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1975年5月5日発売のアリスの4枚目のオリジナルアルバム「ALICE IV」は発売前から曲目や曲順が二転三転して5月5日を迎えました。かなり前にも一度書いたけど、後で、もう一度。アリスの全アルバムの中で一番思い入れがあるアルバムです。全アルバムの中で内容が一番良いとは言わないけど、自分自身の思い入れは、このアルバムが一番。このアルバムからの楽曲を初めてライブで聴いた時の感動が忘れられない。特に「やさしさに包まれて」と「想春賦」と「太陽に背を向けて」の3人だけの演奏は凄かった。 「ALICE IV/アリス」アルバムとして正式な曲順 (LP、CD) A面 B面1「黒い瞳の少女」 1「ポイント・アフターの夜」2「生きているから」 2「人生の道」3「甘い夢」 3「想春賦」4「レンガ通り」 4「太陽に背を向けて」5「恋は風車のように」 5「シベリア悲話」6「やさしさに包まれて」 6「彷徨」最初に発売されたカセット 品番ZA1556 「紫陽花/アリス」(タイトルも違うし、ジャケットも違う) A面 B面1「紫陽花」 1「黒い瞳の少女」2「ポイント・アフターの夜」 2「恋は風車のように」3「シベリア悲話(エレジー)」 3「太陽に背を向けて道」4「人生の道」 4「彷徨」5「想春賦」 5「生きているから」6「やさしさに包まれて」 6「甘い夢」 7「レンガ通り」再発されたカセット 品番ZT22-251 品番ZT28-689 「アリス IV/アリス」(ジャケットはオリジナルの若葉色に戻した。曲目はZA1556と同じ) A面 B面1「紫陽花」 1「黒い瞳の少女」2「ポイント・アフターの夜」 2「恋は風車のように」3「シベリア悲話(エレジー)」 3「太陽に背を向けて道」4「人生の道」 4「彷徨」5「想春賦」 5「生きているから」6「やさしさに包まれて」 6「甘い夢」 7「レンガ通り」ZT22-251ZT28-689はスリップケースジャケットLPに関しては帯の違いのみですが、帯が代わるとジャケットの雰囲気がまったく違ってしまう良い例。オリジナルは新芽の双葉のグリーンと合わせたグリーンの帯で爽やかで新鮮なイメージ。次に紙ジャケCDを発売する時はオリジナルの帯を再現してほしい。洋楽の日本盤紙ジャケは帯まで完全に再現しているものが多い。ETP-72040品番は同じで帯のデザインがこの帯にALICE IからIVまで統一されてしまった。この帯は太さもあって「1975.5.5」の頭が隠れてしまう。オリジナルの「ALICE IV」の爽やかな感じを殺してしまうゴテゴテした帯。写真もまったく違う時期の物。品番が変わり値上げして全てこの帯に統一された。この帯は「ALICE VII」に合わせて作ったデザインと色なのに・・「ALICE V」にこの帯は凄くイヤだった。それでも帯が変われば買ってしまう^^;「ALICE IV」の第一弾告知&予約シートには曲順もタイトルもまったく違ってました。「紫陽花」が収録される事になってるのと、「やさしさに包まれて」が収録されない事になっている。「恋は風車のよう」→「恋は風車のように」「時計台」→「想春賦」「三月二十日」→「人生の道」「さまよい」→「彷徨」↑キリトリ線で切り取って予約したので、この下がどうなってたのか気になる。もう一枚、このチラシをもらっておくべきだった。先行チラシから約一ヶ月後、正式な曲目と曲順で改めて予約用紙がレコード店に置かれた。「ALICE IV」発売を前にして、アルバムから5曲セットリストに入れたコンサートのチケット15時からアリスコンサートで、18時半からザ・ムッシュのさよならコンサート神戸公演だった。この時のセットリストは今から思えば神セットリストだったと思う。「ALICE IV」からは「黒い瞳の少女」「レンガ通り」「太陽に背を向けて」「想春賦」、そして「やさしさに包まれて」を本編ラストに歌い、「明日への讃歌」がアンコール。「青春の影」がセットリストから外れたのは痛いけど、それ以上に濃い内容になってた。もちろん「紫陽花」も歌った。 この年の年末は大阪フェスティバルホールで年内最後のコンサート。いつもは「神戸新聞会館」の畠山さんが大阪公演も主催してたのに、この時は綜合企画が主催でチケット取るのに出遅れてしまって2階の端のA席しか変えなかった。毎回、畠山さんとこはチケット予約の告知チラシやハガキを送ってくれてたので最速予約で良い席でいつも見てたのに・・・タイトルも「アリス・ショー」になってるのは、一部は完全にバラエティショーの作りになってた。オープニングは派手にバンド付きで「今はもうだれも」。ちんぺいさんは郷ひろみさん、西城秀樹さんなどのアイドルの楽曲をビッグバンドを従えての歌唱。エプロンステージのようなセットを作って、電飾が派手に配置されたステージだった。12月23日神田共立講堂での世界各国メドレーはフェスでもやったと思う。第二部は、アリスのオリジナル曲のみを歌ってくれた。この時の「想春賦」は、べーやんときんちゃん二人でパートを分けあって歌った。バックバンドの演奏あり。ドラム、Eギター、ベース、Keyとべーやんのアコギ。これも12月23日神田共立講堂の時と同じアレンジ。CDの種類は前にも載せたのでカット。
2018年04月10日
1973年12月25日発売のアリス3枚目のアルバム「ALICE III」の違いいろいろPart2LPはまず見開きWジャケットと通常ジャケットの物に分かれます。WジャケットLPにはポスターが特典として付いていました。アリスのLPに特典としてポスターが折りたたまれて入っていたのは、「ALICE II」「ALICE III」「アリス・ファーストライブ」の3枚。(「セカンドライブ」はLPサイズのピンナップ)「ALICE II」特典のポスターはなかなか良い感じなのですが、他の2枚はメンバー3人よりも背景の方が倍以上あるような写真^^;で、さらに紗をかけすぎ・・・デザイン的にはカッコ良かったりするのですが^^;特典でもらえたポスターで一番良かったのは」「エンドレスロード」の予約特典ポスター。白タキシード姿の3人が椅子に座わり、べーやんが花束を持ってるライブショット。「ALICE III」からセットリストに当時、よく入ってた曲は「青春時代」「走馬燈」「雨降りは大好き」「かもめ」「青春の影」の5曲。「青春時代」は1978年、1980年、1981年(1981年は1月〜4月、横浜スタジアム、甲子園球場、後楽園球場11/7他)にもセットリスト入り。「走馬燈」はライブ盤「エンドレスロード」に収録されたので有名になったと思う。「雨降りは大好き」は1975年3月まできんちゃんが電子ピアノを弾いて本人歌唱だった。「かもめ」は1976年頃までセットリストに入る事が多かった。「青春の影」は「ALICE IV」が出るまでは、本編ラスト曲。真っ赤なホリゾントの中テンポアップして終わっていく強烈にカッコ良かったエンディング。LPとCDは曲順違いや収録曲違いはありません。オリジナルWジャケットと帯再発時にシングルジャケットに。帯も変わった。価格値上げとともに帯も再び変わる。CDは大きく分けると3種類ですが、BOXのジャケットも。紙ジャケはWジャケット。欲を言えばオリジナル帯にしてくれてたら完璧だったのに。下のは「ALICE I 〜X BOX」に入ってる「ALICE III」見開きを広げてみても、アーティスト名もアルバムタイトルはどこにも載っていません。帯がなければ誰のアルバムかわからない。このインパクトあるジャケットでわかるけど。この広告チラシの写真のカット違いが、特典ポスターでした。ポスターはもっとぼやけてたけど・・・LPの広告のみでカセットのことは書かれていない。LPはエキスプレスレコードでカセットは東芝EMI株式会社
2018年04月08日
1973年12月25日発売のアリスの3枚目のアルバム。3枚目にして賛否両論渦巻いたアルバムです。詳しい内容は「アリス・セカンド・ライブ!」に収録されてる「アリスのメッセージ」を聴いてみてください。このアルバムが発売される20日前に先行シングルとして「青春時代」が発売されヒットしました。この曲は、作詞 なかにし礼さん、作曲 都倉俊一さんで、初めてメンバー以外の作家の曲を歌った。アルバムも11曲中5曲のみがアリスのメンバーが作った曲でした。6曲のプロの作家作品からライブのセットリストに入ったのは、シングル「青春時代」とそのB面「地図にない町」と「涙化粧」だけだったように思う。何年か前にALICE IIIの話をきんちゃんとした時に、「愛しはじめて三ヶ月」や「愛は二人で」も好きな曲だと話してくれたのを思い出した。自分も「突然炎の如く」とか「涙化粧」を高校生の頃にバンドでカバーした事があった。この2曲は松本隆さんの歌詞です。本題に・・・「ALICE III」は、LPとカセットでは曲順も収録曲も違っています。(ALICE VまではLPとカセットの曲順違いと収録曲違いが普通にありました)他のアルバムのバージョン違いは、順番に紹介します。 「ALICE III」アルバムとして正式な曲順 A面 B面1「青春時代」 1「かもめ」2「愛しはじめて三ヶ月」 2「星物語」3「涙化粧」 3「突然炎の如く」4「走馬燈」 4「地図にない町」5「雨降りは大好き」 5「愛は二人で」 6「青春の影」最初に発売されたカセット 品番ZA1300のみ12曲入り 「青春時代/ALICE III」(タイトルも違うし、ジャケットもまったく違う) A面 B面1「青春時代」 1「かもめ」2「雨降りは大好き」 2「涙化粧」3「愛は二人で」 3「帰り道」★4「愛しはじめて三ヶ月」 4「走馬燈」5「星物語」 5「地図にない町」6「突然炎の如く」 6「青春の影」ジャケットもオリジナルにして再発したカセット 品番ZT25-302 「ALICE III」(これまた曲順はまったく違う) A面 B面1「青春時代」 1「かもめ」2「涙化粧」 2「星物語」3「走馬燈」 3「青春の影」4「突然炎の如く」 4「愛しはじめて三ヶ月」5「地図にない町」 5「雨降りは大好き」6「愛は二人で」初回カセット。ボーナストラック?でALICE IIの「帰り道」が収録されてる^^;A面とB面の時間合わせなんだけど。再発のカセット個人的には、この曲順が一番ありえない^^;まだ、「帰り道」が入ってる初回カセットの曲順で聴く方がしっくりくる。 長くなりそうなので、LPとCDはあとで。
2018年04月08日
谷村新司さんのリサイタル初日に行ってきました!毎年、恒例になった東京の国立劇場・大劇場でのリサイタル。今年のセットリストは、最近の20年のソロコンサートの中では確実に最高中の最高でした!1970年代〜80年代前半、アリスと同時進行で制作されていた頃のソロアルバムからの楽曲が多く、驚きと感動で胸が熱くなった。毎年、ちんぺいさんのコンサートには必ず何度か行って、毎回、感動して満足していましたが、今年は感動の大きさが違いすぎた。90年代以降からファンになった人は知らない曲が多かったかも知れないけど、その中でもマニアックなファンなら全曲知ってる曲のはず。昔からのファンは、多分、知らない曲はなかったと思う。とにかく、ソロコンサートはアリス活動停止後の1982年増上寺でのちんぺいさんのコンサートからずっと観てきてるけど、ベスト5に入る素晴らしいコンサートでした。(細かく言うと1979年アダモとのジョイントコンサートが初めてのソロでのステージ。それも観てます)かなり珍しいセットリストだったので、知りたくない人はこれ以上は見ない方がいい。------------------------------------------------------------------------------------------------ネタバレありイントロダクションの美しい曲が演奏され、ピアノのみで「昴」の前奏。そして、ちんぺいさんは、花道スッポンから登場。かなり、静かにアレンジされた「昴」から始まりました。 レア度(貴重度)(★〜★★★★★)1曲目「昴」(別バージョン) ★★2曲目「Runnin' On」 ★★★★★ 1980年6thアルバム「昴」A面1曲目3曲目「終着駅」 ★★★★★ 1980年6thアルバム「昴」A面2曲目4曲目「引き潮」 ★★★★ 1976年3rdアルバム「引き潮」A面1曲目5曲目「陽はまた昇る」 ★ 1979年5thアルバム「喝采」B面1曲目&シングルカット6曲目「ラ・カルナバル」 ★★★★★ 1980年「ALICE VIII」A面1曲目7曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 ★★ 1976年「ALICE V」A面2曲目8曲目「さらば青春の時」 ★★★ 1977年シングル〈2部 〉イントロダクション ラヴェル「ボレロ」9曲目「喝采」 ★★★★ 1979年5thアルバム「喝采」A面1曲目10曲目「モーニングコール」 ★★ 1984年10thアルバム「抱擁」A面5曲目11曲目「真夜中のピンボール」 ★★★★★ 1979年5thアルバム「喝采」A面3曲目12曲目「流行の女達」 ★★★ 1984年11thアルバム「棘」A面4曲目13曲目「忘れていいの」 ★ 1984年10thアルバム「抱擁」B面2曲目14曲目「輪舞-ロンド-」 ★★★★★ 1989年16thアルバム「輪舞-ロンド-」6曲目15曲目「冬の嵐」 ★★★★ 1977年4thアルバム「黒い鷲」A面3曲目16曲目「Keep On!」 ★★ 2017年シングル17曲目「残照」 ★★★★★ 1980年6thアルバム「昴」B面3曲目18曲目「いい日旅立ち」 (山口百恵さんへの提供曲)19曲目「チャンピオン」 1978年アリスEPのソロアレンジバージョン20曲目「昴」 1980年6thアルバム「昴」B面4曲目&シングル21曲目「サクラサク」 2015年アルバム「NIHON~ハレバレ~」4曲目22曲目「サライ」 テレビ番組企画曲「Runnin' On」と「終着駅」は、びっくりでした。二度と生で聴くことは出来ないと思ってた曲。アレンジも大きく変えずに、オリジナルに近いアレンジで鳥肌でした。「Runnin' On」は「スコットランド・ザ・ブレイブ」を少し入れ込んでました。「引き潮」は、何度かセットリストに入ってましたが、今回の「引き潮」が特に鳥肌だったのは、ギターのフレーズがオリジナルをほぼ忠実に再現してくれた事!キーは違ってるけど、イントロのギターソロも間奏ソロも曲中のオブリもオリジナルの空気感そのもの。ピアノのオブリもほぼオリジナルの響きをそのままに感じさせてくれた。「BLACK & BLUE ツアー」などでセットリストに入った時は、オリジナルの空気感はほとんどなくなってた演奏でした。それでも、セットリストに入るだけでうれしかったのですが、今回の「引き潮」は、「エンドレスロード」でのライブバージョンに匹敵するバージョンです。「ラ・カルナバル」はソロのステージで歌うとは思ってなかったのでびっくり。「♪ア〜ヤヤヤ〜」のパートを観客がまず練習して、大合唱でした。「さらば青春の時」を聴くと、「エンドレスロード」のエンディグを思い出す。子供ながらに本当にカッコ良いと思って感動しまくりでした。神戸と大阪で観た「エンドレスロード」は、一番の宝物かも知れない。第二部は、ラヴェルの「ボレロ」の演奏から始まって「喝采」に!この曲は約40年の間に何度かセットリストに入ったけど、かなりレアな選曲だと思う。たしか1982年「ONE AND ONLY」ツアーでいきなりセットリスト入りしたと記憶してる。その前に1979年アダモとのジョイントコンサートでも歌ってくれました。(企画物ライブ)「真夜中のピンボール」も1979年アダモとのジョイントコンサートで歌ってくれました。あの時は超名曲「Left Alone」が聴けたのも大きかった!「輪舞-ロンド-」もかなり久しぶりにセットリスト入り!「輪舞-ロンド-」のアルバムからは「秋のホテル」「愚かしく美しく」「アデュー巴里」の3曲は、「輪舞」のアルバムのツアー以降も何度かセットリスト入りしてましたが、このタイトル曲がセットリスト入りするのはかなり珍しい。ほんとに良い曲なんで、これからも歌ってほしい。このアルバムなら「追憶」「10年前」「約束の"パレット"」「戀」の4曲が特に好きな曲ですが、セットリスト入りすることは、もうなさそう。「冬の嵐」も久しぶりです。この曲は1978年春ツアー、夏の武道館、1978年秋ツアーのアリスのコンサートで歌われてました。1977年12月の「トワイライトタイム ツアー」では「黒い鷲」からは「スナイパー」のみがセットリストに入りました。この時は「砂の道」をラスト間近かに歌っていました。ベーヤンのソロ曲「老人」がアリスのコンサートのセットリスト入りしたのも、この「トワイライトタイム ツアー」から。アリス1978年春ツアーまで「老人」はセットリスト入っていました。(その他、珍しい所ではベーヤンのソロ曲「君がいるから」も1978年春ツアーではセットリスト入り)(「トワイライトタイム ツアー」では、「ラストチャンス」と「ハートブレイク」がこの時のみセットリスト入りしました。それ以降は一度も歌われた事はない)「冬の嵐」と言えば、前にも書いたけど、1990年代のツアーでは、アコーディオンの静かなイントロ中にちんぺいさんが咳き込むという演出してて、観客をドキッとさせ集中させていました。「残照」もかなり久しぶりに生で聴けました。この曲を歌う前のMCも感動的で胸が熱くなった。アルバム「昴」からの楽曲を多くセットリストにいれていたので、アンコールラストが「この世が終わるとき(When The World Ends)」だったら、マニアックなファンが鳥肌立ちまくりで会場を後にすることになったかも。自分的にはアルバム「引き潮」のラスト曲「青空」をラストに歌ってくれたりしたら多分、ツアー全公演観に行くかも知れない。今日から始まったアリスのヤングタウンを聴いてからブログ書き始めた。毎週、金曜日が楽しみな1年間になりそうです。学生の頃、金曜日の夜が待ち遠しかった事を思い出す。今日、ちんぺいさんがMCでアリス3人でラジオ番組やった事なかったって言ってましたが、「HAND IN HAND ミュージックスペシャル」は1年間、アリスの3人でDJしてました。第一回目の放送から最終回まで全てカセットテープに録音して今でも大切に持っています。この番組があったので、1979年春の「ALICE HAND IN HAND Concert Tour」に繋がってる。明治製菓がスポンサーで「美しき絆」の、オリジナルバージョンを製作。B面は明治チョコレートデラックスのCM曲「デラ」でした。「ALICE VII」に収録されてる「美しき絆」は2回目のレコーディングバージョン。アレンジに関しては絶対に最初のバージョンの方が好きでした。1979年春ツアーでのみ、そのアレンジで演奏されました。あの時はゲストだったシグナルや岸田智史さんも一緒に「美しき絆」を歌ったと思う。セットリストに感動しすぎて、ライティングや装置のチェックがあまりできなかった。客席降りはなかった。毎回、降りなくてもいいとは思う。客席から登場したので一番驚いたのは、1977年エンドレスロードの「引き潮」下手中ほどの扉からちんぺいさんが登場!1コーラスを客席で2コーラス目を舞台に上がって歌い、アウトロで上手袖に引っ込むと、今度はロングコートを羽織って「ハーバーライト」を歌い始める。めちゃくちゃシブかった!「ハーバー・ライト(港の灯)」もいつか、またセットリスト入りするのを期待。(マッチを摺る音がめちゃくちゃカッコ良い!)アリスでも1975〜76年頃はよくセットリストに入ってた名曲「サンセット(蒼い夕日)」も忘れずにいつか歌ってほしい・・・・。「ラ・カルナバル」の代わりに「サンセット(蒼い夕日)」だったら、もっとマニアックに^^:今回のレアな選曲の楽曲を、セルフカバーアルバムとしてレコーディングして6月に発売するそうです。「Runnin' On」「終着駅」「引き潮」「真夜中のピンボール」「喝采」「輪舞」「冬の嵐」は収録されるのだろうか。今回、セットリストに入ってないレアな隠れた名曲もレコーディングしてほしい。「海猫」からなら「砂の道」以外なら何でもいい。「砂の道」は唯一、よく歌われる曲なので。アルバム「喝采」からなら、八代亜紀さんもライブでフルコーラスカバーした「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」なんかも改めて歌ってほしいかも。アルバム「黒い鷲」からなら、どの曲でも良い。三善英史さんがカバーした「バイ・バイ」や「シェナンドー河に捧ぐ」なども一度もライブで歌ってくれた事がないので聴いてみたい。タイトル曲「黒い鷲」も一度でいいので、フルコーラス、ライブで聴いてみたい。六本木で泊まったホテルの窓から東京タワーが見えてた。夜と昼前日の夜は友人5人できんちゃんの店に。ALICE IIIの告知チラシにサインをもらった。ちょっと珍しい写真。ALICE IVのレコーディング風景1973年春アリス
2018年04月07日
谷村新司さんの2016年と2017年のリサイタルが2枚組で発売になりました。Blu-rayとDVDで発売。『日本の伝統芸能の殿堂である国立劇場のステージに、ポップスのアーティストとして唯一立つことが認められている谷村新司が、2013年より毎年開催しているソロ・リサイタル、「THE SINGER」。その第4回と第5回、二つの公演をまとめて収録した』この2枚でちんぺいさんのソロ楽曲の有名どころは、ほぼ網羅されてると思う。多くの映像作品が出ていますが、画質、音質ともに素晴らしいです。この作品と、2015年発売の2枚組Blu-ray、DVDの「THE FINAL 谷村新司 青山劇場リサイタル~2003「句読点」& 2014「CURTAIN CALL」を揃えれば、更にちんぺいさんのソロの世界の全てに、より完璧に近づく。Disc1 谷村新司リサイタル THE SINGER 2016年4月10日 国立劇場・大劇場1曲目「リメンバー」2曲目「走っておいで恋人よ」3曲目「今はもうだれも」4曲目「冬の稲妻」5曲目「遠くで汽笛を聞きながら」6曲目「五年目の手紙」7曲目「秋止符」8曲目「北陸ロマン」9曲目「三都物語」10曲目「いい日旅立ち」11曲目「サライ」12曲目「棘」13曲目「愚かしく美しく」14曲目「レストランの片隅で」15曲目「秋のホテル」16曲目「忘れていいの」17曲目「Far away」18曲目「DECEMBER SONG」19曲目「サテンの薔薇」20曲目「storia(kalafina)」21曲目「アルシラの星(谷村新司×kalafina)」22曲目「APOLLO」23曲目「流星」24曲目「昴」25曲目「チャンピオン」26曲目「サクラサク」Disc2 谷村新司リサイタル THE SINGER 2017年4月9日 国立劇場・大劇場1曲目「いい日旅立ち」2曲目「陽はまた昇る」3曲目「サライ」4曲目「22歳」5曲目「最後のI LOVE YOU」6曲目「三都物語」7曲目「階」8曲目「風姿花伝」9曲目「花」10曲目「夢の途中」カバー11曲目「落陽」カバー12曲目「少年時代」カバー13曲目「忘れていいの」14曲目「Far away」15曲目「サテンの薔薇」16曲目「いい日旅立ち(谷村新司×三浦祐太朗)」17曲目「浪漫鉄道 蹉跌篇」18曲目「群青」19曲目「流星」20曲目「昴」21曲目「サクラサク」22曲目「スタンダード」今年も4月に国立劇場・大劇場でのリサイタル3daysが開催されます。その後は2018全国ツアー。そして、アリスの活動も少しづつ始まる。次の日曜日3月4日、朝7時フジテレビの「ボクらの時代」にアリス3人揃って出演。再始動についてのトークが繰り広げられるようです。3月10日にはBS日テレ「地球劇場」に、アリスが出演!
2018年03月03日
1981年11月7日、後楽園スタジアムで活動停止したアリスが、1987年12月にアルバムとシングルを発売して第一回目の再始動。この時はレコード発売と数本のテレビ出演のみで、ファンが期待してたライブ活動はありませんでした。1987年12月15日発売の「ALICE X」に、この「平凡」は収録されています。半年以上経ってのシングルカットなのか?と思っていたら、まったく違うアレンジでの発売でした。当時、両バージョンかなり好みが分かれてたように思う。A面「平凡」ニュー・ヴァージョン作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんアルバムの編曲は佐々木誠さんでした。シングルでは、完全に歌謡曲アレンジに変えて、アルバムでのフォーク色を薄めています。アルバムでのリードボーカルはサビまでをべーやんが歌い、サビからちんぺいさんとハモりになってます。シングルではサビまでの歌唱は先にちんぺいさんが歌い、べーやんがその後を歌ってから二人でサビ。あと、メロディの譜割を変えてる箇所もあります。 この曲はアリスでは一度もライブで歌った事はありません。たしか、ソロライブではちんぺいさんが歌って事があったと思います。好きな曲ではあるけど、次の再始動ツアーで、別に歌わなくてもいいです^^;B面「4月の魚」作詞 谷村新司さん 作曲 矢沢透さん 編曲 佐々木誠さんこの曲はアルバム「ALICE X」B面1曲目の勢いあるナンバーです。セットリストにいれてほしいと思う曲です。イントロは本物のブラスセクションで演奏すれば、もっとライブ映えする曲になりそう。アリスの再始動が正式に発表されて(詳しい内容はまだです)、来月3/10のBS「地球劇場」にアリスとして出演するので、何か少しずつ活動内容なども分かってくるのかも知れません。今年の12月でちんぺいさんは70歳になります。来年は全員そろって70歳です。古希の祝いとしてのツアーになりそうです^^;今でも年間通して精力的な活動を続けているのは凄い事だと思う。ちんぺいさんは、今年の4月からのライブ活動とアリスの活動の準備と充実した1年になりそうです。プロモーション用シングルこれは両面ともアルバムバージョンが収録されています。A面B面とも「平凡」アルバムバージョンが収録されてます。このプロモ用シングルの編曲が青木望さんになっていますが、佐々木誠さんの間違いだと思うのですが、川村栄二と間違えるのならわかるのですが、なぜに青木望さんと間違えたのか謎です。実は青木さんアレンジのバージョンもあったりして・・・^^;「ALICE X」発売時によく掲載されてた宣材写真「ALICE X」の発売時にすでにちんぺいさんの1988年ソロツアーのスケジュールが出ていました。これを見ると、アリスとしてのライブ活動がない事は言われなくても分かってた^^;
2018年02月21日
来月のBS日テレ「地球劇場」でアリス3人が揃っての登場!2019年本格的な再始動に向けての前夜祭のような物になるのでしょうか。2013年「ALICE XI」を発表に伴っての全国ツアーは47都道府県すべてでライブをして総合計が60本以上のコンサートツアーになりました。2019年も47都道府県開催はどうかと思いますが、地方で待ってるファンのために多くの町でライブをしてくれると思います。1981年11月7日、後楽園球場での活動停止から、本格的にライブ活動を再開させたのは2001年1月17日神戸国際会館でのコンサートでした。この年の夏に全国アリーナツアーを開催。チケット争奪戦も激しくなった約20年ぶりのツアーでした。このツアーに合わせ、新曲2曲を含んだセルフカバーアルバム「ALICE 0001」を発売。新曲は2曲とも名曲でアリスファンは感動しました。他の曲は新たなアレンジで代表曲の数々をリレコーディング。激しいROCKにアレンジされた「散りゆく花」は、ツアーでも大盛り上がりでした。そこから、単発での再結成は何度かありましたが、再び全国ツアーを開催したのは2009年でした。2009年7月〜11月まで、36会場全40公演、ほとんどの町が発売日と同時にSOLD OUTに。その追加公演に2010年2月28日東京ドーム公演。このチケットも発売日10分で完売しました。そして2013年の47都道府県ツアーでした。アリスの活動がない年はソロでの全国ツアーを開催していました。昨年の谷村新司さんの全国ツアーでは、アリスの楽曲を一切歌わないツアーになっていました。活動再開を少しだけ匂わせる発言をどの会場でもしてくれて、客席は大盛り上がりに。簡単に81年の活動停止からのアリスとしての活動を書きましたが、いろいろ、他にも3人が集結しての活動はありました。2001年活動再開させてから、ライブでいまだに実現していない事もいろいろあります。大ブレイクしてからのライブで欠かせない、ラテン曲の数々がセットリストに一度も入っていないこと。(1978年12月23日〜25日3箇所でのクリスマスコンサートのみラテン曲は演奏されませんでした)1977年末から、激しいラテン楽曲を多くライブで演奏されるようになりました。それまでにもラテンのリズムの曲は多くありましたが、本格的なラテンパーカッションを加えての演奏は、1977年発売の谷村さんのソロアルバム「黒い鷲」に収録されていた「スナイパー」をアリスのライブのセットリストに取り入れてからです。この曲が初めてアリスのライブで演奏されたのは1977年冬「トワイライトタイム」ツアーから。ライブのオープニングにいきなりこの曲からスタート。客殿が落ちて、緞帳が下りたままの舞台に照明が緞帳を様々な色で照らし、イントロダクションはラテンではなくフュージョンのようなクリーントーン16刻みのリズムから始まり、ブレイクが入り、松田幸一さんのコンガソロが鳴り響き出すと緞帳が上がっていく!この時はきんちゃんはまだティンバレスを叩いていなくて、ドラムでした。ちんぺいさんとべーやんはギターを掻き鳴らし圧倒的な迫力でした。そして「スナイパー」は、ちんぺいさんのソロアルバムのテンポとほぼ同じでラテン色を強めたアレンジになっていました。実は、この時のテンポとアレンジが自分は一番好きでした。1978年春のツアーになると、きんちゃんはティンバレスを使用しはじめ、テンポは「トワイライトタイム」の時より若干速くなっていました。この時も初めて生で聴くティンバレスの響きが新鮮でカッコ良くて鳥肌立ちまくりでした。1978年夏武道館3Days「栄光への脱出」のオープニングでも「スナイパー」が選ばれました。テンポはさらに速くなってました。これはメドレーでつながる最新アルバムからの「つむじ風」のテンポに合わせたもの。今でも思ってるのですが、「栄光への脱出」のオープニングは「スナイパー」と「つむじ風」が逆だった方が良かったんじゃないかと・・・。それまでに「スナイパー」をライブで何度も聴いていたかも知れないけど。次は1979年4月シングルB面「逃亡者」が派手なラテンナンバー。この曲は1979年夏のツアーで演奏されましたが、間にお遊び的な物が挟み込まれてガッカリしたのを覚えています。カッコイイ曲だから、単体で普通に聴きたかった。この曲は秋のツアーからはセットリストから外れました。ブラスセクションが夏ツアーのみだったから仕方ないのですが。1980年8月発売「ALICE VIII」には、「ラ・カルナバル」と「メシア」と、もろラテン曲2曲収録。この2曲は、日本平での野外コンサート「HOT JAM'80」からセットリスト入り。その後、1981年10月31日札幌厚生年金会館まで、セットリストから外れた事はなかったと思う。「スナイパー」「つむじ風」「ラ・カルナバル」「メシア」をライブで演奏するには、もう一人、ドラムがいると言うことがネックになってるのかも知れない。1978年夏以降、アリスのバックミュージシャンに、パーカッション兼ドラムを担当するミュージシャンが必ず一人いました。(「スナイパー」はドラム無しで、ティンバレスのみでも演奏してたツアーもあります)2019年ツアーでは、ラテン曲の復活があるのか…も気になります。ニューアルバム「ALICE XII」のレコーディングもきっとあると勝手に思ってるけど、3人がアリス用に書き溜めてた曲がどんなの曲なのか今からワクワクしてしまう。小学3年で初めてアリスのコンサートを生で聴いてから今でも聴くだけで鳥肌な「愛の光」ですが、一度でいいから、スタジオレコーディングのアレンジのままバックバンドを入れてライブで聴きたい。1978年春のツアーのみ「愛の光」にピアノが入ってた事がありましたが・・・あれは好きじゃなかった。スタジオバージョンの「愛の光」が聴けるなら、きんちゃんにはドラム叩いてほしい。アリスの事を書き始めると、止まらなくなるので・・・。1979年9月15日「限りなき挑戦」夏のツアーラスト 横浜スタジアムで「つむじ風」を演奏してる所。この横浜スタジアムでの細かい資料が掲載してある本がありました。1979年9月15日 横浜スタジアム総入場者数29750人 警備員数400人 スタッフ数265人音響 ツイーター64本 スコーカー128本 ウーハー64本アリス用 4550 2本 2440 2本 三角モニター 3本照明 スポット1kw×800本 5kw×20本 ピンスポット×12本 その他1.5kw,10kw.2kw使用総照明量1300kwアルゴンレーザー アメリカスペクトラフィシック164×2本 光航路制御装置(光学台)1台光膜作成装置 アメリカゼネラルスキャニングスキャナ320×1台自作のドライブアンプ、コンソール各1台 スイッチマシーン1台今から39年前の日本のアーティストのライブの中では最大級でした。1979年8月武道館7daysをSOLD OUTさせての追加公演的な横浜スタジアムでのライブでした。2019年はしっとり曲を中心にホールツアーでアリスの名曲の数々、隠れた名曲、一度もライブで演奏しなかった曲など、じっくりと聴かせるライブを期待してます。1973年春、宣材写真用にこの場所で多くの写真が撮られました。よく使われてるもの以外で、少し珍しい3点。(一番よく使われてたのは、並んで座って真ん中のちんぺいさんが指差してるポーズのもの)これは、ほとんど使われていないと思うこれも、あまり見かけなかった写真この写真は全体はかなり引きの写真で、これもあまり使われていないと思う。この写真はコンサートのチラシなどで何度か使われてるのを見た。ややアイドルポーズ的な^^;
2018年02月11日
1981年2月1日・2日と神戸国際会館で開催されたアリスのコンサート。この日は凄いアクシデントがあって・・・ その事はあとで書きます。(後にも多分、ちんぺいさん自身、一度もMCのネタにはしていない)この2月2日の公演が神戸で開催された最後のコンサートになりました。(活動停止前)1981年「謀反ツアー」は、神戸での公演がありませんでした。「謀反ツアー」の関西での公演は大阪フェスティバルホール8回と甲子園球場のみで神戸はなし。当時は不満タラタラでしたが、活動再開のコンサートが神戸国際会館だったのでヨカッタヨカッタ^^;この時のセットリストは1980年9月からのツアーとほぼ同じ内容でした。1980年9月3日の大阪フェスの事は前に書いたけど、(タイ・バンコク公演から4日後のライブ)多少のセトリ変更はあったものの、全体的な流れは同じでした。Vo、アコギ、リコーダー 谷村新司さんVo、アコギ 堀内孝雄さんドラム、パーカッション、ピアノ、リコーダー、Vo 矢沢透さんEギター 市川よしのりさんベース 六川正彦さんドラム 矢口浩さんKey 難波正司さんコーラス ピックアップ1曲目「スナイパー」〜メンバー紹介2曲目「南回帰線」mc3曲目「メシア(救世主)」mc4曲目「好きじゃないってさ」mc5曲目「走っておいで恋人よ」mc6曲目「秋止符」mc7曲目「ラ・カルナバル」mc8曲目「裸木」べーやんmc9曲目「あなたがいるだけで」きんちゃんmc10曲目「昴」ちんぺいさんmc11曲目「それぞれの秋」mc12曲目「狂った果実」13曲目「遠くで汽笛を聞きながら」mc14曲目「チャンピオン」15曲目「帰らざる日々」mc16曲目「さらば青春の時」全16曲で2時間半。曲数少ないのに2時間半もあるのは、4曲目「好きじゃないってさ」をパート分けして客席も歌うってコーナーの練習に15分くらい使ってたのと、7曲目「ラ・カルナバル」が8分〜9分と長かったため。MCもこの時のツアーはかなり長かった印象があります。オープニングは少しスペイシーなプログレのようなイントロダクションが演奏されて、緞帳が上がると、きんちゃんはセンターでティンバレス。オリジナルよりも、かなりテンポの速い「スナイパー」ですが、1979年冬にセットリストに復活した頃の異様な速さではなくなってました。「スナイパー」が演奏されなかったのは、1979年夏のツアー「限りなき挑戦」と、その流れのままでの短縮版秋のツアー。そして1979年クリスマスコンサートツアーから復活。「スナイパー」がセットリストから外れていた時は「つむじ風」が演奏されてた。自分が一番好きな「スナイパー」のライブバージョンは、1977年12月「トワイライトタイム」ツアーの、オリジナルの「黒い鷲」とほぼ同じテンポで演奏された「スナイパー」が最高にカッコ良かった。1978年春のツアーでは、「トワイライトタイム」より少しテンポアップしたものの、まだ、オリジナルの雰囲気も残してた。この時はピアノで始まる「愛の光」とメドレーになってました。1978年武道館の頃には、少しアップテンポになっていき、その後はどんどん速くなっていった。早口言葉のようになってる「スナイパー」より、せめて1978武道館のテンポならめちゃカッコイイ!この神戸のコンサートの後、関西では4月29日に滝野ローンステージでの野外コンサートでも「スナイパー」が、ライブの1曲目でした。テンポは2月の神戸とほぼ同じでした。3月にFMで生中継された時のテンポだと思う。この時は「スナイパー」から「今はもうだれも」に繋がる珍しいパターンでした。「謀反ツアー」の「スナイパー」は、もう異様な速さになってしまってました。あれはあれで、カッコイイけど、やっぱり少しだけ落ち着いた雰囲気のある「スナイパー」の方が好き。高速バージョンでは「♪震える指で 引き金が弾けるか OH〜」の部分がいつもかなり早口言葉状態でした。「スナイパー」だけでも、まだまだ書きたい事はあるけど・・・この頃の「走っておいで恋人よ」は、べーやんのギター1本でちんぺいさん、きんちゃんはリコーダーのバージョン。2コーラス目はきんちゃんが歌う。べーやんのコーナーは、5枚目のアルバム「デラシネ」に収録されてる「裸木」アルバム「デラシネ」からアリスのコンサートで歌われた曲は多くて、「南回帰線」「裸木」「デラシネ」「トラベリングマン」の4曲。1980年夏のツアーでは「トラベリングマン」、1980年秋は「デラシネ」、冬から1981年春は「裸木」が、ソロコーナーで歌われました。きんちゃんのコーナーは「あなたがいるだけで」の弾き語りでした。1979年夏は「あなたがいるだけで」、1979年秋〜冬「緑をかすめて」、1980年夏は「ボッサ・デ・スー」、そして、1980年冬から1「あなたがいるだけで」が復活しました。この頃の「あなたがいるだけで」は、イントロに新たなメロディを作って演奏されてました。11月7日後楽園スタジアムで演奏されたピアノアレンジとは、かなり違ってました。間奏にも、イントロのメロディを少し変えたもの、アウトロもこの頃のみのアレンジ。ちんぺいさんのコーナーは「昴」でしたが・・・・この日、凄いアクシデントがありました。楽屋から下手側の舞台袖に向かう途中の扉で顔面を打ってしまい、鼻血が止まらなくなったとの事。ちんぺいさんは笑いに持っていってましたが、舞台奥で何度も鼻をかんだり、すすったりで実はかなりきつかったんじゃないかと思う。「なんか、血まみれのステージになってしまいましたが・・・」とか言いながら、いつものMCになかなか入られずに、舞台袖に向かって「誰かちり紙持ってないかな」と・・・スタッフがちり紙を持ってくると、丸めて鼻に詰めました^^;ちんぺいさんは笑いに持って行こうとしても、客席は心配そうに緊張の糸が張り詰めていく・・・客席から「ちんぺいちゃん頑張って〜」って女性からの声が飛び、それを真似るように男性も「ちんぺいちゃん頑張って〜」と客席の笑いをとって、ちょっと緊張してた客席も少し和み、それにちんぺいさんがツッコみ入れて、そこから進行しやすくなった感じでした。それでも、鼻にはちり紙を詰めています。奥の方にして、ほぼ見えなくしていましたが。そこから、ニューヨーク・サン新聞が少女からの投書に対して社説で応えた話です。このMCはアリスファンならみんな知ってる話です。そして、そのまま「昴」を歌う。 鼻血に耐えながら、鼻にティッシュを詰めて「昴」を歌ったのは、多分この時だけだと思う^^;「昴」のあとの「それぞれの秋」も、そのままの状態だったのかは覚えてない。多分、袖に入る間はないので、そのままだったと思う。この時、何があったのか、ちんぺいさんがこの時の事を覚えていたら、MCででも話してほしいと思う。絶対、忘れてないと思うけど。「遠くで汽笛を聞きながら」はピアノのみのイントロから始まるバージョン。間奏はオルガン。べーやんのフェイクは3コーラス目のサビのみでした。謀反ツアーからは、凄いフェイクになっていきます。謀反ツアーの中でも、甲子園の時はフェイクをかなり控えめにして、ほぼオリジナルの歌唱で聴かせてくれました。その他の会場ではかなり強くフェイク入れてたと思う。「帰らざる日々」は3人のみの演奏。「さらば青春の時」は、すごく小さい音のピアノイントロから始まるバージョン。客席も一緒に歌いやすくしたアレンジ。「さらば青春の時」に関しては「エンドレスロード」のバージョンが最高だと思う。「栄光への脱出」の時はトランペットが張り切りすぎて、もう聴いててぐったりする。1979年クリスマスコンサートから、再びセットリストに入った頃は「エンドレスロード」に近い感じにアレンジされてましたが、1980年春から次第にみんなで歌うバージョンになってしまった。それでも最後のサビ部分はちんぺいさんもべーやんも凄い熱唱でした。2018〜2019年はアリスの再始動も決まったようで、楽しみです!J列なのかK列なのか・・・ Jの上にKのハンコなので、当然K列^^:この頃は、チケットもアナログな時代で良かった。意外とだぶってチケット売ったとかのアクシデントは聞かなかった。その分、イベンターがしっかりしてたのかな。この前後のアリスのコンサート12月27.28と大阪フェス、姫路、神戸2daysを挟んで2月10.11と再び大阪フェス。
2017年12月30日
「堀内孝雄&ケインズ」として発売した2枚目のシングル盤。1枚目は「逆光線」で、CMソングとして使われたので広く知られた曲でした。べーやんのファンはみんな知っていますが、一応、ケインズのメンバーを。ケインズとは「20歳のめぐりあい」の大ヒットで知られている、シグナルのことです。べーやんとシグナルが合体して約1年だけ活動しました。アルバムも1枚発売しています。ケインズ(シグナル)浅見昭男さん(Vo、G)住出勝則さん(Vo、G)稲垣達雄さん(Bass)A面「センチメンタルウインド(感傷風) 」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さん、椎名和夫さん正統派フォークナンバーと言ってもおかしくないアレンジとメロディーラインです。この曲はアルバムに収録されてないので、聴く機会はなかなかないのですが、ヒットしてもおかしくなかったと思える作品だと思う。歌メロも良いし、アコギ3フィンガーを前に出してるAメロのアレンジも凄く好きでした。サビもキャッチーだし、エレクトリックヴァイオリンのソロもめちゃくちゃ良い!B面「エイプリル レイン」作詞 浅見昭男さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 椎名和夫さんこの曲はアルバム「CANES-On The Same Road-」の1曲目飾るキャッチーな楽曲。バージョン違いなら、うれしいけど、アルバムと同じバージョンです。このアルバムが出た時は、よく聴いてた。特にこのアルバム1曲目から2曲目「悲しみのとなり」の流れが気に入ってました。
2017年11月01日
谷村新司さんの2017年コンサートツアーの最終日に行ってきました。午前中から昼過ぎ2時頃まで神戸は傘をさした途端に傘が壊れるほどの暴風雨でした。コンサートが中止になるんじゃないかと心配しましたが、3時頃から風も弱まり、雨も小雨に。開場時間の4時には晴れ間が出てくるほどに天気は回復。コンサートは5時開演でした。先週の土曜日は東京 Bunkamura オーチャードホールで観ましたが、今日の熱気はまた違ったラストに相応しい盛り上がりでした。ツアーラストだからと言って、セットリストが変わる事はありませんでしたが、いつもなら舞台の上で歌ってる「三都物語」を今日は、下手側の通路に降りてきて、握手しながら歌ってくれました。第1部1曲目「いい日旅立ち」(「抱擁」バージョン)2曲目「陽はまた昇る」3曲目「サライ」4曲目「22歳」5曲目「最後の I LOVE YOU」6曲目「三都物語」7曲目「階」8曲目「花」第2部9曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。10曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。11曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。12曲目「レストランの片隅で」13曲目「棘」14曲目「忘れていいの」15曲目「Far away 」16曲目「サテンの薔薇」17曲目「嗚呼」(新曲)18曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」19曲目「群青」20曲目「流星」21曲目「昴」22曲目「アデリーヌ」23曲目「スタンダード」アリスの楽曲を1曲も歌わなかったソロコンサートは、たしかこれまでに一度もなかったと思う。「チャンピオン」はその都度、いろんなアレンジに変えて演奏され続けてきました。「冬の稲妻」「遠くで汽笛を聞きながら」「夢去りし街角」「狂った果実」「ジョニーの子守唄」「帰らざる日々」・・・この辺りの曲はどの曲か1曲は入ってたと思う。今回は完全にアリスの曲は1曲もなし。アリスの曲は、アリスのコンサートの時にたっぷり聴けたらそれが一番。ソロの時はマニアックな曲も含め、ソロアルバムの楽曲だけで構成してくれるのはうれしい。今日のMCでも、ちんぺいさんが話してたけど、神戸国際会館をホームグラウンドとしてちんぺいさんが所属してたポートジュビリーが活動していました。アマチュア時代から神戸国際会館のステージに数え切れないほどに上がっています。それから、やっぱり神戸でアリスといえばHAD(ハタケヤマアートディレクション)です。神戸でちんぺいさんや、アリスのコンサートを観ると、必ず畠山さんの豪快に笑ってる顔や凄くフレンドリーに子供だった自分に話しかけてきてくれてたのを思い出す。1978年にHADが独自に作ってたオリジナルグッズのポスター。あと、ポストカードなどもHADでしか買えないグッズとして作ってました。伝説のALICE IN TAKINO^^;凄く不便な場所に30000人近い人を集めて開催された野外コンサートです。1979年4月30日、1980年5月3日、1981年4月29日と3年連続で開催されました。あのまま活動を続けてたら、ずっと恒例の野外コンサートになってたのかも知れない。このコンサートにもHADは主催のひとつとして絡んでいました。チラシは真っ赤なペガサスでしたが、ポスターはブルーのグラデーション。その野外コンサートの3日前の1979年4月26日にちんぺいさんのロックキャンディーズ、べーやんのフーリッシュ・ブラザーフッドが再結成したポートジュビリーのコンサートがありました。このポスター見てもわかりますが、チケットは350円。チケット取るの大変だったコンサートです。このコンサートはダイジェストでMBSで放送されました。
2017年10月30日
谷村新司さんの東京公演に行ってきました。文化村に行くのはかなり久しぶりでした。中島みゆきさんがシアターコクーンで「夜会」をやってた頃は、1989年から毎年、文化村に行ってたけど、「夜会」を違う会場で公演するようになってからは、ほとんど行く事はなくなった場所です。昨夜、友人たちと2時まで飲んで、その後、さらに4時過ぎまでファミレスに入って話し込んでたので、昼前にホテルのロビーに集合した時はみんなグッタリの状態のまま^^;元気出そうと、鰻丼と二八蕎麦を食べて、六本木から渋谷へ。雨は降り続いてる上に、相変わらずの人の多さで傘と傘がぶつかりながらも、文化村に到着。今日のコンサートはWOWOWが生中継で入ってました。16台ものカメラで中継された。帰ってきてから、録画してたのを観たけど、音も映像もなかなか良くて客席にいたままの臨場感も伝わる生中継になってました。セットリストは変わりなしで第1部1曲目「いい日旅立ち」(「抱擁」バージョン)2曲目「陽はまた昇る」3曲目「サライ」4曲目「22歳」5曲目「最後の I LOVE YOU」6曲目「三都物語」7曲目「階」8曲目「花」第2部9曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。10曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。11曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。12曲目「レストランの片隅で」13曲目「棘」14曲目「忘れていいの」15曲目「Far away 」16曲目「サテンの薔薇」17曲目「嗚呼」(新曲)18曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」19曲目「群青」20曲目「流星」21曲目「昴」22曲目「アデリーヌ」23曲目「スタンダード」新曲の「Keep On!」がセットリストに入ってくるかもと、少し期待してしまった。先月、観た高知のライブよりは少し抑え気味に歌ってた印象。テレビ中継が入ってるのも関係してるのかも知れない。それでも、「浪漫鉄道 蹉跌萹」「群青」「流星」の3曲の歌唱は最高でした。今回のツアーも残す所、あと1回です。
2017年10月22日
谷村新司さんの新曲が発売になりました。3曲入りのシングルです。「嗚呼/Keep On!」が両A面扱いで、最新アレンジの「三都物語」の3曲。1曲目「嗚呼」作詞 谷村新司さん 作曲 三木たかしさん 編曲 瀬戸谷芳治さん2009年に亡くなられた、三木たかしさんの未発表曲にちんぺいさんが歌詞を付けた楽曲です。この曲は京都国立博物館120周年記念の「国宝」展覧会のテーマ曲です。すでに、今のツアーではセットリストに入っているので、ライブですでに聴いた人も多いと思う。アレンジも大陸的な壮大なもので、歌詞を改めて読みながら聴くと楽曲のスケールの大きさをさらに感じる。ちんぺいさんの楽曲に「ああ」と感嘆を表すものはかなり多い。その中で、「嗚呼」と漢字で表記されてるものは、少ないように思う。今浮かぶ、ちんぺいさんのソロ曲で印象的な「ああ」は、「あゝ 限りある この人生 あゝ 心のままに生きてみたい」(青空)★一番好きな曲「ああ 生きてるとは 燃えながら暮らすこと」(陽はまた昇る」「ああ 砕け散る 宿命の星たちよ」(昴)「嗚々 嗚々 誰も知らない 嗚々 嗚々 明日散る花さえも」(風姿花伝)「あー 年老いた 白き狼よ」(天狼)「あー 流れてゆく あー 地の果てまで」(ラ・ストラーダ)「あー 今も響き続ける あの歌あのメロディー」(リメンバー)「やつれた指の隙間を 春が静かに過ぎていく 嗚々〜」(愛去りて)「嗚呼 儚き夢よ 昭和の夢」(昭和)「ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる」(いい日旅立ち)「あー 祇園祭の 遠ばやしが聞こえる あー あの日のまま あーあの日のまま」(祇園祭)「あー そして残る あなたの胸に」(I・T・A・N)「あー幾たびか眠れない夜に泣き あー人生のいたぶりに傷ついて」(愛)「あー君のそばにいるよ あー君のそばにいる」(君のそばにいる)「嗚呼 だけど誰も止められない 胸の震えを」(海を渡る蝶)「あゝ今は黙って 二人で飲みましょう」(バイ・バイ)「嗚呼 生まれ 生きて 生かされて 伝える 人は小さく されども熱き命を歌う旅人」(ココロツタエ)「嗚呼 咲き誇る 人は名もなき花」(ムジカ)「あー 旅をする事は 時に死ぬことのかわりと 教えてくれた人がいた」(グランドステーション)「あゝ 死んでも叶わぬ恋ならば 生きて抜け殻をさらしましょうか」(恋唄)「あー 君をただ見つめてる 咲きほこる花のように」(咲きほこる花のように)「あー 夏がゆく傷を残して 風はもう秋の気配」(22歳)「ああ 今でも僕は髪を伸ばして 貴方のために歌い続けている」(面影)「あー あなたの声に包まれていた頃 おそれるものもなく 生きた頃」(風のメロディー)「あゝ 首すじの色とともに 少年は男に姿変えてゆく」(琥珀の夢)「ああ いつかサクラサク 涙を超える 人の胸に」(サクラサク)「あー 君に逢いにゆくよ きっと逢いにゆくよ」(心の駅)「あー 海より空より 深くて遥かなる 土より風より 儚く見えるもの」(Maria)「あー 早いものですね 一年なんて あー 今年も夏が終わりますね」(勇気のカタチ)もっと、あると思うけど・・・。アリスの楽曲にもかなりある。いきなり「明日への讃歌」の「♪あーあーあーああーあぁ〜」とか「♪ああ 知らぬ間に時は過ぎ 君の顔さえ忘れそう」とか「♪ああ 生きてるから悲しいのです」とか「♪あー 悲しいけれど 今年も一つ あー 悲しいけれど 年とってゆく」とか「♪あー 消えてゆく 跡形もなく」とか「♪ああ あなただけを 心に描いて ああ 生きてゆこう この人生を」とか「♪あー 漂えば 街は夕暮れ 帰るあてないメロスよ」など・・「嗚呼」「あー」「ああ」「あゝ」「嗚々」の使い分けの法則をいろいろ考えてみた。ちんぺいさんにはきっと拘りがあって使い分けていると思うけど、いろいろ考えてみるのも言葉の魔術師のちんぺいさんに少し近づけるような気もする。2曲目「Keep On!」作詞 五木寛之さん 作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん五木寛之さんとちんぺいさんの合作!冒頭の斬新なアレンジから一転、ずっしりと響く歌詞とメロディに引き込まれる。生のトランペットの音はやっぱり良い!サンプラー物とは全然違う。生のブラスセクションをライブでも入れてほしいと思う。ストリングスはKeyでもいいから・・・。3曲目「三都物語」2017バージョン作詞 多夢星人さん 作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん作詞の多夢星人さんは阿久悠さんの別のペンネーム。このバージョンはライブアレンジに近いもの。このシングルの3曲は、トランペット以外はツアーのバンドメンバーで録音されています。
2017年10月06日
谷村新司さんの1987年発売のシングル。女歌の世界を確立させた、1984年発売の11枚目のアルバム「抱擁」の流れをくむ名曲です。A面「今のままでいい」作詞 谷村新司さん 作曲 三谷泰弘さん 編曲 佐々木誠さんこの曲はシングルバージョンとアルバムバージョンでは、全く違う曲かと思うほど、アレンジが大幅に違います。ライブでは最初に演奏された時だけ、シングルバージョンで、その後はアルバムバージョンに近い形で演奏されたように記憶しています。自分は落ち着いた感じでドラマチックなアレンジのアルバムバージョンの方が好きでそっちばかり聴いてたのですが、久々にシングルバージョンを聴いてみてアレンジがGeorge Michaelの「Careless Whisper」の雰囲気にかなり似てた事などから敬遠してたのかも。「Careless Whisper」は大好きな曲ですが。何十年かぶりにシングルバージョンを聴いてみて、キャッチーでインパクトのあるアレンジでこれはこれで凄く良いと思えた。ちなみにアルバムバージョンは作詞 谷村新司さん 作曲 三谷泰弘さん 編曲 青木 望さんこっちは、美しいピアノの調べでドラマチックに始まり、物悲しいストリングスが絡んでくる。テンポもシングルよりもかなり遅く、落ち着いた感じです。さすがに、このアレンジではシングル切るのは難しいと思う。女歌を集めたアルバムで聴くからこそ、このアレンジが光ります。ちんぺいさんのボーカルも、こっちの方が断然に好きです。B面「うたかた -泡沫-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木 望さんこのシングルを買った時に、最初に思ったのはB面の方が断然に好きだという事^^;大陸を感じさせるメロディとアレンジは楽曲のスケールの大きさをより感じさせる。飲んでてこの曲が急に聴きたくなった。この曲の中に「病葉(わくらば)」という言葉が出てきます。「♪春の雨が川面に落ちて 病葉を優しく包む 愛は音も立てず、愛はただひたすらに」ここの歌詞が凄く好きです。病葉って読み方もこの曲で知りました。そして翌年、再び「病葉」という言葉をちんぺいさんは歌詞に使いました。ロンドン交響楽団の演奏で全曲レコーディングした「獅子と薔薇」の中に「SA YO NA RA -エビタフ-」という曲が収録されています。こう歌われています。「♪冬の雨が 病葉を濡らして降る 懐かしい名前を刻んだ石に あなたと共に生きた 柔らかな日々を 思えば寂しさはとめどなく募るけれど・・・」病葉を濡らす雨が春と冬で、頭に浮かんでくる匂いまでもがまったく違う物に感じる。「春の雨」と「冬の雨」で、ちんぺいさんは細やかな心境などを描いてる物が多くあります。たとえば、ちんぺいさんファンなら真っ先に思い出すのは、多分、「♪冬の雨なら 今ここで 死んでいたかも知れない」「♪春の雨に肩を抱かれて もう少し歩いてみたい」これは「小さな肩に雨が降る」の歌詞です。「うたかた -泡沫-」を聴くと、いつも決まって一つの風景が頭に浮かびます。その風景は「小さな肩に雨が降る」を聴いた時に浮かぶ風景に似ている。「家路 -私が死んだ日-」の中の主人公は異郷の街の道端で雨に打たれながら死んでいきます。壮絶な歌ですが、最後まで聴くと優しい気持ちになれて胸が熱くなる。この歌の中の季節はいつなんだろ?といつも考えてしまう。「♪手首を握りしめてた 見知らぬ人の手のひらの 暖かさに溢れ流れた 涙を雨が薄めてく」「♪窓を濡らして暖かい雨が 夏の訪れを告げるように 変わることのない愛は夢だと あなたはそれだけを教えてくれた」「♪Heart of Sorrow 窓辺の猫は 冬の雨を見ていた 見ていた Heart of Sorrow 灰色の瞳の奥に 沈んだ冬の街」「♪道濡らす 冬の雨 疲れた足を引きずり 電車に飛び乗る」「♪街角のホテルの片隅で 雪まじりの雨を見ている 愛の 終わり」ソロ曲で思い出せただけでも、これだけある。もっとあると思うけど…思い出せない^^ちんぺいさんが歌詞の中で雨を降らせる時はどれも凄くドラマチックです。今夜はバーボン専門バーで、多く飲んでしまった・・・。飲みながら会話が止まった時に「うたかた -泡沫-」のイントロのオリエンタルなピアノのメロディが頭に流れてきた。「♪時のまばたきの間にも 泡沫は水に運ばれ 空を見つめたまま 涙さえも流せない」出だしの歌詞を思い出し、頭に流れたらドキッとした。帰ったら、すぐに聴こうと・・・。前から好きだった曲だけど、こんなに良い曲だったんだと。シングル「今のままでいい」アルバム「今のままでいい」のLPとCD
2017年10月04日
ちんぺいさんのコンサートを観るために高知へ行ってきました。コンサートは昨夜でした。高知に行く時は必ず新幹線で岡山まで行き、特急「南風」に乗りかえて土讃線で高知へ。この、約3時間の列車の旅が毎回、新鮮な気分にしてくれる。高知へは6回行ってるけど(そのうち1回だけ伊丹空港から飛行機でいった)、街の雰囲気や食べ物、酒が凄く自分に合ってるような気がする。昨年のちんぺいさんのツアーは高知がなかったので、高松で観ました。コンサート会場前で友人4人と集合して5人でホールへ。ホールも3階席まであるけど、比較的こじんまりとしたホール。この高知市文化プラザは初めてでした。いつもは高知県民会館だったけど、断然、今回のホールの方が良かった。はりまや橋界隈の飲み屋街にも近いし・・・^^;コンサートは8月に岡山公演を観て以来です。第1部 1曲目「いい日旅立ち」(「抱擁」バージョン) 2曲目「陽はまた昇る」 3曲目「サライ」 4曲目「22歳」 5曲目「最後の I LOVE YOU」 6曲目「三都物語」 7曲目「階」 8曲目「花」 第2部 9曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。 10曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。 11曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。 12曲目「レストランの片隅で」 13曲目「棘」 14曲目「忘れていいの」 15曲目「Far away 」 16曲目「サテンの薔薇」 17曲目「嗚呼」(新曲) 18曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」 19曲目「群青」 20曲目「流星」 21曲目「昴」 22曲目「アデリーヌ」 23曲目「スタンダード」会場の熱気でホールの中はかなり暑く感じた。ちんぺいさんの声は岡山の時、同様に絶好調で素晴らしい歌声でした。特に「群青」「流星」「昴」は力を出し切る勢いですごい迫力。新曲「嗚呼」も歌い込むほどに、感動が大きく感じられる。元気なおじさんによる70年代フォークコンサートのような掛け声もあった^^;ちょっとお酒も入ってる風で70年代フォーク野外コンサートとかのノリの怒鳴り声^^言葉使いは悪かったけど、叫んでる内容は「他の人の歌はいらないから、ちんぺいさんの曲を聴かせてくれ」的な内容。カバー曲3連続で歌う2部の頭で懐かしい感じのヒートアップぶり^^;ちんぺいさんのオリジナル曲が凄く好きなんだろうなと・・・。ちんぺいさんのいなし方は、百戦錬磨の対応でした。でもこれが・・・1976〜81年のアリスの頃だったら・・・と思うと背筋が凍る^^;ガムをパチンと何度か鳴らした観客に向けての背筋が凍るような対応とかフラッシュを焚いて写真を撮った人への対応も一度目は「フラッシュはダメですよ。ほらハレーション・・・」とか言って観客を笑わせてやんわり注意。でも2回目フラッシュの時はその席辺りを睨みつけて「・・・・」(書けない)と凍るような声で指差した。べーやんもそんな時は柔らかくフォローに徹してた。70〜80年代、アリスのコンサートは行きまくってたので、何度もそんな事には遭遇した。20代の頃のちんぺいさんは怖かった。でも、それが良かった。今は、普段から怒ったり声を荒げる事なんてないんだと思う。仙人の域に達してるとか誰かが言ってたけど・・・^^;終演後はお楽しみの飲み会。でも、一軒目入った店が思ったような味ではなくて、40分ほどですぐに退散^^そして、はりまや橋界隈を1時間ほど彷徨って入った店がなかなかのアタリでした。でも、一番の目当てのクジラ料理は竜田揚げしかなかったのが残念。前回、みんなで行った店はくじら料理が豊富で最高でした。その店は日曜日が定休日だったために行けなかった。行きの「南風」はアンパンマン列車でした。帰りは通常の「南風」 3両編成!高知駅に停車してた1両編成!大杉駅か土佐山田駅にも停まってた1両編成!ホテルは「ホテル日航高知」に泊まった。15階で景色も最高で部屋も広かった。湯船の広さにも感動。夜景も綺麗だった。部屋の窓からの景色。
2017年09月25日
谷村新司さんの1985年発売のアルバム。このアルバムのことって、一度も書いてなかったような気がする。今朝は、お彼岸の墓参りに小雨が降る中、行ってきた。親戚に頂いた「伽羅」の線香に火を点けた途端、一瞬で周りの空気が変わって清々しい気分になった。同時にこのちんぺいさんの「伽羅」って曲が頭に浮かんで流れた。「白檀」の香りも好きだけど、やっぱり「伽羅」の香りは特別に思える。有名な寺院に行った時に売店で線香が売ってると、少し高くても買うようになりました。良い線香を買うと、自然と仏壇に手を合わせる回数が増える。これはダメな事かも知れないけど^^;良い線香がなくても手を合わせないと^^;今年、増上寺に行った時に買った白檀の線香も凄く気に入ってます。あの時、売り切れてて買えなかった、白檀の一つランク上の線香も買ってみたい。増上寺は自分の家の宗派と同じだし。で、ちんぺいさんの「伽羅」の事を。LPとCDでは、通して聴いたイメージが大幅に違ってくる。LPは1曲目が「伽羅」ですが、CDはなぜか、1曲目にボーナストラックが入ってます^^;それが「浪漫鉄道-蹉跌編」です。自分は1曲目は絶対に「伽羅」が良いので、CDで聴く時は2曲目から聴きます。アルバムラストに「浪漫鉄道-途上編」が入ってます。「浪漫鉄道-蹉跌編」と「浪漫鉄道-途上編」は、歌詞が違う作品です。オケはまったく同じです。アレンジが違ってたら、いいんだけど。日本盤のLPA面1曲目「伽羅」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木周さんこの曲が鳴り始めると、一気に伽羅が香り立つような感覚になる。アレンジも素晴らしく、不思議なブルージーな世界は、ちんぺいさんしか出せないような音です。また、ライブで聴きたい曲の一つです。2曲目「ジョニーは戦場に行った」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 美野春樹さんストーリー仕立ての物悲しいナンバーです。有名なあの映画と同じタイトルですが、物語はまったく違います。3曲目「祇園祭」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 美野春樹さんこの曲はライブでも時々、歌われます。最近では久しぶりに「地球劇場」の中で歌ってくれました。歌メロもアレンジも美しく、上質なフォークソングです。4曲目「愛去りて」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 小六禮次郎さんこれは隠れた名曲の一つ。全てが美しい音で出来上がってると言っても過言じゃない名曲。アレンジの小六禮次郎さんは、多くの映画音楽やドラマ音楽を製作している方です。ゴジラ1984でも名曲を多く書いています。あの時もストリングスのアレンジの美しさには感動でした。5曲目「老優-キャスティング-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 美野春樹さんこの曲もドラマ仕立てのナンバー。50年代を感じさせる音創りも心地いい。B面1曲目「デラシネの星座」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 美野春樹さんこのアルバムの中でベスト3に入る好きな曲。オーケストラアレンジも素晴らしく、8ビートの軽快なリズムにバッチリはまってる。ライブで歌ってほしい曲。2曲目「トランジット・エイジ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木周さんウクレレのストロークが印象的なコミカルなアレンジ。コミカルなコーラスとの掛け合い的なアレンジも個性的です。3曲目「タクシードライバー」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木周さんこの曲もストーリー仕立ての作品。「ジョニーは戦場に行った」と同様に70年代アメリカンニューシネマのあの映画を思い出す。4曲目「2000年のサブリナ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐々木周さん「サブリナ」と聞くとヘプバーンの「麗しのサブリナ」が頭に浮かぶ人も多いと思う。原題は「Sabrina」です。この曲はクリスマスソングっぽいアレンジになってます。5曲目「浪漫鉄道<途上編>」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 美野春樹さん最近、ライブではいつも「蹉跌編」ばかりなので、たまには「途上編」を歌ってほしい。当時、シングルのA面「途上編」でB面が「蹉跌編」でした。あの頃は「途上編」ばかり聴いてた印象がある。「♪途上に迷いながら 走り続けよ旅人 線路の枕木は愛 大いなる旅路を行け」「♪途上の土に乾く 夢ならば 悔やむまいぞ 遥かな地平を見つめ 大いなる旅路を行け」見える風景がまったく違う途上編の世界が好きです。香港盤LP 香港盤 歌詞カード日本盤レコードレーベル香港盤レコードレーベルCDの新旧のデザインの違い浪漫鉄道のシングル盤A面が「途上編」
2017年09月23日
堀内孝雄さんが2007年に発売したアルバム。久しぶりに通して聴いてみた。1曲目「許してごらん」作詞 相田毅さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんピアノ1本の演奏のみで、べーやんが力強く歌い始める。次第にストリングスが重なってきてドラマチックに展開してく優しく力強い曲。2曲目「いつまでもLove song」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん静かな8ビートとボサノバ風アレンジが心地いい曲。3曲目「大丈夫が心配だよ」作詞 相田毅さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん軽快なノリのロック。1983年〜85年頃のアルバムに入ってても違和感のない感じです。4曲目「青春の日々」作詞 石坂まさをさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲はこのアルバムのハイライトのひとつ。この前のライブでも歌ってくれたけど、いつ聴いても良い曲です。5曲目「紫煙」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんやや尖った小椋佳さんの歌詞にあったブルージーなロックナンバー。6曲目「男が抱えた寂しさ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんシングルカット曲。セリフから始まる歌詞もメロディも印象に残る名曲。7曲目「生命(いのち)の大河」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこのアルバムの中で一番好きな曲。ピアノのシンプルな演奏と静かに流れるストリングスのみで歌い上げるべーやんの歌唱が最高。「♪生涯の深き友垣 早春の花が散れども 古代の飛鳥の翼 悠久の時を超え また旅する」8曲目「うたかた」作詞 たきのえいじさん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんフォーク調演歌っぽい雰囲気。森新一さん歌っても似合いそう。ちんぺいさんは森さんに楽曲提供したけど、べーやんのメロディを森さんが歌うのも聴きたい。9曲目「女房のちょうちん」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲はモロ演歌曲。これも良い曲です。八代亜紀にも合いそうな世界です。10曲目「恋心抄」作詞 小椋佳さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんクラシカルなアレンジのスケールの大きい曲。18歳の時のべーやん1981年
2017年09月06日
アリスが初めて武道館でライブをしたのは1978年8月29日・30日.9月1日の3daysが最初だと思ってる人も多いと思う。『1973年5月1日(火) 16時開場 17時開演 日本武道館』この日がアリスが一番最初に武道館で歌った日。『ラブ・ジェネレーション』と銘打って日本武道館を皮切りに全国12カ所を回る今で言うフェス。東芝音楽工業から東芝EMIに名称が変わる時期に開催された東芝音楽工業所属のアーティストによる音楽イベントでした。主な出演者は、「赤い鳥」「加藤和彦とサディスティックミカバンド」「杉田二郎さん」「リリィ」「チューリップ」「イースト」「はしだのりひことエンドレス」「オフコース」「トワ・エ・モワ」「シュリークス」そして「アリス」でした。金沢市観光会館のみ「高石ともやとナターシャーセブン」が出演。「アリス」は12カ所、全ての公演に出演しました。この「ラブ・ジェネレーション」の初日の武道館公演が2枚組のライブLPとして発売されていました。ライブ盤の発売日は1973年8月5日。このLPは持ってましたが、アリスがブレイクした1978年頃には幻のアルバムのようになってました。もちろん廃盤でした。それが、数年前に紙ジャケ2枚組で初CD化!東芝音楽工業が1969年から1973年までに発売したフォークオムニバスライブを8枚まとめてBOXにして全て紙ジャケで発売。ただ、この「ラブ・ジェネレーション」だけは単品発売がなく、BOXにのみ入ってる貴重な2枚組です。このBOXに入ってるほとんどのアルバムに谷村新司さんがアリスの前に組んでたバンド「ロック・キャンディーズ」のライブ音源が収録されています。伝説となってる1970年のアメリカ縦断ライブツアーもこの中に入ってます。『ラブ♥ジェネレーション -日本武道館に於ける実況録音盤』Disc 11曲目「誰もいない海 トワ・エ・モワ」2曲目「はじめに愛があった トワ・エ・モワ」3曲目「デフ・アイド・ジュリー イースト」4曲目「ブラック・ハーテッド・ウーマン イースト」5曲目「僕の贈りもの オフコース」6曲目「でももう花はいらない オフコース」7曲目「愛の光 アリス」8曲目「誰もいない アリス」9曲目「私は好奇心の強い女 シュリークス」10曲目「新幹線 シュリークス」11曲目「おじいさんの古時計 はしだのりひことエンドレス」12曲目「嫁ぐ日 はしだのりひことエンドレス」13曲目「冬、さよなら ザ・ラニアルズ」14曲目「恋の歌 ザ・ラニアルズ」Disc 21曲目「魔法の黄色い靴 チューリップ」2曲目「心の旅 チューリップ」3曲目「にがお絵 リリィ」4曲目「スプリング・ハズ・カム リリィ」5曲目「ひとりになれば 杉田二郎」6曲目「戦争を知らない子供たち 杉田二郎」7曲目「ピクニック・ブギ 加藤和彦とサディスティックミカバンド」8曲目「銀河列車 加藤和彦とサディスティックミカバンド」9曲目「もう一度帰ろう 赤い鳥」10曲目「翼を下さい 赤い鳥」小学生の頃はアリスの所しか聴かなかったけど、中学生になった頃には杉田二郎さん、加藤和彦さんのライブにも行くようになって、アリス以外の所も聴くようになった。ザ・ラニアルズは吉田拓郎さんのカバー「恋の歌」をシングル発売する直前でした。瀬戸龍介さん、吉川忠英さんがいたイーストの「ブラック・ハーテッド・ウーマン」と「デフ・アイド・ジュリー」の2曲が高音質なライブ演奏で聴けるのも貴重!「ブラック・ハーテッド・ウーマン」はシングル「ビューティフル・モーニング」のB面。「デフ・アイド・ジュリー」は1stアルバム収録の名曲!瀬戸龍介さんがソロになってからも、アルバムを数枚買ってました。「五六七 ミロク」ってアルバムは高校生の頃に好きでよく聴いてました。赤い鳥はLPには収録されてた「竹田の子守唄」だけが、CDではなぜかカットされています。アリス「愛の光」この時のイントロアレンジは、このライブ盤でしか聴くことができません。約35秒間、ちんぺいさんがギターのボディを叩いて、きんちゃんのコンガが絡んできて、べーやんの愛の光のリフの崩したバージョンが重なってきてから、通常の3人編成ライブバージョンのイントロに突入。この曲は「ALICE II」の1曲目に収録されています。「ALICE II」の発売は1973年6月5日で、発売1ヶ月前です。「愛の光」のシングル発売が1973年7月5日で、シングル発売2ヶ月前の演奏です。この曲のライブ演奏といえば、弦がいつも切れてしまうほどに掻き鳴らす系のストロークで、打楽器が3つなのかと思うほどの激しい演奏でした。あの頃の3人だけで全曲演奏してた頃の「愛の光」にかなり近い迫力を感じられます。歌ときんちゃんのコンガは良い感じに前に出てるのですが、ギターがちょっと奥すぎるのかも。それでも1973年のライブ盤と思えないような、素晴らしい音質です。「誰もいない」この曲を歌う前のちんぺいさんのMCがまだ若くて尖ってるちんぺいさんを少し感じる事ができるMCです。ほとんどのアーティストがかなり緊張してる風で、ちんぺいさんも緊張は凄かったのかも知れない。「誰もいない」もアルバム「ALICE II」のB面1曲目に収録されてる曲で、同じくアルバム発売1ヶ月前の演奏です。1978年武道館ライブ「栄光への脱出」が発売されるまで、この曲のオフィシャルレコードでのライブ演奏を聴けるのは「ラブ・ジェネレーション」のみでした。「愛の光」に関しては活動停止の最後の後楽園ライブ「3人だけの後楽園」までレコードでライブ盤が聴けるのは「ラブ・ジェネレーション」のみでした。ラジオなどのスタジオライブでの「愛の光」はいっぱいありますが・・・。自分が持ってる中で一番、コンサートの時の迫力を感じられるのが、MBSラジオで放送された「1975年2月15日アリスオンステージ」の音源が気に入ってます。LPとCDこれは、たしか1973年5月1日前日リハ時の武道館前での集合写真アリスの所を拡大CDジャケ。LPの見開きの内側はかなり暗い写真で誰なのか、よくわからないのですが、これはちんぺいさん。フォトショップでかなり明るく見えやすくしたけど・・・。右の水玉服がべーやん?しゃがんでるのがちんぺいさんで、水玉がべーやん、手を腰に当ててるのがきんちゃん?CDの見開き内側じゃ、まったくわからない。「ラブ・ジェネレーション」のスケジュール
2017年08月24日
アリスのドラマー、矢沢透さんのソロアルバム「バラエティー・ツアー」が2017年最新リマスターでCD化されました。8月23日発売です。Amazonから今日、届いてずっと「バラエティー・ツアー」を聴いてます。リマスター音質も良くてホッと一安心。きんちゃんは直接、リマスター作業には関わってないようですが、本人が聴いてみて、どんな感想なのかは気になる所です。全曲、作詞・作曲 矢沢透さん1曲目「スプリング・タイム」この曲はディスコナンバーで、タイトル通りに心地いい明るいインストです。この前のHUKUROHのライブで怒涛のディスコメドレーのアレンジ、演奏を思い出した。LPでは、このアルバムよく聴いてるけど、リマスターCD化ってだけでうれしくなる。2曲目「ホリデイ」この曲も当時のアリスにはないだろうタイプの楽曲。気怠い朝の目覚めを歌ったラテン曲。3曲目「あなたがいるだけで」この曲はアリスのライブでも数え切れないほどに歌われた有名曲。美しいバラードです。ライブではピアノ弾き語りで、ストリングス系のKeyが絡む事があったくらいでシンプルにアレンジされています。スタジオ録音版は豪華にアレンジされています。弾き語りのイメージしかない人にとっては、ドラマチックなアレンジ、構成に驚くかも。4曲目「嵐の夜」この曲はブリティッシュハード風の激しい目のナンバーです。でも、アリスの「逃亡者」の元になってる要素が多いと自分は思ってます。5曲目「街のためいき」このアルバムが発売された1978年当時はこの曲がどうしても好きになれなかったけど、ボソボソと低音でブルージーに歌ってる感じは中期の浅川マキさんの世界に近い感じで、この曲のカッコ良さが年を重ねるほどに好きになってきた曲。6曲目「ボッサ・デ・スー」この曲はアリスのライブでも何度も歌われた曲。1980年夏のツアーと秋から冬のツアーでもセットリストに入ってました。ライブでもイントロのギターソロのヴァース部分からフルバージョンの演奏でした。きんちゃんはハンドマイクで歌いました。ドラムはラテン曲時にきんちゃんがティンバレスを叩くときにドラムを担当してた方です。ライブバージョンのアレンジはリムショットがかなり前に出てる心地良いボサノバでした。スタジオ版ではFOですが、ライブはサビを2回繰り返してカットアウト。「ボッサ・デ・スー」を歌ってる所。7曲目「ホップ・スキップ・また明日」この曲も大好きな楽曲です。敢えてモノラルで録音されています。1950年代のポップスのようできんちゃんらしい1曲。8曲目「時の響き」この曲はアリスでも演奏しても違和感のない曲。「ALICE V」収録の作詞、矢沢透さんの「音の響き」は、一番最初に発表された時は「懐かしの通学路」だった事をきんちゃんに話すと、何かの手違いで「音の響き」になってたってきんちゃんから聞きました。タイトルを「懐かしの通学路」から「時の響き」に変えたつもりだったとか…。「僕の想うこと」は「僕の声」、そして「夏の終わりに」は「おもいでの夏」だった。9曲目「サウンド・オブ・スプリング-いつか幸せが-」フルオーケストラでの演奏で、大作ミュージカルのエンディング曲のような超派手な曲です。この曲は1978年12月にアリスのコンサートでもオーケストラ演奏で歌われました。アリスの3人と着ぐるみの動物3人とで歌い踊ってました^^;「サウンド・オブ・スプリング-いつか幸せが-」がセットリストに入った時のコンサートのチケット「ボッサ・デ・スー」がセットリスト入りした時のコンサートチケット
2017年08月22日
1980年4月12日からテレビ朝日系で土曜日19時から放映された「のってシーベンチャー」の主題歌です。当時、アリスファンはテレビからの音を録音した人も多いかと思うけど、1992年に東芝EMIからCD化されています。現在は廃盤だと思う。アルバムタイトルは「イースト」と言い、テレビの主題歌を集めたCDです。このアルバムの10曲目に「シーベンャー」は収録されています。この番組がどんな番組だったかはまったく記憶にない。第一回放送の主題歌だけ録音して、一度も番組は観てないような気がする。「シーベンチャー」作詞・作曲・編曲・歌唱 矢沢透さんこのCDに「シーベンチャー」が収録されてると知った時は、テレビで流れたサイズではなくフルサイズで収録されてるのかと期待しました。が、テレビで流れたそのままの音源。曲頭の番組タイトルコールもそのまま入ってます。(タイトルコールはタモリさんです)レコーディングしたままの音源を期待したので、買った当時はかなりガッカリで、何度か聴いたきりCDの棚にしまいこんで、聴く事はまったくありませんでした。久々に今日、聴いてみて、やっぱり良い曲だと感動。CDは16曲収録されてますが、「シーベンチャー」以外はいまだに一度も聴いてませんが…^^;1980年4月と言えばアリスは3月11日八戸市公会堂でアリスとしてのライブは一旦止めて、べーやんのソロコンサートツアーが3月25日大阪から開始。3月25日〜4月24日まで16本のべーやんのソロツアーが終わると、5月3日滝野ローンスステージでの野外コンサートから再びアリスとしてのライブを開始。ちんぺいさんは4月に「昴」をリリース。「シーベンチャー」静かにメロウに始まるこの曲は1分38秒の短さの中でもドラマチックに展開します。 海は世界を乗せる青い下敷き 波は世界の夢を描くクレヨン ああ 人間たちはなぜ海を見たがる ああ 人間たちはなぜ波に囁く 乗って!Come on! シーベンチャー 答えは風に聞けよ 乗って!Come on! シーベンチャー 答えは海に聞けよこれだけの短い曲です。フルコーラスで作ってはいないそうです。来週には、とうとうきんちゃんのソロアルバム「バラエティーツアー」がCD化されます。ボーナストラックはないようです。「シーベンチャー」のレコーディングそのまま音源を入れれば良かったのに。1981年10月横浜スタジアム リハCDジャケット
2017年08月16日
太田裕美さんの1976年12月発売のアルバム「12ページの詩集」に収録されてる楽曲。このアルバムは12曲収録曲の全て作曲者が違っています。その当時のフォーク/ロックのアーティストが1曲ずつを担当。その中の1曲がこの「赤い花緒」です。CD化されてます。『赤い花緒」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 萩田光雄さん1976年12月と言えば、ちんぺいさんは名盤「引き潮」を発表。3枚目のソロアルバムでした。この「引き潮」は本格的なジャズミュージシャンのみで演奏され、それまでのソロアルバムを更に突き詰めた、アリスの大人の世界とは異なる、また違った大人の世界を創り上げました。1976年のアリスは「ALICE V」を発表、そして大ヒット。シングル「帰らざる日々」「遠くで汽笛を聞きながら」も1976年発売。人気も急上昇で「冬の稲妻」で大ブレイクする助走期間とでも言えばいいのかも知れない。翌年春には新宿厚生年金会館5daysのチケットを完売させるほどの人気でした。「赤い花緒」…このタイトルだけを見るとちんぺいさんファンはきっと「夢行澄」「恋唄」「蜩 」や、八代亜紀さんに提供した「哀歌(エレジー)」のような七五調の邦楽色が強い曲が頭に浮かぶかも。この「赤い花緒」を初めて聴いた時はべーやんの作曲作品のように感じた。編曲の影響もかなりあるかも知れないけど、軽く軽快なフォーク曲になっています。ちんぺいさんの楽曲には当時珍しいタイプの曲のように思う。強いて言えば2ndソロアルバム「海猫」に収録されてる「雨やどり」に近い世界かも。歌詞の中に「カナカナ蝉の声がする頃」と出てくるのが、ちんぺいさんファンにとっては何となくうれしかったりする。この曲は、自分のソロアルバム用やアリス用に作った曲ではなく、完全に太田裕美さん用に書き下ろした楽曲だと思う。1976年の春頃にオファーを受けたのだろうか・・・アリスと太田裕美さんはジョイントコンサートで共演してる事も多い。べーやんのソロと太田裕美さんのカップリングでもコンサートがよく組まれてました。1978年3月21日(火)には岡山県体育館でセカンドチャンスと名付けられた、少し大きめなイベントがあってアリス・太田裕美さん・岸田智史さんの出演で開催されました。アリスと太田裕美さんがジョイントコンサートしてたのは1975年が多かったんじゃないかな。アリス、ケメ、太田裕美さんって並びでもイベントがあったように思う。アリスとケメのジョイントコンサートも1974〜75年頃に数本ありました。太田裕美さんと言えば、天地真理さんがドラムで太田裕美さんがキーボードでかくし芸大会でバンド演奏したのを思い出す。
2017年08月14日
岡山に谷村新司さんのライブを観に行ってきました。岡山市民会館に行くのは初めてでした。一度、行ったことあると勘違いしてて、会場に着くと全く知らない風景が新鮮でした。倉敷市民会館なら何度も行ってますが、岡山市民会館でライブを観るってちょっと貴重^^;倉敷じゃなく岡山駅を降りてアリスを観に行った記憶があるのですが、手元にチケットも残ってなくて、どうしても思い出したくて、その頃、よくアリスのコンサートに行ってた友人に20年ぶりくらいに連絡を取った所・・・当日券並んで岡山県営体育館にアリスと太田裕美さんと岸田智史さんとシグナルのジョイントライブを一緒に観に行ったんじゃなかったっけと、友人も自信なさげ。C席で観たらしい。ほとんど記憶にないけど、「スナイパー」「愛の光」「君がいるから」「誰もいない」「老人」「遠くで汽笛を聞きながら」「冬の稲妻」「涙の誓い」、セットリストはこの8曲だったんじゃないかと、友人と記憶を辿ってました。が、この少し前にあった大阪厚生年金会館2daysのセットリストとごちゃ混ぜになってるかも・・・。(1978年3/18.19の2daysの19日は2回公演^^: 合計3公演でした)「飛び立てジェットプレーン」もやってたような気がするし・・・。岡山の2週間後には神戸文化ホール2daysがあって、その時のセットリストも大阪厚生年金と同じだったと記憶してます。今日のちんぺいさんも絶好調で先月、大阪で観た時よりも更にパワーアップしてると感じた。「流星」の熱唱は最高でした!セットリストは大阪と同じで、16時半開演、19時10分終演。第1部 1曲目「いい日旅立ち」(「抱擁」バージョン) 2曲目「陽はまた昇る」 3曲目「サライ」 4曲目「22歳」 5曲目「最後の I LOVE YOU」 6曲目「三都物語」 7曲目「階」 8曲目「花」第2部 9曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。 10曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。 11曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。 12曲目「レストランの片隅で」 13曲目「棘」 14曲目「忘れていいの」 15曲目「Far away 」 16曲目「サテンの薔薇」 17曲目「嗚呼」(新曲) 18曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」 19曲目「群青」 20曲目「流星」 21曲目「昴」22曲目「アデリーヌ」 23曲目「スタンダード」井上陽水さんのカバー「少年時代」も、八月に聴くと、より胸に沁みるようだった。岡山の観客の盛り上がりは大阪に負けてなくてWアンコールでちんぺいさんが再び登場しました。今日、岡山駅を降りると、街は大騒ぎで駅前周辺でお祭りが開催されてました。「桃太郎祭り」らしい。「桃太郎」と聞いて高橋英樹さんの顔しか浮かばなくなってる自分がいた^^;お祭りだからといって道路を封鎖したりしてるわけではないので、タクシーで10分ほどで岡山市民会館に着きました。岡山は強烈な酷暑。開場前の長蛇の列に並んでるだけで頭がのぼせてきそうだった^^;その長蛇の列の最後尾あたりにちんぺいさんのツアートラックが停まってて写真撮る事が出来てラッキーでした。もう少し気候の良い時なら、コンサート会場から見えてる「岡山後楽園」をゆっくり散策したかった。行くなら紅葉時期が一番良さそうな気がした。
2017年08月06日
谷村新司さんの1991年6/25発売のソロとして28曲目のシングル。この曲は同年10月発売のアルバム「君を忘れない」に収録された先行シングル。1曲目「夏の二週間」作詞 康珍化さん 作曲 筒美京平さん 編曲 船山基紀アルバム「君を忘れない」は、作詞ちんぺいさん+他の作曲家、他の作詞家+作曲ちんぺいさん、作詞、曲とも他の作家作品、1曲のみ作詞作曲ともちんぺいさんと企画アルバム風な作りになっています。この曲は作詞、作曲ともちんぺいさんではありません。1991年のツアーでの2部のオープニング曲でした。女性ダンサー兼コーラス2名を従えて大階段のセットで歌い踊ってました。曲もアレンジも凄く良くて軽いファンクなノリの楽曲になってます。歌詞は女歌です。2曲目「歳月」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さんこの曲の事は前にも書いたけど、文句なしの名曲です。どんな心の状態の時でも、この曲を聴くと落ち着いて優しい気持ちになれる。ちんぺいさんの作る言葉の世界とメロディと柔らかい歌唱は唯一と言ってもいいほどに自分の良くない心の起伏をフラットな状態に戻してくれるように思う。年々、怒りや嘆きや問題定義の歌を聴くよりも安らげる楽曲を心が求めてきてるように感じる。20代や30代の頃は尖ったメッセージにも頷けたけど…この「歳月」や「忘れないで」「風の暦」「流星」「悲しみの器」などを聴くと穏やかな心になっていくのを感じる。激しく極端な音楽を聴かなくなる事はないと思うけど、割合が穏やかな言葉の物を聴く時間の方が多くなってきたような気がする。「夏の二週間」は1991年〜1992年「CORAZON SPECIAL」の2部オープニングで歌われました。このライブはDVD化されてます。2部の幕が上がると階段上にせり上がりで3人上がってきます。1部にはこの大階段のセットはなく、まったく違う舞台装置でした。かなり大掛かりな舞台装置も毎年楽しみでした。セットの素材などにも拘りを持ち、装置の一部がアップになっても高級感がある。「夏の二週間」の最後の〆のポーズこの時の「昴」
2017年08月05日
堀内孝雄さんのライブに行ってきました。今回のライブは「惜春会」をテーマに「同世代が久々に集まる場所」という事を意識したライブ構成になるとの事だったので、どんなセットリストになるのか楽しみでした。ライブハウスでのライブは時間も短め、曲も少なめなのですが、じゅうぶんにボリュームのある内容でした。1曲目「惜春会」2曲目「青春の日々」 (「いつまでもラブソング4曲目」)3曲目「聖橋の夕陽」4曲目「いつまでも Love Song」5曲目「再愛」6曲目「GOING HOME」7曲目「愛染橋」弾き語り8曲目「帰り道」弾き語り9曲目「遠くで汽笛を聞きながら」10曲目「愛しき日々」11曲目「空蝉の家」約1時間半、爆笑MCもたっぷりとあって大満足のライブでした。「青春の日々」と「いつまでも Love Song」の2曲は久しぶりな感じで聴けて良かった。2曲ともアルバム「いつまでもラブソング」に収録されてる曲。「愛染橋」の弾き語りもカッコ良かった。「帰り道」は鳥肌でした。70年代後半〜80年代前半の頃のべーやんの歌唱そのままに完全体な「アリスの」べーやんでした。「帰り道」で思い出すのは、1979年夏のツアー「限りなき挑戦」の大阪公演でかなり久しぶりにこの曲を聴けた事。1977年冬のツアー「トワイライトタイム」以降、「帰り道」がセットリストに入る事が少なくなり、1978年春のツアー(ちんぺいさんが倒れてきんちゃんと二人でのツアー)でもセットリストに入ってなかった。(自分が観に行った会場では)1978年武道館、武道館以降の秋のツアー、1978年クリスマスコンサートでもセットリストに入らなかった。1979年春のツアー「HAND IN HAND」でも「アリス スーパースペシャルin滝野」でも歌われていない。そしてつま恋での「HOT JAM'79」でも歌われていない。ライブ盤「限りなき挑戦/アリス・ライヴ」では「12゜30'」に続いて、すぐに「帰り道」が始まりますが、本当はこの間に結構長めなMCがありました。大阪3日間と名古屋では、ここのMCはべーやんの歌詞間違いの話題と、「夏の日のチューニング」や「恋するチューニング」の時間の後、3人でツアーをスタートした頃のアリスの話をたっぷりとしていました。そして「帰り道」の曲紹介はちんぺいさんがしてました。ライブ盤ではごっそりとここの良いMCがカットになっています。(武道館、横浜スタジアムでは、ここのMCはかなり短めになってました。)「帰り道」に続いて歌われたのが「愛の光」でした。ライブ盤「限りなき挑戦/アリス・ライヴ」では「明日への讃歌」が収録されてます。このツアーは曲順や楽曲の変更もありました。(ツアー後半の武道館までは「帰り道」→「愛の光」→「帰らざる日々」でした。)ライブ盤を聴いてもわかるように夏のアリーナツアー時、「帰り道」は1コーラスのみの歌唱で、ちょっと残念でした。あと1分半ほどの事なのに…。でも、武道館7days+横浜スタジアム以降の秋のツアーではフルコーラスで聴けるようになった。1979年秋のツアーは夏のアリーナツアーの短縮版で構成されました。「ALICE VII」からの「未青年」「12゜30'」と「逃亡者」をカット。あの最高にカッコ良いオーバーチュアもカット。(風の音のみで「WILD WIND」)その代わりに「帰り道」がフルコーラスで聴けるようになりました。(自分は1979年秋のツアーは神戸と和歌山で観ました。)そして、その後、1979年クリスマスツアー、1980年春、1980年夏、1980年冬、1981年滝野野外ライブ、1981年謀反ツアーでも歌われる事はなかった。謀反ツアーの終盤、10/25甲子園スタジアムで突然、3人だけの演奏の楽曲が追加されました。10/18横浜スタジアムでも「青春時代」が追加されましたが、「帰り道」「明日への讃歌」「誰もいない」「青春時代」「帰らざる日々」と3人だけの演奏で5曲。1979年秋のツアー以来2年ぶりに「帰り道」が聴けた感動は大きかった。甲子園球場でアリスがライブするのは3度目でしたが、やっぱり1981年10/25は特別でした。(前の2回は「若人の祭典」というイベントで約1時間のステージでした)今日のライブで「帰り道」を聴きながら、いろんな場面で聴いた「帰り道」を思い出してた。一番最初に生で聴いた1974年12/29神戸でのコンサートの光景やホールの匂いなどが不思議に浮かんで来たりする。CD買うともらえたサイン入りのポートレートアリスが初めて音楽雑誌で紹介された記事。「走っておいで恋人よ」発売前。フォークデュオと言われてるのが何とも・・・
2017年07月30日
アリスの矢沢透さんが19歳の時にレコーディングしたLP。1968年作品。どこにもメンバーの名前が掲載されてないのですが、一昨日の金曜日にきんちゃん本人に確認しました。アルバムジャケットの見開き内側にメンバーの写真が一人ずつ載ってるのですが、画質が悪い上に小さい写真なのでハッキリとそれがきんちゃんだとは言い切れない物でした。でも、どう見てもきんちゃんなのですが・・・^^;きんちゃん曰く、バンド人生の中で一番髪を短くした時の写真だそうです。バンド名は「SOULFUL BLOODS」(ソウルフルブラッズ)。このバンドの事を・・・(このレコードに掲載されてる紹介文を短くまとめて)----------------------------------------------------------------------------------SOULFUL BLOODSは7人の若者たちによって構成されるグループで、編成はボーカル2人(1人はトロンボーン)を、持ち替え、ピアノ(又はオルガン)、ギター、テナーサックスとなっています。リズムアンドブルースからニューロックまでをレパートリーに加えています。力強い、出力の大きい演奏を特色としています。結成されたのは1年半ほど前で、半年ほどクラブで演奏したあと、渡辺プロダクションにスカウトされ、最近、日劇のロックフェスティバルやB,B.KINGのコンサートに出演して好評を得ました-----------------------------------------------------------------------------------この経緯からきんちゃんは渡辺プロダクション絡みの布施明さんやザ・ピーナッツのバックでドラムを叩いたりするようになったのだと思います。この時、きんちゃんは19歳。17歳からプロドラマーとして、いろんなバンドのセッションプレイヤーを経験して1972年にアリスに参加!この音源がオフィシャルで残ってるきんちゃんの一番古い音源なのかもしれません。一昨日、この音源をきんちゃんに聴いてもらって確認しましたが、自分が叩いてるのはわかるけど、どこでレコーディングしたのかは思い出せないとのこと・・・^^;このレコード発売の目的は・・・トリオレコードが4チャンネル方式の進化版のような物を開発。「トリオ・クォードリックス・4チャンネル」というレコーディング方式。この方式の効果を最大限に発揮させるためには「トリオ・サラウンドソニック・クォードリクサー」という、オーディオ機器が必要との事。値段書いてないけど、これは高そうなアンプ。ちょっと、どんな効果なのか聴いてみたくなるほど、うんちくが多く記載されています。A面はきんちゃんがドラムを叩いてる「SOULFUL BLOODS」B面は小野充とスイング・ビーバーズの演奏です。有名なビッグバンドです。B面は「グレンミラーメドレー」やドクトルジバゴのテーマなど5曲収録されてます。アルバムタイトルは「ROCK & SWING」A面1曲目「ナレーション」このレコードの聞き方の説明が始まります。「このレコードは24コンパチブルの4ドリックスレコードです」と始まって、テスト音楽が流れて、左右の音場のバランスの調整と、後方用の音場のバランス調整の仕方。ちなみに流れてる音楽はピアノ演奏のヘイ・ジュードです。2曲目「Shake Rattle and Roll」ここからがソウルフルブラッズの演奏です。この曲はプレスリー始め、多くのアーティストが演奏してる超有名曲。ソウルフルブラッズの演奏はその他の演奏よりもアップテンポでブラスセクションを大胆に入れてめちゃカッコイイ!ボーカルは本当に日本人なのか?と思ってしまうほどに強力です。4チャンネルで聴くためのレコーディングだからなのか、バランスはボーカルやソロ楽器がやたら前に出ています。ドラムは奥気味なのですが、ちゃんとフィルインやオカズはきっちり聞こえています。19歳でこれ叩いてるきんちゃんがカッコ良すぎる!3曲目「Soul Men」この曲もR&Bの有名ナンバー。普通に誰に聞かせても、日本人が演奏してるとは思わないだろう雰囲気。1968年っていうのが、とりあえず凄い。これ80年代なら日本でもブラックミュージックを演奏するバンドが多くなってきたけど、60年代でこれはカッコイイ!4曲目「Mr.M」この曲はインストでメインソロはサックスとハモンドの楽曲です。インストなので、よりきんちゃんは派手に演奏してて凄い!60年代の19歳の演奏だとは考えられないシブさ。5曲目「That's All Right 」この曲のドラムはスネアに掛かってるリバーブも浅めです。ほかの曲はリバーブが深め。残響などの4チャンネル効果に関係してるのかも知れないけど・・・。楽曲的にはこの曲が一番カッコよく思える。めちゃくちゃシブい演奏です。6曲目「Keep on Running」軽いロックナンバーのイメージなのですが、ソウルフルブラッズが演奏するとやや重めなR&Bのようになっていて、これまで知ってた「Keep on Running」のイメージとは大きく違う。これ、ほんとに60年代の日本人の演奏なのかと思ってしまうほど。見開き内ジャケに載ってるSOULFUL BLOODSの写真。きんちゃんの所だけ拡大すると・・・。これはやっぱりきんちゃん。今回もいろいろと懐かしい話など、いろいろゆっくりきんちゃんと話せて最高でした。この写真は1975年3月の「ALICE IV」レコーディングしてる頃の写真。仲良さそうなアイドルグループのような写真なので、これにサインしてもらった^^;そうそう!とうとう矢沢透ソロアルバム「バラエティーツアー」がCD化されます。8月発売!amazonなどで予約受付仲です。六本木に「レム六本木」がオープンしました。今回はそこで宿泊。出来立てのホテルなので、もちろんキレイでゆったりと過ごせた。景色も最高でした。
2017年07月16日
ちんぺいさんの45周年コンサートツアー、大阪公演を観てきました。大阪2daysの2日目。セットリスト自体は4月に国立劇場で観たリサイタルとほぼ同じでした。ちんぺいさんの声は絶好調!最近、何年も調子悪そうって思ったライブがまったくないから凄い。べーやんも最近ずっと調子良くて、この前のアリスの60本以上の全国ツアーで体力や喉がさらに強くなったのかもと思ったりしてます。今日も2時間半、たっぷりと歌ってくれました。毎年、ツアーパンフは無料で入り口で配布されます。今年は45周年でいつもより、さらに写真も多く豪華なパンフレットになってました。これが無料とか・・・凄い第1部1曲目「いい日旅立ち」(「抱擁」バージョン)2曲目「陽はまた昇る」3曲目「サライ」4曲目「22歳」5曲目「最後の I LOVE YOU」6曲目「三都物語」7曲目「階」8曲目「花」国立劇場では「階」の次に「風姿花伝」がセットリストに入ってました。今日、1曲目から国立劇場のセットリスト通りに歌ってたので、すごく好きな「風姿花伝」が再び生で聴ける!と思ってワクワクしてたら、「風姿花伝」だけ飛ばして「花」を歌い出したから椅子からずり落ちそうになった^^;知ってる人が少なくマニアック過ぎるからセットリストから外したのか・・・。アルバム「Standard -呼吸-」の曲順も「階」→「風姿花伝」→「花」だから、まさか抜く事はないと思ってたのに^^;ツアー中に「風姿花伝」が復活する事はないのだろうか・・・。帰りの電車の中で少しの慰めに「風姿花伝」をリピートして聴いた^^第2部9曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。10曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。11曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。12曲目「レストランの片隅で」13曲目「棘」14曲目「忘れていいの」15曲目「Far away 」16曲目「サテンの薔薇」17曲目「嗚呼」(新曲)18曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」19曲目「群青」20曲目「流星」21曲目「昴」アンコール22曲目「アデリーヌ」23曲目「スタンダード」国立劇場との違いは12曲目「レストランの片隅で」と13曲目「棘」が追加。新曲の「嗚呼」の追加。アンコール1曲目「サクラサク」が、「アデリーヌ」に変わりました。新曲「嗚呼」の所は国立劇場では特別ゲストの三浦祐太朗さん二人で「いい日旅立ち」を歌った。アレンジは山口百恵さんバージョンでした。新曲「嗚呼」は、故、三木たかしさんが残していたメロディにちんぺいさんが歌詞をつけた物。大陸的な壮大な印象の楽曲。三木たかしさんと言えば自分はテレサテンさんよりも片平なぎささんの初期のシングル全てを作曲してた事が頭に浮かぶ。小学生の頃「頬にかかる涙」が出た時のコンサートに行ったり、サイン会付きキャンペーンとかにまで行ってた事を思い出した^^;ヒットしたのは「異性」「美しい契り」「頬にかかる涙」とデビュー曲「純愛」の4曲はAメロを聞くだけで思い出す人も多いと思う。片平なぎささんがアイドル歌手だった事すら知らない人も多いかも知れないけど・・・。それから「嗚呼」ってタイトルの曲はシモンズのラストアルバムに収録されていました。これは杉田二郎さん作曲なので覚えてた。「アデリーヌ」はリチャード・クレイダーマンさんの曲にちんぺいさんが歌詞をつけたもの。リチャード・クレイダーマンさんは40周年アルバムに「昴」と「いい日旅立ち」を収録しています。生で聴くと、アルバムで聴くよりも更に荘厳で美しい響きに鳥肌でした。国立劇場の時よりもライティングはさらに美しく凝っていて、音響も文句無しの良さでした。「浪漫鉄道」からラストまでは圧巻でした。少し、マニアックなちんぺいさんの思い出を・・・この前、本棚を整理してたら、買った覚えがない写真集が出てきた。アート写真家とか、そんなに興味なかったし何で買ったんだろ?とペラペラページをめくってると…これがその写真集の表紙。アートなヌード写真集で青木エミさん、沢たまきさん、渥美まりさん、などの有名なモデル、女優、そしてピーターさんの写真も掲載されてる。立木義浩さんの「イヴたち」という写真集。この作品が立木さんの最初の出版物だったようです。ページをめくってると、この写真が出てきた。この写真を見て、なぜ買ったのか、どこで買ったのか、すぐに思い出した。その写真がこれ。この写真を見て、ちんぺいさんと繋がる人はかなりのマニアックなファンです。この写真のポスターを23歳のちんぺいさんが自分の部屋の壁に貼ってありました。自分が中学生の頃にアリスファンの友人と神戸の古本屋街で探しまくって見つけて買った写真集。ちんぺいさんが持ってるだろう写真集を探し回ってた健気な中学生のアリスファン二人でした。これが23歳のちんぺいさんの部屋の壁に貼られてるポスター。ポスターだけなら、そこまで興味を持ってなかったと思う。ポスターにこの写真家のサインが入ってる。発売記念のサイン会で並んでサインをもらったのだろうか?1970年5月1日・・・紀伊国屋か旭屋書店でサイン会でもあったのだろうか?写真集を買えばポスターにサインがもらえたのだろうか・・・?謎は謎のまま。そんな事を友人といろいろ考え、そこまでちんぺいさんが好きな写真家なら、どうしても手に入れたいと探し回ってた。見つけた時は友人と大喜びした^^;この写真は23歳でアリスの活動が始まった頃ですが、2年間もずっとこの壁にこのポスターが貼ってあったのか、それとも、ちんぺいさんの写真集の取材で部屋の写真を撮影するという事で、急遽、丸めてたポスターを壁に貼ったのかも謎^^;これがそのポスターの全貌。この写真も友人との間で物議を醸し出した^^;友人は阪急三番街だと言うが、自分は未だに千日前のミュンヘンのあるビルの下あたりの噴水だと思ってます。三番街にあの頃、植え込み的なものがあったのだろうか?それにしても、ちんぺいさんは何をしてるんだろ?^^24歳の頃までちんぺいさんが乗ってた車。べーやんもきんちゃんも一緒に乗って、ちんぺいさんの運転で仕事場に行ったそうです。東京でも乗ってたのかな。品川ナンバーだし・・・。 これはアリスの写真集の裏表紙。
2017年07月09日
アリスの19枚目のシングル(1980年10月25日発売)1980年8月25日発売のアルバム「ALICE Vlll」からのシングルカットでした。今日はわかってる事だけ少し詳しめに書きます。今日、飲みに行ってた店で、初夏なのに、この曲が流れてきた・・・この曲の間だけ会話もうわの空に、聴き入ってしまってた。ジャケ写だけど、なんでこの写真にしたのだろ?良い写真なんだけど。撮影はタムジンさんです。きんちゃん、横向いてるのでわからない人もいるのではないかと・・・A面「それぞれの秋」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 安田裕美さん・服部克久さんこの曲は「ALICE Vlll」のレコーディングで一番最初に録りはじめた曲。1980年3/7に大阪で「ALICE Vlll」とシングル「狂った果実」の打ち合わせ。3/7は金曜日で、夜はヤングタウンの生放送があったので大阪での打ち合わせになったのだと思う。(この日の2日前に大阪フェスティバルホールでの単発のコンサート「愛を見つめて」がありました。このコンサートは1曲目が「アリスの飛行船」で始まり、バンド演奏として初めて「生きているから」を演奏した貴重なセットリストのコンサートでした。)1980年3/31に「それぞれの秋」のリズムセクションのレコーディングからスタートした「ALICE Vlll」。(アルファスタジオ)この曲はアレンジャーが二人いて、バンドアレンジを安田さん、ストリングスアレンジを服部さんが担当。5/29に「それぞれの秋」のストリングスレコーディング終了。(サウンド・シティ スタジオ)6/5にはシングル「狂った果実」のジャケット写真撮影を今は重要文化財に指定された大隈講堂で、動画も合わせて半日かけて撮影。7/2の昼にCBS六本木スタジオでボーカル収録。同じ日の夜にサウンドシティ・スタジオでトラックダウン。この日に「それぞれの秋」完成。7/21のマスタリングで本当の完成。レコーディングに関してはここまで。「それぞれの秋」はセットリストに入るのが遅かった。「ALICE Vlll」の楽曲をセットリストに初めて入れたのは「Hot Jam '80」だったと思う。シングル「狂った果実」だけは7/5に先行発売されてたので、サマーコンサートツアーからすでにセットリストに入ってました。「Hot Jam '80」から「ALICE Vlll」の楽曲がセットリスト入りしたと言っても「ラ・カルナバル」と「メシア」の2曲だけでした。ここではまだ「それぞれの秋」はセットリストに入っておらず、11月半ばからのコンサートツアーでセットリスト入り。結局、「ALICE Vlll」からは「狂った果実」「ラ・カルナバル」「メシア」「それぞれの秋」の4曲だけしかライブでは演奏されませんでした。活動停止後、しばらくしてから、べーやんのソロコンサートで「葡萄の実」はセットリスト入りした事がありました。当時、ファンの間では「自分白書」「葡萄の実」「黄色いかもめ」の3曲がセットリストに入らない事を不思議がっていました。1980年冬からサプライズ的なセットリストは皆無で、サマーコンサートからの流れそのままのセットリストが1981年3月まで続きました。いつもなら、クリスマスコンサート時期にガラッとセットリストを変えてくれてたのに、この年は「スナイパー〜南回帰線」から始まり「さらば青春の時」で終わる王道パターンのセットリストがずっと続きました。ソロコーナーのみ、楽曲の入れ替えもべーやんときんちゃんはありましたが、ちんぺいさんは「昴」のままでした。べーやんは「トラベリングマン」から「裸木」にきんちゃんは「ボッサ・デ・スー」から1年ぶりの「あなたがいるだけで」に。「それぞれの秋」のライブバージョンはスタジオバージョンよりも強弱を大きくしてよりドラマチックなアレンジに。1981年3月にFM-NHKで生中継で1時間45分にわたって放送された時が、唯一、オフィシャルのサウンドボード物で聴ける物です。テレビやオーケストラとの企画ライブでの音源もありますが、コンサートツアーでの演奏をそのまま聴けるのはFM-NHKの生中継だけかと。イントロはスタジオバージョンをほぼそのまま再現、Aメロ8小節はアコギのスリーフィンガーのみ9小節目からピアノがオブリ的に入るのみ。サビからはリズムパートが入ってくる。サビあとはキンちゃんのリムショット。間奏のピアノフレーズもほぼそのまま。2コーラス目のサビ中「♪母に残した一行の言葉 悲しみだけが人生〜」部分のダイナミックレンジは強烈で、最初にライブバージョンを聴いた時はかなりドキッとした。「それぞれの秋」はちんぺいさんのソロコンサートでは、何度もセットリスト入りしています。この曲について、ちんぺいさんは当時、こう語っています。「人それぞれに春があって、夏があって、秋があっていいんじゃないかと。べつにそれが、どうのこうのと言いたいわけじゃない。一人になって冷静に考えてみると、そうなんじゃないだろうか、という思いなんですね。30代、40代の人には、わかってもらえるんじゃないかな」そしてまた違う物に掲載されているちんぺいさんの言葉は「日々のくらしの中でフト、人生とは何だろうと感じる時がある。他人がすべて生き生きとして見え、無意味に淋しくなる時がある。学生時代、夜は眠るものとしか思ってなかったのが、少しずつ夜は眠れないものと気づき始める。そんな時、友人達はどうしているのか気にかかるようになる。ある人は、時の流れの中に、どっぷりとつかって夢を忘れ、ある人は夢のために生命をすてる。それぞれに、それぞれの道がある。人が夢を見ると、儚いという字になる。その淋しさゆえに酒にのがれてゆく人もいる。それを誰も、せめることはできない。」B面「過ぎゆくものは…」作詞 矢沢透さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 安田裕美さんこの曲がいつレコーディングされたのかは謎。「ALICE Vlll」のレコーディング時に録音されていたのか、「それぞれの秋」のシングルカットが決まってから、レコーディングしたのかはわからない。編曲の安田裕美さんは山崎ハコさんの旦那さんです。山崎ハコさんのライブでは安田さんもサポートギタリストで必ず出ています。この「過ぎゆくものは…」は、ライブのセットリストに入った事は一度もありません。インパクトのあるキャッチーなサビと、きんちゃんの繊細な歌詞が絶品です!「♪僕は風のように いつも生きていたい あの時に君は ずっとそのままでと」この歌詞はきんちゃんがよく言ってる等身大の言葉だと思う。「♪あの軽やかな日々が あの六月の風が 二人のひざもとを 流れていく」こんな歌詞もきんちゃんがよく書く、光景に感触や気温まで感じさせてくれる繊細なイメージ。シングルのB面には、勿体無い扱いの曲も多く、「狂った果実」のB面「ピンク・シャンパン」なんて、めちゃくちゃカッコ良い曲なのに、ライブでは歌われない・・・・。「エスピオナージ」のB面「GUILTY&PENALTY(罪と罰)」も良い曲なのにライブでは一度も演奏されていない。「それぞれの秋」だけでも、まだまだ書けるけど、異様な長さになってきたので・・・プロモーション用のシングル。ちんぺいさんのナレーションっていうかメッセージは1分10秒ほどです。語ってる内容は、上に書いたちんぺいさんの言葉とほぼ同じようなニュアンスです。「それぞれの秋」プロモーション用のフライヤー「それぞれの秋」の販促ノベルティ。抽選で当選してもらえました。絵葉書セット。
2017年05月15日
アリスの矢沢透さん率いるバンド「BLEND」のアルバム。活動停止の話が出るずっと前の1980年11月末の時点で、キンちゃんはアリスとは別のバンドを作ったと関西のラジオで語ってました。アリスが活動停止する事に拘らず「BLEND」の結成は、ちんぺいさんとべーやんのソロ活動と同じ意味合いで、アリスの活動をしながら、BLENDの活動をする予定だったそうです。新たなバンドを組んだと発表した時のラジオ番組を録音したテープを探し出して聴いてて、アリスとはまったく違うジャンルでやっていくつもりだと語っていました。まだ、メンバーなどの詳細な情報はいっさい語ってはいませんでしたが。このアルバム、CD化されていないので、当時LPを買った人しか聴けません。中古レコード店に並ぶ事も少なく、オークションなどでもたまに出品される程度です。さっき、ヤフオクを見てみたら1枚出品されていました。帯なし、見本盤白レーベルですが800円なのは安いかも。見本盤なので、盤の状態も良い可能性が高いように思います。ヤフオクの回し者みたいになるので、宣伝はやめとこ・・・^^;A面1曲目「Woman That I Love」作詞・曲 John.J.Stanleさん 編曲 BLENDMIXはドラムがきんちゃんだからかどうかは分からないけど、スネアの音もベードラの音も比較的前に出てて気持ち良い!BLENDのライブは4回観ました。当時、みんなでボーカルのJohn.J.Stanleさんの歌唱が(特にライブでの歌唱が)ばんばひろふみさんに似てるって話題になってたのを思い出した。バンバンっぽいのもあって親しみがすぐに沸いたのかも。2曲目「To Lose Your Love」(愛は虚しい)作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 鷺巣詩郎さん 編曲 BLENDこの曲はライブで凄くカッコよかったのを思い出す。LIVEでのベースは松原秀樹さんでした。後に中島みゆきさんのバックでベースを弾いたりもしてます。松原秀樹さんと言えば関西では超有名でした。「プリン&キャッシーのテレビ!テレビ!」という番組中のコーナーに「パクパクコンテスト」という人気コーナーがあり、そこで優勝して大人気ものに。山本リンダさんの「燃えつきそう」をあの扮装で踊ってたのがインパクト強かった。他にも山本リンダさんの「どうにもとまらない」「狙いうち」なども強烈でした。山本リンダさんばかりじゃなく、西城秀樹さんの曲でも踊ってたような記憶があるけど、やっぱり山本リンダさんの扮装で踊りまくってた印象が強すぎる^^;・・・その人が、きんちゃんのバンドのバックでベース弾いてる・・と関西のアリスファンの中ではちょっと話題に。中島みゆきさんのツアーでは1989年「野うさぎのようにツアー」で弾いてたのが一番印象に残っています。「MEGAMI」でのフレットレスだったかスライド奏法だったかの演奏が特に印象に残ってる。あと「吹雪」の時の無機質な印象のベースも良かった。真ん中でベース弾いてるのが松原秀樹さん3曲目「INDIAN WATERS」作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 鷺巣詩郎さん 編曲 BLENDアルバム中、一番HARDなロックナンバー。ライブ映えして、スタジオバージョンよりもライブの方が数段カッコ良かった曲。きんちゃんのハードなドラムはやっぱりカッコ良い!この曲の前にブリッジで「Montego Nights」のイントロのモチーフが流れるのも良い!4曲目「My Place」作詞・曲 John.J.Stanleさん 編曲 BLENDこの曲は美しいバラードです。NHKの歌番組「レッツゴーヤング」でも演奏されました。5曲目「City Lights(ダウンタウン・シティ・ライツ)」作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 鷺巣詩郎さん 編曲 BLEND第二弾シングル曲。アルバムバージョンはシングルと同じ。MIX違いと当時、言われたけど、結局同じって事だったと思う。この曲も「レッツゴーヤング」で演奏された。B面1曲目「Peace Of Mind 」作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 鷺巣詩郎さん 編曲 BLENDライブでは凄く盛り上がった曲。今、聴いてもカッコ良いノリです。2曲目「Mine Tonight」(ときめきの金曜日)作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 矢沢透さん 編曲 BLENDこの曲はめちゃくちゃカッコ良い!Aメロも中サビもサビもメリハリがしっかりあって、クオリティの高い楽曲になってます。きんちゃんのドラムがめちゃカッコ良い!3曲目「Piano Man」作詞・曲 John.J.Stanleさん 編曲 BLEND前の曲とこの曲の間にも「Montego Nights」のイントロモチーフのフレーズが流れます。4曲目「Montego Nights」作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 矢沢透さん 編曲 BLENDこのアルバムの中でダントツに一番好きな曲!!最初、波の音が流れ始めます。この波音が「ピンクシャンパン」が流れ出すのかと勘違いするようなトーンで流れます。メロディも素晴らしく、ジョンの歌声もこの曲を歌う時の雰囲気が一番好きです。この曲は「HUKUROH」で住出さんが歌えば最高だと思うんだけどなぁ。HUKUROHではドラムをコンガにしてもカッコ良いと思う。5曲目「In The Eyes Of a Child」作詞 John.J.Stanleyさん 作曲 鷺巣詩郎さん 編曲 BLENDラスト曲は美しく気持ち良いノリの楽曲。ジョンの歌声も心地よくて大好きだった曲です。裏ジャケット大阪公演、神戸公演、渋谷にあったライブハウス「ilve in '82」でのチケットとマッチ渋谷「ilve in '82」の場所はこんなところにありました。まさか・・・今もあるとか・・・それはないよなぁ
2017年05月13日
谷村新司さんのリサイタルに行ってきました。谷村さんが国立劇場でリサイタルを開くのは5年目です。日本で最も由緒正しい劇場と言っても過言じゃないほどの劇場でロック/ポップス系のコンサートを開催できることは、かなり珍しい事のようです。座席は端の方だったのですが、音質も良くて素晴らしい劇場です。今日は日帰りで東京に行ってきました。東京駅から国立劇場へ向かうタクシーの運転手さんがおもしろい人でした^^私 「国立劇場へお願いします。運転手さん「大劇場ですか?」私 「はい、大劇場です」運 「あ、谷村さん観に行くのですね。谷村さん良いですよね〜」私「はい」運「今日が3日目の最後の日ですよ。すごいゲストが出るそうですよ。楽しみがなくなるから言わないけど」 と、言いながらお口チャックのポーズ^^;運「学生の頃、私はずっとアリスのコピーバンドやってました。」 と言いながら、信号に止まった時にスマホをゴソゴソ。いきなりスマホから「チャンピオン」^^; かなり大きい音で流してくれました。そして「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」・・・「ジョニーの子守唄」の途中で国立劇場に着きました^^多分、初日か2日目に国立劇場から乗せたお客さんに聞いたようですが、ホントにアリスやちんぺいさんが好きそうで、いろいろ話してくれました^^;何となくホッコリと優しい気分で国立劇場に到着。少し強めに降ってる雨の中、桜は散りかけながらも綺麗に咲いていました。ここでまた、温かい気持ちになれた。「昴」をモチーフにした壮大なイントロダクションがオープニング。<1部>1曲目「いい日旅立ち」45周年アルバム「スタンダード」に収録されてるバージョンではない、「抱擁」のバージョンに近いアレンジの「いい日旅立ち」でした。2曲目「陽はまた昇る」お、いきなりこの曲・・・。ちんぺいさんの声は絶好調でした!3曲目「サライ」4曲目「22歳」5曲目「最後の I Love You」6曲目「三都物語」7曲目「階」8曲目「風姿花伝」この曲が生で聴けたのはかなり貴重。生で聴くと、この曲の良さがさらに強く感じられました。9曲目「花」<2部>10曲目「夢の途中」来生たかおさんのカバー。11曲目「落陽」吉田拓郎さんのカバー。12曲目「少年時代」井上陽水さんのカバー。 この3曲は45周年記念アルバム「Standard -呼吸- 」に収録されています。13曲目「忘れていいの」14曲目「Far away 」15曲目「サテンの薔薇」16曲目「いい日旅立ち」サプライズゲストに山口百恵さんと三浦友和さんの次男の三浦祐太朗さん登場!二人で奇跡の歌唱。フルコーラス聴けました!今度は1曲目に歌った時の「抱擁」バージョンではなく、山口百恵さんオリジナルに近いバージョンで。三浦祐太朗さんの歌声は素直で品のある美しい歌声でした。ちんぺいさんとのハモりも美しかった。「♪母の背中で聴いた、歌を道連れに・・・」と祐太朗が歌うと妙に感慨深かかった。17曲目「浪漫鉄道 蹉跌萹」18曲目「群青」19曲目「流星」この3曲の感動の大きかった。特に「群青」と「流星」は聴いてると自然に涙が溢れてきそうになった。ちんぺいさんの歌唱が凄まじいほどに素晴らしかった!「流星」が、「昴」や「群青」と並ぶちんぺいさんのスタンダードになった事がホントにうれしい。シングルカットしたわけでもなく、アルバムの中にのみ収録されてた曲なのに、今では一番感動する曲と言ってもいいほどに、ちんぺいさんのファンの中に完全に根付いている。20曲目「昴」この曲をちんぺいさんがライブで歌い始めて37年。もう数え切れない回数の生「昴」を聴いたけど、昨年あたりから、何か「昴」に感じるものが変わってきたのか、凄く感動する。ちんぺいさんの歌唱も「今」の「昴」を伝えようとしているのが、強く感じられて、ここ2年ほど、毎回、凄く新鮮に感じる。ちんぺいさんの声量も90年代の頃に負けないほどに絶好調です。80年代の生「昴」も好きでしたが、今、聴くとかなり若い声で今の深みはなかった。でも、あの若々しい「昴」もたまに聴くと、まったく違う感動がある。アンコール21曲目「サクラサク」22曲目「スタンダード」ラストの「スタンダード」は45周年アルバムに収録されてる新曲です。これがまた、めちゃくちゃ良い曲です。ちんぺいさんにしか書けないんじゃないかと思えるほどにずーっと昔からのちんぺいさんそのもののような楽曲です。テーマは壮大で、そして胸が熱くなる。歪みもトゲもない柔らかく強い歌詞と曲が、ストレートに胸に入ってきて感動できます。ジャンルもメッセージも関係なく、何でもかんでも好きな音楽を聴いてきたけど、自分はやっぱり最後にはここに辿り着くのかと、この曲を聴いてしみじみ感じる。1部と2部の休憩時間にロビーがずっとざわざわしてて、何なんだろう?って思ってたら、2部が始まる前に大きな拍手と歓声。何と!安倍総理大臣が2階席の1列目に来られてました。みんな手を振って写真を撮りまくってる人もいて、2部が始まる前に熱気で客席もあったまった^^ちんぺいさんも2部が始まってしばらくしてからMCで休憩中の拍手と歓声に何事かと驚いたようで、総理が来られてる事を紹介していました。ちんぺいさんは6月1日に日中国交正常化45周年記念のコンサートを上海大劇院で開催します。中国のみならず、アジア各国でずっと精力的にコンサートを開催してきました。日本人の歌手が一度も来たことのない場所でも何度も歌ってきたようです。中国に始めてロック/ポップスが流れた日として、1981年8月のアリスのコンサートは伝説になってるようです。1万人以上入る北京の工人体育館で2days。その時の話はコンサートでもよくMCのネタとして話してくれます。今日も少しだけ話してくれました。いろんな制約のある中で、観客を総立ちにさせた事も奇跡だったようです。「ラ・カルナバル」って激しいラテンの曲があったのも強かった^^コンサート翌日の中国の壁新聞に「中国に初めてポップスが流れた日」として一面を飾ったそうです。さあ、全国ツアーが始まります。今年は大阪の他はどこで観ようか・・・劇場入口の看板45周年記念アルバムの広告。リレコーディングした数々の名曲と、当時のアリスのリマスターライブ音源集、そして、ちんぺいさんが選んでジャパニーズスタンダードのカバーの数々。初回限定版には、ばんばひろふみさんと二人で文化放送のスタジオから「セイヤング」やDJの話などのおもしろDVD付き!
2017年04月10日
谷村新司さんの45周年記念アルバムが今日、届いた。CD3枚+DVD1枚+特製ブックレットの限定盤です。Disc 1は「TANIMURA STANDARD」全15曲のうち11曲を新たにレコーディング。Disc 2は「ALICE STANDARD」アリスのライブ音源のみで構成されてる。全15曲Disc 3は「JAPANESE STANDARD」ちんぺいさんが選んだ日本の歌謡界の代表的な楽曲で構成。全15曲。そしてボーナストラックを2曲。45周年なので全45曲。そして+2曲。初回限定のDVDは「チンペイ・バンバンのラジオ今昔物語 ~セイ!ヤング同窓会~」文化放送のスタジオでバンバンとあの頃の思い出や、これからの事までかなり深く語っています。初回限定のちんぺいさんの45th BIOGRAPHYも付いてます。このバイオグラフィーに関しては、かなり期待してたんだけど…どこかに「詳しすぎるバイオグラフィー」って書いてあったのを見て勝手に凄い期待してただけですが…これまでの全ツアーのセットリスト、会場、開演時間、チケット代金など、詳しすぎるのなら、これくらいは掲載してるのかと思ってた^^;アリスから現在までの詳しい記録をデータブックなどで発売してほしい。各ツアーのポスターやチラシの画像も残しておいてほしい。まだ、3枚ともは聴き込んでないので、Disc1の事を。1曲目「いい日旅立ち」この曲のリメイクは何度もしてたと思うけど、「抱擁」のアレンジを基本にしてる事が多かった。ベスト盤などにも「抱擁」バージョンが収録されてる事が多い。今回のは山口百恵さんのバージョンを基本に新録音。一番斬新だった「21世紀BEST OF THE BLUE」バージョンはボサノバにアレンジされててあれはあれで結構好きだった。2曲目「陽はまた昇る」1979年のオリジナルを基本にしてアレンジ。3曲目「サライ」ライブで聴くアレンジです。4曲目「三都物語」最近、この曲をタンゴアレンジしてライブでよく演奏されてるので、オリジナルに近いアレンジは新鮮に感じた。5曲目「22歳」この曲もオリジナルに近いアレンジ。キーを変更してる曲は多いけど違和感はあまりない。6曲目「最後の I Love You」作詞 秋元康さん 作曲 三木たかしさんこの曲以外は全て作詞、作曲、谷村新司さんです。7曲目「サテンの薔薇」この曲は原曲キーでかなりオリジナルに近いアレンジです。8曲目「浪漫鉄道<蹉跌萹>」9曲目「階-きざはし-」10曲目「風姿花伝」11曲目「花」この4曲は新録音ではなくオリジナル音源12曲目「流星」この曲がいつの間にかちんぺいさんのスタンダードになった事はうれしい。これも原曲キー。「半空」のアルバムは未だにかなりよく聴くアルバムで、好きな曲だらけです。その中でも。この曲と「魂のゆりかご」「東京綺譚」「半空 Nakazora」は特に好きです。13曲目「群青」この新録音バージョンも凄く良い!オリジナルの若い声の「群青」ももちろん良いのですが、年を重ねた深みのある声で歌う「群青」はさらに感動が増します。14曲目「忘れないで」この曲のオリジナルはフルオーケストラで録音されていたので、かなり印象の違う新録音です。文句なしの名曲。15曲目「昴」ライブでのアレンジに近い演奏。この曲も原曲キーです。ちんぺいさんのコンサートもあと数日に迫ってきた。今回はどんな「昴」を聴かせてくれるか楽しみです。ちんぺいさんとバンバンのセイ!ヤング同窓会
2017年04月05日
堀内孝雄さんの45周年記念コンサートに行ってきました。アリス時代から現在まで、どの層にも楽しませる事ができる選曲でした。1曲目「遠くで汽笛を聞きながら」初めて聴くアレンジでした。べーやんのギター1本から始まり、次第に楽器が重なっていくアレンジ。間奏のGソロはべーやんがAギターでたっぷりと聴かせてくれた。歌唱は声量も落ちることなく、最高の歌声で感動させられました。2曲目「ガキの頃のように」イントロはすでに始まっていましたが、遅れて入ってきた観客がいたため、みんな座席に座るまで待ってから、再びイントロの頭からやってくれました。遅れてきた観客の一人はべーやんの同級生で、そんな話でも盛り上がりました。スローバラードにアレンジされていました。3曲目「都会の天使たち」4曲目「冗談じゃねえ」5曲目「愛すべき男たち」久しぶりに聴く、この曲たちも当時はいろいろ思ったりもしたけど、やっぱり名曲だと改めて感じた。べーやんの歌唱が最近、特により良くなってて、どの曲も新鮮に感じることができた。6曲目「冬の稲妻」7曲目「夢去りし街角」8曲目「南回帰線」9曲目「秋止符」アリス時代の曲を連続で歌ってくれました。(「南回帰線」はアリスではないけど)MCは絶好調^^;で、一つワードが出ると、思い出したように、そこまでの話とはまったく関係ない話を始めて観客を大爆笑にさせていく。自由すぎて温かみのあるいつものべーやんのMCです。今日は特に、話が脱線して思いがけないような話も聞けて楽しめた。10曲目「君のひとみは10000ボルト」完全フルコーラスで演奏してくれました。テンポもスタジオ盤をほぼ同じ感じでした。15分の休憩を挟んで2部。11曲目「恋文」日本テレビ系年末ドラマ「源 義経」主題歌だった曲。この曲を歌うのはかなり久しぶりだったような気がする。久々に生で聴いて、改めて良い曲だと感じられた。12曲目「恋唄綴り」13曲目「竹とんぼ」14曲目「影法師」「はぐれ刑事純情派」の主題歌からの3曲。この中では「影法師」が久しぶりのセットリスト入りなのかも。一時期は、この曲がセットリストから外れることは、ほぼなかったように思うけど、最近は歌っていなかった印象。前に聴いた時はスローバラードにアレンジされてたと思う。15曲目「空蝉の家」ライブで聴くと、より歌詞が胸に迫ってきて、風景が頭に浮かぶ。べーやんの表現力の凄さがよくわかる歌唱だと思う。16曲目「聖橋の夕陽」フォーク調の新曲です。舞台装置や照明も効果的で楽曲の良さをより引き立ててました。17曲目「惜春会」この曲はよくライブで歌う曲です。最近は特に毎回、聴いてるような気もする。小椋佳さん作詞の感動的な楽曲です。18曲目「親父の帽子」この曲が聴けたのはうれしかった。かなり久しぶりに聴いた。2005年「男達のララバイ」に収録されてる名曲です。作詞は星野哲郎さん。2011年にアコースティックバージョンとして再びレコーディングしています。19曲目「愛しき日々」本編ラストはこの曲。ピアノ1本で歌い出して、2コーラス目からバンド演奏になるバージョン。最近はこのバージョンで歌うことが多いように思う。20曲目「時の流れに」ラストは1979年「ソング・フォーエヴァー」からこの曲。歌詞を現在版に変えたバージョンで。また、次のライブも決まったし、またいろんな楽曲をセットリストに入れて歌ってほしい。次回のライブはアコースティックツアーコンサートグッズで「TAKAO SAUCE」なる物が販売されてて買った^^;オリバーソースとの提携でタカオリバー。日本テレビ系年末ドラマシリーズなら「憧れ遊び」と「少年達よ」が特に好きなんだけど、今回はセットリスト入りしなかった。「憧れ遊び」のプロモーション映像
2017年03月21日
1990年9月25日、谷村新司さんが、オーストリア・ウィーンのコンチェルトハウスでウィーン交響楽団プロジェクトの演奏でコンサートした時の映像作品です。レーザーディスクとVHSで当時発売されました。ウィーン交響楽団プロジェクトと日本のツアーを終えて、最後のステージがコンチェルトハウス。少し前にちんぺいさんが、この日のライブ直前の舞台袖で緊張が極限になり、えずきそうになったと語っていました。映像作品では59分のかなりの短縮版で発売。いつの日か、ノーカットでブルーレイ発売してほしいと思う。この日のちんぺいさんの歌唱は気迫と声量が凄くて、圧倒されます。舞台に登場した1曲目の途中までは、かなり緊張してるのが分かるほどですが、すぐに緊張を感じさせなくなり、気迫と安定感に感動させられます。「DREAMS COME TRUE」「陽はまた昇る」「英雄」「昴」の、この日の歌唱は本当に凄い!舞台袖で出番を待つちんぺいさん。カメラには余裕を見せてるけど、実は緊張のピークだったのかも。収録曲1曲目「GLOBAL THEATER-地球劇場-」2曲目「22歳」3曲目「DREAMS COME TRUE」4曲目「ビートルズ・メドレー(VSOPの演奏)5曲目「9月のマリー ヴィエナ讃歌」6曲目「陽はまた昇る」7曲目「英雄」8曲目「昴」9曲目「忘れないで」ドキュメント作品の作りなので曲数が少ないのは仕方ないのかも知れないけど、あと、3曲くらいは収録してほしかった。1曲目の「GLOBAL THEATER-地球劇場-」「♪人生は 時のまばたき 」の所のアクション。MCは英語で。指揮者のクリスチャン・コロノヴィッツさんウィーンの街の風景や、ちんぺいさんが街を歩いてる映像などのインサートが多く入ります。この時の「英雄」の歌唱は絶品です!「♪グラスが砕けて 影が動いた〜」の所のアクション。このアクションは今は、する時としない時がある^^ 90年代のライブでこの曲を歌う時は必ずと言ってもいいほど、していたと思う。「英雄」のアウトロの最後。このアクションはこの前のツアーや谷村クラシックの時もやってました。「昴」を歌い終え、観客の凄い拍手が鳴り続く中、静かに最後のこの曲「忘れないで」のイントロが始まる。エンディングは観客の凄まじい拍手と歓声の中、感極まってしまうちんぺいさん。そのまま楽屋に戻ると、既にカメラが待ち構えていて、そのままインタビューに。当時、レーザーディスクは音も画質も綺麗だと思ってたけど、ブルーレイや4K映像に見慣れてしまうと映像も音もリマスターしてブルーレイで再発してほしいと願ってしまう。音はアナログに回帰していく流れがあるのはうれしいけど、映像はVHSやLDには戻れない…^^;裏ジャケ
2017年03月16日
朝日放送創立40周年記念イメージソングとして作られた楽曲。関西限定で発売された後に「恋唄綴り」のカップリング曲として再発されました。この曲はABCのアナウンサー、岡元昇さんと宮根誠司さんが歌ったバージョンもあります。「今日も最高やねェ!-浪花に夢の風が吹く-」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんコミカルで元気が出るような楽曲です。久々に聴くと、アレンジもメロディも歌唱もなかなかカッコイイ。この曲は何といっても、プロモーションビデオがハチャメチャでかなりおもしろい!いきなり三度笠姿のべーやんです。敵に囲まれてべーやんが刀を抜くのかと思ったら、鳩を出してきて飛ばせる^^そしていきなり西部劇の世界に入り込み、歌いながら拳銃を撃ちまくると屋根の上や、物陰に隠れてた敵に命中していく。サビになると、いきなりカーニバルのような世界。それも宇宙空間で。三度笠姿で鳩を飛ばしたべーやんが再び敵に追いかけられるするとまた西部劇の世界にワープそしてサビはやっぱりこれ^^サビ繰り返しは設定無視の世界に突入^^;橋の上で忍者と殿様が斬り合いしてるところに、べーやんがいきなり殿様を刺す^^;殿様の死体の前で「♪今日も最高やねェ〜」^^; でもこの殿様はすぐに生き返って踊り出す。最後は凄い人数での乱舞^^;べーやんのPVはレコーディング風の映像の「憧れ遊び」とかドラマ撮影風の「恋唄綴り」もなかなか良い。
2017年03月15日
HUKUROHのLIVEに行くのは何年ぶりだろう・・.関西でライブやってくれなくなったので、東京まで行くしかないと言う事で、いつもの仲間と行って来た。ソウルフルであたたかい空気を感じられる楽しいライブでした。The Young Rascalsのカバー「Groovin'」からスタート。バンド構成はHUKUROHの3人、矢沢透さん、住出勝則さん、滝ともはるさんとベース、Keyのサポートメンバーの5人編成。ベースはアリス、谷村新司さんのバックでお馴染みの大野さんでした。イントロのアレンジを大幅に変えた「早く家(うち)に帰ろう」や「この胸にもう一度」などオリジナルを演奏してから、カバー曲の原曲から大きくアレンジして、まったく印象が変わるって実験的なコーナー。フランキーヴァリの「瞳の面影」をボサノバにアレンジした物は凄く良かった。フォーキーなSeals & Crofts の「Summer Breeze」をレゲエアレンジでやったりしていました。ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」を大幅にリズムアレンジ変えてブギーな感じにしてたのも良かった。そして十八番と言っても過言じゃない「珈琲ルンバ」。前に見たときは殿さまキングスの「恋は紅いバラ」を演奏してくれたんだけど、これもまた聴きたかった。圧巻のディスコメンバーのメドレー。懐かしい曲だらけでした。ディスコと言えば、やっぱりEarthwind & Fireがまず頭に浮かぶ。「September」から始まった。でも、Earthwind & Fireなら「Fantasy」「Boogie Wonder Land」の方が最初に頭に出てくる。Donna Summer「Hot Stuff」や「The Hustle」「YMCA」などの選曲で大盛り上がり。コミカルな楽曲とダンスで人気あったジンギスカンの曲ならみんな知ってたんじゃないかな。「めざせモスクワ」も「ジンギスカン」も知らない人はいなさそう。 メンバー1人ずつのコーナーではビリージョエルの「New York State Of Mind」を滝ともはるさんかなりメロディ崩しめでスローなテンポでソウルフルに聴かせてくれました。住出勝則さんもビリージョエルの曲で「Just the Way You Are」をローズピアノ音質のKey1本でじんわりと歌い上げました。そして!矢沢透さん!きんちゃんもビリージョエルか???と思いきや・・・そこはオリジナル曲を聴かせてきれました。ジャズブルースっぽいシブいナンバーでした。浅川マキさんっぽさもあり、ユーミンっぽさもありって感じの曲だった。後半はHUKUROHのオリジナル曲。「十六夜の月」「うぶな女」「あたたかい涙」など、久しぶりに生で聴けて感動でした。「あたたかい涙」はシグナルの「トリプル・マインド」や「Friendship」辺りに入ってそうなナンバーで今回も聴けて良かった。アンコールは「今夜はHUKUROH」で盛り上がった。ダブルアンコールはもう一度「ディスコメドレー」で盛り上がって終演でした。東京まで聴きに行って良かった!良いライブでした。コンサートは土曜日の4時半開演だったのですが、自分たちは前日から東京に来ていました。とりあえずキンちゃんの店で晩ご飯&飲みに行ってました。きんちゃんとも話せたし、美味しい料理もいっぱい食べたし大満足でした。土曜日の朝はみんなで増上寺と東京タワーへ。増上寺はちんぺいさんと北島三郎さんのジョイントコンサートを観に行って以来に境内に入ってしっかりお参りしてきた。増上寺が自分の家と同じ浄土宗だと今日、知った^^;それで白檀のお線香を買った。鞄の中がずっと良い香りで早く火をつけて香りを楽しみたい。その後、東京タワーの水族館へ。ここは大好きで何度も行ってる。淡水魚を中心に展示してるのがうれしい。海水魚はほとんど興味なくて、淡水魚なら各大陸のマニアックな魚を観てるとワクワクしてくる。海水魚は食べる魚ってイメージ^^;もっとシンスピルムが多く展示されてたのに・・・売れてしまったのだろうか。その後、東京タワーの大展望台に登って景色見て、今回、目的の一つだった東京タワーの鉛筆削りを買いにお土産物売場へ。昔からあるお店が並んでる所で探したけど、売ってる鉛筆削りを売ってる気配はまったくなし。直接、店員さんに聞いてみたら、2軒目の店のデッドストックにありました!もう、店頭には出していないようで、たまたま残ってたのを買う事が出来た。生産はとっくに終了してるらしい。小さい頃に父親に買ってもらったのと、ほぼ同じ東京タワーの鉛筆削りを見つける事が出来て良かった。天気も凄く良かったし、過ごしやすい気持ち良い気候でした。東京タワーの先が入ってなかった^^;で、東京タワーの先だけ見えてる写真コンサートの前日にきんちゃんにもらったサイン
2017年02月26日
谷村新司さんの1986年発売のアルバム。16枚目のアルバム扱いになってる所もありますが、「父と子」と「素描-Dessin-」に関しては、企画盤として自分は認識しています。この「オールド・タイム」の次の「今のままでいい」も企画盤だと思ってます。最近、また良く聴くようになったアルバムです。一時期、ほとんど聴いてなかったりしたけど、聴いてると当時のライブの様子や、自分の回りの事など不思議と鮮明に甦るアルバムです。一時期まったく聴かなかったのは、このアルバム全曲、作詞はちんぺいさんなのですが、ほとんどの作曲が有名作曲家のものです。歌詞を作曲家に託してみる企画だったように思います。A面1曲目「乾杯」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 馬飼野康二さんこの曲を聴いて最初に浮かぶのが大阪城ホールの大きい舞台にスポットライト1本で歌い始めた事です。クリスマス時期のコンサートでドラマチックな演出でした。馬飼野さんのメロディとアレンジが美しくて、今は凄く好きな曲になってます。当時は20代でまだまだ幼くて、この曲の深さなんかも良くわかってなかったのだと思う。2曲目「アーバン・カウボーイ」作詞 谷村新司さん 作曲 濱田金吾さん 編曲 馬飼野康二さんブラスセクションを効果的に使ったロックナンバーです。80年代流行ったフュージョンっぽいロックで、ノリも良くてライブでは大盛り上がりだった曲。この曲を歌うときのちんぺいさんのアクションはかなり派手でした。この曲と「階段のオスカー」を歌う時はいつもその時々で決まった振付けとかあったように思う。ライブの映像もこの曲は数種類残ってる。これは1993年沖縄の野外コンサート3曲目「美しい瞬間」作詞 谷村新司さん 作曲 都倉俊一さん 編曲 馬飼野康二さん都倉さんの作曲だと思うと余計にピンクレディーのアルバムに入ってるバラード曲のように感じてしまう。このままピンクレディーが歌ってもカッコいいと思う。こんな感じの都倉さんが作った曲はピンクレディーにはないんだけど^^;阿久悠さんと都倉さんコンビが曲を作らなくなってからのピンクレディーにはありそうですが。アレンジも曲も良いし、ちんぺいさんの書く女歌の歌詞も凄く良い。4曲目「アイビー・ロード」作詞 谷村新司さん 作曲 八田雅弘さん 編曲 馬飼野康二さん八田雅弘さんと言えばSKYってフォークデュオのメンバー。(その頃は北沢英三さん)何で知ってるかと言うと、SKYのデビュー曲「君にクラクラ」の作曲がべーやんだったから。べーやんが作ってるって事でレコードも買った。この曲は最近になって特に沁みてくる曲です。5曲目「オールド・タイム」作詞 谷村新司さん 作曲 濱田金吾さん 編曲 馬飼野康二さんライブでは数えるほどしか歌ってくれなかったけど、このタイトルナンバーは超名曲です。オフィシャルでこの曲のライブバージョンって残ってないような気がする。ライブ中継の何かに入ってたかな?B面1曲目「ディスタンス -悲しみの距離-」作詞 谷村新司さん 作曲 岡本一生さん 編曲 馬飼野康二さんこの曲もメロディとアレンジの美しさに引き込まれる。ちんぺいさん以外の人が書いた曲として正直言って「Far away」よりもずっとこの曲の方が美しくこの曲の方がライブで聴きたかった曲でした。2曲目「クラシック -CLASSIC-」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 馬飼野康二さんこの曲の事は前に詳しく書いたと思うので。3曲目「約束 -思い出のフォトグラフ-」作詞 谷村新司さん 作曲 都倉俊一さん 編曲 馬飼野康二さんこの曲も歌詞もメロディもホントに凄く良い!アレンジが少しスプリングスティーンっぽい雰囲気がある所も好きな所。この辺りの曲もライブで歌ってくれたらいいのに。4曲目「アゲイン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 馬飼野康二さんこのアルバムの中で断トツに一番好きな曲。フレットレスベースがめちゃくちゃカッコ良くて、コンガとローズっぽいKeyのシンプルなリズム。そして何よりメロディが秀逸すぎる。テンポは少し違うけど「真夜中のカーニバル」を彷彿させるトランペットソロにもゾクゾクさせられる。こんな感じのブルージーなジャズっぽいちんぺいさんの世界は大好きです。超名盤のソロアルバム「引き潮」の世界を今のちんぺいさんで創り上げてみてほしい。「オールド・タイム」を聴くと必ずこの曲だけ3回はリピートして聴いてしまいます。5曲目「再来」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さんこの曲のみアレンジが服部克久さんで、最後にまったく違う音作りが出て来て引き込まれてしまう。この曲も歌詞、メロディとも素晴しくて、聴く時の自分の心によっては泣けて仕方なかったりする。この曲を今、コンサートのラストに歌った方が当時よりも聴く側の気持ちがより近くなれると思う。コンサートで歌わない勿体なさすぎる名曲が多過ぎて・・・。CDは曲順も違うし、ラストに「幸福 -しあわせ-」もボーナストラック的に収録されてます。でも、LPの曲順で聴く方がずっと良いと思うし、「再来」の後に「幸福 -しあわせ-」はいらない。「幸福 -しあわせ-」はもちろん名曲で凄く好きな曲だけど、このアルバムのラストではない。LP裏ジャケ歌詞カードCD3500円盤「アーバン・カウボーイ」を歌ってる時だと思う。これも野外ライブ1986年クリスマスのライブで配られたアンケート
2017年02月21日
この曲は1993年4月に発売されたアルバム「バサラ」に収録されてる楽曲です。1年以上経ってリミックスしてシングルカットになった経緯はよく分かりませんが、突然の発売で当時、驚いたように記憶してる。追加アレンジ(Additional Arr.)を住友紀人さんが担当。住友紀人さんと言えば、翌年発売された超名曲「メシアふたたび/印象派の街」のアレンジを担当。その後の住友紀人さんの活躍は知ってる人も多いと思う。1曲目「アゲインスト」(シングルバージョン)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 森英治さん 追加編曲 住友紀人さんアルバム「バサラ」のアレンジでもじゅうぶんカッコ良かったのですが、シングルとして考えると、音の厚さは、これくらいあった方が良いのかも知れない。ただ、絶えずPad系の和音が鳴り続いてるので、ちんぺいさんの歌がやや奥になってしまった気もする。音圧や深みは増してゴージャスな音になってます。3コーラス目の盛上げ部分はちょっとKeyが大きすぎて気になってしまう。2曲目「英雄」(シングルバージョン)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 ANNDREW PRYCE JACKMAN 追加編曲 住友紀人さん1988年9月発売の名盤「獅子と薔薇」からの楽曲を追加アレンジしてシングルカット。これは正直、やっちまった感のある音になってるように思う。ロンドン交響楽団の演奏でレコーディングされたこの曲は一切いじる事はしなくても、完璧すぎるほど出来上がってるので・・・。新たにオーケストラじゃないバンドでリレコーディングするのなら良かったと思うけど。「♪嵐の丘には黒い影だけ 右手にかかげたサーベル見つめて 虚栄も名誉も何もいらない…」 の、Aメロ部分はボーカルとピアノと最低限の音数のドラムとベースとティンパニーのみでちんぺいさんの歌を浮き上がらせています。ここに追加された音はPad系の和音。全てベタ弾きでずっと鳴ってます。このシングルを買った時に何度か聴いたきりだったのですが、久しぶりに聴いてみてやっぱりしんどかった。いつものライブでのアレンジのように通常のロックバンド形式の演奏でなら良いと思う。レコーディング時のロンドン交響楽団とまったく同じスコアで、違うオーケストラの演奏で聴いてみたいとはいつも思ってる。この前の日本センチュリー交響楽団の演奏で開催された久々の「谷村クラシック」の時なんかにレコーディングした時とまったく同じスコアで違う指揮者とオーケストラなら、どんな音になるのか聴いてみたかった。ヨーロッパ三部作の全てのオーケストラ スコア譜はちんぺいさんが持っていないのだろうか?ヨーロッパ三部作完全再現コンサートとして日本人の指揮者と日本のオーケストラであのスコア通りの演奏と、今のちんぺいさんの歌唱を聴いてみたい。この前の堀内孝雄さんをウタビトに迎えた「地球劇場」は横隔膜がおかしくなるかと思うほど、感動しまくりでした。機が熟したらアリスの活動再開を!
2017年02月14日
日本を代表するオペラ歌手「中丸三千繪」さんのシングル。谷村新司さんがプロデュース、そして作詞、作曲した名曲です。中丸三千繪さんはマリア・カラス コンクールでイタリア人以外で初めて唯一、優勝したソプラノ歌手です。1曲目「私は負けない ~The strings version~」作詞・作曲 谷村新司さん ピアノ演奏 妹尾武さん ストリングアレンジ 槌田靖識さん6年前に配信のみで発表されて、今回、待望のCD化になりました。この曲は初めて聴いた時からちんぺいさんの王道メロディと丁寧に創り上げられた歌詞に感動しました。妹尾武さんのピアノと強烈に美しいストリングスのアレンジが重なって、より感動が大きくなっています。中丸三千繪さんの歌唱について感想なんて書くのがおこがましいけど、ホントに心底震えます。声を張って歌わずにかなり引いてピアニシモで歌い上げ、歌詞をよりリアルに感じさせて凄いの一言。自然と涙が出てくる歌って、こんな歌なんだと・・・。2曲目「忘れないで」作詞・作曲 谷村新司さん ピアノ演奏 妹尾武さんこの曲は谷村新司さんが1990年にウイーン交響楽団プロジェクトの演奏でウイーンでレコーディングした名曲中の名曲です。その時にウイーンでレコーディングされたアルバム「PRICE OF LOVE」のラストに収録されてた曲。全曲、Christian Kolonovitsのアレンジでした。中丸三千繪さんのバージョンは妹尾武さんのピアノのみの演奏で歌っています。これがまた1曲目とはまた違う音楽の深みを感じさせてくれます。静かにピアニシモで言葉を丁寧に受け渡してくれるように歌う歌唱に胸が熱くなってしまう。ピアノ1本なのにフルオーケストラの演奏の中、聴いてるかのような感覚にさえなってしまう。この曲の歌詞を読みながら、中丸三千繪さんの歌声を聴いて涙が溢れる人は多いように思う。「♪今はすべてが おもいでの中 時は流れて 人は逝くけど かけがえのない日を 忘れないで…」3曲目、4曲目の各楽曲のインストバージョンも聴いてると感動します。シングルのカラオケバージョンって自分は聴く事ってほとんどないけど、このインスト2曲は何度も聴いてしまう。
2017年02月07日
堀内孝雄さんのシングルが発売されました。昨年、最初に発表された時は「聖橋の夕陽/空のほとリ 」の2曲の予定のシングル盤でした。2016年後半にかけて「空蝉の家」がじわじわ人気出て来たのと、年末に日本作詞大賞を「空蝉の家」が受賞した事もあって、両A面シングルとして「空蝉の家/聖橋の夕陽」の発売になったようです。再発ではなく新譜扱いで今回、新たに発売されました。1曲目「空蝉の家」作詞 田久保真見さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん「空蝉の家/石をつらぬく滴であれ」のシングルは2016年4月20日に発売されました。「空蝉の家」は70年代のべーやんの雰囲気と歌謡路線時の雰囲気を合わせたようなメロディとアレンジ。4月の発売時にも書いたように思うけど、この曲の歌詞は胸が熱くなる。誰も住む事のない空っぽの家はこれからも増えていくと思うけど、最後の住人がいなくなった時から時間が止まってしまった家の中を想像すると何とも言えない寂しさとやるせなさみたいな物を感じる。CDジャケットのべーやんが縁側に一人座って物思いに耽ってる写真も凄く良い。今回のジャケットは前回と同じ場所で撮影されたカット違いです。前回の内側写真も凄く好きでした。古びたスーツケースが手前にあって奥の焼けた畳にピントが合ってる。「空蝉の家」にしてはまだ、そんなに月日も経っていない部屋に感じるけど寂しい写真で見入ってしまう。今回は両A面シングルなので前回の5mmCDケースではなく、裏ジャケも載せられる通常のCDケースです。 2曲目「聖橋の夕陽」作詞 石原信一さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 和田春彦さんアレンジの和田春彦さんはブラザース5のアレンジを多く担当してる方です。この曲はよりフォーク色が強い。アコギのスリーフィンガーがイントロからもっと前に出てたりしたら「裸樹」や「この道」のような初期のべーやんのソロのようです。それでもメロディもアレンジもフォーク色が強く懐かしく温かい。そして歌詞もフォークソングの世界そのものです。「聖橋」と聴くと、どうしても「♪喰べかけの檸檬〜 聖橋から放る」が最初に頭に浮かんでしまう。2番の「♪各駅停車の檸檬色が それを噛み砕く〜」の描写が子供の頃から凄く好きだった。当時、聖橋辺りから神田川にレモンが多く流れていったとか・・・^^;今回、発表されなかった「空のほとリ」もきっとレコーディングは終わってると思うので、どのタイミングで発表されるのか楽しみ。久々のオリジナルアルバムが出て、そこに収録されるのなら、よりうれしい。今年は45周年のコンサートが大阪であります。今日、テレビでもべーやんが語ってたけど、45周年の集大成的なコンサートになるとか。アリスの曲もいいけど、初期のソロアルバムからの曲を多く聴きたい。アルバム「デラシネ」からだと「デラシネ」「南回帰線」はよく歌うので、それ以外の曲やアルバム「Day Break」からだと、どの曲でも歌ってくれたらうれしい。「言葉にならない贈りもの」「忘れかけていたラブソング」からもどの曲でもうれしい。「ソング・フォーエヴァー」からは「時の流れに」と「愛と涙とやさしさと微笑」はよく歌ってくれるので、それ以外の曲を聴きたい。特に「限りないあこがれの中へ」は昔、ライブで聴いて最高だった。べーやんと徳永章さんが組んだ楽曲に特に好きな曲が多い。徳永さんと組んだ曲はどれも名曲。昨夜、久しぶりに1981年8月 アリスが北京で初めてライブをした時の映像を観てました。北京で初めてROCKが演奏された日とも言われてる記念日です。1曲目はハードロックナンバーの「LIBRA」でした!スタジオバージョンの何倍もハードにアレンジされ、その上テンポもかなり速くしてるライブバージョン。中国語で歌う「何処へ」と、この日だけ歌われた中国の若者に贈る曲「惜別歌」が聴きたくなったのがきっかけで番組全編観てしまった。VHSからDVDにかなり前に移したけど、その時点で画質が悪くなってしまってた。この辺りの映像も全てまとめてブルーレイBOXで発売してくれたらいいのに。「謀反ツアーの甲府公演ノーカット」も商品化してほしい。「何処へ」間奏はちんぺいさんのリコーダーソロでした。ステージの後ろにも観客を入れてアリーナと360度スタンド満席で20000人動員を2公演。
2017年01月25日
工藤夕貴さんの12枚目のシングル。松竹映画「戦争と青春」の主題歌でした。工藤夕貴さんは、あの井沢八郎さんの長女です。井沢八郎さんのレコードは2枚組ベストとシングル2枚しか持ってないけど、ハイトーンボーカルの凄い声量で圧倒される曲が多い。1曲目「昭和」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さんこの曲が発売された頃、よく聴いてました。美しいメロディと柔らかい歌詞に心が落ち着く優しく、少し哀しい楽曲です。工藤さんの素直で優しい歌唱もこの曲を更に引き立ててます。ちんぺいさんの歌詞にいくつか「食卓を囲む温かい灯り」を浮かばせる歌詞がありますが、この曲もそんな柔らかい感動に包まれます。ちんぺいさんの名曲「忘れないで」と重なる風景がいくつか出てきます。2曲目「22歳」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 佐孝康夫さん1983年に発売されたシングルのカバーです。いろんな人が22歳をカバーしてますが、アレンジも含め、この工藤さんのバージョンはかなり良い!サビはかなりリズムを激しめに前に出してる所も斬新で好きです。何より工藤さんのボーカルがこの曲にバッチリはまっていて、聴き入ってしまう。1991年11/21にこのシングルが収録されてるアルバム「Cosmopolitan」が発売されアルバムの1曲目「昭和」、2曲目「22歳(ALBUM MIX)」、3曲目「卒業」と3曲、ちんぺいさんの作品が収録されています。アルバム3曲目「卒業」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 矢野立美さんちんぺいさんの11枚目のソロアルバム「抱擁-SATIN ROSE-」に収録されてる楽曲のカバー。タイトルは「卒業」ですが、内容はかなり大人な世界です。この曲も工藤さんの歌唱に惹かれる。凄く良い!このアルバムは他にも良い曲が多い。特に「硝子の船」「CHILDREN OF THE WORLD」「刹那」の3曲は絶品です。 アルバム「Cosmopolitan」井沢八郎さんのLP「あゝ上野駅」が一番有名な曲ですが、「北海の満月」「サガレンの夕焼け」「流転舟」他、良い曲がいっぱいです。フラメンコのようなヴァースから始まる「北海の満月」を歌う井沢さんの歌唱力は強烈です。この2枚組LPの収録曲
2017年01月15日
久しぶりのちんぺいさんとフルオーケストラの共演でした。この公演は豊中市立文化芸術センターが今日からグランドオープンする記念すべきコンサートでした。真新しいホールの匂いの中、約60人の日本センチュリー交響楽団の奏者の演奏で約2時間半のたっぷり楽しめる豪華なコンサートでした。指揮は飯森範親さん。飯森さんは大阪フェスティバルホールのこけら落とし時にも共演していました。セットリストはこの前のツアーのセットリストをオーケストラアレンジしたって感じでした。目新しい曲は「ココロツタエ」のみでした。今日の編成なら「「家路 -私が死んだ日-」」「序曲 海を渡る蝶」「青い薔薇」「冬のメリゴーランド」「生成」「10年前」「約束の"パレット"」「DREAMS COME TRUE」「9月のマリー -ヴィエナ讃歌-」「SA YO NA RA -エビタフ-」「THE NAME」を演奏したら完璧だったように思う。リハーサルする時間がなかった為か、ほぼこの前のツアーのセットリストのままになってました。今日の最高のストリングスで「家路 -私が死んだ日-」が聴きたかった。 <1部>1曲目「昴をモチーフに使ったOverture」2曲目「チャンピオン」3曲目「三都物語」タンゴバージョン4曲目「秋止符」ボサノババージョン5曲目「ココロツタエ」6曲目「ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ 「心ゆくまで」 Op. 3 」オーケストラのみの演奏7曲目「風の暦」ピアノ1本演奏8曲目「北陸ロマン」9曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 <2部>10曲目「棘」11曲目「レストランの片隅で」12曲目「秋のホテル」13曲目「忘れていいの」14曲目「Far away」15曲目「ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ「観光列車」op.281」オーケストラのみの演奏16曲目「いい日旅立ち」17曲目「群青」18曲目「流星」19曲目「昴」20曲目「サライ」今回、オーケストラの共演として自分が一番良かったと思うのは12曲目「秋のホテル」です。この曲は1989年に国立パリオペラオーケストラの演奏でレコーディングされた曲です。レコーディング時のスコアとは違ってましたが、再びオーケストラ演奏でこの曲が聴けた事に感動。イントロ、アウトロソロはソプラノサックスだったかオーボエだったかしっかり確認できなかったけど、厚いストリングスの中にちんぺいさんの声が浮き上がって聞こえる感覚は鳥肌でした。元々、国立パリオペラオーケストラ用のアレンジだった楽曲なのでオーケストラが似合う曲です。18曲目「流星」は、今日も感動した。オーケストラの中に混じって突き抜けるEGの歪みソロ。めちゃくちゃカッコ良かった。それからこの曲には生ストリングスは凄く合う!2コーラス目の歌バックのストリングスの裏メロは鳥肌でした。そして何よりちんぺいさんの熱唱が素晴しくて凄い泣けた。「群青」は、ややリハ不足な感じがした。ちんぺいさんのバックバンドのピアノとギターの方がオーケストラの中に入って演奏していましたが、イントロとアウトロのピアノが走ってしまってたように感じた。音の立ち上がりが微妙に違う楽器があるからそう聞こえたのかも知れないけど。「昴」はなかなか良い感じのアレンジでした。プログラムには7曲目に「心の駅」と掲載されてるのに歌わなかった。間違えて次の「風の暦」を紹介してしまったのかも知れない・・・。1曲目「チャンピオン」に関しては・・・手拍子が起きてしまったので、オーケストラのどの楽器がどんなフレーズを演奏してるのか、まったく聴き取れなく残念だった。ファゴットやクラリネット、フルートの音なんか完全に消えてしまってて演奏者も可哀相だった。せっかくかなり練習しただろうと思うしフレーズごと丸々全て手拍子に掻き消されてしまうのは演奏してて辛かったんじゃないかと・・・手拍子したくなる気持ちもわかるけど、音圧、音量があまり出ない楽器の事を考えてあげてほしかった。最後の「ライラライ・・・」の所もちんぺいさんがリズム取れなくなって拍子がずれたまま歌ってしまってたのも手拍子が演奏を掻き消したためにリズムが取れなくなったんだと思った。ドラムのベードラもEBもない演奏なので拍子を取るのは演奏者も大変だったんじゃないかと思う。指揮のテンポとずれた手拍子の中、よく演奏できたと感心した。実際、まったく聞こえなかった楽器たちはどんなフレーズを奏でていたのか凄く気になる。ストリングスとの共演で思い出すのは・・・1999年7月17日東京国際フォーラムで観た「LA STRADA II with ストリングス」の時のアレンジが凄く気に入って好きでした。あの時は何と!「走馬燈」をストリングスアレンジで歌ってくれたのが最高でした。それから「AURA」もこの時に豪華ストリングス演奏で歌っています。「AURA」自体ライブ映像、ライブ音源がめちゃ貴重です。ウイーン交響楽団プロジェクト(VSOP)とのNHKホール、大阪フェスティバルホール、大阪城ホールの大迫力のコンサートや、大阪シンフォニーホールでの谷村クラシックの事などいろいろ思い出していた。アリスが最初に本格的なオーケストラと共演したのは、1980年11月NHKホールで東京フィルハーモニー交響楽団との共演が最初だったと思います。それまでに12人編成のストリングスを入れた1977年「トワイライト タイム ツアー」やブラスセクションとストリングスを加えた1978年武道館、1979年夏ツアー&武道館、1978年冬の武道館、大阪フェスでもブラスセクションとストリングスが結構豪華に配置されてたように記憶してます。でも本格的なオーケストラとの共演は1980年11/3のNHKホールが最初だと思う。(そう言えばグリークラブの男性コーラスを入れたツアーもありました。これもトワイライトタイム)1975年12月30日大阪のコンサートはビッグバンドっぽいバックが付いてたように思う。郷ひろみさんや西城秀樹さんの曲をちんぺいさんが歌いまくるコンサートでした。1部はバラエティショーのような構成になってたと記憶してる。2部は通常のアリスのオリジナルをたっぷり聴けたと思う。1980年11月3日 NHKホールテレビ中継とNHK-FMでの放送がありました。テレビの方は曲数も少なかったのですが、FM放送はほぼノーカットでした。このコンサートは海援隊とのジョイントコンサートでした。アリス単独のセットリストは1.「ラ・カルナバル」2.「贈る言葉」をアリスが歌った。3.「狂った果実」4.「それぞれの秋」5.「遠くで汽笛を聞きながら」6.「帰らざる日々」7.「さらば青春の時」東フィルの演奏でアリスと海援隊の楽曲メドレーがあったり、トークコーナーがあったり。東フィルのアリスの楽曲演奏は「美しき絆」「君のひとみは10000ボルト」「逃亡者」でした。東京フィルハーモニー交響楽団とガッツリ共演した楽曲は「狂った果実」「それぞれの秋」「遠くで汽笛を聞きながら」「さらば青春の時」の4曲。「帰らざる日々」は3人での演奏。「ラ・カルナバル」は通常ツアーバックバンドの演奏。1999年7/17 東京国際フォーラム「LA STRADA II with strings」この日のセットリストはかなり貴重なカバー曲も含め28曲でした。
2017年01月09日
もうすぐ久しぶりの「谷村クラシック」が開催されるので、シンフォニックなちんぺいさんのアルバムを聴いたり、ウイーン交響楽団プロジェクト(V,S,O,P)とのライブ映像なんかを観てました。この「Dreams Come True」が収録されてるアルバム「プライス・オブ・ラブ」は、ヨーロッパ三部作完結編としてウィーンでウイーン交響楽団プロジェクトの演奏で全曲収録したアルバム。指揮と楽曲アレンジはクリスチャン・コロノヴィッツです。1曲目「DREAMS COME TRUE」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Christian Kolonovitsこのシングルは4分45秒でアルバムは5分6秒です。約20秒の差はアウトロのフェードアウトが早いだけなので、特にシングルだからと言って特別な編集がされてるわけではありません。Eギターの速弾き部分は丸々カットされてる。アルバム「プライス・オブ・ラブ」はヨーロッパ三部作の中では一番クラシカルな感じではないけど、シンフォニックとロックを合わせた部分を強く出してる印象。全曲ロンドン交響楽団の演奏で録音された第一作「獅子と薔薇」は完全にシンフォニックなアルバムで国立パリオペラオーケストラの演奏で録音された第二作「輪舞」はシャンソンとシンフォニックを合わせたような印象が強い。インパクトの強さと派手さでは断トツに「獅子と薔薇」です。自分がこの3作の中で一番好きなのも「獅子と薔薇」です。1989年の獅子と薔薇の全国ツアーの時は7曲アルバムから歌われました。あの時のバックバンドはかなり大変だったと思う。8人編成でシンフォニックな曲をほぼ違和感なく分厚い演奏で聴かせてくれた。その上、バンドも振付けがあってちんぺいさんと楽器を弾きながら踊る場面もあった^^;1月8日の谷村クラシックでは「獅子と薔薇」全曲再現とかやってほしいくらいです。そんな時じゃないと「獅子と薔薇」の楽曲はなかなか歌えないし・・・。「英雄」などはモスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラの演奏で聴いてみたい。ブラスセクションが音割れするほど力強いので「英雄」や「獅子と薔薇」の管楽器パートは強烈にカッコいい事になりそう。今度の谷村クラシックはどんな選曲になるのか楽しみですが・・・きっと有名曲をシンフォニックアレンジにした感じになるような気がする。意表を突いて「冬のメリーゴーランド」や「神のマリオネット」「獅子と薔薇」「青空」「THE NAME」「追憶」「黒い鷲」「輪舞」「序曲 海を渡る蝶」「動天」「この世が終わるとき」などがもしもセットリストに入ったら最高すぎますが・・・。アリス時代の曲だと一度もライブで歌っていない「漂流者たち」を聴きたい。そしてこの「Dreams Come True」も久しぶりにオーケストラをバックに歌ってほしい。今日、聴いてて改めて名曲だと感じた。2曲目「ダンディズム」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Christian Kolonovitsアルバムバージョンと同じです。この曲は特にウイーン交響楽団プロジェクトの演奏ではなくてもいいような気もする。アレンジをクリスチャン・コロノヴィッツさんがしているだけで意味があるとは思うけど・・・アルバム「プライス・オブ・ラブ」の中では「Dreams Come True」と「忘れないで」が特に好きな曲です。「GLOBAL THEATER -地球劇場-」「家族 -FAMILY-」「9月のマリー -ヴィエナ讃歌-」もライブで歌ってほしいと思う曲です。1990年9月11日にNHKホールから生中継されたライブ演奏はオーストリアからウイーン交響楽団プロジェクト。ホールの中で生で聴いた感動は大きかった。音圧や空気の振動など強烈に心に残っている。大阪フェスティバルホールで体感しました。「DREAMS COME TRUE」「英雄」最後は「忘れないで」この日のセットリスト1.GLOBAL THEATER -地球劇場-2.家族 -FAMILY-3.22歳4.秋止符5.忘れていいの6.Faraway7.いい日旅立ち8 VSOPの演奏(Bohemian Rhapsody~We Are The Champions~ You Never Give Me Your Money ~Carry That Weight~The End~美しき青きドナウ)9.9月のマリー10.DREAMS COME TRUE11.陽はまた昇る12.英雄13.群青14.チャンピオン15.昴16.忘れないでこの中継の日のセットリストは通常バージョンより2曲少なかったように記憶してます。
2017年01月03日
1996年に発売された谷村新司さんのシングル曲。アルバムに収録されていないシングルのみの曲です。(ベスト盤には収録されてる)カップリング曲はこの曲のカラオケです。シングル発売が発表された時はカップリング曲に「落日」と掲載されてましたが、何かの事情でカップリングはカラオケのみになって、価格も800円に下がったようです。『愛に帰りたい』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青柳誠さん1996年〜1997年のツアー「1/4世紀の青」のライブ映像を久々に観てたら、この曲がセットリストに入っててライブバージョンがめちゃくちゃカッコ良かったので、スタジオバージョンも聴きたくなった。ライブでは「♪Coming back coming back to you」から始まります。スタジオ盤のアレンジは青柳誠さん。青柳さんはこのツアーのバンマスです。そして赤リンゴ、青リンゴのジャケットの21世紀BEST OF THE REDと BLUEの編曲も多く担当してます。史上最高のハードでHEAVYなアレンジの「チャンピオン」も青柳さんのアレンジです。このチャンピオンはライブでは更にハードにアレンジされてて強烈です。このジャケット写真、渋谷センター街で撮ったとか…当時、言ってたような気がする「1/4世紀の青」での「愛に帰りたい」冒頭に「♪Coming back coming back to you」から始まります。そしてこの曲の時にちんぺいさん自身が描いた絵を引き伸したものが背後に降りて来ます。アリスの初期の頃はよくイラストも書いていたけど、この頃は珍しかったと思う。ハイビジョンで収録してるのだからブルーレイで発売しても画質はきれいはず。VHSに録画した物しか持ってないので、毎年ハイビジョンで収録してたライブ映像をブルーレイ化すればいいのに。全てのツアーをまとめてBOXにして5万円〜10万円でも買う人は多いと思う。このツアーは「明日への讃歌」の21世紀バージョンから始まる(正確にはヴァース部分だけは21世紀バージョンじゃなく、ちんぺいさんのギターです)バンマスの青柳誠さん現在のバンマスの瀬戸谷芳治さんそして!この時のドラマーは菅沼孝三さん!このツアーとあと2ツアーほど菅沼さんがドラム担当したと思うけど、「手数王」の名の通りめちゃくちゃカッコいいドラムでした。ちんぺいさんのソロでは、菅沼さんがやっぱり一番凄かったと思う。とにかく出音も凄くカッコ良かったそしてこのツアーでは「CORAZON」がセットリストに入ってた!自分が思うにはこの時の「CORAZON」が歌唱、演奏、アレンジ、演出、照明の総合的に最高だったと思う。「♪キラリ光るゆ〜び〜わ」「♪セ・ラ・ヴィ!」アウトロの最後はこの演出と照明!これは鳥肌ゾクゾクでした。本編ラスト曲は「陽はまた昇る 21世紀バージョン」このバージョンもこれはこれで良い感じです。アンコールラストは「昴 21世紀バージョン」このアレンジはややスペイシーなプログレのようで、カッコいいけど毎回これになるのは困る^^;CD「21世紀 BEST OF THE RED 1972→'81」よりもライブの方は完全にプログレっぽかった。照明もいつもの「昴色」ではなく、近未来を思わせるような色合いだった。最後は八百屋舞台が大きく3段に分かれてせり上がっていく!「1/4世紀の青」セットリスト1.明日への讃歌2.冬の稲妻3.今はもうだれも4.涙の誓い5.愛に帰りたい6.遠くで汽笛を聞きながら7.チャンピオン8.22歳9.いい日旅立ち10.秋止符11.三都物語12.CORAZON13.階14.小さな肩に雨が降る15.群青16.陽はまた昇る17.昴「CORAZON」は20分近い大作なので「CORAZON」がセットリストに入ると曲数が少なくなる事が多い4曲分はあるけど、何年かに一度は歌ってほしい曲。デビュー25年記念ツアーでした。
2016年12月22日
1978年11月に発売された梓みちよさんのシングル。A面「信天翁」作詞・曲 谷村新司さん 編曲 荻田光雄さん梓みちよさんとちんぺいさんの関係は意外と古くて、ちんぺいさんのDJ番組「セイヤング」のゲストに一度来てから、何度となく少し酔っぱらってスタジオに乱入?した事があったと記憶してる。その番組が夜中の1時から3時だった。バンバンもタジタジでちんぺいさんも珍しく焦ってるのが感じられておもしろかった。梓さんは、テレビ等で観てた通りのサバサバしたカッコいい女性の印象でした。それまでのちんぺいさんの作る曲としては、少し珍しいタイプの曲だと思う。アレンジもカッコ良く、3本のアコギとストリングス、ベース、ドラムを中心にアコースティックを全面に出したアレンジ。ギターの音が凄く良いと思う。楽曲的には梓さんの大ヒット曲「二人でお酒を」を彷彿させるようなリズムです。B面「ミッドナイト・ブルー」作詞・曲 谷村新司さん 編曲 荻田光雄さんこの曲もそれまでのちんぺいさんの楽曲では珍しいイメージの曲です。B面はアレンジも派手でピンクレディーも顔負けのブラスセクションを派手に使いまくってます。アップテンポでキャッチーな曲なので、こっちがA面の方がヒットしたんじゃないかと思う。サビの歌詞もキャッチーです。「♪ウォー ウォウ ブルー ミッドナイト・ジェラシー ウォー ウォウ ブルー ミッドナイト・ジェラシー 真夜中ミッドナイト・ブルー」歌詞もちんぺいさんにしては珍しい言葉のチョイスが多いように思う。「疲れたわ ぐずぐずしないで オサラバしましょう 私にも意地がある ここでは泣かないわ とっちらかった言葉をいまさら 悲しくなるから 黙って帰るのが男というものよ さあ 長い夜か来る 本気で怖い夜が来る」ちんぺいさんは1977年末頃から1978年夏前まで体調が良くない時期で、1978年4月末から3ヶ月以上、入院していました。退院してから、自律神経が弱った時や体調がすぐれない時は夜が来るのが本気で怖かったって何度か語ったのを聴いてて、この歌詞を書いた時がちょうどそんな時だったのかもって思ってしまう。気がつくと冷蔵庫の前で意識をなくしてた時もあったとか・・・。飛行機の中で意識がなくなってべーやんがずっと手を握っていてくれた話など、体調を崩してた時期の話はいろいろありました。あと、よく話してたのが腸カメラの初体験の話。これはコンサートのMCでもかなりウケるエピソードでした^^アリスのコンサート本数だけで年間300本超えてるのに、週に2本の深夜ラジオの生放送。1本は大阪でヤングタウン、もう1本は東京でセイヤング。そして録音のラジオ番組も1本担当してた。コンサートが終わるとそのまま大阪か東京のスタジオで2時間以上の生放送をする日も多かったようです。完全オフの日は何年も0だったそうだし、そりゃどんな体力ある人でも身体を壊すと思う。年間303本のツアー本数は未だに抜かれていないそうです。一日に2回公演とかよくあったし・・・。「冬の稲妻」を出す前でも大阪フェスや大阪厚生年金でも一日に2回公演なんてザラだった。べーやんもきんちゃんもその頃付いてたマネージャーも大変だったと思う。ファンとしてはそのおかげで年間に何本もアリスのコンサートが観る事ができたんだけど。このシングルのジャケットは2種類あります。上のが通常ジャケットだと思います。下のはプロモ用に作ったけど、ボツになったんじゃないかと思われる。笑ってる方が良いように思うけど何か問題があったのだろうか・・・ジャケット裏は両方とも同じ
2016年11月30日
1981年3月に発売された谷村新司さんのソロシングル。この曲を含む7枚目のアルバム「海を渡る蝶」は、その2ヶ月後の5月に発売。1981年5月と言えば、アリスが活動停止を発表した月でした。A面「天狼」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さんニッカウヰスキー「スーパーニッカ」CMソングとしてもテレビでよく流れたので聴いた人も多く有名な曲のひとつです。この曲のレコーディングは1980年11月〜年末にかけて行われて、アリスの活動停止の話もない頃でした。急な展開でアリスが活動停止する事になり、アルバムの構成も変わったとか・・・。この曲はライブで歌った事はなかったと認識しています。1981年アリス謀反ツアーではソロコーナーがなくソロ曲を歌う事はありませんでした。活動停止する事がなく通常の夏のツアーで全国を回っていたなら、きっとこの曲がソロコーナーで歌われてたと思う。アリスの活動を止めて、ソロとしての出発にも取れる歌詞の内容にも思えますが、「昴」の時と同様に「大きな組織の中で駒になって働くしかないでしょう。それは仕方ない事なのかも知れません。 僕はそうしたくなかった」と「昴」をある種「決別」の歌だと話してた当時の気持ちのままこの「天狼」も作られてると思う。1980年4月「昴」発売から、アリスはわざと荒海に出て行く事を選んでいます。「海を渡る蝶」が発売された時のメディア用のパンフレットに「天狼」のちんぺいさんの解説が掲載されています。この解説はアリスの活動停止が決まってから書いたものだと想像します。『「志」と書いて「こころ」と読んでもらっています。僕の心の中には古き良き時代があるような気がするのです。へたにとられると、ぶっそうな発言に聞こえてしまうのだけれど、僕は明治維新の志士の「想い」に魅かれるのです。僕らの中にそんな「想い」があるのならば、時がきたら、ゆくべきじゃないか、と思うのです。 彼ら志士たちは、男のロマンをかかえて突っ走っていったのだと思うのです。僕らも「想い」いだいて進まなければ、いけない時があるはずなのです。」この時、ちんぺいさんは32才。まだまだ尖ってる部分も強かったと思う。この曲の歌詞や曲を書いた時点でちんぺいさんはアリスの活動停止なんてまったく頭にも過ってなかったと思う。レコーディングした時点でもまだそんな話は出ていなかったのじゃないかと・・・。今まで、この曲をまったく歌わなかった理由が何かあるのではないかと、考えてしまう。1980年12月頃から1981年1月頃に明らかにこれまでとは違うライブのスケジュール発表があった。1980年12月に大阪フェスで2days毎年恒例のクリスマスコンサート的なコンサートが組まれましたが、この時、特にクリスマスを意識したような構成もなく通常の秋のツアーの流れのままでした。この後、関西近郊でのライブがいきなりどんどん発表されました。2月に大阪フェス4daysと神戸2days、姫路など2月は関西でのライブスケジュールが埋まった。HADが主催の神戸と姫路は、もっと早くから決まっていたと思いますが、大阪2dayが即完売したので追加公演で2days。こんな事はこれまでになかった。たしか大阪フェスはあと1日追加されたように記憶してる。このスケジュールは活動停止が決まって、関西への想いや恩返し的な物だったのではないかと思ってる。活動停止ツアーでは関西での公演は大阪フェス7daysと甲子園スタジアムのみ。神戸や奈良や姫路や京都や和歌山はなく、その分全国を隈無く回っていました。それが1981年2月のあの怒濤の関西公演が意味してたのかも。3月はアリスの9枚目のレコーディングを河口湖でバックバンドとキャンプ的なレコーディングが決まっていたので3月はFM収録的なライブのみでした。そして4月にはこれも恒例になってきていた野外コンサート「アリスin 滝野」も開催。ちんぺいさんがよく言う言葉で、「昴」は「されど」、「群青」は「せめて」、「都に雨が降るごとく」は「ひたすら」・・・と自然の摂理と無情感に基づいてるように思える。この「天狼」は何なんだろ?「いつかは」なのか?曲の事を簡単に書くつもりが、関係ない事をいろいろ思い出してしまった。今日も飲んで帰ってきたので、良い感じにいろいろ昔の事が頭に浮かんでくる・・・B面「ライザ -LIZA-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 前田憲男さんこの曲も本当に名曲だと思う。1982年初めてのソロツアーでセットリスト入りしました。ウッドベースの横で指を鳴らしながら、ジャジーに歌うちんぺいさんが最高でした。たしか観客にも指を鳴らす練習をさせてたような。それまでにソロアルバムは8枚も出してるのに、ちんぺいさんはソロコンサートツアーは一度もしませんでした。(1979年夏、企画物のアダモとのジョイントコンサートのみ)べーやんはソロツアーを1978年から始めましたが、ちんぺいさんは自分がしない方がバランスが取れると言う理由でソロでコンサートをする事はなかった。その分、アリスのコンサートでソロコーナーではいろいろ企画もやっていました。1982年北島三郎さんとのジョイントコンサート、さだまさしさんとのジョイントコンサートで何となくソロコンサートの色が見えてきてました。本格的に全国ツアーを開始すると予想を大きく上回る深いライブに感動でした。でも頭の片隅にはいつもアリスが観たいという強い思いは消えた事はなかったけど。ブラスセクションと女性コーラスを追加して、いつかまたこの曲とかソロツアーで聴きたい。やっぱり生のホーンが鳴ると興奮度はまったく違う。プログラミングの音でもそれなりには聞こえるけど、トランペット、トロンボーン、SAX、フルート、クラリネットの生音の力は凄い。「天狼」を歌う時がいつか来るのだろうか・・・?上がスーパーニッカの特製シングル。A面はオリジナル、B面はオリジナルカラオケ下は有線放送プロモーション用。A面B面ともオリジナルの「天狼」有線放送プロモーション用のレーベルには2.25発売予定と印刷されていますが、発売日は3月5日でした。スーパーニッカの特製シングルの中には楽譜も付いてます。
2016年11月24日
アリスがポリスターレコードに移籍して初のソロアルバム。普段からよく聴いてるアルバムですが、アナログ盤でじっくり聴いてみた。日本盤と香港盤のLPを続けて聴いてみたけど、香港盤のLPは少し音が篭り気味な印象。1曲目「Runnin' On」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さんアルバム1曲目はじっとりとしたミディアムテンポの重い曲です。こんな感じの曲でアルバムが幕を開けるのは、アルバム「生成」の「極東セレナーデ」と雰囲気が重なるように感じます。このアルバムジャケットのイメージもこの曲です。色合いはライブで「昴」を歌う時の俗にいう「昴色」。長く在籍したレコード会社を出て、新たに立ち上げたレコード会社からの初アルバムと言う事もあり、ほとんど一般受けするような分かりやすい楽曲で揃えています。この曲なんて、ライブではほとんど演奏されないままですが・・・2曲目「終着駅」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さんドラマチックなアレンジで歌詞のストーリーも美しく哀しいシャンソンの世界です。「♪風が出てきた夜の匂いが遊び疲れたメロスに囁く うつむきながら歩く仕草にイブの雪まで追いかけてくる」この出だしだけで引き込まれてフランス映画のような世界に入り込んで行けます。この曲も名曲ですが、ライブでは2度ほどしかセットリストに入っていないと思います。3曲目「レテの川 -Lethe-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さん3枚目のアルバム「引き潮」の頃から本格的にシャンソンの世界を創り上げてきたちんぺいさんですが、この頃には完全に谷村シャンソンってジャンルを完成させたように思います。女歌でもまるで違和感なく色気のある歌に仕上がっています。この曲もライブではほとんど歌う事はありませんでした。4曲目「この世が終わるとき -When The World Ends- 」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さんLPのA面ラストは壮大で感動的な大作です。コンサートで初めて生で聴いた時は、ホントに泣けた。凄かった。世の中への不満や反発に拳を握り、言葉の暴力的な歌を絶対に作らないちんぺいさんの言葉だからこそ信用できて感動できる。年々、何かを敵にしたメッセージのあるような日本語の歌は聴いてて疲れるようになってきた。ちんぺいさんの曲や歌詞はどんな曲でも心を委ねる事ができる。もし、明日にもこの世が終わるならというテーマで描かれている世界ですが、優しさと思いやりに溢れたこの世の終末に惹かれる。この曲を最初に聴いた10代の頃はそこまで深くは感じずに、物語に感動していただけだったかも知れません。5曲目「マイ・ボーイ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さんこの曲はこのアルバムの中で「昴」に次いで有名な曲です。自分の父親もこの曲の父親のような人だったので、重ねて聴いてしまう部分がある。ずっと自由に生きさせてくれた事を今頃になってありがたく感じてしまう。父親はとっくにいなくなったけど、この曲を聴くと少しだけ体温を感じるような気がする。6曲目「玄冬記 -花散る日-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さんこの曲を初めて聴いた10代の頃には、この曲があまり好きではなかった。どうしてこのシチュエーションを歌にするのだろ?って感じてた。30代を過ぎた頃からちんぺいさんの想いが少しだけ分かるようになった。間奏に入る詩の朗読も胸が熱くなる。7曲目「残照」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 青木望さん父親と息子の関係を息子の立場から歌った感動的な名曲です。「マイ・ボーイ」は父親の立場から息子を歌った曲ですが、どちらにしろ、ちんぺいさんの言葉は深く温かい。責任の持てない「うた」は自分には書けないと、アリスの初期の頃から言い続けてるちんぺいさんの真剣さに年々、心を打たれています。8曲目「昴 -すばる-」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さん特に90年代、この曲や「群青」「チャンピオン」など、ライブで必ず歌う楽曲に対しての不満をアリスファンの友人たちとコンサート後に飲み屋で話してました。ずっと歌い続ける事の凄さがやっと分かってきたような気がする。最近では、この曲を歌う時、ちんぺいさんは「今日、今だけの昴を聴いて下さい」って感じのMCをしてから歌い始めます。それを聴きながら、あと何回、生で「昴」を聴く事が出来るんだろ?とか、亡くなったり、病気でコンサートに来れなくなった友人を思い出したりしながら聴いています。この曲は本当に凄い曲だと、歌詞の一行一行を読みながら新たに発見に感動したりしています。ちんぺいさんのソロはアリスにはない世界を1974年1stソロ「蜩」から創り上げています。でも、アリスにはちんぺいさんやべーやんのソロでは創り上げる事ができない世界があります。そろそろ、アリスがライブで観たい。来年はちんぺいさんのソロツアーがあると思うので、2018年に期待。2017年のちんぺいさんのソロツアーももちろん楽しみです。日本盤のLPはつや消しの上質な紙質です。香港盤はもちろん帯もなくツルツル光沢のある紙質レコード番号などもなぜか同じ。裏ジャケの下に違いがある。MARKETED BY POLYGRAM HONG KONG香港盤の方は滲んでぼやけてるような印刷。レベールの印字はまったく違う日本盤香港盤日本盤の歌詞カードはブックレットになっています。香港盤には歌詞はなし。ブックレットの「昴」のページの写真の良さにも今頃になって感じてる。CD盤下が2004年リマスター版
2016年11月22日
少し前に「堀内孝雄45周年記念オールシングルコレクション」が発売されましたが、この1stソロアルバムと2nd「忘れかけていたラブソング」からの楽曲は1曲も収録されていません。最初のこの2枚のアルバムからはシングルA面にカットされた曲がなく全てアルバムのみの楽曲です。(タイトル曲「言葉にならない贈りもの」はアリスのシングル「紫陽花」のB面に収録されていますが、全く違うアレンジです。)このアルバムの事、何度も書いてるかも知れないけど、久々に通して聴いてみて凄く感動したので。1曲目「心の歌を」作詞 斎藤のり子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さん軽快なロックナンバー。1978年の1stソロコンサートでアコースティックアレンジで歌った。その後のソロコンサートではほとんどセットリストに入った事はなかったと思う。2曲目「老人」作詞 徳永章さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんこの曲はアリスファンなら好きな人が多いと思う名曲です。1977年冬〜のアリスのコンサートで半年以上セットリストに入ってた曲。コンサートの前半、4曲目か5曲目に組み込まれてる事が多かった。NHKの初の生スタジオライブでも、この曲が歌われています。3曲目「カリフォルニアにあこがれて」作詞・作曲 徳永章さん 編曲 惣領泰則さんこのアルバムの中で一番有名な曲だと思う。伝説のアリス武道館ライブ「栄光への脱出」で歌われた事でメジャーな曲になりました。この曲の事は前に、かなり詳しくこの曲だけに絞って書いた事があるので…これくらいで。4曲目「プラットホーム」作詞 高山弘さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんこの曲もライブではほとんど演奏されていません。1stソロツアーだけだと思う。久々に聴いたらめちゃくちゃカッコいい。5曲目「あなたのすべてを」作詞 山本雄二さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんアリス IVが出た頃のアリスのコンサートで何度か聴いたと思う。1975年春や1975年秋のツアーなど。その頃、この曲をシングルカットしても良かったように思ってた。LPではA面ラストに収録。6曲目「言葉にならない贈りもの」作詞・作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんアリスのシングル「紫陽花」のB面でしかこの曲を聴いた事がない人は、是非、このアルバムバージョンを聴いてみてほしい。青木望さん編曲のシングルバージョンも素晴しいのですが、べーやんのボーカルに関してはこのアルバムバージョンが断然良いと思う。アルバムはシンプルなアレンジなので、べーやんの歌唱がより迫ってきます。シングルはストリングスも豪華でドラムのアレンジもカッコ良くて、それはそれで大好きなバージョンです。聴き比べてみてほしい。1980年春のソロコンサートツアーでは、この曲が1曲目でした。ローズピアノのみで歌う1コーラス目Aメロ〜Bメロは最高でした。たしか、頭上からのピンスポと地明り色のフットライトに照らされたべーやんが浮き出たように歌い出すオープニングだったと思う。歌詞の最後はこの頃よく変えてて「♪この歌を愛する みんなにあげよう〜」と歌ってました。7曲目「昼下がり」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんちんぺいさんがべーやんのソロ曲に歌詞を書いたのは、この曲とこのアルバム収録の「この道」そして「君のひとみは10000ボルト」の3曲。アリスの楽曲のように感じずに、べーやんのソロ曲としてしか聞こえないから不思議。この曲も名曲です。8曲目「君は僕の友達」作詞 斎藤のり子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんボサノバ調のアレンジで軽快に明るめな楽曲。9曲目「この道」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんこのアルバムで一番好きな曲です。この曲もライブでは1978年ソロコンサートでしか歌ってないように思う。ソロツアーで歌ってほしい。45年も歌い続けてるからこそ、この曲を今、歌ってくれたら感動は大きいと思う。10曲目「もし俺が死んだら」作詞 斎藤のり子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 惣領泰則さんラスト曲はかなりダウナーな曲・・・。「あいつが死んだ晩」に負けないほどに重い曲かも。フェードアウトも何やら凝ってるけど、素直にもう少しべーやんの歌を聴かせてほしいと思ってしまう。この曲もライブでは聴いた事はない。LPジャケットこのジャケットは鳥取で撮影したと当時、べーやんは言ってましたが、鳥取感がまったくない・・・。鳥取砂丘で撮影したのか・・・スタジオでスモーク焚いて撮影したように見えてしまう。予約用紙の草原に座ってる写真は何となく鳥取砂丘の手前の草むらっぽいけど。LP裏ジャケ と紙ジャケCD裏ジャケCD 早くリマスター盤を出してほしい。このアルバムの予約用紙1975年のアリス
2016年11月16日
アリスとちんぺいさんのベスト盤は東芝EMI時代の楽曲からの選曲でCD枚に収録。べーやんは45周年記念として、これまでの全シングルのA面と数曲のカップリング曲で構成された4枚組のBOXを発売。今日は1978年〜1986年までのシングルを収めたDISC 1の事を。1曲目「君のひとみは10000ボルト」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さんこのリマスターは「BEST SELECTION ~as time goes by~」の物と同じだと思う。初のソロシングル曲。この曲で今、頭に浮かんだ思い出は1978年12/23武道館の2曲目。「今はもうだれも」に続いて、この曲のサビに繋がってワンコーラス目からフルで歌う構成。張り切って「♪君のひとみは10000ボルト 地上に降りた最後の天使×2」をちんぺいさんと2人で歌い、Aメロの歌詞を歌おうとしたべーやんは「鳶色の瞳」が出てこずに、いきなり「♪銀色の翼の」と歌い始め、そのあと「♪銀色の翼のUnnn〜・・・20世紀のジャンヌダークよ」と歌ってしまった、でも次も「♪銀色の翼の馬で駆けてくる 二十世紀のジャンヌダークよ へい!ごめんなさい!一緒に!」と苦笑いでサビに突入。2コーラス目は問題なく歌い切った^^翌日12/24の大阪フェスティバルホールのMCで武道館での歌詞間違いが話題に。ちんぺいさんが前日の武道館のべーやんの歌詞間違いの再現をした後、「ジョニーの子守唄」での歌詞間違いの話にまで発展。この話は後にコンサートMCの鉄板になってました。歌い出し部分、ギターまで弾いて「♪束の間かさのまかさ・・・」と観客を笑わす。2曲目「忘れな詩」作詞 中村行延さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 Bergen Whiteさんこのリマスターは最新リマスターです。「ソング・フォーエヴァー」も全曲リマスターして再発してほしい。1979年夏のアリーナツアーで初めてライブで歌って1980年3月ソロコンサートツアーまでセットリスト入りしてました。1980年ソロツアーではテンポを少し上げて間にギターソロを加えた。この時のセットリストの後半は「時の流れに」〜MC〜「忘れな詩」〜MC〜「懐かしい友のうたう歌」と流れも秀逸で感動でした。3曲目「南回帰線 (デュエット:滝ともはる)」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 石川鷹彦さんこのリマスターも「BEST SELECTION ~as time goes by~」と同じかも。微妙に違うようにも思うけど。この曲もライブではよくセットリスト入りしてた曲。アリスの時はスナイパー〜南回帰線のメドレー。4曲目「デラシネ (シングル・バージョン)」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 安田裕美さんこのリマスターも「BEST SELECTION ~as time goes by~」と同じのように思う。この曲はアルバムバージョンもシングルバージョンも甲乙付け難い素晴しいアレンジ。5曲目「裸樹」作詞 松本隆さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 岡田徹さん1980年11月〜1981年3月までアリスのライブで歌われてた。この頃、ソロコーナーでは「トラベリング・マン」「デラシネ」「裸樹」と入れ替わりも早かった。6曲目「青春まよい人」作詞 松本隆さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 瀬尾一三さん清涼菓子「スペッキー」のCMに使われた。良い曲なのでもっとヒットしても良かったと思う曲。1981年4月26日大阪厚生年金会館で聴いたアレンジはかなりハードになってた。ムーンライダーズがバックを務めよりハードに構成されてた印象。7曲目「DON'T STOP MY LOVE」作詞 康珍化さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 梅垣達志さんこの曲の事はかなり長く一度書いたので、今回はテレビで歌った時の事を。めちゃくちゃ好きな曲です。この時のハンディーのカメラが異常なヨリでどアップばかり・・・。途中でべーやんも手がカメラに当たったか何か分からないけど、吹き出してしまった。この曲はライブでもテレビでも笑いながら歌う曲ではなかった。こんなどアップだし・・・・・・7曲目「冬の蝶」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 安田裕美さんこの曲も名曲だけどなかった事になってるかのようにベスト盤にも収録される事はほとんどない。「DON'T STOP MY LOVE」でかなりハードにHEAVYにアリスファンが少し引くほどにROCKを意識してた反動なのか、モロにフォーク路線に。この曲は大好きだけど、あえてもう1曲、ハードの曲をシングルにしてROCK色強いべーやんを定着させてもよかったと思う。思い切って「Change Your Mind」をシングルカットするとか。これはちょっと珍しい「冬の蝶」ソロヴァイオリンに20才の千住真理子さん。東京フィルハーモニーの演奏で歌った。8曲目「少年達よ」作詞 小椋桂さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 羽田健太郎さん・川村栄二さんこの曲は文句なしの名曲。「小説・吉田学校」主題歌9曲目「不思議なパートナー (デュエット:イリア)」作詞 徳永章さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 梅垣達志さん異色コンビで歌われるコミカルな曲。10曲目「逆光線 (堀内孝雄&ケインズ)」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 椎名和夫さんシグナルとべーやんで組んだバンドの曲。化粧品のCMソングになった。11曲目「センチメンタル・ウィンド~感傷風~ (堀内孝雄&ケインズ)」この曲は「冬の蝶」のB面に収録されてた物を新たにアレンジして録音したバージョン。12曲目「憧れ遊び」作詞 小椋桂さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん「忠臣蔵」の主題歌になってヒットしました。13曲目「言い古されても」作詞 小椋桂さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 星勝さんこの曲も「憧れ遊び」同様に名曲なのですが、隠れた名曲になった印象。14曲目「ハンリーラ (デュエット:倉橋ルイ子)」作詞 岩谷時子さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 星吉昭さん「欽ちゃんのどこまでやるの!」で使われた曲。15曲目「涙を捨てる街 (ニューバージョン)」「ハンリーラ」のB面の倉橋ルイ子さんとのデュエットバージョンではなく1998年に再録音されたバージョン。16曲目「愛しき日々」作詞 小椋桂さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん「白虎隊」の主題歌。大ヒットした名曲です。べーやんも東芝EMI時代しばりのベスト盤を出してほしい。べーやんの選曲で。この4枚組を買えば、最新シングルで名曲「空蝉の家」までのシングルが最新リマスターで楽しめます。
2016年11月03日
東芝EMI時代のちんぺいさんのソロアルバムから選曲されたベスト盤。アリスのベストと同時発売。こちらはアリスと比べマニアック度も高いし、貴重でもあります。EMI時代のソロ曲はまともにリマスターされた事がほとんどなく、音圧も低く、どうしてもCDで聴くよりもLPで聴く事が多かった。今回のこのベストはEMI時代のちんぺいさんソロが死ぬほど好きな者にとっては最高にうれしく貴重な作品になりました。そしてこのベスト盤もアリスベストと同様、ちんぺいさん自身の選曲です!1曲目「面影」 1stソロ「蜩」A面2曲目収録。1974年新たにリマスターされただけで感動してしまう。この曲はこれまでにどれだけ聴いたか分からないほど小学生の頃から聴きまくってた。1974年〜1977年頃までアリスのコンサートでもよく歌われた。3人演奏バージョンも最高ですが、スタジオバージョンのカッコ良さは強烈です。スタジオバージョンアレンジのままライブでやってほしいと昔からずっと思ってる。1977年「エンドレスロードツアー」ではバンド演奏で歌われましたが、スタジオバージョンとはまた違った派手なアレンジになってました。あれはあれで好きだけど、オリジナルの「面影」に近いライブアレンジを聴いてみたい。2曲目「蜩」 1stソロ「蜩」A面3曲目収録。1974年この曲も1975年頃までアリスのコンサートでも歌われてた。3曲目「海猫」 2ndソロ「海猫」 B面4曲目収録 1975年こんなに良い曲をなぜライブで歌わないのか、いつも不思議だった。アルバム「海猫」は全曲どれも同じくらい好きなアルバム。こんなに良い音でこの曲が聴けるだけでも泣ける。4曲目「砂の道」 2ndソロ「海猫」 B面5曲目収録 1975年この曲はアリスファンなら誰もが知ってる曲。ライブ盤「エンドレスロード」、1978年「武道館ライブ 栄光への脱出」でも歌われ1981年11/7後楽園球場でも印象に残ってる人が多いと思う。この際、EMI時代の5枚のアルバムを全てリマスターしてBOXでもいいから発売してほしい。できればボーナストラックがあれば最高だけど。5曲目「引き潮」 3rd「引き潮」 1曲目収録 1976年イントロのじっとりした質感の音色がこの音圧で聴けるだけで幸せです。最高のジャズミュージシャンを揃えてレコーディングされた作品なので、このアルバムもホントに貴重だと思う。荻原信義さんの泥臭くねっとりしたアコギソロも最高にカッコいい!猪俣猛さん(Dr)と荒川康男さん(Bass)のリズム隊の渋さにも小学生の頃から何かわからないカッコ良さを感じていた。「引き潮」は全曲、文句なしに大好きなアルバムです。全てのソロアルバムの中でこのアルバムが永遠にナンバー1です。6曲目「この空の下」 3rd「引き潮」 A面5曲目収録 1976年真夜中、この曲を数え切れないほどに聴いた人は多いと思う。ちんぺいさんの深夜放送の最後に何年かに渡って流していた。この曲を聴くと、真夜中の少しひんやりとした感覚と誰もが眠ってる静かな町の空気を思い出す。名曲すぎる名曲です。7曲目「煙草のけむり」 3rd「引き潮」 B面2曲目収録 1976年この曲は隠れた超名曲の一つ。「この空の下」はアリスのコンサートでもよく歌われたり、つま恋でのHOT JAM'79でも歌われたりしたので有名になったけど、「煙草のけむり」は日の目を見ずにマニアックなファンの中だけで語り継がれてる。横田年昭さんのBass Fluteを聴けるのも貴重です。8曲目「冬の嵐」 4th「黒い鷲」 A面3曲目収録 1977年この曲もアリスのコンサートでも1977年末〜1979年春までセットリストに入ってた曲です。ちんぺいさんのソロコンサートでも、何度もセットリスト入りしてる恵まれてる曲。9曲目「琥珀の夢」 4th「黒い鷲」 A面5曲目収録 1977年この曲が選曲されたのは少し驚いた。コンサートでもほとんど歌われなかった曲。10曲目「シェナンドー河に捧ぐ」 4th「黒い鷲」 B面4曲目収録 1977年この曲は長い曲なのにラジオではよく流してた。ただ長いので途中まででCMに行く事が多かったように記憶してる。この曲もコンサートで歌われる事はなかったと思う。11曲目「黒い鷲」 4th「黒い鷲」 A面1曲目収録 1977年ドラマチックな壮大な曲で初めて聴いた時の感動を覚えてる。いつかオーケストラをバックに壮大にライブで歌ってほしいと願ってる。12曲目「ぬくもり」 2ndソロ「海猫」 A面3曲目収録 1975年今回のちんぺいさんが選曲した一番謎に思う曲。もちろんめちゃくちゃ好きな曲ですが、曲順にしても1stから順番に選曲されてたのにここにきて再び2nd「海猫」からの曲。それも「ぬくもり」・・・アルバム「海猫」からライブでよく演奏されてたのは「砂の道」と「サンセット」。「サンセット」のアリス3人での演奏バージョンのカッコ良さは異常なほどでした。単発でリサイタルの中で演奏されたのは「讃歌」と「都忘れ」(1975年12月)「ハーバーライト」は1977年エンドレスロードで歌われライブ盤にも収録。ホントに不憫な曲は「ひまわり」「雨やどり」「夢行燈」「ぬくもり」の4曲。「海猫」はタイトル曲だし、ベスト盤のタイトルにもなったりしてる。「ぬくもり」は今回、ちんぺいさんに選ばれて少しだけ日の目を見た^^;全曲好きな「海猫」の中でも特に好きなのは「ひまわり」と「讃歌」です。ま、結局「砂の道」以外は不憫なんだけど・・・。13曲目「喝采-想い出のライト-」 5th「喝采」A面1曲目収録 1979年このアルバムは特別扱いの印象で、それまでの4枚が不憫でならない^^;1979年アダモとのジョイントコンサートでもちんぺいさんのコーナーの1曲目に歌われました。その後もソロコンサートでよく歌われた。14曲目「真夜中のカーニバル」 5th「喝采」A面3曲目収録 1979年この曲もアダモとのジョイントコンサートで歌われました。その後はソロコンサートの2ツアーでセットリスト入りしたと記憶してる。「喝采」の中で断トツに一番好きな曲です。15曲目「陽はまた昇る」 5th「喝采」B面1曲目収録 1979年このベスト盤のタイトルになるほどだから日の目を浴び過ぎてる曲^^;ちんぺいさん初のソロシングルでもあります。16曲目「ラスト・ソング-最後のライト-」 5th「喝采」B面4曲目収録 1979年この曲は「陽はまた昇る」に次ぐ日の目を浴びすぎてる曲。山口百恵さんに提供して、それも山口さんが「ミュージックフェア」で涙を流しながら歌った事でさらに話題に。山口さんのラストコンサートでも歌われた事でも有名。ちんぺいさんもソロコンサートではもちろん、アリスのコンサートでも1978年12月の武道館、大阪フェス、横浜のクリスマスコンサートでも歌われた。アリスのベスト盤同様にちんぺいさんのソロベストにもCDサイズの卓上カレンダーが特典で付いていました。こっちも貴重な写真が多く掲載されています。エッセイ集「蜩」の写真の別カットなど、他にも1979年夏ツアーで今まで見た事のない写真なんかも載っています。歌詞カードのブックレットもカレンダーやアリスのブックレットの写真に比べると貴重度合いは少し落ちるけど、珍しい写真も載ってます。ブックレットの写真はほとんどが1978年以降の物です。カレンダーの方は1972年から万遍なく掲載されてる。「さらば青春の時」時のアーティスト写真は山ほどある中、初めて見るのがあった。HOT JAM'79のリハ写真や初めて見る1972〜73のライブ写真など。 これはかなり貴重。卓上カレンダー付きの店やネットで買う事をお薦めします。全アルバム持ってても、これは持っておくべき。音の違いが凄くわかります。「蜩」〜「喝采」のCDを買いそびれて気がついたら廃盤になってた・・・って人も多いと思うので最新リマスターのこの16曲は貴重です。1974年のちんぺいさん。この写真の別カットは音楽雑誌に掲載されたと思う。この時「サンセット(蒼い夕陽)」を初めてライブで聴いた。「砂の道」は1975年12月30日大阪フェスで聴いていた。チラシに「蜩」って書いてるけど、歌わなかった。「黒い瞳の少女」がオープニングでした。その前に緞帳が上がる前に暗転の中「七つの水仙」を歌ったと思う。緞帳が上がる前に何か1曲、カバー曲をやってた時期がありました。
2016年11月02日
アリスのベスト盤が今日、発売されました。全16曲。東芝EMI時代の楽曲のみで構成されています。ちんぺいさん自身の選曲で構成されたベスト盤らしい。CD1枚に収めるには、この選曲になるだろうな。選曲に関しては、多くのファンが想像する楽曲がほとんど揃った感じだと思うけど、自分は曲順にも興味を持った。時系列じゃなく売り上げ順でもなく、ちんぺいさんがこう並べたのなら何か意味があるのかと勘ぐってしまう。音は「ALICE 30 SONGS ~member's best selection~ 」時のリマスターと同じかな。7曲目「青春時代」と15曲目「地図にない町」は「ALICE 30 SONGS」に収録されてなかったので新たにリマスターしたのかも。13曲目「走っておいで恋人よ」も新たにリマスターした音だと思う。最新リマスターの「ALICE III」の音とも違うようです。8曲目「帰らざる日々」も「ALICE 30 SONGS」にはアルバムバージョンで収録されていたので最新リマスターなのかも。1曲目「冬の稲妻」2曲目「チャンピオン」3曲目「今はもうだれも」4曲目「涙の誓い」5曲目「ジョニーの子守唄」6曲目「夢去りし街角」(アルバムバージョン)7曲目「青春時代」8曲目「帰らざる日々」(シングルバージョン)9曲目「遠くで汽笛を聞きながら」10曲目「さらば青春の時」11曲目「五年目の手紙」12曲目「秋止符」13曲目「走っておいで恋人よ」14曲目「街路樹は知っていた」15曲目「地図にない町」16曲目「誰もいない」今回のベスト盤を買って得した気分になるのは7曲目「青春時代」、8曲目「帰らざる日々」(シングル)、13曲目「走っておいで恋人よ」、15曲目「地図にない町」の最新リマスター。ブックレットは見た事ある写真だけど、よく見ると角度違いとか、引きで全体の物とか、ある意味貴重な写真も多い。特典で付いてるCDサイズの来年のカレンダーも角度違いなどの貴重な写真が多くて期待してなかっただけにびっくりでした。画質は良くないものが多いけど… これは満足。今回のベスト盤でシングルA面曲以外の楽曲は11曲目「五年目の手紙」14曲目「街路樹は知っていた」15曲目「地図にない町」16曲目「誰もいない」この4曲をヒット曲以外にちんぺいさんが選んだのかと思うと、何故にこの4曲なのかと考えてしまう。「五年目の手紙」は発売当時はライブセットリストに入った事は数えるほど。再結成時のツアーでは歌われましたが…。東芝EMIがアリスが移籍後に強引に再発したシングル「紫陽花」のB面に押し込まれた印象が強い。「街路樹は知っていた」は当時、ライブではよくセットリストに入ってた曲だし、「冬の稲妻」のB面と言う事もあって大人気曲。何度か書いたけど「街路樹は知っていた」のライブバージョンは1977年12月の「トワイライトタイム ツアー」のバージョンは最高でした。あのまま再現してライブで演奏してほしいと思うほどです。「地図にない町」が一番不思議です。この曲はなかにし礼さん作詞、都倉俊一さん作曲で「青春時代」のB面。1975年春まではセットリストに入ってたようですが、(自分は1974年12/29 神戸国際で一度聴いただけ)特に人気曲って事もないのに今、ちんぺいさんが選んだのが不思議。良い曲ですが。「誰もいない」は人気曲なので入るのもわかるけど、「愛の光」「明日への讃歌」「あの日のままで」「逃亡者」などを差し置いて選曲された事に興味が湧く。で、本当にちんぺいさんがこの16曲を選んだのだろうかと、友人とも呑みながら話してましたが、アリスのベスト盤はまあ、こうなるわなと…それよりも同時発売の「谷村新司・ザ・ベスト 陽はまた昇る」の選曲の話に集中しました。こっちはいろいろと興味をそそる選曲と曲順です。特典のCDサイズ卓上カレンダーは1〜12月まで1ヶ月ごとに両面に。雑誌やジャケットなどに採用されなかったショットなどマニアックなファンには貴重な写真が多い。(ブックレットもそうです)例えばこの8月の写真もこのシーンの写真はいろいろ雑誌などにも掲載されましたが、このショットはかなり珍しいと思う。一度も出ていない写真の可能性が高い。この写真は1979年8月「限りなき挑戦」ツアーの「美しき絆」のエンディング場面。武道館でのライブです。CDブックレットの写真も一つ例をあげると「この写真、持ってる!アリスVIIの中袋の写真やね」って思う人が多いんじゃないかと…。「ちんぺいさん、笑ってたっけ?」と何か違うと感じる人も多いかな。「ALICE VII」は真っ白なジャケットだったので、中に入ってたこの写真が印象に残こる。でも、LPの中袋の写真はこれ。べーやんだけ、ほとんど動いていない^^;こんな感じで微妙に違う写真が多く掲載されてるので、違いを見つけるのも楽しいと思う。カレンダーの12月の写真に一番感動したかも。1977年エンドレスロードツアーの時のアリスのロゴ電飾!エンドレスロードのLPの歌詞カードの中に、同じようにエフェクトかけたようなこの電飾の写真が掲載されていますが、これもまたちょっと違う事に感動^^エンドレスロードツアー時に撮影した写真はかなりあると思うけど、ほとんど雑誌などにも掲載される事もなく、きっとお蔵入りしてると思う。エンドレスロードの写真を引っ張り出して来て、次のアリスの再始動の時のパンフレットにでも山ほど載せてほしい。これはカラーの電飾。多分「熱い吐息」を歌ってる時。
2016年11月01日
堀内孝雄さんの1994年発売のシングル。この曲は関西新空港イメージソングでした。来週の水曜日(10/26)には、45周年記念のオールシングルコレクションが発売になります。4枚組なのでAB面コンプリートかとちょっと期待したけど、よ〜く考えたらシングルは60枚以上出てる。普通に考えて120曲を4枚組では無理・・・オールB面コレクションも出してほしい。B面にはCD化すらされていない曲もあったと思うし、EP時代の曲もリマスターしてほしい。東芝EMIからはアリスとちんぺいさんのベストも出ます。こっちはちんぺいさんが選曲したとか… 曲順や曲目見てホントかな?と思ってしまってる^^;ちんぺいさんのベストは「喝采」までの曲から選曲されてるので、今のちんぺいさんが5枚目までの楽曲の中から、ホントにその16曲を選んだのなら興味が深まる。う〜ん、東芝のいつものベストに入ってそうな感じなんだけど。「ぬくもり」「琥珀の夢」「煙草のけむり」はややマニアックな選曲。(アリスは超ベタな選曲です。「地図にない町」を選んでるのが疑わしく勘ぐってしまう^^; 当時、ライブでもセットリストに入ってはいたけど…)アリスとちんぺいさんのベストは11/2発売!もちろん予約した。最新リマスターだそうです!1曲目「永遠にー翼をあげようー」原作 前山敬子さん 作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さん90年代のべーやん楽曲の王道と言ってもいいようなアレンジとメロディです。来週、発売される4枚組アルバムにもちろん収録されています。リマスターされてるのかどうかは不明。2曲目「夢見鶏」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 川村栄二さんこの曲も90年代べーやんの王道的な楽曲です。歌詞は女歌です。改めて聴いてみたけど、なかなか良い曲です。当時もあんまり聴いていなかったかも。
2016年10月25日
1986年初版の絵本「わすれられない おくりもの」の朗読に音楽を加えてのCD作品です。作・絵 スーザン・バーレイさん語り 常田富士男さん音楽 服部隆之さん主題歌『歳月-さいげつ-』 谷村新司さんこのCDは1991年に発売されました。CDの常田さんの語りと服部さんのBGMだけでも情景や温かさが伝わってきます。でも、絵本を手にしながら、このCDを聴くとさらに何倍も感動が増します。「アナグマはかしこくて、いつもみんなにたよりにされています。こまっている 友だちは、だれでも、きっと助けてあげるのです。それに、たいへん年を とっていて、知らないことはないというぐらい、、もの知りでした。アナグマは 自分の年だと、死ぬのが、そう遠くはないことも、知っていました。こう始まります。ある朝、アナグマがおはようのあいさつに来てくれないので、友だちはみんな心配してましたがキツネの知らせによりみんなアナグマが死んでしまった事を知らされます。そして、モグラもカエルもキツネもウサギもアナグマの想い出を語り始める物語。服部さんの付けた音楽も美しく物語の感動を膨らませてます。ウサギがアナグマに料理を教えてもらう章では「キューピー3分クッキング」のテーマ曲でもあるイェッセル作曲の「おもちゃの兵隊のマーチ」がアレンジして使われています^^そして最後に流れて来るのが、谷村新司さんの「歳月」です。絵本の最後のページ、モグラが思い出の丘に登ってアナグマを想う絵を見ながらこの曲を聴くと胸が熱くなってきます。「♪つばめも帰る 夕暮れの道 そばにかならず 誰かがいるよ 目を閉じてつたう なみだの中に ただよう歳月が 君のふるさと」この「歳月」という曲、最近になって本当に良い曲だと改めて感動しています。穏やかで包み込むように大きな温かさを感じさせてくれて、トゲトゲした日も丸く穏やかにしてくれます。「忘れないで」「幸福 -しあわせー」「君の歌」「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」等にも近い感動です。アルバム「獅子と薔薇」のラストの「黄昏 (ロンドン・デリー・エアー)」の朗読も胸に沁みます。20〜30代の頃には理解出来ていなかった物も多く、それを日ごとに感じるようになって谷村新司さんの作る音楽は自分が思ってた以上に遥かに深い事が分かり始めています。この絵本は初版から何十回も増刷されています。今でも普通に買えます。アナグマの生態の本は、この1冊しか持っていない。子供向けの本ですが、なかなかおもしろくて買ってしまった。今でも本屋で売ってるのどうかは分からないけど。タヌキとカバの本は見つけたら買ってしまうけど、アナグマの本はこれ以外に見た事がないように思う。
2016年10月21日
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