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その日は、とある寺の秘仏特別御開帳の日、であった。だから、そんなハンパな日?に、一人奈良行きの電車に乗った。電車とバスを乗り継ぎ、最後のマイクロバス(地域のコミュニティバス)から現地に降り立った時、私は少し、後悔した。ほ と ん ど ひ と が い な い 。特別(秘仏御開帳)な日だから、人も沢山居る、って訳じゃないのか。平日の、こんな小雪舞う寒い日には、用が無ければ現地の人だって外出しないのか。かくして、暖かい時期に散策する雰囲気しか知らない私は、去年、磨崖仏を探して歩き、人っ子一人居ない地域の、寂れた神社の淀んだ空気に当てられて、半泣きで戻った時の(自分の)状況を、見事に再現する事となった。・・・私は今日、誰かに具体的な行き先を告げていない。(最後まで行く事を逡巡していたので)此処で、もし私が異世界に入ってしまったら、文字通り神隠し状態だ。そう考えたら、震えが来た。何かがあっても、私には、何を残す手立ても無い。山道は、只管誰も居なかった。途中まで視界に入っていた男性の姿も消えた。高校生の頃、死んでしまった文鳥を、出来るだけ天に近いところへ連れて行ってやろうと、近くの山に一人で登って埋葬した。(今はそれがいけないことだと知っているが、当時は知らなかった)一般参道を通るのはいけない気がして、半分獣道を、怖くてこわくて泣きながら登った・・・事を思い出した。三叉路は、異界への入り口に思え、木の葉ずれの音が、殊更大きく聞こえるような気がした。普段、魅惑的に見える廃寺は、不気味な気配を醸し出していた。ここで大声をあげたら、誰かの姿が見えるだろうか?人の姿を取っているのは、鎌倉ー南北朝時代の石仏ばかり。それすら、・・・有難いと言うより、不気味なだけに思えた。・・・前日、周到に予習したんだがな・・・。SF作家なら、軽い気持ちで散策に来た主人公を、異世界に迷い込むか、異形のものに遭遇して、言い知れぬ恐怖を味わわせた後、人知れず行方不明にしてしまうショートショートを、簡単に脳内で組み立てるだろうシチュエーション。最後は、孤独に耐えられなくなって、人里が見える場所まで息せき切って走った。・・・正直、散策にならなかった。***目的の寺に着くと、賑わう、と言うほどでないにせよ、流石に人の出もあった。・・・しかし、この人たちは、何処から来たのだろう。 私と同じルートは採らなかったのか。少しぼうっとしながら、秘仏を拝見した。堂内は暗く、秘仏の貌は下顎から耳まで位のラインしか見えなかった。何を語りかけたのか、何を願ったのか・・・覚えていない。やはり、去年、博物館で展示があった時に見ておくべきだった・・・。何がそんなにショックだったのか判らないが、私はまだ日が高いうちに帰る事にした。バスの中では別の乗客が、次の目的地について話をしている。私は、流れるバスの窓から、バス道に面した場所に立つ鎌倉時代の五輪塔を見やった。何だか打ちひしがれた気分で、直ぐに視線を前に戻した。・・・またしても(?)、この土地に負けてしまった、と言う気分で一杯だった。帰りの電車の中で、缶コーヒーなど飲みながら(始発だから、殆ど人が乗っていない)、顛末を友人にメールをする。『良かったな、「時空のおっさん」に出会わなくてw』ネットでは、まことしやかにオカルト的な存在が噂される、都市伝説「時空のおっさん」に出会わなくて良かった、と友人は言う。会うと、異世界へ連れて行かれるのだとか、なんだとか。『少女が時をかけるのはロマンティック。アラフォー木魚ガールが時をかけると草不可避www』・・・いつもながら、的確にジャブをキメて来る。電車の中で一人で笑った。アラフォー木魚ガール上等、だが、・・・実際に時駆けは、ムリ。***ところで笑わなかったのは、旦那さんで、事の顛末を、面白おかしく聞かせたつもりなのだが、かなり私の行動に危機感を募らせたようで、『もう一人で奈良は禁止ーっ!!!』(本当は奈良ではなく、京都。 ルートとしては一旦奈良まで行ってから、京都に入らなければならない場所)と、言う事になってしまった。これで、私は、もう一人であの地を歩く事は出来ない。なのに、あんなに後悔したのに、思い返すと、何だかもう一度、一人で歩いてみたい気になる。不思議な魅力?吸引力を持つ土地だ。そして、実は、目的だった秘仏は三つあり、ぼうっとしていたお陰で、二つしか御目文字が叶わなかった事実を帰りの電車の中で知り、歯噛みして・・・再び行かねばならないと決意した次第。
2015.01.27
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今年は、阪神淡路大震災から20年だという。そんなになるのか、と、遠くを見る。メディアは、凄い勢いで取り上げているが、不思議と、自身と、身の回りでそれに付いて触れる事が、皆目ない。前にも書いたとおり、私は、あったことを忘れたい、と思う人間なので、忘れる事を罪であるとする現在の風潮は、とても迎合しない。だから、テレビなどで、「心の復興」が取り上げられていると、チリチリと罪の意識に苛まれる事が、ある。忘れられない人は、忘れたくても忘れられないのだと。大切な人やもの、存在を喪った喪失感を抱えた心は、時間ではリカバリ出来ないのだと。そして、長ずるにつれて、癒されない心は違う問題にシフトしてしまうのだと、震災から20年経って、大方キレイになった街は、改めて、そんな事実を突きつけられた。街が綺麗になった分、地中深くに沈み込み、見えないけれども、根が深くなり、問題は顔形を変えて、深層意識に潜り、今尚、鋭い爪を立てている。それでも、何であれ、懸命に生きていかなければならないのが、今を生きている人間である訳なのだけれど隣を歩くおばちゃんも、足を引き摺るお爺ちゃんも、だんなの悪口に余念の無い奥様も、くたびれたコートのサラリーマンも、心に辛い何かを抱えて生きているのだと今更のように、街を歩きながら考えた。
2015.01.16
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言論の自由が叫ばれて幾星霜、ヨーロッパでは、現在、宗教表現による対立が燻っている。翻って我が国では、某全国紙の某国某都市支局長が、某国によって軟禁されたまま年を越してしまった。・・・これほどの屈辱は無いのだ。ありとあらゆる手を使い、外圧を以って、支局長を取り戻すべきなのだ。厚顔無恥なあの国は、いずれ我が国が謝罪すると高を括っている。誰が謝罪などするか、人をサル呼ばわりする前に、己の顔を鏡に映してみるがいい。 ・・・内実の伴わない自称先進国が聞いて呆れる。
2015.01.15
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正月っから街角で、哺乳類齧歯目のネズミと、『頭の黒いネズミ』とに会いました。・・・一体、私にとって、何のフラグなの2015年・・・orz齧歯目のネズミはまぁ、時々繁華街で見るもんです。 全く嬉しくはありませんが。『頭の黒いネズミ』は、小学生位の子供をつれていました。自分の行いに何の疑問も持たない風で、商品をくすねて行ったなぁ・・・ははは(乾いた笑い)。(監視カメラ巻戻しで観た)かみさまは、いるよ。ほとけさまも、いるよ。・・・地獄も、あるよ。黒縄地獄は怖いぞー、生きた?まま、煮たり焼かれたりが無限に続くん・・・だ・・・。いい年をした大人が、自分のやっている事を知った上で裁かれるのは、何とも思わない。ただ、まともなモラルを持たないものに育てられ、モラルを知らないまま生きる可能性のある子が哀れだ・・・。せめて、人生の何処かのタイミングで、人の準ずるべき善悪を知って欲しい。***京都清涼寺で拝見したお仁王様。
2015.01.06
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あけましておめでとうございます皆様、穏やかなお正月をお過ごしでしょうか?今年も宜しくお願いいたします。・・・今年やりたい事。せめて、週に一度は更新したいと思いつつ、実現出来ていないブログの現状・・・。これ、改善したいなぁ・・・。去年は「体調が体調が」と、自分でもうんざりでした。今年は、色々な意味で、安定したいなぁ・・。少しお酒は控えようかと、果実酒作りを控えています。でも、果物をいじる面白さを知ってしまったら、何かしたくて、コンポートやら、ジャムやら、砂糖漬けやら、がむしゃらに作りました。ガス代の請求が来た時、ビックリするほどに・・・(汗)しかも、大量に作っても、そんなにジャムを食べる人が居ないという・・・ってか、甘いのはもうイイ(汗)今年は、もう少し変化球を考えなければ・・・。実は、去年の夏頃から、友人の影響で、MMDにはまっています。 観るだけのみならず、観すぎて、身の程知らずにも自分で動かしたいと言う欲求に駆られた11月。動かしてみたが、早々に壁にぶつかって、不貞腐れてROM専に戻った12月。一緒にゴールを目指そう、とMMDを始めた友人は、私を置いてきぼりにして(笑)、既に峠を制し、第三コーナーを回ってる。それを観ながら、更にどつぼにはまっている状態。(あーあ、・・・こんな事書いちゃった・・・(汗))・・・今年は、少しだけ、前に進みたい、・・・なぁ。 ***12月30日に神戸港近辺を歩いていました。ポートタワーの天辺に、信号旗がはためいていて、ズームかけて写真を撮り、意味を調べてみたら、二文字信号(UW)で、「航海の安全を祈る」でした。一つ一つの旗に意味があり、別々に解釈すると、U 「あなたは危険に向かっている」(上の旗)W 「私は医療の援助が欲しい」(下の旗)となって、不安のこみ上げる意味ですが、こうして二文字並ぶと、それぞれの意味は無くなるようです。ひょっとしたら、外国船舶が入港してたのかもしれません。 タワーの上で余り旗を観る事がないので。(祝日に日の丸が上っていたり、こどもの日に、こいのぼりが上っていることもあるけど、いつも何かが上っているわけではありません。)・・・・・・皆様の、2015年航海の安全を!
2015.01.01
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