おのづの介護奮戦記

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カテゴリ: パーキンソン
単身赴任生活が始った二月なのにさっぱり単身赴任ではないですねえ(笑)

今週は月 が泊まりであとはないでしょうねえ。。。
単身赴任って自分のことは自分でやって っていうのじゃなかったでしたっけ???これではいつ帰ってくるか分からず食事や買い物やらに振り回されて困ります(笑)

さて 先週は母に疑わないように説得して帰ったのだからさぞ病院内で快適に過ごしているだろうとあまり心配せずに病院に行ったのだけど・・・
母の病室で母のお顔のお手入れをしていると看護婦さんが入ってきて挨拶したりしますが私から見てもよそよそしいです 電話代払えと言った60歳位の看護婦さんですが まあ文句言われるより挨拶だけしてさっと消えてくれたほうがいいですけどね
母は三階に行く前にトイレに行くと言って自分で立ち上がって部屋についているトイレに歩いて行きましたが見守っていると一歩が5センチほどの歩み 回転は速いのだけど一歩が大きく出ないため すすすすっとすり足でちょっとずつ進んでいるのだけど見ていてこの上ない危なっかしさ 明らかに進行していることが伺えます
一人で用を足して戻ってきた母を車椅子に乗せて三階へ
今日はいつもと違ったおやつを買ってきました 母の大好物コーヒーゼリー 母に見せると顔がぱーっと明るくなって「何年ぶりだろう うれしいわあ」と喜んでくれました 手が上手く使えない母のためにコーヒーゼリーの上蓋を取ってあげようと私が手を出そうとすると「自分でやるからいいの 前は 誰かあけて~って言うとやってくれたんだけどこの頃無視されるから自分でやることにしたの」

「まあ それも一つのリハビリだからね 自分でやれることはやらないと何もできなくなっちゃうよ」そうは言ったものの母への病院側の対応 母の感応度を考えると胃が痛くなります
しばらく奮闘して蓋を開けて食べようとするけどコンビニでもらった小さなスプーンでは食べずらそうです 私が助けようとしたけれどやはり拒まれ「使えないならこのまま飲み込めばいい」と口をくっつけてゼリーをすすろうとします パーキンは飲み込みが悪くなるのですすって気管に入ってしまうと大変です 私はすぐ「だったらそのスプーンでぐちゃぐちゃにかき混ぜてどろどろ状態にしないと危ないよ」と言いました 母は不器用にざくざくとゼリーを切って固まりを何とか口に持っていって完食しました
そこへリハビリの先生がやってきて私にとても言葉を選んでこういうのです
「あの お母様がリハビリの前後にどうしても歩きたがってしまって私たちが見ている範囲ならいいのですが見てないところで歩かれてしまって・・ お母様の気持ちも分かるのですがやはり安全を考えると・・ 私から言うとお母様も怒ってしまわれると思うので娘さんのほうからお母様に言っていただけるといいのですけれど・・」
と母を目の前にして私に言いました なるほどー 母は病院では問題児なのか? きっと院長先生や婦長から言われて私たち親子に関しての言葉のやりとりには充分注意するように言われているんだろうな 母は頑固だし融通がきかないから手を焼いているに違いない 私だって説得するのは骨が折れるのだ 私は先生に謝ってなんとかしますと言った
それを聞いていた母はそっぽを向いて明らかに不機嫌そのものだった
リハビリの先生が帰った後私は「お母さん 歩くのはいいけど誰も見てないところでしてはいけないって言ったじゃない」「だって!そんなこといったら 私は一日中この車椅子にしばりつけておくのかい!?そりゃあ拷問と一緒だろうよ!!」私は黙ってしまった いくら安全面病院側の事情を説明したところで判断が甘いという症状がでている母には通用しないだろう とどのつまり私が在宅にして母の面倒を全部見ていれば母の不快は収まるのだ でもそれができない以上ルールを守ってもらわなければどこへいっても嫌われてしまう 私はどうしたものかと数分黙っていたがやがてこう切り出した
「お母さん 歩きたいのは分かるけど転んでしまって病院側が過失になったり お母さん自身も骨折してしまったりしたらどっちも嫌な思いをするんだよ そこは我慢してもらわないと 歩きたいなら誰かがいるときにやらないとだめだよ」「私はね そのときはそのときでもうほっといてもらいたいんだよ」「また・・そんなこと・・・」「だって もう生きていたっていいことないもの」「お母さん・・・ お母さんのお母さんは同じ病気になってそんなこと言った?だめでしょ まだ若いのだから」「言わなかったよ でも母はまだ若かったもの60で死んだからね」「お母さんはお父さんが亡くなったとき77歳だったからまだこれからだったのにって言ったでしょ?お母さんは74歳じゃない だめよ そんなこといったら」「だったら早く退院させておくれよ 家に帰りたいよ!!」母は大粒の涙がぼろぼろでてきた 私は胃がぎゅーーーっとしめつけられてもうどうしてあげたらいいのか分からなくなってしまった 母を幸せにするには私が犠牲になって在宅にすればいい もう同じ問題でぐるぐる何度もやりあったのだからそうしたらすっきりするじゃんって・・ でも今はそれはできないことだ・・私は心を鬼にして
「お母さん 病気になってしまったことはしょうがないんだよ・・ お父さんだって悪性リンパ腫になって死んでしまった・・ でもお母さんの病気は治らないけど痛いこともないしきちんと専門病院で診て貰えればゆっくりと進行していくだけの病気なんだよ 自分で自分の病気を悲しんで人生を捨ててしまうようなことを考えてはいけないよ 今できることをして今感じることを感じて楽しまなければ損だよ」「そんなことはわかっているよ・・私だって前向きに病気と闘っていかなくちゃって思っているよ でも揺れてしまうんだよ心が・・ もういいやって・・」「お母さん それは私だって同じだよ 私のお腹も一年たっても治らない 治らなければ子供も出来ない お墓も継げない もうどうでもいいやっておもうときもあるよ でも 闘っていくしかないんだよ そうしなきゃならないんだから」「そうだね・・ 頑張ってみるよ」
母も病院の中で仲の良い人もできず心のうちも相談できず一人で闘ってきて心細いのだろう 
でも 私だって一人で闘っているのだ


冷たい風の中私は帰路についた
不安がっている母を元気付けるためには私は何があっても母の前では明るく振舞っていよう
毎回毎回病院へ行くと必ず心が重くなる
きっと母を入院させている間心が晴れることはないだろう
でもそれを選んだのは自分なのだから仕方ないのだ

私だって揺れているんだよお母さん そして共倒れしてもいいかなって自暴自棄にもなるんだよ
親子なんだから二人で共に闘っていこうね





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Last updated  2004年02月10日 20時49分15秒


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