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2021.02.05
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 祈祷(Ⅰ)

 今年の最後の聖日を迎えました。お父様、私たちがいつお父様の心情を思いつつ、心配したことがありましたか? いつお父様の御旨のために戦ったことがありましたか? いつお父様を真に愛したことがありましたか?

 お父様、一年間、憂いの心情で下した命令と、この民族のため私たちに与えたところの責任を、私たちが十分に果たせなかったことを許して下さい。この一年間、足りない私たちが立てられて、お父様から命令されたことが多いのですが、その使命を成しきれなかったことを許して下さい。自分によって、お父様が要求される大きな御旨が成就できるよう許諾してして下さい。

 御旨に対する地上の人たちが、時がわからなくて、天が願われる基準まで行けないで、命令の前で従順でなかったことを許して下さい。戦いの一路を経てきたとは言うけれど、勝利の成果がお父様の前に現われないのを見るとき、お父様、ただ申し訳ないばかりです。

 ここに集まったあなたの息子・娘に、過去与えたところの責任をもう一度与えて、お父様の御旨のため走りかけて行くように許諾して下さい。内的な自我と外的な自我を分別して、「いつもお父様から愛されることができるか」と、自ら思うことのできる心になるよう許諾して下さい。

 お父様、私たちが与えられた使命は、今日の私たち自身だけを探すことではなく、民族を探し、世界を探して、天の恨みまでも解いてあげる使命でありますので、その使命を代身し、お父様の命令に従うべき私たちは、お父様の前で恐れているだけです。

 お父様、弱くて足りないものたちを、お父様の御前にもう一度立てて下さって、哀れみと恩賜の御手が、この場を越えてサタン世界まで行けるよう許諾して下さい。

 お父様、この民族を哀れんで下さい。この民族の代身として集まった多くの教会を哀れんで下さい。彼らが、お父様の大きな御旨と摂理があるということをわかるように許諾して下さい。

 そうして、教会が民族が、お父様の御旨を支えるよう許諾して下さい。この民族を通して24億人類が、お父様の御旨を支えてその所願を成就するように導いて下さり、その栄光を24億の全人類が称えることのできる日が早く訪れて来るように許諾して下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。




 祈祷(Ⅱ)
 お父様! とるに足りない私たちを立てられて、この時間まで戦って来るように導いて下さった恩恵を感謝いたします。今日の私たちには、すべてを捧げて、お父様の栄光の一日のため戦うべき使命が残っていますので、疲れ果てないように許諾して下さい。

 お父様! 行けという命令に従ってきながら、行かざるを得ない苦難の道も、お父様が共にして下さり、死ぬ道もお父様が共にして下さることをあまりにもたくさん感じました。足りない私たちを導いて下さる、お父様のその愛に感謝せざるを得ません。

 お父様! 約束の日と、許諾した日が過ぎて、長くなりましたので、許諾した御旨の前で恥しいばかりです。ここに集まったあなたの息子・娘たちが、この日、お父様、御旨の前に栄光として報いることができないならば、涙ででも報いるよう許諾して下さい。

 お父様! 忍耐せよ言われた命令に従って、この民族のため訴えてきた先祖たちの所願が、この終末に成し遂げられるよう許諾して下さり、世界人類の前にお父様の御旨を現わし、命令して下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 お父様、民族の代身として集まったあなたの息子・娘たちの中で、このように大きなあなたの御旨が自覚できないものがいますか? 骨に徹したお父様の心情を体恤することができるよう許諾して下さい。

 私たちが行くべき道は、遠くて険しこであることを知っております。いついかなる障壁が私たちの前を遮っても、十分に乗り越えることのできる力を許諾して下さり、怨讐たちの前で嘆息する者にならないよう許諾して下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 お父様! 今日ここに集まった息子・娘たちが、すべてのことを清算し、6千年間終み合ったすべてを解決できるよう許諾して下さい。私たち一人の不足さを清算すると同時に、この民族の不足さをこの場で清算するよう許諾して下さい。そうして、6千年の人類歴史上のすべての恥を清算するよう許諾して下さい。そうすることによって、この時間、サタンの前で一つの勝利の条件を立てて年を越すことができるよう許諾して下さることを、お父様、切にお願い致します。

 お父様、私たちを、何も知らない子供みたいになるよう許諾して下さい。導かれるままに従順にいける私たちになるよう、各自の主観や観念が残っていないよう許諾して下さい。お父様の心情を相続して、清い子供の心に似た善の群れになって、生死もかまわずこの道を守るように、血だらけになる道であっても走りかけていけるよう許諾して下さい。

 この時間、私たちの足りなさを受け入れて下さい。私たちには誇るものが何もありません。ひたすら、子供のようにお父様の愛の懐に抱かれたい切なる心だけですので、お父様この時間現われて、一人一人の心を洞察して下さり、つくられた通りに祝福して下さることを切にお願い申し上げます。

 ここに集まった息子・娘たちの中で、サタンに引っ張られる者がいないように許諾して下さい。聖別されて喜びと勝利の旗を上げ、お父様に永遠なホザナの栄光を返すことのできるこの時間になるよう許諾して下さることを切にお願いしつつ、すべてを主の御名によって申し上げました。アーメン。  <祈祷(Ⅲ)> お父様が、天と地が、一つの体のようになっているということを、私たちは御言を通してわかりました。天は主体であり、私たちは枝と葉であることを思う時、一時でも天の愛と生命のエキスなしには生きられないということがわかります。天の枝と葉として生きるべき私たちが、永遠なる神様からにじみ出る愛のエキスを貰いながら生きているということを許して下さい。

 お父様! 終末になって審判の日を予告するこの時、私たちが、完全な根であるイエス・キリストを中心として、お父様の愛に接ぎ木されるよう許諾して下さい。永遠なるお父様の愛と、イエスと聖霊の愛を通して実られた愛を、その愛の実りを私たちから収穫されようとするお父様であることを知っておりますが、私たちがそこへ到達するには、あまりにも不完全で未熟で、お父様の収穫の刈り入れを邪魔する者になるのではないかと恐れています。



 お父様! それは、今日初めて予告されたものではありません。旧約時代と、2千年前イエス様当時にも、すでに予告されたものであると知っております。これを知っているならば、今日の私たちが結実して、天の前に収穫物として、天が安息できる結実体になるべきですが、自ら判断してみる時、まだ完全であると感じられない者がいると思います。そうなら、自らお父様の前で悔い改め、自分の足りなさを嘆息しつつ、イエス・キリストの悲しみを代身することのできる、悔い改めの子女たちになるよう許諾して下さい。

 ここに集まった群れたち、聖別に聖別を加えて、サタンの役事を終結させることによって、完全に聖別された子女たちになるよう導いて下さって、お父様だけが運行し、お父様だけが干渉されるこの時間になるよう許諾して下さい。  私たちを通してキリストの日を成すことを催促しておられるということがわかるように許諾して下さり、私たちを立ててキリストの愛を現わそうとされる時であることもわかるように許諾して下さい。さらに、私たちを立てて、20世紀である今日において、キリストの患難を抱いて出て行くことを願っておられるということがわかるように、天に向かって走って行く私たちの足取りが、自己中心にならないように、自己を中心として祈るところで止まらないように許諾して下さい。

 悪が侵犯できる要素を退けて出られるように許諾して下さい。お父様が運行し、お父様が願われるその御旨を成すために、どんな戦いの道であっても、倒れるしかなく、失望するしかなこであっても、忍耐していけるように、お父様、守って下さることを切にお願い申し上げます。 私たちは地上のものではないので、地上の栄光を受けることができないということをわかります。イエス・キリストを通して予告されたように、2千年の歴史を経てくる中で、真のお父様の愛と志操を持った天の息子・娘がいるとすると、彼らはある世紀、ある時代を問わず、地上からは歓迎されなかったということを知っております。

 お父様! 今日の私たちがイエスを代身しましたので、イエスが地上で果たせなかった御旨を代身する祭壇が、この民族から迫害を受ける時、それを甘受することができるよう導いて下さい。天のために生きる時、この地上の人数から蔑視されたり、苦難と悲しみがあっても、十分に克服できるように導いて下さい。

 6千年が過ぎた今日、イエスが収穫の一日を待ちつつ私たちを呼んでおられますので、私たちを通して、歴史的な悲しみと十字架の血涙の跡を消し、私たちが勝利の盾になるよう導いて下さい。所望の実体であるイエスは、今日も、私たちがサタンを主管できる資格者になることを待っているわけです。  お父様の喜びの御旨を心に抱き、今日も天の代身として戦わなければならないし、生涯路程を捧げてお父様の御旨を成しながら、この使命が自分一代に終わらないと、二世を通してでも怨讐サタンを屈伏させるべきであるという決心を抱く息子・娘になるよう許諾して下さい。



 そうして、お父様を代身した息子・娘であることを全万象の前に現わすことができ、天地に変わることができる子女たちになるよう許諾して下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 今日、許諾された御言を与えて、心と心が繋がるように、霊と霊が動いて、お父様の能力の御手で再創造されるこの時間になるよう許諾して下さることを切にお願いしつつ、すべてを主の御名によって申し上げました。


 <御言>

 自分の位置を確認しなければならない摂理歴史の最後

 皆さん、今日私たちは、今年の最後の聖日を迎えました。この年に与えられた使命を完遂することができなければ次の年に完遂すべきであり、今日の責任を果たせなかったら明日にでも必ず果たすべきであるということを、皆さんは復帰原理を通してよく知っていると思います。

 創造以来の歴史は、一日を経て、一年を経て、長い日が過ぎ、時と季節が変わるなかで6千年が経過しました。ところで、今この地上では全世界的に大審判が行なわれ、神様が完成されるべき復帰摂理は、今日の皆さんを通して、24億人類を通してなされなければならないということです。  今、6千年の摂理歴史の最後にいる私たち、宇宙的な復帰歴史を協助するため加わった私たち、御旨を成就するために出た私たちが、今や自ら、立っている自分の位置をはっきりしなければならない時になりました。

 ゆえに、今皆さん一人が6千年歴史を越えて、最後の復帰の理想であり、創造の中心であるアダム・エバの基準まで到達しなければなりません。さらに、皆さんの家庭と社会、全世界人類がその基準を越えなければなりません。その基準を越える前は、神様の摂理はこの地上で終結できないわけです。

 このように、荘厳で恐ろしい苦労の復帰摂理、私たちの先祖が犯した過ち、私たちの先祖が果たさないで残した部分を、子孫である今日の私たちが責任を持って果たしてあげなければなりません。このような宇宙的な使命が皆さんにあるということを、この時間感じなければなりません。アダムとエバの堕落によって、天国理念が根本的に破壊されてしまって、人間を通して完成すべき天国理念が天から落ちてしまいました。それで未だに、天国を探すことができなく、天国を成すための民族も、民族を成すための家庭も、家庭を成すための夫婦や子女兄弟も探すことができないのです。


 天国復帰と人間の正しい生

 それゆえに、神様が要求される一つの中心目的が何かというと、天国復帰です。天の民族から、天の子女、天の兄弟、天の夫婦、天の家庭まで復帰して天国を成さなければなりません。そのような使命が私たちに残されているわけです。

 今日私たちが住んでいるこの地上は、この世の中は、天国の地上でも、天国の世の中でもありません。神様を中心とした世の中ではなく、サタンを中心とした、天国の反対になる世の中であります。しかし、悪の世が、善の天国に回復される歴史的な分水嶺が、歴史の終末にはきっと現われるはずです。  今日の24億人数は、この復帰の峠を越えていくため、神様の摂理に従って、個人復帰から家庭復帰、社会復帰、国家復帰、世界復帰の峠を越えています。

 イエス・キリストがこの地上に来られて伝えた福音の中心目的も、天国復帰でした。天国復帰というこの標準は、皆さん個人の復帰は勿論でありますが、個人を越えて、家庭、社会、国家、世界を経て、天宙まで復帰することです。それゆえ、今日の皆さんが、イエスを信じ始めたその日から、復帰のための戦いの一路を経てきたわけです。

 今日、世の人たちの生活は、世界のために生きる生活ではありません。国家や家庭のために生きるというけれど、そうでもないのです。また、自分のために生きるというけれど、真に自分ために生きる立場にいるのでもないということです。

 今日、悪の世の中にいる全人間は世界のため生きるべきなのに、そう生きていないのです。国家のため、民族のため、種族のため、家庭のため、自分のため生きるべき人間たちが、そのような立場を根本的に失われて生きているわけです。

 今日、人間が自分を中心として生きる時も、心を中心として生きるのではありません。私を見る時、どの位まで落ちたかというと、心を中心として生きるべき私であるのにもかかわらず、自分の心を中心として生きることができないほど落ちました。肉を中心として生きる私になったということです。自己中心的で、肉的満足だけのために生きる私になったということです。

 神様は、このように堕落した人間を復帰するため、体を立てて心に屈伏させ、個人を立てて家庭を、家庭を立てて民族の前に、民族を立てて国家の前に、国家を立てて世界の前に屈伏させる役事を今までやっておられます。  それゆえ、どの社会からでも個人主義的な人たちは、イエス・キリストを信じてくる革命的な路程の反対の立場に立ってきました。また、家庭を中心としてきた人も、やはり反対の立場に立っていました。

 神様は、歴史の流れに伴って、即ち、個人的な時代、家庭的な時代、民族的な時代、国家的な時代の進行に伴って役事されるので、その進行する過程で、人間がついていけない苦難の時期があったわけです。

 私たちが指向すべき中心と復帰の順序

 今日、6千年歴史が終結される終末であるこの時代に、イエス・キリストの理念が、地上で全世界の復帰の理念として立てられました。つまり、今日キリスト教を中心とした理念が、全世界の中心理念として現われているということです。ところが、ここで怨讐の理念の反撃を受けて、この二つが戦っているわけです。

 では、このような立場に立った今日の私たちはどの基準に向かっていくべきなのか。天国復帰の理念を立てたイエス・キリストの所望を通してみると、私たちがいくべき理想の園は、この世界だけではありません。神様が探そうとされる理想の復帰の基準は、この地上だけではないということです。天と地が、二つではない一つに、一体となった理念の園です。そうして、天を中心として和動し、歌うことのできる栄光の一日を探すため、神様は今まで摂理してこられたわけです。

 このような時に、今日の私たちが知るべきことは何なのか? 私たち自身が、罪悪史のすべてを蕩減復帰しなければならないということです。 皆さんがイエスを信じていくようになる時も、個人的な戦いが展開されるはずです。体と心の戦いが展開されるのです。その戦いで負ける人は、天国民になれません。体を中心とした悪の動きが心を屈伏させようとする時、それに勝つことができないとするならば、天国民にはなれないということです。  今日の私には、世界から国家、国家ら民族、民族から家庭、家庭から夫婦、夫婦から子女、兄弟まで復帰しなければならない使命があります。このような、神様の天国理念の原則的基準があるので、私たちはまず、自分を復帰すべきです。

 「天国はあなたの心の中にある」と言いましたので、宇宙的な天国も完成すべきであるが、まず個人的な天国を完成しなければならないということです。それは何かというと、体と心の相対基準を立てて、天宙の前に立つことのできる存在になることをいいます。

 それゆえ、今日の皆さんは、天の全体理想のどの分野からも吸収され和合される、一つの木でいうと、イエス様はぶどうの木であり、私たちはぶどうの木の枝として、どの面に属してでも一つの枝の形を整えなければなりません。そうして、枝である皆さんが幹を通して出ていくこと、これが復帰であります。


 天国民としての復帰段階

 今皆さんが探すべき一番目の段階は、天国の民になる段階です。天国民の段階に入らなければならない運命が皆さんの前においてあるのです。このような皆さんは、歴史的な意識を新しく持たなければなりません。私一つの存在が、その自身に尽くすのではなく、天国民である天の国の同胞に尽くすという観念を持つべきなのです。それだけではなく、天の国の兄弟のために、天の国の夫婦のために、天の国の父母のために尽くしたいという観念を持つべきであるということです。それは一部分的な観念ではなく、宇宙的な観念です。そのような宇宙的な観念を皆さんは持たなければならないのです。

 さらに、皆さんが社会に属して生活するなら、その社会意識を持つべきであり、国家に属しているなら、国家敵な意識を持つべきです。一つの国家に属しているなら、その国の国民を愛することができなければなりません。

 今日私たちは、天国建設のために摂理される神様の前に、心と体から主張できる人になるべきです。天国民を愛すべきです。私たちは天国建設のため、お父様の御旨である世界復帰のために存在するという認識を持つようにならねばなりません。

 ただイエスを信ずる者として、でたらめにイエスを支えるわけではなく、内的にも外的にも天地の運勢に合わせてイエスを信ずる者になるべきです。神様は、宇宙的な摂理を中心とした天国復帰の理念を立てておられます。私たちはそこに立つことのできる息子・娘、そして民にならねばなりません。そして、天国同胞を愛することができるようになるべきです。

 皆さんの横に、皆さんのまわりにいる多くの民の中で、信じる者がいるならば、皆さんは彼らを兄弟として、同胞として思うことができる人にならねばなりません。さらに、すべての人がそうなるようにすべきです。このようなことをみる時、皆さんの責任は大変大きなものです。

 それでは、神様が終末である今日の私たちに要求することは何か。それは、信ずる聖徒たちが動員されて、天国の園を建設することです。それゆえ、個人と個人が団合し、民族と民族が団合して、天国同胞をつくらねばなりません。これを皆さんはわからねばなりません。

 6千年歴史を縦的にみると、旧約時代には天の民を集めて、新約時代には天の子女を集めました。このように歴史は流れてきたのです。

 今日の世には、天国同胞の理念を中心として天国を建設しようとする人がいます。また、天国子女、天国兄弟、天国夫婦の理念に従って天国の建設を図る人もいます。


 天国法度の基準と天国生活の標準

 皆さんは、生活の中で天国法度を守ることができないといけません。皆さんが、天が要求される天国建設のためには、天国法度を守ることができるべきです。また、天国法度を守れると同時に、天国生活をすることができるようになるべきです。そして、天国生活ができると同時に、天国の愛で一つにならねばなりません。  それでは、神様は天国を復帰するため今まで役事してこられましたが、私たちは何を中心として天国の法度を守るべきなのか。イエスを通して私たちに伝えて下さった聖書の御言を中心として天国の法度を守るべきです。御言が天国法度になりますので、御言を中心として生きなければなりません。ここに皆さんの道があります。特に皆さんは、聖書の御言を通して内的な事実を証しした原理の御言を中心として、天国法度を守りながら生きるべきです。

 それでは、生活はどうすべきであるか? イエスの30年生涯に代わった生活をすべきです。終末である今日の皆さんの生活は、イエス・キリストを証しする生活でなければならないということです。それで、皆さんの生活を万民の前に見せてあげられるようになるべきです。イエスが私たちに見せて下さったような、そのような生活を皆さんもしなければならないのです。

 皆さんは、神様の御言を中心として法度を守ったイエスの生涯を見習って、和睦の生活をすることによって天のための生活をすべきです。

 それゆえ、今皆さんは、天の法度である御言を中心としてイエスの生涯を代身する生活をしなければなりません。皆さんの所望と理想は、神様の愛であるべきです。それゆえ、神様の愛と繋がせるため、和睦の条件を立てていかねばなりません。これを神様は、今日の世界の全クリスチャンに要求しておられます。

 一本の木の枝のエキスは、他の枝へも流れます。どの葉、どの枝にも循環されるわけです。それと同じく、お互いに和睦して、尽くしてあげることができる人になるべきです。そのような人は、理想として残された神様の愛を所望することができるのです。


 自己中心の観念を捨てなさい

 したがって、私たちクリスチャンは、自分一人を中心とした観念から離れて、私一人は世界を代身し、宇宙を代身した存在であるという新しい観念を持たなければなりません。  食口たちを見る時も、今日の彼はただの彼ではないということを知らなければなりません。6千年の歴史を代身し、永遠な摂理を代身し、平面的には24億人類を代身した存在であるということを、皆さんは感じなければなりません。誰にも、宇宙的な神様の愛の約束の御旨があります。それゆえ、皆さんはそのような人の前で協助者にならねばなりません。そのような使命が皆さんにあるので、神様の摂理の御旨を正しくわかって、その御旨を代身する群れになるべきです。

 皆さんの個人生活や家庭生活でも同様です。皆さん自身の子女、皆さん自身の父母、そして夫婦が、皆さん自身のため存在するわけではありません。子女も皆さんのための子女ではないし、兄弟も父母も同じです。彼らは、国家を越えて、世界を越えて天宙のために存在するわけです。 私たちはそれを知って、そのような次元で子女、兄弟、そして父母に相対すべきです。このようなことを皆さんが認識し、生活から感ずるならば、皆さんはどんな人でも言葉で評することができなくなります。

 私たちには宇宙的な神様の御旨があるということを忘れてはいけません。私一人の存在は、私のためにいるのではなく、世界のため、天地のためにいる、復帰の使命を代身した存在であるということを知って、みんなが一つになる生活をしなければなりません。

 今日、いわゆる人の違った道をついてきた皆さんは、これから自己中心的な生活から離れるべきです。自分を中心とした観念を捨てなければならないのです。私たちの統一教会も、統一教会だけを中心とする生活観を捨てるようにならないといけません。何故なら、私たちみんなが宇宙の細胞であり、分子であるからです。

 今日の私たちは、歴史的な作用を感じるべきであり、天倫の摂理的な作用を、神様の全体的な愛の作用を感じなければなりません。そして、皆さん自身を立てて宇宙的なサタンとの戦いから勝利者になってこそ、皆さんは天国の園で必要な存在になり、その時に天国は皆さんと関係があるようになるわけです。この一つの所望をなすため、神様とイエスと聖霊が一緒にサタンと戦っているということを皆さんはわからねばなりません。  今日の皆さんがサタンと戦う時は、まず、皆さんが持っている考え、持っている観念や主義が、自分のためのものかどうかを分別しなければなりません。すべてを自分のために考えるなら、皆さんにサタン圏から逃れる道がありません。

 そして、世界に向かって出ていく私たちクリスチャンも、世界的な歴史意識を持たなければなりません。そうしてその宇宙的な歴史意識で世界を把握し、鑑定できる人にならねばなりません。

​ 平和をつくる者は幸いである​

 では、これから復帰のための世界はどうなるか? 復帰のための社会、復帰のための家庭、復帰のための私はどうなるか? 復帰のための神様の御旨は何か? 皆さんは、このすべてを知らなければなりません。知るためには、御言に従って生きるべきであり、イエス・キリストの奉仕的な心をもって、お互いに和睦すべきです。イエスは、「平和をつくる者は幸いです、その人は神の子供と呼ばれるからです(マタイ5:9)」と言われました。どこへ行っても和睦をつくる人は、神と近くなります。皆さんには、すべての個人を和睦させるべき責任があり、全民族を、世界を、天と地を和睦させるべき責任があります。皆さんが暮らしている生活環境から、そのような実証的な責任を感じることができなければ、皆さんは心ででも感じるべきです。私が個人と個人を和睦させることができる祭物になり、家庭と家庭を、社会と社会、国家と国家、世界全体を和睦させることのできる祭物になりたいという心を持たなければならないということです。そうして、サタンと対立してお父様の前に出られる心を持つ人になるべきです。

 皆さんが、そのような関係を結んで生活するならば、良いことをする人を見ると、頭を下げて彼を高めてあげたい心が生ずるはずです。また、悪いことをする人を見ると、「あの人を導くのが私の責任である」という心が生ずるはずです。このような事実を体恤しながら暮らす人がいるとするなら、彼は自分のために祈らなくてもいいのです。自分の家庭のための祈祷もいりません。皆さんが各自が、神様が所望された天国をこの地上に建設するための覚悟をして、それのために生きるなら、神様が共におられるのです。それゆえ、手に手をつないで、和睦の祭壇を築く民族があるならば、その民族は世界に向かって勢いよく新しい革命を起こすはずです。また、教会もそうなります。手に手をつないでキリストを見習って、和睦の祭物になりたいと、死を覚悟して出る群れがあるならば彼らが進んでいく足取りは見た目には危ないようであるかもしれませんが、そうではありません。彼らの足取りは、地上天国に向かった力強い足取りなのです。

 イエス・キリストは、天地と大きな使命をもってこの地に来られたわけです。4千年間、天のための忠臣が、孝者がなかった時、天が要求する一人の忠臣、孝者としての使命を果たすため来られた方が、イエス・キリストだったのです。

 イエスの30年生涯は、天のための生でした。そして、世界的で宇宙的な生でした。また、彼の生涯は天のための祭物の生涯でした。ですから、歴史上になかった、天のための一つの孝者として来られたイエス・キリストを皆さんは見習うべきです。

 お父様の御旨は天国建設です。天国とは、全人類が手に手をつないで和動し、お互いに和睦し、一つの愛に結ばれて、天の前に栄光を返し感謝しつつ生きる世界であります。これを思う時、今日、私たちが信じてきた信仰生活はあまりにも甘い信仰生活でした。今私たちは、その甘い信仰生活を清算しなければなりません。


統一の理念を指向される神様

 今は、いかなる教団主義時代も過ぎました。いかなる民族主義も過ぎました。それで、世界主義的な復帰理念、世界主義的な信仰理念を探さなければならない時になったわけです。  今日の韓国人はかわいそうな民族です。かわいそうなこの民族がわかるべきことは、神様の歴史は、個人を壊して家庭を立てて、家庭を壊して社会を、その社会を壊して国家を、国家を壊して世界を立てる歴史であるということです。これが天の審判です。

 人類はこのように審判を経てきましたが、今日最後に残った問題は何か。それは、対立して戦ってきたカイン・アベルの二つの路線の中で、カインの路線を完全に壊してしまうことです。それゆえ皆さんは、イエスの御言を中心とした別人になるべきです。イエスの御言を法度として立てて、イエスの生涯を代身した天の忠臣と天の孝者にならなければならないということです。

 そうして、統一の理念を指向する神様の前に出て「神様、今まであなたが世界を一つに統合して、その懐に抱いて愛せなかったその恨みを、私を通して解いて下さい」と言えるべきです。ところが、今日のクリスチャンたちは、彼らの前にそのように歴史的な、宇宙的な、天宙的な大きな使命があるということをわかっていません。

 それでは、今日の皆さんはイエス・キリストの愛をどれほど現わしたか。イエスによる信仰と生命をどれほど備えているか。皆さんはその限界線をわからねばなりません。

 イエスによる恩恵は宇宙的な恩恵です。それゆえ、今日の私たちは、天国意識をもって生きるべきです。皆さんのすべての行動、そして今日のあらゆる感じまでも、「私は天国の代身者である」という中心的な心を持って、そのような観念を持って生活しなければなりません。

 皆さんが、万民の前で悪口を言われて烈火のような怒りを感じる時も、皆さん一人が怒ることによって、24億人類が悪口を言われるという感じを持って、それを押えるべきです。天は今までそのような感じでやってこられました。このようなことを知りながらも、皆さんが悔しく思ったり、血気を出して、神様の御旨に背くことがあったらどうなりますか。すべての肢体が連合してお互いに協助しなければなりません。

 苦難の中にいる人がいますか? 皆さんはその人の苦難を自分の体の傷のように感じなければなりません。そして協助しなければなりません。このようなことは、韓国民族だけがしてはだめです。全人類がみんな協助しなければならないわけです。

 皆さんは、天国復帰のための道を行くべきです。皆さんは天宙の愛を受ける息子・娘にならねばなりません。その次は、天宙の中心である神様に侍ることです。皆さんが叫んでいる神様、皆さんが探し、信じているイエス・キリストは、皆さんだけのための神様でもないし、イエス・キリストでもありません。ところが、今日イエスを信じている人たちはそれがわかりません。ただ、自分のためのイエスであり、自分のための神様であるとわかっています。

 しかし、神様の所望はそうではありません。神様の御旨はそうではありません。神様の位置は天と地の中心です。今日の皆さんは、神様にそう侍るべきです。ところが、それは天国生活をする者だけが可能です。


 神様に対する正しい信仰

 神様が6千年歴史を摂理された理由は何か。歴史全体を御自身の懐に抱くためでした。地上だけではなく、霊界までも、御自身の愛で全体が一つになることを願われ、その一日を欽慕してこられた神様です。このような神様から皆さんが恵みを受けたければ、「お父様! 私を呼んで下さい」と祈るべきです。

 神様の愛は、皆さんで止まってはいけません。天が下さったところの恩賜は、皆さんだけのためではないわけです。皆さんを生かすと同時に、全人類を生かすためのものです。

 ところが、今日の人間たちは、自己中心的に生きているので、多くの人たちが神様を求めているけれど、恵まれる人はほとんどいないわけです。今日の私たちは、ここから脱皮しなければなりません。これを打破して、天宙的な神様を天宙的な神様として侍ってあげるべきです。このような宇宙的な神様の前で、体と心に徹する責任を感じなければなりません。  皆さんが信じている所望の園は、皆さんだけのものではありません。自己中心的に神様を探し信じようとしたので天使長は堕落しました。

 今日、人類が信じている神様は、私の神様であると同時に、人類の神様です。私たちの神様であると同時に、世界的な神様であり、世界的な神様であると同時に、天地の神様であるわけです。それと同時に宇宙的な父母であります。

 ところが、今日イエスを信じる人たちの信仰をみると、「私の神様になって下さい。私の家庭の神様になって下さい。この教団の神様になって下さい」と言っています。私たちはこのような観念を持ってはいけません。

 今日の世界には、神様を叫ぶ教派が多いのです。しかし、教派圏の中で叫ぶ神様はもう必要ではありません。教派を超越して、天地の中心として信じながら呼べるその一つの存在、全体を代身して神様を私の父であると呼べる資格のある存在、そのような存在たちが集まってこそ、この地上で神様に侍ることができるわけです。

 それゆえ、今日の私たちは、自分から感じられる観念が、家庭を通して、全体へまで関係を結ぶようにしなければなりません。新しこへ入った皆さんは、今までの生活を捨てて、宇宙的な生活観念に向かって、新しく歴史的な出発をしなければなりません。

 このような時皆さんは、どんな心を持つべきかというと、宇宙的な神様の実存に仕えることのできる心を持つべきです。それから皆さんは、神様の愛を受けることができ、その神様と皆さんが授けて受けることができ、その神様と皆さんが授けて受けられる関係を結ばなければなりません。そうする時、初めて皆さんは、宇宙的な新婦の理念を終結するようになります。  宇宙的な新婦の理念を終結した後、復帰された世界を探して行くことができるわけです。ところが、民族と国民と兄弟、そして子女と夫婦まで復帰してこそ、宇宙的な神様の実存の前に新婦格として現われることができます。その立場まで行くと、そこから出た神様の愛を中心として宇宙的な神様の実存の前に立って、その愛と一つになれます。そうして結ばれた夫婦が、この地を主管できる、天国に住める夫婦であります。さらに、そのような夫婦として子女を産んでこそ、天国家庭を建設するし、そのような兄弟と子女として国民をなす時こそ、初めて復帰摂理を終結して、地上天国生活をするようになります。

 このように、大きな天国復帰の運動が、今日皆さんを通して提示されます。ゆえに皆さんは、その御旨をなすために、さらに努力すべきであり、サタンの前で卑屈になってはいけません。イエス・キリストが、御旨一つのため忠臣・孝者の道理を果たしたように、私たちも忠臣、孝者の道理を身につけなければなりません。


 天国復帰を完成して勝利の栄光を返すには

 そして、この民族だけではなく、世界人類、さらには霊界にいるすべての霊人たちもまでも、天に対して忠臣の道理と孝者の道理をするようにさせる時、お父様の前に天国復帰を完成した勝利の栄光を返す息子であり、子女、兄弟、家庭、あるいは民族になるということを、皆さんははっきりわからねばなりません。


 祈祷
 愛するお父様、今日の私たちは走らなければなりません。力は足りないですが、一回に数十段階を飛んで越えなければならない歴史的な終局を前にしております。私一人が審判の過程を立派に越えるべき立場に立っているのにもかかわらず、今日の私たちは深い眠りの中にいます。お父様、私たちは、世俗に染まっています。罪悪と同伴しているのです。このような私たち、すべての悪の要素を全部清算して出て、天宙の中心であるお父様の前に勝利の栄光を返すことのできる一つの勝利者として立てて下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 歴史的なあらゆる事情が、今日の私たちに終まっているので、それを切り、解放の中心を備えて、イエス・キリストの友達の立場に立って、お父様の前に敬拝を捧げる喜び自体として立てて下さることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 天国復帰のために選ばれた私たちが、自分を中心として天国理念を踏んで生きる者にならないよう許諾して下さい。天国理念に引かれて、その理念を成就する時まで、犠牲し、戦っていけるよう許諾して下さり、あなたを宇宙的な父として侍る時まで、忍耐して戦いで勝つことができるよう許諾して下さることを、お父様、切にお願いします。お父様、私たちの心を永遠に主管して下さい。新しい宇宙的な生活基準を通して、全体の中心であるお父様の前に感謝敬拝できるように、お父様の愛の中にいる息子・娘になるように許諾して下さることを、お父様、切にお願いしつつ、すべてを主の御名によって申し上げました。





一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

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Last updated  2021.02.06 07:37:29
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