マイ・ブルー・ヘブン」1920年代発表のアメリカのポピュラーソング各曲、作者以外のデータが何も掲載されてないので、誰が何年に発表した曲かも調べないと分からない。ほとんどの曲は知ってたけど、オリジナルは誰が歌ったのか分からない曲も数曲あった。歌い出しを聴けば誰もが知ってるような超有名な曲ばかりなのですが・・・。それから水前寺さんが何年にレコーディングしたのかも分からない。水前寺さんのレコーディング年も掲載してほしかった。1〜3曲目は北島三郎さんの「〜の女」シリーズ。「函館の女」のヒットから「尾道の女」「博多の女」「薩摩の女」「伊予の女」「伊勢の女」「加賀の女」「伊豆の女」「なごやの女」「沖縄の女」「木曽の女」「みちのくの女」「横浜の女」・・・・と延々と続きました^^;水前寺さんが歌う北島さんの楽曲は力強さも負けてなくパンチの効いた歌唱で最高です。4〜8曲は古賀政男さん作の昭和歌謡の基礎になってるような名曲。森進一さんもよくカバーしてライブでも歌ってた「影を慕いて」はいつ聴いても名曲!古賀メロディーの中でも一番好きかも知れない。「二人は若い」は何と!水前寺さんと古賀政男さんのデュエットです!!田端義夫さんの「〜船」シリーズも名曲が多い。そしてこのカバー集の中で一番好きな曲!14曲目の「恋は神代の昔から」!畠山みどりさんの大ヒット曲のこの曲はアレンジもカッコいいし、歌メロも凄く好きです。森進一さんの「おふくろさん」も水前寺さんの歌唱で聴くとまた違った感動が味わえます。「洒落男」はこの前、エノケンさんの物真似で萩本欽一さんがニコ生で歌ってるのを聴いた。ニコ生で毎週金曜日の夜に欽ちゃんがやってる番組はおすすめです。欽ちゃんのいつも自然体で心の温かさをテレビ以上に感じられます。水前寺さんのオリジナルのみのコンプリートボックスとか出してほしい。
2016年03月17日
森進一さんの10枚組BOXの10枚目のCD。「舟唄・わが心の愛唱歌」と名付けられたカバー集。1曲目「みだれ髪」美空ひばりさんの名曲。森さんが歌うと完全に森さんの世界を創り上げています。2曲目「空港」1974年にテレサテンさんが歌って大ヒットした曲。森さんの声でこのアレンジで聴いてると、森さんのオリジナルかと思うほどハマっています。3曲目「舟唄」1979年の八代亜紀さんの大ヒット曲。この歌詞は男歌ですが、八代さんの歌唱でないと納得できないほど完成度の高い作品です。それでも森さんが歌うとまた違う渋さで引き込まれます。4曲目「弟よ」1975年」内藤やす子さんのヒット曲。この曲もオリジナルがハスキーボイスなので違和感なくしっくり聴けます。5曲目「ざんげの値打ちもない」北原ミレイさんの歌った名曲。この曲のカバーと言えばまず山崎ハコさんが浮かびます。山崎ハコさんのバージョンはお蔵入りになっていた4番もレコーディングされました。その4番は牢獄の中で鉄格子の窓から見える月を見ている歌詞でした。森さんの歌唱もこの曲のドラマを膨らませて感じさせてくれます。6曲目「ANAK(息子)」1978年フィリピンで大ヒットした曲を多くの日本のシンガーがカバーして発売されました。中でも自分は杉田二郎さんのバージョンが大好きでした。この森さんのバージョンも胸に迫る感動があります。7曲目「珍島物語」天童よしみさんのヒット曲。8曲目「ジョニィヘの伝言」1973年ペドロ&カプリシャスのヒット曲。9曲目「酒場にて」1974年の江利チエミさんの大ヒット曲。この曲は大好きな曲なので森さんがカバーしてる事がうれしい。久しぶりにこの曲を聴いたけど、江利さんのオリジナルも聴きたくなった。10曲目「喝采」1972年ちあきなおみさんの大ヒット曲。いろんな人がカバーしてますが、八代亜紀さんのバージョンを一番よく聴いてます。かなり物真似っぽく歌ってますが、八代さんの歌唱で聴いてこの曲が好きになった。森さんのバージョンはよりHEAVYに感じる歌唱で、これも凄く良い!11曲目「天城越え」1986年石川さゆりさんのヒット曲。12曲目「いい日 旅立ち」谷村新司さんの作品で山口百恵さんが歌った大ヒット曲。森進一さんがこの曲へのコメントを書いていて「心が洗われるような曲…といいますか、日本の美しさが新鮮なイメージで描かれていて清々しさを感じる良い曲ですね。谷村新司さんの曲もよくコンサートで唄ってきましたが、彼の作品はどれも格調があって詩情も豊かで好きですね」ホントにその通りだと納得。13曲目「恋人よ」1980年五輪真弓さんの大ヒット名曲。この曲は日本の音楽史上、確実に残って行く名曲だと思う。実はこの曲、B面扱いの予定でアレンジも自由に出来たらしい。それで約1分もあるイントロもOKだったそうです。自由にアレンジができ、シングル曲という縛りが弱かったからこそ出来上がった1曲。森さんの歌唱も素晴らしく風景がくっきり浮かび上がってくるドラマチックな歌唱です。14曲目「時代」中島みゆきさんの名曲。この森さんのバージョンはリバーブをまったくかけない歌唱で生々しくアレンジされてます。中島さんの歌唱とはまた違う森さんの紆余曲折の激しい人生への想いが込められてるようで感動して聴いています。森進一さんの50周年記念アルバムを凄く楽しみにしていたのに、何となく普通のベスト盤になってるような・・・。50周年記念シングル「あるがままに生きる」は森進一さんの作詞作曲の超名曲で全曲森さんの作詞作曲のアルバムかとも期待したのに。森さん自身の作曲の楽曲はかなり多いけど、全曲、森さんの作詞のアルバムを聴いてみたかった。ビクターも何か企画してると思ってたのに。そして「あるがままに生きる」は最後の紅白歌合戦で唄うべきだった曲。自分は「おふくろさん」よりも数倍良い曲だと思ってます。このまま「あるがままに生きる」のプロモーションも少ないまま終っていいのか?と考えてしまう。
2016年02月24日
水前寺清子さんの30周年記念曲!1994年発売シングル。今日は松方弘樹さん主演のリメイク版『修羅の群れ」のDVDを第一部怒濤編〜第三部完結編まで一気に観ました。「修羅の群れ」は1984年版もリメイク版の三部作も大好きで何度観ても感動してしまう。映画を観ながらこの曲のイントロが頭に浮かんで久しぶりにじっくり聴いた。任侠の世界とはまったく関係ないんだけど… やっぱり良い曲だ。1曲目「勝」作詞 星野哲郎さん 作曲 船村撤さん 編曲 南郷達也さんイントロがめちゃカッコいい曲です。男の世界を違和感なく力強く歌う水前寺さんの歌唱はこの曲でも本当に素晴らしい。それから畠山みどりさんも男の世界を歌わせると最高です。この曲は歌詞もメロディもシンプルです。難しい言葉も使わずに胸に響く楽曲を作られるプロの作詞家、作曲家ってやっぱり凄いと歌謡曲を聴いてると思う事がよくある。超名曲「大勝負」の流れを汲んだような曲ですが、「大勝負」ほど肩の力は入ってなく静かな闘志を感じる曲です。2曲目「四季・人生」作詞 星野哲郎さん 作曲 船村撤さん 編曲 南郷達也さんカップリング曲は明るく軽めのノリです。冬から始まり4コーラス目の秋までで構成されてます。水前寺さんも柔らかく優しい歌唱です。ファルセットも少し混ぜたような歌唱も聴けます。 リメイク版「修羅の群れ」三部作。三部とも超豪華キャストです!ヤクザ映画の中でベスト3に入るほど好きなシリーズです。
2016年02月02日
1990年4月21日発売の、このシングルはオフィシャル盤ではありますが、企画盤扱いだったらしく水前寺さんのディスコグラフィーなどから外されています。1曲目「義農作兵衛」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津伸男さん 編曲 伊戸のりおさん享保の大飢饉の時に現在の愛媛県松山で貧しい農家で苦労して農作業をしていた義農作兵衛の事を歌った楽曲です。作兵衛さんってよく知らなかったのですが、この曲のおかげでいろいろ調べてこの時代の農家の事を少し知りました。松山藩は作兵衛の死によって農家への年貢を緩めたりしたそうです^^;今の贅沢な時代ではいろいろよく分からないのですが・・・この曲をなぜ水前寺さんが歌う事になった経緯などはわかりませんが、力強い水前寺さんの歌唱にはバッチリ合ってる曲です。「♪空の米蔵、ねずみも住まず 枯れた稲田で案山子も昼寝 群れるイナゴが憎らしや〜」自分はイナゴが出て来るとエクソシスト2のPAZUZUが真っ先に頭に浮かんでしまうのもどうかと思うけど^^;「止まずに降る雨 地獄の使い」って歌詞にも反応してしまう^^;2曲目「愛農炎歌」作詞 星野哲郎さん 作曲 島津伸男さん 編曲 伊戸のりおさんこの曲も作兵衛さんを歌った歌です。作兵衛さんが亡くなった後を中心に歌ってるような歌詞です。こっちのカップリング曲の方が軽快なアレンジで明るい曲になってます。義農作兵衛さんの縁の田舎ではこの曲を盆踊りの曲にしてるような気もする。子供の頃、盆踊りと言えば水前寺清子さんの「1+1の音頭」と「オバQ音頭」が一番Heavy Rotationだったように思います。定番の「ドンパン節」や「炭坑節」「花笠音頭」もよく流れてた。
2016年01月11日
森進一さんの1986年発売の両A面扱いのシングル。いつの間にか「わが故郷は心のふるさと」の方がA面のような扱いになってるけど、レコード番号での違いは「止まり木のブル-ス」SV-9111-A-2「わが故郷は心のふるさと」SV-9111-B歌詞カードも「止まり木のブル-ス」の歌詞が上に掲載しています。1曲目「止まり木のブル-ス」作詞 阿久悠さん 作曲 三木たかしさん 編曲 川口真さんこのタイトルを見るとミディアムスローな3連のブルースをイメージするけど、アップテンポな軽いロック調なナンバーになってます。「東京物語」「恋月夜」路線のライブ映えするような軽快な曲です。2曲目「わが故郷は心のふるさと」作詞 たかたかしさん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 川口真さんゆったりとした壮大なナンバーです。このシングルの前に発売されたシングルが「サマータイム (Summertime)」で洋楽のカバー曲だったので(それも英語歌詞で歌ってます)、ファンはロック調の曲よりもこっちのゆったりとした楽曲の方を求めてたのかも知れない。でも、この両A面シングルの次のシングルはあの超名曲「ゆうすげの恋」が発売されます!最後の紅白では「ゆうすげの恋」でもよかったのに。個人的には最後の紅白は新曲の「あるがままに生きる」を大トリで是非!歌ってほしかった。或はそのカップリング曲のリレコーディングした「ひとすじの白い道」が聴きたかった。「おふくろさん」も名曲なんだけど、それ以上の名曲が山ほどある森さんなのに勿体ない。「あるがままに生きる」なら、森さん自身の作詞作曲だったのに。
2016年01月04日
水前寺清子さんの1991年発表のシングル。1曲目「曼陀羅華」作詞・作曲 池浦利彦さん/編曲 小杉仁三さん江戸後期の医者「華岡青洲」の事を歌った曲です。歌詞の中には「♪天下にひびく麻酔術」など、日本で初の乳がん摘出手術を成功させた華岡青洲さんの功績も出て来ます。華岡青洲さんが自分を支えた母親と妻に宛てた歌になっています。何度もドラマ化、舞台化されてる有吉佐和子さんの「華岡青洲の妻」も有名です。曼陀羅華という花を使って麻酔薬を作ったので、曲のタイトルも「曼陀羅華」です。セリフでドラマチックに楽曲を盛り上げる構成。水前寺さんはずっしりと歌う系の歌唱で説得力のある楽曲になっています。曲調はモロ演歌に仕上がってます。2曲目「人生松竹梅」作詞・作曲 池浦利彦さん/編曲 小杉仁三さん今日、年賀状を作ってる時にこの曲を思い出して聴きながら作業してた^^;お目出度い言葉の多い歌詞でこの時期にばっちり合う楽曲です。「曼陀羅華」よりも、こっちの曲の方が好きで一時期、よく聴いてた。水前寺さん得意の男歌で力強いアレンジと共に感動的な歌唱になってます。曲調はこの曲も演歌です。紅白歌合戦などで歌ってほしい曲。水前寺さんが出たら華やかになるのに・・・。でも、もし水前寺さんが紅白に復活したら陽気に「真実一路のマーチ」を歌ってほしい。「1+1の音頭」もいい!「空手道」「艶歌」も聴きたい。「真実一路のマーチ」は一度、紅白歌合戦で歌ってるけど、この曲が一番合うと思う。「大勝負」は3回も歌ってるけど、ちょっと重すぎるような…。意外と「三百六十五歩のマーチ」は一度しか歌っていません。最近の楽曲なら2013年発売の「春の華」が良いように思う。
2015年12月26日
シングルは水前寺清子名義ではなくChitaとして発表した作品です。どんな経緯でこの曲が発売されたのかは覚えてないけど、話題になったシングルです。1曲目「ハーモニー」作詞、作曲 つのだひろさん 編曲 梅垣達志さんつのだひろさんは超有名なドラマーでもありシンガーソングライターとしても有名。編曲の梅垣達志さんと言えば最初に頭に浮かぶのは、堀内孝雄さんのシングル「DON'T STOP MY LOVE」の斬新なアレンジ!この「ハーモニー」のアレンジは同じ堀内孝雄さんの「サマー・ワインに酔いしれて」のアレンジに近いものを感じる。メロディも美しく水前寺さんの歌唱も心地良いので飲みながら気持ち良く聴ける曲。部分的に水前寺さんだとすぐ分かる歌唱もあるけど、いつものように強めの地声で歌わずに柔らかく、ファルセットも多用して水前寺清子ではなくChitaとして意識して歌ってると思う。美しいバラード曲です。2曲目「新妻に捧げる歌」 作詞 中村メイコさん 作曲・編曲 神津善幸さんこの曲は江利チエミさんの大ヒット曲として有名な曲。なぜ水前寺さんがカバーする事になったのか分からない。合わなさそうなのに、これがなかなか良い感じです。この曲でも水前寺さんは柔らかく歌い上げています。
2015年12月08日
森進一さんの1980年8月発売のシングル。1977年発売の「東京物語」以来のアップテンポの歌謡ロックナンバーです。A面「恋月夜」作詞 麻生香太郎さん 作曲 西谷翔さん 編曲 小谷充さんロックンロール色強めの軽快な楽曲でライブでも当時何度か聴いて盛り上がっていました。1995年武道館公演では「東京物語」とこの曲を続けて歌うセットリストも最高でした。ライブではもっとラフに歌っててスタジオバージョンとはまた違うイメージで楽しめます。「♪ぼっち ぼっち 帰りたい おんな恋月夜〜」のキャッチーなフレーズも有名。自分は「♪ぼっち ぼっち 帰りたい こんな恋月夜〜」って長い間、重いコンダラしてましたが・・・^^;森進一さんの明と動のサイドを代表する1曲です。B面「ラヴ・イズ・オーヴァー」作詞・作曲:伊藤薫さん 編曲 小谷充さんこの曲のオリジナルはもちろん欧陽菲菲さんです。欧陽菲菲さんが最初にこの曲を発表した時はシングルのB面でした。1979年7月。徐々に話題になりA面で発売しなおしたのが1980年7月。森進一さんがこの曲をカバーして、このシングルのB面に収録したのは1980年8月。誰よりも先に森進一さんがこの曲をカバーしてレコーディングしました。森さんの3年後に内藤やす子さんややしきたかじんさんがカバー。欧陽菲菲さんのオリジナルが一番好きですが、カバーの中では断トツに森進一さんのバージョンが最高に好きです。この曲は欧陽菲菲さんと森進一さんのバージョン以外は聴く事はないと思う。デビュー50周年でこれまでの映像作品のブルーレイかDVD化とライブ盤のCD化を期待してる。VHSはなかなか厳しい。映像の質も落ちる一方だし、ブルーレイだと音ももっと安定するし。ライブ盤もLPで多く出てるのに勿体ない。(リマスターしてLPで再発でもいいけど)
2015年12月05日
サルバトーレ・アダモ作曲で話題になった1978年発売の森進一さんのシングル盤。A面の「甘ったれ」はCDボックスにも収録されてますが、B面「みんなやさしかった」を聴こうと思うとアナログを聴くしかなくて久しぶりにこのシングルを聴いてました。B面もサルバトーレ・アダモ作曲の作品です。コンプリートBOXにはCD化されて収録されてるようです。A面「甘ったれ」作詞 阿久悠さん/作曲 アダモさん/編曲 川口真さんアレンジが当時のモダンシャンソン風で凄く好きな曲。森進一さんとアダモも関わりは古くて共演もしているし、70年代前半から森さんはアダモの楽曲をライブでよく歌っていました。ライブ盤にも収録されてる曲も多い。特に「雪が降る」は森さんのバージョンも秀逸で感動的です。この「甘ったれ」って曲は阿久悠さんの歌詞も素晴らしくてお気に入りです。B面「みんなやさしかった」作詞 阿久悠さん/作曲 アダモさん/編曲 川口真さんCDボックスで「甘ったれ」を聴いてると次の曲が「林檎抄」なので繋がって覚えてしまってる。「林檎抄」も名曲です。このB面の「みんなやさしかった」はゆったりとした3連のバラードです。コンサートのラストにでも歌われそうな楽曲ですが、自分が観た森さんのコンサートでこの曲を歌ったのは聴いた事ない・・・。そう言えばこの前スコーピオンズのデビュー50周年記念ブルーレイの事を書いたけど、森進一さんと同期なんだと気づいた^^;森さんも50周年記念のアルバム発売待ち。どんな企画なんだろ?楽しみ。まさか普通のベスト盤って事はないと信じてるけど・・・^^;
2015年11月22日
この曲はシャ乱Qのまことさんとはたけさんが作った作品で森さんのシングルの中では異色な楽曲の一つです。1曲目「夜の無言(しじま)」作詞 まことさん 作曲 はたけさん 編曲 十川知司さん森さんの全てのシングルの中で、この曲はかなりテンポの速い曲の部類に入ります。90年代半ばの音作りなんだけど、ボーカルが森さんだと現在でも斬新に思えてしまう。歌詞も良いし、メロディもホントに良い!アレンジの十川知司さんは現在でもプロデューサーとしても大活躍の方です。森さんはジャンルに拘らずに何でも歌いこなす所がカッコいい。2曲目「再愛」作詞 まことさん 作曲 はたけさん 編曲 十川知司さんだいたいA面がアップテンポな曲の場合はカップリング曲にバラードや静めな曲を持ってきそうな物だけど、カップリング曲もアップテンポのロックナンバーです。こっちをA面にしても何の問題もないほどのクオリティの楽曲です。この前、BSで森進一さんがデビュー50周年曲「あるがままに生きる」を歌ってるのを聴いててスタジオ盤での歌唱よりも更に素晴らしい歌唱だったので凄く感動しました。この曲は森さん自身の作詞作曲の名曲です。クールファイブの「噂の女」って曲は猪俣公章さんが森進一さんのために作った曲だった事は有名な話ですが、その時の番組で「噂の女」を森さんが歌ったのを聴いて感動でした。スタジオカバーのバージョンはあったと思うけど、ライブで歌ったのを聴いたのは初めてでした。森さんが歌うとまったく違う印象でした。レコーディングまで終らせてたけど、当時のレコード会社のスタッフがNGを出して発売されない事になったそうです。そしてその曲をクールファイブが歌う事になり結果、大ヒットしたので良かったのですが。50周年記念のアルバムの発売が延期になったまま新しい情報が入ってこないのですが、何か企画アルバムを制作してるのだろうか?楽しみです。
2015年11月19日
畠山みどりさんのCD-BOX「どんまい人生!」のディスク2を今日は聴いてました。1963年7月20日発売の「あんたこの世に何しに来たの」から、1964年6月20日発売の「オリンピック日の丸音頭」までのシングル10枚分のA面B面が収録。たった1年弱でシングル10枚発売するほど、畠山さんの人気の勢いの凄まじさを感じます。デビューは1962年6月5日に誰もが知ってるほどの大ヒット曲「恋は神代の昔から」です。歌唱力はもちろん、パフォーマンスのインパクトも凄かったからデビューから一躍スターになれたのだと思う。1曲目「あんたこの世に何しに来たの」1963年9月作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さんデビュー曲「恋は神代の昔から」を作ったゴールデンコンビの作品です。「畠山みどり全曲集 市川昭介作品集」の時のリマスターと同じなので、音質はかなり良い。歌詞に合ったコミカルなアレンジもいい感じに少し緩めの人生の応援歌になっています。2曲目「ああ無情」1963年9月作詞 水島哲さん 作曲・編曲 狛林正一さんこの曲はベスト盤などにはあんまり入らない名曲。アレンジが強烈です。いきなり仰々しいボレロから始まります。リズムの展開も多く畠山さんの力強いボーカルも楽しめる曲です。3曲目「意地っ張りさん負けん気さん」 1963年11月作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 船村徹さんこの曲はベスト盤などにもよく収録されてる印象。この曲もアレンジが素晴らしく飽きずに楽しめます。歌メロも複雑で難曲だけど畠山さんは余裕で歌いこなしてます。良い曲です!4曲目「諸行無情」 1963年11月作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さん王道演歌の歌詞とメロディです。ゴールデンコンビ作品がB面になってるのも凄い。A面のインパクトが強すぎるので仕方ないかも。5曲目「人生街道」 1963年10月作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 市川昭介さん発売順が「意地っ張りさん負けん気さん」と逆になってます。この曲も有名な曲なので聴けば分かる人が多いと思う。男歌です。6曲目「生まれてくるのがおそかった」 1963年10月作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん 編曲 福田正さんこの曲はコミカルなアレンジのご陽気なナンバーでお座敷で当時盛り上がったんじゃないかな。7曲目「月が鏡となればよい」 1963年11月作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 上原げんとさんタイトルも歌い出し歌詞も中島みゆきさんっぽい^^;漢字2文字と平仮名3文字で畠山みどりさんと中島みゆきさんって似てるイメージ。この曲も複雑なアレンジに複雑な歌メロで凄い歌唱力です。8曲目「拝啓一言だれかさん」 1963年11月作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 船村徹さんこの曲もコミカルなのに難しい曲です。 この曲はこのBOXで初めて聴いたけど一発で好きになった曲です。9曲目「バカはバカでも粋なバカ」 1964年1月作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さん軽快な演歌ナンバーです。アレンジも素晴らしい。この曲は有名な曲です。10曲目「おひかえなさんせ東海道」 1964年1月作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さん1月発売なのでA面B面とも何となくおめでたい系のアレンジにしてるのかも。11曲目「裸一貫」 1964年2月作詞 丘灯至夫さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さん演歌の歌手ならオリジナルに1曲は持ってると思う相撲ものです。力強い歌唱の王道応援歌。12曲目「ズッコケ節」 1964年1月作詞 丘灯至夫さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さんA面とは正反対に凄いコミカルです。この曲はベスト盤にも入ってたりします。13曲目「恋は買いもの腕しだい」 1964年1月作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さん1964年1月はシングル2枚出してるのか…。凄いな。毎月のようにレコーディングしてるんだろうな。アップテンポのコミカル系の曲です。14曲目「忘れましょう」 1964年1月作詞 関沢新一さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さんこの曲は凄く好きな曲です。ムード歌謡風アレンジと歌メロです。畠山さんの歌唱も素晴らしい。15曲目「ダンチョネ節」 1964年5月作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さん畠山さんの歌唱力を強く感じる曲です。16曲目「浪曲渡り鳥」 1964年5月作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さん自分はこのB面の方が好きです。複雑な歌メロを見事に歌い上げる歌唱にも鳥肌です。地声と裏声の使い分けが凄く好きなのも畠山さんの歌を前から聴いてる一つの理由かも。17曲目「東京波止場」 1964年8月作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん 編曲 安藤実親さんこの曲はこれまでのシングルではあまり聴かなかった畠山さんの歌唱法のように思います。これは良い曲です。Aメロの低めの声での歌唱が特に良いのと後半のファルセットの高音のコントラストが楽しめます。18曲目「南極音頭」 1964年8月作詞 吉田弘さん 作曲・編曲 市川昭介さん凄いタイトルです。南極観測隊への応援歌です。19曲目「オリンピック日の丸音頭」 1964年6月作詞 鈴木義夫さん 作曲 古関裕而さん 編曲 松尾健司さん4人のシンガーで歌い継ぐ形式です。インパクトは思ったよりないと感じるのは、他の畠山さんのオリジナル曲のインパクトが大きすぎるからかも^^;来年はデビュー55周年なのでそろそろシングルも発売されそうな気がする。「とは…言うものの人生は」に続くシングルはどんなタイプの曲が来るのか楽しみです。カップリング曲の「根っこのように」のような軽快なナンバーもいいけど、どっしり歌い上げる力強い曲も聴きたい。
2015年11月15日
企画・構成、阿久悠さんの1980年発売の森進一さんのオリジナルアルバム。このアルバムも名曲が多くて聴き応えじゅうぶんの名盤です。作詞は全曲、阿久悠さん。1曲目「だんまり芝居」 作曲 大野克夫さん 編曲 矢野立美さん1980年ニューミュージックと呼ばれるジャンルが全盛期で、そんな感じのアレンジの軽めのナンバーです。2曲目「ジャンの想い出 <ヨコハマ物語>」 作曲 大野克夫さん 編曲 船山基紀さんこの曲も軽いロック調の曲で歌詞もメロディもキャッチーです。「♪そうじゃん いいじゃん きまりじゃん 男じゃん 女じゃん アアア」3曲目「夢という名の女」 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さんシングルカットされた名曲です。演歌フォークって感じで森さんの歌唱に引き込まれる。4曲目「拾った女」 作曲 大野克夫さん 編曲 船山基紀さん「夢という名の女」も名曲ですが、シングルカットはこの曲にした方が絶対に良かったのにと思ってました。歌詞も構成もメロディもドラマチックなナンバーです。5曲目「ブルース港町」 作曲 渡久地政信さん 編曲 竜崎孝路さんえ?「港町ブルース」?って森さんのファンなら思ってしまうはず。「港町ブルース」は1969年発売の森さんの代表曲の一つですが、この曲は「ブルース港町」^^少し軽いラテンのリズムで軽快なナンバーです。6曲目「黒の恋唄」 作曲 荒木とよひささん 編曲 矢野立美さん和音階を使ってる和物フォーク。谷村新司さんが70年代半ば頃にソロアルバムで作ってた曲のようなイメージ。7曲目「驟雨」 作曲 渡久地政信さん 編曲 竜崎孝路さんこのアルバムの中では地味な存在のようだけど、自分はこの曲が凄く好きでよく聴きました。演歌色強めの森さんにしてはオーソドックスな感じです。8曲目「函館のマリー」 作曲 荒木とよひささん 編曲 矢野立美さんイントロからアゴゴベルがラテン色を全面に出しています。軽いボサノバ風の流れるようなナンバーです。函館とアゴゴベルのイメージが・・・^^;9曲目「ラスト・オーダー」 作曲 荒木とよひささん 編曲 薗広昭さん「花と小父さん」と木の実ナナさん&五木ひろしさんの「居酒屋」をたして割ったような・・・。「居酒屋」よりこの曲の方が2年前ですが・・・。10曲目「そして煙草 <春夏秋冬>」 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さんやっぱりラストのこの曲は最高です。歌詞はもちろん、森さんの歌唱が素晴らしい。肩の力を抜いた穏やかな歌唱です。森進一さんのデビューの頃デビューして初めて実家に戻った時の写真
2015年11月07日
水前寺清子さんの102枚目のシングル。1993年発売。1曲目「人生一路」作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実規さん 編曲 小杉仁三さん星野哲郎さんは超有名ですが、作曲の安藤実規さんも超名曲を多く作っています。大ヒット曲「大勝負」や舟木一夫さんが歌った「銭形平次」も安藤実規さんの作曲です。他にも水前寺さんの「いっぽんどっこの唄」をはじめ多くのヒット曲を作曲。水前寺さんの楽曲の中でもベスト10に入るほどに好きな「艶歌」も安藤実規さんの作曲です。こまどり姉妹にも多く作曲してます。「困るのことョ」も安藤さんの曲です。この曲も力強い応援歌になってます。最初、全体的なリバーブの深さに少しだけ驚くけど、すぐに慣れて心地よく感じてきます。力強い水前寺さんのかっこいい歌唱に鳥肌です。2曲目「やまとうた」作詞 星野哲郎さん 作曲 安藤実規さん 編曲 小杉仁三さん1曲目と打って変わって柔らかい楽曲です。少しコミカルなアレンジもいい感じ。水前寺さんの歌唱の種類の幅も楽しめます。
2015年10月27日
森進一さんの120枚目のシングル。2010年に歌手生活45周年記念シングルとして小室哲哉さんのプロデュースで制作されたシングル。両A面扱い。1曲目「眠らないラブソング」作詞/作曲/編曲 小室哲哉さんレコーディングミュージシャンもかなり豪華です。G 今剛さんB 美久月千春さんD 山木秀夫さんKey 小室哲哉さん小室さん以外は、中島みゆきさんのアルバム「夜を往け」を思い出すメンバー。歌詞もいろいろな経験を経て書けるような深い物を感じます。敢えて売れ線狙いじゃないような所もこの曲の好きな所です。森さんの歌唱も柔らかく包み込むような歌唱です。2曲目「道標」作詞 Kenn Katoさん 作曲/編曲 小室哲哉さん自分の好みだとA面よりもこっちの方が好きです。力強い森さんの歌唱も良いし、メロディも歌詞も良い!演奏もめちゃカッコいい。
2015年10月21日
森進一さんのオリジナルアルバムは名盤と呼ばれる作品が多くありますが、この「北国神話」はベスト10に入る名盤だと思う。全曲、阿久悠さんの作詞でしっかりとしたコンセプトのもと全曲、三木たかしさんの作曲で凍える心の世界を広げています。大ヒット曲「北の螢」をアルバムの芯に何度聴いても素晴らしいアルバムです。1985年にLPで発売され、2009年にリマスターされ初CD化されました!1曲目「北国神話」冒頭の泉ピン子さんのナレーションでアルバムのプロローグから一気にアルバムの世界に惹き付けられる。豪華なストリングスのクラシカルなイントロダクションも物語の始まりを感じさせる。森さんの歌唱は言うまでもなく最高に素晴らしい。2曲目「途中下車」この曲は少し軽めのフォーク調の曲です。シングルカットしても良かったと思える曲。3曲目「街の鳩」この曲は隠れた名曲です。大ヒットシングル「北の螢」のB面に収録されてます。少しシャンソン調でドラマチックに森さんが歌い上げます。ホントに良い曲です。4曲目「風花遊女」哀しい歌詞に切ない歌唱で楽曲の世界を見事に創り上げてます。アレンジも素晴らしい。5曲目「冬の挽歌」8ビートの軽快なナンバーで何かの想いを吹っ切った女を歌っています。この曲もシングルにしても良かったと思える曲です。6曲目「北の螢」この曲は誰もがサビは知ってるんじゃないかと思う大ヒット曲です。イントロからめちゃくちゃカッコいい!森さんの歌唱のカッコ良さもハンパない。ベスト盤にもこの曲はいっぱい入ってるけど、このアルバムのリマスターが最高です。「森進一スペシャルCDボックス“感謝”」のリマスターとはまた違う音です。ライブ盤「'98リサイタル「女心」」のバージョンもお薦めです!2005年発売の「森進一 セルフカバー・アルバム」のジャズアレンジバージョンももの凄くカッコいい!7曲目「北の佳人」全曲の激しさと正反対に美しいマンドリンの音色が印象的なイントロから始まるフォーク色がやや強めに作られています。8曲目「春怨」これはタイトルが強烈。歌詞も楽曲もかなりHEAVYです。歌唱もめちゃカッコいい。「♪春に怨みはないけれど このまま凍えた方がいい・・・」これはライブで聴きたい1曲です。9曲目「大地の草の詩」アリスの曲のような印象が強い曲です。フォーク色強めのミディアムナンバー。この曲も昔、よく聴いたので憶えてしまってる^^;10曲目「北国神話」そして再び〆の泉ピン子さんのナレーションが感動させてくれます。1コーラス目と2コーラス目を別ける形でこの曲が収録されていますが、曲だけ繋げたバージョンも
2015年09月27日
1997年に発売した企画CD。飲料水のCMソング用に作られた曲です。テレビではサビの部分しか流れてませんでしたが、4分14秒と2コーラスしっかりあります。この曲は水前寺清子名義ではなくチータ名義で発売しています。フルバージョンで久しぶりに聴きたくなってCDシングル探し出してiTunesにも入れました^^1曲目「C.C.レモン」チータ With Blind Lemon Brothers作詞/作曲 なかじましんやさん 編曲/佐藤直紀さん天才ブルースハーピスト太郎君のBlind Lemon Brothers参加って書いてるけど良く知らない^^;父親と親子でブルースユニットを作って活動しているようです。イントロや間奏のブルースハープはこの太郎君の演奏だそうです。子供の演奏とは思えない凄くカッコいいブルースハープです。この飲料水のCMには天地真理さん親子で出演してるバージョンもあります。水前寺さんの歌唱は素晴らしいの一言です!2曲目「C.C.レモン (Instrumental)」これは通常バージョンのカラオケ3曲目「C.C.レモン(techno Version)」テクノバージョン!かなり本格的なテクノアレンジになってます。コーラスは全てロボットボイスです。水前寺さんのボーカルトラックはそのまま同じ物を使っています。4曲目「C.C.レモン (Techno Version Instrumental)」テクノバージョンのカラオケです。カラオケで聞くとQUEENの「Pain is Close to Pleasure」を何となく意識してるような気もする。
2015年09月16日
水前寺清子さんの1997年発売の109枚目のシングル。関西テレビ「ほんわかテレビ」のエンディングテーマ。このテレビ番組は知らないけどバラエティー番組っぽい。1曲目「Oh!演歌だよ」作詞 間寛平さん/ 作曲 円広志さん/ 編曲 湯川徹さんなんと、間寛平さんの作詞です^^;作曲の円広志さんは「夢想花」を作って大ヒットしたシンガーソングライターです。テレビでタレント活動もしています。軽快な歌謡演歌です。歌詞は人生の応援歌になってます。歌詞もメロディもキャッチーでなかなか良い曲です。タイトルに「演歌」と付く曲は2009年発売の「日本人だね演歌だね」があります。超名曲「艶歌」ってのもありますが・・・。「艶歌」は1968年発売20枚目のシングルです。ライブ盤「素晴らしい冒険 チータ!」でのヴァージョンが最高です。2曲目「竜馬のように」作詞 荒木とよひささん/ 作曲 三木たかしさん/ 編曲 竜崎孝路さんカップリング曲はがっつり演歌です。荒木さんと三木さんと竜崎さんの王道の作家陣です。水前寺さんのお得意のひとつの勇ましい演歌です。歌唱も素晴らしく聴き入ってしまう。勇ましい系ナンバーなら31枚目シングル「空手道」が一番好きです。
2015年09月11日
水前寺清子さんの1995年発売の108枚目のシングル。ちょうどこの頃のシングルは企画物っぽい楽曲をリリースする事が多かった時期です。このシングルの一つ前の「ブンブンビート阿波踊り」や「Oh!演歌だよ」「C.C.レモン」など…。1曲目「自慢じゃないが女だよ」作詞 作曲 中山大三郎さん 編曲 小松仁三さん軽快なラテン演歌なナンバーです。コンガ、ボンゴのように和楽器の鼓を演奏してたり、カウベルっぽい音も何か違う楽器で鳴らしてるような感じがします。歌詞もキャッチーで楽しめるのでもっとヒットしてもおかしくないような名曲です。「♪あまてらす 卑弥呼 日本は女で夜があける」2曲目「あなたに感謝」作詞 作曲 中山大三郎さん 編曲 小松仁三さんカップリング曲はA面と打って変わってほんわかと柔らかい曲です。ゆったりとした3連曲で「ひとりじゃないの」のような柔らかいイメージの曲です。
2015年09月04日
1974年のクリスマスに発売されたシングル「湯けむりの町」は小室等さん作曲のフォークナンバーでした。1973年12月に「襟裳岬」が大ヒットしてからフォークナンバーのシングルは1年振りでした。このアルバムは全曲フォークナンバーで構成された企画アルバムです。曲のチョイスは少し不満もあるけど、森さんの世界に仕上がってる楽曲も多く楽しめます。昔、LPで買って聴いてたけど、少し前にCD化されたのでいつでも聴けるようになった。森進一さんのアルバムは名盤も多く、徐々にCD化されてきたのがうれしい。1曲目「湯けむりの町」 作詞 山上路夫さん/作曲 小室等さん/編曲 森岡賢一郎さん「襟裳岬」よりもフォーク色強めにオケも作られてて、当時にしてはやや軽めに森さんが歌っています。今ではロッカバラードや軽いロックナンバーでも歌ってるので不思議な感じはしませんが、当時はかなり珍しい曲だったと思う。この曲は意外な所で天地真理さんもライブでカバーしていました。1975年春のライブでは、この曲を熱唱しました。天地真理さんの「湯けむりの町」はライブ盤に入れるか、カバーアルバムにでも収録してほしかった。素晴らしい歌唱でした。アレンジも森さんのアレンジとほぼ同じでした。2曲目「精霊流し」 作詞 作曲 さだまさしさん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲はグレープのオリジナルとはかなり印象が変わります。アレンジはそんなに変わらないのですが、森さんの歌唱でより重い曲に・・・。2拍3連のメロディの所とか溜めが凄いので、かなり重くなってます・・^^;グレープの曲ならこの曲よりも「無縁坂」の方が似合うと思う。まだ出てなかったか・・・。3曲目「心もよう」 作詞 作曲 井上陽水さん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲は完璧に森さんの世界に仕上げてて凄く良いと思う。オリジナルの印象とはまったく違うけど・・・。4曲目「結婚するって本当ですか」作詞 久保田広子さん 作曲 榊原政俊さん 編曲森岡賢一郎さんこの曲のチョイスがよくわからない・・・。合ってないから。もっと他に森さんが歌えば映えるフォークは山ほどあるのに・・・。LPで聴いてた時もこの曲は飛ばしてた。1曲分勿体ないととしか思えない^^;1976年ツアーで歌ってた泉谷しげるさんの「春夏秋冬」が凄く良かったから、この曲なら「春夏秋冬」を入れといてほしかった^^;5曲目「世捨人唄」 作詞 岡本おさみさん/作曲 吉田拓郎さん/編曲 馬飼野俊一さんシングル「襟裳岬」のB面曲で同じメンバーで作った作品。ヒットするのは「襟裳岬」だと分かるけど、自分はB面のこの曲の方が好きでした。6曲目「山谷ブルース」 作詞 作曲 岡林信康さん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲はバッチリ合ってるし、岡林さん以上に重く物悲しい歌唱です。このスタジオバージョン以上に1974年大阪フェスティバルホールで収録されたライブ盤の「熱唱の森進一 オン・ステージ」に収録されてるバージョンはより最高です。7曲目「襟裳岬」 作詞 岡本おさみさん/作曲 吉田拓郎さん/編曲 馬飼野俊一さんLPではここからB面。言わずと知れた大ヒット曲。8曲目「ふれあい」 作詞 山川啓介さん/作曲 いずみたくさん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲も合ってるけど、面白味には欠けるように思う。せっかくフォークのカバーアルバムなんだから冒険的な曲も数曲入れてほしかった。三上寛さんの楽曲を熱唱するとか・・・^^;それこそ天地真理さんがライブでカバーしてた南らんぼうさんの「ウイスキーの小瓶」とか森進一さんが歌うと違う世界が広がっておもしろそう。9曲目「神田川」 作詞 喜多条忠さん/作曲 南こうせつさん/編曲 森岡賢一郎さん歌詞の物悲しい世界がさらに膨らんで聞こえてきます。これは昔から好きなカバーでした。10曲目「岬めぐり」 作詞 山上路夫さん/作曲 山本厚太郎さん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲も森さんに歌わせようと思ったプロデューサーがよく分からない。森さん自身がチョイスしたのではないと思う。この曲自体は好きな曲だけど・・・。この曲も天地真理さんはライブで歌ってたけど、天地さんのバージョンは声質と楽曲がバッチリ合ってました。11曲目「妹よ」 作詞 阿久悠さん/作曲 猪俣公章さん/編曲 森岡賢一郎さんこの曲は森さんのオリジナル曲。隠れた名曲です。シングル「さらば友よ」のB面曲。ライブ盤「熱唱の森進一 オン・ステージ」でも聴く事ができます。演歌を作りそうな作家陣ですが、フォークっぽく作られています。南こうせつさんの「妹」と間違いやすい。12曲目「旅の宿」 作詞 岡本おさみさん/作曲 吉田拓郎さん/編曲 森岡賢一郎さん1コーラス目をフリーテンポのスローなヴァース的なアレンジになってます。想像通りに森さんの歌唱に合ってるカバーで凄く良いと思う。森さんに歌ってほしいと今、頭に浮かんだあの頃のフォークナンバーは杉田二郎さんの「積木」「題名のない愛の唄」三上寛さん「負ける時もあるだろう」「ブルースは俺のものじゃない」「海」高石ともやとザ・ナターシャー・セブン「街」遠藤賢司さん「ほんとだよ」「外は暑いのに」バンバン「冬木立」「縁切寺」「青春のラストページ」さだまさしさん「晩鐘」「空蝉」「とてもちいさなみち」「惜春」アリス「かもめ」「何も言わずに」「彷徨」「血の絆」「太陽に背を向けて」ちんぺいさんが作ったシングル「悲しみの器」と「Golden Days(黄金の日々)」がめちゃ合ってるし凄く良いので、またちんぺいさんの曲も歌ってほしい。LPとCDジャケット
2015年08月22日
1994年発売の森進一さんのオリジナルアルバム。11曲中6曲が森進一さん本人の作曲です。森さん作曲以外の曲はほとんど他のアーティストのカバー曲です。1曲目「うそつき」作詞 たかたかしさん/作曲 森進一さん/編曲 馬場良さんアルバムタイトルナンバー。シングル曲。軽めの演歌ナンバーです。アレンジはモロ演歌でいい感じ。シングルバージョンと同じです。(シングルのカップリング曲「にわか雨」はアルバムには収録されていません。)2曲目「ろくでなし」作詞 売野雅勇さん/作曲 森進一さん/編曲 川村栄二さんこの曲もシングル向きだと思う。歌唱のインパクトは「うそつき」よりこっち方があると思う。3曲目「ふたり坂」作詞 中村修二さん/作曲 森進一さん/編曲 馬場良さんこの曲もシングル曲。シングル「うそつき」の一つ前のシングルです。森さんが作る演歌メロディはどの曲もイヤミがなく好感が持てます。4曲目「夜明け」作詞 荒木とよひささん/作曲 森進一さん/編曲 竜崎孝路さんこの曲は当時の堀内孝雄さんの世界に近いように感じる。荒木さん作詞のせいかも知れないけど、メロディやアレンジもべーやんの世界に近いような。5曲目「土俵の鬼」作詞 秋元康さん 作曲 後藤次利さん/編曲 若草恵さんアニメ映画「土俵の鬼たち」のエンディングテーマ曲としてシングルカットした曲。シングルバージョンと同じです。主題歌は「一本道~どうせ長旅じゃないか」でこのアルバムには収録されてません。6曲目「わるいひと」作詞 久仁京介さん/作曲 森進一さん/編曲 馬場良さん1993年のシングル曲。バージョンは同じです。7曲目「無言坂」作詞 市川睦月さん/作曲 玉置浩二さん/編曲 川村栄二さん香西かおりさんの大ヒット曲のカバー。森さんの歌唱も凄く胸に響く素晴らしさです。作詞の市川睦月さんは久世光彦さんのペンネーム。8曲目「心凍らせて」作詞 荒木とよひささん/作曲 浜圭介さん/編曲 今泉俊郎さん高山厳さんの大ヒット曲のカバー。高山さんの歌唱よりもサラリと軽く歌う森さんの歌唱もこの曲には凄く合う。森さんの美しいファルセットも堪能できます。9曲目「けだもの」作詞 売野雅勇さん/作曲 森進一さん/編曲 川村栄二さん演歌色がない歌謡ロックナンバー。この曲こそシングルカットすれば良かったのに。売野雅勇さん、森進一さん、川村栄二さんでの作品は1995年1月に「泣きむし東京」をシングルとして発売してるけど「けだもの」の方が自分は好き。「泣きむし東京」もインパクト強い名曲ですが…。10曲目「影法師」作詞 荒木とよひささん/作曲 堀内孝雄さん/編曲 今泉俊郎さんべーやんが歌う「影法師」とはまた違った深さを感じる森さんの歌唱です。めちゃくちゃ良いです!演歌っぽいべーやんのカバーも良いけど、堀内さんの作品の中で歌ってほしいと思う曲はいろいろある。隠れた名曲「サマー・ワインに酔いしれて」や「ロンリー・ロンサム・ナイト」、「Day Break」なんかを森さんの歌唱で聴いてみたいと思う。11曲目「ひとすじの白い道」作詞 中山大三郎さん/作曲 中山大三郎さん/編曲 前田憲男さんライブでしか聴けなかった超名曲でしたが、このアルバムで初スタジオレコーディング。翌年の3月にシングルとしてオケはそのままでボーカルだけ録り直し発売!シングルの方がかなり力が入って感情を昂らせた歌唱でライブで聴く歌唱に近く、このアルバムバージョンはスタジオ盤用を意識したようなあっさりと歌ってます。この曲は2015年6月発売の現在の最新シングル「あるがままに生きる」にも新たにアレンジも変え最新ボーカルバージョンが収録されてます!スタジオバージョンの3バージョンとも甲乙付け難い素晴らしい歌唱です。
2015年08月08日
森進一さんの歌手生活45周年記念で発売されたシングル。最近、また飲みに行く事が増えて、今日も友人とメタルの話から森進一さんの話になって飲みながらいろいろ話してました。最新シングル「あるがままに生きる」は本当にいい曲で友人もよく聴いてるようです。自分も森進一さんの全シングルの中でベスト5に入るほど好きかも知れません。一番好きな曲は不動の「悲しみの器」ですが・・・^^;1曲目「八甲田」作詞 坂口照幸さん/作曲 大谷明裕さん/編曲 伊戸のりおさんこの曲は後にボーカルを新たにレコーディングしています。アルバムやベスト盤のほとんどにニューボーカルバージョンが収録されています。この頃、病気した影響があるのか、いつも以上にハスキーになってて本人も録り直したかったのかも知れない。自分はシングルバージョンの歌唱も好きで、こっちもよく聴いてます。新たに録音したボーカルは高音がクリーンで低い音も力強い。聴き比べてみた人も多いと思うけど、ニューバージョンの方が好きな人が多いとは思う。歌詞も心に入ってくる良い楽曲です。2曲目「露の恋」作詞 麻こよみさん/作曲 森進一さん/編曲 伊戸のりおさんがっつり演歌です。森さん本人の作曲。「八甲田」が男歌で、カップリング曲のこの曲は女歌です。
2015年07月26日
西條八十さん、北原白秋さんと並ぶ詩人として有名な野口雨情さんの詩に新たにメロディを乗せ、森進一さんの歌唱でレコーディングされた名盤です。童謡、民謡の作詞家としても活躍した野口雨情さんの代表的な作品は「雨降りお月さん」「七つの子」「シャボン玉」「赤い靴」「青い眼の人形」など・・・このアルバムは森進一さんファン以外にも絶対に聴いてほしいと思う名盤です。丁寧に作られたアルバムです。レコーディングもMIXもアレンジも演奏も素晴らしい!全曲 作詞 野口雨情さん1曲目「劇場の前」 作曲 浜圭介さん 編曲 川村栄一さんこの曲はこのアルバム発売と同時にシングルカットされたタイトル曲。大正琴の音が物悲しさを更に深くさせて、そこに森進一さんのボーカルが乗ると完璧な世界が出来上がっています。メロディもアレンジも良いし、何より森さんの歌唱が最高です。2曲目「春の雪」 作曲 浜圭介さん 編曲 馬場良さん歌詞は童謡のために作られたようなホンワカした懐かしい風景が浮かぶような美しい歌詞です。軽い演歌調にアレンジされていて、これがまたこの詞によく合う。森さんのボーカルはこの曲も素晴らしい!3曲目「子守唄」 作曲 浜圭介さん 編曲 前田憲男さん「♪父さんなくとも子は育つ 母さんなくとも子は育つ・・・」で始まる哀しい歌詞です。この曲のアレンジも素晴らしく何度も繰り返し聴きたくなってしまう美しい編曲です。4曲目「わたしゃ黒猫」 作曲 浜圭介さん 編曲 川村栄一さん浅川マキさんが歌っていても何の不思議もないようなナンバーです。この曲は一時期凄くハマって何度も聴いた。ブルースフォーク調のアレンジと森さんのカッコいいボーカルが最高です。5曲目「君が名」 作曲 浜圭介さん 編曲 京建輔さん別れと言う文字や君が名を何度も書いて火鉢の中へ入れて眺めて泣いてる様子を歌った悲しい曲です。森さんの物悲しい歌唱で世界が広がります。6曲目「ジプシーの歌」 作曲 浜圭介さん 編曲 前田憲男さんアレンジは壮大で美しい。間奏で野口雨情さんの代表的な作品「船頭小唄」のメロディが入ってくるのも凄く良い!7曲目「おめめとおてて」 作曲 浜圭介さん 編曲 馬場良さん数え歌のかわいい歌詞に柔らかいメロディを付けて森さんが優しく歌っています。間奏では「シャボン玉」のメロディが使われています。8曲目「かなかな」 作曲 浜圭介さん 編曲 馬場良さんこの曲は聴く度に胸が熱くなる。悲しすぎる歌詞に寂しげなメロディが素晴らしい。このアルバムの中で一番好きな曲です「かなかな」とは蜩の事です。9曲目「一軒家」 作曲 浜圭介さん 編曲 前田憲男さんこの曲も凄く好きな曲です。悲しすぎる歌詞です。「♪姉は男にだまされた 野中の一軒家のきりぎりす・・・」森進一さんの歌唱は胸に沁みます。10曲目「黒髪」 作曲 浜圭介さん 編曲 川村栄一さんラスト曲はさらに悲しさが深い曲です。三上寛さんが歌っててもおかしくないような哀しく激しく衝撃的な歌詞です。この森進一さん以上の歌唱は誰が歌っても出来ないと思う。凄い歌唱です!
2015年07月15日
2008年発売の森進一さんの117枚目のシングル。この一つ前のシングル「人生ひたすら」が40周年記念曲でこれまでの生き様を振り返るような森さんの新しいスタンダードナンバー的な演歌曲でした。そしてこの「女の恋」は徹底的に昭和演歌の音作りに拘ったかのような曲です。1曲目「女の恋」作詞 麻こよみさん/作曲 金田一郎さん/編曲 前田俊明さん1999年発売のシングルに「女の愛」って曲があって間違いやすい^^;「女の愛」の方はテンポのあるミディアムアップ演歌です。この「女の恋」はゆったりと昭和演歌の神髄のような物を楽しめる名曲です。CDの帯にも「森進一が唄いあげる、せつない女心…」と書かれててスナックとかのカラオケで女性が唄うといい感じです。この曲こそ女性用のキーでもカラオケ収録すればいいのに。2曲目「暗闇坂 (ニューボーカルバージョン)」この曲は40周年記念アルバム「人生ひたすら…」の7曲目に収録されてた曲。オケは同じ物を使っててボーカルだけ新たに唄い直したバージョンです。オケとのバランスもほとんど同じですが、森さんのボーカルはまったく違います。唄い出しもアルバムバージョンに比べてかなり抑え気味で唄ってます。感情を押し殺してるようでこっちのバージョンの方が切なさが伝わってきます。アルバムバージョンは感情をもっと前に出して歌唱法もテクニックを多く使ってるので好みが分かれる所です。アルバムで「暗闇坂」の次に収録されてる「うたかたの街」とその次の「眉の月」がお気に入りだったので「暗闇坂」に関してはニューボーカルバージョンで改めて聴いて好きになった曲です。アルバム「人生ひたすら…」の事はまだ書いてなかったと思うけど、全曲アルバム用に作られたオリジナル曲です。「たずねて小樽」と「人生ひたすら」の2曲はシングル曲なので、以前に発表されてましたが…「人生ひたすら」に関してはニューバージョンです!シングルとはオケもアレンジもボーカルも新たにレコーディングされています。かなり制作全体に力が入ってるのが感じられる名盤です。クレジットも1曲ごとにレコーディングミュージシャンを全員掲載しています。(ストリングスは残念ながら全員は掲載されてません。グループとして掲載)森さんのオリジナルアルバムではミュージシャン全員を載せてる事は多いのですが…。
2015年07月11日
森進一さんの歌手生活50周年記念シングル「あるがままに生きる」が発売されました。また新しい森さんの名曲が誕生しました。1曲目「あるがままに生きる」作詞・作曲 森進一さん 補作詞 有馬三恵子さん 編曲 十川ともじさん森さん自身が作曲してるシングル曲は多く、珍しい事ではないのですが、これまで森さんが創ってきたオリジナル曲は演歌調の物がほとんどでした。今回はロッカバラード調のポップスナンバーです。この前、出演した「徹子の部屋」の中でも話してましたが、今回の曲のコード進行やアレンジのアドバイスを長男の「ONE OK ROCK」のボーカリストの森内貴寛さんにもしてもらったらしい。「ONE OK ROCK」と言えばヨーロッパ、アジア、アメリカでも人気のある世界的なROCK BANDです。そして三男の森内寛樹さんも人気ROCKBAND「MY FIRST STORY」のボーカリストです。「MY FIRST STORY」もハードコア/エモ/スクリーモ系のバンドです。これまで、理不尽に何を言われても呑み込んで穏やかに耐えて、おもしろおかしく揶揄されてもぐっと耐えてる姿が強く印象に残っています。コンサートの時などのMCでも人柄の出た温かいイメージしかありません。テレビのワイドショーなどで真実をねじ曲げられて報道されても我慢してるイメージが強い。今回、森さんが書いた歌詞はデビューして50年の重みと清さを凄く感じる素晴らしい歌詞です。歌唱も柔らかく、そして力強く、最高のボーカリストとしてのテクニックもさすが!だと感じる。メロディも良いしアレンジも素晴らしい。何とか、久しぶりに大ヒットしてほしいと願ってしまう。良い曲です。50周年記念コンサートにどうしても行けなくて凄く残念。また大阪、神戸でコンサートが決まれば今度は何とか行って久しぶりに森さんの生の歌唱に感動したいと思います。2曲目「ひとすじの白い道」作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 十川ともじさん1995年3月にシングルとして発売された曲のセルフカバー。この曲自体は1975年頃のコンサートからライブでしか聴けない名曲として有名だった曲です。中野サンプラザでのライブ盤「明日に向かって」でオープニングで歌ってる歌唱が一番強く印象に残ってる。今回のバージョンはイントロのトランペットソロもなく、よりポップス色を強くしています。森さんの歌唱も1995年バージョンよりも、今回の方が絶対に良い!胸が熱くなってくる素晴らしい歌唱です。森進一さんの印象は不器用で口数も少なく大人な人だと子供の頃から感じてた。そういう人がこんな曲を歌うと説得力がより強く感じられる。「あるがままに生きる」のMV先週、徹子の部屋に出演した時
2015年07月02日
2008年発売の118枚目のシングル。この曲は歌詞を一般公募して30000通の応募の中から選ばれた歌詞に森進一さん本人が曲を付けた作品です。1曲目「波止場」作詞 梁田美和さん/補作詞 麻こよみさん 作曲 森進一さん 編曲 佐伯亮さん1972年発売のシングル「波止場町」と間違いやすくてちょっと紛らわしいけど、楽曲自体はまったく雰囲気も違います。「波止場町」は1番が「函館」、2番が「横浜」、3番「高松」、4番「鹿児島」とご当地ソング的に各地の波止場町の別れを歌っています。町のチョイスがかなり微妙なのは狙いなのか?鹿児島は森さんの出身地だから分かるけど、大阪、神戸をスルーして高松・・・高松の港も何度も行った事あって、大きな港ではある事は分かってるけど…^^;高松港のすぐ前に今は名前が変わってしまってる、香川県県民ホールにはよくいろんなアーティストのライブを観に行きました。たしか「波止場町」の次のシングルもご当地もので「松江」を歌ってたと思う。「旅路のはてに」ってタイトルのシングルです。(波止場町は阿久悠さん、猪俣公章さんの強力コンビの作品です)紛らわしくなったけど、2008年発売「波止場」は女言葉歌です。曲調もモロ演歌。60年代後半〜70年代前半によく使ってた森さんの喘ぎ系の歌唱も聴けます。森さん本人が付けたメロディーはその辺りも意識しての作曲なんだと思う。女性にカラオケで歌ってもらいたいからか、女性用のキーでのカラオケも収録されています。森さんはただでさえキーが高いので、オリジナルキーでも女性の中にはちょうどいい人もいると思う。2曲目「新地のおんな」作詞 のまたくまさん/補作詞 麻こよみさん 作曲 森進一さん 編曲 佐伯亮さんこの曲も公募の中から選ばれた歌詞のようです。この曲も女言葉歌です。新地のホステスの心情を美しく哀しいメロディを付けて歌上げてます。Keyはこの曲もかなり高めなので女性でもこのまま歌えると思う。「♪あ〜あ あ〜あ 新地のぉぉをおおお 女」は「♪命 あたぁああ〜〜〜えぇぇ〜て〜〜」に匹敵する高音です。(1981年9月「命あたえて」)今月末には122枚目のシングル「あるがままに生きる」に発売されます!歌手生活50周年を記念した曲で作詞作曲ともに森進一さん本人の作品です。これは楽しみ!そして!カップリング曲があの名曲「ひとすじの白い道」です!これが気になる所で、1995年にシングル発売した時と同じバージョンなのか、新たに録音し直した物なのかどうなんだろ?1995年バージョンの「ひとすじの白い道」も好きですが、いろんなライブ盤に収録されてる物と比べるとやや物足りなさがありました。スタジオレコーディングなので少しクールに歌うのは当然だとは思うのですが・・・。この「ひとすじの白い道」は70年代からライブでは定番曲で1995年にシングルとしてレコーディングされた曲です。森さんのライブに行く人なら、この「ひとすじの白い道」を知らない人はいないと思う。ニューレコーディングだったら凄く楽しみ。森進一さんのニューシングル「あるがままに生きる/ひとすじの白い道」は6月24日発売です。
2015年06月07日
森進一さんの115枚目のシングル。最近、森さんの曲を1日に1曲は聴いてるように思う。自然と森さんの楽曲の中からその時に聴きたいものを聴いてる。今日は「ゆらぎ」のシングルと、前にも書いた「ライラ ライ」を聴いてた。1曲目「ゆらぎ」作詞 木本慶子さん 作曲・編曲 金田一郎さん軽快でキャッチーな歌謡演歌。森さんの曲を歌おうとすると、ほとんどの曲がその難しさや音域の広さにびっくりさせられるけどこの曲は比較的歌いやすい曲です。森さんの肩の抜いてサラッと歌ってます。この曲の作曲家の金田一郎さんと言えば谷村新司さんに2曲書いています。1993年発売のアルバム「BASARA」の3曲目「インディゴ・ブルー」と9曲目「Four Seasons」「インディゴ・ブルー」はダンサブルなナンバーでライブではちんぺいさんも結構踊りながら歌ってたように思う。「バサラ」のアルバムのツアーと、あともう一度ツアーで歌ったように思います。作詞はちんぺいさんで作曲が金田一郎さんでした。どんなきっかけで金田さんに曲を依頼したのかは謎です。2曲目「ここにいるから」作詞 木本慶子さん 作曲・編曲 金田一郎さん森進一さんの名曲「東京物語」を彷彿させるノリのナンバーです。「東京物語」というよりも「恋月夜」の方が近いか・・・。ノリノリ系の軽いROCKナンバーも森さんの得意ジャンルのひとつです。こっちをA面扱いにした方がよかったように思うけど・・・
2015年05月22日
森進一さんが2002年に発売した108枚目のシングル。1曲目「セピアの雨」作詞・作曲・編曲 BOROこの一つ前のシングルがインパクト強い演歌ナンバーだったので、ガラッと変わってBOROさんが全面制作の「セピアの雨」はロッカバラードっぽい曲で森さんの歌唱力が映える。サビのメロディはキャッチーで心に沁みます。間奏、アウトロの歪みギターのフレーズがカッコよくて楽曲をよりROCK寄りに感じさせてくれる。アウトロの一番最後だけは「♬And she's buying a stairway to heaven〜」ってアカペラで歌いそうになるけど…^^;2曲目「ユララ」作詞・作曲 伊藤薫さん 編曲 丸尾めぐみさんカップリング曲は美しいメロディでメロウなアレンジのバラード。演奏も極力シンプルにアレンジされてて森さんのボーカルを全面に押し出す構成です。このシングルの次のシングルが上質な演歌ナンバー「運河」でした。この頃の森さんのシングルリリースパターンは演歌2曲、ポップス1曲の割合で出てたように思います。
2015年05月20日
森進一さん本人が全曲作曲担当したアルバムです。1993年5月にリードトラックとして「わるいひと/雨のくちびる」を先行シングル発売した2ヶ月後の7月にこのアルバムが発売されました。1曲目「わるいひと」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんシングルバージョンと同じです。イントロから懐かしさも感じる昭和演歌の音作りです。カラオケで女性に歌ってもらうようにシングルには女声用カラオケも収録されています。2曲目「涙のおんな」作詞 たかたかしさん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんこの曲も昭和演歌なナンバーです。インパクトはやっぱり先行シングルの「わるいひと」の方が強い。3曲目「あなただけよ」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さん西川峰子さんの「あなたにあげる」を彷彿するような懐かしいアレンジです。一瞬、変拍子っぽいのが入る所が印象に残る。4曲目「女の祈り」作詞 たかたかしさん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんこの曲もシングル向きなように思う。5曲目「雨のくちびる」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんシングル「わるいひと」のカップリング曲。シングルバージョンと同じ。タイトルのインパクトもあるし楽曲も無難だけど売れ筋な気がする。こっちがA面でもいけたと思う曲。6曲目「別れてあげる」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 若草恵さんアレンジが若草さんだと昭和色は薄れてポップス色が強くなるので、アルバム通して聴くには飽きさせないようにジャンルの幅が出て良いと思う。森さんの作ったメロディももろ演歌調じゃなく良質な歌謡曲です。7曲目「泣きむし東京」作詞 売野雅勇さん 作曲 森進一さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲は1995年1月1日にシングルカットされて発売されました。そのままシングルカットじゃなく新たにシングル用にレコーディングしてほしかったような…カラオケは同じでボーカルだけ変えるとか…。シングル向きなキャッチーでインパクトのある曲です。8曲目「聖夜のダイヤモンド」作詞 売野雅勇さん 作曲 森進一さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲もシングル向きのインパクトのある曲です。9曲目「晩秋」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 若草恵さんこのアルバムの中で一番お気に入りな曲です。アレンジも良いし歌詞とメロディの相性も凄く良いし七五調の心地よさは日本人ならでは。10曲目「雪之丞変化」作詞 久仁京介さん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんもろ昭和演歌なナンバー。大衆演劇で絶対使われてると思う。ミニショーのあてぶりでも、芝居で「雪之丞変化」を上演して主題歌に使いそう。「雪之丞変化」の登場人物も出てくるので、作品を観た事ある人にはよくわかる歌詞です。一路真輝さんが宝塚で上演したバージョンが一番好きです^^;11曲目「星空に祈りを」作詞 たかたかしさん 作曲 森進一さん 編曲 馬場良さんラスト曲はゆったりとした3拍子でアルバムを締めくくります。「星影のワルツ」をリスペクトしてるのかも知れない。アルバムとシングルジャケットシングルには「わるいひと」と「雨のくちびる」のあて振り付き^^;
2015年05月04日
2013年発売の森進一さんの119枚目のシングル。1曲目「情炎」作詞 坂口照幸さん 作曲 金田一郎さん 編曲 笛吹利明さん中堅から大御所と呼ばれるようになった作詞家の坂口照幸さんと谷村新司さんの「バサラ」に収録されてる「インディゴ・ブルー」「Four Seasons」の作曲者として自分は印象に残ってる金田一郎さんの作曲です。アレンジの笛吹利明さんと言えば山崎ハコさんのプロデュース、編曲、そしてツアーでのギターで印象深い人です。それから笛吹さんは谷村新司さん作詞作曲の「悲しみの器」の森進一さんバージョンのアレンジも担当しています。この3人で作り上げた「情炎」はこれまでの森さんの楽曲にはなかったような新鮮な楽曲になりました。メロディラインも印象的なロッカバラードです。サビの歌詞のインパクトも大きい。アレンジも自分は凄くお気に入りです。笛吹利明さんが全曲アレンジした山崎ハコさんの「私が生まれた日」は山崎ハコさんの全アルバムの中でベスト5に入る名曲揃いです。2曲目「月のエレジー」作詞 田久保真見さん 作曲 金田一郎さん 編曲 宮崎慎二さんカップリング曲は柔らかめの優しい曲です。森さんの歌の上手さがよくわかる曲です。素直なメロディを伸びやかに歌い上げます。森進一さんは演歌ではやや珍しくレコーディングミュージシャンのクレジットを載せてる作品がたくさんあります。このシングルにもミュージシャンが掲載されています。Aギター、マンドリンは笛吹利明さん本人が演奏。ドラムは渡嘉敷祐一さんです。シンセサイザー・プログラミングは中山信彦さんこのディスクデザインが凄く良い!光り加減とか写真ではわかりにくいのが残念。
2015年05月01日
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